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2021年8月18日水曜日

アフガニスタン情勢について

 既に各所で保報じられている通り、アフガニスタンが旧支配者に当たるタリバンによって首都カブールが占領され、実質的に政権の主導権を握った模様です。「タリバンがアフガニスタンで勢力を拡大している」という報道を見たのはつい2週間くらい前、少なくともオリンピック前にはそこまで報じられていなかったことを考慮すると、今回のタリバンの勢力拡大は言われている通り急激なものであり、またその進行速度について米国を含め誰もが想定しなかった速度であったのではないかと見ています。反応を見る限り、日本だけでなく他のどの国も予想外だったでしょう。

 では何故タリバンは予想外の速度で勢力を拡大できたのか。報じられている情報を眺める限りだと打倒された旧アフガニスタン政府への国民の支持がやはり低かったからではないかと思われます。かねてから政府内の腐敗が激しいと報じられておりそうしたものへの反感と、あとどこかで読んだ記事で、そもそもアフガニスタン人の帰属意識は国ではなく各部族ごとで、そうした部族意識の強さから統一政権はそもそも支持されていなかったとする論評もあります。

 その記事と今回のタリバンの急進撃を感じたことですが、もしかしたら自分はアフガニスタンについて、イスラム原理主義の影響が色濃いという見方を持っていたことが間違いだったのではないかと思うようになってきました。

 前述の通り、アフガニスタン人は国民というより部族民という帰属意識の方が強く、各部族間で独立した価値観があり、地域毎に部族の長が軍閥のように支配していると聞きます。この点については複数の情報リソースがあり、ほぼ確実だと思われます。
 そして、そうした軍閥としては統一政権ができることによって自らの勢力は弱まることとなるため、あまり協力をしてこなかったそうです。これもその通りだと思うのですが、では何故そうした軍閥の中でタリバンが過去を含め強くなったのかかというと、イスラム勢力だからというよりイスラムの教義で各軍閥、部族を統合していたからではないかと今見ており、やはりアフガニスタン人の根底には、イスラム教義以前に部族意識の方が大きいのではないかと思うようになってきました。

 いうまでもなくイスラム教は他の宗教と比べ教義による制限や拘束が強い宗教です。だからこそ価値観の異なる勢力を束ねる上では有用なツールなりえ、そのツールを活用(原理主義の採用)できたからこそタリバンがアフガニスタンの中で頭一つ抜ける勢力となりえたのではないかと考えています。
 そういう意味では、イスラム教がテロリストを生むというより、アフガニスタン土着の部族意識(というより部族間対立)がテロリストを生んでいるのではないかという風にも見えます。イスラム教が全く無関係というわけではないでしょうが、この辺のアフガニスタンの土着状況をこれまで見過ごしてきたのではないかと、今回のタリバン復権を見て感じました。

 その上で今後について展望すると、旧ソ連が撤退してからアルカイダが大きくなっていったことを考えると、やはりまたテロリストが勢力を伸ばすようになるのではないかと思います。仮に上記の自分の見方が正しかった場合、今後もアフガニスタンでは部族間で争いが続き、そによって軍事勢力も伸長し、テロ勢力も育っていくのではと見ています。その矛先が米国となるかはわかりませんが、少なくとも紛争は今後も続く可能性が高いのではないかと思います。

 その上で日本に影響はあるのかについては、実際はそんな影響はないんじゃないかと見ています。テロの懸念がなどと言いますが、多分そんなのより中国軍機の接近の方が影響でかい気がします。そもそも日本赤軍など旧テロ輸出国代表だった日本が何テロの懸念してんだとか内心思うし。
 リスクはゼロとは言いませんが、少なくともこれまでにも存在したリスクから急激に跳ね上がることはない、というより日本の国威は今後下がることを考えると、狙う価値がなくなってむしろ下がる可能性の方が高いとみています。世界経済に対する影響も、少なくともコロナよりは大きくないでしょう。

2021年8月16日月曜日

盗み聞き記事の裏側

 ずっと雨だから部屋干ししたらダニ出たのかやたら体かゆくなって人生嫌です。


 そういうわけで1回だけ買ったことのあるビジネスジャンプ的に隔週な自分の記事紹介ですが、配信前に知人に対し、「次は絶対ランキング1位取る」と予告し(「とよこくし」と書いて変換したら「台与酷使」と出た)、見事1位を取ってのけました。マジで今年は狙えば確実に1位取れてます。

 この記事に書いてある内容は全部過去にこのブログで書いたことがある内容です。なんでこんな内容になったのかというと、当初描く予定だった社会系記事ネタが何度かいてもうまくまとまらず、「1位取ればええんや」と割り切って、確実にアクセスが稼げると踏んでこのネタを緊急で投じました。でもって1位取りました( ´Д`)=3 フゥ
 敢えて言えば、この中で語られているネタは単独であれば他の人が過去に記事化していると思います。ただこの内容を3つまとめて投じたという部分に自分のオリジナリティがあるとともに、編集の妙があると考えています。一見するとバラバラな特徴ですが、「自己評価よりも他人の評価を気にする」という日本人メンタルが根底にあるという点で共通しており、意外と相関関係にあるのを並べているつもりです。ヤフコメでも、この相関に少し触れていると感じる人がおり、いい読者にまだ恵まれた記事でしょう。

 そのヤフコメですが、想定では「また中国かぶれがおかしなこと言ってやがる」といった反発形コメントが多いと予想してましたが、思ってた以上にその手のコメントは多くありませんでした。っていうかそういうコメントには不評クリックが結構ついてて、今回の記事では割と共感や同意を覚える人が多かったようです。
 もっともそれは自分が加減して書いたためという面もあると思います。三番目の「日本人は上位に立つと攻撃的になる」という特徴は当初、「残虐」などという言葉で表現してましたが、これだと若干同意する人も反発に回るだろうと思って表現を弱めました。書いてあることは一緒ですが。

 このほか書くこととしては、この三つの特徴の中で特に日本人が際立っているものを挙げるとすると、やはり二番目の盗み聞きに関する特徴だと自分は思います。ヤフコメにも記事中にも、こうした盗み聞きする特徴は中国人はともかく他の国の人もあるとはいえ、日本人の場合はその度合いが極端に激しいという風に感じます。具体的には、中国人でも元から関心がある話題や、多少面識のある人の会話であればそば耳を立てますが、日本人の場合は全く見知らぬ赤の他人に対し、自分とほぼ無関係な会話内容であっても盗み聞きしてくる傾向が強い気がします。

 無論、中には中国人っぽく他人の会話に興味がなく盗み聞きしない人もいますが、自分の実感だと10人中9人は電車内で誰かの会話声が聞こえてくると聞き耳を立ててくると思います。なお検証はすごい簡単で、聞いてる連中が反応するような単語を出せば一発で何かしら身振りを見せます。自分は京都のバスの中で、「そういや王将の社長の暗殺事件どないなったんや」とつぶやきましたが、ものの見事にみんなぴくって反応してきました。

2021年8月15日日曜日

迷惑系ユーチューバーへの制裁実施に関する意見

 最近メンタリストのダイゴの差別蔑視発言が話題となっていますが、一人や二人は竹下登の孫の方のダイゴと間違える奴いるだろなとか思ってたら、言論人からあっさり出ました。そっちのダイゴはめっちゃいい奴なのに、さすがに風評被害も甚だしく感じます。
 なおそのダイゴの発言の中で一番気に入っているのは、「尊敬する政治家は小渕元総理です。何故ならお年玉が一番多かったから」です。

 話は本題ですが、上記のメンタリストの差別蔑視発言以上に、路上で見知らぬ女性にAV女優呼ばわりして面白がるという動画を配信したユーチューバーの事件の方が個人的にも注視してます。内容が下品極まりない上に見知らぬ他人を辱めて笑うこの行為に強い嫌悪感を抱くとともに、先ほどチャンネルを見たところ、この事件のことなぞ全く気にせずに新たに動画を配信し続けている点をみても、救いようのない連中だという印象を覚えます。

 この手の迷惑系ユーチューバーと言ったらへずまりゅうの事件がとかく著名ですが、単純完結一言で彼らについて言うと、逮捕されるかどうかというギリギリを狙っている節があります。どういう意味かというと、注目を集めるために彼らは過激な行為を日々企画、実行しており、その目標とするラインは逮捕や制裁をギリギリで科されないラインで、その範囲内であれば呵責なく他人に迷惑をかけようとするように自分には見えます。
 逆を言えば、逮捕されかねないラインについては本人らも危険と考え、見送る傾向があるように見えます。もっとも軽い罰金程度で済むならやりかねませんが。

 こうした迷惑系ユーチューバーの行為は文字通りに社会の足を引っ張ることしかないため、可能な限り根絶すべきと自分は考えるのですが、上記のような傾向を見るなら、実質的に取り締まっていくことが一番効果的ではないかと密かに考えています。


 つい昨日にも上記記事が出ましたが、暴走行為が続く水上バイク利用者に対し殺人未遂で告訴すると明石市長が発表したところ、上記の暴走行為は一気に激減したということです。よく死刑の犯罪抑止効果については議論されますが、こうした軽犯罪に対する刑罰の犯罪抑止行為というのは非常に直接的に効果があるというのを示す好例だと思います。
 それにしてもこの明石市長、かつて暴言問題で取りざたされましたが、当時から大した人だと評価していたものの今回のこの一件も国がやらないからと自ら率先して動くのは見事この上ないです。

 話を戻すと、謝罪宝どうかという問題じゃなく、少なくとも炎上したユーチューバーに対しては片っ端から騒乱罪を適用して100万円単位の罰金もしくは数ヶ月の拘禁をガンガンやっていくべきではないかと思います。へずまりゅうの時みたく
 無論、これでこうした迷惑系ユーチューバーは根絶されるわけではないでしょうが、前述の通り彼らは「逮捕されるかどうか」のラインを非常に気にするため、このラインを下げることでこうした行為は確実に減らせるかと思います。

 私自身は何でもかんでも刑罰を当てはめることに対してはあまり好ましいとは思っていませんが、この件に関してはむしろ上記の明石市長みたく率先した実践を誰かがやらなければ延々と同じことが続く、場合によっては激化する可能性もあるだけに、司法関係者にも考えてもらいたいところです。

2021年8月13日金曜日

最近の中国のコロナ流行状況

 先日ネットで中国人の母親同士が、相手本人に直接ではなく相手の子供に蹴りあうという動画について「スタンド使い同士が戦っているみたいだ」というコメントがやけに印象に残っています。

 話は本題ですが、昨夜うちのソ連人民の敵である親父にも聞かれたので最近の中国のコロナ流行状況について簡単に紹介します。まず日本と比べるなら、その流行は非常に良く抑えられており、飲食店も夜遅くまで普通に営業しています。ただ、昨年同時期の中国と比べると、ちょっと具合が悪くなってきます。
 先月下旬、南京空港の職員がコロナウイルスに感染したことがわかりました。それまでは中国における感染者はほぼゼロ、あっても一桁程度に収まっており、それ以上感染が広がることはなかったのですが、この時の南京空港の感染例はインド発のデルタ株で、中国当局も当初から強い警戒感を持っていました。

 案の定というか、この南京空港の感染以降、遠く離れた華北地域などでも同じようにデルタ株の感染例が続々と報じられています。それこそ数百人単位の感染は出てはいないものの、ウイルス封じ込め対策は強化されており、先月下旬からはそれまでマスクフリーでマスクなしでも余裕だったショッピングモールなど大規模商業施設においても、マスク着用が義務化されました。ここら辺日本人はピンと来ないかもしれませんが、モールやオフィスビル入口の警備員が必ずマスクの有無を確認した上、体温を測定しなければ入れないように今はなっています。またその際、感染確認アプリ(健康コード)の表示も義務付けられています。

 こうした強い対策にもかかわらず、これまでと比べると今回のケースはまだ流行が治まっていません。これまでであれば感染者発見の初報が出た後は続報なく鎮静化していたものの、この2、3日は特に情報が出てはいませんが、先月下旬から先週までは新規感染例の報道が続々と出ていました。
 これらが何を意味するかというと、昨年夏は実質的に感染例がゼロだった中国においても、このデルタ株に対しては鎮静は非常に困難だったという事実です。それも現在の季節は夏だということを考えると、今年の冬はどうなるのか、またワクチン接種者の感染抵抗力はどの程度なのか、大いに試されることになると思います。

 その上で言うと、今年の冬の日本は結構な数の人間が亡くなるかと思います。既に感染者の急増によって現場は医療崩壊気味と伝えられていますが、空気の乾燥する冬場はこれがさらに切迫し、また重症化患者数も激増するのではないかと思います。その上で気がかりになる点は、前述の通りワクチン接種者の感染抵抗力がどれほどなのか、率直に言って抵抗はもちろん上がるだろうが、ワクチン接種者でもやはり感染するのではという懸念を持っています。

 このような懸念を持つのも、既に二回以上コロナに感染している人が出ているからです。キャリアであっても再感染するという事実は専門家でないので詳しいことは言えないものの、ワクチンの効果性についてやはり不安を感じさせられます。ワクチンは打たないよりは打った方が確実にいいと私は思いますが、なんとなく日本の世論を見ていると、ワクチンへの疑念を呈す報道が増えており、恐らく冬場までに接種しない人は結構残るのではないかと見ています。

 最後に自分は昨年、今回のコロナ流行によって少なくとも海外往来は来年(=2021年)1年間は制限がかかったままになると予想した上、解禁は早くて2022年になると言及しました。2021年に関しては予想は的中しましたが、2022年に関しても今の状況を見る限り現在の隔離措置制限が続けられると見え、多分来年も海外渡航状況は厳しいままでしょう。ぶっちゃけ運転免許証とか起源切れてて手続きとか溜まってるのですが、隔離込みで一時帰国をそろそろ検討するべきかという状況になってきています。

2021年8月11日水曜日

断つことのできない人間関係

 昨夜未明、トルティーヤみたいなしけったスナック菓子を延々と食べさせられる夢を見ていたら、寝ぼけたまま現実世界(リアルワールド)で寝る前に右手に持ってた扇風機のリモコンを口の中に放り込みそうになりました。口空けて中に入れるところまできており、あと一歩遅ければ河村市長みたくリモコンかじってました。
 あとそのリモコンで扇風機の風速変える時、自分が風使いになった気分を一瞬味わえます。

 話は本題ですが西尾維新氏の「化物語シリーズ」と言えば非常に人気の高い作品で有名ですが先日、大暮維人氏の漫画版を大人買いして一気に読み込んでいます。こと、作画に関しては間違いなく現代漫画家において最強と言っていい大暮維人氏のコミカライズなだけあって1コマ1コマの絵柄や表現(あとそのクオリティに比した速度)は群を抜いていて、原作も評判通りに非常によくできた展開であることからなかなかもってハマっています。
 実はこれまで、化物語は人気だとは知りつつも一切触れることはありませんでした。理由は別にあるわけじゃなく、ただ単に縁がなかっただけだと考えていますが、最初このコミカライズ版を読んで気になった点として、孤高を気取る主人公が人間関係を作ろうとしない点を見て思うことがありました。

 主人公曰く、人間関係を作るということは弱点を生むことになるため、自ら作ろうとしないということです。若干中二病めいた価値観ですが、警察やマスコミ関係者にすれば結構笑い事じゃないというか、反社勢力に家族とか知人・友人関係知られると結構脅しの種になったりします。まぁ家族が拉致られても気にしないという人なら弱点にはなりえませんし、マスコミにはその手の仕事のために家族を犠牲にする覚悟のある人はいます。
 そうした業界事情は一旦起きますが、主人公の人間関係を作らないという姿勢を見ていて思ったのは、「それって取捨選択ができること前提だよなぁ」ということでした。どういうことかというと、選択の余地なく作られてしまう人間関係というのがあるからです。

 こうしたものの代表例は言うまでもなく血縁関係です。血縁があるだけで当人がどれだけ嫌がっても交流が発生してしまい、嫌々であろうと人付き合いをせざるを得ません。中には生まれてすぐ生き別れになってしまった人もいるでしょうが、血縁があるとどんなところで人間関係が復活するかもわからず、また相続などに巻き込まれることも十分あり得ます。そういう意味では、こと血縁は若干呪いめいたしつこさがあります。

 もう一つの取捨選択のない人間関係、正確に言えば選択肢はあるけど切ることが難しいものとして、集団構造、枠の中で構成される人間関係があります。具体的にはクラスメートや職場関係で、本人が嫌だと思って距離感を置こうとしても距離的な近さ、また社会的な単位でひとまとめにされるため、クラスや学校、職場が違うといった枠外の人間関係と比べると断つことは難しいでしょう。どうしたってほぼ毎朝顔を合わせることになるんだし。
 それでも断とうとする場合、手段としては不登校や退職・転職などしか実質的な手段がなく、人間関係一つ断つために別の何か、それも多大なものを犠牲にせざるを得なくなります。まぁそれでも断つ手段が実質的に存在しない血縁よりはマシかもしれませんが。

 何が言いたいのかここまで読めば察しが付くでしょうが、いじめ、パワハラ、セクハラ、ネグレクト(なんで横文字多いんだこういうの?)など、人間関係に起因する諸問題は突き詰めれば、「人間関係を断つことができない」ということが前提に存在しています。それこそいつでも人間関係断てるならこれらの問題は一挙に解決できます。まぁストーカーは難しいかもしんないけど(´・ω・)

 その上で少し踏み込むと、広義でパワハラやセクハラを内包するいじめという行為は、人間関係を断つことができないから成立するのであって、加害側はそれを盾に取っているところがあるような気がします。具体的には断つことができないのだから、無理難題を吹っ掛けられるというような。また断つことができないということを試す、それこそ忠誠を試すような感覚で行っている要素もあるでしょう。
 そういう意味では、いつでも人間関係を断つことができる環境だったらこうしたいじめとかは亡くならないにしても、いくらか減るんじゃないかなとも考えています。こうした方面からいろいろ攻めてみると、もっといろいろ有効な案が出てくるんじゃないかと思うのですが。

 話を戻すと、人間関係は大事だとみんな説きますが、それはやはり「嫌だと思えばいつでも断てる環境」においてのみ言えることだと思います。それこそマジな反社勢力のヤクザは最初は優しく接しくれますが、あとから態度を変えていろいろ要求してくる段階にはもう抜けられないという、「断てない人間関係」を盾にしてきます。これもまた一種の人間関係ですが、こんな人間関係も大事だという人はいないでしょう。
 やはり、本人がその関係の継続を望んでいないのに断つことができない重石のような人間関係は、本人、下手すればその相手にとってもマイナスにしかならないと思います。そういう意味では、いつでも断てる人間関係を構築することが、前述のいじめっぽい主従関係に発展させないためのけん制にもなるし、比較的重要なんじゃないかと思います。もっともこれ突き詰めると、「都合のいい時にだけ機能する人間関係」になってしまうのですが、個人的にはそこまで行かなくても「機能(利用価値)に根差した人間関係」こそが健全だと思って真面目に昔から機能重視で人間関係捉えています。

 ただ世の中みんな、機能に合わせてそんな都合よく人間関係を結べるわけでもなく、当たりと思って関係結んだ人が後からはずれだったという風になるパターンも少なくないでしょう。っていうむしろそっちパターンのが多いので、人間関係を広げようっていう意識がない、それどころか化物語の主人公みたく敢えて作ろうとしないで狭く落ち着かせようっていう人の方が日本だと若者を中心に多いと思います。
 それもこれも、人間関係を断つ労力が大きいせいで、もっと気軽にお互い断てるようになったら失敗気にせず人間関係広げられるのではないかというのが結論で、言い換えるともっと日本人は人間関係の断ち方を学び、共有し合うべきじゃないかと思います。何度も唱えていますが率直に言って、血縁関係は仕方ないとしても、断てない人間関係というのはそれはそれでキワモノであるという風に考えるべきだというのが自分の見方です。

2021年8月8日日曜日

コロナ大流行で日本帰国に怖がる駐在員

 本日、来週日本に帰国する同僚とお別れ会を兼ねたランチに出てきました。身内での3人だけのお別れ会でしたが、自分が選んだ焼肉屋で、焼肉もさることながらサイドメニューのうどんとクッパもやたらうまかったと口々に感想を述べあっていました。
 さてその帰国することとなった同僚ですが、「かえっていま日本に帰国するのが怖い」と話していました。まぁその意見に自分も「Me too(σ・∀・)σ」と答えてるのですが。

 報じられている通り、このところ日本のコロナ感染者数は毎日新記録を更新するかのようにうなぎのぼりの真っ最中です。オリンピック開催中ということもあって記録更新を繰り返してるのかと言いたくなるくらいのペースで、百人、二百人で騒いでたあの頃は何だったのかという数千単位のペースがこのところ続いており、感染者が出たとしても基本一桁の中国からすると真面目に駐在員が帰国に躊躇するペースで増え続けています。
 そのせいもあって、一時帰国を検討する駐在員もかえって今日本の方が危険だからと、申請が却下されるという話も聞きます。実際、今の状況を見ているとその判断もやむなしと言ったところでしょう。

 個人的に日本みていて意味が分からないのは感染ペースがかつてないペースで増えているのに対し、感染対策は何も拡大されていないという点です。一方で報じられている通り、医療崩壊回避を名目に自宅療養を求めてすぐに撤回していて、場当たり的な対応が目立ちます。率直に言って、これだけ感染ペースが増えることは全く何も想定していなかったから、何も対策をすぐ講じられないのでしょう。
 また今日も同僚と話しましたが、帰国に当たり2週間の自宅隔離が要求されていて、この間は毎日自宅にいることなどを報告するよう義務付けられるとのことですが、同居する家族に関しては一切何も措置なしとのことです。本来なら同居する家族も隔離措置を一緒に取らなければ全くもって無意味なのですが、日本は家族に関してはノーマークで、実質的に無駄に帰国者本人に無意味な隔離を布いているも同然です。この状況を誰もおかしいと言わないのが不思議でしょうがないです。

 恐らく今のペースだと、今年冬にはまたとんでもない感染者数を叩き出すと思います。敢えて提言するなら、海外からの帰国者に関しては例外なく、帰国直後に指定のホテル、または遊休状態の客船に空港から直行させ、2週間面会謝絶での強制隔離措置を取ることです。これだけでも感染拡大を数十パーセントは抑えられると思います。逆を言えば今の状況のまま突き進むことは、同僚も言ってましたけどバイオハザード的な冬に直行することになりかねません。
 まぁそれにしても、本当に日本も行政能力が落ちたなとこの頃思います。

2021年8月5日木曜日

河村たかし市長の噛みつき事件について

 別に書くような内容でもないと思うけど今週は久しぶりに更新が続いているので折角だから書きます。もっとも更新は続いているけど仕事は忙しいままだし体調は不安定のまま(ヽ´ω‘)

 さて報道されているこの事件、普通に痴呆症にでもなっているのではないかと疑うレベルの事件です。実は今度書こうとしている記事に「選挙が比例方式だから重鎮議員ほど失言やイメージダウンを気にしなくなり世間と感覚がずれやすくなる。直接選挙方式の自治体首長はまだ外面を気にする傾向がある」みたいに書こうと思っていたら、こいつのせいで一気に説得力なくなって書けなくなりました。どうしてくれる(´・ω・`)

 っていうかこれ以上書くことないので無理やり続けると、一般常識とかそれ以前に明らかに人格がおかしいと感じる人間がこの10年で本当に増えた気がします。そしてそれに慣れたのか、前と比べるとこうしたおかしい人間に対して世間の反応もそれほど激しくなく「またか( ˘•ω•˘ )」みたいにすぐ流してしまうようにもなっている気がします。まぁそれでいいってんならそれでもいいのですが。