2017年4月9日日曜日

米軍のシリア攻撃に対する見方

今日昼に友人と食べた飲茶

 既に報じられている通り先日、化学兵器を使用したことによる報復として米軍が突如シリアのアサド政権軍基地にミサイルを撃ち込みました。この件について知人などから私もいろいろ聞かれる機会が多いのですが生憎中東事情は専門外もいい所で、生半可な知識であれこれ答えるのは自分の分をわきまえて差し控えており、当たり障りのない米露首脳の関係性や米中首脳会談のタイミングについて解説するにとどまっています。
 それもこれも、このシリア問題についてきちんとその背景やバランスを開設するような報道が内製です。私は基本的に日系メディアの海外報道はあまり信用していませんがこのシリア問題では特にそれがひどく、現地の様子や主要国の思惑などについてこれという解説を見たことがなく、痛い大手メディアや専門家はどうしているのかと他力本願な愚痴をよく呟いています。

 ただ、他のメディアが使わない言葉で敢えてシリア戦争を表現するならば、もはやかつての朝鮮半島やベトナムの様に米露の代理戦争と化して生きているのではないかと思います。陸上線こそないものの実質的に米露がそれぞれを支持する側に立って武器供給や空爆を行い、シリア人同士の戦闘というには海外からの干渉が要素としては大きく、またISISを始めとする第三勢力のテロ組織も活動していると言いますが面白い点は米露双方が一緒になって、「イスラムテロリスト撲滅活動のため」という口実に使っている点で、可能性レベルとして好き勝手に述べるなら自作自演も一つの可能性としてみておくべきかもしれません。

 どちらにしろ今回のミサイル攻撃によって、トランプ政権はオバマ政権ほど甘くはないことははっきりしました。今回の攻撃は北朝鮮に対する脅しも兼ねていると言われていますが果たしてそのメッセージを北朝鮮が受け取るかはまだわからないものの、北朝鮮も金正男の暗殺によって国際世論が一挙に動いたことで案外その滅亡を早めたかもしれません。
 やや気の早い話ですが、仮に北朝鮮が滅んだとしたら日本が次に目を向けるのは中国かもしれません。これまでは軍事上の最大の脅威は間違いなく北朝鮮でしたがそれが滅ぶとなると既に脅威意識が高まっている中国への懸念がさらに高まり、国も中国に対するシフトをより強めることでしょう。そうなったら日中関係は多分あまりよろしくなくなる可能性があるだけに、事日中関係を維持する上では北朝鮮にはもうちょっと頑張ってもらった方がいいという見方もあるかもなと思います。

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