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2025年7月6日日曜日

映画「ジュラシックワールド」と「F1」の感想

 最近友人と公開された映画の批評合戦を繰り返しているので、この土日も計二本の映画を見ることとなりました。1本目は最新の「ジュラシックワールド」ですが、一言で言えば終盤はスリリングな展開が良かったものの、全体としてはややチープ感溢れるB級ホラー映画っぽいノリで、これがあのジュラシックパークから続くシリーズ作品なのかと若干疑いました。

 細かく話してくと、主演のスカーレット・ヨハンソンは相変わらずいい動きしていて画面内でも存在感があるのですが、それ以外の俳優は若干棒気味で、恐竜の姿にややオーバーなリアクションで驚いたりするのが少し滑稽に見えました。むしろ、子役の女の子の方が演技良かった気すらする。
 また先ほどのB級っ歩差ですが、その大半は脚本に由来します。紙屑一つで全システムがダウンする研究所といい、話の展開的にどう考えても無理があるだろうと感じる場面が多く、もっとましな脚本なかったのかよと言いたくなります。ただあるおっさんキャラが序盤から終盤にかけて、死亡フラグを延々と埋めまくる展開は見ていて逆に笑えました。まるで死亡フラグを踏むためだけに生み出されたキャラに見えます。

 あと最後に気になったのは、主演のスカヨハは「コミュニケーションの一環」と称して共演女優の胸を毎回揉むセクハラおばさん的な人なのですが、映画見ていて「この女優も揉まれたのだろうか?」という点が気になってました。

 次に、今日朝からみてきたのはブラッド・ピット主演の「F1」です。こちらは対照的にというか非常に申し分のない出来で、あからさまに金のかかった映像と感じるものの、その金のかけ方が非常にいいというか臨場感のあるレース映像と音を作り出しており、個人的にかなり満足感のある作品でした。
 俳優の演技もブラピを筆頭にどれも良く、準主役の若手レーサー役のダムソン・イドリスもその役柄を見事に演じ切っていました。もっとも自分としてはオーナー役のバビエル・ダニエルの演技が一番うまいと感じましたが。

 映像に関しては前述の通り申し分なく、撮影が困難と思える映像も見事撮りきっており、レース中のキャラの表情から車の挙動など画面切り替えも素晴らしくよくぞ作ったものだと感じ入るほどでした。また音もレースさながらの重低音が響き渡り、たまたまかもしれませんが自分が入った映画館では重低音でシートが揺れました。

 脚本に関しては弱小F1チームでオールドレーサーが若手レーサーを指導していくというよくある展開ですが、戦車マニア垂涎の「フューリー」でも似たような立場を演じてましたが、ブラピはこうしたコーチ役が本当にうまくなっているというか板についています。彼自身もキャリア当初はイケメンアイドル的な役が多く、出世作の「セブン」ではモーガン・フリーマンに指導される若手刑事役を演じてましたが、今や若手を後押しする大御所としての役割が彼には求められている気がします。

 そんな具合ですごくお勧めな映画なのですが敢えて一つダメ出しをすると、この作品はヒロインもバツイチのオールドミスであるなど、出演者の年齢層が全体として高いところが気になりました。ブラピ自身も60代だし、そのほかのキャラもオーナーやオールドミス、スポンサー、若手レーサーの母ちゃんなど年齢設定の高いキャラばかりなため、準主役の若手レーサーがその若さと未熟さという点でやや悪目立ちしているように見えます。素人目戦ながら、F1チーム内スタッフのモブでもいいから一目で若いと感じるキャラを配置しておけばもっと違ったのではと思います。
 なおそのヒロインは調べてみたらマーブル映画のAIの声の人でした。こんな人だったとは(;´・ω・)




 そんな風に映画見終わった後は家でインプのワゴン作ってました。ハセガワのキットですがともかく寸法が合わないわマニュアルが間違っているわと作っててストレスがよくたまり、あんま楽しいキットじゃありませんでした。やっぱタミヤのが上だなぁ。

2025年7月5日土曜日

BGMのかけ方が秀逸なアニメ

 先週、夕食に日本食屋へ寄った際、たまたまそこで流れていたのがm.o.v.eの「Rage your dream」という曲でした。この曲ですが以前にあるネット掲示板で、「車で事故った時に頭に流れる曲は?」という問いに対し、満場一致でこの曲が挙げられていた曰くつきの曲です。


 一体なんでそんな物騒な曲扱いされていると、上の動画シーンのせいでしょう。この曲は元々レースアニメの「頭文字D」の主題歌で、劇中でレース中に事故るシーンでこんな風に使われています。何気にこのシーンですが頭文字Dの中でも自分が特に好きなシーンで、このシーンを初めて見たときは繰り返し再生して見返すほどはまり、また若干惰性で見ていたこの作品を「ほんまおもろいやんけ」と一気にのめりこむきっかけにもなったシーンでした。
 上記の通り「事故った時に頭の中で流れる」という人がほかにも多いことから、ほかの人にとっても印象深いシーンなのでしょう。

 そもそもというかこの頭文字D、全編を通してBGMのかけ方が特に秀逸なアニメ作品だと思え、少なくとも自分はこの作品以上にBGMのかけ方がうまい作品を見たことがありません。


 上の動画も同じくシーズン1のレースシーンですが、BGMがあるのとないのとでは全然見方が変わってくると思えるほどBGMが動画にマッチしていて、視聴者を大きく盛り上げている気がします。このシーンですがよくよく観察してみると、キャラクターが会話するシーンではBGMの音量が一段落ちていて、会話が途切れる箇所付近で曲が一番盛り上がるサビ部分に入るなど、非常に計算された構成となっています。またBGMが大きくなるシーンは必然的に車の挙動が主役となり、スキール音なども大きく入るなどして視聴者をより音に集中させるようにも意図的になされていると感じます。誰が考えたか知りませんが、よくこんな風に作ったもんだ。

 以上の2シーンに限らず、頭文字DはレースシーンのBGMのかけ方が非常に優れており、この作品の魅力の半分近くをBGMで稼いでいるとすら思います。実際、頭文字Dのヒットをきっかけに日本でユーロビート系の曲が一時復権したとも聞きます。原作ももちろんすごい作品ですが、その人気をより高めたのはやはりアニメスタッフの努力もあってだと感じます。

 逆を言えば、BGMのかけ方は作品の良し悪しを大きく左右する要素にもなると思います。たまたまですがこの前見たゲーム解説動画で、「弟切草」でサウンドノベルというジャンルを開拓したチュンソフトの解説があったのですが、開発者はプレイヤーに臨場感を持たせる上で音が非常に重要だと考え、この作品を作ったそうです。
 実際、この「弟切草」にしろ次作の「かまいたちの夜」にしても、SEとBGMがともに非常に優れており、またかけるシーンやかけ方も当時の他のゲーム作品と比べてひときわ優れていました。「かまいたちの夜」の曲なんかは当時のニュース番組でよく使われており、評判良かったです。

 なお自分が一番好きなのはこちらの「Introduction」で、一部のエンディングで流れた際も使い方が非常に効果的だったと感じます。

 個人的意見で述べると、アニメ以上にゲームの方がBGMの影響が強いという気がします。かけ方ひとつで臨場感が全然違うし、SEとかもしょぼいともろに影響します。最近の作品はどうなのかわかりませんが、もう一つ上げるとしたら曲自体の良さもあって「ロマンシングサガ ミンストレルソング」も音の使い方が非常にいい作品だったと記憶します。最初に「熱情の律動」聞いたときはすごいショック受けたくらいだし。

2025年7月3日木曜日

コロナ禍以降に陰謀論者が増えた背景

 昨日の記事で大学を卒業したか除籍されたかを区別できない人はいないみたいに書きましたが、記事書き終えた後で出身学部を聞かれて「立教野球部!」と答えた故長嶋茂雄ならもしやと思うところがありました。


 今日たまたま上の記事を読んだのですが、これを見てちょっと思うというかある仮説が浮かんできました。

 記事の内容自体は選挙期間中、世論を誘導しようしないように報道を控える傾向にあった新聞やテレビなどのオールドメディアに対し、SNSでは選挙や候補についてあることないこと報じまくり、それらに対してオールドメディアが黙っていることから陰謀論を信じる人が増えたといったことが書かれてあります。この点について筆者は、選挙期間中でももっとメディアは発信すべきだし、記者も主観的意見をもっと述べたほうがいいと書いてあり、この点について私も同意します。
 というか読者の側としては情報の最前線にいる人がどう思っているのかを聞きたいわけで、変に遠慮して差しさわりのない事実だけ報じられても困るといった感情を持つものだと私は思います。無論、ジャーナリストが自分の意見を流行らせようなどと言う野心をあまり持つべきではないものの、どう見てもおかしい、矛盾があるような発言に対しては「こりゃおかしいだろこいつ」的に、個人的見解と踏まえた上で発信することも必要だと思います。

 この辺、JBpressでは記者というよりコメンテーターというポジションを選び、自分の主観的意見も良く載せていました。自分の実感としては、やはりそういった主観的意見を読者も評価してくれたのではないかと思っています。

 話を戻しますがそんな一時期はやたら批判していたプレジデントの記事(実際、6年くらい前はヤバい記事が多かった)を読んで、陰謀論がコロナ渦以降に増えた背景というのは明確な根拠があるのではということに気が付きました。
 これも主観的意見と取られるかもしれませんが2020年のコロナの流行以降、明らかに日本国内で陰謀論が力を増したと私は考えています。具体的には反ワクチン運動や上の記事にもあるようなディープステートとかで、これらと比べるとHAARPなんて全然かわいいもんだったと思えて仕方ありません。っていうかこの単語、まだ覚えてこういう風に使っているのも自分くらいでしょう。

 このコロナ以降の陰謀論に関しては、コロナによる外出制限や他人との接触不足などコミュニケーション不足を原因とする指摘をよく見ます。これらも確かに影響してはいると思うのですが、だったらかねてから引きこもり層に陰謀論者が多くなるはずで、今問題となっているように家族のある人たちが陰謀論にはまって家庭を崩壊させるなどの状況を踏まえると、ちょっと違うような違和感を前から思っていました。
 じゃあ何が原因なのかというと端的に言えば、これまでネットにあまり接触してこなかった人が接触するようになったことが、最大の要因じゃないかと思います。

 この思い付きのきっかけは、以前にある信仰を持つ高齢の方から聞いた話です。なんでも、その仏教系の団体ではコロナ流行期に読経会も制限されるようになり、代わりにオンラインでの読経会が開かれるようになったそうです。するとそれまでスマホすら触ったことのなかった高齢者をはじめとする人たちも、このオンライン読経会に参加するために必死で操作を覚えるようになり、今ではオンライン会議の招集から設定、さらにはSNSまで自在に駆使するようになったそうです。

 ここまで極端な例でなくても、コロナ以降に対面回避のため様々なオンラインツールが社会に普及するようになり、それまでネットと縁のなかった、または使っていてもごく限られた機能しか使わなかった人たちが一気にネットの使い方を覚え、習熟したという事実は間違いないと断言できます。しかし、コロナ以前からネット利用に慣れた人と比べると、こうした層はネットリテラシーに疎いままネット上の情報に触れるようになったのでは、というのが今回の思い付きというわけです。
 つまり、ネット上の情報をデマかどうかを判断できるほどネットリテラシーがなかった人たちは、以前はネットそのものをあまり使ってなかったため影響を受けなかったものの、コロナをきっかけに使うようになってデマ情報に触れるものだからそれを鵜呑みにしてしまい、結果的に陰謀論を信じる人が増えたのではというのが、私の見方です。

 このように考えるのもネットがサービスを開始し、2ちゃんねるが影響力を持ち始めてた2000年前後も、結構似たような状況が起きていたということを思い出したのもあります。あの当時は今以上にアングラな雰囲気があり、表に出ない情報が2ちゃんねるとかでは書かれていると信じ、陰謀論者になる、身内受けしかしない情報に染まる人間が結構多くいたように思います。なんでそうなったのかといえば単純にネットリテラシーが低かったとしか言いようがなく、情報の検証や判断が全くできず、過激な意見ほど耳を傾けてしまう人が多かっただけです。
 多かれ少なかれ、どの人も最初にネットを使い始めたころには似たような体験がいくらかあるのではと思います。

 その上で話を戻すと、コロナ以降に陰謀論者が増えたというよりかは、陰謀論に抵抗力のない人もネットを使うようになったというのがより現状に則した見方じゃないかと思うわけです。最初のプレジデントの記事を見て、そこに出てくる陰謀論を信じる人も単一の情報ソースに依存しているように見え、複数の情報ソースを比較、検証はおろか、そもそも検索すらおぼつかないように見えますし。
 さらに言えば、コロナ以降に陰謀論に染まった人というのはやや年齢層が高い人が多いように思え、この点もそれまでネットに触れることが少なっかた層じゃないかと思う要素です。楽観的な意見を述べれば、今後もネット利用を増やしていけば自然とリテラシーも高まり、「あの頃は若かった」的に思い直してくれる可能性もあるため、ある意味で今くらいが陰謀論のピークで、もうしばらくしたら徐々にこの手の人は減ってくんじゃないかと思います。戻ってこれない人は何人かいるでしょうが。

 にしてもこの点を考えると、今後は中学生くらいのネットを使い始める子供がこうした陰謀論に一時的とはいえ染まることが増えてくんだろうなとも思います。中二病的に早いうちにイタイ体験してもらってリテラシー積んでもらうのもベターですが、こうしたリテラシー教育も今後学校とかでしてかなければならないと考えると、なんか教育が難しくなった時代に入ったとも思えてきます。

2025年7月2日水曜日

キャッ党忍伝てやんでえ

『キャッ党忍伝てやんでえ』新作ゲーム制作決定!山口勝平ら声優陣のコメントも到着!(タツノコプロ)

 もはやタイトルを知ってる人も少ないと思いますが、テレビ放送から30年以上経過しながら今度ゲーム化するという「キャッ党忍伝てやんでえ」を、自分は子供の頃めちゃ好きでした。

 この作品は30年以上前にタツノコプロが製作し放送されたアニメシリーズなのですが、ちょうどあの頃のテンポの良さ(=細かくセル画を製作する能力がなかった)がよく出た作品で、とにもかくにも展開が早く子供にも受け入れられやすい作品でした。また当時もファミコンでゲーム作品が出てますが、意外にこれが面白く、ステージごとに使える助っ人も非常に的確で原作ファンも納得なゲームでした。

 ただこの作品、どうも動画テープの行方とか海外配信とかでトラブったとかいろいろ噂ありますが、人気はあったと思うものの放映終了後は一切触れられることがありませんでした。当時であれば再放送とかあっても良かったと思うもののそういうものは一切なく、それ故に自分みたいに印象としては強く残っているものの、こうして話題に出す人はほとんどいなくなった気がします。

 なお自分大学生の頃、講義開始前のゼミの教室で何故かこの作品の名前が出てきて、その場にいた女子学生一人だけが「覚えてる!」と反応してきました。ほかの学生からどんな作品だったのかと聞かれ、

「えっと、主人公が猫で、メカで、忍者で……」
「一体どれなんだよ?」

 という、シュールな会話をしたのをよく覚えてます。

伊東市長の学歴詐称について

学歴詐称疑惑の市長が会見「大学に確認したら除籍になっていた。戸惑っている。選挙中に卒業したと言ってないので公職選挙法違反ではない」(ガハろぐ)

 詳細についてはいちいち説明しませんが、学歴作業疑惑の出ていた伊東市の田久保市長がようやく認めました。もっともこの期に及んでも除籍されたのを卒業と思い込んでいたとすぐわかる嘘をついているあたり、この人がカスであることは明白です。「うそつきはプーチンの始まり」とも言いますが、こんなしょうもない嘘をつくあたり絶対に権力もたせちゃダメな人間なのですが、こういう人間が選挙で受かってしまう現状自体が一番問題である気がします。

 ちなみに学歴詐称という自分が真っ先に浮かんだのはサッチーこと野村沙知代で、この人の時は逮捕収監まですぐ行ったのですが、今回の田久保市長についても反省がない当たりさっさと捕まえて下ろした方がいいんじゃないかと個人的には思います。ってかそれ以上に気になるのは除籍理由で、学費未納とかならまだしも何かしらの事件を起こしての除籍であれば話はこんなもんじゃすまないでしょう。

 それだけに、恐らく絶対しないであろうけどこの人に反省の意思があるなら除籍理由を話すべきであり、話さないのであればメディアは除籍理由を必死で追うべきでしょう。ぶっちゃけ、話そうとしないなら適当な憶測でも記事流していいと思うし、それを否定しようとしてもこの人の場合は既に現在進行で嘘ついているから、誤報流したって許される気すらします。どちらにしろ、繰り返しになりますが権力もたせちゃいけない人です。

2025年6月30日月曜日

STOP!時間泥棒('Д')

 去年の夏にあまりの暑さから家にいたくないため週末に映画館に通う出して以降、映画館に足を運ぶ機会というか頻度がめちゃ高まりました。おかげで店員のおばちゃんに顔見ただけに「あいよ、コーラね(^_-)-☆」と言われるほどにもなってます。
 ちなみによく行くカレー屋でも自分が店に入るやおばちゃんが別の店員に、「こいつは野菜カレーだ」とつぶやいてきます。で、案の定野菜カレーをいつも注文します。

 話を映画館に戻すと、自分が言っている映画館では上映時間になるとまず映画館がある商業施設に併設されたマンションの宣伝動画を見させられます。この1年くらいずっと流しているあたり、ずっと完売してないんだろうなってことがわかります。
 そのマンションCMが終わると今度は、戦闘機や戦車、火砲の映像の映像とともに、「強い軍がわが国にはある!」という、中国の国威発揚動画を見させられます。毎回同じパターンの映像を見させられて正直飽き飽きしているので、もっと別バージョンも作れよと中国には言いたいです。

 以上、二つの動画を見終わってからようやく映画本編が上映されるのですが、この二つの動画が流れる時間は大体1分半程度なので、そんなストレスなくいられるというかすっと目当ての映画に移ってくれるという印象があります。というのも日本の映画館だと説明するまでもないですが、別の映画作品のCMを数本見させられた挙句、「auなら割引クーポンが……」と、正直かわいくもないしストーリー仕立ても悪いと思う携帯クーポンの宣伝、そして「STOP!映画泥棒」の海賊版に対する注意喚起パントマイム動画を立て続けに長々と見させられます。
 きっかり時間測ったてるわけじゃないけど、なんかいつも10分くらい見させられているような感じでげんなりさせられます。

 多少広告が入るのは仕方ないとは思うものの、それにしても日本の場合はちょっと長すぎるというか、早く映画を見たいというのにそれをあざ笑うかのようにくそどうでもいい動画を見させられるのはいい気分しません。っていうかこうした動画なくせば上映時間をかなり短縮できるように思え、回転効率も高められるし、また来館者も短くなった時間を別に有効活用できるということを考えると、あの手の上映前クソ広告動画は時間泥棒じゃないかと言いたくなってきます。
 第一、海賊版の撲滅を訴えるならあんな見飽きたパントマイムなんかせずとも文字表示などで5秒くらいで済むだろうと思えてなりません。余計なクリエイター心なんて発揮せず、もっと社会の時間を有効に活用しようという意思を日本の映画館、映画会社は見せてもらいたいです。

2025年6月29日日曜日

日本のアイスはヤバい(;´・ω・)


 仕事で忙しくて時間取れないので、すぐ作れるたまごひこーき版F-35を作って遊んでました。時間ないなら遊ぶなと言いたいですが。にしてもこのF-35、リアル頭身だとずんぐりむっくりでカッコ悪く感じますが、かえってこの二頭身形態で、且つ塗装も派手だと結構いいデザインしている気がします。

 話は本題ですが、夏本番ですが実はこの10年くらい、夏にあまりアイスを食べるという習慣もなければ記憶もありません。何故かというと中国で売ってるアイスは、今だともう少し良くなってるかもしれませんがあまりおいしくなく、少なくとも自分の舌には合わないため避け続けてきました。そのせいでアイス食べる習慣も完全に失われ、無駄にアイス断ちする夏を毎年過ごしてきました。

 ただちょうど今から10年前のこの時期、どうしても急にアイス食べたくなって高いけど品質が確実に保証されているハーゲンダッツを近くのコンビニに買いに行ったら、「お前こんな高いアイス食うのかよ?(;´・ω・)」と、レジの時に店員に言われました。
 中国の普通のアイスは5元くらいに対してハーゲンダッツは30元するので確かに高いのですが、「そもそも仕入れて店においてるのはお前だろ(;゚Д゚)」と言い返したい気持ちを抑えつつ、「俺だっていつも食うわけじゃない、今日は特別なんだ( ゚Д゚)」と言って、買って帰りました。

 そんな昔話はさておき、今年もアイスを一切食わない夏が来ると感じていた先々週、いつもの日系スーパーに週末の買い物に行ったところ、「2本で20元(約400円)」という値札とともに、モナ王がそこにおいてありました。
 かねてよりモナ王こそ、この世を統べるに真にふさわしい王であると固く信じるほど信奉してきた私なだけに、この突然のモナ王の登場には面喰いました。価格はさすがに割高とはいえ中国でこうして大っぴらに売られている事実に驚愕するとともに、気が付いたらかごの中に2本入れて買って帰ってました。先週も同じく2本20元で売られていたためまた買って、土日使って食べてました。

 こんな具合に夏にアイスを食べる快感を久々に思い出していた昨日土曜日、また今日もモナ王買って帰ろうかと店内を巡っていたところ、スーパーカップが12元(約240円)で売られていました

 モナ王も昔から好きでしたが、スーパーカップはもっと好きというかしょっちゅう食べていました、あの値段であの味とボリュームは自分的にあり得ず、普通に上海で移し替えて出すだけでも十分お店として通用するとマジで信じています。しかも今回スーパーに置いてあったのはバニラ、抹茶、トロピカル味の3種類で、気が付いたらモナ王より高いのにトロピカル2箱かごに入れて買って帰ってました。
 ただ真夏の激熱時に自転車で20分くらいかけて帰ったため、家に帰るころには少し中身が溶けているのを感じました。ぶっちゃけ早く食べたかったですが必死で我慢して、再冷凍が終わる夜まで待ってから食べましたが、マジで麻薬中毒かのように待ってる間はスーパーカップのことしか考えられませんでした。

 そして明けた今日、まだ冷凍庫にはもう1個のスーパーカップが残っており、今日の晩にでも食べようかと思って朝起きて自宅PCで遊んでいたところ、気が付いたら開けて食べてました。早朝からスーパーカップを食べてしまうという自分の行動の突飛さに驚くとともに、「日本のアイスはヤバい」という印象を久々に思い出しました。
 さっきも似たようなこと書きましたが、モナ王、スーパーカップクラスのアイスを中国で食べようものならマジで専門店行って500円くらい払わないと食べられない気がします。なんでそんなヤバいレベルのアイスをあんな低価格で市販してんだよと思うくらい日本のアイス業界は狂っていると思っており、今日その片鱗を久々に感じました。