また本題とは関係ないですが先日Yahooニュースに出ていた時事通信の記事で、リアル不沈艦だった雪風の乗組員だった方のインタビュー記事があり、非常に興味深く読ませてもらいました。その一方で今日、新護衛艦「かが」に中国は反発するのではという記事が出てましたが、これ読んで思ったこととしては「てめー加賀さんディスろうってのかよ?」、「ボーキサイトなめんなよ」といったところで、もし何か中国が文句を言って来たらこっちのサイトにある画像を大量に送り込めばいいのではと思いました。
ってかなんで、「艦これ」の中でも「加賀」だけさん付けなんだろう。なんとなくしっくりきますが。
そういう軍艦トークは置いといて本題に入りますが、一昨日かいた軽自動車の話について中国の軽自動車業界について質問があったので今日はそれほど詳しくないですが私の持ってる知識の範囲で少し語ろうと思います。結論から述べると中国では軽自動車というカテゴリーの市場はなくはないですが非常に小さく、今後も伸びるかといったらあんま伸びないだろうってのが私の味方です。
細かい話をする前に中国の自動車業界について少し解説すると、まず日本における自動車税というのは存在しません。中国では自動車を購入する際に税金が課される消費税のような形の自動車税はありますが、保有する自動車に対してかけられる資産税型の税金はなかったりします。何気に住宅に対しても資産税が基本的にないから最初知った時はほんと驚きました。
一応、そんな消費税型の中国の自動車税では排気量に応じて納税額は変わりますが、はっきり言ってそんな大きな差ではなく、排気量の小さい小型自動車だからと言って日本市場の様に特別大きな恩恵はありません。なので自動車メーカーも小型自動車を作ることにはあまり積極的ではなく、中国では道路の舗装も悪いことから大型で乗り心地のいい車が人気となるため市場に出される車種もそれほど多くはありません。
ただ全く売れていないわけではなく、奇瑞自動車(チェリー)の「QQ」という車は一時期爆発的に売れて中国の国民車と言われるほど好評を博しました、かつては。この車はデザインはシボレー・スパークという車をモロパクリしたものですが、パクッた甲斐あって車両価格は非常に安く、日本円にすると大体40~50万円くらいで1台購入できます。なお排気量は約1ℓです。
この車は2010年に中国政府が販売奨励策を打ち出した時期に大変売れて、確かこの年の販売台数でトップにもなってます。しかし好評だったのは本当に一時期だけで、販売奨励策が期限切れでなくなるや否や売れ行きもだだ下がり、一回モデルチェンジして再びあの栄光の日々を狙った節がありましたがやっぱりあんま売れなかったようです。多分、地方へ行けば購入する人もまだいると思いますが、少なくとも私の周り(上海周辺)だと最近は路上でもめっきり見る数が減って、なんか古いQQを三輪車に改造したのばっか見たりします。
一体何故QQは売れなくなったのかですが、やはり一番大きいのは販売奨励策が打ち切られたことが大きな原因でしょう。QQ自体が一般市民にも手が届く値段でというコンセプトで作られた車ですが、本当にこの車を買いたい購入層は販売奨励策なしでは購入できないほど所得が低いんだと思います。逆にQQを買うことが出来るほど所得のある層はもっといい車も買えるくらい余裕があるためQQをわざわざ選ばず、なんていうかターゲット層に対する価格と質が変な所に挟まっちゃったのが現状のように見えます。
コンセプト自体は決して悪くはないのですが、インドのタタモーターズが作った超格安車も発売当初は話題になったもののその後の売れ行きはそれほどでもなかったと聞くだけに、案外この手の小型自動車市場ってのは優遇政策なしには成立しないものなのかもしれません。
このQQ以外だとダイムラー傘下の二人乗り自動車メーカー「スマート」の車はまだ路上で見ますが、やっぱりこれもレアな部類です。そもそも中国は自動車に対して見栄を追及して車体の大きい車が尊ばれるのと、半端なく事故が多いため頑丈そうな車が好まれます。その点で小型自動車は最初にあげた乗り心地の点でもハンデがあるため、今後もこの市場が伸びるかといったら何かしら独自性が無ければ難しいのではという気がします。
と、ここまで割と悲観的な予想ばかり述べてきましたが、前向きに見られる要素もなくはないです。その要素はいわゆるセカンドカーの需要で、街中を見ていても女性がやけに高級な車を運転しているところを見ることが多く、多分所得の高い旦那の車を運転しているんだと思いますが、奥さん専用車としてなら軽自動車はまだ需要があるような気がします。
そしてもう一つ、先ほど必要だと言った独自性なのですが、そこそこ市場で独自の地位を築きつつある車種が一つあり、その名は「北斗星」といってわかる人にはもうわかってニヤニヤされてるでしょうがこれはスズキ「ワゴンR」の中国名です。
作っているのはスズキの合弁会社で以前自分も頑張って取材したことのある昌河鈴木で、中身の装備は日本とは異なっているようで中国サイトでのカタログを見ると排気量が1ℓと1.4ℓの2タイプになってます。でもって燃費も悪いし。
ただこの車、中国のサイトを見ていて話題に取り上げられるのをたまに見たりします。このような軽自動車カテゴリの車種が少ないというのもありますがその中でもデザインが割と洗練されている方だし、何より日系車ということで性能についても程よく安心感が持たれているようです。私も街中でたまに見ますが、小型車自体が少ない中国の道路だと一目で目を引くボディとデザインで、それでいて持ち味である広い車内スペースを鑑みると目下対抗馬がいない車種なのではと思ったりします。
生憎ながら中国でも物凄い売れているというわけではないのですが、セカンドカーとしての価値が認められればワゴンRは売れるんじゃないかなという気がします。しかしそうなるためにはなんといっても政策の優遇が必要でしょうが中国政府がわざわざこのカテゴリーに限定して優遇策を出すことは考えづらいだけに、やはり前途は厳しいでしょう。今の所、奇瑞汽車以外でこのカテゴリーに新車を出そうとするメーカーもおらず、多分最終的にはスズキの合弁しか供給しなくなる気がします。
ただこれは逆に言えば、軽自動車というのは日本らしい見事なガラパゴスなカテゴリーだとも言えます。前回記事でも書きましたが私は日本の軽自動車は見事な設計で素晴らしい可能性を秘めていると思えるだけに、中国市場にローカライズした軽自動車を作って新たな市場を作るような試みを是非やってもらいたいと、密かにスズキさんに期待しています。
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2015年8月27日木曜日
2015年8月25日火曜日
軽自動車の仁義なきパクリ戦争
最近見る機会減っているけど私は相撲観戦が趣味で、好きな力士のタイプは軽量級だったりします。何気に一番好きだったのは安馬時代の日馬富士でした……。
それと関連あるかどうかはわかりませんが、車も実は軽自動車が好きだったりします。元々体格が小柄ということもあり大きな得物をぶん回すよりも体格に合ったものをフィットさせて使うという思想を持ち合わせており、なるべくコンパクトで必要以上な物を取っ払うという概念でもってこういう嗜好が出てきたのでしょう。
ただそうした私個人の好みを置いても、日本の軽自動車は芸術品といっていい代物だと思います。機械などの設計をやってみればわかりますが、単純に図体の大きいものは簡単に設計できますが、軽自動車の様に車体が小さいものだとどの装備をどのように配置するのか、もう少し大きければあれこれ詰められるのにというジレンマに悩まされます。
ちなみに私自身は設計をしたことありませんが、軍艦を自ら設計して戦う「ウォーシップガンナー2」というゲームでこの手のジレンマを存分に味わいました。その分、苦労して作った駆逐艦で戦うのは格別だったりします。
話は戻りますが、単純に大きな車よりも小さな車を作る方が意外と作業は難しいです。米GMなんかその辺がはっきりしていて、恐らく設計能力がないせいでしょうか無駄に車体がでかく燃費も悪かったりします。でもって故障も多いと三重苦。
それに対して近年んの日本の軽自動車はあんな小さな車体によくもまぁこれだけ装備を詰め込められるもんだと呆れるくらいに充実しており、変な話ですがもっと値段高くてもいいのではと思う時すらあります。まぁ数でるから部品代も安くなるってメリットもあるのですが。
そんな日本の軽自動車メーカーときたらダイハツとスズキ、そして近年急速にシェアを高めたホンダの三社です。でもってこの前個人的に気になったのがダイハツが新たに出してきた「ウェイク」という車なのですが、この車の何がすごいかって、スズキのヒット車である「ハスラー」のデザインをまんまパクっているという点です。実際に両車のページで比較してもらいたいのですが、後発のウェイクに至っては広告サイトでのメインカラーまでカーキ色にしてハスラーと合わせるという手の入れ込みっぷりで、なんていうかほかのカラーパターンまでそっくりです。
これだけ見るとさもダイハツがひどい会社のように見えますが、スズキもスズキで過去にパクっています。そのパクリ車両というのも「スペーシア」で、これはスライドドアからボディラインまでダイハツのヒット車両である「タント」にクリソツです。っていうかフロントデザインに至っては確実にどっちがどっちなのか見間違えるくらい似せられています。
さらにスペーシアの何が凄いかって、ハイグレードモデルとして「スペーシア・カスタム」という、「タント・カスタム」を彷彿させるようなデザインとネーミングの車も一緒に販売しているっていうことです。っていうかお互い露骨過ぎるだろう。
大手新聞メディアなんか上品だからこういうこと書かないけど、「ベストカー」を筆頭とするカー雑誌なんかはこういう新車が出る度に、「あれっ、どっかで見たような?」という見出しと共に紹介するのが常です。なもんだから恐らく業界関係者の間でも、「パクられたらパクリ返す」、「売れてる車をこぞってパクろう」という言葉が暗黙の了解の様になっているのでしょう。
こうした軽自動車トップ二社の姿勢について私から一言述べると、軽自動車業界ならこれはこれでアリだという気がします。というのも軽自動車は利便性と低価格が何よりも追及される乗用車カテゴリーで、妙なブランド価値にこだわるくらいなら安くて乗りやすくて乗りたくなる車を作って売る方がメーカーにとっても消費者にとってもプラスだと思えるからです。カーデザインには流行り廃りがありますが流行っている形を追おうとするなら大体似たようなものが出来るのがオチで、それだったらまんま似せちゃうというのも一つの回答でしょう。
ただこれは軽自動車だから言えることであって、普通の一般乗用車ではやっぱりパクリは駄目です。一般乗用車は利便性もさることながらプレミアムな価値観も同時に追求しなければならず、やはりメーカー独自の味というかこだわりを捨て去って安易な模倣に走れば消費者も案外見ていて、一時的には利益上げても長期的には見切られてしまうと思えます。
逆に言えばデザインにこだわるということは利便性を犠牲にすること同義であって、実際に燃費とかのことを考えるとデザインへのこだわりはマイナスに働くことの方が多いです。まぁそこをどう料理するかっていうのが本来の腕の見せどころなのですが、そういうのがちゃんとできているのは今の所マツダくらいかな。
なお軽自動車のパクリ戦争が始まったのは何も最近ではなく、歴史を辿ると三菱自動車が「トッポ」というトールワゴンの軽自動車を出したことによってどこもこぞって車高を高くして、現在ではこの形が一種のスタンダードになっています。三菱も一時期は軽自動車業界の雄でしたが、最近は前述の三社に大きく水空けられててちょっと立場ないのが残念です。
最後に私のカーデザインの好みを話すと、一番デザインが好きなのは昔にも一回書きましたがダイハツが以前に出していた「ストーリア」の初期型で、シンプルイズベストを極めた究極の形だと評価しています。尖がったデザインだったら三菱の「FTO」、ランエボだったら須藤京一が乗っていた「エボⅢ」が好きです。
ヽ(*゚д゚)ノ カイバー
それと関連あるかどうかはわかりませんが、車も実は軽自動車が好きだったりします。元々体格が小柄ということもあり大きな得物をぶん回すよりも体格に合ったものをフィットさせて使うという思想を持ち合わせており、なるべくコンパクトで必要以上な物を取っ払うという概念でもってこういう嗜好が出てきたのでしょう。
ただそうした私個人の好みを置いても、日本の軽自動車は芸術品といっていい代物だと思います。機械などの設計をやってみればわかりますが、単純に図体の大きいものは簡単に設計できますが、軽自動車の様に車体が小さいものだとどの装備をどのように配置するのか、もう少し大きければあれこれ詰められるのにというジレンマに悩まされます。
ちなみに私自身は設計をしたことありませんが、軍艦を自ら設計して戦う「ウォーシップガンナー2」というゲームでこの手のジレンマを存分に味わいました。その分、苦労して作った駆逐艦で戦うのは格別だったりします。
話は戻りますが、単純に大きな車よりも小さな車を作る方が意外と作業は難しいです。米GMなんかその辺がはっきりしていて、恐らく設計能力がないせいでしょうか無駄に車体がでかく燃費も悪かったりします。でもって故障も多いと三重苦。
それに対して近年んの日本の軽自動車はあんな小さな車体によくもまぁこれだけ装備を詰め込められるもんだと呆れるくらいに充実しており、変な話ですがもっと値段高くてもいいのではと思う時すらあります。まぁ数でるから部品代も安くなるってメリットもあるのですが。
そんな日本の軽自動車メーカーときたらダイハツとスズキ、そして近年急速にシェアを高めたホンダの三社です。でもってこの前個人的に気になったのがダイハツが新たに出してきた「ウェイク」という車なのですが、この車の何がすごいかって、スズキのヒット車である「ハスラー」のデザインをまんまパクっているという点です。実際に両車のページで比較してもらいたいのですが、後発のウェイクに至っては広告サイトでのメインカラーまでカーキ色にしてハスラーと合わせるという手の入れ込みっぷりで、なんていうかほかのカラーパターンまでそっくりです。
これだけ見るとさもダイハツがひどい会社のように見えますが、スズキもスズキで過去にパクっています。そのパクリ車両というのも「スペーシア」で、これはスライドドアからボディラインまでダイハツのヒット車両である「タント」にクリソツです。っていうかフロントデザインに至っては確実にどっちがどっちなのか見間違えるくらい似せられています。
さらにスペーシアの何が凄いかって、ハイグレードモデルとして「スペーシア・カスタム」という、「タント・カスタム」を彷彿させるようなデザインとネーミングの車も一緒に販売しているっていうことです。っていうかお互い露骨過ぎるだろう。
大手新聞メディアなんか上品だからこういうこと書かないけど、「ベストカー」を筆頭とするカー雑誌なんかはこういう新車が出る度に、「あれっ、どっかで見たような?」という見出しと共に紹介するのが常です。なもんだから恐らく業界関係者の間でも、「パクられたらパクリ返す」、「売れてる車をこぞってパクろう」という言葉が暗黙の了解の様になっているのでしょう。
こうした軽自動車トップ二社の姿勢について私から一言述べると、軽自動車業界ならこれはこれでアリだという気がします。というのも軽自動車は利便性と低価格が何よりも追及される乗用車カテゴリーで、妙なブランド価値にこだわるくらいなら安くて乗りやすくて乗りたくなる車を作って売る方がメーカーにとっても消費者にとってもプラスだと思えるからです。カーデザインには流行り廃りがありますが流行っている形を追おうとするなら大体似たようなものが出来るのがオチで、それだったらまんま似せちゃうというのも一つの回答でしょう。
ただこれは軽自動車だから言えることであって、普通の一般乗用車ではやっぱりパクリは駄目です。一般乗用車は利便性もさることながらプレミアムな価値観も同時に追求しなければならず、やはりメーカー独自の味というかこだわりを捨て去って安易な模倣に走れば消費者も案外見ていて、一時的には利益上げても長期的には見切られてしまうと思えます。
逆に言えばデザインにこだわるということは利便性を犠牲にすること同義であって、実際に燃費とかのことを考えるとデザインへのこだわりはマイナスに働くことの方が多いです。まぁそこをどう料理するかっていうのが本来の腕の見せどころなのですが、そういうのがちゃんとできているのは今の所マツダくらいかな。
なお軽自動車のパクリ戦争が始まったのは何も最近ではなく、歴史を辿ると三菱自動車が「トッポ」というトールワゴンの軽自動車を出したことによってどこもこぞって車高を高くして、現在ではこの形が一種のスタンダードになっています。三菱も一時期は軽自動車業界の雄でしたが、最近は前述の三社に大きく水空けられててちょっと立場ないのが残念です。
最後に私のカーデザインの好みを話すと、一番デザインが好きなのは昔にも一回書きましたがダイハツが以前に出していた「ストーリア」の初期型で、シンプルイズベストを極めた究極の形だと評価しています。尖がったデザインだったら三菱の「FTO」、ランエボだったら須藤京一が乗っていた「エボⅢ」が好きです。
ヽ(*゚д゚)ノ カイバー
昨日今日の世界同時株安について
こういってはなんですが、これほど株価が上下していると見ていてなかなか楽しめるものです。すでに報道されている通りに昨日今日とほぼ世界全ての市場で株価が大幅下落しており、東京市場も日経平均株価が二日間、というより先週からを含めると2万円台から17000円台へと急激な落下ぶりを見せており、トレーダーを中心に少なからぬ動揺が広がっております。
今回の同時株安ですがその震源はほかでも報じられている通りに中国であるということは間違いありません。私なんかその中国製造業現場にいるもんだからよくわかりますが、やはり2次産業を中心に先行きを不安視する意識は高く、それが諸々の経済指標にも出始めて不安が溜まっていたのが今回の大幅下落の背景として存在しています。ただそれ以上に私が致命的だったと思うのが先々週に突然行われた人民元の切り下げで、根拠はないに等しく私の勘でしかありませんが、中国政府がいきなりあれやって、「あ、マジでヤバいんだ」と世界中のトレーダーが感じたことが一番大きな引き金だったのではと個人的に考えています。結果論ですが、利下げを行ったところで何も効果はなかったと言ったところですが。
一応、友人の情報によると中国政府は先ほど追加利下げなどの金融緩和策を取ったそうですが、それらが果たして効果があるのかというと疑問です。恐らく株価はこのまましばらく下がり続け、争点としては今日上海株価指数が3000ポイントを切って2000ポイント台に突入したとのことですが、2000ポイントを切るまでに立ち直りを見せるか否かじゃないかと思います。私個人としては今の中国の株価は2600ポイントくらいが適当な数値じゃないかと思いますがね。
あと株価の下落ばかり大きく取り上げられていますが、個人的に懸念しているのは通貨の下落です。日本円も著しく下落を続けていますが先々週の中国の利下げ以降、アジア諸国の通貨も下落し始めた聞いており、もしそれが本当ならまた世界全体でデフレ傾向に陥るのではないかというのが一番の懸念点です。仮にそうなれば世界全体で経済が悪くなり、またデフレ回復を目指す日本にとっては非常に大きな痛手になってしまうのではないかとも思え、こっちの方に注視が必要かなと個人的に考えています。
あと本題とは関係ありませんが、円安が進む中で下記のニュースを見ているといろいろ思うところがあります。
・トヨタ、部品各社に値下げ要請再開 競争力確保へコスト減(日経新聞)
どうせやると思ってたけどさ、円高の時にそれを理由に使って散々コストダウンを要求して、円安になって馬鹿みたいに利益上げながらまたコストダウンを要求する当たり、この会社は相手の痛みがわからないサイコパスみたいな奴だなと呆れてきます。このニュースは先週に友人からこれを見ろとばかりに送られてきて、翌日に客先訪問をする際に同僚に話したら、客先の社長もこのニュースを切り出してきたのでタイムリーでした。っていうか人の痛みがわからない奴は、いっぺん死ぬほど痛い目に遭ってみた方がいいよ。
今回の同時株安ですがその震源はほかでも報じられている通りに中国であるということは間違いありません。私なんかその中国製造業現場にいるもんだからよくわかりますが、やはり2次産業を中心に先行きを不安視する意識は高く、それが諸々の経済指標にも出始めて不安が溜まっていたのが今回の大幅下落の背景として存在しています。ただそれ以上に私が致命的だったと思うのが先々週に突然行われた人民元の切り下げで、根拠はないに等しく私の勘でしかありませんが、中国政府がいきなりあれやって、「あ、マジでヤバいんだ」と世界中のトレーダーが感じたことが一番大きな引き金だったのではと個人的に考えています。結果論ですが、利下げを行ったところで何も効果はなかったと言ったところですが。
一応、友人の情報によると中国政府は先ほど追加利下げなどの金融緩和策を取ったそうですが、それらが果たして効果があるのかというと疑問です。恐らく株価はこのまましばらく下がり続け、争点としては今日上海株価指数が3000ポイントを切って2000ポイント台に突入したとのことですが、2000ポイントを切るまでに立ち直りを見せるか否かじゃないかと思います。私個人としては今の中国の株価は2600ポイントくらいが適当な数値じゃないかと思いますがね。
あと株価の下落ばかり大きく取り上げられていますが、個人的に懸念しているのは通貨の下落です。日本円も著しく下落を続けていますが先々週の中国の利下げ以降、アジア諸国の通貨も下落し始めた聞いており、もしそれが本当ならまた世界全体でデフレ傾向に陥るのではないかというのが一番の懸念点です。仮にそうなれば世界全体で経済が悪くなり、またデフレ回復を目指す日本にとっては非常に大きな痛手になってしまうのではないかとも思え、こっちの方に注視が必要かなと個人的に考えています。
あと本題とは関係ありませんが、円安が進む中で下記のニュースを見ているといろいろ思うところがあります。
・トヨタ、部品各社に値下げ要請再開 競争力確保へコスト減(日経新聞)
どうせやると思ってたけどさ、円高の時にそれを理由に使って散々コストダウンを要求して、円安になって馬鹿みたいに利益上げながらまたコストダウンを要求する当たり、この会社は相手の痛みがわからないサイコパスみたいな奴だなと呆れてきます。このニュースは先週に友人からこれを見ろとばかりに送られてきて、翌日に客先訪問をする際に同僚に話したら、客先の社長もこのニュースを切り出してきたのでタイムリーでした。っていうか人の痛みがわからない奴は、いっぺん死ぬほど痛い目に遭ってみた方がいいよ。
2015年8月23日日曜日
北朝鮮の動向と安保関連法案
ここ数日、日本のニュースを見ていてつくづく感じることですが、何で北朝鮮の動向と安保関連法案を同時に語らないのか、ここまで来ると一種のギャグのつもりなのかと疑ってみています。
北朝鮮はここ数日、停戦領域内で地雷を仕掛けたり韓国国内へ砲撃を刷るなど過激な挑発行動を繰り返し、これに対し韓国側も海岸部や島しょ部ではなく内陸部への砲撃を受けたことによって態度を厳しくしており、北朝鮮側に対して24時間の宣伝工作を続けこれに対して北朝鮮もやめるよう要求するなど一種のにらみ合いが続いています。
さすがに北朝鮮事情は専門外なので素人的な意見となりますが、今回の一件でも軍事的衝突に至ることはさすがにないとは思います。そう思う根拠として二つあり、一つはただでさえ食糧事情の悪い北朝鮮が収穫前の8月のこの時期に戦闘行動には出るに出られないということ、もう一つは韓国側は朴大統領の支持率が低下している中で今回の事件は支持率回復の好機にほかならず、実態以上に事態を深刻化させてみせようと動いているように思えるからです。
ただこの事件、というよりもし北朝鮮有事が起こった場合についてですが、日本はどのように行動するべきなのか。またそのような自体に対して指針なり対策は既にとられているのでしょうか。
安倍首相を持ち上げるつもりはありませんが、現在参議院入りしている安保関連法案の意義はやはりこういうところにあると思います。この法案について反対している人たちはホルムズ海峡とかイラクとかやたら遠い地域ばかりを想定した批判を繰り返し、最も近くても中国という現実には経済関係的にも交戦できるはずのない国ばかり取り上げられます。これらの国や地域と比べると北朝鮮の方が遥かに実戦が起こりうる可能性が高い国で、またその際には韓国と在日米軍が交戦すると思われることから、安保関連法案が実際に運用される可能性が高い相手だと私は考えています。
その場合の想定をいくらかここで書くと、まず北朝鮮有事が起こった場合は在日米軍は確実に朝鮮半島へ出兵するでしょうし日本からも爆撃機などが出動するでしょう。これに対して北朝鮮はどう反応するか。多分奇襲でもない限りは一瞬のうちにミサイル発射基地などは潰されて反撃できないと思いますが、もし仮に反撃余力を残していた場合だと日本の米軍基地などへ向けてミサイルを発射してくる可能性があります。その場合、日本はどうするべきでしょうか。そもそも米軍が北朝鮮を攻撃することが決めた際、日本としては米軍への支援を行うべきか否かでしょうか。
ある評論家の意見に、日本人というのは一番起こってほしくない事態は起こらないという前提で予想を立てる癖があるという指摘がありますが、この北朝鮮有事についても同じことが言えるでしょう。日本から米軍が確実に出動すること考えれば日本の領土が攻撃される可能性を含んでいるということで、それを見越した上でいざとなったらどう対処するべきか、何も起きていない今の段階で考えなければなりません。
私としては北朝鮮は初めから話が通じる相手ではないと思うので、だったら最初から米軍に協力して可能な限りの支援を行うことでなるべく早いうちに叩き潰すべき相手ではないかと思います。問題はその支援の幅で、物資の提供までか、兵員や物資の輸送までか、自衛隊員の朝鮮半島出兵まで含むか、ここが論点となります。ただ物資の提供や輸送に当たっては現行法では整理されておらずやるとなったら内閣決断の超法規的処置に頼らざるを得ず、だからこそ安保関連法案が必要なのだというのが安倍首相の主張です。
実際のところ安保関連法案にはこれ以外の内容も含んでいるし私も完全賛成ではありませんが、こと北朝鮮有事に対する必要な準備であるならそれ単独であれば賛成の立場を取ります。少なくとも今の状態で北朝鮮有事が起きれば、日本は何の準備も覚悟もない中で北朝鮮のミサイルの標的となる可能性があるだけに、もうちょっとこの辺の議論を折角のいい機会なんだからやっておくべきではないかとこのブログで主張するわけです。
北朝鮮はここ数日、停戦領域内で地雷を仕掛けたり韓国国内へ砲撃を刷るなど過激な挑発行動を繰り返し、これに対し韓国側も海岸部や島しょ部ではなく内陸部への砲撃を受けたことによって態度を厳しくしており、北朝鮮側に対して24時間の宣伝工作を続けこれに対して北朝鮮もやめるよう要求するなど一種のにらみ合いが続いています。
さすがに北朝鮮事情は専門外なので素人的な意見となりますが、今回の一件でも軍事的衝突に至ることはさすがにないとは思います。そう思う根拠として二つあり、一つはただでさえ食糧事情の悪い北朝鮮が収穫前の8月のこの時期に戦闘行動には出るに出られないということ、もう一つは韓国側は朴大統領の支持率が低下している中で今回の事件は支持率回復の好機にほかならず、実態以上に事態を深刻化させてみせようと動いているように思えるからです。
ただこの事件、というよりもし北朝鮮有事が起こった場合についてですが、日本はどのように行動するべきなのか。またそのような自体に対して指針なり対策は既にとられているのでしょうか。
安倍首相を持ち上げるつもりはありませんが、現在参議院入りしている安保関連法案の意義はやはりこういうところにあると思います。この法案について反対している人たちはホルムズ海峡とかイラクとかやたら遠い地域ばかりを想定した批判を繰り返し、最も近くても中国という現実には経済関係的にも交戦できるはずのない国ばかり取り上げられます。これらの国や地域と比べると北朝鮮の方が遥かに実戦が起こりうる可能性が高い国で、またその際には韓国と在日米軍が交戦すると思われることから、安保関連法案が実際に運用される可能性が高い相手だと私は考えています。
その場合の想定をいくらかここで書くと、まず北朝鮮有事が起こった場合は在日米軍は確実に朝鮮半島へ出兵するでしょうし日本からも爆撃機などが出動するでしょう。これに対して北朝鮮はどう反応するか。多分奇襲でもない限りは一瞬のうちにミサイル発射基地などは潰されて反撃できないと思いますが、もし仮に反撃余力を残していた場合だと日本の米軍基地などへ向けてミサイルを発射してくる可能性があります。その場合、日本はどうするべきでしょうか。そもそも米軍が北朝鮮を攻撃することが決めた際、日本としては米軍への支援を行うべきか否かでしょうか。
ある評論家の意見に、日本人というのは一番起こってほしくない事態は起こらないという前提で予想を立てる癖があるという指摘がありますが、この北朝鮮有事についても同じことが言えるでしょう。日本から米軍が確実に出動すること考えれば日本の領土が攻撃される可能性を含んでいるということで、それを見越した上でいざとなったらどう対処するべきか、何も起きていない今の段階で考えなければなりません。
私としては北朝鮮は初めから話が通じる相手ではないと思うので、だったら最初から米軍に協力して可能な限りの支援を行うことでなるべく早いうちに叩き潰すべき相手ではないかと思います。問題はその支援の幅で、物資の提供までか、兵員や物資の輸送までか、自衛隊員の朝鮮半島出兵まで含むか、ここが論点となります。ただ物資の提供や輸送に当たっては現行法では整理されておらずやるとなったら内閣決断の超法規的処置に頼らざるを得ず、だからこそ安保関連法案が必要なのだというのが安倍首相の主張です。
実際のところ安保関連法案にはこれ以外の内容も含んでいるし私も完全賛成ではありませんが、こと北朝鮮有事に対する必要な準備であるならそれ単独であれば賛成の立場を取ります。少なくとも今の状態で北朝鮮有事が起きれば、日本は何の準備も覚悟もない中で北朝鮮のミサイルの標的となる可能性があるだけに、もうちょっとこの辺の議論を折角のいい機会なんだからやっておくべきではないかとこのブログで主張するわけです。
2015年8月22日土曜日
三国志マニア同士の会話
このブログのコアな読者なら極端に長いコメントをたまに書く若生わこさんの名前を憶えている方も多いのではないでしょうか。若生さんとはこのブログを通じて知り合ってプライベートでもよく会話をする仲だったりするのですが、彼は大学でも中国古代史を専攻したほどの極端な三国志マニアで、私との会話も大体三国志ネタと野球ネタで大半を占めてたりします。
知ってる人には有名でしょうが、私もそこそこの三国志マニアということで周囲に認知されています。そこで今日は彼とこれまでに交わした、三国志マニア同士の異次元な会話内容を一部抜粋して紹介します。
1、三国志平話
若生さんの守備範囲は中国古代史ということもあって春秋戦国、漢楚攻防時代も詳しく、その日は確か韓信についてあれこれ話をしていたのですがふとした拍子にこんなやり取りが出ました。
若生「( ・∀・)<韓信は末路がやや悲惨でしたが、三国志演義が成立する前に作られた講談だと曹操に転生したことになってて、韓信好きの自分からしたらこの展開はアリですね」
花園「( ・ω・)<それって三国志平話でしょ。あれって演義より蜀漢贔屓が激しくて呉の動向について全く触れられないらしいね」
説明しましょう。「三国志平話」というのは元の時代に成立した三国志の歴史をベースにした小説で、現代において主流である「三国志演義」に先駆けて流布されたものです。この小説の冒頭では死語の世界で天帝が、創業の功臣である韓信、彭越、英布を謀殺した劉邦を弾劾する裁判を開き、後世で処罰を受けさせるという方法で劉邦は後漢最後の皇帝である献帝に、そして韓信は曹操、彭越は劉備、英布は孫権に転生させてそれぞれが漢王朝を分裂させるという運命を託しました。なおこの裁判を裁いたのは司馬仲相という人物で、天帝は裁判を上手く裁いた功績として分裂した漢王朝が彼の元に統一される運命を託して、彼を司馬懿仲達に転生させるというストーリーとなっております。
断言してもいいですが、こんな三国志平話の存在なんて普通の人はまず知りません。私も若生さんもこの会話した際は互いに驚きつつ、「三国志平話を知ってる人に初めて会った……」と言い合いました。
2、虞翻
この前書いた三国志で打線を組むという記事について話し合ったところ、呉のメンバーに件の虞翻を入れたことについて、
花園「 ( ´∀`)<虞翻はちょっと贔屓もあって入れた。まぁ知名度低いからみんなはなんでこの人が入ってるんだろうと思っただろうね」
若生「( ´Д`)<虞翻とかめっちゃ優秀でしょう。時勢を読むのに長けてたし、孫権の下でも活躍してますし」
花園「( ・∀・)<だよねぇ。ちなみに横山光輝版『三国志』だと王朗に孫策に抵抗するべきではないと説得して、籠の中の鳥を放ってあげるシーンが何故か周昕と入れ替わってるんだよね」
若生「(´・ω・) <そうそう」
傍から見ているとさっぱりわけわからない会話していると思いますが、それだけ三国志好きからしたら虞翻は評価される人物だってことです。ちなみに横山光輝版三国志については、1シーンだけ何故か董卓の髭がなくなって描かれていることがあり、これも三国志マニアにとっては常識です。
3、伍子胥
これは自分と若生さんと冷凍たこ焼き好きの友人の三人で新宿のバーにいた際、突然出てきた会話なんで前説明なしに読んでもらいましょう。
若生「( ゚Д゚)<花園さんは伍子胥なんですよ!」
花園「( ・∀・)<わかる!俺、めっちゃ伍子胥好きやもん。すごい共感する」
冷凍たこ焼き好きの友人「(;゚д゚)<…………」(マジでこんな顔してた)
説明しましょう。伍子胥というのは春秋時代の人物で故国(楚)の王様に濡れ衣で父と兄を殺されたため、亡命して他国(呉)に渡って将軍となり復讐のため楚へ侵略した人物の事です。なお楚へ侵略して首都まで落としますが復讐対象の王は既に自然死していたため、墓から遺骸を暴いて鞭で百回叩くことで復讐を果たしており、この故事から「屍に鞭打つ思い」という言葉が成立しています。
この時の会話で若生さんが何を言いたかったのかというと、執念深い私の性格を伍子胥にたとえて言おうとしたわけで、私自身も伍子胥が昔からかなり好きだったので素直に自分も執念深い性格だと認めたというやり取りでした。私と若生さんの間は「伍子胥」というキーワード一つで一瞬のうちに意思を疎通し合いましたが、脇にいる冷凍たこ焼き好きの友人は全く意味が分からなかったそうで、「(;゚д゚)<あ、あのさ、もうちょっとわかりやすく話してくれない?」と解説を求めてきました。
以上が主だった私と若生さんの会話ですが、三国志マニアが集うとそうじゃない人にはさっぱり訳が分からない会話が始まってしまうということを理解いただけたらと思います。ちなみに今まで自分が会った人物の中では若生さんが間違いなく三国志マニアとしてはナンバー1です。
知ってる人には有名でしょうが、私もそこそこの三国志マニアということで周囲に認知されています。そこで今日は彼とこれまでに交わした、三国志マニア同士の異次元な会話内容を一部抜粋して紹介します。
1、三国志平話
若生さんの守備範囲は中国古代史ということもあって春秋戦国、漢楚攻防時代も詳しく、その日は確か韓信についてあれこれ話をしていたのですがふとした拍子にこんなやり取りが出ました。
若生「( ・∀・)<韓信は末路がやや悲惨でしたが、三国志演義が成立する前に作られた講談だと曹操に転生したことになってて、韓信好きの自分からしたらこの展開はアリですね」
花園「( ・ω・)<それって三国志平話でしょ。あれって演義より蜀漢贔屓が激しくて呉の動向について全く触れられないらしいね」
説明しましょう。「三国志平話」というのは元の時代に成立した三国志の歴史をベースにした小説で、現代において主流である「三国志演義」に先駆けて流布されたものです。この小説の冒頭では死語の世界で天帝が、創業の功臣である韓信、彭越、英布を謀殺した劉邦を弾劾する裁判を開き、後世で処罰を受けさせるという方法で劉邦は後漢最後の皇帝である献帝に、そして韓信は曹操、彭越は劉備、英布は孫権に転生させてそれぞれが漢王朝を分裂させるという運命を託しました。なおこの裁判を裁いたのは司馬仲相という人物で、天帝は裁判を上手く裁いた功績として分裂した漢王朝が彼の元に統一される運命を託して、彼を司馬懿仲達に転生させるというストーリーとなっております。
断言してもいいですが、こんな三国志平話の存在なんて普通の人はまず知りません。私も若生さんもこの会話した際は互いに驚きつつ、「三国志平話を知ってる人に初めて会った……」と言い合いました。
2、虞翻
この前書いた三国志で打線を組むという記事について話し合ったところ、呉のメンバーに件の虞翻を入れたことについて、
花園「 ( ´∀`)<虞翻はちょっと贔屓もあって入れた。まぁ知名度低いからみんなはなんでこの人が入ってるんだろうと思っただろうね」
若生「( ´Д`)<虞翻とかめっちゃ優秀でしょう。時勢を読むのに長けてたし、孫権の下でも活躍してますし」
花園「( ・∀・)<だよねぇ。ちなみに横山光輝版『三国志』だと王朗に孫策に抵抗するべきではないと説得して、籠の中の鳥を放ってあげるシーンが何故か周昕と入れ替わってるんだよね」
若生「(´・ω・) <そうそう」
傍から見ているとさっぱりわけわからない会話していると思いますが、それだけ三国志好きからしたら虞翻は評価される人物だってことです。ちなみに横山光輝版三国志については、1シーンだけ何故か董卓の髭がなくなって描かれていることがあり、これも三国志マニアにとっては常識です。
3、伍子胥
これは自分と若生さんと冷凍たこ焼き好きの友人の三人で新宿のバーにいた際、突然出てきた会話なんで前説明なしに読んでもらいましょう。
若生「( ゚Д゚)<花園さんは伍子胥なんですよ!」
花園「( ・∀・)<わかる!俺、めっちゃ伍子胥好きやもん。すごい共感する」
冷凍たこ焼き好きの友人「(;゚д゚)<…………」(マジでこんな顔してた)
説明しましょう。伍子胥というのは春秋時代の人物で故国(楚)の王様に濡れ衣で父と兄を殺されたため、亡命して他国(呉)に渡って将軍となり復讐のため楚へ侵略した人物の事です。なお楚へ侵略して首都まで落としますが復讐対象の王は既に自然死していたため、墓から遺骸を暴いて鞭で百回叩くことで復讐を果たしており、この故事から「屍に鞭打つ思い」という言葉が成立しています。
この時の会話で若生さんが何を言いたかったのかというと、執念深い私の性格を伍子胥にたとえて言おうとしたわけで、私自身も伍子胥が昔からかなり好きだったので素直に自分も執念深い性格だと認めたというやり取りでした。私と若生さんの間は「伍子胥」というキーワード一つで一瞬のうちに意思を疎通し合いましたが、脇にいる冷凍たこ焼き好きの友人は全く意味が分からなかったそうで、「(;゚д゚)<あ、あのさ、もうちょっとわかりやすく話してくれない?」と解説を求めてきました。
以上が主だった私と若生さんの会話ですが、三国志マニアが集うとそうじゃない人にはさっぱり訳が分からない会話が始まってしまうということを理解いただけたらと思います。ちなみに今まで自分が会った人物の中では若生さんが間違いなく三国志マニアとしてはナンバー1です。
2015年8月21日金曜日
佐野氏のデザイン盗用疑惑について
昨夜友人に、プロレス界屈指の人気を誇るゲイレスラーである男色ディーノ氏がかいた「すべてのジャンルはマニアが潰す」について書かれた記事を薦めてみたところ、何故かやたらと絶賛して非常にわかりやすいと連呼されました。ちなみにこの記事は元々はゲーム批評の記事ですが、文章中でさりげなく「ゲーム→ゲイム」、「結論→ケツ論」と単語を弄ってる辺りはゲイが細かいです。
話は本題に入りますが、今一番ニュースな男といったら間違いなく東京五輪のロゴをデザインした佐野研二郎氏であると私は考えております。佐野氏の騒動の発端から現在に至る過程は今日なんかテンション低いので省略しますが、東京五輪のロゴデザインが発表された直後に外国からデザインをパクられたと指摘されたことについて私は当初、それほど問題にするほどではないのではという感想を覚えました。
というのも東京五輪のロゴもベルギーの美術館のロゴもアルファベットの形を崩したようなデザインで、言ってしまえばありていなデザインだと思えたからです。なもんだからパクリだとも思わないし、たとえ実際にパクったデザインであってもわざわざ撤回するほどでもないだろうと考えたのですが、逆に言えば何のオリジナリティも感じられないくだらないデザインだとも同時に覚えました。
デザインに関して素人である私が言うのもおこがましいですが、はっきり言ってあの東京五輪のロゴデザインは何がいいのかさっぱり理解できないほどくだらないデザインだと感じます。先程も述べたように何のこだわりというかオリジナリティも感じられず、また一見して五輪らしさ、日本らしさを感じる要素というものが全くなく、デザインをした人以上にあれをわざわざ選んだ連中の方が問題あるのではないかと密かに見ております。折角の日本開催の五輪なのだから日本だっていうことがわかる何かしらのワンポイントがあるべきだと思うのに全く皆無で、同じアジアでもまだ北京五輪のロゴはしっかりしてたなぁなんて今更になって感心させられます。
こうした感覚は多かれ少なかれ他の人間にも共有されていたとみられ、ロゴデザインが発表されるや「ダサい」などと賛否が相次いでおりましたが、そこへきてパクリ疑惑が生まれ、さらには佐野氏のデザイン事務所発の他のデザインに関しても他の作品を悉くパクっているとの疑惑が追及されだし、現在に至ってはパクったかどうかの真偽以前にどこからどうパクったのかを捜す方が盛り上がっている感すらあります。実際、ネットからの指摘を受けて配布が撤回されたサントリーのトートバッグに関してはどっからどう見ても他人の作品を流用したとしか思えないデザインが使われており、ああいうデザインを平気で出しておきながら「これまで盗用はしたことはない」と言われてもはいそうですかとはなかなか言えるものではないでしょう。
それにしても、トートバッグの配布が「オールフリー」という名前の飲料のキャンペーンだというのが地味に面白いものです。
一個人としての感想を述べるなら、やっぱり佐野氏は以前から他人の作品を盗用し続けてきたとしか思えず、この五輪ロゴも同じように盗用した上で小っちゃくアレンジして出して来たものとしか思えないです。国際的に恥ずかしいことこの上ありませんが、恥を忍んで一旦このデザインは撤回した上でもうちょっとまともなロゴデザインをよそから探してくることが対応として筋ではないでしょうか。
その上で佐野氏個人について言わせもらうと、何故これほどオリジナリティに欠けるデザインをしてそこそこ有名になれたのか、ここが一番わかりません。どのデザインを見てもこのデザイナーならではの味なり工夫なりが全く見られず、小手先の絵柄だけうまい同人作家を見ているような感じすらします。まぁオリジナリティを出そうってんなら、叩かれるのが日本っていうのはわかってはいますが。
話は本題に入りますが、今一番ニュースな男といったら間違いなく東京五輪のロゴをデザインした佐野研二郎氏であると私は考えております。佐野氏の騒動の発端から現在に至る過程は今日なんかテンション低いので省略しますが、東京五輪のロゴデザインが発表された直後に外国からデザインをパクられたと指摘されたことについて私は当初、それほど問題にするほどではないのではという感想を覚えました。
というのも東京五輪のロゴもベルギーの美術館のロゴもアルファベットの形を崩したようなデザインで、言ってしまえばありていなデザインだと思えたからです。なもんだからパクリだとも思わないし、たとえ実際にパクったデザインであってもわざわざ撤回するほどでもないだろうと考えたのですが、逆に言えば何のオリジナリティも感じられないくだらないデザインだとも同時に覚えました。
デザインに関して素人である私が言うのもおこがましいですが、はっきり言ってあの東京五輪のロゴデザインは何がいいのかさっぱり理解できないほどくだらないデザインだと感じます。先程も述べたように何のこだわりというかオリジナリティも感じられず、また一見して五輪らしさ、日本らしさを感じる要素というものが全くなく、デザインをした人以上にあれをわざわざ選んだ連中の方が問題あるのではないかと密かに見ております。折角の日本開催の五輪なのだから日本だっていうことがわかる何かしらのワンポイントがあるべきだと思うのに全く皆無で、同じアジアでもまだ北京五輪のロゴはしっかりしてたなぁなんて今更になって感心させられます。
こうした感覚は多かれ少なかれ他の人間にも共有されていたとみられ、ロゴデザインが発表されるや「ダサい」などと賛否が相次いでおりましたが、そこへきてパクリ疑惑が生まれ、さらには佐野氏のデザイン事務所発の他のデザインに関しても他の作品を悉くパクっているとの疑惑が追及されだし、現在に至ってはパクったかどうかの真偽以前にどこからどうパクったのかを捜す方が盛り上がっている感すらあります。実際、ネットからの指摘を受けて配布が撤回されたサントリーのトートバッグに関してはどっからどう見ても他人の作品を流用したとしか思えないデザインが使われており、ああいうデザインを平気で出しておきながら「これまで盗用はしたことはない」と言われてもはいそうですかとはなかなか言えるものではないでしょう。
それにしても、トートバッグの配布が「オールフリー」という名前の飲料のキャンペーンだというのが地味に面白いものです。
一個人としての感想を述べるなら、やっぱり佐野氏は以前から他人の作品を盗用し続けてきたとしか思えず、この五輪ロゴも同じように盗用した上で小っちゃくアレンジして出して来たものとしか思えないです。国際的に恥ずかしいことこの上ありませんが、恥を忍んで一旦このデザインは撤回した上でもうちょっとまともなロゴデザインをよそから探してくることが対応として筋ではないでしょうか。
その上で佐野氏個人について言わせもらうと、何故これほどオリジナリティに欠けるデザインをしてそこそこ有名になれたのか、ここが一番わかりません。どのデザインを見てもこのデザイナーならではの味なり工夫なりが全く見られず、小手先の絵柄だけうまい同人作家を見ているような感じすらします。まぁオリジナリティを出そうってんなら、叩かれるのが日本っていうのはわかってはいますが。
2015年8月19日水曜日
マージン率の上限規制
先ほどGoogleアナリティクスでこのブログの検索ワードをかけたら、「マージン率 中国在住」というワードで検索してきた人がいたということがわかりました。「誰だこんな恐ろしく狭い条件で検索かけた人は」、という具合でちょっと考えさせられました。
ただこのところマージン率に関して以前書いた記事への検索は増えており、アクセス数も未だに上がり続けています。複数の友人に言わせれば、「もっと注目されていい記事」だそうですが私個人としてはこんだけデータも揃えてやっているのに大手マスコミは何故引用しようとしないのかが逆に気になりますがそれは置いといて、先日少し気になるコメントが来ました。
具体的にどういうコメントかまでは書きませんがそのコメント内にて、「マージン率は欧米の様に10%台にすべき」という記述があったのですが、率直に言ってこの「10%」という数字がどこから来たのかが疑問に感じました。マージン率というのは、厳密には異なりますが大まかな表現で言い表せば一般企業の粗利に当たるもので、粗利が10%なんて普通どの企業も経営が成り立たないほど小さい数字です。いくら人材派遣業はコストが小さいとはいえ本当に欧米の人材派遣企業のマージン率は10%なのか、はっきり言えば疑いました。
なおマージン率の計算方法についてはリツアンSTCの野中社長がタイミングを合わせてくれたかのように下記記事で具体的な金額と共に紹介してくれているので、興味のある方は参考ください。なお野中社長によると、企業負担の社会保険料はマージン率には含まれないため企業が得られる利益額は一般の人間が考えているよりは低いとのことで、自分もその通りだと思います。
・派遣のマージン率について少し掘り下げてご説明します。(『ピンハネ屋』と呼ばれて)
話は戻りますが先程の欧米の派遣業界はマージン率が10%台ということについてネットで調べてみたところ、確かにいくつかのサイトでそのようであるという記述が見られたのですが、その数字的根拠をはっきりと示している人は誰もいませんでした。具体的に言えば英国の平均マージン率は〇%、米国は△%みたいな国際比較が出ていれば信用できますがそういったものは皆無でありながら何故か、「欧米のマージン率は10%台」という風に書かれてあり、中には「マージン率の上限規制によって10%台となっている」というような記述も見かけました。
結論を書くと、欧米では派遣のマージン率が10%台というのは根拠のない情報であって、もしかしたらマージン率の定義が異なっていてそういう数字も一部出ているのかもしれませんが実態としてはやはり有り得ない数字でしょう。更に踏み込んで言えば、欧米にはマージン率の上限規制があるというのも一種のデマじゃないかと私は疑っています。
まず前者の欧米ではマージン率が10%台という意見について、欧米のマージン率は具体的にどの程度なのか英語で検索かけまくってあちこちのサイトを駆けずり回った所、ようやく下記サイトにたどり着くことが出来ました。
・What Your Supplier’s Gross Margin Can Tell You(Staffing Industry Analysts)
上記サイト内に「大規模かつ公共人材派遣法人8社の中間マージン率」というグラフがあり、その中間マージンの数字はどれも20%台です。このマージン率のデータがどのような定義でどの地域、どのような会社を対象としているかは書かれていないため安易に信用できないところがあるものの、少なくともマージン率10%台は有り得ないとする根拠にはなり得るのではと思います。ってか欧米のマージン率のデータがわかるサイトがあれば誰か教えてください。
次にマージン率の上限規制についてですが、これも散々「Staffing service」に「Upper limit」とか「Resistration」などの単語をつけて検索をかけ続けましたが、それらしい情報を載せてあるサイトにはとうとう辿り着くことが出来ませんでした。また日本語のサイトにおいても、比較的多くの人間が「欧米ではマージン率に上限があるのが当たり前」という風に書いていますが、その根拠となる数字、具体的には上限値を誰一人として挙げていません。このような点を踏まえると、この上限規制に関する意見というのは初めから眉唾だったのかもしれません。
自分の記憶を紐解くと、派遣難民が社会問題となったリーマンショック明けの2009年に「欧米では当たり前」という言葉と共にマージン率の公開やこのマージン率の上限規制が主張されていたように思います。恥ずかしながら自分もこうした意見を当時疑うなく信じ込み、多分このブログでも古記事探れば、「欧米では上限値があるらしいぞ」みたいな内容を書いてると思います。
しかし現状から察するとこの上限値に関しては根拠が明らかに不確かで、派遣の待遇改善を求めるあまりに広まったデマだったんじゃないかというのが私の見解で、昔に信じ込んでしまった自分への反省を込めて今回改めて調べてみました。
最後に、なら今後日本でマージン率の上限規制を設けるべきかについて意見を述べると、はっきり言って私は反対です。理由としてはマージン率の公開が進めば市場の競争原理が働き、法外に搾取する派遣企業は自然に淘汰されることが期待できることと、一口で派遣といっても単純労働者、エンジニア、特殊技能者など様々なタイプの派遣があり、それらに対し一括で上限値を作って規制してしまうとかえって競争の自由がなくなります。一番重要なのはマージン率の公開であって、不必要な規制は作るべきではないというのが派遣労働者でもない私個人の立場です。
ただこのところマージン率に関して以前書いた記事への検索は増えており、アクセス数も未だに上がり続けています。複数の友人に言わせれば、「もっと注目されていい記事」だそうですが私個人としてはこんだけデータも揃えてやっているのに大手マスコミは何故引用しようとしないのかが逆に気になりますがそれは置いといて、先日少し気になるコメントが来ました。
具体的にどういうコメントかまでは書きませんがそのコメント内にて、「マージン率は欧米の様に10%台にすべき」という記述があったのですが、率直に言ってこの「10%」という数字がどこから来たのかが疑問に感じました。マージン率というのは、厳密には異なりますが大まかな表現で言い表せば一般企業の粗利に当たるもので、粗利が10%なんて普通どの企業も経営が成り立たないほど小さい数字です。いくら人材派遣業はコストが小さいとはいえ本当に欧米の人材派遣企業のマージン率は10%なのか、はっきり言えば疑いました。
なおマージン率の計算方法についてはリツアンSTCの野中社長がタイミングを合わせてくれたかのように下記記事で具体的な金額と共に紹介してくれているので、興味のある方は参考ください。なお野中社長によると、企業負担の社会保険料はマージン率には含まれないため企業が得られる利益額は一般の人間が考えているよりは低いとのことで、自分もその通りだと思います。
・派遣のマージン率について少し掘り下げてご説明します。(『ピンハネ屋』と呼ばれて)
話は戻りますが先程の欧米の派遣業界はマージン率が10%台ということについてネットで調べてみたところ、確かにいくつかのサイトでそのようであるという記述が見られたのですが、その数字的根拠をはっきりと示している人は誰もいませんでした。具体的に言えば英国の平均マージン率は〇%、米国は△%みたいな国際比較が出ていれば信用できますがそういったものは皆無でありながら何故か、「欧米のマージン率は10%台」という風に書かれてあり、中には「マージン率の上限規制によって10%台となっている」というような記述も見かけました。
結論を書くと、欧米では派遣のマージン率が10%台というのは根拠のない情報であって、もしかしたらマージン率の定義が異なっていてそういう数字も一部出ているのかもしれませんが実態としてはやはり有り得ない数字でしょう。更に踏み込んで言えば、欧米にはマージン率の上限規制があるというのも一種のデマじゃないかと私は疑っています。
まず前者の欧米ではマージン率が10%台という意見について、欧米のマージン率は具体的にどの程度なのか英語で検索かけまくってあちこちのサイトを駆けずり回った所、ようやく下記サイトにたどり着くことが出来ました。
・What Your Supplier’s Gross Margin Can Tell You(Staffing Industry Analysts)
上記サイト内に「大規模かつ公共人材派遣法人8社の中間マージン率」というグラフがあり、その中間マージンの数字はどれも20%台です。このマージン率のデータがどのような定義でどの地域、どのような会社を対象としているかは書かれていないため安易に信用できないところがあるものの、少なくともマージン率10%台は有り得ないとする根拠にはなり得るのではと思います。ってか欧米のマージン率のデータがわかるサイトがあれば誰か教えてください。
次にマージン率の上限規制についてですが、これも散々「Staffing service」に「Upper limit」とか「Resistration」などの単語をつけて検索をかけ続けましたが、それらしい情報を載せてあるサイトにはとうとう辿り着くことが出来ませんでした。また日本語のサイトにおいても、比較的多くの人間が「欧米ではマージン率に上限があるのが当たり前」という風に書いていますが、その根拠となる数字、具体的には上限値を誰一人として挙げていません。このような点を踏まえると、この上限規制に関する意見というのは初めから眉唾だったのかもしれません。
自分の記憶を紐解くと、派遣難民が社会問題となったリーマンショック明けの2009年に「欧米では当たり前」という言葉と共にマージン率の公開やこのマージン率の上限規制が主張されていたように思います。恥ずかしながら自分もこうした意見を当時疑うなく信じ込み、多分このブログでも古記事探れば、「欧米では上限値があるらしいぞ」みたいな内容を書いてると思います。
しかし現状から察するとこの上限値に関しては根拠が明らかに不確かで、派遣の待遇改善を求めるあまりに広まったデマだったんじゃないかというのが私の見解で、昔に信じ込んでしまった自分への反省を込めて今回改めて調べてみました。
最後に、なら今後日本でマージン率の上限規制を設けるべきかについて意見を述べると、はっきり言って私は反対です。理由としてはマージン率の公開が進めば市場の競争原理が働き、法外に搾取する派遣企業は自然に淘汰されることが期待できることと、一口で派遣といっても単純労働者、エンジニア、特殊技能者など様々なタイプの派遣があり、それらに対し一括で上限値を作って規制してしまうとかえって競争の自由がなくなります。一番重要なのはマージン率の公開であって、不必要な規制は作るべきではないというのが派遣労働者でもない私個人の立場です。
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