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2022年6月12日日曜日

80型スープラのプラモ

 上海封鎖前に注文していたプラモのキットが2ヶ月を経た先週にやっと届いたので、今日は雨だったこともありプラモ作ってました。マジ久しぶり。


 そんなわけで作ったのがこちらの通称「80型スープラ」です。知ってる人には早いですが、現在トヨタが販売している「スープラ」の1世代前で、映画「ワイルドスピード」にも出演していることから、質のいい中古車なら1000万円はまずくだらないほどの超人気車です。

 少し解説すると、バブル期に開発されたこともあってそこそこ装備が豪華であることはさておき、自主規制値いっぱいの280馬力というハイパワーである、且つ4WDのインプやランエボと違ってハチロク同様のFRという駆動方式から、ハイパワースポーツカーが出そろった90年代においても独自の存在感がありました。
 また聞くところによると単純に車両の剛性が極めて高い車だったようで、改造に置いてのベースカーとしては非常に優秀な車だったそうです。


 上の写真は作り途中のものでエンジンルームですが、車のプラモってこういう完成したら見えないところの作業が9割だったりする。まぁこのキットはボンネット開けられるけど。



 自分の中では未だにトヨタ史上最強のスポーツカーと言ったらこの80型スープラだと思っており、かねてから1回はプラモ作ってみたいとも思っていました。今回こうして作ってみましたが、やはりというか本当にシンプルなデザインだなと思います。なんとなく、ミニバンのエスティマを彷彿させるような丸っこさとシンプルさで形作られたデザインに思えるのですが、それで映画に出てくるほどの個性を出せるというのだから、この時期のトヨタのデザインは侮れません。

 ただキットに関していうと、1993年に制作されたもであるであることから、ライト周りを中心に比較的最近のキットと比べるとやや見栄えが劣ります。そのため完成した時も、なんかあまりアドレナリンが出ませんでした。悪くない車なんだが。

 なお現行のスープラの値段確認したら最低価格で499.5万円と、いいお値段以上ニトリしています。あんまこっちのスープラについて話聞かないけど、また伝説とか作ってもらいたいものです。

2022年6月11日土曜日

中国人エリートの優秀さ

 今日上海は全市でPCR検査をするため午前の一時の間は団地内に封鎖されました。また封鎖かと自分を含めみんな警戒してましたがそんなことはなく、午後には解放されて自分も懸案だったスニーカーを買いにアシックスのアウトレットモールへ行きました。
 やはり非日本ブランドの靴だと横幅がやや狭く感じるだけに中国ではいつもアシックスの靴を買ってますが、前回600元くらいの靴にしたらこれが非常によく、満足度が高くて2年くらい問題なく履けたので、今回は450元(クーポン使ってさらに20元引き)の靴を買いましたが、前まで1元=18元だったのが今は1元=20円なので、日本円換算するとえらい高い靴を自分は買ってるんだとビビりました。まぁ長く履けるんだから費用対効果は悪くないはず(;´・ω・)

 それで本題ですが、飽きっぽくてほぼ2年ごとに勤務先を変えていた自分ですが、今の会社は珍しく長くもち、現在すでに満6年も在籍しています。この在籍期間について友人にも「あり得なくね?」と言っているものの、「人として当然のことだよ(´・ω・)」と回答されるなどあまり誉めてもらえないのですが、そこそこ長くいるだけあって、業務関連で中国人スタッフの知り合いも増え、仕事中にあれこれ相談を受けるようになっています。
 自分が今いる会社ですが中国ではブランド価値が高く、在籍している中国人社員に関しては間違いなくエリートと呼んでいい人材しかいません。で、実際そんなエリート中国人と仕事していて思うのは、本当にこの人ら優秀だなぁという一言に尽きます。

 基本的にどの人も英語は当たり前のように使うし、日本語もこっちがビビるくらい敬語をきちんと織り交ぜたメールを送ってくることがあります。また単純に体力も豊富で、夜中とかに次の仕事の打ち合わせメールとかも送るくらい稼働時間が長いです。もっとも始業時間はあんまきちんと守らないところありますが。
 中でもある部署で自分が最優秀だとかねてから評価している中国人社員に至っては、こっちがギリギリ断れない量の業務量で仕事を的確に割り振ってきて、無茶振りはするもののうまいことこちらを動かす限度というのもびっくりするくらい把握して振ってきます。実際にその部署の人に聞いたらやばいくらい優秀らしく、この人がいるかいないかで支店とか業務量が変わってくるとすら言われています。

 やはり中国人は人数が多いだけに競争が激しく、その上澄みとなるエリートの質で言ったらやっぱり日本よりも上なのではないかという気がします。ただ現場を担当する日本人社員に話を聞いてみると、中国人エリートは優秀な人とそうでない人の差が激しく、反対に日本人エリートは中間くらいにびっしり集まっているところがあるので、集団で見たらそこまで差はないとも言っていました。
 ただ個人レベルで最優秀な人材で見たら、やはり中国人エリートの方が際立っているとのことで、自分もこの見方に同感しています。

 割と日本人、特に製造業で中国に係る人は中国人の資質を舐めてかかる人もいますが、優秀なエリート層を見ていない一面的な見方じゃないかと内心思っています。もっともそれを言ったら日本も同じで、中小企業なんかは人材がいなさ過ぎて井の中の蛙なお山の大将になっている人が溢れているだけに、もっと世の中見て、自分の立場というか実力をしっかり把握しろよと言いたくなる人も多いです。
 この辺、端的に言ってしまえば直接見たことがある最優秀な人がその人の上限になってしまうので、若いうちに非常に優秀な人に出会えなかった人ほど狭い視野になりがちだと思います。

2022年6月10日金曜日

黒田日銀総裁の家計許容発言と保身

 自分の悪い癖なのですがかなり決まった時間に食事取らないと子猫みたく急に電池切れすることがあります。夕食は封鎖中から決まって7時に取っているのですが、今日も7時前は血糖値落ちたのかぼーっとしてだるく、でもって食事取ったら急に血糖値上がるからまたぼーっとしての悪循環の最中にいます。脂肪少ないせいだろうか。
 なお封鎖中に自分はやや痩せましたが、同僚は「何故?(´・ω・`)」と言いつつ太ったことを明かしました。

「家計は値上げ許容」 黒田「前代未聞」失言生んだ日銀ロジック【解説委員室から】(時事通信)

 さて本題ですが今話題の失言と言ったら黒田日銀総裁の「家系は値上げ許容」発言でしょう。正直言って、何故こんな低次元な失言をしたのかということより、高まる円安について今日になってようやく「あかん」と発表しましたが、この発言が1週間くらい前までにでなかったことの方が結構深刻なような気がします。まぁ黒田日銀総裁の立場を慮れば、出ないというのも無理ないのですが、

 結論から書くと、黒田総裁は就任当初に目標に掲げた2%のインフレ目標達成しか今やもう目に入っていないのではないかという気がします。このインフレ目標は当初期限の2年を過ぎても一向に達成されず、既にもう10年くらい経っていますが、世界的なインフレと原油高のおかげで、言い方変えると日銀の介入は全く無関係に今年は達成できそうです。やったね(´∀`*)
 内心、当初期限にした2年で達成できなかったら日産のコミットメントみたくすぐ辞めとけばよかったものの、そのまま安倍政権とともにずっと日銀総裁にい続けましたが、やはり本人としても目標を達成できず居づらかったのだと思います。だからこそ外部要因ながら今回達成できそうになって、インフレ万歳、値上げはいいことだ的に悦に乗って上記の家計許容発言が出たのだと思います。

 しかし方々から指摘されている通り、物価が上がる一方で日本の所得は増えてません。っていうより減ってます。この辺は卵が先か恐竜が先かという議論にもなりますが、基本的にはわずかなタイムラグの間に、いくらか指数に差があっても両方が一緒に上がらないとスタグフレーションと言って最悪な経済サイクルになってくるのですが、正直言って既に若干そのサイクルに入りかけている気がします。少なくとも政策担当者であれば、所得変動との相関を無視して家計許容という発言はさすがに捨て置けないなという風に自分も感じます。

 何度も言う通り、あの失言が出たのはやはり黒田総裁自身がインフレをともかく待ち望んでいたからに尽き、それは彼の保身的な価値観が源泉だと思います。やや言い方きついですが、保身的価値観に凝り固まった人間がいい政治や政策なんてできるわけないと自分は思うだけに、最後にインフレ目標達成したことを記念に、そろそろ黒田総裁はその座を降りるべきなのではとお節介ながら思います。このまま続けていても、自らの価値を落とすだけだと思いますし。

 まぁこのまま円安が続いてくれれば、中国で人民元もらっている自分としては割とおいしい立場が続きます。そう考えると「黒田さん、まだまだこれからっすよ(^ω^)」みたいに言いたくなる自分も少なからずいるので困ります。

2022年6月9日木曜日

リアルFX

 今日仕事中、何気なく昔からの知り合いにWeChatでメッセージを送りました。その内容というのも「1元20円ってやばくね(;´・ω・)」って内容でした。

 このところ円安の話題が経済系ニュースの中心となっていますが、人民元もこのところ値を下げています。ただ、元安以上にに円安のペースが早く、人民元の対日本円レートだと元高となってきています。その結果、自分の人民元預金を円換算すると、何もしてないのにめちゃ増えてる的な感じになります。
 これまでだと大体1元17~18円くらいの間で動くことが多かったのですが、もはや19円台を割ることはほとんどなく、日によっては今日の様に20円くらい行くこともあります。それこそ今まさに中国政府が中国人の日本旅行を解禁したら、爆買いどころじゃない金の使い方になるでしょう。っていうか自分も使いたい。

 上記のような状態について前に友人にも、「まるでFXをやっているかのような状態だ(;´・ω・)」と言ったことがありましたが、「いや、普通に通貨だからFXじゃん」と突っ込まれました。実際そうだ。
 でもって今日連絡とった知り合いも中国で働いている人で、預金は基本人民元です。この人もこのところの円安が気になっていたようで、今のうちに少し日本円に変えておこうかと検討していました。

 無論、日本国内にいる人からしたらガソリンや食料品を中心に物価高騰に直結するので、企業業績は良くなると言っても円安はあまり歓迎しない話でしょうが、海外勤務者からするとやはり心動かされる出来事です。っていうかガチで100万円単位で預金残高変わるので、無駄にYahooで通貨換算とかしたくなってきます。

 なおここでワンポイントアドバイスすると、数年単位で海外駐在する場合は真面目にこの為替のタイミングを見計らっていた方がいいです。うちの会社も円安の時に中国来て、円高の時に日本帰るという切ない思いした同僚もいましたが、来るなら断然に円高の時期です。逆を言えば今の時期は海外に来るにはタイミング悪いので、伸ばせられる予定なら伸ばした方がお得でしょう。

2022年6月7日火曜日

物資が戻ってきた上海

 上海市の全面封鎖が終わって約1週間経ちますが、ここにきてようやく生活物資が元の様に戻ってきたなという感じを受けます。

 飲食店に関しては未だに店内での飲食ができず、持ち帰りかデリバリーしかできないものの、スーパーにおいては前と同じように品物が充実化してきました。というのも先週の封鎖明け、どうしてもカレー食べたくて日系スーパー行ったら甘口のカレールーしか置いてなかったのですが、今日夕方に同じスーパー行ったらちゃんと辛口のルーも置いてあり、もう少し待てばよかったなと反省しました。
 結局先週はその甘口のルーを買ったのですが、なんていうか久々に食べてみて、甘口のカレーって酸っぱいんだなと凄く思いました。

 カレーに限らず野菜とか果物も段々充実化して、一昨日に自分は実に2ヶ月ぶりにバナナを購入して食べることが出来ました。ちょうど今中国はライチの季節だから、今度果物や言ったら大量にライチ買おうかと考えています。

 一方で、ちょっとニッチな商品はまだ並んでおらず、例えば洗剤は自分は液体のトップを使ってますが、日系ブランド品とあってか未だにスーパーには陳列されていません。仕方ないので中国ブランドの洗剤を買ってきましたが、やっぱこういうところは大口なブランドの方が強いなって感じします。

 以上の様に物資的には生活は満ち足りてきてますが、上述の通りに飲食店はまだ完全には立ち直っておらず、食事は結局自宅で食べることが多いため、なんとなく封鎖中と変わりないなって感じしていまいち気分が晴れません。会社は一応オフィスへの出勤は認められていますが可能な限りは自宅出勤が推奨されているため、こちら方面でも封鎖中と変わりありません。

 もっとも自分なんかは自宅勤務でも十二分に働ける立場だからいいものの、現業の方などは封鎖中は勤務することができず、経営者も賃金や賃料の負担が大きいだけに、自分はまだ恵まれている方だとつくづく思います。封鎖に関しては文句ばかり書いていますが、本来ならそういう文句をあまり言うべき立場ではないという自覚はあり、あんまりこういう後ろ向きなことを言うのはそろそろよそうかと考えています。

 そういいながらもう少し書くと、本当に体力の落ち込みがやばいです。さっきもスーパーの往復で自転車乗っただけで意識飛びかけるくらい疲労し、今もなんかぼーっとしているためか文章のノリが悪いです。まぁ文章が悪いのは今日は五月晴れな天気なためかやや頭痛がするってのが大きいのですが。
 気分が載らないので、今日はJBpressの記事作成はなしにしてゲームで遊ぶことにします。ゲームと言えば今度発売する「AIソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ」が待ち遠しいです。主役を演じる黒沢ともよ氏は前作でもぶっちぎりの演技力を発揮してだけに、マジでこの人の声聞くだけでも楽しみです。

2022年6月6日月曜日

粉もん記事の裏側

たこ焼き「大好き!」と女性が即答、中国で日本の「粉もん」が愛される理由(JBpress)

 というわけで今日配信の自分の記事ですが、個人的にはたこ焼きを食べる中国人を粉もんというカテゴリーにくくったのは我ながら目の付け所がシャープでしょと言いたいところ、あんまりアクセスが伸びず、若干の力不足を感じています。

 記事でも指摘していますが、実際かなり中国人は粉もん好き、というより小麦中毒のきらいすらあるくらい粉食を好みます。でもってうまく調理してくる。
 あんま意識されませんが肉まんとかも十分粉もんに入ってくると思うだけに、日本人の目から見ても中華は粉もんより沢山みたいな印象を持たせようとして今回記事を書きました。もっとも、粉もんという単語聞いても関西の人ならともかく関東の人はちょっとピンとき辛かったかもしれませんが。

 このほか裏話をすると、冒頭に使っている上海市内のたこ焼き屋の写真は実はちょうど2年くらい前に撮影したものです。コロナワクチンを打ちに行く道すがら、たまたま目に入ってどっかで記事に仕えるかもと思って撮影しておきましたが、きっかり2年の時を経て記事化することが出来ました。同日に撮ったワクチン接種所の写真はすぐ使ったのに。

 それ以外であんま話す話題もないですが、なんか今年は出す記事でヒットするものが少ない気がします。単純に自分の記事の質が悪いだけと言えばそれまでですが、自分自身でもちょっと不思議に感じるというか、やはり社会に求められるニュースの話題が前と比べて変わってきている気がします。
 中国ネタ一つとっても、前と比べると他の人が書いた中国を舐める系の記事の反応が前と比べてマイルドになっているほか、経済ネタに関してもコロナで内向きになっているのか、なんか海外市場に関する話題への食いつきが悪いです。

 となると安定して稼げるのは歴史記事になってくるのですが、この歴史記事は逆に以前より注目を集めやすくなっているようにも感じます。言い方悪いけど内容がともかくひどい歴史記事でもYahooとかでアクセスランキングに上がってきてたりするのを見ることが増えており、何が日本で起きているのかいろいろ不思議がって観察しています。
 そういうわけで次からはまた歴史記事ラッシュになってくるのですが、もう少し読まれないかなぁ。

2022年6月5日日曜日

ネットがなかった頃の歴史のWikipedia

【速報】プーチン大統領、松戸市の人間に呪われてしまう・・・(暇人速報)

 上のニュース、現場が松戸じゃなかったらニュースにならなかったんだろうなぁって気が少しします。でもって松戸出身の友人にリンク送ったら「もう見てる」とのことで、やっぱみんな見るし。


 話は本題ですが、上の対談記事でかつて出版業界において一カテゴリーをなしたゲームの攻略本についていろいろ語られています。ネットの発達した現代においてはかつての勢いはほとんどないですが、時期にして大体1990年から2000年代前半まで、ゲームの攻略本というのはやばいくらい売れていました。どの本屋に行っても攻略本専用コーナーが設けられており、一つのゲームに複数の出版社が攻略本を出すのも当たり前で、NTTとかソフトバンクなども何故かスパロボの攻略本出してました。
 またスクウェアに至っては、やはり儲かると思ったのか自社制作ゲームの攻略本を自社で編集、出版するに至りました。いわゆるアルティマニアシリーズですが、元となるゲームが大量に売られるだけに攻略本購入者も桁外れに多かったと推察されるだけに、全盛期の発行部数とか内心教えてほしい気がします。

 このネタに乗っかると、自分にとって思い出深い攻略本と言ったらPSの「パラサイトイブ」の攻略本です。サスペンス色の強いストーリーなだけに各キャラの背景や、FF7に続いてキャラデザを行ったノムリッシュこと野村哲也氏の秘蔵イラストも収録されていて、購入満足度が非常に高い一冊でした。

 ただ仮に一番読み込んだ攻略本というかゲーム関連書籍となると、恐らく「三国志Ⅲ 武将FILE」だと思います。この本は文字通り、三国志Ⅲに出てくる全武将を概説している本で、自分はこの本で三国志のマイナー武将をとかく覚えました。
 ネットのなかった当時、言うまでもなく現代のWikipediaみたいなものもなく、特定分野の人物集となるとこうした書籍に頼る必要がありました。その点で言えばこうした光栄が出していた武将ファイルなどの本や三国志や戦国カテゴリーにおいては格好ともいうべき本で、自分以外にもかなり多くの歴史マニアを育成していたのではないかと思います。

 もっとも逆に言えば、今時分にこの手の本を出してもネットに勝てないでしょう。設定資料集的な秘蔵イラストとかパラメータを公開するゲーム攻略本ならまだ需要あるでしょうが、それ以外の単純なゲームの攻略法の解説だけだと、もはや商売にならないでしょう。
 アクションゲームなどの攻略法を教えるような内容もネット動画の方が優れてるし、昔みたいな攻略本はもはや出てこないでしょう。まぁ昔の時点で、設定資料的な価値が高かったのですが。