昨日今日とで150km以上も自転車で走ってまだ疲労が抜けないので今日も短く切り抜けられる記事でお送りします。
知ってる人には有名な話しですが、現在「松戸市長」という言葉についてやや齟齬が生まれる現状が続いております。というのも、「松戸船橋市長」もしくは「船橋市松戸市長」と呼ばれる人が出てきてしまったからです。
・船橋市長なのに「松戸市長」 「どちらで呼んだらいいのか」とネットで笑い広がる(ジェイキャスト)
松戸市と船橋市はどちらも千葉県内で多くの人口を抱える有数の行政法人なのですが、現在の船橋市の市長の名前は松戸徹氏で、皮肉なことに船橋市の市長なのに松戸という苗字がついてしまっているわけです。そのためニュース記事などでは上記などのように「松戸・船橋市長」などと書かれるために読んでて一体どっちやねんと言いたくなるような記述にならざるを得ないわけです。しかもどちらも同じ千葉県内だからさらにややこしい。
自分が間違っているとは分かっていながらも、船橋市の松戸市長については頼むから改名してくれないかとすら密かに思っています。もしくは「船橋・M・市長」みたいにちょっと小細工効かせた呼び方とかにするとか。
なお、本家本元の現松戸市長は本郷谷健次氏です。本郷谷市長に私から言いたいこととしては、市庁舎のすぐ裏にソープランド(角海老)があるのはどうかなっていうことくらいです。
なんか本当に自転車の乗り過ぎの疲労で色々ときついです。帰り道はルート開拓とばかりに選択した道が無駄に遠回りになって失敗したなぁ。
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2016年3月6日日曜日
2016年3月5日土曜日
シャープの中国子会社清算に関する疑問
昨夜は上海にやってきた後輩と仕事後に合流して一緒にご飯食べましたがその際に、
花園「今度サイクリング部のメンバーと一緒にイチゴ狩りに行くんだ(´∀`*)ウフフ」
後輩「おっさん同士でイチゴ狩りに行くんですか?(´・ω・)。oO(何が楽しいの?)」
と言われて、一瞬言葉に詰まりました。
・投資家情報 決算資料(シャープ)
話は本題に入りますが、先日ホンハイとの被買収交渉を終えたシャープですが、交渉を追えてさぁ契約ってタイミングでホンハイ側から資料精査のために契約時期を延期するという発表がなされました。この背景について海外メディアが、3000億円にも上る偶発債務リストをシャープが契約直前に渡したためだと報じられており、この報道に対してシャープも、「うちが発表したものではない」といった辺り事実なんだと思われます。
では事実だとしてその偶発債務の中身は何なのか。現在シャープの表に出している有利子負債額は3000億円強といわれているだけに、普通の上場会社であれば偶発債務とはいえ3000億円もの債務リスクがあるのであれば財務諸表の注記事項で記入するのが当然です。報道を見ている限りだとシャープはこれまでこの偶発債務については一切公表していないようではあったものの、何かしら中身のヒントが得られないものかここはひとつ「俺がやるしかねぇ」と思ったので、直近におけるシャープの決算情報並びに財務諸表を確かめてみようと決心しました。
そんなわけで上記リンク先のページにある今年2月4日発行の「平成28年3月期Q3決算短信」を見てみたのですが、結論から言うと偶発債務3000億円と思しき情報は見受けられませんでした。だとすると重大な債務リスクを隠しているという事なのでこれはこれで問題だと思いますが、それ以上に目を疑ったというか疑問に感じた記述として、連結会社に関するある記述が目に留まりました。
その記述とは決算短信PDFの8ページ目上部に有る記述で、シャープの中国法人の一つで連結対象子会社でもある「夏普科技(無錫)有限公司」を2015年8月26日に清算したとさらっと書いてあります。一体この記述の何が問題なのかというと、ほかならぬこの私がこの情報を知らなかったということが問題だったりします。
通常、連結対象にもなる子会社が異動する場合、経営に影響を与える要素ともなりうるため市場に対しきちんとその情報を公開しなければなりません。しかし常日頃から日系企業の海外拠点情報を収集している私は今回のこの情報は全く把握しておらず、シャープが同中国法人の清算を決断、または清算完了時にきちんと情報を公開していたのかという点で強い疑問を感じました。きちんと公開していれば恐らく私もキャッチしているはずでしょうし。
この点が非常に気になったので2014年から2015年にかけてのシャープのニュースリリース並びにIRトピックスを細かく調べてみましたが、私が見る限りですと同中国法人の清算に関する発表は一切見当たりませんでした。またこの中国法人名で過去のニュースをネットで検索かけてみましたが、同中国法人が清算または解散するというニュースはどのメディアも一切報じておらず、ニュース的に旬な会社の子会社(海外工場)整理という内容から考えるとちょっと有り得ないんじゃないのかと思え、はっきり言えばシャープは情報公開せず隠してたんじゃないかという疑念を持ちます。
もっとも公開したくないという気持ちはわかるしなにもシャープに限らずパナソニックも上海のプラズマテレビ工場閉鎖を数ヶ月黙っていたことがありましたが(自分が日系メディアで一番最初に報じた)、それでも清算を完了してから半年後にちょろっとだけ書いて公開するというのは意気地のない話です。こと情報公開に関しては口うるさいというか厳しい立場を取る私ですが、こうした態度を取る企業に対してはもっと社会も厳しい態度をを取るべきだと思います。
……と、いいながら、シャープが事実を隠してたら隠してたでニュースネタとしての価値は上がるだけに内心おいしいなとも思っており、この前元職場に、「決算短信を当たってみろ」とアドバイスしてたりします。
花園「今度サイクリング部のメンバーと一緒にイチゴ狩りに行くんだ(´∀`*)ウフフ」
後輩「おっさん同士でイチゴ狩りに行くんですか?(´・ω・)。oO(何が楽しいの?)」
と言われて、一瞬言葉に詰まりました。
・投資家情報 決算資料(シャープ)
話は本題に入りますが、先日ホンハイとの被買収交渉を終えたシャープですが、交渉を追えてさぁ契約ってタイミングでホンハイ側から資料精査のために契約時期を延期するという発表がなされました。この背景について海外メディアが、3000億円にも上る偶発債務リストをシャープが契約直前に渡したためだと報じられており、この報道に対してシャープも、「うちが発表したものではない」といった辺り事実なんだと思われます。
では事実だとしてその偶発債務の中身は何なのか。現在シャープの表に出している有利子負債額は3000億円強といわれているだけに、普通の上場会社であれば偶発債務とはいえ3000億円もの債務リスクがあるのであれば財務諸表の注記事項で記入するのが当然です。報道を見ている限りだとシャープはこれまでこの偶発債務については一切公表していないようではあったものの、何かしら中身のヒントが得られないものかここはひとつ「俺がやるしかねぇ」と思ったので、直近におけるシャープの決算情報並びに財務諸表を確かめてみようと決心しました。
そんなわけで上記リンク先のページにある今年2月4日発行の「平成28年3月期Q3決算短信」を見てみたのですが、結論から言うと偶発債務3000億円と思しき情報は見受けられませんでした。だとすると重大な債務リスクを隠しているという事なのでこれはこれで問題だと思いますが、それ以上に目を疑ったというか疑問に感じた記述として、連結会社に関するある記述が目に留まりました。
その記述とは決算短信PDFの8ページ目上部に有る記述で、シャープの中国法人の一つで連結対象子会社でもある「夏普科技(無錫)有限公司」を2015年8月26日に清算したとさらっと書いてあります。一体この記述の何が問題なのかというと、ほかならぬこの私がこの情報を知らなかったということが問題だったりします。
通常、連結対象にもなる子会社が異動する場合、経営に影響を与える要素ともなりうるため市場に対しきちんとその情報を公開しなければなりません。しかし常日頃から日系企業の海外拠点情報を収集している私は今回のこの情報は全く把握しておらず、シャープが同中国法人の清算を決断、または清算完了時にきちんと情報を公開していたのかという点で強い疑問を感じました。きちんと公開していれば恐らく私もキャッチしているはずでしょうし。
この点が非常に気になったので2014年から2015年にかけてのシャープのニュースリリース並びにIRトピックスを細かく調べてみましたが、私が見る限りですと同中国法人の清算に関する発表は一切見当たりませんでした。またこの中国法人名で過去のニュースをネットで検索かけてみましたが、同中国法人が清算または解散するというニュースはどのメディアも一切報じておらず、ニュース的に旬な会社の子会社(海外工場)整理という内容から考えるとちょっと有り得ないんじゃないのかと思え、はっきり言えばシャープは情報公開せず隠してたんじゃないかという疑念を持ちます。
もっとも公開したくないという気持ちはわかるしなにもシャープに限らずパナソニックも上海のプラズマテレビ工場閉鎖を数ヶ月黙っていたことがありましたが(自分が日系メディアで一番最初に報じた)、それでも清算を完了してから半年後にちょろっとだけ書いて公開するというのは意気地のない話です。こと情報公開に関しては口うるさいというか厳しい立場を取る私ですが、こうした態度を取る企業に対してはもっと社会も厳しい態度をを取るべきだと思います。
……と、いいながら、シャープが事実を隠してたら隠してたでニュースネタとしての価値は上がるだけに内心おいしいなとも思っており、この前元職場に、「決算短信を当たってみろ」とアドバイスしてたりします。
2016年3月4日金曜日
女性の方が多い中国の会計士事情
「中国の会計士の七、八割方は女性だ」
先日、このような情報を知人からキャッチしました。
会計士というと日本では司法試験などと並ぶ文系最難関資格の一つとされ、一時期は監査法人の採用が減って不遇の時代もありましたが現在は社会での需要の高まりと共に同資格保有者の求人も増加しており、高級職の一角に食い込む職業であります。こうした事情は中国でも同じで会計士資格の保有者となるとどの会社でも歓迎されますし、普段の生活でも「あの人会計士なんだって」という具合でちやほやされること間違いなしです。
ただ、日本とは少し事情が異なるというか冒頭で上げたように、中国では会計士は女性がやっていることの方が多いとのことです。日本で会計士というと想像される姿はやっぱりスーツ着た男性で、女性もいないことはいないだろうけど検事や弁護士同様にやはり男性がメインというイメージの方が強いです。それだけにこの話を最初聞いた時は少し疑ったというか確認する必要があるように思え、早速監査法人に務めている知り合いがいる中国人の友人に連絡を取って真偽を確かめました。
確認を取ったところ、確かに中国の会計士は女性の方が多いというか大半であるというのは事実だそうです。一体何故女性が会計士やることが多いのかとさらに尋ねたところ、経理や監査といった細かい数字を見たり確認したりする仕事は女性の方が向いているという概念が中国にはあるそうで、その延長で「会計士は女性の仕事」と考えられているそうです。もっとも、監査法人のトップに立つような会計士はほぼ男性が占めており、影響力的には男性の会計士の方がやっぱり上に出るとのことです。
確かに日本でも経理業務は女性職員が多いような気はしますし、また女性の方が金の出し入れや金額の確認業務は向いているのではというのも納得できます。しかし会計士の大半が女性だというのは私からすると素直に驚きで、逆になんで日本では男ばっかなのかと逆方向の疑問すら湧いてきます。
ただこの方面の中国事情についてもう少し述べると、地味に日本よりも経理や監査や財務申告は中国の方が進んでいるなと思う節があります。不正腐敗のエレクトリカルパレードの中国で何を言うかと思われるかもしれませんが、中国では社会主義国家なだけあって会計基準や税率税法の適用などについて統一した管理を敷きながら細かく当局が指導、強制しており、特筆すべきは一部領収書の書式が全国統一の同じ仕様で、領収書の印刷機も政府公認の物しか使えないようになっています。
また間接税も日本の消費税に対して増値税方式で、日本よりも明らかに管理しやすい形になってますし、なにより一番大きく異なるのは経理業務の担当者は経理関係の資格保有者に限定していることです。日本にも一応、簿記資格はありますが通常の経理業務を行うに当たっては求められませんが、中国ではその辺りが厳しくて、税務申告に当たっても領収書の添付が必ず義務付けられます。
中国に駐在経験がある人ならわかるでしょうが中国の領収書添付の厳格さは日本が緩すぎやしないかと思うくらいで、「他はいい加減なのになんでここだけ厳しいんだ」とよく駐在員同士で愚痴り合うのはこちらの常です。もっとも、それでも不正やらかしたり資金隠したりする人間が後を絶たないというのですから、別な意味でも中国人は会計業務に長けているといえるかもしれません。
先日、このような情報を知人からキャッチしました。
会計士というと日本では司法試験などと並ぶ文系最難関資格の一つとされ、一時期は監査法人の採用が減って不遇の時代もありましたが現在は社会での需要の高まりと共に同資格保有者の求人も増加しており、高級職の一角に食い込む職業であります。こうした事情は中国でも同じで会計士資格の保有者となるとどの会社でも歓迎されますし、普段の生活でも「あの人会計士なんだって」という具合でちやほやされること間違いなしです。
ただ、日本とは少し事情が異なるというか冒頭で上げたように、中国では会計士は女性がやっていることの方が多いとのことです。日本で会計士というと想像される姿はやっぱりスーツ着た男性で、女性もいないことはいないだろうけど検事や弁護士同様にやはり男性がメインというイメージの方が強いです。それだけにこの話を最初聞いた時は少し疑ったというか確認する必要があるように思え、早速監査法人に務めている知り合いがいる中国人の友人に連絡を取って真偽を確かめました。
確認を取ったところ、確かに中国の会計士は女性の方が多いというか大半であるというのは事実だそうです。一体何故女性が会計士やることが多いのかとさらに尋ねたところ、経理や監査といった細かい数字を見たり確認したりする仕事は女性の方が向いているという概念が中国にはあるそうで、その延長で「会計士は女性の仕事」と考えられているそうです。もっとも、監査法人のトップに立つような会計士はほぼ男性が占めており、影響力的には男性の会計士の方がやっぱり上に出るとのことです。
確かに日本でも経理業務は女性職員が多いような気はしますし、また女性の方が金の出し入れや金額の確認業務は向いているのではというのも納得できます。しかし会計士の大半が女性だというのは私からすると素直に驚きで、逆になんで日本では男ばっかなのかと逆方向の疑問すら湧いてきます。
ただこの方面の中国事情についてもう少し述べると、地味に日本よりも経理や監査や財務申告は中国の方が進んでいるなと思う節があります。不正腐敗のエレクトリカルパレードの中国で何を言うかと思われるかもしれませんが、中国では社会主義国家なだけあって会計基準や税率税法の適用などについて統一した管理を敷きながら細かく当局が指導、強制しており、特筆すべきは一部領収書の書式が全国統一の同じ仕様で、領収書の印刷機も政府公認の物しか使えないようになっています。
また間接税も日本の消費税に対して増値税方式で、日本よりも明らかに管理しやすい形になってますし、なにより一番大きく異なるのは経理業務の担当者は経理関係の資格保有者に限定していることです。日本にも一応、簿記資格はありますが通常の経理業務を行うに当たっては求められませんが、中国ではその辺りが厳しくて、税務申告に当たっても領収書の添付が必ず義務付けられます。
中国に駐在経験がある人ならわかるでしょうが中国の領収書添付の厳格さは日本が緩すぎやしないかと思うくらいで、「他はいい加減なのになんでここだけ厳しいんだ」とよく駐在員同士で愚痴り合うのはこちらの常です。もっとも、それでも不正やらかしたり資金隠したりする人間が後を絶たないというのですから、別な意味でも中国人は会計業務に長けているといえるかもしれません。
2016年3月3日木曜日
千葉のマッドシティ~バンダイミュージアム(移転)
このブログとリンクを結んでいる潮風大使さんがディープなマッドシティネタをわざわざ取り上げてくれているので、興味がある方は是非下記リンク先をご覧ください。
・潮風太子松戸に出没す(笑う蜘蛛の糸)
一方、こちらのブログではマッドシティネタがこのところめっきり少なくなってきておりますが、何もネタが切れたというわけではなく単純にほかに書くネタが多過ぎるというのが実情です。とはいえいい機会だし、あと知り合いと一緒に夕飯食べて眠いこともあるので大分前に準備しておいたバンダイミュージアムについて今日は紹介します。
・おもちゃのまちバンダイミュージアム(Wikipedia)
バンダイミュージアムとは玩具製造販売大手のバンダイ(現バンダイナムコホールディングス)が設立、運営しているアミューズメント施設です。栃木県下都賀郡にあり、看板商品のガンダムに関連した商品や展示を中心に様々な玩具が多数置かれてあり、大人から子供まで様々な年代が楽しめるような施設となっております。行ったことないけど。
で、なんで栃木県にあるこの施設をマッドシティネタで語ってんのかというと実はこのバンダイミュージアム、元々は松戸市にあった施設でした。場所は松戸駅から徒歩一分というかほぼ接続している商業ビルのピアザ松戸で2003年にオープンし、聞いた話だとガンダムのプラモデルが大量に売られていたとか。そんな松戸市に合った施設が何で栃木県に移ったのかというと、はっきりとは言われていませんが客足がそんなに伸びなかったという営業上の理由が大きかったとのことで2006年に閉店しており、2007年から栃木県で再オープンしたそうです。
で、正直なことを述べると、実は私も松戸時代のバンダイミュージアムには一度も行ったことがありませんでした。なんでかって理由は非常に単純で、この時期の私は京都方面で転戦を続けていたというか大学に通ってて(+北京)、関東にはほとんど滞在していませんでした。なのでたまに帰省した際も松戸にこういう施設が出来たとは聞いてはいたものの足を運ぼうとまでは思うことはなく、むしろこういうアニメグッズやプラモを買おうってんなら秋葉原まで出向こうとしたでしょう。
あくまで私個人の意見ですが、なんで松戸でバンダイミュージアムが流行らなかったのかというと都心に近すぎたということも一つの理由じゃないかと思います。都心に近すぎてこの手の商品なりアミューズメントを求めるのであればもっといいところというか候補が数多くあり、地元民はともかくとして中途半端な距離にある松戸にまで足を運ぼうっていう人が多く出なかったのかもしれません。
なおこの元入居先ことピアザ松戸にはかなり前から1~2階にはゲームセンターが入っており、その上にはマクドナルド、紳士服の青山、ダイソー、ユザワヤ、ブックオフが入っています。ゲームセンターには中学生の頃に親父を無理やり引き連れて25対25で打ち合う戦車ゲームして遊んでて何故か親父もこの時のことをやけに覚えてて何度も話題にしてきます。
紳士服の青山では開店当初に一着スーツを購入していますが、今日以前いた職場にそのスーツ着て顔を出したら、「あら、あんたスーツも持っていたのね」と、昔の同僚に言われました。秋から春にかけてその職場ではほぼ毎日、猫の絵柄に「ALCATRAZ」とアルファベットで書かれたトレーナとGジャン来て通っていたのですが当時の同僚みんなこの格好を覚えてて、むしろどうして今日それを着てこなかったという風にまで言われました。
・潮風太子松戸に出没す(笑う蜘蛛の糸)
一方、こちらのブログではマッドシティネタがこのところめっきり少なくなってきておりますが、何もネタが切れたというわけではなく単純にほかに書くネタが多過ぎるというのが実情です。とはいえいい機会だし、あと知り合いと一緒に夕飯食べて眠いこともあるので大分前に準備しておいたバンダイミュージアムについて今日は紹介します。
・おもちゃのまちバンダイミュージアム(Wikipedia)
バンダイミュージアムとは玩具製造販売大手のバンダイ(現バンダイナムコホールディングス)が設立、運営しているアミューズメント施設です。栃木県下都賀郡にあり、看板商品のガンダムに関連した商品や展示を中心に様々な玩具が多数置かれてあり、大人から子供まで様々な年代が楽しめるような施設となっております。行ったことないけど。
で、なんで栃木県にあるこの施設をマッドシティネタで語ってんのかというと実はこのバンダイミュージアム、元々は松戸市にあった施設でした。場所は松戸駅から徒歩一分というかほぼ接続している商業ビルのピアザ松戸で2003年にオープンし、聞いた話だとガンダムのプラモデルが大量に売られていたとか。そんな松戸市に合った施設が何で栃木県に移ったのかというと、はっきりとは言われていませんが客足がそんなに伸びなかったという営業上の理由が大きかったとのことで2006年に閉店しており、2007年から栃木県で再オープンしたそうです。
で、正直なことを述べると、実は私も松戸時代のバンダイミュージアムには一度も行ったことがありませんでした。なんでかって理由は非常に単純で、この時期の私は京都方面で転戦を続けていたというか大学に通ってて(+北京)、関東にはほとんど滞在していませんでした。なのでたまに帰省した際も松戸にこういう施設が出来たとは聞いてはいたものの足を運ぼうとまでは思うことはなく、むしろこういうアニメグッズやプラモを買おうってんなら秋葉原まで出向こうとしたでしょう。
あくまで私個人の意見ですが、なんで松戸でバンダイミュージアムが流行らなかったのかというと都心に近すぎたということも一つの理由じゃないかと思います。都心に近すぎてこの手の商品なりアミューズメントを求めるのであればもっといいところというか候補が数多くあり、地元民はともかくとして中途半端な距離にある松戸にまで足を運ぼうっていう人が多く出なかったのかもしれません。
なおこの元入居先ことピアザ松戸にはかなり前から1~2階にはゲームセンターが入っており、その上にはマクドナルド、紳士服の青山、ダイソー、ユザワヤ、ブックオフが入っています。ゲームセンターには中学生の頃に親父を無理やり引き連れて25対25で打ち合う戦車ゲームして遊んでて何故か親父もこの時のことをやけに覚えてて何度も話題にしてきます。
紳士服の青山では開店当初に一着スーツを購入していますが、今日以前いた職場にそのスーツ着て顔を出したら、「あら、あんたスーツも持っていたのね」と、昔の同僚に言われました。秋から春にかけてその職場ではほぼ毎日、猫の絵柄に「ALCATRAZ」とアルファベットで書かれたトレーナとGジャン来て通っていたのですが当時の同僚みんなこの格好を覚えてて、むしろどうして今日それを着てこなかったという風にまで言われました。
2016年3月1日火曜日
伝統工芸のぼったくり事情
本題とはまた関係ありませんが、今職場で使っているパソコンと自宅で使っているパソコンのこーボード配列が異なっているため、なんかこのところ職場でも自宅でもキーボードを打っているとどちらでも違和感を覚えてなんでやねんという状況です。どちらもノートパソコンですが、自宅では外付けキーボードを使っているものの職場ではノーパソ付属のキーボードなので、職場にも外づえっキーボードを一応は用意したもののなんかテーブルの高さが合わないのか仕事し辛くて結局外してしまいました。
・日本の誇りを守るため「伝統文化」も変化せよ なぜ、ここまで「ボッタクリ」がまかり通るか(東洋経済)
そういうわけで本題ですが今日引用する記事はみんな大好きアトキンソン……といっても、この名前聞いてするわかる人はほとんどいないでしょうが、この人は以前に私が書評を書いた「新・観光立国論」という本の作者で、以前ゴールドマン・サックスの日本支部でアナリストをやっていた愉快なイギリス人です。
どうでもいいですがこの前、「イギリスに留学した姉が現地の食べ物がまずくて栄養失調寸前なんだけど」というまとめ記事見てうんうんと深く頷いていました。自分は余り食にこだわりがないけど、生きているのが本気で嫌になったのはロンドン滞在時くらいです。
アトキンソン氏は現在、京都にある文化財保護事業を行っている小西美術工藝舎で活動されておりその傍らで日本の観光産業について提言や警鐘を行っているのですが、今回引用した記事では、日本の伝統工芸が実は日本の物ではなくなってきているにもかかわらず、日本製と偽ってぼったくりに近い行為がなされていることを紹介しています。
そういった一例としてこの記事で紹介されているのが「漆」なのですが、自分もこの記事で初めて知りましたが漆の英語名は「japan」とのことで、それほど世界的にも日本を代表する素材だと認識されているようです。しかし、現在日本で使われる漆の98%は実は中国産で、重要文化財の塗り直しとかにも日本産の漆はほとんど使われなくなっているそうです。
それでも日本人が作っているのなら日本製といえるのでは、と思うかもしれませんが、アトキンソン氏によると、日本らしいものを買い求めに来ている外国人からすれば「そりゃないよ」と受け取るだろうと否定した上で、
「想像してみてください。みなさんがイタリアで高価な『ヴェネチアングラス』を購入して来たとしましょう。後にそのガラスが実は中国産だったと聞いて、どう感じるでしょう。『ダマされた!』と思わないでしょうか。」
おっしゃることまさにその通りで、日本の伝統工芸品として売り出している以上は徹頭徹尾日本産にこだわるべきでしょう。これも本文に書かれてますが、漆が「japan」ではなく実は「china」だったというのはシャレにならない話です。
またこの漆と合わせて金箔についても触れており、一部で中国産の金箔を使って安く作っているのにもかかわらずお値段は据え置きで、ぼったくっている業者が少なからず存在するということも指摘しています。安く作れるのならそれに越したことはないものの、それを消費者に還元しないというやり方は消費者にも技術者にも産業的にも悪影響を与えていると指摘し、それならば値段が高くても本物志向にこだわるべきだということを暗に示唆しています。
なお最後の方で金箔に疑問を持ったきっかけとして、以下のようなエピソードが載せられています。
「業者から『金の値段が1割上がったから、1枚あたりの単価が1割上がります』と言われました。これは元金融アナリストとして、絶対に認められない話です。1枚あたりの単価のなかには、職人の賃金、固定費なども含まれているはず。金だけで構成されていないのは明らかです。」
というエピソードを書いた後、「ゴールドマン・サックスという世界トップクラスの投資銀行の元役員にそんな話が通じるはずもない」と、かっこよく言っててマジリスペクトみたいに思いながらこの記事読んでました。
・日本の誇りを守るため「伝統文化」も変化せよ なぜ、ここまで「ボッタクリ」がまかり通るか(東洋経済)
そういうわけで本題ですが今日引用する記事はみんな大好きアトキンソン……といっても、この名前聞いてするわかる人はほとんどいないでしょうが、この人は以前に私が書評を書いた「新・観光立国論」という本の作者で、以前ゴールドマン・サックスの日本支部でアナリストをやっていた愉快なイギリス人です。
どうでもいいですがこの前、「イギリスに留学した姉が現地の食べ物がまずくて栄養失調寸前なんだけど」というまとめ記事見てうんうんと深く頷いていました。自分は余り食にこだわりがないけど、生きているのが本気で嫌になったのはロンドン滞在時くらいです。
アトキンソン氏は現在、京都にある文化財保護事業を行っている小西美術工藝舎で活動されておりその傍らで日本の観光産業について提言や警鐘を行っているのですが、今回引用した記事では、日本の伝統工芸が実は日本の物ではなくなってきているにもかかわらず、日本製と偽ってぼったくりに近い行為がなされていることを紹介しています。
そういった一例としてこの記事で紹介されているのが「漆」なのですが、自分もこの記事で初めて知りましたが漆の英語名は「japan」とのことで、それほど世界的にも日本を代表する素材だと認識されているようです。しかし、現在日本で使われる漆の98%は実は中国産で、重要文化財の塗り直しとかにも日本産の漆はほとんど使われなくなっているそうです。
それでも日本人が作っているのなら日本製といえるのでは、と思うかもしれませんが、アトキンソン氏によると、日本らしいものを買い求めに来ている外国人からすれば「そりゃないよ」と受け取るだろうと否定した上で、
「想像してみてください。みなさんがイタリアで高価な『ヴェネチアングラス』を購入して来たとしましょう。後にそのガラスが実は中国産だったと聞いて、どう感じるでしょう。『ダマされた!』と思わないでしょうか。」
おっしゃることまさにその通りで、日本の伝統工芸品として売り出している以上は徹頭徹尾日本産にこだわるべきでしょう。これも本文に書かれてますが、漆が「japan」ではなく実は「china」だったというのはシャレにならない話です。
またこの漆と合わせて金箔についても触れており、一部で中国産の金箔を使って安く作っているのにもかかわらずお値段は据え置きで、ぼったくっている業者が少なからず存在するということも指摘しています。安く作れるのならそれに越したことはないものの、それを消費者に還元しないというやり方は消費者にも技術者にも産業的にも悪影響を与えていると指摘し、それならば値段が高くても本物志向にこだわるべきだということを暗に示唆しています。
なお最後の方で金箔に疑問を持ったきっかけとして、以下のようなエピソードが載せられています。
「業者から『金の値段が1割上がったから、1枚あたりの単価が1割上がります』と言われました。これは元金融アナリストとして、絶対に認められない話です。1枚あたりの単価のなかには、職人の賃金、固定費なども含まれているはず。金だけで構成されていないのは明らかです。」
というエピソードを書いた後、「ゴールドマン・サックスという世界トップクラスの投資銀行の元役員にそんな話が通じるはずもない」と、かっこよく言っててマジリスペクトみたいに思いながらこの記事読んでました。
2016年2月29日月曜日
最近のブログ更新速度について
いきなりいうのもなんですがこのところこのブログの更新ペースは一様に上がり続けています。しかも更新が多いだけじゃなく取り上げるネタも自分から見てもなかなか面白い内容が多く、特に去年一年間にあまり多く書かなかった中国経済関連の記事が増えていてどれも内容が充実していると思います。
一体何でこうなったのか。一番大きな原因は1月に引っ越しとネットトラブルの影響を受けて記事更新が一時中断したのと、やはり昆山から上海に引っ越してきていろいろと周囲から受ける影響というか刺激が増えて気が付くことも増えてきたからだと思います。今こうしている状態でも取り上げようとするネタは常に5本以上抱えている状態が続いており、早く消化しなければと思って書いている間にまたどんどんと書きたいネタが見つかって文字通り作業が追い付かない自転車操業のような感じに陥っています。
かといって、以前みたいに一日に二本や三本をまとめてアップすると読者への負担が明らかに大きすぎます。書いてるこっちももちろん負担ですが。
なのでひとまずは一本ずつ消化していく方針で記事を書いてますが、それにしてもなんでこんなに消化できないのか自分でも不思議です。書いてるだけならまだしも、地味に隠れて周囲へ取材も一緒に行ってますし、たまには休日に一歩も外に出ないでボーっとしていたい気もしますがこのところは午前中から夕方までほぼずっと自転車に乗って読解く日々が続いているし、来週に至ってはまた、晴れていたらですが自転車の遠征が決まりました。
なおたまに聞かれますが、平日の就業中には一切ブログは書いていません。っていうか書くほど暇じゃないですし。いつも家に帰宅してからネットで情報収集して、それから執筆に入るというペースが数年前から確立されていますが、それにしたってもう少しのんびり書いた方がいいのかなとたまに思ったりします。
一体何でこうなったのか。一番大きな原因は1月に引っ越しとネットトラブルの影響を受けて記事更新が一時中断したのと、やはり昆山から上海に引っ越してきていろいろと周囲から受ける影響というか刺激が増えて気が付くことも増えてきたからだと思います。今こうしている状態でも取り上げようとするネタは常に5本以上抱えている状態が続いており、早く消化しなければと思って書いている間にまたどんどんと書きたいネタが見つかって文字通り作業が追い付かない自転車操業のような感じに陥っています。
かといって、以前みたいに一日に二本や三本をまとめてアップすると読者への負担が明らかに大きすぎます。書いてるこっちももちろん負担ですが。
なのでひとまずは一本ずつ消化していく方針で記事を書いてますが、それにしてもなんでこんなに消化できないのか自分でも不思議です。書いてるだけならまだしも、地味に隠れて周囲へ取材も一緒に行ってますし、たまには休日に一歩も外に出ないでボーっとしていたい気もしますがこのところは午前中から夕方までほぼずっと自転車に乗って読解く日々が続いているし、来週に至ってはまた、晴れていたらですが自転車の遠征が決まりました。
なおたまに聞かれますが、平日の就業中には一切ブログは書いていません。っていうか書くほど暇じゃないですし。いつも家に帰宅してからネットで情報収集して、それから執筆に入るというペースが数年前から確立されていますが、それにしたってもう少しのんびり書いた方がいいのかなとたまに思ったりします。
2016年2月28日日曜日
龍華寺へ訪問(上海市内)
このブログを読んでおられる方には早いですが、昨年末から中国人にスチール棒で殴打されてこめかみから出血したり、引っ越し先にネット回線がリアルに存在しなかったり、ネット回線契約したら業者が住所を間違えて入力したため危うく工事できなかったりなどと、我が事ながらあまりにも運気に見放されていると感じる日々が続いております。後輩からも、「あなた憑かれてるのよモルダー」と、最後の「モルダー」とまでは言われていませんがなんか悪霊か何かに取りつかれているのではないかと心配されるほどで、自分自身もかなり早くからその可能性を疑ってきました。
とはいえこちら上海で悪霊が嫌がるようなパワースポットがあるかとなるとこちらもまた疑問で、何かそういうところないかなと探してみたところ、「ここがイチオシ」という具合に紹介されていたので、上海市内でも最も古いお寺とされる龍華寺へ朝から行ってきました。
正面入り口を入ってすぐの所
龍華寺は上海市の中心部南にある所で、地下鉄11号線の「龍華」という駅のすぐ近くにあります。中に入るには10元払ってチケットを買う必要がありますが、チケットと交換で火にくべる線香もらえるので比較的良心的です。
上の写真は入り口を入ってすぐの所で撮ったものです。撮影しながら、「撮影する写真には女性をなるべく入れるように」という、香港記者時代の上司のアドバイスを思い出しました。
ちなみに寺のすぐそばには「革命烈士公園」というでかい公園&展示施設もあります。こっちは無料でしたが、展示内容がやや細かく網羅し過ぎなように思え見ていてそれほど楽しめませんでした。
この写真は「羅漢殿」と書かれた建物の中ですが、「俺の知っている羅漢とは違う……」と思って写真撮りました。日本で羅漢というとアメコミに出てきそうなムキムキでごつい男たちですが、なんか中国だと違うのかもしれません。
仏像前の祭壇ですが捧げられているお供物見て、「パイナップルか、いいもん食ってるな」と思いました。
境内の脇でなんかいろいろ燃やしていました。煙と煤の量が半端じゃなく、風下に立つと少しきついくらいの燃えっぷりでした。
お参りの効果があるのかどうかは今後に委ねるとして、何気にそこそこ長い期間住んでおきながらですが上海市内にこんなお寺があるということを今まで全く知りませんでした。上海市の仏教寺院というと市内中心部にあってショッピングモールに囲まれている静安寺がメジャーで私もそこしか知りませんでしたが、案外近くにこういう古刹もあったんだと正直驚きでした。
やっぱり以前と違って自転車があるため、行動範囲が格段に広がった上海生活が展開されています。ちなみにこのお参りの後は帰り道にあったからIKEAに寄ってみたところ、食堂の余りの混みっぷりに疲労する羽目となりました。
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