・北朝鮮への圧力強化=安倍首相、サリン弾頭化の能力指摘(時事通信)
今日昼間、ニュースを確認していた所上記リンク先の記事を筆頭として突如北朝鮮が化学兵器を保有するというニュースがわんさか出ました。その中には「北朝鮮が化学兵器を保有していると米国が指摘」というニュースもあったように思うのですが、いましがた探してみたところそのようなニュースは引っかからず、もしかしたら「米国が」というのは私の見間違いでなければNSC発表を先走った誤報だったのかもしれません。
仮に「米国が」だったら、自分としてはちょっと焦りました。というのもこのところ米国がケンカ吹っかける際は毎回と言っていいほど「化学兵器が」というのを口実にしており、実際にあろうとなかろうと、かつてのフセインさんの様に問答無用で攻撃してくる前兆めいたものを感じるからです。
生憎というか今回の化学兵器関連の発言主は上記の安倍首相と日本のNSCですが、一体何故このタイミングで触れだしたのか、またその発言の根拠となる調査や発見はあったのかについてははっきりしておらず、どちらかと言えば日本国内世論の誘導を狙った発言だったのではないかと思います。
知っての通り既に米軍の空母が朝鮮半島へと現在向ってきています。これは4月15日の金日成の誕生日であるこの日に何らかの軍事行動、核実験かミサイル発射実験を試みる可能性が高いことから牽制目的で派遣されたもので、仮にそのまま実行して来たら北朝鮮近海へ敢えてミサイルや砲弾を撃ち込むくらいのデモンストレーションがあるかもしれません。
逆に北朝鮮が米軍らの配備を見て4月15日になにもしてこなかったら、米軍としては狙い通りというか「北朝鮮が米軍に恐れをなして大事な記念日に何もできなかった」などと宣伝できることからも万々歳でしょう。同時に、米軍による抑止力を示すことにもなるので日韓からの信頼を得る上でも効果があるという風に私は見ています。
これともう一つ今日歩きながら思ったこととしては、今回の空母派遣は地味に韓国の次期大統領選にもプレッシャーをかける意味合いもあるのかもしれません。トランプ政権としては北朝鮮に対し強硬派の人物が大統領になってほしいはずで、その意味でも北朝鮮の脅威を煽っておくのは韓国大統領選にも影響を与えるでしょう。
ちなみに最近の報道見ててすごい不思議なのは、パククネ前大統領は北朝鮮強硬派だったとやたら書かれていますが、私から見たら彼女はむしろ親北朝鮮派だったように思います。その前の李明博は間違いなく強硬派でしたが。
なお4月15日前後で本当に戦闘になるのか否かについては、まずはならないというのが私の見方です。というのも韓国は今、大統領すらいない状態で、こんな状態では戦争どころではありません。だからこそ米軍も空母を派遣して大統領なき韓国を守ろうとしている体裁を取っており、少なくとも韓国の大統領が決まらない限り米軍がいきなり北朝鮮を攻撃するという可能性は低いでしょう。
最後どうでもいい話ですが最近戦闘機についていろいろ調べていた所、日本の主力戦闘機の一つであるF-2戦闘機がめっちゃ高くて配備数も少ない癖に、東日本大震災で水没してそこそこの機数がオシャカになったと知りました。超高性能機なんだから仕方ないと思いつつも、日本の場合は専守防衛なんだから航続距離とか捨てて、地上のレーダーや防空設備と連動できる程度のもっと安くて格闘戦重視の戦闘機のがいいんじゃないかと思えてなりません。結論を言えば、日本もグリペン買おうよヽ(^o^)丿
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2017年4月13日木曜日
2017年4月12日水曜日
風刺の足りない昨今の世の中
上の画像はさっき見ていたまとめサイトで見つけたものですが、左下の「国有地大売出し」という上りはなかなかユーモアがあって、こういうことができる人になりたいと常日頃思っています。
こうした行為は今でもなく風刺であって、世の中の真面目な問題を敢えてユーモアを用いて解釈する、捉えると言った行為で、基本的にこうした行為は好ましいというかなかったら面白くありません。また社会におけるユーモアの幅というか寛容さを高める上でも重要であると思われ、逆にこうした風刺が一切許されない世の中ははっきり言えば病んだ社会と言ってもいいかもしれません。
日本も戦時中はこうした風刺が徹底的に規制されたもののいつの時代もユーモアのある人はいるものというか、「ぜいたくは敵だ」という看板が掲げられるや翌日に一文字付け足され「ぜいたくは素敵だ」となっていたということがあったそうです。
一方、私がこのところの日本社会を見ていて思うのはこうした風刺が前ほどみられなくなった気がします。もちろん言論統制とかで規制されているわけではなく、単純にユーモアの幅が狭まっているというか、ちょっとふざけて面白おかしく言おうっていう感覚が前ほど鈍くなっているように見えます。
何故減ってきているのか理由を挙げればきりがないですが、心に余裕がなくなったとか、社会が風刺に過剰反応するようになったとか、冗談が通じ辛くなっているとかありますが、ちょっと変わった意見を敢えて言うと本来こうした風刺を担うべき芸人に教養がなくなってきて、ビートたけし氏のように社会や政治の話題をちゃんとした意識を持って茶化す人が減っているのではないかと思います。
ちなみにかなり昔ですが、滋賀県守山市にある浮気町という地名をどう読むのかというクイズで中尾彬氏が即座に「文化」と読んだのは見事でした。なお正解は「ふけちょう」ですが、先ほどの中尾氏の発言は去年のベッキーの騒動とか見てると案外間違いでもないようにも見えます。
話は戻りますがこうした冗談が通じ来世の中だからこそ世間を敵に回すような激しいブラックジョークが必要だと私は思います。そのような考えのもとに以前うちの親父に対し、「折角だから現代を舞台にした必殺仕事人みたいなドラマをテレビ局に売り込めよ」と言って、それこそ今なら学校を作ると言って補助金を搾取する学校法人経営者、破綻寸前にも拘らず旅行代金を請求していた旅行会社社長、豊洲移転を自分が決めておきながら責任はないと言い張る石原元都知事などを容赦なく悪・即・斬で成敗するような番組なんかあった方がいいと思います。苦情やクレームは来るでしょうが、「だからなに?」で返すような真剣さで報じていれば、きっと視聴者もついてくるんじゃないでしょうか。
無実な人を風刺で馬鹿にするのは以ての外ですが、明らかにツッコみどころで満載且つ公益に適うならば社会はどんどんとネタにすべきです。不謹慎という言葉もあるでしょうが、今の日本の世の中は謹慎すぎるきらいがあるため、もっとふざけてというか斜めに構えた視点が必要だというのが息も絶え絶えなくらいに疲弊しきった中で書ける今日のネタでした。
2017年4月10日月曜日
出身地方で異なるメンタルの強さ
先日高校の同級生を上海市内の自宅に招いてしばらく観光案内した際、友人から私の口調が随分と怖くなったと何度も言われました。まるで今にも殴り掛かってきそうな口調だとのことですが、私からすればかつての職場で怒鳴られまくった文言と比べれば丁寧にも程があるほど優しく語りかけているつもりだっただけに逆に「お前の方が甘い」と言い返しましたが、「花園君が前にいた職場(新聞社)が異常なんだよ」と逆に言い返され、「それは間違いないな」と私も認めました。
ただ、この友人に限らないというか私の高校の同級生はほぼ例外なく私の口調やこのブログでの記述について過激だとか、怖いとよく言ってきます。確かにたまに恫喝目的で喋ることはあるもののまさか同級生を恫喝することなんていうことは滅多になく、こちらとしては普通に話しているつもりなのにどうしてこうもまぁ怖い怖いと言われたい放題なんだと思っていた所、最近になってようやくヒントが得られました。
結論から言うと私が関西に行ったからで、関東の人間は関西の人間と比べると強い言葉や口調に対して免疫がないように思われます。
このように考えるのも関西出身の友人らの反応で、「高校の同級生からはブログでの主張が過激だとよく言われるのだが……」と話したところ、「え、そうなん?あれで?」という感じで確実に不思議がられます。もっともたまに、「まぁ八つ当たり的なことを書き殴ることはあるけど」という痛い所も突かれますが。
私自身は自分の口調について確かに口が悪い所はあるもののそこまで極端に過激なレベルではなく、怒鳴る際も対人で喉を潰すほどの声を出すことはまず有りません。逆を言えば元いた職場や大学時代を過ごした関西地方では確実に私より怖いおっさんや大学の同窓生が溢れんばかりにおり、「ぶっ殺す」とか「轢くぞコラ」とかは軽いあいさつ程度の会話でしょっちゅう出てきました。ついでにいうと顔つきも、関西の人は私からすればみんな怖かった……。
かくいう私も大学進学で関西地方に来た当初は、「西の人はマジこえぇなぁ」と結構ガクブルでしたが、大体一年過ぎたあたりからは自分も慣れてきて、「関東の連中はみんなベビーフェイスで、怒ってる時の口調もむしろかわいいレベルだよな」と上から目線で見るようになってきました。
こんな風に書いてると関西をなんだと思ってるんだとか関西地方の人たちから言われそうですが、関東来れば如何にナイーブな人間が多いかって理解してもらえます。私流に言えば、関東の人たちは単純に怒鳴られ慣れておらず、ちょっとしたことで怖がるなどややメンタル面が平均的に関西地方と比べて弱いように感じます。だからこそちょっと棘のある、関西人からしたらちょうどいいくらいの刺激の言葉が関東人にはブスリと刺さってしまうというか、「なんでそんなひどいこと言うの?」ってマジ顔で非難される羽目となるわけです。
実際、関西出身や私の様に大学時代を関西で過ごした人間からすれば普段のこのブログの主張などは至って平穏なもので、「花園さん、ブログだとよく抑えてますね」とほんとに言われたりします。しかし関東の人からすれば、「ちょっとまた言い過ぎでは」、「確実にあれ読んで引く人多いよ」などと、心配してくれるのはありがたいのですが「これ以上気を使わないといけないの?」という具合で少し困るような感じとなってしまいます。
で、話をここで海外生活に移すと、やはり大阪を筆頭に関西出身者の方が海外の現場では東京の人間より圧倒的に強く、その理由は海外嗜好とか地政学とかではなく単純にメンタルの強さにあって、いざとなったら殴り合いも辞さない覚悟の差なのかなとこの頃思えてきました。
実を言えは大分前の時点である程度推測してはいたものの、私の関東出身の知り合いのほとんどは中学・高校の同級生とかその辺の関係が多いため、出身地域というよりかはまだ成人していない子供だったという年齢的な要因の方が大きいのではないかと思って結論を出してませんでした。しかし立派に成人した高校の同級生らとこの年齢になって話しててもやたら怖い怖い言われる辺り、ああこりゃやっぱ地域的な育ちの差だったんだなとはっきりと自覚するようになりました。
私の場合は大学進学で関西へ行ったことが大きいですがそれ以上にやはり新聞社で毎日怒鳴られたり物投げつけられたりした経験があったのと、あともう一つ海外でそこそこ長く暮らしていることもあって、「日本人なんて中国人やインド人に比べればね……」という、またもやや上から目線の感覚で相手できるようになったことが、今のメンタルを支えていると思われます。大体物事を考える際も、「少なくとも死ぬことはないな」で判断することも増えてますし。
なお個人的意見ですが、人種や民族という単位で見るならばアジア最強は上にも挙げている通りにインド人だと思います。インド人は何か揉め事になると時間と共にどんどん仲間が集まって増えてくるなどお前らマドハンドかと言いたくなる傾向に加え、なんか妙にガタイよくじっとこっちを睨みながらわけのわからない英語で一方的に話してくるので物凄い手強いです。中国人も似た傾向があり、こっちの都合お構いなしに一方的に中国語でまくし立ててきますが、割とこっちも強い態度に出ると少し冷静になって、普通の言い合いにもつれ込ませられます。
一方、日本人はやはりビビる人が多く、特に関東だったら「なんなら表に出るか?」と言えば大抵捨て台詞と共に去っていきます。なお関東の人の殺し文句は、「みんな~と思ってるだろ」という他の人も迷惑してるだろ的な切り口で攻めてきますが、これもちょっと切り崩してやれば同じことを壊れた機械みたく延々と繰り返すので、変なおっさんとか怒鳴ってても毅然として、場合によっては凶器となるようなものを見せつけるなどすればすぐに撃退できるので、まともな神経を持ってる人はもっと毅然と生きていった方がいいかと思います。
ただ、この友人に限らないというか私の高校の同級生はほぼ例外なく私の口調やこのブログでの記述について過激だとか、怖いとよく言ってきます。確かにたまに恫喝目的で喋ることはあるもののまさか同級生を恫喝することなんていうことは滅多になく、こちらとしては普通に話しているつもりなのにどうしてこうもまぁ怖い怖いと言われたい放題なんだと思っていた所、最近になってようやくヒントが得られました。
結論から言うと私が関西に行ったからで、関東の人間は関西の人間と比べると強い言葉や口調に対して免疫がないように思われます。
このように考えるのも関西出身の友人らの反応で、「高校の同級生からはブログでの主張が過激だとよく言われるのだが……」と話したところ、「え、そうなん?あれで?」という感じで確実に不思議がられます。もっともたまに、「まぁ八つ当たり的なことを書き殴ることはあるけど」という痛い所も突かれますが。
私自身は自分の口調について確かに口が悪い所はあるもののそこまで極端に過激なレベルではなく、怒鳴る際も対人で喉を潰すほどの声を出すことはまず有りません。逆を言えば元いた職場や大学時代を過ごした関西地方では確実に私より怖いおっさんや大学の同窓生が溢れんばかりにおり、「ぶっ殺す」とか「轢くぞコラ」とかは軽いあいさつ程度の会話でしょっちゅう出てきました。ついでにいうと顔つきも、関西の人は私からすればみんな怖かった……。
かくいう私も大学進学で関西地方に来た当初は、「西の人はマジこえぇなぁ」と結構ガクブルでしたが、大体一年過ぎたあたりからは自分も慣れてきて、「関東の連中はみんなベビーフェイスで、怒ってる時の口調もむしろかわいいレベルだよな」と上から目線で見るようになってきました。
こんな風に書いてると関西をなんだと思ってるんだとか関西地方の人たちから言われそうですが、関東来れば如何にナイーブな人間が多いかって理解してもらえます。私流に言えば、関東の人たちは単純に怒鳴られ慣れておらず、ちょっとしたことで怖がるなどややメンタル面が平均的に関西地方と比べて弱いように感じます。だからこそちょっと棘のある、関西人からしたらちょうどいいくらいの刺激の言葉が関東人にはブスリと刺さってしまうというか、「なんでそんなひどいこと言うの?」ってマジ顔で非難される羽目となるわけです。
実際、関西出身や私の様に大学時代を関西で過ごした人間からすれば普段のこのブログの主張などは至って平穏なもので、「花園さん、ブログだとよく抑えてますね」とほんとに言われたりします。しかし関東の人からすれば、「ちょっとまた言い過ぎでは」、「確実にあれ読んで引く人多いよ」などと、心配してくれるのはありがたいのですが「これ以上気を使わないといけないの?」という具合で少し困るような感じとなってしまいます。
で、話をここで海外生活に移すと、やはり大阪を筆頭に関西出身者の方が海外の現場では東京の人間より圧倒的に強く、その理由は海外嗜好とか地政学とかではなく単純にメンタルの強さにあって、いざとなったら殴り合いも辞さない覚悟の差なのかなとこの頃思えてきました。
実を言えは大分前の時点である程度推測してはいたものの、私の関東出身の知り合いのほとんどは中学・高校の同級生とかその辺の関係が多いため、出身地域というよりかはまだ成人していない子供だったという年齢的な要因の方が大きいのではないかと思って結論を出してませんでした。しかし立派に成人した高校の同級生らとこの年齢になって話しててもやたら怖い怖い言われる辺り、ああこりゃやっぱ地域的な育ちの差だったんだなとはっきりと自覚するようになりました。
私の場合は大学進学で関西へ行ったことが大きいですがそれ以上にやはり新聞社で毎日怒鳴られたり物投げつけられたりした経験があったのと、あともう一つ海外でそこそこ長く暮らしていることもあって、「日本人なんて中国人やインド人に比べればね……」という、またもやや上から目線の感覚で相手できるようになったことが、今のメンタルを支えていると思われます。大体物事を考える際も、「少なくとも死ぬことはないな」で判断することも増えてますし。
なお個人的意見ですが、人種や民族という単位で見るならばアジア最強は上にも挙げている通りにインド人だと思います。インド人は何か揉め事になると時間と共にどんどん仲間が集まって増えてくるなどお前らマドハンドかと言いたくなる傾向に加え、なんか妙にガタイよくじっとこっちを睨みながらわけのわからない英語で一方的に話してくるので物凄い手強いです。中国人も似た傾向があり、こっちの都合お構いなしに一方的に中国語でまくし立ててきますが、割とこっちも強い態度に出ると少し冷静になって、普通の言い合いにもつれ込ませられます。
一方、日本人はやはりビビる人が多く、特に関東だったら「なんなら表に出るか?」と言えば大抵捨て台詞と共に去っていきます。なお関東の人の殺し文句は、「みんな~と思ってるだろ」という他の人も迷惑してるだろ的な切り口で攻めてきますが、これもちょっと切り崩してやれば同じことを壊れた機械みたく延々と繰り返すので、変なおっさんとか怒鳴ってても毅然として、場合によっては凶器となるようなものを見せつけるなどすればすぐに撃退できるので、まともな神経を持ってる人はもっと毅然と生きていった方がいいかと思います。
2017年4月9日日曜日
米軍のシリア攻撃に対する見方
今日昼に友人と食べた飲茶
既に報じられている通り先日、化学兵器を使用したことによる報復として米軍が突如シリアのアサド政権軍基地にミサイルを撃ち込みました。この件について知人などから私もいろいろ聞かれる機会が多いのですが生憎中東事情は専門外もいい所で、生半可な知識であれこれ答えるのは自分の分をわきまえて差し控えており、当たり障りのない米露首脳の関係性や米中首脳会談のタイミングについて解説するにとどまっています。
それもこれも、このシリア問題についてきちんとその背景やバランスを開設するような報道が内製です。私は基本的に日系メディアの海外報道はあまり信用していませんがこのシリア問題では特にそれがひどく、現地の様子や主要国の思惑などについてこれという解説を見たことがなく、痛い大手メディアや専門家はどうしているのかと他力本願な愚痴をよく呟いています。
ただ、他のメディアが使わない言葉で敢えてシリア戦争を表現するならば、もはやかつての朝鮮半島やベトナムの様に米露の代理戦争と化して生きているのではないかと思います。陸上線こそないものの実質的に米露がそれぞれを支持する側に立って武器供給や空爆を行い、シリア人同士の戦闘というには海外からの干渉が要素としては大きく、またISISを始めとする第三勢力のテロ組織も活動していると言いますが面白い点は米露双方が一緒になって、「イスラムテロリスト撲滅活動のため」という口実に使っている点で、可能性レベルとして好き勝手に述べるなら自作自演も一つの可能性としてみておくべきかもしれません。
どちらにしろ今回のミサイル攻撃によって、トランプ政権はオバマ政権ほど甘くはないことははっきりしました。今回の攻撃は北朝鮮に対する脅しも兼ねていると言われていますが果たしてそのメッセージを北朝鮮が受け取るかはまだわからないものの、北朝鮮も金正男の暗殺によって国際世論が一挙に動いたことで案外その滅亡を早めたかもしれません。
やや気の早い話ですが、仮に北朝鮮が滅んだとしたら日本が次に目を向けるのは中国かもしれません。これまでは軍事上の最大の脅威は間違いなく北朝鮮でしたがそれが滅ぶとなると既に脅威意識が高まっている中国への懸念がさらに高まり、国も中国に対するシフトをより強めることでしょう。そうなったら日中関係は多分あまりよろしくなくなる可能性があるだけに、事日中関係を維持する上では北朝鮮にはもうちょっと頑張ってもらった方がいいという見方もあるかもなと思います。
2017年4月7日金曜日
ウェブメディア業界におけるライター、編集者不足問題
先日、自分が寄稿しているJBpressの編集長と上海市内で会った際、現在のウェブメディア業界における課題としてライター、編集者が絶対的に不足していると指摘した所、即意見が一致しました。なんでいきなりこんなことを掘り返していうのかというと、一昨日に昼の唐揚げ弁当を食べるや猛烈に胃が痛くなり今も口内炎で苦しむような出来事に遭遇した後に読んだ記事で、「最近テレビや新聞はウェブの引用をした報道ばかりでネットメディアは既に大手を越えた」的なことが書かれていたからです。
このように書けば私が何を言いたいのかわかるでしょうが、ネットメディアが大手メディアを凌ぐなんてちゃんちゃらおかしく、上記の記事は言い方は悪いですがメディアの世界をよく知らない小僧っ子が書いたんだなと私は見ています。もしくは、ライターと編集の役割というかその力量をきちんと把握してないかでしょう。
私はこのブログで毎日新聞、ダイヤモンドらを筆頭に散々に大手メディアを批判する記事を書いていますが、それでもウェブメディアと比べればテレビ、新聞、雑誌メディアの方がずっとしっかりしています。その差は何かというと最初に上げた通りにライターと編集者がウェブメディアには致命的なまでに不足しており、特にライター方面では自分もえらそうなことは言えませんがほとんどカスみたいな素人に頼り切っている状態です。
意識しないとわからないかもしれませんが、大手メディアとウェブメディアで記事文章をきちんと比較するとその差がはっきり出てきます。やはり大手メディアは見方によればやや固く読み辛い印象を覚えますが、それでも文章の根幹がしっかりしているので主題→詳細→関連話題という具合の三拍子がきちんと整っている文章が多いですが、ウェブメディアの方は同じ記事内でも表記がバラバラになったり、段落がきちんと分けられてなかったり、見出しに掲げた主題にほとんど触れないいわゆる「見出し倒れ」な記事がよく散見されます。
一つ名指しするとこのところよくトップページのニュース欄に混ぜてくる、Yahoo編集部がまとめた記事などはまさにこの典型です。あれは恐らく始めから見出しが概ね決まってあり、その見出しに合わせて取材した内容を延々とただ書き連ねているだけなので読んでて何がいいたのか全く見えてこない記事が多く、量多くして真相なきウェブメディア記事の典型だと思います。
ウェブメディアの悪い特徴をもう一つ上げると、やはりライターの問題からか取材が致命的に不足していることも大きいです。大体が聞きかじった内容を詳しく下調べせずに書かれているため基本的な事実誤認は当たり前な上、内容がよくわからない専門的な箇所は意図的に避けるため深みのない薄っぺらい記事になります。またインタビューとかでも結構どうでもいい感想を聞くことに終始するというか、企業取材に関しては踏み込みが明らかに足りておらず相手広報と本気でやり合ったような跡も見られません。まぁこれは最近の大手メディアにも言えますが。
こうした問題点はすべてライター、そして編集者の不足に起因しており、まだライターの問題であればまだ後から育成したり、出来上がった原稿を手直しすることでいくらかカバーはできますが、そうした育成、手直しを行う編集者の不足だけは本当にどうにもなりません。編集の役割としてはこのほかにも取材企画の立案、組織、指揮も含まれるため、大掛かりな取材や、私の様に外国語を用いて取材できるような人間の活用面でも手腕が問われます。
特にこのところのウェブメディアの記事を追っていると、刺激的な話題にすぐ飛びつくというか内容の検証すら済ませずに流してしまう傾向があり、一例を挙げると中国でVPNが禁止されると一時期大手メディアも含めて一斉に報じていましたが、あれは中国語の法律文書をきちんと読めずに本来は規制の意味を禁止と捉えてみんなで誤報を流した例です。普通に考えればVPN禁止となれば中国進出の大手企業各社の通信、連絡業務で大打撃を受けることから実行できるわけがなく、そこに至れば必ず「これは本当に『禁止』なのか?」とブレーキがかかるはずで、その辺を判断できる編集の人間がやはりウェブメディアにはいない気がします。私の持論ですが、報道にアクセル踏む奴よりブレーキをかけられる編集の方が優秀です。
なんだかんだ言いつつ、大手メディアはこの辺の態勢がしっかりしていて、共同通信に至ってはどんな些細な誤報一つでも流したら即その部署の編集長は更迭されるほどの厳しい姿勢で編集に臨んでいます。そのような迫力というか責任感がウェブメディアにはまるでなく、またどことは言いませんが私が記事ネタを提供したあるウェブメディアの記者に至っては一番キャッチ―な数字データを何故か使わずに自分が取材した内容をずらずら書き並べるだけで、「この原稿見た上の編集は何も言わなかったのか?」と本気で疑いました。関わっても無駄に価値下げるだけなので、真面目にそことはもう仕事をする気はもう全くありません。
とにもかくにも、ウェブメディアにはライターと編集者がまだまだ不足しており、ほかの国ではどうかは知りませんが大手メディアと肩を並べるなんて私からすれば考えられない夢想話です。もちろん大手メディアも以前と比べると編集力などの点で年々実力を落としてきていますが、それ以上にウェブメディアがあまりにお粗末なので当然抜かれることはないでしょう。
ではウェブメディアは今後どうすればいいのか。やはり新聞や雑誌出身のまともな編集者を高い金出してでも雇って切り盛りさせる以外ないと思います。ここで重要なのは新聞や雑誌出身であればいいということではなく、「まともな」編集者であることです。やはり自分の経験からしてもいい編集者が上にいるかいないかでライターも変わってくるし、下のライターを上手く引っ張ってくれる人間をどれだけ集め、ライターを育成できるかが今後のウェブメディアを左右するでしょう。
このように書けば私が何を言いたいのかわかるでしょうが、ネットメディアが大手メディアを凌ぐなんてちゃんちゃらおかしく、上記の記事は言い方は悪いですがメディアの世界をよく知らない小僧っ子が書いたんだなと私は見ています。もしくは、ライターと編集の役割というかその力量をきちんと把握してないかでしょう。
私はこのブログで毎日新聞、ダイヤモンドらを筆頭に散々に大手メディアを批判する記事を書いていますが、それでもウェブメディアと比べればテレビ、新聞、雑誌メディアの方がずっとしっかりしています。その差は何かというと最初に上げた通りにライターと編集者がウェブメディアには致命的なまでに不足しており、特にライター方面では自分もえらそうなことは言えませんがほとんどカスみたいな素人に頼り切っている状態です。
意識しないとわからないかもしれませんが、大手メディアとウェブメディアで記事文章をきちんと比較するとその差がはっきり出てきます。やはり大手メディアは見方によればやや固く読み辛い印象を覚えますが、それでも文章の根幹がしっかりしているので主題→詳細→関連話題という具合の三拍子がきちんと整っている文章が多いですが、ウェブメディアの方は同じ記事内でも表記がバラバラになったり、段落がきちんと分けられてなかったり、見出しに掲げた主題にほとんど触れないいわゆる「見出し倒れ」な記事がよく散見されます。
一つ名指しするとこのところよくトップページのニュース欄に混ぜてくる、Yahoo編集部がまとめた記事などはまさにこの典型です。あれは恐らく始めから見出しが概ね決まってあり、その見出しに合わせて取材した内容を延々とただ書き連ねているだけなので読んでて何がいいたのか全く見えてこない記事が多く、量多くして真相なきウェブメディア記事の典型だと思います。
ウェブメディアの悪い特徴をもう一つ上げると、やはりライターの問題からか取材が致命的に不足していることも大きいです。大体が聞きかじった内容を詳しく下調べせずに書かれているため基本的な事実誤認は当たり前な上、内容がよくわからない専門的な箇所は意図的に避けるため深みのない薄っぺらい記事になります。またインタビューとかでも結構どうでもいい感想を聞くことに終始するというか、企業取材に関しては踏み込みが明らかに足りておらず相手広報と本気でやり合ったような跡も見られません。まぁこれは最近の大手メディアにも言えますが。
こうした問題点はすべてライター、そして編集者の不足に起因しており、まだライターの問題であればまだ後から育成したり、出来上がった原稿を手直しすることでいくらかカバーはできますが、そうした育成、手直しを行う編集者の不足だけは本当にどうにもなりません。編集の役割としてはこのほかにも取材企画の立案、組織、指揮も含まれるため、大掛かりな取材や、私の様に外国語を用いて取材できるような人間の活用面でも手腕が問われます。
特にこのところのウェブメディアの記事を追っていると、刺激的な話題にすぐ飛びつくというか内容の検証すら済ませずに流してしまう傾向があり、一例を挙げると中国でVPNが禁止されると一時期大手メディアも含めて一斉に報じていましたが、あれは中国語の法律文書をきちんと読めずに本来は規制の意味を禁止と捉えてみんなで誤報を流した例です。普通に考えればVPN禁止となれば中国進出の大手企業各社の通信、連絡業務で大打撃を受けることから実行できるわけがなく、そこに至れば必ず「これは本当に『禁止』なのか?」とブレーキがかかるはずで、その辺を判断できる編集の人間がやはりウェブメディアにはいない気がします。私の持論ですが、報道にアクセル踏む奴よりブレーキをかけられる編集の方が優秀です。
なんだかんだ言いつつ、大手メディアはこの辺の態勢がしっかりしていて、共同通信に至ってはどんな些細な誤報一つでも流したら即その部署の編集長は更迭されるほどの厳しい姿勢で編集に臨んでいます。そのような迫力というか責任感がウェブメディアにはまるでなく、またどことは言いませんが私が記事ネタを提供したあるウェブメディアの記者に至っては一番キャッチ―な数字データを何故か使わずに自分が取材した内容をずらずら書き並べるだけで、「この原稿見た上の編集は何も言わなかったのか?」と本気で疑いました。関わっても無駄に価値下げるだけなので、真面目にそことはもう仕事をする気はもう全くありません。
とにもかくにも、ウェブメディアにはライターと編集者がまだまだ不足しており、ほかの国ではどうかは知りませんが大手メディアと肩を並べるなんて私からすれば考えられない夢想話です。もちろん大手メディアも以前と比べると編集力などの点で年々実力を落としてきていますが、それ以上にウェブメディアがあまりにお粗末なので当然抜かれることはないでしょう。
ではウェブメディアは今後どうすればいいのか。やはり新聞や雑誌出身のまともな編集者を高い金出してでも雇って切り盛りさせる以外ないと思います。ここで重要なのは新聞や雑誌出身であればいいということではなく、「まともな」編集者であることです。やはり自分の経験からしてもいい編集者が上にいるかいないかでライターも変わってくるし、下のライターを上手く引っ張ってくれる人間をどれだけ集め、ライターを育成できるかが今後のウェブメディアを左右するでしょう。
2017年4月6日木曜日
日本のお粗末な契約対応サービス
先日、日本に一時帰国していた同僚がドコモショップで携帯電話の契約を更新した際の事を話してくれました。同僚がまず感じたのはアンテナショップで非常に長く待たされること、次に用意されている契約プランやオプションが非常に難解且つ複雑で、店員はやたら妙なオプションを進めてくるがどれも消費者からしたらほとんど得しない内容ばかりで呆れたそうです。挙句の果てには、隣のカウンターではおじいさんが来ていて、横で聞く限りだとどうも高額で意味のないオプションを契約させられているようだったとのことで、こうした携帯電話会社の契約は非効率この上ないと批判していました。
それならばむしろ、契約プランやオプションをシンプルに絞れば余計なオプションによる稼ぎは減るものの、一人当たりの対応時間が減ることによって店員や店舗の数も減るので経費も縮小するだろうから、経営的に効率は増すだろうにとも指摘していました。
こうした指摘はかつて日本のマッドシティに潜伏していた私も感じるところがあり、なんであんな非効率な体制で、なおかつ対応悪いのだろうかと通信キャリアに関しては非常に腹立たしく感じていました。同僚が言うように契約プランを絞れば経営効率は段違いに上がるだろうと私も予想しますが、今の所通信キャリアは三社とも桁違いな利益を出し続けているので、敢えてそういった改革にはまだしばらくは取り組まないでしょう。
しかし現状のその横暴さには私も見ていて呆れるところがあり、特にあれだけ叩かれたにもかかわらず携帯電話本体を実質0円で乗り換えユーザーに配る行為は一部でまだ続いていると聞くだけに、もう少し消費者は通信キャリアを叩いた方がいいでしょう。っていうか2年縛りとかまだやってるのかな。
ここで少し話は変わりますが、上記の同僚の話を聞きながら私が思い出していたのは去年初夏に話題となった、PCデポの高額契約問題です。覚えている人には話は早いでしょうが、年寄り相手に明らかに不要と思われるサポートやリース契約を結ばせ、内容に気が付いた親類がキャンセルを申し込むやキャンセル料として20万円という法外な金額を請求した事件のことです。
この事件も喉元過ぎれば何とやら立ったのかなと思いますが、恐らく今現在でこうして内容をしっかり覚えていて話題にするのは私位なものでしょう。恐らく現場でもそうで、事件が盛り上がっていた際のPCデポ幹部らの態度というか反応を見ていた限りではあまり反省とかしてなさそうだったので、根拠なく言うのもなんですが再び同じような高額契約を結ばせるという行為が行われているのではないかと私個人としては強く疑っています。ホームページも見たけど、この件についてもう何も触れてなかったし。
しかし改めて考えてみると、こうした老人や子供といった情報弱者を相手に不要且つ高額な契約を結ばせる、敢えて単語にして表現するなら「不効率契約問題」はPCデポに限らず上記の通り携帯電話契約でもある、っていうかむしろこっちの方がもっと深刻なのではないかという気もします。更に言えばこうした不効率契約は日本のいたるところで見られ、自動車保険一つとっても然り、クレジットカード契約でも然りと、明らかに余計なオプションが存在するだけならまだしも世間からほとんど批判されずに温存され続けるというのは如何なものかという気がします。
何も今に始まるわけじゃないですが私はかねがね日本人自らが「おもてなし」と称してやたら自慢するサービス姿勢は、外から見たらそんな大したレベルではなく、むしろモノによってはお話にもならないレベルの物も少なくありません。この点に関しては中国も決して誉められたものではないものの、今回取り上げた契約関連サービスにおいては日本人はもっと自国の状況を見直して、どれだけ不当に稼いでる奴らを叩きつぶすかをもっと真剣に考え、消費者保護意識を持つべきだというのが私の意見です。
なおこの記事を書く前にPCデポのホームページへ行こうと検索した際、何故だか「PCゲボ」と検索して以下の商品が存在することを初めて知りました。
・嘔吐物凝固剤 オウトロック(Amazon)
この商品は嘔吐物の上に振りかけるとあっという間に嘔吐物がパッサパサになって簡単にふき取れるようになるという化学品のようです。ネーミングが「オートロック」とかけていて面白いと思うと同時に、地味にすごい商品がこの世に存在したんだなと変に感動してしまいました。
レビュー欄も好意的な評価が多く、特にタクシー運転手という方の以下のコメントが面白いです。
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事前申告で気分が悪いと訴える方、又は挙動から明らかな方には、「エチケット袋ゲロゲロ ユリアパック」をお渡しし、なんとかそれで防ごうと努力しますが、無言でゲロリストになられる方もいらっしゃいますので、備えとして購入。
残念なことに、一度だけ使う機会がありましたが、車内の徹底清掃前の応急処置用としては、十分に役に立ってくれました。
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確かにタクシー運転手からしたら乗客の嘔吐は日常的な問題というか課題で、「ゲロリスト」なる面白い単語があるのかと変に感心するとともに、こうした職種の人たちにうってつけの商品だろうと感心しました。世の中はまだまだ私の知らない世界で溢れていると思うと同時に、どうしてPCデポの話題からこんな話題に繋がってしまうのだろうかと我ながら変な風に呆れます。
それならばむしろ、契約プランやオプションをシンプルに絞れば余計なオプションによる稼ぎは減るものの、一人当たりの対応時間が減ることによって店員や店舗の数も減るので経費も縮小するだろうから、経営的に効率は増すだろうにとも指摘していました。
こうした指摘はかつて日本のマッドシティに潜伏していた私も感じるところがあり、なんであんな非効率な体制で、なおかつ対応悪いのだろうかと通信キャリアに関しては非常に腹立たしく感じていました。同僚が言うように契約プランを絞れば経営効率は段違いに上がるだろうと私も予想しますが、今の所通信キャリアは三社とも桁違いな利益を出し続けているので、敢えてそういった改革にはまだしばらくは取り組まないでしょう。
しかし現状のその横暴さには私も見ていて呆れるところがあり、特にあれだけ叩かれたにもかかわらず携帯電話本体を実質0円で乗り換えユーザーに配る行為は一部でまだ続いていると聞くだけに、もう少し消費者は通信キャリアを叩いた方がいいでしょう。っていうか2年縛りとかまだやってるのかな。
ここで少し話は変わりますが、上記の同僚の話を聞きながら私が思い出していたのは去年初夏に話題となった、PCデポの高額契約問題です。覚えている人には話は早いでしょうが、年寄り相手に明らかに不要と思われるサポートやリース契約を結ばせ、内容に気が付いた親類がキャンセルを申し込むやキャンセル料として20万円という法外な金額を請求した事件のことです。
この事件も喉元過ぎれば何とやら立ったのかなと思いますが、恐らく今現在でこうして内容をしっかり覚えていて話題にするのは私位なものでしょう。恐らく現場でもそうで、事件が盛り上がっていた際のPCデポ幹部らの態度というか反応を見ていた限りではあまり反省とかしてなさそうだったので、根拠なく言うのもなんですが再び同じような高額契約を結ばせるという行為が行われているのではないかと私個人としては強く疑っています。ホームページも見たけど、この件についてもう何も触れてなかったし。
しかし改めて考えてみると、こうした老人や子供といった情報弱者を相手に不要且つ高額な契約を結ばせる、敢えて単語にして表現するなら「不効率契約問題」はPCデポに限らず上記の通り携帯電話契約でもある、っていうかむしろこっちの方がもっと深刻なのではないかという気もします。更に言えばこうした不効率契約は日本のいたるところで見られ、自動車保険一つとっても然り、クレジットカード契約でも然りと、明らかに余計なオプションが存在するだけならまだしも世間からほとんど批判されずに温存され続けるというのは如何なものかという気がします。
何も今に始まるわけじゃないですが私はかねがね日本人自らが「おもてなし」と称してやたら自慢するサービス姿勢は、外から見たらそんな大したレベルではなく、むしろモノによってはお話にもならないレベルの物も少なくありません。この点に関しては中国も決して誉められたものではないものの、今回取り上げた契約関連サービスにおいては日本人はもっと自国の状況を見直して、どれだけ不当に稼いでる奴らを叩きつぶすかをもっと真剣に考え、消費者保護意識を持つべきだというのが私の意見です。
なおこの記事を書く前にPCデポのホームページへ行こうと検索した際、何故だか「PCゲボ」と検索して以下の商品が存在することを初めて知りました。
・嘔吐物凝固剤 オウトロック(Amazon)
この商品は嘔吐物の上に振りかけるとあっという間に嘔吐物がパッサパサになって簡単にふき取れるようになるという化学品のようです。ネーミングが「オートロック」とかけていて面白いと思うと同時に、地味にすごい商品がこの世に存在したんだなと変に感動してしまいました。
レビュー欄も好意的な評価が多く、特にタクシー運転手という方の以下のコメントが面白いです。
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事前申告で気分が悪いと訴える方、又は挙動から明らかな方には、「エチケット袋ゲロゲロ ユリアパック」をお渡しし、なんとかそれで防ごうと努力しますが、無言でゲロリストになられる方もいらっしゃいますので、備えとして購入。
残念なことに、一度だけ使う機会がありましたが、車内の徹底清掃前の応急処置用としては、十分に役に立ってくれました。
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確かにタクシー運転手からしたら乗客の嘔吐は日常的な問題というか課題で、「ゲロリスト」なる面白い単語があるのかと変に感心するとともに、こうした職種の人たちにうってつけの商品だろうと感心しました。世の中はまだまだ私の知らない世界で溢れていると思うと同時に、どうしてPCデポの話題からこんな話題に繋がってしまうのだろうかと我ながら変な風に呆れます。
2017年4月4日火曜日
中国の韓国いじめ、特に観光方面
夜中にこんなおっさんっぽい顔して寝てる猫に突然遭遇したら多分化け猫だと思う気がします。しかもこの猫、よく二本足で立って歩くし。
話は本題ですが、また4月中に一本JBpress用に記事を書かなければならないことからこの三連休中に書こうといろいろネタを探した結果、ある程度既出ですけど小中学校の教育の現状について記事を書こうと思い、先程書き終えて提出しました。少し楽し過ぎな気もしますが、その分次回はまた気合入れた取材するしまいっかってところです。
ただ、この教育に関する記事を書く前に少し考えていたネタとしては、例のTHAAD導入に対する中国の韓国への報復、っていうかむしろいじめについて書こうかなとも思ってそこそこ下調べも済ませていました。それなのになぜ書かなかったのかというと多分教育ネタよりインパクトが小さいと考え、普通に「中国で中学生が過労死?」という見出しの方に魅力を感じたため見送りました。
なので代わりに今日のネタとして書くのですが、まぁほんとここまでいじめるかっていうくらいいろいろやらかしています。私の下調べによると近年の韓国への旅行者は中国人がダントツトップで多く、また国際便数も二位の日本の約900便を上回る1200便も飛んでいて、GDP換算でも中国人からの観光収入は数パーセントを占めるほどだったそうです。
それを今回のTHAAD問題で全部止めてしまったのですが、中国政府が各旅行会社に圧力をかけているとは知ってはいたものの、中国の旅行・ホテル・航空券予約サイトのCtripでも韓国ツアーを選択したらさりげなく関係ないページに飛ばすなど、一切の販売を停止しているということをつい最近知りました。ちなみに日本観光ツアーとかはきちんと表示され、また韓国行きの航空券であればさすがに予約できます。
ここまでやるのかと見ているこっちがびっくりするくらいですが、こうした中国の反応について根拠のない個人的意見を述べると、かねてから中国人が韓国人に対して持っていた反感がここで一気に出たのかなという風にも覚えます。あまり日本では報じられませんが、中国人に嫌いな外国人を尋ねたら大体ほとんどの調査で韓国人がトップ(二位は日本人)に来ます。嫌いな理由を聞くと、よくビジネス上で騙されるとか、お店とかで暴れるとかが挙げられ、特に後者に関しては飲食店従業員に聞くと酒飲んで暴れたり支払いを渋ったりするなど散々な評価です。逆に飲食店関係者から日本人は高く評価され、支払いはきちんとしているし態度も丁寧で、「こんなお客がこの世にいるんだ」と言う中国人調理師の感想を私も直接聞いたことがあります。
ビジネス上の話でよく聞くのは、韓国系企業は支払いを踏み倒すことが多いということで、あれこれ難癖をつけては代金を支払わなかったり、割引を強要するという話が多いです。もっともこれ読んでる人らは「お前ら(中国人)が言うか」という感想を持つでしょうが、中国人からしたら日本人はカモですが、韓国人からしたら日本人を騙す中国人ですらカモにしてしまうようです。
あと韓国系企業でもう一つよく聞くのは、夜逃げが多いという話です。これも代金を踏み倒す一種の例ですが、物だけ受け取って支払いの催促を受ける間もなくある日突然消えるという話を耳にします。日本の夜逃げの場合は借金まみれでやることが多いですが、なんか韓国系企業の夜逃げはパターンが違うのかもしれません。
こうした積もり積もった関係からか、韓国人を嫌う中国人は決して少なくありません。また中国人自身、韓国人からは「田舎者」扱いされていることを自認している節があり、それがためkン界のTHAAD問題で今までの鬱憤を晴らさんばかりに国を挙げて韓国いじめに力が入っているのではないかと思います。
なお韓国旅行が減った分、恩恵を受けている国として現地メディアが挙げていたのは東南アジア諸国のタイやマレーシアで、安・近・短の所へ観光客が流入しているそうです。日本もいくらか恩恵が得られるのではと思っていましたが今の所それらしい報道は出ていないため思い過ごしだったのかもしれませんが、この韓国いじめをいつまで中国がやるのかは注目しておきたいポイントです。
なお中国のメディアで、THAADへの制裁を受けてか韓国に留学している中国人が差別やいじめを受けるようになったと報じられていましたが、「お前らが言う?」と私個人は思いました。
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