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2021年4月3日土曜日

五輪組織委の週刊文春への抗議について

 明後日月曜は中国でのお盆に当たる清明節で今日から三連休ですが、この1ヶ月くらいの世を忍ぶ仮の本業での負担が大きく、初日の今日はリアルに寝たきりでした(ヽ´ω`)。朝10時半くらいに起きて近くのラーメン屋にお昼食べに行った後、掃除して、少しゲームして、4時から7時まで昼寝して、マクドで飯食ってきて今に至ります。まだ体だるいし、夜もぐっすり眠れそう。でも明後日月曜はまた休日出勤しないと行けなさそう( ´Д`)=3


 それで本題ですが、上記リンク先にまとめられている通り東京五輪のオープニングセレモニーの演出に関する週刊文春の報道について、五輪組織委が抗議を行いました。この件に関して私は文春を支持します。

 オープニングセレモニーの演出については先日、芸能人の渡辺直美氏を豚に見立てて「オリンピッグ」というネタを考えた問題ある電通マンが更迭されましたが、今回の文春の報道も、組織委の講義もこれに関連するものでしょう。詳細は他のサイトの解説などを当たってもらいたいのですが、聞くところによると元々はMIKIKO氏のチームが演出を担っていたものの、昨年のコロナ流行に伴う大会の延期後、組織委からMIKIKO氏への具体的な連絡などないまま担当チームが先の電通マンのチームに変更されていたそうです。
 そもそも延期によって演出チームが変更すること自体おかしいと思え、見えざる力が働いたとしか言いようがないでしょう。それでいて、「オリンピッグ」というくだらないネタしか浮かばない人間を前に出すということをとっても、組織委の問題ぶりが垣間見えます。

 そこにきて今回の、葬り去られたMIKIKO氏案に関する文春報道への組織委の抗議です。まとめ記事でも指摘されていますが、電通マンの更迭を受けて組織委としてはMIKIKO氏の案をそのまま流用するつもりだったからこそ、今回の文春の報道に対して「ネタバレになる」とみなして抗議を行ったのでしょう。だったら最初からMIKIKO氏を留任させ続ければよかったのだし、電通マン更迭時に頭を下げて三顧の礼で迎えるべきだったとも思います。
 そもそも昨年に電通マンを迎えた際にかなりひと悶着があったとのことで、野村萬斎氏と椎名林檎氏が降りた理由もそこにあるのではとも言われています。真偽に関してはもう少し詰める必要があるものの、だからこそ今回の文春のように組織委の不透明な実態に関する報道は公益性があると思え、ネタバレに対して抗議する以前に組織委は演出チームの混乱ぶりについてしっかり内部検証を優先するべきでしょう。

 私は文春の報道を何でもかんでも肯定するつもりはありませんが、近年の文春の報道に関しては素直に目に見張るものがあります。真面目な話、政治報道記者を目指すものは大新聞なんかより文春を目指すべきだと思え、逆に大新聞は早く記者クラブを解散しないと、どんどん実力面で文春などの記者に置いてかれると言いたいです。
 にしても自分も日本にいたらJBpressとかで政治部とか起ち上げたいです。勝手に起ち上げられるJBpressは迷惑でしょうが(;´・ω・)

2021年4月1日木曜日

日本が開発を強化すべき分野とは?

 今日は久々に9時前に家に帰ってこれたのでブログ書けます。昨日とかゲロ吐きそうだったけど、今日は昼食抜いて昼休み中もずっとパソコンの前に座り続けた甲斐があってやや早く帰れました(ヽ''ω`)

 さて月曜にJBpressで出した記事ですが改めてこちらは非常によく当たり、昨日一昨日もJBpressサイト内でアクセス稼いでたようです。当てるつもりで書いた記事ですが、計算通りに記事を当てるよりも予想外に当たることの方が実際には多いため、今回は上手いこと自分の想定通りに事を運んで満足しています。

 その記事の反応ですが、ヤフコメを見ていて二つほど気になったコメントがあります。一つのコメントは、私が有識者を招いて国としてしっかりと強化すべき産業分野を定めるべきだと書いたことについて、そんな将来当たる技術や産業なぞ不確実だから予想できるものかって反論です。
 これについては見ていて物悲しさを正直覚えました。というのも、中国は少なくともこの10年でしっかり金になる産業をあらかじめ選んで、強化して、市場化に成功させています。リチウム電池やドローン、AIが代表格で、太陽電池や3Dプリンタという白骨と化した産業もあるものの、辺りを引く確率で見ればそこそこなものだと私は思っています。このようにすぐ横に国家ぐるみの強化方針が当たっている例があるというのに、初めから日本にできっこないと信じ切っている人がいるほど日本人の視野は狭くなっているのかと思いました。

 二つ目は、上記コメントにも重なりますが、具体的にどのような分野を強化すべきなのかっていうコメントです。これは確かに重要な論点であり、記事中で私は少なくとも優位のある分野として素材系と自動車を挙げていますが、これら以外にも挙げるとしたら、っていうか開発を強化すべきものがないかと自分もいくつか考えていました。

1、個体電池
 既にあちこちで挙げられていますが、逆に私は不安を持っています。というのもこの手の電池系は中国も強化していて、少なくとも市場製品分野においては間違いなく今は中国が世界最強です。その逆転の切り札とばかりに最近日本でやたらと持ち上げられていますが、大抵こういう期待値の高い奴は後で裏切られるというか、できないか、できあがっても普及しないかというパターンが多い気がします。
 第一、日本だけが研究開発しているわけでもないのに、「これさえあれば日本は最強」と言い張る人がいるのが不思議です。開発価値はあるものの、三元系リチウムイオン電池すら10年前はほとんど知られてなかったことを考えると、電池の世代更新は速いんだから過度な期待はしない方がいいと思います。

 ご存じガンダムSEEDに出てくる夢の技術。どういうものかと言うと、核分裂を阻害する周波を出す装置で、これにより作中では核ミサイルが世界中で無力化しています。
 世界唯一の被爆国として、核のない世界を作るために日本はこの技術を現実化する使命があるのではと密かに思っています。もっともこれ実際にできたら、原子力発電所すら一発で沈められるため、核ミサイル以上にインフラ面で恐ろしい兵器となりうるのですが、それだけにこれ開発出来たら日本はかなり夢が広がる気がします。

3、ビームライフル
 歩兵用携行火器は1世紀前のジョン・ブローニングのガス圧による自動排莢・装填装置の確立以降、そこまで極端な進展は見られません。いくら航空機や空母が主力とはいえ、歩兵用の兵器でもっと革命的なものを作れないかとなると、やはりビームライフルに至る気がします。っていうか、これ本当に出来たらアメリカにも勝てるんじゃないか?
 冗談はさておき昔、「太閤立志伝5」で自分の作った火縄銃に「ビームライフル」と名付けたら、知らない間に流通していて山賊からがめた火縄銃を鑑定士に鑑定させたら「これはビームライフルでござるな」とテキストが表示されてビビりました。

4、強化人間
 前々から私はこれから日本が開発すべき技術として脳波感応装置ことサイコミュを挙げていますが、仮にサイコミュが出来てもそれを使える人間がいないと話になりません。となるとやはり開発を優先すべきは強化人間ということとなります。
 目指すはギュネイ・ガスのような水準ですが、彼はある意味強化人間の最高峰(中の人は声優界での演技力が最高峰)ともいえる水準であり、一気にここまで求めるのはさすがに高望みしすぎかもしれません。となると一段レベルを落とさざるを得ないのですが、そうなるとエルピー・プルことプルシリーズが妥当なラインとなります。

 もっともプルシリーズでも十分というか、下手すりゃエヴァシリーズより頼りになりそうです。真面目に、プルシリーズが量産の暁には中国なぞ一瞬で叩きのめせるような気すらして、何故今まで日本は強化人間を作ろうとしなかったのだろうかと疑問にすら思えてきました。ちなみに量産されたら12号は戦争には出さず、そっと静かに暮らさせてあげたい(´;ω;`)ウッ…
 なおふざけ半分な一方、真面目な意見として、仮に強化人間の量産に成功した暁には、日本のガチな課題と言うか少子化の解決にもつながるんじゃないかとすら考えています、マジで。国家として強化人間をクローンでもいいからたくさん作って、兵力化、産業化していけば、国として軍事、経済力が強まるだけでなく、少子化問題もこれで解決できる一石二鳥なベストプランであるように思え、なぜ日本は強化人間を今作ろうとしないのかさらに疑問に思えてきました。

 以上から、私個人の意見として日本が今後開発を強化すべきは強化人間だという結論に至ります。中にはフォウ・ムラサメみたく記憶をなくしちゃう強化人間も出てくるかもしれませんが、「カガクノハッテンニハギセイガツキモノデース」という人もいることだし、迷わずやれよ、やるしかないんだというつもりで誰かチャレンジしてほしいです。

2021年3月30日火曜日

コメント多過ぎ(;゚Д゚)

まさかの逆転、日本の技術はなぜ中国に抜かれたのか(JBpress)

 ということでヤンジャン風の自分の記事紹介ですが、朝一で見たらJBpress内のアクセスランキングでは5位でしたが、その後じりじりと順位を上げて一時は1位にも入っていました。後からじわじわと上がってくる、割と理想的な伸び方していて十分当たったと言える記事です。
 っていうか勤務時間中はランキング見てないで仕事しろとか自分でもツッコミ入れています。

 記事内容については世を忍ぶ仮の本業がこのところ忙しく土日も働くような状況であったことから、あまり根拠データを示せないものの、去年の記事の反応から見てマクロで薄い内容の記事が求められているという確信から、普段このブログで言っている内容をまとめるような感じで書きました。個人的に悪くないと感じているところは冒頭の切り出しで、100:1と10:1の対比を出した上で、かつては買い手のついた特許や技術はもう買い手がつかないという語り口は読者を引っ張り込むのに功を奏したのではと考えています。
 何気にこのくだり、後半の解説で触れる既存機技術に固執して新規技術に踏み出せなかった日本という内容にも通じるもので、そんな悩まず書いたけどキャッチーな語りだしになった気がします。

 さてそんな記事内容ですが、前ほどではないけどまたコメントには「中共の手先め( ゚д゚)、ペッ」とたくさん書かれると思いましたがさにあらず、ヤフコメを見るとむしろ肯定的意見が圧倒的多数でちょっと驚きました。っていうかコメント数が1000件オーバーしていて、400件くらい見終わったところで今日中には読み切れないと諦めました。
 また同じJBpressにもよく寄稿している中島恵氏がまたオーサーコメントを寄せてくれてました。自分の書く中国記事(おにぎりとか)によくコメント寄せてくれているので、どっかで会うことあったらアイスでもおごらなきゃいけないのかな(;´・ω・)

 話を戻すと、この記事は当初はもっときつめに日本の落ち込みぶりを書いてました。そんな初稿を友人に見せたら「素材産業がなんで日本に優位があるのかがわからない」と聞いてきたので、そっちのが分かりやすいかなと思って実はもう一本、素材産業の日中比較記事も書き上げています。
 ただ素材産業の記事は、中国は物理系学部(工学部)ばかりで化学系学部(理学部)が少ないなどの根拠などはそこそこ面白いものの、全体として地味で、また読者層が限定されるという懸念を覚えました。それ以上に単純に自分が読んでも面白くなく、また体力的にもやばかったので結局最初に書いた今回の記事に戻した上で、読者層をさらに広げるように表現をやや緩く変えました。この辺は全部奏功したでしょう。

 ヤフコメについてもう少し触れると、先にも書いた通り3、4年前に同じ内容の記事を書いてたら「中共の下僕め( ゚д゚)、ペッ」などと言われてたでしょうが、日本の世論は変わったというべきか、製造業で中国にもはや敗北しているという認識が一般化したのだなと今回改めて思いました。ここで終わればそこまでですが、今日仕事中にまたいらんこと考えて、「何故敗北を認知するに至ったのか」という点が気になりました。
 結論から言うと、スマホの存在がでかいという感じがします。ヤフコメを見ていてもスマホに関する言及がいくつか見られ、こうした比較的技術が要求されるコンシューマー品で日本製が駆逐され、iPhoneも含めて中国製がずらっと並ぶ事態に至って漠然と感じていた敗北感をはっきり認識するに至ったのかなという印象を覚えました。白物家電なんかは世界市場はともかく日本国内市場は一応国内メーカー品が並んでるだろうから気づかないだろうし。

 また今週土日にも次のJBpress記事書かなきゃいけないから、比較的楽に書ける藤田信雄について書こうかと当初思っていましたが、今回のような路線でまた中国経済比較記事、若しくは前から考えている90年代日本政治の致命的ミスとかにしようかななどとも考え始めています。っていうか仕事でもキーボード叩き過ぎて薬指がマジ痛い(´;ω;`)ウッ…

2021年3月28日日曜日

90年代ホラーゲームの背景

 この土日も数時間ずつとはいえ残業して目が回りそうな状態です。晩飯も喉を通らず、土日の夕食でご飯1合も食べられなかったのはかなり久々な気がします。ちなみに学生時代は毎日の夕食で2合食ってたような。でもってその時、「何故世の中の茶碗はこんなにも小さいのだろう?」といいながら、どんぶりをデフォルトにしてごはんよそってました。

 話は本題ですがこの前ブログに書いた「慟哭 そして…」というアドベンチャーゲームをノーヒントで1回クリアしました。エンディングは何故かツインテールの女の子の黄金エンドのみたどり着きましたが、個人的にはあまりツインテールは上方としては好きじゃないだけに「どうしてこうなった(´・ω・`)」という感情も覚えるものの、横田守の書いたキャラ見るの久々なのでそこそこ満足してます。
 なお関係ないけど高校の図書館に「魔法戦士リウイ」だけはありました。

 まだ1回、それも単独エンドだけなので未だにこのゲームで主人公らを廃奥に監禁して殺しまくる犯人についてはその動機はおろか正体すらつかめていませんが、1回通しで遊んでみた感じとしてはゲームとしてそこそこ楽しく、また雰囲気もよく出ている気がします。逆を言えば近年、この手の不気味なホラーが減ったというかあまり遊んでいない気がして、元々このゲームはセガサターンで90年代に発売されていることを考えると、やはりあの時代の方がこの手のホラーが充実していた気がします。

 その90年代ホラーというのはどういうものかと言うと、「なんで襲われるのかがわかんない?」といった感じの正体不明ホラーじゃないかと考えています。貞子でお馴染みの「リング」なんかまさにその典型で、わけわからん貞子になんでして襲われなければならないのか、どうしたら襲うのやめてくれるのか的に迫ってくる内容がそこそこ受けたんだと思います。
 どうでもいいですが京極夏彦氏は昔、「土俵(リング)・でぶせん」などの作品を収めた「どすこい」という短編小説を出しています。

 話を戻すと、よくわからないのに謎の怪人なり正体不明者に襲われ、しかも人里離れた屋敷なり孤島なりに閉じ込められるという系の作品が90年代には多かった気がします。何故この手のホラーが最近減ったかと言うと、一つは携帯電話などの小型通信機器が発達して情報の取得や外部との連絡が容易になり、クローズドサークル自体が現代だとほとんど成立しなくなったことがあると思います。真面目にその手の空間作ろうとしたら外海上か山中しかもはやないです。
 次に、ゾンビが大量発生するなどのパニックホラーがやはり今強いことも大きいでしょう。特にゲーム業界に関しては昔と違って表現力が増し、三国無双並みにゾンビを大量に描画せしめることも余裕なため、海外でも売りやすいパニックホラーゲームがよく作られているように見えます。

 どうでもいいけど、無双が今度コラボするなら「バイオハザード無双」でもいいような気がする。

 またまた話を戻すと、さっきのパニックホラーの隆盛はある意味、90年代ホラーゲームの特徴というかその成り立ちを暗に示しています。どういうことかと言うと、昔はゲームを作ろうとしても表現能力などの制限があり、プレイヤーの操作や画面演出が非常に限定されていました。その限定された範囲でホラーゲームを作ろうとしたら、移動範囲、登場人物を制限できるクローズドサークルにするしかなく、必然的にああいうゲーム形態にならざるを得なかったのでしょう。
 またテキスト量なども制限があって、その辺も含めて犯人役が一見してよくわからない動機というか行動で襲い掛かってくるというパターンも作られていったのだと推察します。逆を言えば、最近のこの手のホラーやミステリー、サスペンス系作品はやたらと犯人の動機や殺人の背景を長々語ろうとする癖があり、犯人を追う主人公以上に犯人の人物造詣が掘り下げられ、どっちが主人公だと言いたくなるほど主客逆転した作品もみられます。

 私としては90年代に少年時代を過ごしていることもあってやはり上記のような「正体不明な恐怖」が個人的に好むのですが、今この手の恐怖を作ることのできるクリエイターはどれだけいるのか。そもそも襲い掛かってくるゾンビやクリーチャーを倒すばかりのホラーゲー全盛の時代で、そのような正体不明な恐怖が復権するのかとなるともはや疑問です。実際ゲームとしても、恐怖をあおる演出よりもアクション要素の方が重視されてしまってるし、昔のゲームみたいにヒロイン格の美少女キャラもそう簡単には殺せなくなってるし。

 まぁこう言いながら、自分が一番恐怖したホラーゲームは「SIREN」ですが。最近またYoutubeで関連動画を見まくってます。

2021年3月27日土曜日

rerun(32ビット)

 また仕事が忙しくて更新が開きました。っていうか今日も帰宅10時越えだし、明日も明後日も働かないと(ヽ''ω`)

 そういうわけでさっさとかけるネタというわけで見出しの「rerun(32ビット)」ですが、これはマウスコンピューター製パソコンにおける最大のデメリットともいうべき無駄なプログラムです。詳細は自分も把握してないのですが解説している他サイトによると選定されているマザーボードなどの仕様の関係から、パソコン起動中に時々立ち上がって、無駄にCPUを動かすプログラムだそうです。

 実際に私もマウスコンピューターのパソコンを使ってて、突然何もしてないのに冷却ファンが回り始めることが非常に多く、タスクマネージャーを見ると決まってこの「rerun」が動いています。強制終了させたところで特に何も影響がないということから見つけ次第切っていますが、なんでこんな無意味に電力食うプログラム仕込んでるのか理解に苦しみます。

 このほかにもイヤホンなどの端子位置やダサさを極めんと言わんばかりのデザインなどもあり、次のパソコンの購入候補からは既にマウスコンピューターを外しています。コスパに関しては確かに悪くはないものの、明らかにコストと無関係な部分のマイナス点が非常に多いです。おまけに自分のパソコンはイヤホン端子の接触が悪く、ぐりぐりしないと音が出ないという欠陥もあったし。

 多少高くてもいいから使ってたりして気持ちよくなるデザインのパソコンを買いたいことから、現在の候補としては旧ソニーのVaioシリーズか、マウスと同じくBTOの雄たるツクモ辺り考えています。デザインを含めた安定感ではNECも候補で、総合的にはやっぱりNECになるんじゃないかと思いますが。
 FMV、ダイナブックは今や論外です。ダイナブックに至ってはBTO対応すらしていないし。

 ついでなのでそのまま書きますが、一番ビジネスとしておいしい商品の区分帯というのは、業務用として最低水準で且つ一般ユーザーも使える製品帯じゃないかとこの前閃きました。どういうものかと言うと、現場やプロフェッショナルが業務用としてやや物足りなさを感じるものの使えなくはないくらいの品質、性能で、一般流通商品と比べて割高であるもののやや背伸びしたい一般個人ユーザーが買うのにちょうどいいくらいの製品帯のことです。
 90年代後半のパソコンなんかがまさにこのような製品帯で、30万円くらいで個人ユーザーも使えるが業務用としても一応使えるレベルの商品であり、意外とこの辺りの商品と言うのが一番利幅的にもおいしい気がします。車で言えばトヨタのカムリ、日産のスカイラインクラスと言った、ミドルハイクラスな商品と言ったところですが、こういった商品はある程度量もさばけるし、価格もやや高めに設定できるのが大きいです。

 何が言いたいかと言うと、「ギリギリで業務用としても使える」くらいの商品を意図して出す方が企業ビジネスにもいいんじゃないかっていうことです。まぁそんなもんすぐ出せたら誰も困らないんだけど。

2021年3月23日火曜日

中国、驚異のメカニズム(かみそり( ゚Д゚))

 コロナのせいで昨年2月以降は一切日本に行っていませんが、そのせいで日本に行くたびに買ってたものがずっと買えず、ストックが切れたりしています。周りの日本人女性も化粧品が切れたと語る人が多いですが、私の場合は目薬をよく日本で買っており、だんだん底をついてきています。もっとも毎日目薬使うわけじゃないし、意外と多く買い置きしてたのでまだありますが、今度日本帰ったら必ず買おうと思っていたシャチハタ形状のリップクリームが買えないのが残念です。

 その目薬と並んで毎回日本で補充していたものに、安全カミソリがあります。何故かというと中国で売っているカミソリはやばいくらい剃れず、シックとかジレットなど同じ国際ブランド品なのに中国に流通しているものになると途端に切れ味が悪くなるからです。一昨年に日本に行った際にかなり大量にソ連人民の親父が持たせてきたこともあってこれまで全く途切れることなかったものの、さすがに年月を経てストックが切れ、さてどうしたものかと先月くらいまで考えていました。

 そのように悩む毎日を過ごしていたところ、「国産品!」というアピールが書かれたパッケージのカミソリが売られているのを目にしました。ブランド名は「英吉利」で、恐らく「吉列(ジレットの中国名)」に近いブランド名を敢えて選んだなとすぐわかるやんちゃなネーミングです。ただ一目見て気になったのがその値段で、確か替え刃なしで30元弱(約400円くらい)という高めな値段設定でした。ジレットとかシックのカミソリだと替え刃が2、3個ついて15元(約250円)ということを考えるとえらく強気な値段設定であり、この自信は何なのかと気になったこともあったのと、仕事が忙し過ぎてとにかく無駄遣いしたいという思いから購入してみました。

 結果を述べると、やばいくらい切れます。これは本当に中国製の剃刀かとガチで疑うくらいによく切れて、しかも1ヶ月近くたっても切れ味がそんなに落ちないという精霊の加護でも受けてんのかというくらい長持ちです。
 もしかしたら随分と長いことかってないこともあるので、昔と違って今なら中国に流通するシックやジレットの剃刀も切れ味が良くなっているのかもしれませんが、少なくとも英吉利の剃刀は日本で流通する剃刀にも劣らない性能があることは確かです。

 些細な点かもしれませんが、こうした日用品の技術の進歩はそこそこ重要だと思います。何が言いたいのかというと、かつてはそれこそどうのつるぎみたいだった中国製剃刀が、いつの間にかはがねのつるぎ並に進化してきているという事実で、こうした末端に至るまで中国で技術が向上しているという実感を覚えます。さらに付け加えると、前述の通り英吉利の剃刀は高品質である一方でかなり割高ですが、それでもこうした製品が流通するほど中国人消費者も価格より質を負うようになってきているとも見られ、時代が進歩しているという実感も覚えます。
 改めて考えてみると、かつて中国製品の質が悪かったのは、高価格・高品質の製品の需要がなかったから、消費者がそこまでお金を出せなかったからだったと思えてきます。今は逆に所得の向上によって安くとも質の悪い製品は買わなくなり、結果的にこうした日用品レベルでも高品質製品が現れ、それに伴い技術も向上を続けているともみられ、好ましい循環が起きているようにも見えます。

 と、ここまで書いておきながらなんですが、最近上海市内の日系スーパーで貝印の安全カミソリが流通するようになったので、一気に買い置きしました。値段も英吉利に比べ替え刃1枚当たりで安かったし(・ω・)

監禁型ホラーにおけるおっさんの台無し感

 セール中ということを今日たまたま知ったので、90年代にセガサターンで発売された「慟哭 そして…」という脱出系ホラーアドベンチャーゲームのニンテンドースイッチ版を先ほど購入しました。このゲーム自体はセガサターン版が出た当初はまるで気にならなかったものの、「善人シボウデス」をしてから脱出系ゲームが好きになり、2018年にPSVitaでリマスターが出た頃から気になっていました。
 ならなんでPSVitaで買わなかったのかってことですが、リマスター作品のくせにやたら値段が高く、そこまで払ってまで買いたいとは思わなかったのが偽らざる心情です。ちなみに今回のセールでの購入価格は3000円強で、これくらいが相場だと思います。

 さてこのゲーム、まだ遊んでもないですが概要だけ触れると見知らぬ洋館に監禁された主人公がヒロインとなる美少女たちと一緒に脱出を図るというゲームで、割とぽんぽんヒロインの美少女が罠にかかって惨殺されるそうです。この手のホラーは別に珍しいわけではないのですが、今日このゲームを買うと決めた際、「これ美少女だからゲームとして成立するわけで、おっさんどもが監禁させられて、次々惨殺されることになっても誰も楽しくないだろうな」とか思いました。

 それこそ男塾に出てきそうな濃い面々が監禁されて、「なんじゃこりゃー!」などと喚き回って、「くっ、罠か!」などという感じで罠にはまって死んでいくとなるともはやホラーを通り越してギャグにしかなりません。っていうか男塾メンバーなら後で生きていたというか甦ってきそうで、そこまで含めてお約束的な感じです。
 変な言い方ですが惨殺されるのがか弱き美少女だからこそこの手のゲームは初めて成立するわけで、おっさん満載な監禁ホラーとか言ったら別の意味でのホラーになり下がります。っていうか犯人も、おっさん監禁して何が楽しいのかっていう逆の意味でのミステリーに発展してきます。

 これと関係するのか自分でもはなはだ疑問ですが、ジュール・ヴェルヌの少年冒険小説の名作と言ったら「十五少年漂流記」ですが、この作品は米国や英国、フランスなど各国出身の少年たちが無人島に漂流する話で、各国の特徴をキャラクターに反映されていると言われています。

 そうした裏設定を聞いた上で読み終えた私は、「十五中年漂流記」だったらどんな話になるんだろうとか一人で考えあぐねていました。マジで。
 仮に「十五中年漂流記・イン・ジャパン」とかだったら、東京出身のおっさんに大阪出身のおっさんがやたら絡んで反発し、京都出身のおっさんがシニカルな立場を維持し、埼玉出身のおっさんは東京出身者に無条件で従って、鹿児島出身のおっさんは会話が通じないとかになるのではと想像していました。でもって最初の評流シーンでは、「なんやこれ、どないなっとんねん!」、「あかん、もうあかん!」みたいな感じでみんな海の上で大慌て、っていうか関西系のおっさんがやたら大暴れするシーンしか浮かんできませんでした。

 以上を総括すると創作物におっさんが入り込むと、一瞬で別の話になってしまうから入れない方がいいという結論になります。日本の漫画や文学作品の少年少女ジュブナイル重視は内心どうかと思うけど、かといっておっさん増やすと一瞬で別の話になってしまうので、やっぱ若い方がいいのかていう意見に傾いてきます。