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2016年1月24日日曜日

猫一族の悪夢

猫戦闘機(アンサイクロペディア)

 猫一族とは上記のアンサイクロペディアの記事に紹介されているように、太平洋戦争を中心に活躍した猫の猫による猫のための艦上戦闘機シリーズを指します。記事中の記述を引用すると、

「猫をベースにした理由は、愛らしい外見が兵士の精神をリラックスさせる効果があること、方向感覚や上下感覚に優れ必要とあれば飛行中にすぐに足を下に向けることができるということ(猫は常に足を下に向けて落ちる)、夜目が利き夜間戦闘に向いていること、九つの命を持つため被弾してもすぐ復活して飛行を継続できることなどが挙げられている。」

 とあり、このような特徴を備えた猫戦闘機は日本のゼロ戦相手に健闘しました。

 というのはもちろん冗談ですが、太平洋戦争時に米海軍が運用したグラマン社製の戦闘機には実際に「〇〇キャット」という愛称が付けられ、これらの戦闘機を総称して「猫一族」と呼ぶのはミリオタの間では一般的だそうです。
 この猫シリーズには以下の機種が分類されています。

・F4Fワイルドキャット
・F6Fヘルキャット
・F7Fタイガーキャット
・F8Fベアキャット
・F-14トムキャット

 実際に日本の戦闘機と主に戦ったのはF4FとF6Fの二機種です。開戦当時はF4Fが主力として使われたものの旋回性などといった格闘性能においてゼロ戦に遠く及ばなかったことから出撃しては毎回やられて返ってくるという惨憺たる有様だったそうです。ただ性能では及ばなかったF4Fですが持ち前の頑丈なボディ、並びにパイロットを守る防弾装甲のおかげで被弾こそしてもパイロットが戦死に至る確率はゼロ戦より低く、素人から熟練パイロットまで細く長く生きる秘訣となりました。

 そして後からやってきたのがF6F。こちらは「ヘルキャット」と言われるだけあって格闘性能でもゼロ戦に大きく劣ることなく、またF4Fの時代から定評のあった頑丈さがさらにパワーアップされて機銃で少しくらい撃たれてもビクともしないという恐ろしい性能となり、いくらか誇張はされてはいるでしょうがゼロ戦とのキルレシオは1:19と、一機のF6Fの撃墜に対しゼロ戦は十九機の撃墜が必要だったというデータも出ています。
 F6Fの特徴は先にも述べた通りにF4Fからさらに装甲が頑丈になったという点ですが、装甲が増した分だけ重量も増えているものの、そこはアメリカさんらしく大馬力のエンジンを取って付けてカバーしています。装甲といいエンジンといい技術的にもコスト的にもハイレベルな仕様ですがそんな戦闘機ですら量産して運用してしまうあたり、当時のアメリカの工業力がどれだけ進んでいたかが伺えます。実質、二次大戦においては兵士や将軍の質以上に工業力の差が勝敗を大きく分けるキーだった言っていいでしょう。

 ほかの猫一族については実はそんなに知らず、せいぜいF-14がトム・クルーズの出世作である「トップガン」に出てくるという事しか知りません。

 なのになんでこんな記事書き始めたのかというと、実は単純にF6Fが好きだったからにすぎません。昔書いた「ダイハツ ストーリア」に関する記事にも書いていますが、無駄を徹底的に省き必要最低限な機能を厳選した製品にこそ美は宿る、「シンプルイズベスト」という美的信仰を私は持っており、このF6Fも「頑丈」、「よく飛ぶ」の二つ以外の要素を全部切り捨てたかのような無骨なデザインが自分の感性に物凄き響き渡ります。
 実物の写真を見てもらえばわかりますがF6Fはレシプロ機としてはかなりずんぐりむっくりしたデザインになってて、見ていて「ほんとにこれ飛ぶの?」という疑問すら湧いてきます。実際重すぎて着艦時によく主脚折ったらしいけど。

 なもんだからこの前取り上げた「零式艦上戦闘記弐」というゲームでもしょっちゅうこのF6Fを日本軍側で使って米軍と戦ってます。時に英軍とも。
 逆にというか、ゼロ戦は優秀な戦闘機だったということはもちろんわかってますがあのデザインはそんなに好きじゃないというか、薄っぺらい装甲を見ていて非常に不安に駆られるデザインのように感じます。秋水は大好きだけど。

 最後に、日本ももっと兵器に愛称をつけるべきじゃないかと思います。軍艦などは古い地名を使ってそれなりに格好いいですが戦闘機は型番で呼んでばかりなので、アメリカが猫なら日本は犬とか使ってみてはどうかと思いさりげなく候補を集めてみました。

・秋田
・土佐
・柴
・豆柴
・十石
・日本狼
・紀州

 っていうかほとんど地名そのまんましかありませんでした……。
 無理矢理かっこよくするなら、「紀州ワイルドドッグ」、「土佐ヘルドッグ」、「豆柴ミニチュアドッグ」、「秋田ブリザードドッグ」とするべきかなと思いつつ、なんかどれもあんま強そうに感じられないからやっぱ無理か……。

2016年1月23日土曜日

一週間ぶりの更新

 緊急でメールによるアップロードを行った前回記事でも書いてあるように、引越し先でネットトラブルに見舞われたために一週間も更新が空きました。これほど空くのって何年振り?

 結論から述べると、引越し先にはシャレや冗談ではなくネット回線が存在しませんでした
 今回私は昔上海に住んでた頃に使ってたサービスアパートメントを再び契約して先週土曜に引っ越しをしたのですが、ネット回線を引くため通信会社を訪れたところ住所を見せるだに、「こちらの住所はサービス外です」と断られてしまいました。
 中国の通信会社は中国電信、中国聯通、中国移動の三社があり、上海市内であればこれとは別にケーブルテレビサービスをしている東方有線という会社がネット回線サービスも行っています。最初に私は引っ越し前に中国聯通を訪れたところここはのっけから、「ここの住所には回線がないから無理」と断られ、引っ越しをした当日になって今度は中国電信に行ったら同じ回答で、その後行った中国移動も無理と言われる始末。唯一、東方有線だけが「2M/bpsの回線なら引けるけどあまりにも遅いのでお勧めできません」と言われ、私もそりゃそうだと思い、ひとまず部屋の管理を担当する不動産屋に相談へ行きました。

 その不動産屋(個人)からは知り合いの業者に頼めば4M/bpsの回線を年間1200元で引けると教えてもらいました。東方有線の契約なら2Mで500元、4Mなら600元なのでその知り合いの業者は市場価格の二倍と極端に割高ですが背に腹は代えられず頼み、この回線は先の月曜に接続できるはずでした。
 しかし月曜当日になって不動産屋から連絡があり、「身分証の関係で引けなくなった」と言われました。身分証がどう影響するんだよと文句を言いたかったものの、「10M/bpsなら明日引ける。料金は年間2000元だ」と今度は言ってきたので、マジ忙しい状態でもあったのでもう一回頼みました。

 そして明くる火曜日、「回線の問題で今日は繋げられない。明日なら大丈夫」とまた言ってきたので、もういいと断り支払った2000元を返すよう伝えたところ散々向こうからは文句言われました。出来ると言って二度も出来なかった分際なんだから、コップでも頭めがけて投げつけてやればよかったなと思います。きっとあのまま頼んでも、回線自体ないんだから永久に繋がらなかったでしょうし。
 ついでに書いておくと、2000元払えばほかの通信会社なら100M/bpsが契約できます。どう考えたって10M/bpsであの値段は法外過ぎるし、そのくせ仕事は遅いときたもんだ。

 もうここまで来たらしょうがないから入居してまだ一週間も経ってないけど引っ越そうと決意はしたものの、ネット回線は一時的とはいえ繋げておかないとなりません。となると残された選択肢は東方有線の2M/bpsです。腹くくって水曜日に仕事終わった後直接営業所行って、土曜日に開線工事に来るよう依頼して、でもって土曜の今日に工事の人間が来ました。そして、接続作業を終えずに帰っていきました。
 一体何があったのかというと契約時に東方有線の人間が私の住所を間違えて入力していたようで、私の手元にある自筆の契約書には正しい住所が書いてあったものの工事の人間がシステムに指示された住所の部屋番号はそれとは異なっており、間違った住所だと工事が出来ないというお役所事情で何もせず帰っていきました。さすがにこの事実を知った際は全身で、「何故だっ!」と三越の元会長みたいに中国語で叫びました。こんな例え引用した所で、同年代で意味分かるのはマッドシティの友人だけだろうけど。

 もうさすがに今日つながないとヤバいので急いで東方有線の、契約した所とは別の営業所行って理由を説明し、登録住所を修正した上で今日中に工事をしてくれとかなり粘りました。向こうの窓口の人も困ってましたが粘って粘って、最初に工事に来た人間に無理やり電話させてもう一回自宅へ来てもらうまで何とか事を運びました。そこまで取り付けた後で営業所から自宅まで走って戻りましたが、5~6kmくらいの距離を時間にして35分でかなりフルに走り切って息も絶え絶えに自宅に戻り、どうにかネットを繋げさせました。
 ちなみに先週の土曜も通信会社三社の営業所を一日で全部回りましたが、途中途中で携帯で地図を見ながら走って回ったので合計して10km位は歩いたり走ったりを繰り返しました。我ながら無駄に体力が有り余っているなと思います。

 そして現在、覚悟はしてたもののやっぱり通信速度はシャレにならないほど遅いです。しかもなぜかタブレットPCだと接続できないのが不思議で、WIFIルーターは以前から使ってるのと同じものなのだから信号拾えないはずないのにミステリーです。
 でもって今日は半端なく寒いので暖房をつけましたが、空調の真下ならあったかい風来るけど、部屋の中全体だと1℃たりとも室温が上がってません。自分もこれまでいろんな中国の部屋入ったけど、ここまでひどい部屋は今までありませんでした。また金かかるし大家も敷金返してくれないだろうけど、なるべく早く引っ越したいものです。今年ものっけからこういう自分とは関係ない所でやたらとトラブルに巻き込まれる当たり、あまり運気はよくないかもしれません。

  補足
 以前このサービスアパートメントに住んでいた時はネット回線があり、東方有線で確か20M/bpsの回線を入れていました。今日来た工事の人間はLanケーブルではなくケーブルテレビに使う回線をルーターにつけてた当たり、どうやらマジでネット回線設備をこのサービスアパートメントは取っ払った模様です。何を考えてそんなことしたのやら。

  補足2
 暖房をつけたと書きましたが、今冬に暖房つけるのはこれで多分二回目です。知ってる人には早いですが私は極端に寒さに強く、出勤時もスーツの上にコートは絶対に着ません。そんな私でも今日の寒さはさすがに応えるのでつけてみたのですが、さっき確認したらこの暖房、勝手に停止してるし……。

2016年1月19日火曜日

生存情報と更新一次停止の連絡

 現在引越しに伴う想像を超えたネットトラブルのためブログの更新ができません。毎日何かしらのトラブルで開線日が一日ずつ延長する有様で、現時点の予想では明日には(本当はおとといだったのに)開線する予定なので、また問題が起きたらそれだけブログの更新が遅れます。にしても、まさか引越し三日目で再引越しを決断する羽目になるとは。

2016年1月14日木曜日

ワーテルローとロスチャイルド

 私が日本で最も芸術的ともいえる戦争は賤ヶ岳の戦いだと考えており、というのもこの戦いでは羽柴軍、柴田軍の双方が高度な駆け引きと共に一時間単位で軍略を練り、本当に数時間差で羽柴軍が劇的な各個撃破に成功して勝利した戦いであるからです。数千数万の軍隊がぶつかり合う戦争では将軍一人がどれほど早く決断しても実際の軍隊はそれほど迅速には動けませんが、この戦いはまるで詰め将棋のように自軍と敵軍がどのように展開するのかを綿密に読み合っているため記録を読むだにいろいろと興奮します。

 さてこの「芸術的ともいえる戦争」という言葉ですが、この言葉はプロイセン軍人であり戦争学の祖ともいうべきクラウゼヴィッツがその著書「戦争論」にて使用した言葉で、この言葉が使われた戦争というのはクラウゼヴィッツも従軍してその目で目の当たりにしたアウステルリッツの戦いでした。このアウステルリッツの戦いはオーストリア、ロシアの連合軍とフランス軍がベルギー付近でぶつかった戦いで、兵数で劣るフランス軍が敵軍を敢えて手薄にした右翼に誘い込んだところを狙いすましたかのような中央突破で瓦解させ、完膚なきまで討ち果たした戦いでした。そしてこの戦いでフランス軍を指揮した人物というのもあのナポレオン・ボナパルトでした。

 ナポレオン自身がかなり若い頃から如何に決戦で完膚なきまで叩くか、叩くためにはどうすればいいのかを徹底して研究しており、その末にたどり着いたのがクラウゼヴィッツの言う「決勝点」こと勝敗を決める決定的なタイミングで動くという結論だったようで、このアウステルリッツの戦いでも部下の将軍に、「あの丘まで何分で着く?」、「20分です」というやり取りから計ったように15分後に突撃させ、ほぼ時間ピッタリに部隊を移動させて撃滅に成功しています。この戦いに限らずナポレオンの戦争では臨機応変に動くというよりもあらかじめ想定していた戦場、状況に自分と敵軍を当てはめ、初めから計画していたプラン通りに部隊を動かし勝利を決めるというパターンが多く、実際に彼の戦歴を見るとその勝率はかなり桁違いな数字に達するはずです。

 しかしそんなナポレオンも政権末期頃ともなると判断ミスが明らかに多くなり、特に彼が最後錦を取ったワーテルローの戦いは大敗こそしたもののほんの少しでも判断が違えば史実とは異なりフランス軍が英、普軍を圧倒していたと予想されています。

ワーテルローの戦い(Wikipedia)

 この戦いで英軍を率いたウェリントンは後に首相となってクリミア戦争に臨んだりもするのですが、この人もこの人で若い頃から明らかに戦争に強く、逆境においても敵軍を跳ね返すなど桁違いの指揮官でした。しかしそのウェリントンをしてこのワーテルローの戦いは何度も敗戦を覚悟して紙一重の勝利だったと話していたそうですが、彼の本国である英国も相手があのナポレオンとってこの戦闘でどうなるのか非常に戦々恐々としていたそうです。
 当時どれだけ注目されていたのかをうかがわせるエピソードとして、ロンドン株式市場の混乱という話があります。当時から英国では株式市場が成立しておりそこでは英国債も取引されていたのですが、このワーテルローの戦いの結果は最初、「英軍敗退」と誤った誤報が英国に伝わってしまったそうです。そのため英国債は一気に暴落したのですが、ネイサン・メイア―という銀行家は独自の情報網からこのニュースは誤報で本当は英軍が勝利していたという情報を掴んでいました。ネイサンはこの暴落時にすぐには買い入れず、逆に自身が保有していた国債を放出してさらに債券価格が値下がった所で一気に買い集め、勝利したという本当のニュースが英国に伝わるやネイサンがかき集めた国債は再び高騰して彼は巨額の利益を得たと言われています。

 この話は創作という説もありますが、ネイサン・メイア―・ロスチャイルドというロスチャイルド家の祖が存在したことは事実で、昔っからこの一族は抜け目ないんだなぁもうとか思う始末です。

2016年1月13日水曜日

提供者側の権利保護について

 先程、パズドラで初めて「アテナ」が取れました。あんなに興奮したのって小学生以来じゃないかな。そのせいでブログ書く時間がだいぶ遅れちゃったんだけど。

 なわけで今日もまた簡潔に記事をまとめそうなのですがこのところ日本のニュースを見ていて思うこととして、一般的に商取引では消費者側が弱者であるとみられ消費者を保護するためにクーリングオフといった制度や、消費者問題に対応する消費者庁などの機関が設けられておりますが、消費者を守るのはもちろんである一方、サービスや商品を提供する側の権利も何かしらで守る必要があるのではと今日突然思いつきました。
 突然思いついたといっても前振りが無かったわけではなく、確か一昨年にあった事件だと思いますが店員の態度が気に食わないと言ってコンビニに来た客が店員と店長に土下座を要求した上、勝手にお詫びの品だとして煙草を強奪したという事件がありました。もちろんこの後でやらかした客は逮捕されましたが、ここまで極端な例でなくてもこの頃は変に勘違いした消費者がサービスの提供者を脅迫したり暴行する事件は日の目を見ないだけでもっとたくさんあるはずです。駅員への暴力も社会で認知されることがこの頃増えて少し減りましたが、それでも普通に考えたら有り得ないと思うくらい依然として多いです。

 一体何故こうした事件が起きるのか、モンスタークレーマーはどうして発生するのか。背景としては「お客様は神様です」という妙な言葉が誤って浸透してしまったためだとかいろいろ言われますが、一社会学士としての意見を述べるなら消費者の保護程度がやや強すぎるというか提供者の保護が無さすぎるためではないかと思います。それこそ土下座要求をしてくるクレーマーに対して店員が暴言を言ったり、手を出したりすれば店員の側が逆に捕まる可能性もあり、また暴行を受けたからといって同じく店員が反撃したとしても果たして正当防衛が認められるのか確固たる自信が私には持てません。

 最初にも書いた通りに消費者は法規などで保護すべき対象であるということは私の中で揺るぎません。しかし消費者だけ保護し続けることによって無駄な弊害も生まれると思え、また何かある度に毎回警察を介入させるというのも社会資源的にはもったいないという気がしてならず、それであれば提供者側を守るような法規を設けるのも一つの手段ではないかというのが私の言いたい内容です。社会における権利の強さは割合的に、「消費者:提供者=6:4」ぐらいが私の中の理想ですが、「客主提従」は実はあまり好きではないだけにやはりある程度対等な方がいいと思えます。

 では提供者を守るためには具体的にどのような法規を設けるべきなのか。まずは不当な要求や脅迫を行ってくる客に対しては取引、サービスを拒否する権利を確立することで、引っ掴んで店内や施設内から追い出すといった強制的な排除権も認めるべきではないかと思います。クレーマーってのは文句言うくせにやたらと居座ろうとしますし。
 そして客からの暴力についてですが、これにはもうはっきりと反撃してもよいとするお墨付きを与えるべきでしょう。もちろん過度な反撃は過剰防衛として制限するべきですが、日本人というのはただでさえ相手が反撃できないとわかるや途端に狂暴になる傾向があるだけに、勘違いしているクレーマーへプレッシャーを与えるためにも何かあったら逆に反撃してもよい、「当方に迎撃の用意あり!」と言えるような権利があった方が案外社会が回る気がします。

 難しいのは何をされたら反撃してもよいかの線引きですが、殴られる、蹴られる、唾吐かれる、物投げられる辺りをされたら即OKで、なるべく監視カメラや証人となる目撃者を備えることを推奨条件にすればいいような気がします。次にどこまでやり返していいのかですが、一つの線引きラインとして何故か思い浮かんだのは「アームロック」で、アームロックまでの反撃であればやってもよいことにして一連の法規を「アームロック法」と称すれば普及にもいいんじゃないかとなんか一人で悦に入っていました。
 それにしても現代日本において、アームロックはもはやプロレスラーや格闘家の技というよりも個人輸入商の必殺技として定着しつつあるのはなんか妙だなぁって思いつつも、家具を輸入するに当たってはまずアームロックが出来るようにならなくてはならないことにすれば日本はもっとすごい国になるのではと、また道歩きながら変なこと考えてました。

2016年1月11日月曜日

国を愛する教育の是非

 昨年末の余力有り余っている時に愛国心についての記事を書きましたが、この記事では私は愛国心はやっぱり政治用語だからその感情の矛先となる国家とは「政府」であって、国土や文化も関係ないとは言わないけどやっぱり矛先が違うと主張しました。なので仮に国土や文化を愛する気持ちを言い表すなら「愛国心」とは言わず「愛郷心」などと言葉を変えて表現するべきだとも主張しましたが、こちらはあくまで個人的な意見であるためそこまで確固たる価値観に基づいて言ったわけじゃありません。
 で、今日取り上げたいテーマとしては後者の愛郷心の方で、国土や文化といった範囲で自分の国を愛する気持ちを育てる教育をやるべきか否かです。結論から言えば私は反対で、そういう教育はまかり間違ってもやるべきではないとこっちは真面目に主張します。

 こう主張する理由は大きく分けて二つあり、一つ目としてはそもそも教える価値があるのかについて疑問だからです。普通の人だったら、こういってはなんですが生まれ育った国や地域を愛するようになるのはごく自然なことで、程度の差こそあれ愛する気持ちは何もしなくても根付くと思います。それを教育で伸ばそうとしたってそもそもどこまで伸びるのか、案外初めから持っている気持そのまんまで終わってしまうんじゃないのかと考えます。

 もう一つの理由が今回の本題ですが、こういう感情というのは私は「北風と太陽」のようなものだと考えており、変に気持ちを強くさせようという教育を施すとかえって反発心が生まれて、むしろ嫌悪感を持つ人間を増やしかねないのではと懸念しています。なんでこんな風なこと思いついたのかというと戦前の愛国心教育と戦後の自虐史観を自分の中で比較し、どちらもその教育方針に反発する層を一程度作っていたのではと思えたからです。
 戦前に関してはちょっと時代がずれますが、戦後生まれの世代から社会主義闘争が始まって強烈なアンチ国家主義者が大挙して出てきています。一方、こちらは私の時代とも被りますが自虐史観が盛んだった頃には、「なんでそこまで悪く言われなきゃいけないんだ」という具合で、ネット右翼に代表されるような戦前の賛美すら行う層が確実に生まれてきました。
 また比較的最近の話でも、テレビで日本礼賛番組が一時期続出したことに対してネット上で反発する声がいくらか見えましたし、かくいう私も正直に言ってあまりいい気分はしませんでした。日本のいいところを紹介されるのは決して気分が悪くなることではないですが、それでも量が多かったり、またしょうもない点でも勝っていると喧伝されるとなにがやねんという気持ちが少なからず芽生えてきます。

 話しは戻りますが過去の教育方針に反発した層もそれが多数派になったとは言えませんが、やはり感情を押し付けるような教育というのは反発心を育てかねない危険性を含むようにも感じられ、それであるなら露骨な愛郷教育みたいなのはよして、「日本は世界と比較するとこんな感じですよ~」って具合に、太陽みたく軽く説明する程度にとどめるのがベストではないかと個人的に思います。第一、自国を愛する気持ちを教えることは他国を卑下する感情をも生みかねないとも思えますし。

 なんか最近短い記事にまとめることが多いように思えるのでもう少し続けると、感情を「育てる」教育なんてのは本来なくて、本質的には「煽る」教育なのではとこの頃思います。だからといってノータッチにすべきだとは思いませんが、やはり教育というのは知識を授けることで感情を何かの方向に持って行こうというのは並大抵の成せる業ではないのかもというのが今日の私の意見です。

2016年1月10日日曜日

中国で広がる携帯決済

 このところ、具体的にはここ半年の間でコンビニやスーパーに「微信支付」と書かれた標識を見る機会が増えてきました。「微信」とは中国版LINEというか露骨にLINEをパクったもので、こちらを流行らせるために本家のLINEのアクセスを中国政府は遮断したという噂すらあるのですがこの微信の普及率は半端なく、大人も子供もおねーさんもほぼみんな使っててスマホにあまり慣れていない日本人駐在員のおじさんもこの微信だけは普段の連絡にも使うだけに使い慣れてたりします。

 それで最初の「微信支付」ですが、これは微信に付属された電子決済をするための機能です。イメージ的にはおサイフケータイと同じで、使ったことないので詳しくはないですがどうも携帯電話にQRコードを表示させてそれをレジスキャナにかけると決済が完了するような仕組みのようです。
 もともと中国は銀行カードをデビッドカードとして使用してあちこちの決済に頻繁に使う習慣がありましたが、このところはそうしたカード以上に携帯電話を使って決済する人が明らかに増えているような気がします。それこそコンビニからスーパー、デパート、飲食店に至るまで携帯をかざして決済する人が多く、むしろ現金で払っているのを見る機会が少なくなっているとすら思えます。

 ここで特に強調したいのは普及の早さです。半年以上前には先程の「微信支付」はほぼ全く見ませんでしたが、現在は上海だろうが昆山だろうが都市の大小に関係なく使用する人がたくさんいます。それ以前からも先ほどの銀行カードや「アリペイ」こと「支付宝」というアプリを使用して決済する人は多かったものの、それでも今ほど携帯決済する人は多くはなかったはずです。
 勝手な意見を述べると、そもそも中国は偽札が多く現金を使うことに一程度のリスクがあります。また最高額紙幣も100元(約2000円)と交換価値が低く、値段の高い物を買おうとしたら何枚もドバっと出さなくてはならない面倒さもあり、そうした背景がこうした電子決済の普及を後押ししているのかもしれません。政府としても電子決済の方が管理しやすそうだし、この動きを歓迎している節もあります。

 日本のおサイフケータイは今はどうだか知りませんが以前はハードに準拠した機能でしたが、中国の場合はアプリに準拠した機能であるため、恐らく今後も広がると思います。これまでクレジットカードがそれほど普及していませんでしたが、今後はこうした携帯昨日での電子決済がメインストリームとなって行くのではというのが私個人の勝手な予想です。