こんなニュース、誰が得するのかと思うところですが、自分はすごい得します。というのも「悪魔くん」は前から新作アニメを作るべきだと思っていた水木しげるの傑作であり、現代の子供たちもこれを見て気っと真っすぐ育つだろうという妙な安心感を感じます。
ちなみに今思いついたけど、女神転生とかに悪魔くんも出ないかな。割と世界観とキャラ設定がマッチしている気がするのですが。
その悪魔くんですが、以前のテレビアニメ放映中は自分もみており、姉貴がなんか悪魔くんのタロットカードを買ってましたが特に使用せずに終わっています。当時は原作がゲゲゲの鬼太郎と同じ作者だとは知りませんでしたが、鬼太郎より割と主人公がヒーローチックに描かれていたので自分としてはこっちの方がとっつきやすかった印象があります。
当時出たファミコンのゲームも遊んでますが、当時のゲームにしては割と硬派なRPGで、きちんと情報整理しないと進めないのと、世界崩壊後の世界が暗いのなんの、あとラスボスのゾンビ東嶽大帝がかなりグロかったのが今でもよく覚えています。
以上のほかとりとめて書くことないのですが、最初に悪魔くんのアニメリバイバルを聞いた時、「こんな時代だからいいのかもな」と実は思いました。どういう意味かというと、最近加谷珪一氏もあちこちで書いていますが、自分の中で今記事に使おうかと考えている見出しに「日本はもはや一等国ではない」というフレーズがあります。これはそのまんま「戦後ではない」のオマージュですが、これくらいはっきり言ってあげた方が現実を知らしめるにはかえっていいのではないかとこのところよく思います。
悪魔くんは水木しげるが書き始めた時、いくら漫画描いたも生活が一向に楽にならない世の中への不満と怒りから、世直し的な物語を描こうというノリで描いたということを自伝漫画でも述べています。またそうした格差に対する価値観から、松下電器を意図した会社がでてくるなど、かなり世相を反映した内容になっています。
前にも同じようなことを書いていますが、悪魔くんという作品はやはり「世直し」、「格差への憤り」などというテーマがあってこその作品だと思います。それ故に、日本が二等国となったと言ってもいい今の時代だからこそ見直される作品ではないかと正直に思いました。
それにしても、さっきのフレーズで記事書くかマジ悩む。敵増えそうだけど炎上でアクセス稼げそうなんだよなぁ。