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2020年9月15日火曜日

ゴヤとナポレオンとゲリラのスペイン

 スペイン最強の画家は誰かという問いをかければ、恐らく十中八九でフランシスコ・ゴヤの名前が挙がってくるのではないかと思います。生前に描かれたメッセージ性の強い作品はもとより、晩年に差し掛かる頃に描かれたいわゆる「黒い絵」シリーズは芸術に疎い私ですらインパクトを覚えるほどの迫力があり、ゴヤがとんでもない画家であったというのを直感するほどです。
 そのゴヤが洲北京で生きた時代は18世紀から19世紀ですが、この時のスペインは文字通り激動の時代で、フランス革命を起こした隣のフランスなんかよりある意味最も激しい時代を経ています。

 順を追って説明すると、ゴヤ自身も仕えたスペイン国王のカルロス4世は父親から直接、「お前は本当に馬鹿だなぁ」と言われるくらい暗愚で、政治に関して野心満々な妻のマリア・ルイーサとそのお気に入りで宰相になったマヌエル・デ・ドゴイの好き放題に任せていました。ただ国王が暗愚だったとはいえ、大航海時代に得た植民地の収入もあって国家運営自体は問題なく行えていました。
 これがひっくり返ったのはフランス革命、そしてそれに続くナポレオン戦争によってでした。英国との対決姿勢を示すフランスのナポレオンは徐々にスペイン王家にも干渉を行うようになり、当初は英国の応援を受けたポルトガル相手にスペインとフランスは共同で戦っていましたが、暗愚な人間ばかりのスペイン王家の人々に見切りをつけたナポレオンはカルロス4世、そしてその皇太子のフェルナンド7世をスペインから追放し、フランス国内に軟禁させます。その後、自分の兄のジョゼフをスペイン国王に付け、実質的にスペインをフランスの傀儡国家としてしまいました。

 恐らく、この時スペインに干渉したナポレオンやフランス人たちは真面目に、古臭く立ち遅れたスペインの改革に力を貸してやろう的な目線もあったかと思います。というのも当時のスペインは未だに異端審問があったりするなどカトリック教会、並びにイエズス会勢力が幅を利かせ、公平平等な司法とか社会活動がかなり制限されていたそうです。実際にそうした面から、スペイン国内でもフランス軍の進駐を歓迎する進歩は勢力もいたそうです。
 しかし特権を奪われる保守勢力、特にカトリック勢力などはこうしたフランスの行為は国家簒奪(間違ってはないが)と批判して対決姿勢を示し、スペイン国民に決起させるなどして徹底した抵抗を促しました。また英国もイベリア半島に上陸してこうした抵抗運動を応援し、フランス軍との激しい戦いに参加するようになります。

 スペインでの戦争(半島戦争)はその後、ナポレオンの一回目の退位が行われるまで約6年間も続けられましたが、この間フランス軍はスペインのゲリラに大いに悩まされ、何十万の軍がイベリア半島に貼りつけられ続けました。この時のスペインでフランス人は一人では歩けなかったと言われ、ゲリラに捕まれば激しい拷問を加えられた上で、皮を剥ぐなどされた上で殺されていました。こうしたゲリラの行為に対しフランス軍も報復として、同様の方法で見せしめ代わりに捕虜などを虐殺し返し、文字通り血みどろの戦いが続けられていたと言われます。
 唯一、行政能力も高かったとされるフランス軍元帥のスーシェが管理する地域のみはスペイン人も彼に従い、フランス人も一人で出歩けたとされます。ナポレオンももう一人スーシェがいればスペインを征服できたと述べた上で、自らが任命した元帥の中で最優秀であるとスーシェを称えています。

 なおさっきから出ているゲリラという言葉ですが、スペイン語の「ゲリーリャ(小さな戦争)」という言葉が語源です。

 話を戻すとロシア遠征後、諸外国に敗北を重ねたナポレオンはスペイン戦争に片を付けるためにフランスで軟禁していたフェルナンド7世を解放してスペインに帰国させます。待望のスペイン国王が帰ってきたことで大喜びしたスペイン人でしたが、父親も父親なら息子も息子で、帰国するやフェルナンド7世はかつての封建色の強い政治体制に揺り戻した上、気まぐれに政治担当官を何度も変えたりするなどして、スペイン国内は再び混乱に陥ります。
 またフランス支配時代に起草された憲法も国王は拒絶し、これに反感を覚えたスペイン国内の進歩派勢力は反乱を起こして国王に憲法を認めさせています。しかしその数年後には再び憲法を拒絶し、反乱に係った人間たちを片っ端から処刑して、この時に身の危険を感じたゴヤもフランスに亡命してそのままボルドーで没しています。

 その後もスペインでは暗愚なフェルナンド7世による混乱が続きかなりズタズタな状態となりますが、この辺はナポレオン戦争の陰に隠れてこの辺は解説されることはほとんどありません。自分も漫画の「ナポレオン 覇道進撃」を読んでようやく知った有様でしたが、ゴヤの視点で見てみるといろいろ見えてきて面白かったです。
 ちなみにその覇道進撃の最新刊にて戦地に赴こうとするナポレオンに対し、「26年間、君は私の優秀な生徒だった。惜しむらくはその能力を欧州の安定ではなく自分の野心のために用いたことだ。君と組んでやりたいことはいっぱいあったのに」と、タレーランの心の声を描いたのは、さすがは長谷川哲夫氏だと唸らされました。真面目な話、優秀な外交官というのは本人が主役とはならず、その仕えるべき主君がいて初めて進化を発揮できるものであり、上記セリフの悔恨は外交官だからこそ言えるセリフのように思えます。

2020年9月14日月曜日

雇用統計記事の裏側

実は関西人の「来ない」の言い方で、関西のどこに住んでいるかがだいたい予想できる。(アルファルファモザイク)

 本題と関係ないけど上の分析にめっちゃ感動した。実際、記事を見るまでもなく、「京都はきーひん」とすぐ想像ついた。


 というわけでまた自分の記事の紹介ですが、この内容は以前にこのブログで軽く問題提起した内容を磨きなおしたものです。あのあとやはり気になるので他の関連報道や分析を調べた上でデータも見比べたりしましたが、コロナ流行以降に正規雇用が増加しているという点について言及したのは労働政策研究・研修機構の高橋康二氏のみで他のメディアやシンクタンクはすべて言及を避けていました。断言しますが彼らはこの現象を認識しながら完全に黙秘スルーしており、その証拠に5月データがで前年比マイナス1万人となった時だけは「正規雇用も落ち込みが……」みたいな感じで急に口開いています。何故彼らが黙ったのかというと、やはり数字の背景が読めなかったためでしょう。

 それで唯一この現象に早くから着目、言及していた高橋氏ですが、言及したのが前年比マイナス1万人という結果の5月度データが出た6月時点だったことから、これから正規雇用も非正規雇用同様にマイナストレンドに入るのではという風に分析しています。恐らく私も高橋氏の立場だったら同じような結論に至っていたと思いますが、その後6月、7月に正規雇用は二桁万人増という大幅プラストレンドを再び見せるようになり、この一点をとっても特異なデータ傾向を示しており、これを報じないとは何事だとドラクエの王様的に言いたくなります。

 ただこのデータ傾向と背景を読むのは、少し時間はかかる気がします。ヤフコメなどを見ると雇用助成金目当てで名ばかり社員の登録が増えているせいではないかと言及している人が何人か見られましたが、私も当初これが原因ではないかと睨んでいました。しかし結論から言うと、この雇用助成金目当てが原因というのはほぼりえないくらいに可能性は低いです。
 というのも休業中の従業員に対する雇用助成金は本来正規従業員にしか支給されないものの、コロナ対策の政策によって現在、非正規従業員にも支給されるようになっているからです。仮に名ばかり従業員を大量生産して雇用助成金をかすめ取ろうというのであれば、正規雇用者数を水増しする必要はなく、非正規雇用を水増しするだけで事足ります。またその後の隠蔽工作、または解雇手続きにおいても非正規の方が圧倒的に利便性が高く、正規雇用を水増しする理由はほとんどありません。

 また記事中でも言及しているように、現在何が一番おかしいかって全体雇用者数、非正規雇用者数の両方が大幅に落ち込んでいる一方で、正規雇用者数が急増しているという点です。先ほどの雇用助成金目当ての水増し、恐らく実際にそういうケースもあるのではないかと思いますが、それ絵も非正規雇用者数は大幅減が続いているわけです。その点を考慮すると、正規雇用者数が大幅に増加しているというのはますます特異に見えてきます。

 そんなわけで二日くらい考えた結果、新卒採用者の入社時期がずれ込んだことが要因として大きいものの、人手不足と在職マインドの上昇が加わってこんな結果になったという風に自分は分析しました。記事中にも書いてあるように、実際これを証明するとなったらもうちょっと追加調査が必要となるわけで、ならそんなあやふやな推測を言うなとか思われるかもしれませんが、正規雇用が前年同月比で52万人も増加しているという現況を全く報じない奴らよりかは自分は真摯に報道へ向き合っていると自負します。推測とはいえ仮説もきちんと入れてるわけだし。

 ヤフコメの反応を見ているとやはり意外な結果だとみている人は多いようで、調査自体が間違っているなどデータの信憑性に疑義を呈す人も見られます。実際私も日本の統計はあまり信用しておらず、最初見た時私もデータ調査で何かしら手心が加えられたかとか疑いました。もっとも全体雇用者数が激減しているデータも出ているわけだから、政権が実績アピールのために手心を加えた可能性は低いとも見ています。
 とはいえ信じがたいデータというのは違いありません。ただ私に言わせると、たとえデータが弄られた統計であっても、今回の私の様に月次でグラフにしてみて現れた特異な傾向というのは、必ず特異な理由があってそうしたそうした傾向が現れるものです。捏造されたデータであってもそうした傾向が出るからには必ず背景があり、それを読むことは捏造されたデータであっても現状分析には役立つと、中国のいろんな統計を見ていていつも感じています。

 そういう意味で実際私もデータに疑わしさを感じつつ、報じて分析することに意味があると考えたからこうして記事化しました。個人的には上記に上げたように、雇用助成金詐欺を疑ったり、データの信憑性に疑義を感じたりなどこの雇用統計について考えるきっかけを与えたことは価値があったと自分で思っています。その上で、他の日系メディアはどうしてこれほどまで特異なデータを「わからないから」で無視するのか、その姿勢にははっきり言って反吐が出ます。
 また自分が調べた限りでは、直近1年間の各雇用者数をグラフ化して報じているメディアは一つもありませんでした。はっきり言ってグラフのない雇用統計記事なんて8割方価値を失っていると思え、何故どこもグラフを作って載せないのか、NTTドコモの対応並に理解できません。ついでに書くと前月比データについてもドコモじゃなくてどこも報じておらず、不動産価格と雇用は水物だから、私個人は前年同月比よりも前月比比較の方がずっと重要だと思うのに無視されまくっています。

 総括的に書くと、さも事態は大変であるかのようにコロナ解雇を報じるのは結構ですが、その一方でデータを切り取らずに、こうした特異な状況についてちゃんと報じろよとメディアに対する苦言的にこの記事は書かれています。真面目な話、これだけ特異な特徴を見ていながらスルーしたとしたら、その一点で以って記者失格だし、仕事を早く変えた方がいいでしょう。
 あとどうでもいいけど「総括」って言葉はすごく好きです。あと数字の語呂合わせは「2943(憎しみ)」が一番好きで、適当な数字を割り振るよう指示されたレポートですべて「2943」で統一して出したことがあります。

2020年9月12日土曜日

昨今の中国の拡張政策について

 たまには真面目なこと書こうと思うので、昨日知人にやってきた昨今の中国の拡張政策について少し意見をまとめます。

 報道でも出ている通り、最近中国はコロナの世界的流行にかこつけてやたらと拡張政策を取ってきています。東は日本の尖閣諸島と台湾、南はベトナムと揉めている南沙諸島、西はインドと揉めているカシミール地方でそれぞれあからさまに挑発的な行動をとっており、これら地域での権益や帰属の拡大を巡って動いています。一体何故中国が今年に入ってからこうした動き活発化させてきたのは言うまでもなくコロナ流行が影響しているとみられます。

 具体的には、多分一般メディアで書いても「隠蔽している」と言われて信じられないでしょうが、中国はいち早くコロナの国内流行を鎮静化させ、一部で集団感染が発生しつつも他の都市への拡大は防いでいます。それに対し日本を始め他の国では未だにコロナが流行し続けており、国内の感染拡大予防措置で手一杯だから外交に手が回らないと踏んだのか、5月くらいから中国は急に上記エリアでの拡張政策を取るようになってきました。
 もう一つファクターを挙げるとすると、米国の大統領選が近いということも中国は計算に入れたかもしれません。大統領選挙での再選を目指し政治的実績が欲しいトランプ大統領(最近だとイスラエルの周辺諸国との国交回復)は、コロナで国内も荒れているし中国との外交のためにいろいろとは動けないと踏んだのだと思います。

 ただ結果論で言うと、仮定とは言えこうした中国の目論見は外れました。結果的にはこれらの中国の拡張政策は「コロナで大変な時に余計な面倒作りやがって(# ゚Д゚)」的な感じで当事者たちの反感を買っただけでなく、香港に対しても突然強権的な態度に切り替えたことは欧州諸国を刺激し、先日のチェコ議長の台湾訪問と「台湾マイフレンド」発言によって、はっきりと表面化するようになりました。
 また静観するとみられたトランプ大統領がここでも中国の期待を裏切る(応える?)形で台湾に対する支援を打ち出すなど、一言で言えば、なんも実入りないのに無駄に周囲のヘイトを高めるだけで終わりました。

 なお中国国内では、「コロナの国内不満をそらすため、中国を悪者に仕立てるよう挑発的な態度を取っている」などとインドなどについて説明しています。仮にインドだけの問題だったら一考に値したでしょうが、こうもあちこちで同時多発的に拡張政策を取っている中国が言ってたら、さすがに私も信じるはずもありません。まぁ大半の中国人は信じてるけど。

 さすがに事ここに至って中国も自分がやっていることがヘイト稼ぐだけであまり意味ないことに気が付いたのか、8月あたりから目に見えてトーンダウンしてきました。それどころか比較的まだ話が通じそう(カモにしやすそう)と踏んだのか、露骨に日本に対して「ニホンマイフレンド」的に秋波を送るようになってきています。この辺、次の菅氏の総理就任後により露骨になってくるという気がします。

 日本の外交としては大きく二つ選択肢があり、一つは中国の秋波に応えて仲良くする態度を見せる。こうすれば中国としてもありがたいし、何か譲歩なりを引き出すきっかけになるかもしれませんが、正直言って今中国から譲歩を引き出して得るものというのはあんまないです。通商とかでも一切揉めてないし。
 一方、「だが断る」戦略としては米国と一緒になって、とまではいかずとも、台湾とより近づくという戦略があります。無論これは米国だからこそあんな露骨にできるのであって、日本がやったら中国をマジギレさせる手段です。ただマジギレさせるほどでなくとも、台湾との交流を増やすとか、非政府系団体を使って台湾政府の立場を応援するなどして、間接的に中国にさらにプレッシャーをかけるというのははっきり言って有効だと思います。具体的には、「これ以上騒動起こすなら日本は米国とともに台湾につく」的な懸念を中国に持たせる方針です。

 また台湾を絡ませなくても、遠交近攻じゃないですがインドと仲いい振りするのも有効でしょう。「覇権主義に断固反対」と名指しせずに一緒に発言するだけで中国にとっては嫌な主張に見えてくるはずです。インドとしても、対中国政策で最近日本と米国との連携を探っているだけに、また日本と組んでも何も損することがないという点から渡りに船という風に見えます。

 もっともこうした外交はやはり米国あってのものというところがあるだけに、日本としてはひとまず次の大統領選の結果が出るまでは静観の一手に尽きるでしょう。ただもう一つ中国について言っておきたいこととしては、なんで一斉に全方向でこんなことをやったのか、アホなの?と言いたいです。
 仮にターゲットをインドやベトナムに絞ってやっていればここまで世界各国から警戒はされなかったでしょう。それをあからさまにコロナのタイミングを狙って同時にこんなことやってれば、そりゃヘイトを集めるに決まっています。この方向を定めない拡張方針を何故取ったのか、誰が取ったのかはわかりませんが、はっきり言ってあげるとこれは完全なミスであったと断じることができます。センスない政治家もいるもんです。

2020年9月10日木曜日

ドコモ口座事件について


 またネットで拾った画像ですが今回の事件の初動対応を端的にわかりやすく表した画像だと思います。ほんとこの仕事猫大好き。

 それでこのドコモ口座事件ですが、まぁなんてセキュリティの杜撰だと思ったのと、何故アイコン画像が蓋の貯金箱でドコモダケじゃないのかっていうのが気になります。真面目な話に戻すと、去年にも同じような口座抜き取り事件が発生していたと早くも毎日が報じていましたが、その時に何故対策を報じなかったのか、この点が一番肝じゃないかなという風には見ています。その時以降に何の対策をやったんだという質問は、生憎今見ている記事とかだとどれにも触れられておらず、質問もされなかったのかもしれません。

 この事件について友人は、「金融庁も黙っちゃいないんじゃないか?」と言ってましたが、金融庁は最近ゆうちょに大甘なので今回もドコモは無罪放免で行くだろうと私は見ています。真面目にこの国は、大企業であれば何を慕っても許される国になりつつあります。
 ただこの事件でもう少し掘り下げると、他の決済アプリでは同じような事件が起きていないのかという点です。ITメディアが少し書いていましたが、ドコモ口座のように本人認証を全くせずに口座紐づけが行えるアプリは他にも存在する模様です。なんとなくの推測で述べると、報じられていないだけで、他のアプリでも似たような口座現金抜き取りはもうすでに起きているんじゃないかというふうな気がしてなりません。仮にそうだとしたら、そうしたアプリを市中にたくさん放り出していた金融庁こそ責められるべきだという風に私は思います。

 スマホ決済アプリがポイント付きで乱立し始めた際に私は、数が多すぎることと、国が音頭を取って参入業者を制限しないことに疑問を呈しましたが、やはり今の状況を見ているときちんと審査をしていなかったのではとしか思えません。
 またドコモについては、発覚しているだけで現在66口座1800万円ということですが、大抵こういうのって膨れるもので、この5倍くらいは見ておいた方がいいんじゃないかという気がします。となると単純計算で9000万円で、もうちょっとがんばって1億円の大台に乗せようとしているのか、口座紐づけはやめたようですがチャージ自体はまだ継続しているあたりドコモの努力ぶりが窺えます。

2020年9月8日火曜日

ロッテ・澤村のデビュー戦を見て

ロッテ移籍の澤村拓一、入団即登板で3者連続三振! ユニ間に合わず「106」で衝撃デビュー(フルカウント)

 昨日の衝撃のトレード発表から一夜明け、いきなりの登板で三連続三振という景気の良いニュースです。別にロッテファンというわけじゃないですがこの起用はさすがだと思え、前から個人的に好きだった、というかパワプロで「もうこいつにホームラン打たれるのは仕方ない」と割り切っていた井口監督のこの決断は見事この上ありません。でもってそれにきちんと答える澤村選手も大したものです。

 それにしてもシーズンも終盤に入りながらいまだロッテが勢いがあるというのはなかなか見ものです。中日の与田監督とモノが違うんだという人もいますが、今日の起用法を見ていると確かにそんな気もします。ただそれ以上に、ロッテは毎年首位のソフトバンクに対してやたら相性が良く、ソフトバンクは何か弱味でも握られてるんじゃないかと密かに心配です。

 それはそうとシーズン序盤にこのブログで書いた記事で、「春の妖精と呼ばれる荻野選手については、今年は春に試合が一切行われなかったので、シーズンを通した活躍が期待できる」と書いたものの、気が付いたらまた消えていました。なんで知らないうちにそっと怪我で毎年いなくなるんだろうこの人。

2020年9月7日月曜日

オフィスワークにおける戦争神経症

 先日友人に、「俺、日本に帰ったら、五式のプラモ作るんだ」という死亡フラグなセリフを口にしました。五式の英語名って「Type 5」でいいのかなとか考えてます。

 話は本題ですが、今まで内緒にしてたけど先週金曜日は午後に半休(日報には「午後阪急」と記載)を取り、自宅に帰ってネットを少し見た後、三時半から六時まですやすや寝てました( ˘ω˘)スヤァ
 でもって夜は12時に布団入って、多少うとうと気味に目が覚めたことはあっても、翌日昼12時まで寝てました( ˘ω˘)スヤァ

 寝過ぎと思われるかもしれませんが、実際自分でもそう思います。いつもこんな風にたくさん寝ているわけじゃなく、今だからこそこんだけ寝ています。
 まず第一に、日本同様に中国でも気温が下がって過ごしやすくなってきた子が大きいです。真面目に8月中は寝付くのも一苦労なくらい毎日夜までずっと暑く、扇風機はつけっぱで寝てましたがそれでも寝苦しく、寝ていても眠りが浅かったです。それが9月に入ってからは涼しく、簡単に眠りに入れるのでガンガン寝られます。

 次に、自分の中で緊張感が一気に緩んで、これまで蓄積された疲労も一気に出てきているせいだと思います。このブログでも何度も書いていますが6月からずっと仕事で忙しく、平日の残業は当たり前で、土日もほぼずっと仕事していて、ワーカーホリックな一族の名に恥じない稼働率をこれまで発揮していました。それが8月中盤からようやく波がおさまり、土日も普通に休めるようになり(JBpressの記事は書くが)、自分の中で戦争から帰って来たような感覚がマジでありました。

 誇張ではなく、ピークシーズンだった頃はそりゃ辛いと思いつつも体がだるいとか思うことはあまりなく、かなりの稼働率と出勤時間だったにもかかわらず体調の不調とかはほとんどありませんでした。
 しかしやはり疲労は溜まっていたのか、緊張が解けた先週あたりから無性にだるいと感じるようになり、ここ数ヶ月一切なかったのに目の焦点が合わなくなるといった症状もなんか先週末辺りから起こるようになりました。無論、先週にハードワークは一切存在せず、むしろ半休取れるくらい楽になっているのですが、逆に楽になったことで緊張感が抜けて体に一気に不調が出てきたのだと思います。

 冒頭の異常な睡眠時間もその一つでしょうが、こうした体験を受けるにつけ、いわゆる戦争神経症というかシェルショックというのは確実に存在するだろうと思います。生きるか死ぬかの緊張感がずっと続き、その環境から解消されても過去に蓄積したダメージは消えてなくならないというのはオフィスワークでも存在するだけに、実際の戦争体験者なんかはそれこそ動けくなるくらい鬱になるのもおかしくない気がします。

 その上で言うと、やはりピークシーズンというのは緊張感があるからこそ体調的な不調は起こり辛いですが、それを越した後の慣らし期間中というのは今の私の様に、ガクンと体調崩す恐れがあるからやはり気を付ける必要があるでしょう。実際私もそれを意識して普段の仕事量もセーブした上、作業ペースもピーク時に比べ敢えてゆっくり目にやっています。っていうかピーク時、他の人が1.5日かかる作業を自分は0.3日、実に5倍のペースで処理していて、真面目に気分的には三国無双の張飛みたいな感じがしてそれはそれで気持ちよかったです。

 ようやく涼しくなってきたので自転車とかも漕ぎだせる季節になりましたが、上海市内で今更自転車で行ってみたいところとか最近はなく、結局土曜にまたいつものプラモ屋に行ったくらいでした。これまで忙しいのと、気力がそこまで持たなかったこともあり、冬にR32のプラモ買っておきながらまだ組んでいませんが、さすがにそろそろ作らないとなぁ。
 っていうか車より飛行機が作りたい気分で、いよいよ航空機プラモで最難関の部類に入るF-14トムキャットにチャレンジしてみようかとも考えています。「エリア88」でも、ミッキー・サイモンが一番共感するキャラクターだったし。

2020年9月6日日曜日

関西弁で紹介するノルウェー人ども

 「能ある鷹は爪を隠す」と言いますが、現代風に言い換えるとしたら「能あるOLはネイルを隠す」とでもいうのかなという疑問が、ここ二、三日もたげています。あとマイクロソフトIMEは「(数字)」の後に追加で「まんにん」と打つと、「満任」と変換するのマジやめろ殺すぞとか本気で思っています。

Vivaldy Brouse

 話は本題ですが、このブログを始めた頃、私が使っていたブラウザは「Opera」でした。このブラウザは現在ほぼすべてのブラウザに搭載されているタブブラウジング機能を初めて搭載した上、マウスジェスチャーを始めブラジングの画期的機能が盛りだくさんなマジで歴史を変えたブラウザであって、私もご多分に漏れず「Opera最強伝説」の信者でした。
 しかし知ってる人には早いですが、Operaの当初の開発者は経営陣と揉めたことから会社から離脱し、それに伴いOperaはどんどん悪くなっていきました。特に「Opera10.0」になった際は過去のバージョンから大きく一新されるに伴い、一ブラウザとしてもまともに機能しないというとんでもない欠陥品となりました。

 具体的にどれだけひどかったのかというと、このBloggerでGoogleアカウントを認証せず、編集が一切できないというくらいでした。恐らく認証関連でもトラブってたと思います。この時私もマジギレして、確かマウスぶん投げて壊して、「クソみたいなブラウザのせいでマウスが壊れた」とか妙な責任転嫁をしてました。
 ただ当時としてOperaに勝るブラウザはないともはっきりわかっており、次善策として「Opera9.xx」
など古いバージョンを使って一時は対応していました。しかしそれでもバージョンアップが滞ることから次第に対応できないサイトが増えたことにより、2014年くらいに泣く泣くFireFoxに切り替えた覚えがあります。その後、Operaは一切使っていません。

 話を戻すと、当初Operaを開発していた人たちはその後自分たちで独立して、彼らが現在リリースしているブラウザソフトが上記のVivaldyです。私は自宅のパソコンはVPNを使う関係でChromeしか使えないのですが、かねてからOperaを評価していたことから会社のPCにはVivaldyを入れることにしました。感想を述べると、「また、会えたね」的な感じで、かつてのOperaを彷彿させる使いやすさと必要十分かつ最低限な設定項目と、もうパーフェクトなできでした。真面目に自宅PCでも取り入れたくて仕方ないくらいです。

 上記過程を昨夜友人に紹介するとともに「ヴィヴァルディ最高やで」とおすすめしたところ、「おい、紹介ページおかしいぞ!」と言われて出されたのが上記リンクです。見てもらえばわかりますが、末尾メニューの「ヘルプ」一覧は下記の通りとなっています。

・Vivaldiヘルプページ
・フォーラム(日本語あり)
・Vivaldi使うたことのない人
・芸人じゃない方のチュートリアル
・バグ教えとく
・しゃべりかける

 何故こうなっているのかというと、表示言語が「関西弁」になっているからです。通常の「日本語」も用意されている中、何故関西弁バージョンを用意したのか、いろいろと疑問です。ただ見た目にはかなり面白く、

うちらの信念
Vivaldiは社員所有やねん。ほんでその方針のままで行く予定やねん。

外部の投資家入れたらな、ユーザーの声聞きながら開発するの難しなるねん。ユーザーが手にすべきブラウザーをユーザーと一緒に作ってく自由が必要やねん。ユーザーのトラッキングはせえへんし、データも売らへんで。

 こんな感じでいろいろ説明してる他、「うちらについて」を見てみると、

ノルウェー、オスロ
うちの本社は、オスロの真ん中らへんにある綺麗な滝の横にあんねん。ほんまもんの滝やで。川でノルウェーサーモン捕りたかったらやってみ。

 などとかなり挑戦的な文章を乗っけています。っていうかいちいち「せやろ」っていってくるのもなぁ。

 末尾には「© Vivaldi Technologies™ — 無断複写・転載はアカンで!」とか書いていますが、関西弁で書かれるとネタ振りにしか見えません。恐らく自動変換ソフト使ってやったのだと思いますが、何故日本語にこうバリエーション付けたのか、よくはわからないですが私個人としてはヴィヴァルディ大好きだし、マジおすすめです。