日本の報道を見ていると寒波でセンター試験日にもかかわらず交通遅延が相次いだと報じられていますが、ここ上海も多分今年一番なくらいに寒く、寒さに対して圧倒的な強さを誇る自分ですら参っているほどです。電気カーペット入りの布団に入ったらリアルに出れなくなったし、先ほど晩飯を食べるために出た際もユニクロのフリースの上にパーカーを着込むなど、一体どれくらいぶりだろうと思うくらいの厚着を久しぶりにやりました。
なお先日友人の上海人とお好み焼きを食べに行ったら、「これからユニクロ行こう。もう僕が君のコート買ってあげるから」とガチで説得されました。
そんなわけで本題に入りますが、去年に日本へ一時帰国した際にマッドシティ(松戸)のビジネスホテルを利用したのですが、部屋に入るなり、「え、こんな子供用ベッドに寝かせられるの?」と強く不満を感じました。そしてしばらくしてから、「あ、日本ではこれが標準のサイズなのか」と思い直しました。
一体どういうことかというと、シングルサイズのベッドが自分にはとてつもなく小さく見えたからでした。何故そんな風に見えたのかというと、中国ではシングルサイズのベッドは比較的レアで、ダブルサイズのベッドが一般的だからです。これは一般住宅に限らず、ビジネスホテルにおいても同様です。
実際に私が借りている部屋もベッドはダブルで、敷布団とシーツはダブるようなのに掛け布団はシングルサイズを使う妙なハイブリッド仕様のためシーツのセットはダブル用をまとめて買えないのですが、通常泊まるビジネスホテルも基本ダブルです。二人用の部屋であってもダブルが基本で、むしろ一人用の部屋では割増料金を払うとキングサイズのベッドがある部屋が宛がわれます。
日本では恐らく一般住宅はおろか、ビジネスホテルにダブルのベッドが置かれていることなんてほぼないのではないかと思います。しかし中国の生活に慣れた自分からしたらシングルベッドはとんでもなく小さいサイズに見え、決して誇張ではなく子供用ベッドかと最初本気で勘違いしました。
中国人ではない自分ですらこんなこと思うくらいなのだから、恐らくモノホン(死語)の中国人も同じように感じるのではないかと思います。実際にその時に寝た感触としては割と窮屈感を感じただけに、訪日旅行中国人も同じ思いを抱いているかもしれません。
何が言いたいのかというと、日本が中国人客をもっと誘致しようというのであれば、こうしたベッド方面においても対策が必要なのではないかと言いたいわけです。欧米からの観光客についてははっきりとは言えませんが、恐らく感覚としては中国人に近いのではないかと思えるだけに、一般外国人客はシングルだときついのかもしれません。
なにも全部屋のベッドをダブルに変えろというのは負担も大きく現実的ではありませんが、中国人客を見据えてダブルの部屋の割合をもう少し増やしてみるのはどうかと提案したいです。もっともそれ言ったら日本のビジネスホテルの部屋の狭さへの対策の方がもっと先になるかもしれませんが、一意見として中国人はベッドサイズに違和感を持つのではと言いたいのがこの記事です。
おまけ
冒頭の上海人の友人との会話の後で一緒にお好み焼きを食べに行きましたが、「あれ、青のり出てきいひん……」と不思議そうに自分の皿へ小瓶を振っていた友人が私の皿にも試しに小瓶を振ってみたところ、小瓶からはつまようじが出てきました。今まで生きてて、お好み焼きにつまようじ振りかけられたのは初めての夜でした。
2 件のコメント:
つまようじ入りのお好み焼は美味しいでしょうか?
なら自分のにふりかけろって。
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