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2025年8月31日日曜日

川崎ストーカー殺人事件の検証はいつ出るのか?

川崎 遺体遺棄事件 神奈川県警本部長“重く受け止めている”(NHK)

 多分もう忘れている人も多いのではと思いますが、今年5月に発覚した神奈川県川崎市のストーカー殺人事件について、発覚当時に捜査の不手際の検証を約束した神奈川県警ですが、発覚から3か月経過した今になっても未だ何も検証報告は出てきていません。
 過去の記事でも述べていますが、検証も何も事件発生当時(去年12月)に現場検証すらせず事件性なしと判断した警官、それを諾とした上司のあまりの低い能力以外に何が原因なのかと逆に聞きたくなるレベルの低次元な問題で検証するまでもないと思うのですが、やるっつった検証についてすら報告がないというのはいかがなものかと思います。


 上の動画は三週間前にフジテレビが配信した事件をめぐるドキュメンタリー番組ですが、発覚前からフジテレビはこの事件を取材していたようで、被害者家族の取材中に捜査にやってきた県警とも接触していました。

 この動画を見て少し印象が変わったのは、被害者の父親です。発覚当時に警察の捜査を激しく批判する姿ばかりが映像や写真として流れていましたが、私個人としては県警のひどい捜査によって娘が殺されたこともあり怒りを覚えるのも当然だと思っていましたが、中にはこの父親の態度を「被害者だからと偉そうに」、「元々粗暴な性格だったんだろう」というネット上のコメントが当時よく見られました。
 しかしフジの映像を見ると発覚前においては警察の捜査に苛立ちを覚えながらも、比較的冷静に粘り強く捜査を訴えており、娘の安否が気になる中で気丈に対応されているという印象を覚えました。前述の通り発覚後にああした批判をするのは当然だと思っていたものの、自分が思っていた以上に発覚前は重圧がかかる中で気丈に対応されていたのだと感じました。

 そんなフジの捜査中の映像によると、被害者が行方不明となってから数ヶ月後に新たにやってきた担当の刑事が家族から話を聞いた後、初動の担当者に対し電話で「現場検証を何故しなかったのか」という点を何度も聞いていたそうです。それこそ自分だったらこの時点で初動の担当者に殴りかかっていたと思うくらいの呆れた対応なのですが、結局がこれがすべてというか、初動の担当者があまりに無能過ぎたがゆえに事件発覚が大いに遅れた唯一の理由でしょう。

 にもかかわらずいまだに神奈川県警は検証報告をまだ出していません。はっきり言ってしまえば検証すると言いながら初めからやる気がなく、誰もがこの事件を忘れるのを待っているだけでしょう。ついでに言えば、初動の対応を誤った担当者への処分もこのまま一切しないまま放置する気だという気がします。
 自分は犯罪都市と呼ばれるマッドシティこと松戸市にまた住もうかと考えることはあっても、神奈川県と兵庫県、栃木県の三県に関しては逆に何が何でも住みたくないと以前から考えています。この三県はかねてより現地県警が度々不祥事起こしていることもさることながら、不祥事発覚後も「だから何?」と言わんばかりに居直り、もみ消そうとする傾向が強く、単純に治安面でこの三県には住みたくなく、それなら松戸のがまだマシだと思っています。

 まぁ松戸もそんな治安悪いわけじゃないんだけどね。一人じゃだめで二人以上じゃないとニュースにならない、バラシは月1ペースな尼崎とかには遠く及びません。

 私自身はこの時の神奈川県警の対応を記事にも書いたので結構根に持つというか定期的に思い出しては報告書はまだかと追いかけていましたが、フジテレビもこうして後追い報道をやっていたのは見直しました。先にも書いた通り前述の三県警は不祥事以上に不祥事発覚後の検証や対応に問題があるから嫌いで、この辺の事後検証をもっと社会が注目することこそ治安の改善につながるものだと信じています。

2025年8月30日土曜日

日本は崇高な目的で二次大戦を戦った

 最近よく思うこととして、日本は二次大戦を本当に崇高な目的で戦っていたという気がします。戦後はあんまり語られることがなくなりましたが、「少年H」などによると中学校の面接試験などでも「何故日本は中国や欧米と戦っているのか?」が聞かれ、きちんと答えなければならなかったそうです。
 では具体的にどんな戦争目的だったのかというと、「日本はアジアを欧米の支配から救うために戦っているとして、中国については欧米と戦うために一時的に占領するだけなのに、中国(国民党)は日本の真意を理解せずに抵抗を続けている」という風に主張していました。

 上記の主張について元外交官の佐藤優氏に言わせると、「中国の立場からするとふざけるなとしか言いようがない主張」だそうです。頼んでもないのに「お前らを救いたいんだ」と言って欧米(主に英米)と戦争をはじめ、しかもその戦いに必要だからと中国の占領を主張するなんて当事国の中国からすれば噴飯ものです。それ以前に、英米と戦争を開始する前から満州以外の中国占領も開始している点について触れないというのもポイントが高いでしょう。

 とはいえ、アジアを植民地支配から解放させるという日本の主張は本当に崇高に感じます。そもそも一体何故日本はこんな崇高な目的で戦い始めたのか、結論から言ってしまうと、どれだけ戦争を続けても日本にとって何もメリットがなかったからこんな崇高な目的を掲げるしかなかったのでしょう。

 仮に日本が二次大戦で大勝して欧米に「参りました」と言わせたところで、そこでどんな結果が末弟いるのでしょうか。中国一つとっても日本より国土も人口も遥かに膨大で、満州ですら馬賊の掃討に相当苦労していたというのに、日本人が中国全土または一部を植民地ように支配しようったってできるはずもなく、その大義ももちろんありません。ほかのアジア諸国についても言わずもがなで、親日的な政権をいくつかの地域で設立させることは可能だったかもしれませんが、それでも多大な兵士や国家財政の損耗に見合うかと言えば到底見合いません。

 言うなれば、日中戦争の時点で日本は戦争をすればするほど国として損が大きくなる状況に陥っていました。勝利を前提としても戦争を続ければ続けるほど損をするような状態で、誰も得しないのに何で戦争を続けたのかと言えば、多分当時誰もたこ足食いな状況であることをわかっていなかったからという気がします。ただ少なくとも、二次大戦を続ける、勝利したとしても日本は国として一切何もメリットがないということには若干気づいていた節があり、だからこそその戦争目的は国家としての利益追求ではなく、むしろ国家としては自己犠牲にしかならない崇高な目的を掲げざるを得なかったのだと思います。

 少し言い回しが面倒なので言い換えると、要するに二次大戦は日本にとって何の合理性もメリットもない戦争でした。だから日本は「この戦争に勝てばこんないいことがある」と国内外に主張することができませんでした。でも軍部と途中からの政府としては戦争を続けたいため、合理性から戦争継続を説明できないことから、「日本はアジアのみんなのために戦っている」という理想主義に走った崇高な目的で主張するよりほかなかったわけです。
 もっともその崇高な目的を掲げた本人らも実際に実行する気は皆無で、今村均を除く占領国での過酷な圧政をみるに、眉唾な主張であったことは明白でしたが。

 この二次大戦期の日本に限らず、行動理由にやたら崇高な理由を挙げる人というのを自分はあまり信用しないようにしています。というのもそうした理想主義的な主張が掲げられるのはその行動に何もメリットがないことの裏返しであり、巻き込む人を損させるだけにしかほぼならないからです。
 逆に言い方悪いですが功利主義的で打算に満ちた主張をする人間というのはある意味信用できます。というのも、損にしかならないとわかったらすぐに手を引くし、メリットがもたらされるということを理解してもらえれば共闘に持ち込むこともできるからです。

 先の二次大戦期の日本も本来あるべき打算的な国家経営に努めてさえいれば、日中戦争が日本に何のメリットももたらさないとすぐ気が付いてその戦闘拡大をすぐ防げたかもしれません。米国との開戦前も、石油供給が止められた時点で「これじゃあなんもメリットがないじゃん」という判断に至れていれば、ああいう無謀な戦争に至らなかったでしょう。
 実際にというか当時の軍部は戦争目的がないまま開戦したことをほぼ認めています。半藤一利の巣鴨プリズンなどでの取材によると、対米開戦理由に着いたらほぼみんな「……なんとなく」、「そういう空気だったから」と答えたそうです。例えるとしたら、買っても払戻金が購入額を下回る競馬の馬券を買うようなものが、日本の二次大戦だったと思います。

 この辺、戦後に総理になった石橋湛山なんかが人道主義的な観点ではなくまさにこうした功利主義的観点から反戦を主張していました。こうした例を見るについて、国家運営で理想主義的なことを口にする人間というのはかえって信用ならないし、マキャベリズムじゃないけど功利主義的な姿勢を堅持することで、かえって反戦や人道主義にもつながるという気がします。

新しい力(エアコン)

 このブログでも散々愚痴ってた突然のエアコンの故障の件ですが、本日ついに新しいエアコンの設置が済んで久々に文明的な温度の中でこれ書いています。温度計によると現在室温は24度で、昨日までの31度と比べると頭がはっきりします。
 今日は日本でも最高気温の更新ラッシュだったそうですが上海もやたら暑く、特に日差しの強さが半端じゃなくてエアコン付けてない間は室内にいても軽く頭痛がするなどやばい天気でした。風はよく吹いていたから窓開ければそこそこ過ごせたけど。

 エアコンの設置は外壁に設置する形なので、設置に来てくれたエアコンメーカー(GREE)の作業員の方もなかなか苦労されていました。暑い中で重労働をしてくれる作業員には頭が上がらず、涼しいところにいるよりはと思ってその作業を傍らでずっと眺めていましたが(盗難予防を含め)、非常に慣れた手つきでサクサクやってくれました。
 その作業員ですが去り際に、「お前の大家はいいエアコンを選定してくれたよ」と話し、一緒に作業を見守っていた大家と私に対し、今回導入した機種はハイクラスモデルで機能も多いと教えてくれました。実際に使ってみるととにかく音が静かで、あとめっちゃすぐ温度下がります。っていうか、前のエアコンは故障前の時点でかなり能力落ちてて、どう頑張っても室温が28度までしか下がらなかっただけに、新品のすごさにビビってます。

 ちなみに今回導入されるエアコンがGREE(中国名:格力)の製品だと最初知った時は内心喜びました。大分前の記者してた頃に使ってた部屋のエアコンがGREEで、この時も効きがいいというか性能の良さを感じてただけにこれまでのエレクトロラックスより期待できると思っていました。
 そんなこのGREEのエアコンの価格ですが約4000元、日本円にして約8万円になります。日本だと私の感覚だと工事費込みで約10万円、高いものだと20万円もすると思うのですが、物価格差がかつてと比べ大きく縮まっているにもかかわらずエアコンについてはまだ大きな差がある、というか中国メーカーが安すぎるという印象を覚えます。

 なおこの4000元という値段、ほかの中国人に聞いても「割と高めの良い奴にしたんだね(´・ω・)」と言われます。実際に通販サイトでざっと眺めると2000元(約4万円)前後がボリュームゾーンで販売機種も多く、作業員の方が言ったように4000元だとハイクラスモデルに入る値段であると思えます。
 なお本来は負担する必要がないのですが、大家とは長年付き合いがあり公私ともにお世話になっていることと、自分がちょっと金出せば話が動きやすいという判断から、あらかじめ大家に対し「エアコンを交換するなら自分も2000元出すよ」と伝えていました。実際に購入後に2000元を払いましたが、この自分の負担分もあったからこそいい機種を選んでくれたのかもしれません。既に晩夏とは言え来年以降を考えるといい方向に物事が動いてくれた気がします。

 こうしてエアコンの交換が済んだわけですが、前から室外機に直射日光が当たる問題を気にしており、これをどうにかできないものかと今回改めて検討しました。
 室外機はやや壁が突き出た箇所に掛ける形で設置されており、午後なら周辺の建物の影響で日陰になるものの、午前中に一部が直射日光にさらされるようになっています。実際に今日取り付けたばかりの室外機に触ってみると、日光が当たる箇所はフライパンのように熱くなっており、午前中だけとはいえ少し庇があれば違うのにと思うのと、前の室外機は長期の風雨に晒され天板の金属が腐食していました。


 そんなわけで何かいいものがないかと淘宝で探したところ、いい感じに上のアルミシートを見つけました。これなら日光だけでなく雨風に対する一定の防御にもつながると思え、今から来るのが楽しみです。ちなみにお値段は約20元(約400円)です。

2025年8月27日水曜日

直接戦っていない国ほど末端の兵士を批判しようとする

中国、台湾を非難 抗日戦争での共産党の役割否定は「冒涜」(ロイター)

 暑くてほかにやること浮かばずゲームもする気ないので記事を書き続けますが、上の記事を読んでというか前からちょっと思うところがありました。

 大分前に何かの記事で読んだのですが、硫黄島の戦いに参加した日本、米国の元兵士が何かのイベントで対面することがあったそうですが、彼らは互いに会うなり大泣きして抱き合ったそうです。それだけこの硫黄島の戦いは双方の兵士にとって苦しい戦いであったと記憶されており、敵味方を超えてあの時あの場に立っていたという事実のみで深い共感と同情を持ちあったと言われています。

 以上のような話は何も硫黄島や日米間に限るわけじゃなく、ほかの国とかでもよく聞きます。同じ日米だと日本のエースパイロットの坂井三郎が戦後に自分を撃墜し損ねたパイロットと会うなり「このへたくそ!」と言って互いに大笑いしたと言いますし、米独や独仏とかでもそういったことがあるというのを聞きます。
 なんでそうなるかというと国同士の戦争とはいえ末端の兵士からすればどちらも高級士官によって戦場に叩き込まれるだけで、敵同士として戦ったとはいえ戦場で戦った兵士同士からすれば「同じ場所で戦い合った者同士」という共感が得られるのではないかと思います。

 実際にというか、戦争を起こした相手国の政治、軍事指導者が恨まれることはあっても、相手国の兵士そのものをその後も憎み続けるというのは案外少ない気がします。日本ですら原爆を落としたB-29のパイロットやその家族を批判したりする話は聞かないし、米国側も勝者の余裕もあるでしょうが、軍事指導者などを除けば現代においてそこまで日本を批判することなく、一兵士に至っては自分も記事を書いた藤田信雄のように、戦後に称賛するにも至っています。それもこれも、「戦争というのは指導者の責任であって、末端の兵士には責任がない」という前提があるのと、前述の通り苦しい戦場を共に共有したからでしょう。

 それに対してというのもなんですが、中国も韓国も戦争指導者以前に末端の日本人兵士を殊更批判することが多い、というか近年ますますこの傾向が強くなっている気がします。以前はそれこそA級戦犯への批判が多かった気がしますが、なんか最近は日中戦争に関して「どこそこで日本の兵士がこんな残虐行為をした」などと並べ立てたりして、批判がそうした行為を支持した士官ではなく、どんどん末端の兵士へと向けられるようになってきていると感じます。
 なんでこうなるのかというと冒頭のロイターの記事でも指摘している通り、現在の大陸の中国が日本と戦争をしたという実感を持っておらず、近年はその傾向に拍車がかかっているからじゃないかと前から思うところがありました。韓国に至っては日本はそもそも戦争しておらず、だから指導者よりも末端の兵士をあげつらうのだとはっきり感じます。

 実際のところ日中戦争で日本軍は解放軍とも戦闘をしていますが、やはり主力として戦っていたのは国民党軍です。中国共産党自身も一昔前はあの時代は国民党との戦闘を中心に語っていましたが、近年は「中国として日本と戦っていた」という主張が強まってはいるものの、前述の通り日本と戦っていた実感を連中も持っていないように見え、だから「日本の兵士にこんなひどいことされた」と被害ばかりあげつらい、解放軍がどのようにして日本軍との戦闘を優位に進めたりとか勝利したとかにはあんま触れないんじゃないかと勝手に考えています。
 マジでこの辺の話は見ない、っていうかその辺は国民党軍の話になってしまうだけでしょうし。それだからこそ、被害の話に終始するんでしょう。

 実際に戦っていないのだから兵士同士の共感もなく、大所高所での判断ができず無駄に支持されるだけだった末端の兵士への批判を強めるようになっており、こうした傾向は「実際にはあんま戦っていない」という事実を側面的に証明しているかのようにすら見えます。そもそも何度も書いていますが、末端もそりゃ現地で略奪や残虐行為はしたでしょうが、真に責任あるのは指導者たちで、そこを批判せず末端だけ批判してもしょうがないというか未来につながりません。その辺を今の中国政府や韓国の運動家は理解していないから、膨れ上がったヘイトが変な方向に向かうんじゃないかとやや皮肉っぽく見ています。

暑い……苦しい……:(;゙゚''ω゚''):

 先日に大雨が降ったおかげで上海の気温やや下がったのですが、それでも最高気温は37~38度を常に維持し、毎日が熱帯夜となっています。ちなみに熱帯夜って英語でなんて言うんだろう、バーニングナイト?ってかそんなこと思ってたら「バーニングナイトF91」という懐かしい単語を思い出す。

 さすがにこんな暑さが続いているので冷房が手放せないのですが、昨夜シャワー浴びてリビング兼寝室に戻ってくると、室内と室外で温度委ほぼ差がないのを感じました。しかし、エアコンは動いています。気になってエアコンの風に触れるとこれがまた見事に生暖かく、恐らく送風機能は残っているものの冷却機能が吹っ飛んだのだと推理しました。
 思い当たる節はあるというか、昨夜シャワーを浴びる前にパソコンしてたらなんかプラスチック内をかけらが走り回るような音がしました。何か落ちたのかと思って床を見ると、小さい氷のかけらが一つ落ちており、これを見て冷房内の冷却機(チラー?)に付着していた氷が落ちたのかと思っていました。ただ実際には、チラー内部で何かが吹っ飛んでその振動で付着していた氷が落ちてきたんだと思います。

 そんなわけで現在、31度の室内でこれ書いています。つい先日、「こんな毎日冷房を使えて最新のパソコンを使う日々なんて学生時代に考えられなかった」などと考え、学生時代の自分が見たら怒られるだろうなと思っていたのですが(学生時代は冷房を来客時にしか使わなかった)、まさにあの頃の自分のような環境に叩き落されるとは思いもしませんでした。
 っていうか去年もガスが抜けて冷房が使えなくなることがあり、故障発生を今年も懸念していました。そもそもこの冷房、自分が引っ越す前から使われていたもので、自分が入居直後からリモコンがほとんど効かないため万能リモコンを買わざるを得ないほど古い機体でした。それだけに、今中国で家電買い替え補助金があるから冷房屋が忙しくない秋口にも大家に話して買い替えを提案しようと思っていた矢先でした。

 すでに大家には壊れてしまい、この際新品に買い替えないかと話して「わかった」と返事をもらっています。言葉少なげに対応が早いのでしばらくしたら取り換えてくれると信じていますが、数日間はバーニングナイトをこのまま過ごすことになりそうです(ヽ''ω`)

2025年8月24日日曜日

大阪万博の電通外しは今後影響するか

 結論から言うと、今回電通なしで無事開催に至れた大阪万博は今後の大規模国際イベントに影響するのかもとみています。

 開催前こそ本当に大丈夫かと心配され続けていた大阪万博ですが、いざ実際に開催してみると懸念されていた問題はおおむねクリアし、来場者の反応も良く、何よりも目標としていた採算ラインも無事クリアできそうな見通しも立ってきていて、現時点においてもほぼ成功だったと言える結果を残しています。私自身、開催前の報道を見ていていろいろ不安でしたが、こうした結果を見るにつけ自分の不明を恥じるあまりです。
 実際に来場した友人らの反応も良く、特に開催間もなく訪れた中国人の友人から絶賛されていたのを見て、外国人ですらこれほど好反応を見せるとはと大いに驚きました。私自身はずっと中国にいるため閉会までに行けそうもありませんが、前評判の悪さを払底したこの結果には目を細めています。

 そんな大阪万博ですが、先の東京五輪の汚職問題の影響を受けて国内最大のイベント兼広告会社の電通は、開催や運営に一切関与していないとされています。この電通不参加が先の前評判の悪さにつながっているというか、電通なしで国際大規模イベントなんて開けるわけがないという意見も見られました。私自身も電通自体は親の仇もあって嫌いで伏見稲荷の鳥居もいつか爆破したいとすら思っていますが、開催前は電通がいないからうまくいっていないのだろうと感じていました。

 しかしふたを開けてみると前述の通り大阪万博は好評を得ており、電通なしでもきちんとやれるっていうのを証明して見せました。これまではどれだけ電通のことを嫌ってようが、大規模イベントでは電通以外には頼めないということから巨額の報酬を積んで依頼するのが日本におけるイベント業界であったものの、今回の大阪万博が教訓となり、「無理して電通に頼まんでもええんや(∩´∀`)∩」みたいな動きが広がるかもしれません。っていうかそうなれ。


 そんな最中、それほど注目集めているように見えませんが電通はここにきて業績悪化、リストラを発表しています。実際のところはどうなのか財務諸表とかもきちんと見ていないので断言こそできないものの、もし仮に上記の私の願望通りに大阪万博の成功を受けての電通離れ、特に国家イベントの電通外しが今後広がれば、この会社も少なくない影響を受けるのかもしれません。
 ぜひそうなってもらいたいだけに、大阪万博関係者は何故今回成功に至れたのか、電通ではないどの会社が頑張って運営を果たしたのかなどそのノウハウを惜しみなく公開してもらいたいものです。以前にも記事で言及してますが、大阪はこのところ梅田周辺開発の素晴らしい成果を含めやたら行政が優秀に感じるだけに、こうした仕掛人こそプロジェクトXで取り上げてほしいです。


  追記
 コメントにて指摘があり調べなおしたところ、電通単独ではないもののコンソーシアム形式でいつの間にか万博に噛んでいたようです。自分の勘違いからこういう記事を書いてしまって大変反省するとともに、電通は万博に関与していないという主張が間違っていたことを改めて明記させていただきます。

石破政権はいつまで続くのか?

 多分歴代クソゲーの中でも、デスクリムゾン、四八などといっしょに四天王くらいには入ると思う「星をみるひと」の勝手にリメイク作にあたる「STARGEZER」を遊んでいますが、最近こういうのんびりやれるRPGゲーム内からなんかほっとします。ゲーム内容は元のクソゲーよりだいぶマイルドらしいが難易度そこそこ高いけど。

 話は本題ですが前回選挙から1ヶ月近く経つものの、いまだに石破政権は続いています。選挙前からの不人気と選挙での時効過半数割れを受けてすぐに辞めるのかなと思ってましたが、かつての大平正芳の如く結構粘っています。選挙直後こそ自民党内で長老会議が開かれるなど石破下ろしの動きも積極的でしたが、現在に至ってはあまり目立つ動きは見られなくなっています。
 私は当初、石破下ろしが急に沈静化したのは辞任時期を石破総理自信が示したからではないかと推測しました。具体的には慰霊関連イベントが集中する八月中旬を過ぎたころで、本人も思い入れがありそうなのでこの時期が卒業旅行となるのではとも見ていましたが、8/24の現在においてはあまりそれらしい動きが見られません。それどころか世論も前ほど、石破総理への批判を口にしなくなってきています。

 そんなわけでいつまで政権が続くが読めない状況ですが、自民党の有力者にとってもこの状況の方が案外都合がいいように見えます。支持基盤が弱いことから石破総理に後ろから働きかけることもできるし、また仮に石破総理が辞めるとしたらその後釜でも揉めることが確実です。具体的には高市氏が現在の最有力候補ですが、彼女だと保守意識が強いあまり既存支持者が離れる可能性もあって、それが先の選挙戦にも影響しています。
 ほかの候補で今高市氏に対抗できるものとなるとやや人数が少なく、また今後の別の野党との連立も含めると敵を作りやすい高市氏だと任が重く、この点でも懸念となります。となると、何かしっかりした連立体制が出来上がったら、そこで石破総理はお役御免となる可能性もあるかもしれません。

 連立先としては既存の公明党のほか、維新の会か国民民主の名前が何度も出てきています。どちらもやや弱り目にあり、また小泉農相が維新の吉村代表とも歓談するなど、何となくにおわせムードも出しています。国民民主は玉吉が先の公認問題で党内への影響力が低下しているように見えるので、この辺がネックになるでしょう。