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2026年1月11日日曜日

ズッコケ三人組の山賊編の悲しい結末

 「ごみ捨てに行く」という発音が「Go mistake!」という風に聞こえるのではと、昼寝から目覚めた自分に天啓が走りました。


 それはさておき本題ですが、児童文学作品の「ズッコケ三人組シリーズ」は一定の年齢層以上ならその名を知ってる人も多いかと思います。自分も小学生時代に当時までに出ていたシリーズは全て読破しており、特に一番最初に読んだタイムスリップして平賀源内に会うという作品を読み、後にひときわ強い関心を持つ平賀源内を初めて知ることとなりました。

 簡単にこのシリーズの紹介をすると、運動が得意で勉強はダメ、読書好きで学習意欲はあるのに勉強はダメ、やや肥満体で勉強はダメという典型的特徴を持った小学生の男の子三人組がいろんな事件に関わっていくというのが主な筋立てになっています。その体験というのも上記のタイムスリップをはじめ、殺人事件など普通ならまず体験しないようなSF的なのもあれば、隣町の小学生グループと集団喧嘩など小学生っぽいものもあり、ともかくバラエティに富んでいます。
 現在の目線でこの作品を思い起こすと、やはり小学生でも読みやすい文体なのと、主要キャラクターを固定していてブレが少ないことから優れた児童文学作品だったという気がします。実際非常にファンが多く、確か13年前に大学の後輩が、「ちなみに花園さんはズッコケシリーズ読んでました?(´・ω・)」と話題に出すくらい影響力ありました。

 そんなズッコケシリーズでも自分の中で平賀源内が出てくる巻と並び、強烈に印象に残り「あの内容をよく小学生向けの本でやったな(;´・ω・)」と思い続けていたのが、上の動画で紹介している「山賊体験」という巻です。詳細は動画を見てくれれば早いですが、近所の青年とドライブ中に山の中で暮らすカルト教団に拉致され、そこの住民となるように主人公らは強制されるという話です。
 当初は抵抗したもののしばらく月日を過ごしてカルト教団の生活にも慣れていくのですが、それでも望郷の念から主人公ら(小学生)は監視が緩む祭りの日に脱出を図ります。ただ救助を求めた人里にもその教団の影響力が及んでいたためあっさり捕まり、処刑されるのを待つ身となってしまうのですが、教団の教祖の憐れみを受けたことで秘密裏に逃がされることとなります。この際、一緒に拉致された青年はすでに教団内で恋人もできていたことから同行せず、そのまま教団に残り永別することとなります。脱出後、主人公らは警察に顛末を話して残された青年の救助などを求めたものの教団のアジトなどを見つけることはできず、結局迷宮入りとなるところで、小学生編は終わります。

 以上の内容、特に拉致して強制的に住民にするくだりとか児童文学でやる話かよと小学生の自分ですら色々疑問に思ったりましたが、逆にその強烈過ぎる展開からか記憶にも一層残り、ほかのシリーズよりもずっと記憶に残ることとなりました。実際上の動画によると、私以外からも評価が高い層でシリーズ人気ランキングでも上位に入っているそうです。

 そんな山賊編ですが、なんと「ズッコケ中年三人組」で続編が描かれていたというのを上の動画で初めて知りました。これ自体かなり驚きでしたが、それ以上に明かされた続編の結末というのも本編以上に強烈で、しばし放心状態となりました。これまた詳細は動画で見てほしいですが、端的に書けばあの教団の共同体は崩壊しており、それも大量殺人によるものだということが明かされます。かなり救いのない結末で、なんか「夢の終わり」という単語が頭に浮かんできたほどでした。

 以上のようにショックを受けたストーリーの顛末ですが、藤本タツキ氏の「さよなら絵梨」でも描かれているように、芸術っていうのはある程度、観衆を傷つけてなんぼなところがあると思います。心に傷を負わせるような内容を見せつけることが芸術の一つの要素であり、ショッキングな展開というのがあるからこそ芸術的価値があるとも言えます。少なくとも、記憶には強く刻まれます。
 そういう意味ではこの山賊編はズッコケシリーズの中でもひときわその要素が強いものだったのかもしれません。なんせ30年くらい前に読んだ一冊の本についてこうして記事を書かせるくらいなんだし。

2026年1月10日土曜日

日本人の中国に対する理解

 多分意識している人は少ないでしょうが、この十年間で日本人の中国に対する理解はかなり高まっていると私は思います。かつては「春節」と言っても反応できる人は少なく、メディアでも「旧正月」という表現の方が使われることが多いですが、今や注釈なしで春節という単語を使って中国人の旅行状況などを伝えるようになっています。
 またファーウェイやシャオミーなど、ブランド力をつけたことが大きいのですが日本人にとって一般的に認知される企業も多くなってきています。中国人の考え方というか傾向に関しても、接触する人間が増えてきていることから以前と比べると理解が急激に進んできているという印象があります。

 ただ上記傾向、こと自分にとっては実は逆風だったりします。それこそJBpressで書いてた頃なんかは中国に対する理解の薄さを逆手に取って「中国ってこんなんなんだよ(・∀・)」みたいにしたり顔で解説や紹介記事をかけるようになりましたが、連載後半なんかは「この辺の内容はもう別メディアでも報じられているし、日本人でも知ってる人が多いから記事化はできない(;´・ω・)」などと、ネタ切れネタ不足に苦しむ羽目となりました。マジでこんなはずじゃなかったのに。

 この反対に、中国人の間でも日本に対する理解はかなり進んだ気がします。それこそ昔は日本を軍国主義みたいだとマジで考えている人も少なくなく、日本人は日ごろから軍事訓練してアジアへの再侵攻を考えている、日系企業はその先兵だなんだと傍から聞けばギャグにも見えるようなことをマジで信じている人が少なくありませんでした。もちろん今でもいないわけではないですが、日本を旅行して直接見聞きしてきた中国人が増えて、「なんだ、意外と普通じゃん(;´・ω・)」という声が広まり、十年前と比べると日本に対する軍事的脅威を感じる人は激減しているとはっきり言えます。
 まぁそのせいかもわからないけど、日本のことを軍事的に若干舐めた見方をするようにもなってきていますが。

 恐らく多くの日本人からすれば、高市総理の発言に始まる中国の度重なる日本への嫌がらせを見て、日中関係は悪化していると考える人は少なくない気がします。ただ私に言わせると、日本人と中国人の相互理解はこの十年で遥かに進み、お互いに「よくわからないやばい奴」という印象はなくなってきていることから、政治的対立はあるとしても全体で見た関係性は深まっているように見えます。そういう意味では、関係性は悪化しているというより改善しているという風に見るべきでしょう。

 でもってほかの人が書かないことを書くと、今後中国が不況になるにつれて日本人に対する感情は逆に良くなる気がします。というのも、現在マジで中国では日系企業の撤退が相次いでいるのですが、その際に中国人従業員からは「日系企業で働いていてよかった」という声をよく聞くからです。
 なんでかというと中国は日本と違って企業の再編や解散時に解雇する従業員への支給退職金について計算基準などの支給規定を定めているのですが、意外や意外に中国企業とかの方がこの退職金規定を守らないというか、一時金を出さずに解雇するパターンが多かったりします。そのため辞めさせられる中国人は自分で役所へ仲裁を申し出たり、法規を読み込んで自分で計算したりしなければならず、そうした対応を解説する情報や体験記サイトも無駄に充実してたりします。

 それに対し日系企業は律義に基準を守り、しかも揉め事を避けるため基準以上に多く包んだりします。実際自分が見てきた日系企業もコンサルが提示した基準よりも多くするよう自ら決めるなど、解雇する従業員へほぼ確実に強い温情を見せます。
 こうした日系企業の解雇時の姿勢は中国人の間でもかなり認識されており、解雇されることはもちろんダメージであるものの、それでも日系企業であれば一定の一時金を得られるので、「むしろ、俺もお金もらってこの際辞めたい(´・ω・)」などと、会社側が残留を請う従業員からも退職希望が出されたりするくらいです。

 私個人の見方ですが、以上のような日系企業の姿勢は確実に中国人の日本に対する感情を肯定的に後押ししていると思います。そういう意味ではこれまで温情を強く見せてきた撤退日系企業には強い感謝の念を持つとともに、こうした姿勢は必ず評価されるべきものだとしてここに書こうと思った次第です。でもって、今後中国で不況が広がり国籍問わずリストラする企業が増えるにつれ、「日系企業は解雇時も優しい」などという評判が高まるのではないかと期待しています。

2026年1月8日木曜日

ベネズエラ出身野球選手とくれば

 今日は帰宅中に電子書籍で購入した水木しげるの「方丈記/水木しげるの泉鏡花伝」を読んでましたが、水木の晩年期の作品と後年確立した伝記漫画の手法がいかんなく発揮されてて夢中で読みました。でもって巻末の「日出処の天子」の作者である山岸涼子氏の寄稿文がまた良く、読みながら往年の水木しげるを偲んだあまり上海地下鉄の中で落涙してました( ;∀;)
 ちなみに山岸氏によると、ある時雇ったアシスタントがミリの範囲で凄まじく集中線引けるくらい技術高くて聞いてみたら、元水木しげるのアシスタントだったらしく、その伝手で水木にもあったことがあったそうです。なおそのアシスタントは水木の家へ住み込み始める際に水木から、「あなたの部屋はにぎやかだからね」と言われ、閑静な住宅街なのになんでと思って入ってみたら窓の先には墓地が広がってたそうで、「にぎやかって夜中のことかよ」と思ったそうです。

 それで話は本題ですが今日は米国のベネズエラ攻撃を受けて急遽立ち上げられたあるベネズエラセミナーに参加してきましたが、そこそこ面白かったです。内容を簡単に説明すると、まず石油に関してはベネズエラの重質油を生成できる精製所を持っているのは米国内に2社だけで、あと米国系企業1社がベネズエラで活動しているだけだそうです。そのため今回の攻撃でベネズエラの石油を手に入れるとしても、トランプ政権が終わったらまたひっくり変わる可能性もあるだけに、米国系石油会社がベネズエラ産石油の精製能力を高めるかといったら微妙なため慎重なり、石油市場に与えるインパクトは価格を含めほとんどないと指摘していました。

 あと、現地のベネズエラ人は完全にラテン系の人で、今さえよければそれでいいって人ばかりなため、今回の政変を受けて生活がよくなれば、「前よりいいじゃん、米国万歳(^o^)丿」みたいな感じになると思われ、反米感情とかそういうのは広がらないとも言ってました。これも非常に納得できます。もっとも米国は現在のベネズエラ政権を完全に打倒するつもりは内容で、軍と結びついた現在の政権はそのまま続くとも言ってましたが。

 そんなベネズエラセミナーだったのですが、講師の一人がやたら野球好きで、終わりの方で「ベネズエラ出身のメジャーリーガー」という資料を各選手の顔写真付きで紹介してきて、一人ひとり安否確認状況とかも教えてくれました。でもって如何にベネズエラの野球人気が高いか、実力はどれほどかも詳しく解説してきたのですが、実は自分も今回の政変で気になったのはベネズエラ出身のプロ野球選手のことでした。

 ベネズエラ出身のプロ野球選手、というより外国人野球選手の中で最も高い実績を持つ者とくればやはりアレックス・ラミレス氏でしょう。彼の場合、もはや国籍も日本で現在も多方面で活躍しているだけに、よく日本に来てくれたと思う選手です。
 なお彼がヤクルトから巨人に移籍した際、ヤクルトファンの友人は急に手のひら返して「ラミレスなんて三振多いから絶対活躍しない」などとやたらディスってました。
 そのラミレスと時期が少し被ってて、打撃という点では歴代トップじゃないかともいわれるのがアレックス・カブレラ氏でしょう。彼も印象に残っているベネズエラ出身選手で、その活躍時期を見ている人ならきっと覚えていると思います。

 ただ上記二名よりも、自分が一番印象深かったベネズエラ出身選手を挙げるとなると、ラミレス氏同様にヤクルトから巨人へ移籍したロベルト・ペタジーニ氏だったりします。いかにも典型的なヤクルト獲得外国人でとにかく長打力がすごく、巨人へ移ると最初は活躍するが勤続疲労が激しく出る点でも共通してました。このペタジーニ氏はパワプロのホームラン競争で遊ぶときはホームランが出やすいためいつも使ってました。それだけに今回の政変を受けてどうなのかと少し心配しましたが、どうやら米国に居住しているようなので特に問題はなさそうです。
 にしてもベネズエラ出身選手は本当に多いっていうか、ベネズエラオールスターすら作れそうです。

2026年1月7日水曜日

去年見た中で素晴らしかった広告

 ちょっと時間経ってますが1/5に自宅で牛肉焼く際に、5年前に買ったバターを使うかで若干悩みました。ネットで見たら賞味期限切れはカビなどでヤバいと書かれていたのと、友人からも止められたので結局使わずじまいですが、1年前、つまり購入から4年後には最低1回は使用していました。中国では食パンは絶対に焼かないという謎ルールを自らに課しているため、バターって買ってもなかなか使う機会がないのでついつい時間を経過させがちです。
 なお買ってきた牛肉は安かったけどあんま質が良くなかったのと、やっぱバター使ってないせいかあんまおいしくありませんでした。

 話は本題ですが先祖代々広告屋の一族に生まれながら親世代とは違って広告業ではなくライター兼松戸戦士となった私ですが、一族の影響からか子供の頃より広告のシステムとか業界をよく見ていました。それこそ昔は広告大賞がたくさんあって年間最高テレビCM対象とかもよく取り上げられていたものの、近年のテレビ離れの影響もあってかこの手の報道を年末についぞ見ることなく、また「話題になるCM」自体がもはや死語な感すらあります。
 ただそんななかでも見るべき広告というかプロモーションがあったので、個人的に良かったものをいくつか紹介します。

1、マルちゃんとガンダム・ジークアクスのコラボCM

 誰もがご存じの赤いきつねと緑のたぬきに、文字通り赤いシャアと緑のシャリア・ブルを掛け合わせたCMなのですが、初見で「まるでこの商品を売り込むために生まれてきたようなキャラの組み合わせじゃないか(;´・ω・)」と妙に感心してしまいました。色がばっちりあってるし、尚且つアニメ本編でもコンビを組んだこの二人の妙なイケメンボイス使うなど、企画した人はマジ凄いと感じ入りました。っていうか濃いキャラ同士だから、ほかの商品とかにもいくらでも使えそう。

2、花王の「きれいなおそうじ」

 これも一時話題になりましたが、花王が自社商品を宣伝するためにホラーゲームを作るという異色の試みはかなり影響を与えた気がします。詳細は上のリンク記事にもありますが、怪物に襲われながら家の中を花王製品を使って掃除するというコンセプトが非常にうまく、動画をテレビやCMで流すのではなく、このようにゲームに仕立てるという取り組みは見事というよりほかありません。恐らく今後、追随する企業も出てくるのではないかと思うとともに、動画に頼らないプロモーションとして画期的だった気がします。

3、マクドナルドのサムライたまご食べ美

 これも上の動画見てもらうのが早いですが、マクドナルドのサムライマック新商品の発売とともに出されたこの公式キャラクターについて発表されるなり「初めましてじゃねーだろ」というツッコミがなんかツボにはまりました。簡単に説明すると、このサムライたまこ食べ美というキャラクターは、前年に登場した今だけダブチ食べ美というキャラとまんまそのまんまで、名前と衣装変えて「初めまして」と白々しく登場してきたキャラです。
 元のキャラクターも人気を得ていたとはいえ、こうして特に説明なく再登場させるてくるあたりマクドも考えてるなという気がします。多分今年もなんかのプロモーションに出てきてランランルーするんじゃないかな。

 以上が2025年に自分が気になったというか印象に残った広告というかプロモーションですが、やはり2番目の花王のゲームリリースが一番すごかった気がします。ほかのもそうですが一方的に情報を押し付けるのではなく、情報を受け取った人間に如何に再配信してもらう(バズる)かが現代のプロモーションでは重要であり、その起爆方法が今後研究されていくんじゃないかと思います。
 逆を言えば、芸能人を使ってCMはその手のプロモーションと相性悪い気がするので、今後さらに減るかもしれません。如何に身近に如何に素材価値を持たすか、この辺がカギじゃないかな。

2026年1月6日火曜日

日本はウクライナから水中ドローンを買うべき

 昨夜コンビニで買い物した際に買ったものを鞄に詰め込んでいる最中、無意識にテーブルの上にあった自分が買ってなかった飲料も鞄に詰め込んでしまってました。帰宅後に気づきすぐさま自宅前の党のコンビニに返しに行きましたが、店主とはもはや数年来の顔なじみということもあり笑って許してくれました。なんだろう、風邪でも引いているのだろうか……。
 本題ですが結論から言うと、日本政府は米国からF-35を買うよりも、震電Ⅱを開発するよりも先に、ウクライナから水中ドローンの技術供与をしてもらうべきだと思います。今日本、そして台湾が最もそろえるべきはこの兵器に尽きると思います。


 報道からやや時間がたっていますが、昨年12月にウクライナ軍は水中ドローンのサブシーベイビーで黒海のロシア軍潜水艦の撃沈、最低でも損傷を負わせています。正確な距離数こそわからないものの相当な射程距離を持つとみられ、またその迎撃や対策が難しいにもかかわらずこれほどの攻撃力を持つというのは文字通りゲームチェンジャーのような存在です。
 また水上ドローンのシーベイビーも大きな戦果を挙げているとされ、どちらも海洋国の日本にとって持つことができたら非常に有用となりうる兵器に思えます。もっとも日本以上に、台湾の方がその価値を最大限に生かせる可能性もあるでしょう。

 仮に中国が台湾有事を仕掛ける場合、馬鹿正直に上陸作戦を仕掛けてくる可能性は実際には低いです。間に台湾海峡を挟んでいるうえに台湾側も海岸沿いに防御設備を終えており、多分本気で中国が上陸を図っても返り討ちに遭うだけでしょう。そのため中国軍としては、台湾周辺を完全に閉鎖して兵糧攻めみたいな状況へ追い込むかと思います。
 兵糧攻めと言ってもただぼーっと見ているだけでなく、遠距離からの砲撃を繰り返すことになると思います。これに対し台湾も応戦するでしょうが仮に閉鎖されていれば次第に砲弾に事欠き、文字通り矢玉が尽きたところで中国は上陸を仕掛けることとなります。これは逆を言えば、日米がきちんと台湾に補給することさえ可能ならば台湾は持ちこたえる可能性が高いとも言えます。

 もちろん中国もそんなことわかっているだろうから、日米が干渉しないように台湾東側の海上で群艦並べて補給を阻止してくるでしょう。これに対しその軍艦を無視して補給を敢行し、中国軍の砲撃を受けるか、そして反撃に出るかが日本としての分かれ目になってきます。しかし最も理想的なのは、中国に台湾周辺の海上封鎖を行わせないことであり、その手段としてはこのウクライナの水中ドローンこそが最適解であるような気がします。

 ぶっちゃけウクライナの戦果を見ていると、その気になれば空母も沈められるんじゃないかって機体すらあります。また中国軍対策だけでなく日本としても四方を海に囲まれているだけに、この水中ドローンを大量に配備さえできればあらゆる上陸作戦に対する切り札になるように思えます。
 それだけに日本はこれまでのウクライナ支援に対する見返りを口実に、なんだったら追加支援の見返りでもいいの、ともかくウクライナからこの水中ドローンの技術供与と生産ライセンスを申し込むべきでしょう。そしてそこで得た技術を密かに台湾にも供与し、台湾側でも生産できるように持っていくことがベストである気がしてなりません。

 もちろん表立ってやると中国がいちいち文句言ってきてうるさいので、日本だけライセンスもらったうえで、台湾には「水中探索ドローン」みたいな品目名で売ってもいいでしょう。もしくはGCAPみたく、ウクライナ、日本、台湾の共同研究プロジェクトみたいにするのもありでしょう。これなら武器輸出規制も華麗にスルーできるし、ウクライナとしてもロシアを支援し続ける中国への強い牽制になると思うので、台湾支援をそこまで反対しないと思います。

 重ねて言いますが、台湾有事は中国軍の上陸を防ぐというよりは、その海上封鎖を如何に突き破るかが肝心である気がします。それこそガザ地区に行われたような封鎖も考えられているように見え、これは台湾の住民だけでなく、台湾在住日本人も巻き添えを食う可能性があるだけに、なんとしてでも防がなければなりません。
 仮に水中ドローンがあって東側の封鎖に穴をあけさえすれば、台湾への補給は実現できます。また中国軍も水中ドローンに艦船を潰される懸念があれば、そもそも有事をあきらめるかもしれません。あくまで平和のため、日台はウクライナのドローン技術をともかく早く取得するべきだというのが自分の見方です。

2026年1月4日日曜日

ベネズエラ大統領より気になったアルゼンチン大統領

 昨夜急に速報に出てきたベネズエラに対する米軍の急襲報道を受け、当初予定していたブログ記事の執筆を取りやめ、状況を見守ることとしました。決して、「ファミレスを享受せよ」で遊んでいたためではありません。
 一夜明けた今日の報道を見て感じたことを少し述べると、「いつものアメリカだな」という感想がもたげました。個人的見解として述べると、今回の急襲は仮に大統領がトランプでなくても行われていたように思え、そう考えるとアメリカ的にはそこまで珍しくないというのが実際なところである気がします。せいぜい、こうまでして潰した政権なのだからベネズエラがこれまでより良くなる状況になるまでは米国がしっかり責任を持つべきだと、国際世論に圧力をかけるくらいが日本としてできるところじゃないのかと思います。そもそも一躍時の人となったマドゥロ大統領自身の国内支持率が低く、ブラジルはさすがに米国を非難していますが一部周辺国や亡命ベネズエラ人から歓迎する声も大きく、ベネズエラ国民にとっていい方向に変わるきっかけになってほしいと密かに願っています。

 そんな今回の騒動をいち早く支持したのがトランプ信奉者と言われるアルゼンチンのミレイ大統領がいるのですが、この一連の報道で自分が気になったのはマドゥロ大統領ではなくこちらのミレイ大統領でした。


 ミレイ大統領というのは現職のアルゼンチン大統領ですが、私が彼の名を見たのは2023年の大統領選勝利の時のみですが、その時の内容をしっかり覚えていたのか今回名前が出たときに、「まだ在任中だったのか」という風に思いました。一体なんでそんな風に思ったのかというと、就任直前において「こいつが大統領になったらアルゼンチンは終わる」などといわれていたからです。


 詳しくは上のレポートにも書かれていますが2023年の就任当時においてアルゼンチンは、いつものことと言えばその通りですがハイパーインフレが続いており、インフレ率が年300%に達するなど日本がインフレで大騒ぎしているのが馬鹿らしくなるくらい経済が混乱していました。この混乱期に颯爽と現れたミレイ大統領は、アルゼンチンペソの廃止や中央銀行を廃止するなど非常にラジカルな政策を訴えて当選したのですが、正直どれも現実味のない政策ばかりで、極端な理想主義者故にすぐ失敗するだろうとみられていました。

 ところが正式に政権に着くやミレイ大統領は自身の主張を抑え、通貨安定のためペソの切り下げなど現実的な政策を着実に実行し、各種報道やレポートによるとこのところはインフレ率も依然高いものの大分収まりつつあり、何年振りかともいえる実質的経済成長も果たしたとのことです。また大臣ポストを減らすなど身を切る改革も行うなどの実績もあってか、上のリンク先にあるように中間選挙で与党が大勝するなど国民の支持も得ており、意外と順調に政権が運営されているようです。

 もちろんまだまだ今後どうなるかはわからないものの、今回誘拐されたマドゥロ大統領と違ってミレイ大統領は米国との関係も良好など外交は落ち着いており、極端な政治危機は今のところないように見えます。そもそも最初あれだけ不安視されていたというギャップもあるだけに、意外と長期政権になるかもしれません。
 このアルゼンチンの現況こそ、自分にとってはベネズエラの政変よりも正直驚きが大きかったのが今日でした。今に始まるわけじゃありませんが相変わらず日本語の報道だと国際報道は弱く感じるというか、世界の動きをきちんと追えられないというのを改めて感じるとともに、こうした方面にきちんとアンテナを張るべきだというのを思い知らされた一日でした。

 最後に今回のベネズエラ急襲について首脳拉致をプーチンが批判していますが、ウクライナ大統領を暗殺しようとした人間からすれば誘拐はよくないものに見えるのかという点で感心させられます。また中国もロシアと一緒に批判していますが、まぁなんというか目くそ鼻くそだなぁと思うと当時に、台湾攻めたら絶対に頼清徳総統を問答無用で殺すと思うので、今のうちに釘刺しとくべきだと思います。

2026年1月2日金曜日

みんなで歌おうゲゲゲのゲ


 昨夜、何故か知らないですが上の鬼太郎3期のOP動画がYotubeでおすすめに上がってきたため見てしまい、今日上海の街中でこの歌を歌いながら無駄に練り歩く羽目となりました。改めて聞くと本当に胸にしみる歌で、もう日本は君が代やめてこっちを国歌にすべきなんじゃないかとすら思えてきました。
 ちなみ見出しに掲げている「みんなで歌おう♪」という歌詞を見ると、「サイレントヒルのうた」が真っ先に浮かんできます。こっちも胸にしみるいい歌です。

 それで恐らくたまたまですが、年末に電子書籍のセールで買った本の中に水木しげる全集の「沖田総司」の収録巻が入っていました。この本には表題の「沖田総司」のほかにいくつかの短編や四コマ漫画も入っていますが、半分以上は沖田総司の漫画で占められています。ちなみに総編集者は京極夏彦氏で、収録してる漫画の一部は貸本時代に出回った書籍のうち京極氏が持っていたものをスキャンしたものらしいです。

 何故この本をいくつかある全集の中から選んだのかというと、これ以前に同じ新選組の近藤勇を主人公とした「星をつかみそこねる男」を読んでいたためです。水木作品の中でそこまで極端に面白いとは思わなかったものの、同じ新選組を取り扱い、しかも主人公が沖田だからどうなっているんだろうという興味で買ってみたのですが、想像以上にアダルトな描写が多くてややびっくりしました。
 これについて生前に水木しげるは、掲載紙が週刊実話だからその手の描写がないと連載が切られるからだと説明していたそうです。っていうか週刊実話で水木しげるが連載していたという事実の方が驚きです。

 それで内容はというと、正直言えば「星をつかみそこねる男」よりは面白いと感じました。話のスポットが新選組ではなく沖田本人に向かっていることと、その沖田と関係が良かったとされる芹沢鴨の話が多く盛り込まれていて話に抑揚があるように感じました。まぁ水木作品全体で面白いかと言えば中ほどという感じですが。
 水木作品で言うと、個人的には90年代くらいに出されていたオカルト関係者の伝記漫画が全体として面白かった気がします。本人も自由に仕事できる立場から好きなものを題材にしていた節があり、あの時期がある意味で水木しげるの真のピークだったという気がします。