ページ

2022年4月7日木曜日

上海ロックダウンで深刻化する物資不足


 本当は別のことについて書こうと思っていましたが、密かに中国メディアの中でも新京報と並んで高く評価している澎湃新聞が面白い社説記事出していたので紹介します。

 
 もし通りに社説として出された記事ですが、上の画像の内容を私の方で翻訳すると公安ります。

「ウイルス流行予防は一種の持久戦であり、生活物資の供給確保が極めて重要。生活物資をあまねく世帯に届けることこそ大衆が最も期待していることで、最も必要なことはきちんと実行することである」

 簡単に補足すると、正式な発表がガチで一切ないまま、当初発表された終了日時をとっくに過ぎながらも継続延長されている上海ロックダウンですが、ここにきて、具体的には昨日あたりから中国政府のプロパガンダが目に見えて強化されてきています。その一例として、中国政府は急に「ウイルス予防は一種の闘争である」と闘争好きな社会主義者らしい標語を口にし始め、あちこちのメディアも引用してプロパガンダを煽っています。

 で、上の社説につながるわけですが、恐らく澎湃新聞(いつも適当に「パンパイシンウェン」と呼んでる)としては「闘争だっていうならもはやこれは持久戦だ。持久戦なら補給が何より大事だってのに、なんでそれが未だに疎かとなっているんだ」って、暗に政府を批判しているように自分は見えます。

 実際にというか、昨日に上海政府は肉や野菜の備蓄は十分でしっかり配布すると言っており、別地域に住んでいる知り合いもこうした報道見て、「野菜とか届けられた?」と聞いてきました。しかし、少なくとも自分のいる小区には例のワイルドな鶏が送られてきた先週の隔離直前を除き、食品などは未だ1度も配られていません。上海市内にいる友人のところも同じようです。

 にもかかわらず、各中国メディアではもっともらしく食品などの物資を配っている写真ばかり掲載されています。もしかしたら他のところでは配られているのかもしれませんが、今のところ「やっときたー」みたいな連絡は私のところには一切来ていません。少なくとも、報道されているほどには配られているようには自分には思えないです。
 この辺、澎湃新聞もリンク先の記事の中で触れており、「人員を増やして配送の困難緩和に努めており」とも書いています。まぁその後は、「みんなで頑張ってこの困難な時期を乗り越えようね」ってお決まり文句が続くのですが。

 真面目な話、隔離中の上海市内の各世帯における物資不足はかなり深刻な水準になりつつあります。友人らの間でも本気で食料が切れかけて嘆く声が多く寄せられており、私自身も次の週末までは余裕ですが、来週いっぱいまで今の状態が続いたらまたしょうゆごはんです。
 おまけに、この封鎖中の補給を支えるはずだったデリバリー業者も、今既に営業がほぼ禁止され、配達で物を買おうにも買うことがもはやできなくなっています。元から備蓄が少なかった人や高齢者などは、今かなり危険な水準にあるのではないかという気がします。

 こうした状況は同じ中国人からも、「とても2022年の世界だとは思えない」という呆れたような感想を知り合いから聞かされました。まぁそれを言ったら今のロシアのウクライナの蛮行も同じですが。
 自分はまだ前回隔離の反省もあってまだまだ持ちこたえる備蓄がありますが、それこそ子供など家族のいる世帯なんかは冷蔵庫が2台とかあっても、今かなり厳しい状態なんじゃないかと思います。

 もひとつおまけに書くと、あまりにも政府の対応の鈍さに業を煮やしてか、大手企業などは独自に社員の各家庭に向けて物資を手配する動きが広がってきています。自助努力といえば聞こえはいいですが、自分が今回一番感じたこととして、中国の公務員人材も目に見えて能力を落としてきているという点です。

2022年4月6日水曜日

園子温監督に関して一番わからない点

 今日も相変わらず上海は正式な発表もないまま封鎖を延長し、また無駄じゃないかと思うようなPCRがまた繰り返されました。なんかこっちの報道だと「PCR検査ではきちんとコロナ感染者を識別できないのでは?」というのが出てましたが、そう思うならもう検査自体やめればいいじゃんとか思いますが、しつこく繰り返して検査するあたりは責任逃れのための主張かもしれません。

園子温監督、色んな人から告発されて終わる(ガハろぐ)

 さて日本版Me too運動ともいうべきこのところ相次いでいる芸能関係者の性被害告発ですが、今槍玉に上がっている園子温監督の件で自分が一番わからないのは、何故この人がこれまで高い評価を受けて持ち上げられてきたのかという点です。

 自分も彼が監督した作品を何本か見たことがありますが、一言で言えばエログロナンセンスで、ただ下品な場面をひたすら繰り返して映しているだけにしか見えず、そこに作品としての面白味とか映像美、注目に値する価値観などは一切見出せませんでした。どれだけひいき目に見ても面白いと感じる作品は一切ないのですが、なんか映画評論家からは彼の評価はやけに高く、「素人には難しい」、「彼らしい高尚さがあるが一般には理解されないだろう」などという評価をこれまで何度も見てきました。

 そんな評価を見て自分もとりあえず見てみようとみたわけですが、マジで評論家に「てめぇどういうつもりだ?」と追い込みかけたくなるくらいのつまらなさで、全体的にどの作品も豪華な役者に下品な行為をやらせているだけにしか見えませんでした。無論、そこに面白さはなく、「これで金もらえるの?」という疑問しか浮かびませんでした。
 しかもその下品な場面の映像がどれもチープすぎることこの上なかったりします。見ていて本当に引くくらい、なんか小学生の考えたような映像見させられてげんなりさせられました。っていうかほんとどの映画も、やばいくらいつまらなかった。

 何が言いたいのかというと、彼のセクハラ行為の真偽については当事者ではないので測りかねますが、少なくともあれだけつまらない映画ばかり連発して作る人間をどうして評論界隈の人たちは評価していたのか、それも揃って辛口な批評家ほど評価する傾向にあり、それが何でというくらい一番不思議に思います。文学界もそうですが、ダメな評論家が蔓延しているからこそ優秀な人が落ち、無能が上がるという傾向に映画界もなっているのではないかと、密かに園子温監督見てて感じてました。

 なので今回の報道を見て、やはりというか映画界で妙に人脈あるからこれまで無茶通ってきてたんじゃないのと疑ってみています。というのも、報道されているセクハラ行為があからさまに調子に乗っている人間の所業にしか見えないからです。
 ついでに書くと、報道だと「主演はみんな被害を受けている」と書かれているのを見て、「えっ、じゃあ『みんな!エスパーだよ!』で主演した染谷将太氏もその毒牙に?ウホッ」などと一瞬思ってしまいました。だから何って感じしますが自分でも。

2022年4月5日火曜日

ロックダウン記事の裏側

ワイルドだろぉ? 封鎖中の上海で役所から届けられた驚きの“ブツ”(JBpress)

 本来なら次の記事の配信予定日は来週月曜でしたが、ロックダウンネタなので繰り上げて上の記事配信してもらいました。ブログで囲繞している人が「ワイルドの意味にクスリときた」と書いてくれていたのが密かにうれしかったりします。

 記事内容については読んで字の如くですが、自分の予想通り、本日未明に解除される予定だった浦西のロックダウンは現時点で一切解除されていません。というか、解除するのか延長するのかの発表すら何もありません。
 なおANNが一昨日の段階でロックダウン延長と報じていますが、結構力入れて裏取りしましたが、根拠となる延長に関する正式な発表や報道は一切ありません。唯一、個人ブログが3日の時点で「延長を決定した」とだけ書いていましたが、もしかしたらそれ見て上の報道流したのかもしれません。ガチでそれだったらANNの報道体制に見ているこっちが不安になる。

 上述の通り、延長するのか解除するのかに関しては、いまだ正式な発表が一切ありません。私なんかは先月の封鎖で体験していることもあり、またきっとそうなると初めから予想していたのでそんなにショックはありませんが、今回が初めての封鎖となった友人なんかはかなり参ってきています。やはり食料が不足してきているのが応えているようで、メッセージの内容も日に日に弱気なものとなってきています。
 また、小さい変化ですが団地内で奇声を上げる人が増えてきているような気がします。下の階の子供なんか昼間に高い声で「アー」と何度も叫び続けており、恐らく普段と違う発声だから面白がってやっているのかもしれませんけど、これまでの日常ではこういうことをしてなかっただけに、見えないストレスがかなり溜まってきているんじゃないのかなという気がします。

 今後の展開についてもJBpressの記事に書いていますが、断続的に4月いっぱいまで封鎖措置を続けるのではないかという自分の予想は揺るぎません。一定のタイミングで買い出し猶予を与えるでしょうが、飲食店とか小売店の打撃は小さくないでしょう。
 また本日発表された上海市内の新規感染者数は13086例で、初めて1万の大台を突破しました。友人も、なんでこんだけ封鎖措置を繰り返しながら感染者が増大しているのか不思議がっていましたが、時分に言わせると、

・初動で深圳みたく全体でのロックダウンをしなかった
・PCR検査を個人識別せずいい加減にやっていた

 この二点のミスに尽きると思います。それこそ3月初めに全市ロックダウンを1週間程度行い、きちんと検査を行って感染者のあぶり出しを行っておけば、状況は現在とは大きく違ったでしょう。

 また現在の対応も不可思議としか言いようがなく、まだ浦東の方では解除予定日前に感染者が多いから封鎖を延長すると正式発表があったものの、浦西側では解除も延長も未だ発表がありません。記事にも書いている通り、こうした当局の朝令暮改な態度が余計に不安を煽っているように見えるし、いわゆる戦力の逐次導入で、余計な浪費を繰り返しているだけにしか見えません。PCR検査だって昨日もまたやらされましたが、感染者が出てないところにこんだけ繰り返すことに意味あんのかとマジで疑問に思います。

 などと書いてたら大家らから4/11まで封鎖が延長という噂が流れているという連絡が回ってきました。マジ頼りになる大家なので、隔離明けにはまた茶碗とか買って送ろうかと思います。

2022年4月4日月曜日

「新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL」の思い出

 封鎖で運動不足を自覚した昨日から筋トレを開始したところ、下っ腹のあたりが筋肉痛となりました。太腿とか上腕は無事なのに。

新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL(ゲームカタログ)

 さてたまには懐ゲーについて書こうかなと上のカタログで見ていた際に目についたのがこのタイトルです。仮に、これまで遊んだ格ゲーの中で一本挙げろと言われたら、多分一番プレイ時間がないのはカプコンの「ヴァンパイアハンター」(続編の「セイヴァー」はなんかコンボ決まり辛くて嫌いだった)ですが、一番楽しかったとなるとこの「新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL」で間違いないです。

 このゲーム、見ての通りガンダムWの版権キャラゲーですが、キャラゲーの皮を被ったガチな格闘ゲームで、一人プレイであんなに盛り上がったのは他にないです。発売当時としては既に次世代機も出ている中でスーパーファミコンで出たゲームでしたが、グラフィックなどはそこそこきれいで、また使用するキャラの動きもよく、今思い返してもよくあのスペックであれだけ動かしたと思える出来でした。

 それ以上に特筆すべきは、ゲームのスピーディさでした。
 とにもかくにも戦闘開始から決着に至るまでのスピードが速く、戦闘中の駆け引きも文字通り一瞬の判断が大きく左右しました。その駆け引きにおいては「ガードダッシュ」というコマンドが非常に効いてて、これにより安易な飛び道具による牽制をしていたら一気に差し込まれてコンボ叩きこまれるという緊張感があり、「いかに早く相手を叩きのめすか」という戦術が重要でした。

 ちなみに自分はこのゲームで割と特徴のはっきりしている「ヴァイエイト」と「メリクリウス」をよく使ってました。この二つの機体のプラモは現在転売が激しく行われており、「テンヴァイエイト」、「メルカリウス」とも呼ばれているそうです。

 マジな話、このエンドレスデュエルはグラだけ差し替えて再発売されたら絶対に買います。それだけポテンシャルの高い2D格闘ゲームだったと思え、今のちびっこたちにも遊んでもらいたいとすら思います。

 なお原作の「ガンダムW」に関しては、中学生くらいの頃は機体ビジュアルなどに惹かれ一番好きなガンダムシリーズでしたが、途中でスタッフが変わったことによる前半と後半の話のちぐはぐさなどから、今はそれほど評価しなくなっています。もっとも脚本がちぐはぐなのは最初からで、この作品でヒロインを演じた野原しんのすけ役でお馴染みの矢島晶子氏は「あまりにも意味が分からなくて収録に行くのが億劫だった」と話しています。
 ついでに書くと、地味に機体ではエンドレスワルツ版ではない、テレビアニメ版のウィングガンダムゼロのが好きだったりします。ゼロカスタムまで行くとちょっとごてごてし過ぎな感じするし。

2022年4月3日日曜日

運動不足で足の裏が痛い

 相変わらず隔離中なので今日は朝からJBpress記事書いて、昼寝してたら自治会の人が抗原検査キット持ってきたため起こされました。5時に回収に来るからというので検査して(もちろん陰性)待つも来ず、This is 中国状態で記事書いています。

 それで本題ですが、このところ椅子で座っている最中に足の裏、具体的にはかかと付近が妙にかゆかったり、しびれのような痛みを感じることが多くなっていました。夜にシャワー浴びたあとなんかより顕著で、まるで虫に刺されたかのようにピリピリとしたかゆみが走り、なんやろうとこのところ思っていました。
 一時的なものだったらともかくそこそこ長く続ていることから、運動不足による血行不良ではないかとそろそろ思い始め、そういえば自演にダイソーで足踏み用のイボイボついたプラスチックの踏み板勝っていたのを思い出し、ちょうどいい機会だからと思って取り出して踏んでみました。そしたら、やばいくらい痛くて腰砕けになりました

 痛む箇所はやはりかかと付近で、見た目的には外傷はなく、やはり足裏そのものの血行不良か、内臓が弱っているのではないかと思います。思えばこの2週間くらい、通勤は全くせずに家の中で寝て起きてキーボード叩くだけの毎日であり、不健康になって当然です。ちょっとやばいと感じるくらいの痛みだったので、今日から筋トレメニューを入れて室内で運動することにしました。隔離マジやべぇ。

 やっぱマグロも人間も、常に動いていないと駄目なんだなぁ。

2022年4月2日土曜日

外出しないと暇

 今日は土曜ですが中国の清明節という祝日が火曜にあり、無理やり連休化するため今日土曜は出勤日となり、その代わり月曜が休みとなって日月火の三連休となります。といっても、この三連休は上海はほぼ全市内でロックダウンとなるから、誰が得するんだかとか思います。

 先週土曜は隔離が解禁されて外出したり出来ましたが、仕事のあった今日はともかく明日は日曜ですが上記の通り隔離中のため、一切外出はできません。前と違って、団地内を歩くことも禁止されており、ごみは玄関前に生ごみと一般ごみを分けて出すように言われています。
 元から自転車に乗る以外はそんな頻繁に外出することはなく、旅行とかもあんま行かないインドアなタイプであったことから、買い物が不便と感じる以外にはそれほどストレスは感じません。しかし、その買い物にすら外出が出来ず、その間ずっと家で過ごすようになってみると割と時間が余ってきます。

 買い物に行くスーパーが自転車で約20分の所にあり、またいつも買い物と一緒に昼食もスーパー近くで外食していたため、1回の買い物で大体2~3時間は外を出歩くというような計算になります。これにプラモ屋が加わるとさらに2時間くらい追加みたいな感じで、最大で5時間、隔離に自宅滞在時間が増えているという風に計算されます。
 5時間ともなるとぶっ続けでゲームするとさすがにふらつく時間であり、そりゃ確かにこんだけあれば自宅で暇を持て余すのも不思議じゃないです。また今手元にあんまはまっているゲームもなく、前買った「廃深」というホラーゲームも操作性悪い上に怖くないためすぐやめちゃったし、やや娯楽に欠けてきている実感があります。

 その結果というか、仕事に向かう時間が増えています。毎年この時期の繁忙期は土日もよく仕事していますが、去年と比べても今年の稼働率は高く、やっぱ人間を仕事に向かわせるには缶詰にして娯楽から断つことなんだなとつくづく感じます。一昨日に至っては、ずっとキーボード叩いていたせいか前腕が肘から上に痛みで上がらなくなりました。すぐ治ったけど。
 一応明日から3連休で、また現況は阪神とは違って比較的いい感じで推移して生きているので、明日は1日オフにしようかと思っています。とはいえ、JBpressの原稿を書くんだけどさ。でもって明後日、明明後日はまた普通に自宅で仕事しているでしょう。

 なお、自分の所属チームの中で土日も働く働きアリは自分一人です。他の同僚からしたら、休日の間に仕事を処理してくれている靴屋の妖精みたいなポジションになっているのでは俺はと思うことがあり、最近靴屋の妖精はワーカーホリックか、ブラック企業で働かされているかのどっちかだったのではないかと変な同情心を覚えるとともに、身近に感じるようになってきました。

2022年4月1日金曜日

たわわちゃん


 上の記事見て、「ロシアのエイプリルフールは気合入ってんな―」と思いました。まぁ嘘ばっかついているロシアのことだから十中八九自作自演でしょう。仮に実際にウクライナがロシア領内に攻撃ていたとしても、最初に他国の領土に攻撃仕掛けてきたのはロシアなんだから非難するいわれなんてないですし。
 見方を変えると、こんな不合理なことまで言い出すあたり、相当ロシアは追い詰められているのだとも読み取れます。戦況が余裕ならこんなこと言いだすことはまずないだけに、本気でこの後どうなるんだか。


 話は本題ですが、上の記事見て「おいおい、誰に断って京都タワーに関する記事書いてんだよ」などと妙なことを言いながら貪るように読んでました。京都タワーについてはかなり前にもこのブログで書いた気がしますが、一応京都のランドマークとして建てられたものの、京都市民からは全く人気がなく、むしろ修学旅行生向けの食堂やお土産屋として存在している妙な建物です。
 あと地味に銭湯もあったけど、こっちは去年6月末に閉鎖してしまいました(´;ω;`)ウッ…

 そんな京都タワー、上にも書いた通りに地元京都市民からは嫌われていて、というのも「京都に相応しくない」、「造形が意味不明」のほか、記事にも書かれている通り「東寺より高い」という京都の不文律を破った存在として本当に嫌われています。どれくらい嫌われているのか記事より引用すると、

「京都の街は京都タワーから見るのが良い」

 かつてはそんな物言いがあったと年長の友人に教わった。京都タワーからなら京都の街が一望できるからかと思いきや、そうではないらしい。そのココロは、「京都タワーから京都を眺めるのであれば、京都タワーが目に入らないから」だというのだ。
 
 実際これはマジで言われています。
 ただ、関西地域から京都駅降りるときはそんな感じませんが、東京など遠隔地から新幹線で京都駅におり、京都タワーを見ると「ああ、京都に帰ってきたな」という感覚が一気にします。自分が根っからの京都人じゃないせいかもしれませんが、そうした感慨があるのと、地味にお店が結構便利なのが揃っているので、昔も今も私は京都タワーが好きです。

 まぁ奈良といい松戸といい、好き勝手にディスれる対象が好きってのもあるでしょうが。好き勝手ディスれる代表格といったら埼玉県ですが、自分は千葉出身なだけあってやや埼玉に敵愾心があるため、逆に埼玉をディスることはあんましないです。

 話は京都タワーに戻りますが、京都タワーにはマスコットキャラとして「たわわちゃん」がいます。
 なお先日、最近漫画で「月曜日のたわわ」を読んでいると書きましたが、最初この漫画の存在とタイトルを知った時、「えっ、あの京都タワーのたわわちゃんがコミカライズされたの!?」とガチで間違えました。実際は全然内容違うし。

 私自身、京都タワーは割と好感を持っているものの、これまでたわわちゃんに関してはせんとくんと違って中途半端なゆるキャラだなと思い(あっちはキモキャラだが)、そんなに評価はしていませんでした。しかしかつては最低2年に1回は京都を訪れてたのに、コロナ以降は一切京都に足を踏み入れていないこともあってか、沖田艦長並に京都のすべてが懐かしい状態となっており、京都タワーの報道を見るにつけ、「たわわちゃんは元気してるだろうか。矢野みたく、戦力外追放受けないだろうか」などと心配もするようになってきていました。
 まぁ矢野も中途半端な戦力で可哀想だと思うが。今日で七連敗だし。

 やはり京都タワー自体が自分にとってどこか、京都から離れ、再びやってきた際の象徴的存在でもあることから、このところ距離が離れていることが影響してか京都タワー、もといたわわちゃんにも郷愁を感じるようになっているのかもしれません。またこれまで若干馬鹿にしてみてきていたこともあり、なんか申し訳ないという気持ちも芽生えてきました。
 そういうわけで、次に京都を訪れるとしたらいの一番に京都タワーを訪れ、たわわちゃんのぬいぐるみとか大量に買っておきたいなと何故か思うようになりました。やっぱり京都市民から嫌われてて不憫に思うところもあり、なんか無駄に倍プッシュしてあげたいです。

 このように変に同情するなど、やっぱ自分は無駄に弱者の側につこうとするところがあると感じます。まぁその分、強者の側では見れない楽しさを見れているとは思いますが。