話は本題ですが先週まで日本にいたときにやや目についたというか気が付いた点として、見出しにも掲げている通りジーパンを履く日本人が減っているように感じました。かくいう私も学生時代は「ダブルデニムの花園」と陰で呼ばれ(マジで)、上着はジージャン1枚で真冬の京都を走り回る寒さ的に攻めたファッションをしていましたが、現在は1枚もジーパンを持っておらず、ジージャンも棚の奥深くに封印したままです。
なんでジーパンを履かなくなったのかというと、私の場合はロードバイクに乗るようになったからです。乗り出してから身長や体型に比べて太ももが大きくなり、ジーパンのように固い生地だとマジで太もも圧迫して苦しさを感じるようになり、太ももが楽になるよう綿パンを好むようになったのが最大の理由です。もっともそれだとジージャンを着なくなった理由にはならないので、やっぱ私の中でもデニム離れみたいな現象は起きていたのでしょう。
コロナ前の6年前という古い記事ですが、上の記事によると実際に2019年の段階でジーンズ離れは起きていたようです。どうもこれ以降、ジーンズの販売統計はあまりとられなくなったとのことですが、私が見る限り6年前よりもさらに日本国内でジーパンを履く人は減ってきているように思え、ジーパン業界にとっては事態はより深刻化してきているように思います。
では何故日本人はジーパンを履かなくなったのか。上の記事では価格破壊を行ったユニクロジーンズを主犯と名指ししていますが、確かにあれは一つの転機だったように思うもののジーパン以前に、日本人がファッションに金をかけなくなってきていることこそが主原因だと思います。
本当は見出しもこっちにすべきだったと思いますが、ジーパン以上にもっと気になったのは日本人のファッションの地味化です。10年代中盤までは既に地味化は始まっていたもののトップスはチェック柄がやたら多かったですがまだファッション性がありました。しかし最近の日本で電車とかに乗っていると、どっちを向いても無地の上下を着ている人が多く、女性もスカートやワンピースを着ている人はかなりのレアキャラでした。
ある意味、一番攻めたファッションしているといえるのは、相も変わらず真冬にもかかわらず根性で短いスカートを履いている女子高校生だったかもしれません。
あくまで私が観察する限りですが、2、3年前と比べても日本人のファッションが地味化しているというか御金をかけないファッションになっているような気がします。そう思って改めて振り返ってみると、ここ数年でファッションの流行やブランドに関する報道なり解説も全く見なかったような気がします。なんか日本全体で、ファッションに対する関心が落ちているというか話題にも上がってこないといった感じです。
私自身、昔からあまりファッションにお金をかけるタイプではなく先日も洋服の青山で、「一番耐久性のいいスーツをくれ給え('ω')」と変な要望を出して店員を困らせるほどでしたが、そんな私ですら現在の日本におけるファッションへの無関心ぶりには驚くというか呆れるほどです。決しておかしなファッションをしているように感じるわけではないものの、ここまで関心を持たないのかと不思議に感じます。
もちろん、お金さえあればこだわりたいという人も多いのかもしれません。とはいえほとんどユニクロかしまむらで統一されている今の日本の現状はやや行き過ぎているように思え、安くてもいいからもう少しほかの人と差別化したファッションを目指す人はいないのかとも思え、ファッションに対する関心度の低下は間違いない気がします。
仮にそうだとしたら、やはり影響があるのはアパレル業界でしょう。関心の低下は市場縮小に直結するだけに、早く今のうちに関心を呼び起こすような手立てをもっと採るべきです。もっともそんなのあったらとっくに採られているだろうから、関心の低下に歯止めがかからない状況なんだろうな今が。
最後に最近の私のファッションですが、2013年末に真冬の万里の長城(気温-15℃)へジージャン1枚で乗り込んだ際に自分のファッションに限界を感じたというか、これ以上抵抗するのはやめようと思い、翌年から冬場は薄手でダークブルーのウインドブレーカーを着るようにしています。中国人の友人からこのウインドブレーカーを着てると「地方視察に来ている共産党幹部みたい」と言われ、実際自分もそう見えるので、共産党幹部スタイルをこれ以降ずっと貫いています。
っていうか、今気づいたけどそのウインドブレーカーをもう10年も着続けているのか。いまだにへこたれず着続けられる当たり、さすがヨーカドーブランド(´・ω・)
2 件のコメント:
履いてると、歩いてるだけでも足全体が痛いんで購入意欲がないですね。
ヴィンテージジーンズは歴史の深さで観賞用とすれば価値はありますが、新しいジーンズを買うとすれば、耐久性はクリアできるので、伸縮性と肌触りを重視、24時間、寝るときも履けるジーンズを何処か企画して作ってほしいですね。繊維技術の限界を超える商品を期待したいです。
今回いろんな人に尋ねまわっていますが、やはりみんな締め付けのきつさをジーンズ離れの理由として語りますね。風の遮断には強いので、何かそういう防風的な生地としてデニムを活用できないかなと期待してはいるのですが。
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