ページ

2022年4月20日水曜日

個人的に見てみたいガンダムの新機軸

 配給が野菜ばっかで「ウサギに餌やってんじゃねぇぞ!」という声が中国人から上がっていますが全くもって同感です。なるべく頑張って消費しようとしているものの本当に野菜だけが大量に送られてくるため、一部は食べきれずに腐らせてしまうこともあります。
 あと調味料があんまりストックなかったため、塩や醤油で味付けすることが多いため食後にやたら喉が渇くのも地味に辛いです。飲み物も、お茶しか飲めないし。

 話は本題ですが、やや古い話題であるものの今度の新しいガンダムでは初めて主人公が女性になるとのことです。恐らくメインターゲットの少年や男性が以前ほど男性主人公にこだわらないこと、あと女性ファンの獲得などを狙ってというのがあると思いますが、それ以上に昨今のアニメ作品は男性よりも女性ヒロインのキャラクターが受けるかどうかが重要になってきているのも影響していると分析しています。マクロスシリーズなんて完全にそうなってるし。

 ただ、個人的にはこの女性主人公について、攻め切れていないなという印象を覚えます。せっかくだからもっと思いきり、昨今のLGBT運動の流れに乗る形で主人公をこの際ハードゲイにしたガンダム作品だったらかなり興味惹かれた気がします。
 それこそ敵味方問わず男性パイロットに対し欲情しては恐れられるようなキャラクターにする一方、メインの女性キャラは反対にガチレズにして、恋愛的に「すれちがい宇宙」な関係になるかと思いきや、両刀使いの艦長が間に入って歪な三角関係を築いたりしたら、ガンダムの歴史がかなり変わるでしょう。

 でもガチ話、主人公男でボーイズラブな作品にしたら女性ファンはかなりつくと思う。

 そうした性別関連の新機軸もさることながら、個人的に今後のガンダム作品でもうちょっと打ち出してほしい新機軸としては海こと、深海を舞台にした作品をもっと見たいと前から考えています。
 というのも密かにズゴッグやハイゴッグなどの水陸両用モビルスーツが好きなのに、近年の作品ではそもそも海戦自体発生せず、水陸両用というか潜る系のモビルスーツすら全く出てこない有様です。陸しか戦わないカプールはターンエーにはいたけど。

 具体的には母艦を宇宙戦艦ではなく潜水艦にし、戦場は基本水中、それも深海で、如何に敵に悟られずに互いに強襲し合うかというサブマリンな話を見てみたいと思います。何気に深海レベルだと宇宙での環境に近く、光は一切届かず、電波レーダーも一切効かず(音探のみ)、酸素も全くないという点で共通しており、何も宇宙にまで行かなくても深海でもSFバトルは可能です。
 ただ宇宙と深海で異なる点が一つあり、挙げてしまうと深海魚などの深海生物の存在です。現在においてもほとんど知られていませんが、知られている一部だけでもかなりグロテスクな造形していて、しかも巨大な生物もいることがほぼ確実視されています。

 なのでなまじっか高水圧にも耐えうるパイロットスーツで機体から放り出されてしまえば、最悪そうした深海生物に食われる可能性があります。この点では宇宙以上に深海の方が厳しい環境にあるでしょう。

 そうした厳しい環境、そして潜水艦という閉ざされた空間での戦闘活動など、作ろうと思えば結構見せ場は作れるような気がします。実際の深海(水深200m以下)での戦闘となると、潜水艦や機体であれば対水圧性能がかなり戦況を左右します。それこそ300m付近なら耐えられる装甲が何かをきっかけに400mまで沈んでしまうと、水圧に耐え切れずに木っ端微塵となったりします。
 また潜水艦自体もどれだけ潜れるかが戦闘能力に直結し、400mまで潜れる潜水艦なら300mまでの潜水艦に対し一方的に距離を置いて攻撃することもできます。まぁ魚雷やミサイルが、最大潜降深度の水圧に堪えられるかはまた別でしょうが。

 それら深海ならではの駆け引き以前に、まさにこの戦場こそ水陸両用モビルスーツが活躍します。空とか飛んだり宇宙に行ったりしなくていいから、深く何の救いもない水の底で戦い合うガンダム作品とかみたいです。
 なおもしやる場合、メインの機体はマリンアッシマーこと水色のアッシマーを出してほしいです。あの変形時のフォルムなんかいかにも水中用にしか見えないだけに、ここでこそアッシマーの復権を図るべきでしょう(個人的にアンクシャは好きじゃない)。

2022年4月19日火曜日

上海封鎖に関するメディア報道に関する疑問


 友人に上海ロックダウンについて記事を書け書けいわれたので、また上の記事を書きました。ちなみに先週末はこれとは別に来週出す予定の記事も書いており、色々疲れました( ´Д`)=3 フゥ

 さてその記事内容ですが、主な内容としては激烈なロックダウンが続いているにもかかわらず何故新規感染者数が減少しないのか、その感染源はどこにあるという内容が主となっています。この辺の内容はかねてからこのブログでも展開してきた内容でそんなに新たに取材したこととかはないですが、根拠データとして公式発表されている1ヶ月間の感染者数データをグラフ化して載せています。
 恐らく、日系メディアとしてはこうした上海の感染者数グラフを載せたのは私が初めてで唯一でしょう。

 何気にこの辺が非常に疑問なのですが、大手を含む他の日系メディアはこうしたグラフを一切出していません(テレビ番組では出ているかもしれませんが)。それどころか、ロックダウンに関する記事では市民の生活不安ばかり取り上げ、肝心の感染対策や経済への影響についてはほとんど触れていません。
 まぁ経済への影響は今秋から急に増えましたが。

 確かに生活不安は大きなトピックだし報じる価値のある内容ですが、その一方で実際のロックダウンの感染抑え込み効果についてはガン無視し続けるという報道姿勢は、かねてから疑問を感じていました。私が知る限り、日系メディアでこの点について触れているのはレコードチャイナだけで、日本にいる記者はともかく中国駐在記者どもは何故こうした公開データがあるにもかかわらず、この一番肝要な点を報じないのか、呆れるを通り越して内心怒りすら感じつつ今回記事を書いています。

 なお書け書け言って来た友人は、このところ日経で話題の「月曜日のたわわ」よりも「戦隊大失格」の方が胸の強調表現が激しいという私のコメントは無視して、毎週上海ロックダウン記事書けと無理難題を言ってきます。次の週末はおねむだぷーしたい、っていうかそろそろ夏の特集の準備しないといけなくなってきており、さすがにもう書かないかと思います。

2022年4月18日月曜日

野菜多過ぎ(´・ω・`)

 今日、自分の住んでる団地は最後の新規感染者発見から1週間経過したので、団地内限定の外出が許可されました。同じ条件を満たしながら外出が依然許可されない団地が周囲では多いだけにかなり幸運だと言え、久々に夕方外を散歩しましたが開放感があります。
 また今日はこのほか、1週間くらい前に団体購入していたパンがようやく届いたのと、行政から送られてきた支援物資がまた届き、なんかイベントが多い日でした。ただ支援物資に関しては見出しに掲げた通り、野菜が多すぎてもう食い切れない状態となっています。

 具体的な内容を挙げると以下の通りです。

・ほうれん草
・にんにく
・さつまいも
・はくさい
・ピーマン
・じゃがいも
・塩漬け肉
・えんどう
・きゅうり
・りんご
・マロニー

 上記内容は今回に限らず、大体こんな感じで野菜が異常なくらい盛りだくさんです。しかも基本的に線物資は1世帯に1箱的な感じで配られるため、一人暮らしの自分からしたらかなり手に余る量だったりします。
 折角の食べ物なのだからなるべくダメになる前に日持ちしない奴から食べてはいますが、運送中に傷んでいた野菜などはいくつかダメにしており、また調理方がレパートリーにない奴だとどうしても後回しになるため、試行錯誤しているもののその処理に結構困っています。ジャガイモなんてやばいくらい溜まってきたし。

 恐らく、これら支援物資は農村の所得対策として行われている面もあるかと思います。政府が一気に買い上げることで農家への所得補助とし、なおかつ一括購入による経費削減もあるのでしょうが、毎回こうも野菜だらけだと身体が無駄に健康にさせられている気がしてなりません。
 個人的には前にも書いたように、即席めんなどとかあると助かるのですが、そうした加工食品はほぼ全く回ってきません。日本なんかだと即席パスタなどが隔離中の人に届けられるそうですが、そうした映像がグループチャットに流れてきて、「日本は隔離中も豪華だ」などと中国人が言い合っているのはなかなかほほえましいです。

 ちなみにそのグループチャットで今日流れてきた者に、「感染対策赤黒リスト」というのがありました。どういう内容だったかというと、各地区の行政の感染対策評価をまとめたもので、「話にならない」、「感染を拡大させている」などと赤字地区は激しく書かれていました。もっともリスト内容の真実性を検証できないため、敢えてあまり読まずに保存もしないようにしました。第一、市民が見てもあまり意味ないと思うし。

 現在こちらは8時過ぎですが、外からはまだ子供の声が聞こえます。かなり明るい声で、普段だったら「うるせーなガキども」と思う時もありますが、今日はまだ心地よく聞こえます。

2022年4月17日日曜日

財閥が金融業を持つ意味

 財閥についてあれこれこのところ調べていますが、例えばトヨタグループ、日立グループなどは従来から存在する日系財閥グループに対し企業グループとしては引けを取らないほどの規模を有していますが、この二つの企業グループを財閥と呼ぶ人はまず多くないでしょう。では何故トヨタグループなどは財閥と呼ばれないのかというと、一番大きな点としては、小規模なのは除き、銀行こと金融業をその企業グループに有していないことが大きいでしょう。
 現在でこそ銀行は3メガバンクに集約されていますが、昭和の頃は三菱、三井、住友の財閥御三家はそれぞれ系列銀行を抱え、これ以外にも今は亡き安田グループなども保険を含む金融業を抱えていました。基本的に財閥と呼ばれるにはこうした金融業の有無が大きなベンチマークとなるのですが、その理由について個人的見解を述べると、グループ内での再投資機能が大きなポイントになるのではないかと思います。

 基本的に財閥というのは、異なる業種の企業が複数集まって初めて財閥と呼ばれ、単独の企業規模がどれだけ大きかろうとも、業種が単独であればまず財閥とは呼ばれません。では異なる業種を複数持つにはまずどうすればいいかとなると、単純に異業種参入が必要で、それにはまず投資が必要です。
 そうして複数の業種を抱えるようになった後、儲けている業種で集めた資金を使って、今度また別の業種、若しくはすでに抱えている業種に再投資する必要があります。このサイクルを繰り返すことによってどんどん取扱業種を広げていき、財閥へとなっていくのですが、この再投資という行為に当たっては言うまでもなく、金融業務が重要となってきます。

 もちろん、既存の外部取引行を利用してこうした再投資を行うことはできますが、その際に金利や手数料がとられるのはもちのろんです。ただ、これがグループ内銀行であれば話は変わってきます。
 グループ内銀行を介す場合、その際に徴収される金利や手数料は回り回ってグループの利益として留保されていきます。いわば、グループ全体で見ればほとんど経費なしで再投資できるわけで、そういう意味で財閥化への過程においてはグループ内金融機関の存在が非常に重要となってくるわけです。

 もちろん、銀行を介さない直接投資や社債などによる資金支援を行うことも可能ですが、海外投資などになってくると送金手続きなどから銀行の存在が重要となってくる、また口座管理なども含めると、やはりグループ内銀行のあるなしではかかってくる支出が変わるでしょう。
 一応、トヨタも日立もグループ内にメガバンクほどではないものの一定の金融業系企業はありますが、やはり三菱や住友グループと比べると、この辺で再投資プロセスがやや変わってくるのではないかと思います。

 そういう意味では、現代において最も新しい財閥と呼べるのはソフトバンクグループかもしれません。ここは若干本社と距離あるけどSBI(ソフトバンクインベストメント)が存在し、異業種系企業の買収を始め、単純な企業投資も行っており、グループ内で集めた余剰資金を有効に活用しています。またこの前は新生銀行を連結子会社化しており、ますます金融機能を高めてきています。

 必ずしも金融なくして財閥なしというつもりはありませんが、やはり財閥の宿命たる再投資という行為を中心に考えるなら、金融のあるなしを財閥と数える条件とするのはやぶさかではないと思います。もっとも昔と違って、ネットバンクならともかく実態店舗のある銀行を始めようとなると許認可的に難しい時代でもあるので、旧来の「財閥」というコンセプトを未だ持ち続けること自体があながち間違っているのかもしれませんが。

2022年4月16日土曜日

約一週間ぶりのほかの飲料

 相変わらず先の見えない封鎖中ですが、さっき会社が手配した荷物が届きました。中身は正直もういっぱいいっぱいなくらい余っている野菜はともかく、冷凍肉とか冷凍エビのほか、果物などは死ぬほどありがたいです。それ以上に、1本だけですが牛乳入ってて、今飲んでますがマジで「めぐりあい宇宙」のラストシーン見たくなっています。
 確か毎夜一口だけ飲んでいたオレンジジュースが尽きたのは先週だったと思え、マジでこの牛乳はお茶、コーヒー以外で口にする飲料としては1週間ぶりです。またコーヒーも1日1杯だけ(三日後くらいに尽きるが)で、それ以外は全部お茶飲んでいるので、なんかこのところ凄い味覚が変になっていました。

 牛乳を普段からそんな飲む人間ではないですが、さっき飲み切りましたがめちゃ上手かったです。辛い体験というのは心に傷をつけますが、そのかわりに日常の幸せを強く感じさせるものだとつくづく思います。まぁ封鎖自体、もうなくったっていいけど。

 何気に今日は次回のJBpress用の記事を1日中書いてました。今回は封鎖関連と定例の中国自動車市場記事の2本を出す予定ですが、封鎖関連記事は割と書くこといっぱいあるせいで全部書き切れなかった印象があります。前回封鎖もあったから10日くらいまでは割と余裕でしたが、それ越えてからは気温変動で体調をやや崩したこともあり、なんか気分的にもかなり応えました。まぁまだ続くんだけど。

 友人とも「5月の連休までに、生きて会おうぜ」とか「俺、この封鎖終わったら、コーラ飲むんだ」みたいな戦争めいたセリフを言い合っていますが、変な話ですがこういう体験してみると本当に戦争とかしちゃいけないと思えてきます。ウクライナの場合はロシアから攻め込んできたこともあるだけに、どっかの弁護士とは違って降伏しろというつもりはありませんが、やはり物資のない生活、というより物資が今後入ってくる見込みがない中で減りゆく備蓄を見るのは、かなり神経に来ます。



 ちなみに上の動画はPS2の「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」というゲームのオープニングです。発売したのは2003年ともはや20年近く前のゲームですが、非常にCGというより見せ方の演出が上手く、今見ても応える映像です。
 ゲーム内容自体も面白く、宇宙空間での戦闘体験で言えば未だこれが自分の中でもトップクラスに来ます。逆を言えば、これ以降のガンダムゲーはやや劣化気味なのですが。

2022年4月14日木曜日

意外と効いてる

ロシア軍が日本海でミサイル発射(痛いニュース)

 上のまとめ記事にある日本海へのロシア軍のミサイル発射ですが、まとめ記事のコメントにある通り、あんま期待してなかったけど日本の経済制裁がロシアに対して効いているのかもしれません。単純に日本に対しドイツやフランスと違って舐めた態度を取っているだけとも取れますが、ミサイルをわざわざウクライナで使わずにこっちで消費する辺り、案外まともな思考はもうできないのかもしれません。
 あとこれもコメントにあるけど、ほんと北朝鮮レベルに成り下がってきたな。

 それこそ3月の間は日本の経済制裁を批判こそすれども、こうした妙な威嚇行為とかはしてきませんでした。報道によると、フィンランドに対しても妙な威嚇行為をやり始めたとのことで、こういう行動を採らないと国内をまとめられない、または前述の通り合理的に思考できないのどっちかじゃないかと疑っています。全く意味のない威嚇行為だし。
 あとこのミサイル発射について、某弁護士は「日本は降伏すべきだ」とかいうのかな。


 弁護士関連と言えばこちらのニュースも気になっています。こんなに他人の合否についてワクワクするのは恐らく今後一生ないでしょう。

2022年4月13日水曜日

江戸末期の豪商が消えたわけ

 次回の特集用にいろいろ調べていますが、江戸時代においては既に中期頃より、支配階級である武士よりも商人の方が地味に強い力を持つに至っていました。江戸の徳川家を含め各藩はどこも商人に多額の借金を抱え、彼らなしには参勤交代はおろか、領国経営すらままならない状態でした。シムシティで言えば、常に借金を抱えながらプレイする状態といったところでしょう。
 それゆえ、マジで商人に頭が上がらなかった藩主もいたとされ、商人の嫌がらせ喰らって自分の藩になかなか変えることができなかった藩主も結構ざらだったと言います。

 ただ、創業100年以上がざらにある和菓子屋や大工(工務店)と比べ、江戸時代から脈々と続く商家というのは実は少なかったりします。明治以降も生き残った豪商といったら三井、住友、鴻池くらいしか私も浮かばず、少なくとも各藩の地元でブイブイ言わせていた豪商となるとほぼ壊滅状態です。それこそ鴻池みたく令和のこの時代において存在しないならまだしも、明治の前半には江戸時代の豪商の大半は消え去っていたとされています。では何故、江戸時代の豪商は維新後に消えたのでしょうか。
 答えは非常に簡単で、旧大名こと華族に悉く借金を踏み倒されたからです。

 維新後の廃藩置県を経ていわゆる旧大名家は日本から消失しましたが、旧大名家が抱えていた借金も一瞬で消えたわけではありません。ではそれら負債は最後どこが負担したのかというとどうも大半が大名家に金を貸していた豪商たちで、廃藩置県の後に「もう藩がないから知らないもん」とばかりに、みんな揃って地元や江戸、大阪の有力豪商達の借金を踏み倒したと言われています。
 豪商たちもいちおう明治政府に補償を求めたそうですが、「うち関係ないから(^ω^)」といってにべもなく断られ、これによって維新後に悉く潰れていったそうです。

 逆に生き残った上記の三井、住友、鴻池は、まだ幕府が生きていた幕末の段階で薩長(維新政府)寄りの立場を明確に打ち出し、薩長側に資金や運送面で便宜を図ったことにより維新後、論考として両替商(金融業)の営業許可がもらえたりして上手いこと生き延びました。恐らく明治政府としても、各地の豪商をそのまま生かすのではなく、息のかかった政商たちに糾合させる方が全国統一ネットワークの形成面でも有利と踏んで、豪商を意図的に破綻に追い込んでいたのではないかと思います。

 その他にはさっき調べて知りましたが、安田財閥も江戸末期に両替商としてスタートして、うまいこと維新の動乱を乗り切ってその後の財閥化を果たしていたようです。江戸末期の豪商ではないけど、如何に明治政府のパイプを持つかが当時の財界において重要だったかを示す一例だと思います。

 江戸期の豪商というと紀伊国屋文左衛門とかしかあんま出てこないですが、実際に当時、どれだけ力を持っていたのか、どんな影響力があったのかなどはもうちょっと研究される価値があるのではないかと思います。まぁその辺を含めて今いろいろ調べている最中ですが。