海外生活を送る上で一番厄介なものは病気で、さらに言えばその病気を誘発させるストレスも当てはまります。そのため海外生活を送楼という人間については可能な限りストレスの原因を断った上で(断ちきれないだろうが)、ストレスを軽減する道具なり食べ物なり娯楽なりを持っていくことが重要となります。そういう言い訳を立てた上で私はソニーのPSVitaを購入して、パズドラと共に日々激しく遊ぶ毎日を贈ったりしてます。
そのPSVitaですが、昔のプレイステーション時代のゲームがダウンロードによって遊べるということもあって渡航前にあらかじめいくつかダウンロードしておきました。そのダウンロードしたゲームの中には「マリーのアトリエ」という、現在も続編が続いているガストという会社の花形ゲーム第一騨も入っており、私自身はこれまでこの「アトリエシリーズ」というゲームはやったことはなかったのですが人気の高い作品でもあるので今回遊んでみることにしました。結果から言えば確かによくできたゲームで、ストレスなくサクサク進む上にやりこもうとすれば奥の深いシステムなだけに完成度の高い作品だと文句なしに太鼓判が推せるゲームで、現在はその二作目の「エリーのアトリエ」を時間を見つけては遊んでおります。
そんな「マリーのアトリエ」ですが、このゲームが出た当時に主役の声優をしていた池澤春菜氏がパーソナリティとなってゲームと連動したような企画を持つ「池澤春菜のみんなで、た〜る 〜ラジオ・マリーのアトリエ〜」というラジオ番組があったそうです。自分もつい最近になって知ったのですがこのラジオ番組はそこそこ評判を得たというか、ある企画が妙なインパクトを以ってネット上で検索するとその企画について言及しているサイトがいくつか見られました。その企画というのも、「今週の調合」という企画です。
「マリーのアトリエ」というのは錬金術師の主人公がいろんなアイテムを調合して作るというコンセプトのゲームなのですが、そのコンセプトを現実に持っていき、いろんな原料をミキサーで混ぜて新たな飲み物を作ろう、というのが「今週の調合」の企画内容だったそうです。この企画の内容はリンクを貼ったウィキペディアの記事中に全部書かれているのですが、第1回こそ「マンゴー+特濃牛乳+ガムシロップ」で「マンゴーミルク」という無難な飲み物が出来ましたが、2回目にはもう「梅昆布茶+アロエドリンク+パイナップルスライス」の組み合わせとなり、先行きの不安さを感じさせる組み合わせとなっております。
そして第4回。この時の組み合わせは「みかん果汁100%ジュース+トマトジュース+苺の板チョコ+フルーツゼリー」で、出来た飲み物に命名された名前というのも「胃液」で、どうやらかなりまずい飲み物、っていうか板チョコが混ざってる時点で最早飲み物なのかと疑いたくなるになったようです。その後も、
第10回・ハイソサイエティ(赤貧):カレーヌードル(粉)+鮭缶+牛乳
第12回・ゲロッパ:おかゆ+あんずゼリー+カラムーチョ
第16回・バイヲハザードをおえっ♥:あずきアイス+ヤクルト+夕張メロンジュース+昆布おにぎり
第20回・ぷるぷるクーヘン:麻婆豆腐+生クリーム+バームクーヘン
などと、名前や組み合わせを見ているだけでも色々と不安になってくる物が次々と出来上がっていき、声優とはいえ一体何故こんな無茶な企画をと思わずにはいられません。特に第25回の「賃上げスペシャル 一気したらあげましょう(うまい棒めんたいこ味+焼きそばパン+おでんの出汁+栄養ドリンク(アミールS))」に対する池澤氏の感想が、「飲んだ後悪寒が来て、すっと何かが抜けた」と書かれてあるのには読んでて吹き出しました。それにしても、誰がこんな企画やろうと考え出したんだろうなぁ。