どうでもいいですがこのところやけにネット回線の通信速度が極度に落ちています。むしろ先週までが春節の長期休暇の影響を受けてやけに速度が速かったこともありますが、VPNの速度で以前は秒速最大で200kb出てたのが今はどうあがいても40kbしか出ず、現在に至っては20kbが関の山です。地味に調べものとかで影響でるからどうにかしてもらいたいところですが、こっちの通信会社はまるで仕事しないからなぁ。
そんなわけで本題に入りますが、マッドシティこと松戸市といって何が一番有名かとなるとSTAP細胞を生みだした科学者の出身地であることや、女子大生が殺害され放火された事件があったとか色々ありますが、恐らく全国区で聞くとなると今日取り上げる「すぐやる課」だと思います。
このすぐやる課というのはドラッグストアチェーン最大手のマツモトキヨシの創業者である、松本清が松戸市長時の1969年に松戸市役所で創設した部署の事です。マツキヨについてはまた今度解説しますが、当時から「お役所仕事」と呼ばれるほど対応の鈍かった市役所の仕事ぶりにメスを入れるため、住民からの要望を市長直轄でダイレクトに応えるために作られました。
当時の日本は革新市長や革新知事など地方行政改革に注目が集まっていた時代ということもあり、このすぐやる課もメディアなどで大きく報じられるなどして全国区で有名な部署となりました。私個人の評価をここで入れると、案外市役所に相談したいことがあってもどの部署に連絡すればいいのかわからないことが多いだけに、こうした万請負所みたいな部署が一つの窓口となって他の部署とも連携していければなかなか有効な改革だったのではないのか思えます。
実際、この松戸市での創設を受け似たような部署を創設、またはそのまま同じ「すぐやる課」を創設する自治体も出ており、ウィキペディアの記事によればデンマークのグラズサックセ市も導入したそうです。
それでこのすぐやる課ですが、現在もなお自分の潜伏地からほど近い所にある松戸市役所内に存在し、活動を続けています。やることは先ほどにも書いたように万請負的な所があるのですが、市役所職員もやってくるカレー屋のおじさん(生粋のラリースト)に話しを聞いたところ、ハクビシンだとかスズメバチなどの害獣、害虫の捕獲、駆除が主な仕事になっているそうです。そのほかの雑務も多いようですが、机仕事ではなく実行部隊的な仕事が多いため話を聞く限りだとなかなか大変な部署とのことだそうですが、もしできるのであればクリミアにまで行って余計なことをしでかしてくる鳩も駆除してもらいたいものです。
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2015年3月14日土曜日
2015年3月13日金曜日
中国人に受けやすい日本のお土産
昨日の記事で近頃流行の中国人の「爆買い」を取り上げましたが、具体的に中国人は日本でどんなお土産を買っていくのかについては案外知られていないような気がします。そこで今日は在中歴がもう4年も突破していて日本で働いていた期間より実質長くなっている私の独断と偏見による、中国人が喜びそうなお土産をいくつか紹介しようと思います。
1、家電
鉄板といえば鉄板ですが、それでも依然と比べればその人気は幾分落ちてきているように思えます。何故人気が落ちているのかというと日系家電のブランド価値が世界的にも低下してきていることに加え、中国国内のメーカー製品でも性能的には日系製品と比べても極端に低くない物が出てきているからでしょう。
なお中国でも日系メーカーは家電を販売しているのに、何故だか中国人はやたらと日本で日系家電を買いたがります。これは何故かというと、日系メーカーは自社で生産する製品に対して日本市場向け、中国市場向けで異なる二種類の品質基準を持っており、中国には品質の悪い商品しか流していないと中国人が考えているからです。実際はどうだかわかりませんが品質基準を二重に持つと管理上で手間がかかるのでそんなことないとは思いますが、中国人は日本で流通している製品の方が中国に流通しているものより圧倒的に品質が上だと考え、だからこそ日本国内で買おうとしているのだと思われます。
もう一つおまけに述べておくと日本で買われる家電製品の種類でどうして炊飯器が多いのかについてですが、確証はもてませんが恐らくそのサイズが影響しているとみています。別に中国人は炊飯器に対して並々ならぬこだわりは持っておらず、恐らく日本国内で購入して中国に持ち帰るに当たってテレビや冷蔵庫では大きすぎ、ドライヤーだとハゲ親父には渡せず、ノートパソコンだと高すぎるので、そこそこのサイズでビッグなお土産として持っていくのに炊飯器がベストなサイズだから人気を得て定着してきたのではと考えています。
2、食品
自分がこれまで見てきた限りだと意外とローカルな食品に対して興味を持つ中国人が多いように思えます。具体名を挙げるとご当地プリッツやスナック菓子など、あと味噌汁とかインスタントラーメンなどなんかスーパーで買えるものに強い反応を示しているように見えます。
この食品こそマーケティング次第では中国市場で化ける可能性を秘めた商品であり、現実にヤクルトは全中国工場がフル稼働しながら販売都市が広がるというほどのヒットぶりを見せており、近年はコンビニスイーツを売り込もうとお菓子メーカーもよく来ていると聞きます。
ちなみ今回私は従業員に対して変わったものを持って帰ろうと思ってスーパーを見て回りましたが、最終的に選んだのは丸美屋のふりかけ(のりたま)でした。なんでこんなの選んだのかというとそもそも中国にはふりかけが存在しておらず、念のため辞書でも調べましたが該当する単語は出て来ず、「対米飯使用的調味料(ご飯に使う調味料だよ)」と言って従業員に渡しました。渡した時の反応なかなか悪くなく、なんか昨日今日と従業員の自分に対する態度が良くなっている気もしました。
3、ビタミン剤
この記事の主題でもあるのですが、実は今回の一時帰国に当たって同僚、そして友人の二人の中国人からそれぞれビタミン剤を買ってくるよう依頼されました。日本人からしたら「なんでビタミン剤?」と思われるでしょうがこれにはわけがあり、一言で言えばああいう錠剤の形したものは色々混ぜ込みやすく、まともな製品が中国だと流通していないというか消費者に警戒されているからです。
考えてみればごくごく単純なことですが、ビタミン剤と称してただのブドウ糖だったりすることもあり、下手すれば変な有害物である可能性すらあります。そんな修羅の国、中国でビタミン剤を買う人なんてほとんどおらず、結局信用できる日本市場から調達しようって話です。
案外これはビジネスチャンスかもしれませんが、中国人は普段から変な食品のニュースが多いだけに日本人以上に健康志向が高く、ビタミン剤に代表される栄養剤を始めとして漢方など健康食品に強い興味を示します。ただ面白いことに現在流通している大半の漢方薬の特許は日系企業がほとんど独占しており、中国からしたら中国発祥の物なのに日系企業に先こされているとそこそこ警戒感を持っていると共に負けてらんないぞと政府も支援しつつ特許取得に励んでいます。
もっとも中国で漢方薬作って売っても偽物が混ぜられる可能性があって市場としてはなかなか通じないでしょう。逆を言えば日本で流通している漢方なり健康食品をうまいこと中国に持ってきて販売ルートを確立したら儲けられそうだと後輩に伝え、既に先行者もいるだろうけどなんか準備しておけとこの前伝えておきました。
1、家電
鉄板といえば鉄板ですが、それでも依然と比べればその人気は幾分落ちてきているように思えます。何故人気が落ちているのかというと日系家電のブランド価値が世界的にも低下してきていることに加え、中国国内のメーカー製品でも性能的には日系製品と比べても極端に低くない物が出てきているからでしょう。
なお中国でも日系メーカーは家電を販売しているのに、何故だか中国人はやたらと日本で日系家電を買いたがります。これは何故かというと、日系メーカーは自社で生産する製品に対して日本市場向け、中国市場向けで異なる二種類の品質基準を持っており、中国には品質の悪い商品しか流していないと中国人が考えているからです。実際はどうだかわかりませんが品質基準を二重に持つと管理上で手間がかかるのでそんなことないとは思いますが、中国人は日本で流通している製品の方が中国に流通しているものより圧倒的に品質が上だと考え、だからこそ日本国内で買おうとしているのだと思われます。
もう一つおまけに述べておくと日本で買われる家電製品の種類でどうして炊飯器が多いのかについてですが、確証はもてませんが恐らくそのサイズが影響しているとみています。別に中国人は炊飯器に対して並々ならぬこだわりは持っておらず、恐らく日本国内で購入して中国に持ち帰るに当たってテレビや冷蔵庫では大きすぎ、ドライヤーだとハゲ親父には渡せず、ノートパソコンだと高すぎるので、そこそこのサイズでビッグなお土産として持っていくのに炊飯器がベストなサイズだから人気を得て定着してきたのではと考えています。
2、食品
自分がこれまで見てきた限りだと意外とローカルな食品に対して興味を持つ中国人が多いように思えます。具体名を挙げるとご当地プリッツやスナック菓子など、あと味噌汁とかインスタントラーメンなどなんかスーパーで買えるものに強い反応を示しているように見えます。
この食品こそマーケティング次第では中国市場で化ける可能性を秘めた商品であり、現実にヤクルトは全中国工場がフル稼働しながら販売都市が広がるというほどのヒットぶりを見せており、近年はコンビニスイーツを売り込もうとお菓子メーカーもよく来ていると聞きます。
ちなみ今回私は従業員に対して変わったものを持って帰ろうと思ってスーパーを見て回りましたが、最終的に選んだのは丸美屋のふりかけ(のりたま)でした。なんでこんなの選んだのかというとそもそも中国にはふりかけが存在しておらず、念のため辞書でも調べましたが該当する単語は出て来ず、「対米飯使用的調味料(ご飯に使う調味料だよ)」と言って従業員に渡しました。渡した時の反応なかなか悪くなく、なんか昨日今日と従業員の自分に対する態度が良くなっている気もしました。
3、ビタミン剤
この記事の主題でもあるのですが、実は今回の一時帰国に当たって同僚、そして友人の二人の中国人からそれぞれビタミン剤を買ってくるよう依頼されました。日本人からしたら「なんでビタミン剤?」と思われるでしょうがこれにはわけがあり、一言で言えばああいう錠剤の形したものは色々混ぜ込みやすく、まともな製品が中国だと流通していないというか消費者に警戒されているからです。
考えてみればごくごく単純なことですが、ビタミン剤と称してただのブドウ糖だったりすることもあり、下手すれば変な有害物である可能性すらあります。そんな修羅の国、中国でビタミン剤を買う人なんてほとんどおらず、結局信用できる日本市場から調達しようって話です。
案外これはビジネスチャンスかもしれませんが、中国人は普段から変な食品のニュースが多いだけに日本人以上に健康志向が高く、ビタミン剤に代表される栄養剤を始めとして漢方など健康食品に強い興味を示します。ただ面白いことに現在流通している大半の漢方薬の特許は日系企業がほとんど独占しており、中国からしたら中国発祥の物なのに日系企業に先こされているとそこそこ警戒感を持っていると共に負けてらんないぞと政府も支援しつつ特許取得に励んでいます。
もっとも中国で漢方薬作って売っても偽物が混ぜられる可能性があって市場としてはなかなか通じないでしょう。逆を言えば日本で流通している漢方なり健康食品をうまいこと中国に持ってきて販売ルートを確立したら儲けられそうだと後輩に伝え、既に先行者もいるだろうけどなんか準備しておけとこの前伝えておきました。
2015年3月12日木曜日
原油安の背景にあるもの
調子がいいので本日二本目の記事です。全盛期は一日三本とかわけのわからない投稿量でしたからその頃に比べれば大人しくなったものです。
最近はめっきり落ち着きましたが、昨年後半から今年にかけて長期にわたり原油価格が大幅な値下がりを続けていました。一時はリーマンショック前の水準にまで落ち込んで、エネルギーが安く使えるのはいいがここまで急激に落ちては世界経済に影響が出るのではなどと言う憶測まで出ており、各種の経済雑誌などではその背景などについて様々な面で検討する記事が載っていました。
この原油安は円安が続く日本にとってはもちろん追い風ですが、原油産油国にとっては逆風以外の何物でもありません。しかし中東の産油国諸国で構成されるOPECはこれほどの原油安が起こっていながらも産油量の調整などは行わず、むしろまだまだ増産するかのような態度まで見せて原油安を自ら誘導してきました。一体何故OPECはそんなことをしたのか各種メディアで私が見た論評に多かった解説では、石油にとってライバルとなる米国やカナダのシェールガスとの価格競争というもので、産油国は石油の安値攻勢でシェールガスを潰そうと働きかけたのだという風に書かれていました。
この解説も確かに一理はあると思えるのですが、だからと言ってここまでやるほどなのかと私個人としては完全に腹の中まですとんと落ちては来ませんでした。また一部で見た報道ではOPEC内でも意見が分かれているが、意見力の大きいサウジアラビアが生産調整の提案を誇示しているなどとも報じられており、なんか違うようなという風に思っていました。
そうして最終的に私が辿り着いた結論というか妄想は何なのかというと、この原油安の真のターゲットはシェールガスではなく天然ガスで、その産出国であるロシアだったのではないかというものでした。
この結論に至ったきっかけは、昨今の原油安で天然ガスを輸出するロシアが非常に苦しんでおり、大きな影響を受けているという報道をみたことからでした。特にロシアはウクライナの問題で米国を中心とした欧米諸国から経済制裁を受けており、それと天然ガスの価格下落が相まってダブルパンチなどと報じられていたのですが、このダブルパンチは偶然の産物ではなく意図して起こされたもので、原油安は経済制裁と連動して行われているのではないかという気がしてきました。
またこのように考えるとOPECの動きも納得できます。サウジアラビアは中東きっての親米国家で米国の要請を受ける形で意図的に原油価格の下落に協力するというのも理解できないわけでなく、仮にそうであれば他国が反対していながらもサウジアラビアは生産量の調整に同意しなかったのもなんとなくつじつまが合うように思えてきます。
もちろんこんなの私個人の勝手な推論であって確証に足る根拠なんてどこにもありませんが、状況的にはこういう理由の方が私は納得できると思えたわけです。でも仮にこうだとしたら結構皮肉なもので、米露という大国同士の争いで世界経済が動き、円安下の日本なんか漁夫の利を得ているということになります。となると日本は米露の緊張を煽った方が良いのか、この辺は時と場合に寄るでしょうね。
最近はめっきり落ち着きましたが、昨年後半から今年にかけて長期にわたり原油価格が大幅な値下がりを続けていました。一時はリーマンショック前の水準にまで落ち込んで、エネルギーが安く使えるのはいいがここまで急激に落ちては世界経済に影響が出るのではなどと言う憶測まで出ており、各種の経済雑誌などではその背景などについて様々な面で検討する記事が載っていました。
この原油安は円安が続く日本にとってはもちろん追い風ですが、原油産油国にとっては逆風以外の何物でもありません。しかし中東の産油国諸国で構成されるOPECはこれほどの原油安が起こっていながらも産油量の調整などは行わず、むしろまだまだ増産するかのような態度まで見せて原油安を自ら誘導してきました。一体何故OPECはそんなことをしたのか各種メディアで私が見た論評に多かった解説では、石油にとってライバルとなる米国やカナダのシェールガスとの価格競争というもので、産油国は石油の安値攻勢でシェールガスを潰そうと働きかけたのだという風に書かれていました。
この解説も確かに一理はあると思えるのですが、だからと言ってここまでやるほどなのかと私個人としては完全に腹の中まですとんと落ちては来ませんでした。また一部で見た報道ではOPEC内でも意見が分かれているが、意見力の大きいサウジアラビアが生産調整の提案を誇示しているなどとも報じられており、なんか違うようなという風に思っていました。
そうして最終的に私が辿り着いた結論というか妄想は何なのかというと、この原油安の真のターゲットはシェールガスではなく天然ガスで、その産出国であるロシアだったのではないかというものでした。
この結論に至ったきっかけは、昨今の原油安で天然ガスを輸出するロシアが非常に苦しんでおり、大きな影響を受けているという報道をみたことからでした。特にロシアはウクライナの問題で米国を中心とした欧米諸国から経済制裁を受けており、それと天然ガスの価格下落が相まってダブルパンチなどと報じられていたのですが、このダブルパンチは偶然の産物ではなく意図して起こされたもので、原油安は経済制裁と連動して行われているのではないかという気がしてきました。
またこのように考えるとOPECの動きも納得できます。サウジアラビアは中東きっての親米国家で米国の要請を受ける形で意図的に原油価格の下落に協力するというのも理解できないわけでなく、仮にそうであれば他国が反対していながらもサウジアラビアは生産量の調整に同意しなかったのもなんとなくつじつまが合うように思えてきます。
もちろんこんなの私個人の勝手な推論であって確証に足る根拠なんてどこにもありませんが、状況的にはこういう理由の方が私は納得できると思えたわけです。でも仮にこうだとしたら結構皮肉なもので、米露という大国同士の争いで世界経済が動き、円安下の日本なんか漁夫の利を得ているということになります。となると日本は米露の緊張を煽った方が良いのか、この辺は時と場合に寄るでしょうね。
中国人「爆買い」の真実と裏話
今回の日本一時帰国の際、あらかじめAmazonでいろいろ買いましたがその中には高電圧対応の電源ケーブルが入っておりました。これは新しくエプソンのパソコンを買ったからで日本よ電圧の高い中国で使うため、わざわざ別売りのケーブルを買わざるを得なかったからです。
少し前のノートパソコンは規格電圧が240Vまであって外国で使用するに当たっても問題なかったのですが、近年は日本の100Vにしか対応していないものしか売らなくなりました。ノートパソコンときたら海外でも使用する頻度の高い製品なだけに、こういうところくらいはパソコンメーカーも気を聞かせてもらいたいものです。ちなみにPSVitaは海外の高い電圧にも始めから対応しています。
話は本題に入りますが、今回の帰国中にやたらと周りから「爆買い」という言葉について質問を受けました。具体的には同僚、カレー屋の店主(ラリースト)、友人の母親などで、自分の知らないところで日本のメディアが如何に大きく取り上げていたのかが少なからず伺えました。その言葉の意味するところは言うまでもありませんが、旧正月の長期連休中日本へやってきた中国人が日本のあちこちで異常なほど消費していたことから一種のマーケティング用語として定着していったようです。
この中国人の爆買いについて意見を求められるとしたら、私の第一声としては「そんなにめずらしいことではないよ」といったところです。中国国内においても金のある中国人の消費意欲は桁違いに高く、たとえば自動車であれば日本円で1000万円超えるクラスじゃないと「高い車」とは言われませんし、またここまで極端でなくてもショッピングセンターに行けばカートにびっくりする位の商品を抱えてレジに突っこむ親子連れなども珍しくありません。そのほか街中でも買ったばかりと思われる布団を抱えながら地下鉄に乗り込んだり、重そうな家電を抱えながら移動する人の姿はそれほど珍しくなく、総じて言えば買い物の感覚が日本と比べて大きく、どっちかといえばアメリカ人の方が近いのではという印象を覚えます。
そんな中国人からしたら日本へ訪れるともなると、それこそ数ヶ月分の貯金を全部はたいてでも買い物しようというのも理解できなくはありません。この辺はちょっと説明が必要でしょうが、中国人にとって海外旅行というのは今でこそ多少は融通聞きますが、昔はそれこそ一生に一回できるかできないかというもので、現代においても日本人ほど気軽にできるものではありません。一生に何回行けるかわからないものなだけに、また日本の商品はこれだけ流通が発達した世の中にあっても中国国内では容易に買えないものも数多くあります。そうした点などを敢えて表現するならば、パチスロで言えば一生に一度あるかないかのフィーバータイムといってもよく、ここぞとばかりに消費しようというのも私からすればある程度納得できる行為で、民族とか人種に関係なくみられるところじゃないかと考えています。
ただ中国人の場合は一味違って、一言で言えば一人あたりの金額どうこうではなく、世界最多の人口抱えるだけあってやってくる人数が桁違いなだけに耳目を集めるというか周囲に様々な影響を与えてしまいます。全人口の上位1%の金持ちといっても日本人であればその人数は100万人程度ですが、これが中国であれば1000万人を優に超えます。なもんだから「買う量」よりも「買う人数」の方が桁違いなため、一種のブームのような現象に見えるし、また彼ら全員が買ってく量が桁違いな量になため、彼らの通った後には何も残らなくなるということになっているようです。
何気に自分も今回驚いたのですが小さい子供のいる同僚が最近、近所で幼児用おむつの「メリーズ」が店頭に並ばなくなったということを話していました。一部の粉ミルクが出回らなくなったのは以前からでしたが最近はおむつ製品もその傾向があり、子供を持つ親としては非常に不便だと話す始末。
この品不足の背景は言うまでもなく中国人にあると見られ、幼児用製品は自国の製品を中国人は全く信用していないためどんなに高くても外国製を競って買う傾向が以前からあります。この傾向はどうやら年々高まっているようで、日本国内の市場で粉ミルクに続きおむつまで影響が起きていることは私も今まで知りませんでした。
ちょっと話が外れますが中国人の人口ははっきりいってエグイまでに巨大すぎるところがあります。仮に中国人全員がトイレで紙を使えば世界中から紙資源はなくなりますし、また牛肉を日常的に食べ始めたら世界中から牛が消え去るなど、中国が先進国になろうとすれば地球の資源は持たなくなるので、今後永遠にわたって中国が先進国になることはないとここで断言します。わかっている国なんかはこうした点を踏まえて、自国で使う資源を確保するため中国やインドを貧困に追い込む戦略を持っていますが。
話しは戻りますが爆買い現象の裏には中国人一人一人が持つ旺盛な消費意欲はもとより、大挙してやってくるという人数の多さが実は大きな要因ではないかと私は見ています。日本の小売業界としてはこうした中国人客は非常に大助かりな存在で各店ともに中国語での応対に力を入れて、特に百貨店などはもう中国人抜きでは経営成り立たないところまで来ているようにも見えます。
しかし、私はこの現象は持って数年じゃないかとも考えています。その理由というのも日本が香港のように、中国人抜きでは経済が成り立たなくなるものの、中国人の消費行動やマナーなどに反感を持って、来日を妨げるようなキャンペーンを起こすのではと予想するからです。見方によれば人種差別的な行動かもしれませんが、誇張ではなくこうでもしないと自国民向けも市場が保てなくなる可能性もあるだけに、評価するならばどっちが一方的には悪いとまでは言えないのではと思います。
なお、知ってる人には早いですがこうした現象は既に香港では日常茶飯事です。中国本土の人間が休日の度に大挙してやってきて、やたら日用品を買い占めたり、マナーの悪い振る舞いをしたりするもんだから香港人は中国本土の人への反感を年々高めています。先程の紙おむつにしても、香港だったら地元で買おうと思ってもなかなか買えないというのがここ数年続いていることでしょうし。なんかこう書いているとまるでいなごのようだなぁ。
そういうわけで次回の記事では、案外日本人が知らない中国人が日本で求める商品群について私の知ってることを書いていきます。割と真面目に最近は記事を書くなぁ自分も。
少し前のノートパソコンは規格電圧が240Vまであって外国で使用するに当たっても問題なかったのですが、近年は日本の100Vにしか対応していないものしか売らなくなりました。ノートパソコンときたら海外でも使用する頻度の高い製品なだけに、こういうところくらいはパソコンメーカーも気を聞かせてもらいたいものです。ちなみにPSVitaは海外の高い電圧にも始めから対応しています。
話は本題に入りますが、今回の帰国中にやたらと周りから「爆買い」という言葉について質問を受けました。具体的には同僚、カレー屋の店主(ラリースト)、友人の母親などで、自分の知らないところで日本のメディアが如何に大きく取り上げていたのかが少なからず伺えました。その言葉の意味するところは言うまでもありませんが、旧正月の長期連休中日本へやってきた中国人が日本のあちこちで異常なほど消費していたことから一種のマーケティング用語として定着していったようです。
この中国人の爆買いについて意見を求められるとしたら、私の第一声としては「そんなにめずらしいことではないよ」といったところです。中国国内においても金のある中国人の消費意欲は桁違いに高く、たとえば自動車であれば日本円で1000万円超えるクラスじゃないと「高い車」とは言われませんし、またここまで極端でなくてもショッピングセンターに行けばカートにびっくりする位の商品を抱えてレジに突っこむ親子連れなども珍しくありません。そのほか街中でも買ったばかりと思われる布団を抱えながら地下鉄に乗り込んだり、重そうな家電を抱えながら移動する人の姿はそれほど珍しくなく、総じて言えば買い物の感覚が日本と比べて大きく、どっちかといえばアメリカ人の方が近いのではという印象を覚えます。
そんな中国人からしたら日本へ訪れるともなると、それこそ数ヶ月分の貯金を全部はたいてでも買い物しようというのも理解できなくはありません。この辺はちょっと説明が必要でしょうが、中国人にとって海外旅行というのは今でこそ多少は融通聞きますが、昔はそれこそ一生に一回できるかできないかというもので、現代においても日本人ほど気軽にできるものではありません。一生に何回行けるかわからないものなだけに、また日本の商品はこれだけ流通が発達した世の中にあっても中国国内では容易に買えないものも数多くあります。そうした点などを敢えて表現するならば、パチスロで言えば一生に一度あるかないかのフィーバータイムといってもよく、ここぞとばかりに消費しようというのも私からすればある程度納得できる行為で、民族とか人種に関係なくみられるところじゃないかと考えています。
ただ中国人の場合は一味違って、一言で言えば一人あたりの金額どうこうではなく、世界最多の人口抱えるだけあってやってくる人数が桁違いなだけに耳目を集めるというか周囲に様々な影響を与えてしまいます。全人口の上位1%の金持ちといっても日本人であればその人数は100万人程度ですが、これが中国であれば1000万人を優に超えます。なもんだから「買う量」よりも「買う人数」の方が桁違いなため、一種のブームのような現象に見えるし、また彼ら全員が買ってく量が桁違いな量になため、彼らの通った後には何も残らなくなるということになっているようです。
何気に自分も今回驚いたのですが小さい子供のいる同僚が最近、近所で幼児用おむつの「メリーズ」が店頭に並ばなくなったということを話していました。一部の粉ミルクが出回らなくなったのは以前からでしたが最近はおむつ製品もその傾向があり、子供を持つ親としては非常に不便だと話す始末。
この品不足の背景は言うまでもなく中国人にあると見られ、幼児用製品は自国の製品を中国人は全く信用していないためどんなに高くても外国製を競って買う傾向が以前からあります。この傾向はどうやら年々高まっているようで、日本国内の市場で粉ミルクに続きおむつまで影響が起きていることは私も今まで知りませんでした。
ちょっと話が外れますが中国人の人口ははっきりいってエグイまでに巨大すぎるところがあります。仮に中国人全員がトイレで紙を使えば世界中から紙資源はなくなりますし、また牛肉を日常的に食べ始めたら世界中から牛が消え去るなど、中国が先進国になろうとすれば地球の資源は持たなくなるので、今後永遠にわたって中国が先進国になることはないとここで断言します。わかっている国なんかはこうした点を踏まえて、自国で使う資源を確保するため中国やインドを貧困に追い込む戦略を持っていますが。
話しは戻りますが爆買い現象の裏には中国人一人一人が持つ旺盛な消費意欲はもとより、大挙してやってくるという人数の多さが実は大きな要因ではないかと私は見ています。日本の小売業界としてはこうした中国人客は非常に大助かりな存在で各店ともに中国語での応対に力を入れて、特に百貨店などはもう中国人抜きでは経営成り立たないところまで来ているようにも見えます。
しかし、私はこの現象は持って数年じゃないかとも考えています。その理由というのも日本が香港のように、中国人抜きでは経済が成り立たなくなるものの、中国人の消費行動やマナーなどに反感を持って、来日を妨げるようなキャンペーンを起こすのではと予想するからです。見方によれば人種差別的な行動かもしれませんが、誇張ではなくこうでもしないと自国民向けも市場が保てなくなる可能性もあるだけに、評価するならばどっちが一方的には悪いとまでは言えないのではと思います。
なお、知ってる人には早いですがこうした現象は既に香港では日常茶飯事です。中国本土の人間が休日の度に大挙してやってきて、やたら日用品を買い占めたり、マナーの悪い振る舞いをしたりするもんだから香港人は中国本土の人への反感を年々高めています。先程の紙おむつにしても、香港だったら地元で買おうと思ってもなかなか買えないというのがここ数年続いていることでしょうし。なんかこう書いているとまるでいなごのようだなぁ。
そういうわけで次回の記事では、案外日本人が知らない中国人が日本で求める商品群について私の知ってることを書いていきます。割と真面目に最近は記事を書くなぁ自分も。
2015年3月11日水曜日
成田空港で君もタイガーだ
またしばらく更新が空きましたが、前回記事に書いているように先週金曜から今朝まで日本に一時帰国していました。でもって今日の夕方には中国に戻り、このブログもいつもの部屋の中で書いております。滞在日数は金曜から水曜の計五日間で、月曜には仕事で大阪へ行っていることもあって周囲からはハードスケジュールだとか忙しそうだねなどと言われてはおりますが、以前の記者時代はどうあがいても有給が一日しか取れなかったので土日を加えて三日以上は帰国出来なかったことを考えるとかなりのんびりできるようになったななどと自分では考えております。
とはいえ、あちらこちらでいろんな人間と会っていたのと同僚などから頼まれたお土産買うのはやや忙しかった。おまけに今回はEPSONのパソコン買ってそのセットアップも地味に大変だったし。
そんなわけで今日の午前中、帰国便に乗るため成田空港へ向かったわけでしたが、実はここでちょっと一悶着ありました。チェックインをしようとチェックインカウンターへ向かったところ長蛇の列が既にできており、嫌だなぁとか思いながら並んでは見たものの何故かほとんど進みません。カウンターの数はそこそこ多いのに一体なんでだろうと思って眺めてみると、どうも乗客とカウンターの人間であれこれやり取りしているようにみられ、その原因も荷物にあるようでした。
長時間待ってようやくカウンターに着いた私は本部からの座席確認の返答を待っている職員に少し話を振ってみました。
「なんや忙しそうやね」
「ええ、やってこられる中国人の多くの方々が預け荷物の重量が超過しておりまして」
「みんなタイガー持っとるしね」
「そうなんですよ。家電を必ず持っておられて……」
そう、中国上海行きの飛行機なだけに乗客の多くは日本旅行帰りの中国人が占めており、その手には「みんなタイガーだ」と言わんばかりにタイガー魔法瓶のロゴが付いている段ボール箱(恐らく炊飯器)が握られていました。ただでさえ重たそうなスーツケースも抱えているというのに、家電を丸ごと持って帰ろうとするあたりは中国人らしいです。
結局、私は問題なくチェックインを終えて時間通りに飛行機に乗りましたが、後続のチェックインがどうも遅れたようでフライトは30分ほどディレイして上海の到着時刻も遅れました。深夜のフライトではなかったので家路に着くには問題ありませんでしたが、自分も自分で従業員のお土産に加えノートパソコン2台などそこそこ荷物を抱えていただけに、最後らへんは左肩が無性に痛かったです。
ついでに書くと日本帰国中にやたらと「爆買い」という単語について質問を受けました。言葉の意味は説明するまでもなく、というより普段日本にいない自分よりも読者の方々のが詳しいでしょうがこの辺りについてそこそこいいネタを持っているので明日こそはきっちりしっかり書こうと思います。
とはいえ、あちらこちらでいろんな人間と会っていたのと同僚などから頼まれたお土産買うのはやや忙しかった。おまけに今回はEPSONのパソコン買ってそのセットアップも地味に大変だったし。
そんなわけで今日の午前中、帰国便に乗るため成田空港へ向かったわけでしたが、実はここでちょっと一悶着ありました。チェックインをしようとチェックインカウンターへ向かったところ長蛇の列が既にできており、嫌だなぁとか思いながら並んでは見たものの何故かほとんど進みません。カウンターの数はそこそこ多いのに一体なんでだろうと思って眺めてみると、どうも乗客とカウンターの人間であれこれやり取りしているようにみられ、その原因も荷物にあるようでした。
長時間待ってようやくカウンターに着いた私は本部からの座席確認の返答を待っている職員に少し話を振ってみました。
「なんや忙しそうやね」
「ええ、やってこられる中国人の多くの方々が預け荷物の重量が超過しておりまして」
「みんなタイガー持っとるしね」
「そうなんですよ。家電を必ず持っておられて……」
そう、中国上海行きの飛行機なだけに乗客の多くは日本旅行帰りの中国人が占めており、その手には「みんなタイガーだ」と言わんばかりにタイガー魔法瓶のロゴが付いている段ボール箱(恐らく炊飯器)が握られていました。ただでさえ重たそうなスーツケースも抱えているというのに、家電を丸ごと持って帰ろうとするあたりは中国人らしいです。
結局、私は問題なくチェックインを終えて時間通りに飛行機に乗りましたが、後続のチェックインがどうも遅れたようでフライトは30分ほどディレイして上海の到着時刻も遅れました。深夜のフライトではなかったので家路に着くには問題ありませんでしたが、自分も自分で従業員のお土産に加えノートパソコン2台などそこそこ荷物を抱えていただけに、最後らへんは左肩が無性に痛かったです。
ついでに書くと日本帰国中にやたらと「爆買い」という単語について質問を受けました。言葉の意味は説明するまでもなく、というより普段日本にいない自分よりも読者の方々のが詳しいでしょうがこの辺りについてそこそこいいネタを持っているので明日こそはきっちりしっかり書こうと思います。
2015年3月8日日曜日
美濃加茂市長の無罪判決について
先週金曜から日本に一時帰国しており、微妙に忙しいこともあって更新が滞っておりました。ちなみに今回、新規に購入したEPSONのノートパソコンでこの記事を書いておりますがパソコンの性能や外観は高く評価しているものの、キーボードの配列というかボタンのデザインがかなり独特でちょっと難儀してます。また中国に戻り次第にもレビュー記事を書こうっと。
話は本題に入りますがちょうど自分が移動を開始した三月五日、昨年十二月に私もこのブログで取り上げた美濃加茂市長に対する収賄容疑での裁判で判決が下りました。既にニュースを見ている方も多いでしょうが、美濃加茂市長である藤井浩人氏の主張が認められたというよりは検察側の主張に疑いのある点が数多くあるという理由から無罪判決となりました。
この裁判のおかしな点については過去記事を見てもらいたいのですが、今回の判決を見てすぐに思ったこととしては個人的に藤井市長を応援していた手前からほっとしたというのと、果たして第二ラウンドはどうなるのかという点でした。今回の判決は一審のもので、メンツにこだわる検察としては何が何でも有罪に持ち込もうと控訴して第二審に引っ張り込むのではないかと思えます。仮にそうなった場合は藤井市長にとってはいい迷惑でしょうし県政にとっても公務に支障を及ぼす可能性もあり、そもそも容疑自体が検察が主張するには無理のある内容なだっただけにこの一審の判決を素直に受け入れ、検察も少しは頭を冷やしたほうがいいのではと老婆心ながら思います。
ただそれで完結すればいいというわけではもちろんありません。前回の記事でも書いたようにこの事件は一種の疑獄事件、つまり存在しない収賄が捏造されて藤井市長は犯罪者に仕立て上げられそうになったものとみて間違いありません。では何故そんな疑獄事件が仕立て上げられたのかというと ドラマみたいですが黒幕がいることは想像につき、その黒幕によって検察、愛知県警、岐阜県警が言われるがままに無実の人間を追い落とそうとしたということになります。
かなり断定的な書き方で先ほどから書いておりますが、こうとしか思えないほどこの事件にはおかしな点があまりにも多過ぎ、実際に前回記事のコメント欄では黒幕と思しき人物名が既に地元で名前が挙がっている模様です。黒幕が本当にいるのか、誰なのかを探すことはもちろん重要ですが、それ以上にどうして検察や警察がこれほどまでに杜撰な捜査で立件に持って行ったのか、そして何故そこまでして藤井市長を追い落とそうとしたのかを究明することは真剣に大事なことに思えます。それこそ他人事にしてはいけないくらいに。
冤罪、疑獄事件は決して昭和の名残ではなく今現在の日本においても頻繁に起こっている事件です。著名なものだと障碍者団体割引事件での村木厚子氏の例もあり、鈴木宗男氏に連座することとなった佐藤優氏などもこの問題について活発に活動を続けております。
何が悪いかと突き詰めれば検察です。見込み捜査、作文調書、動き出したら必ず立件という三コンボによって長期間拘留されるなど法治国家であってはならず、他人事にはせずこの問題には多くの方に興味を持ってもらいたいというのが私の本音です。
あぁ、キーボードが打ちづらかった……。
話は本題に入りますがちょうど自分が移動を開始した三月五日、昨年十二月に私もこのブログで取り上げた美濃加茂市長に対する収賄容疑での裁判で判決が下りました。既にニュースを見ている方も多いでしょうが、美濃加茂市長である藤井浩人氏の主張が認められたというよりは検察側の主張に疑いのある点が数多くあるという理由から無罪判決となりました。
この裁判のおかしな点については過去記事を見てもらいたいのですが、今回の判決を見てすぐに思ったこととしては個人的に藤井市長を応援していた手前からほっとしたというのと、果たして第二ラウンドはどうなるのかという点でした。今回の判決は一審のもので、メンツにこだわる検察としては何が何でも有罪に持ち込もうと控訴して第二審に引っ張り込むのではないかと思えます。仮にそうなった場合は藤井市長にとってはいい迷惑でしょうし県政にとっても公務に支障を及ぼす可能性もあり、そもそも容疑自体が検察が主張するには無理のある内容なだっただけにこの一審の判決を素直に受け入れ、検察も少しは頭を冷やしたほうがいいのではと老婆心ながら思います。
ただそれで完結すればいいというわけではもちろんありません。前回の記事でも書いたようにこの事件は一種の疑獄事件、つまり存在しない収賄が捏造されて藤井市長は犯罪者に仕立て上げられそうになったものとみて間違いありません。では何故そんな疑獄事件が仕立て上げられたのかというと ドラマみたいですが黒幕がいることは想像につき、その黒幕によって検察、愛知県警、岐阜県警が言われるがままに無実の人間を追い落とそうとしたということになります。
かなり断定的な書き方で先ほどから書いておりますが、こうとしか思えないほどこの事件にはおかしな点があまりにも多過ぎ、実際に前回記事のコメント欄では黒幕と思しき人物名が既に地元で名前が挙がっている模様です。黒幕が本当にいるのか、誰なのかを探すことはもちろん重要ですが、それ以上にどうして検察や警察がこれほどまでに杜撰な捜査で立件に持って行ったのか、そして何故そこまでして藤井市長を追い落とそうとしたのかを究明することは真剣に大事なことに思えます。それこそ他人事にしてはいけないくらいに。
冤罪、疑獄事件は決して昭和の名残ではなく今現在の日本においても頻繁に起こっている事件です。著名なものだと障碍者団体割引事件での村木厚子氏の例もあり、鈴木宗男氏に連座することとなった佐藤優氏などもこの問題について活発に活動を続けております。
何が悪いかと突き詰めれば検察です。見込み捜査、作文調書、動き出したら必ず立件という三コンボによって長期間拘留されるなど法治国家であってはならず、他人事にはせずこの問題には多くの方に興味を持ってもらいたいというのが私の本音です。
あぁ、キーボードが打ちづらかった……。
2015年3月4日水曜日
中国の小学校教育(ヽ´ω`)
なんかリンクを結んでいるすいかさんも潮風大使さん(あいうえお順)も受験ネタを取り扱っているので、自分も何かこのネタで書かないといけないのかなと思うので一本書きます。まぁ本当言えば以前から準備していただけのネタで、しかも完全な受験ネタで無かったりします。ちなみに受験ネタで自分が知ってる話だと、「床の上に直接寝ればちょうど10分くらいで目が覚めるので受験勉強の合間に良かったです」とわけわかんないこと言い放った後輩が一番おもしろかったです。
春節前の2月初頭、既に中国の学校は学期を終えており毎朝自宅近くから出ていたスクールバスも見えなくなっていたある日、通勤途中にある小学校の前で人だかりが出来ているのを目撃しました。授業自体もうないというのに一体なんで人が来るのかなと不思議に思って同僚に聞いてみると、「ああ、今日はテスト結果の発表日ですよ」と教えてくれ、「ふーん、そうなんだ……って、小学校で期末テストあんの!?」とリアルにこんな反応をして見せてやりました。
結論から言うと、中国では小学生の一年生から期末テストがあります。しかもそのテスト結果は進学にももちろん影響し、高学年でのテスト結果によっては進学できる中学校が左右されます。更に言うと小学校の帰宅時間ははっきり把握していないものの、中学校からは授業は朝8時半くらいから夕方5時までみっちりあって、放課後に友達と遊ぶとかそういうのはそもそも選択肢に挙がらないそうです。
中国は最も熾烈な競争が繰り広げられる社会主義国家だということはかねてより知っておりましたが、子供たちが受ける学校教育がここまで激しいものだとはそこそこ長い年月住んでてつい最近知りました。もっとも昔はテストがあると言っても今ほど厳しいものではなく、あったけどあんまり気にされてなかったというくらいの存在だったそうですが、やはり近年の教育熱の高まりから受験戦争が年々激しくなってきたため文字通りにテストの重みが随分と変わってきている模様です。このような状況は当事者である中国人の親たちもいいものだとは考えておらず、もうすこし子供たちにもゆとりを持たせたいと願うもののそんなの持たせたら途端に学力が追い付かなくなくこともわかっているだけに勉強を強要するとも聞きます。
ついでに書くと中国の親はたまに、学校の先生から怒られることがあります。というのも小学校からほぼ毎日膨大な量の宿題が出されてその答え合わせ、反省などを親がきっちりと見てやらないと授業に追いつかなくなるため、親にも子供の勉強に付き合うよう学校側から求められます。ここまで書いてて思ったけど、グレようったってグレる隙間もないほど忙しそうだなぁ中国の子供は。
このように近年の中国の教育は日本人の想像を遥かに超えるほどに厳しく、また負担も大きいものとなっております。自分も今回調べてていろんなことを初めて知りましたが、こんだけやれば国際学力テスト(PISA)で高得点をマークするのも無理ないでしょう。
最後に学校でつけられる子供の成績ですが、どうやら賄賂がかなり効く模様です。以前にも中国の先生に対する付け届けについて記事を書きましたが、先日の期末テストにうちの同僚の子供が熱を出して入院し、受けることが出来なかったそうです。そこで同僚は先生に相談へ行ったところ、「テストが受けられなかったのは仕方ないので、普段の授業態度などで成績を判定します」と対応してくれたそうです。そうして出てきた評価は如何ほどだったのかというと、なんとその科目は100点満点を取ったこととして扱ってくれてたそうです。
なんでも以前に私が日本へ一時帰国した際、その同僚に買ってきてあげたインスタント味噌汁の詰め合わせを付け届けとして先生にあげてたそうなのですが、それ以来恐ろしいくらいに態度が良くなり、今回の評価につながったのではと同僚は分析しています。もっともその同僚も、「あまりの対応の違いに逆に引く」と話しており、付け届けが途切れたらどうなるのかと早くも戦々恐々としています。
にしても、味噌汁一つで買収が効くなんてリーズナブルな先生だな……。
春節前の2月初頭、既に中国の学校は学期を終えており毎朝自宅近くから出ていたスクールバスも見えなくなっていたある日、通勤途中にある小学校の前で人だかりが出来ているのを目撃しました。授業自体もうないというのに一体なんで人が来るのかなと不思議に思って同僚に聞いてみると、「ああ、今日はテスト結果の発表日ですよ」と教えてくれ、「ふーん、そうなんだ……って、小学校で期末テストあんの!?」とリアルにこんな反応をして見せてやりました。
結論から言うと、中国では小学生の一年生から期末テストがあります。しかもそのテスト結果は進学にももちろん影響し、高学年でのテスト結果によっては進学できる中学校が左右されます。更に言うと小学校の帰宅時間ははっきり把握していないものの、中学校からは授業は朝8時半くらいから夕方5時までみっちりあって、放課後に友達と遊ぶとかそういうのはそもそも選択肢に挙がらないそうです。
中国は最も熾烈な競争が繰り広げられる社会主義国家だということはかねてより知っておりましたが、子供たちが受ける学校教育がここまで激しいものだとはそこそこ長い年月住んでてつい最近知りました。もっとも昔はテストがあると言っても今ほど厳しいものではなく、あったけどあんまり気にされてなかったというくらいの存在だったそうですが、やはり近年の教育熱の高まりから受験戦争が年々激しくなってきたため文字通りにテストの重みが随分と変わってきている模様です。このような状況は当事者である中国人の親たちもいいものだとは考えておらず、もうすこし子供たちにもゆとりを持たせたいと願うもののそんなの持たせたら途端に学力が追い付かなくなくこともわかっているだけに勉強を強要するとも聞きます。
ついでに書くと中国の親はたまに、学校の先生から怒られることがあります。というのも小学校からほぼ毎日膨大な量の宿題が出されてその答え合わせ、反省などを親がきっちりと見てやらないと授業に追いつかなくなるため、親にも子供の勉強に付き合うよう学校側から求められます。ここまで書いてて思ったけど、グレようったってグレる隙間もないほど忙しそうだなぁ中国の子供は。
このように近年の中国の教育は日本人の想像を遥かに超えるほどに厳しく、また負担も大きいものとなっております。自分も今回調べてていろんなことを初めて知りましたが、こんだけやれば国際学力テスト(PISA)で高得点をマークするのも無理ないでしょう。
最後に学校でつけられる子供の成績ですが、どうやら賄賂がかなり効く模様です。以前にも中国の先生に対する付け届けについて記事を書きましたが、先日の期末テストにうちの同僚の子供が熱を出して入院し、受けることが出来なかったそうです。そこで同僚は先生に相談へ行ったところ、「テストが受けられなかったのは仕方ないので、普段の授業態度などで成績を判定します」と対応してくれたそうです。そうして出てきた評価は如何ほどだったのかというと、なんとその科目は100点満点を取ったこととして扱ってくれてたそうです。
なんでも以前に私が日本へ一時帰国した際、その同僚に買ってきてあげたインスタント味噌汁の詰め合わせを付け届けとして先生にあげてたそうなのですが、それ以来恐ろしいくらいに態度が良くなり、今回の評価につながったのではと同僚は分析しています。もっともその同僚も、「あまりの対応の違いに逆に引く」と話しており、付け届けが途切れたらどうなるのかと早くも戦々恐々としています。
にしても、味噌汁一つで買収が効くなんてリーズナブルな先生だな……。
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