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2023年2月10日金曜日

現代のアヘン貿易

 日本の近現代の始まりと言ったらペリーの黒船来航からで、ここから幕末も始まります。では中国ではどうかというと、いくつか候補はありますが一番メジャーなのはやはり欧米列強と戦争して初めて負けたアヘン戦争とされています。何気にやってきたペリーに対し幕府が開国を決断した最も大きな理由とされるのはアヘン戦争の中国敗北とされているだけに、日本にとっても非常に大きな事件です。
 さてそのアヘン戦争は英国が中国に対する貿易赤字を解消するために、中国港内では禁制のアヘンを流通させたことに端を発する戦争でした。現代でも麻薬は違法なだけに、いかに英国が鬼畜な国かを表すエピソードとして使われていますが、現代においてもこれに類する貿易構造が中国にはあると密かに見ています。

 中国港内で流通が禁止されているのに外国が一方的に売りつけ、中毒性を持ち、中国国内で多量に消費される商品が上記のアヘンに相当するわけですが、現代においてこれに相当するのは日本のアダルトビデオだなどと説明しては、「さすが花園さん!( ゚Д゚)」とこのところ周りからやたらと持ち上げられています。
 もちろん冗談で私も言っていますが、実際に上記の条件をすべて満たしており、中毒性もかなり高い水準で備わっているだけに、「現代のアヘン貿易」と呼んでも遜色ないと気がします。惜しむらくは基本的に違法な無料配信が横行していて、日本の対中貿易赤字を解消していないという点ですが。

 この辺の話は中国人男性と知り合いの方ならすぐわかるでしょうが、マジで中国の男は日本のアダルトビデオ、というかAV女優に対して異常に詳しいです。流通が禁止されているのに一体どこから情報を得るのか見ていて不思議なくらいですが、時代ごとに流行った女優をしっかり覚えていたりします。
 ちょこっと興味持ったことから背景事情について一回調べたことがありますが、その過程であるAV女優の紹介記事についたコメントで、

「俺、この人の全シリーズ作品持ってるぞ!」

 と誰かが書き込んだら、

「求。」
「求。」
「求。」

 と、マジで「くれ!」というコメントがその下にずらっと並んでいたのを見て、妙な迫力感を覚えました。

 大分前にも書きましたが最近のアニメ作品のようにAV作品も中国で正規流通するようになったら、日本の貿易に半端ない貢献を果たすことは間違いなしなだけに、日本政府はマジこの辺の規制緩和と貿易協議を中国政府と真剣にすべきだと思います。でもって中国と関係悪化した際には配信ストップをちらつかせることで、中国国内の世論に物凄い影響を及ぼすことも可能なんじゃないかと思います。
 でもマジで中国での違法配信対策に日本が動いたら、かなり大事になるでしょう。中国の大衆がどう動くのか、また中国政府がどう反応するのかが実際マジ楽しみですが。

2023年2月9日木曜日

ブログサービスの栄光から衰退に至った背景

【悲報】スバル「新型インプレッサ」、ガチで誰も興味が無い(暇人速報)

 ちょっとスバルは本当に大丈夫かとみていてマツダ以上に心配になってきました。このデザインでインプ名乗るって、どうなん?

 話は本題ですがこのブログはGoogleのbloggerというブログサービスでずっと書き続けています、中国に最初移った当初はGoogleへのアクセス禁止を受けて一時はgooブログに移行したこともありましたが、日本に一回戻った際に再びbloggerに復帰し、現在は中国ですが前と違ってきちんとVPNを契約してアクセスできることからそのまま使っています。
 ただ正直に言って、あまり使い勝手が良くないです。bloggerは確かにサイトデザインなどの方面で自由度は高いものの、いわゆるブログパーツというアクセスカウンターをはじめとするガジェットが明らかにほかのブログサービスより少なく、またこの10年くらい新規に開発、配布されたものは一切ありません。FC2などにあるブログランキングといったそういう類もなく、シンプルな点はいいものの発展性に徐々に乏しくなってきています。

 とはいえ、存在し続けるだけまだbloggerはマシと言えるところがあります。というのもほかのプロバイダーがやっているブログサービスは、この10年でどんどんと消えていったからです。

 ブログサービスが人気となったのは自分の記憶する限りだと00年代後半で、芸能人がブログをやり始めたのがきっかけで広まっていったと覚えています。当時はmixiもありましたがまだTwitterはなく、ネットを介した事故発信ではmixiのほかにはブログと、掲示板くらいしかありませんでした。とはいえ掲示板は個人が延々と発信できるものではないだけに、必然的に同一性を保って長文をフルオープンに配信し続けるとしたらブログ一択でした。
 そんなこともあってブログサービスは各プロバイダーで重要なサービスになり、ぶっちゃけ当時はほとんどのプロバイダーが無料ブログサービスを運営していました。自分が試したのだけでもライブドア、FC2、gooブログと結構ありますが、芸能人の暴露話などブログ発のニュースも当時は結構ありました。

 それがTwitterが現れ、Lineとかが現れてくると、途端にブログ発のニュースを見ることがなくなりました。一応、閲覧者はアンチのが多いと言われる辻希美氏のブログのように続いているのもありますが、依然と比べると芸能人も大半が自己発信ツールでTwitterに移行しており、前ほどのブログの隆盛は今や見られません。それどころか、Yahooブログのようにブログサービスを終了するところもどんどんと出てきており、ブログ市場としてはどんどん縮小し続けている気がします。

 私の場合は昔にも書きましたが、Twitterだと文字数上限が小さすぎて話にならないためブログを書き続けていますが、多分私みたいなのは岸田首相みたくマイノリティで、普通の人にとってはTwitterとかの方がいいんだろうなってのはよく思います。またあっちの方が関連ワードとかで同好の人たちとつながりやすいだけに、自己発信ツールとしては優れている気がします。
 その点を踏まえると、ブログの衰退理由は大量の文字、画像情報を一記事で一気に配信できることと、広告を自由に配置できるという点くらいになってきます。もっともその優位も最近はWordpressにとってかわられつつありますが、私自身としてはWordpressはソフト自体の更新が頻繁なのと、編集画面が使いづらいと感じることからあんま好きじゃなかったりしますが。

 さてなんで急にこんなこと書いたのかというと、あからさまにblogger、っていうかGoogleもブログサービスの拡張に不熱心であり、このままいくとほかのところみたくブログサービスやめるんじゃないかと思って今のうちに将来性があって、運営会社がやる気のある所へ移ろうかなとこの前考えたからです。その場合は過去記事ともども引っ越せるのがベターですが、一応bloggerもアーカイブ機能があって過去のデータを抽出できるものの、あんま日系のブログサービスではbloggerのアーカイブに対応しているところが少なかったりします。まぁ過去記事捨ててもいいっちゃいいけどさ。
 もちろんbloggerがこのままサービスが続いてくれるというのなら移行する理由もないのでなんも問題ないわけですが、やっぱバックアップはいざというときに備えて作っておくべきものです。でもってブログ自体が明らかに斜陽なだけに、いろいろ考えてしまいます。

2023年2月8日水曜日

日本政府の同性婚否定姿勢に関して

ヤクルトの投手主将・田口麗斗が考案「くじ引きキャッチボール」 石川も絶賛「面白い」(サンスポ)

 本題と全く関係ないけど、今一番好きな投手を挙げるとしたらこの田口麗斗選手が挙がってきます。上の取り組みも面白いですがそれ以上にシーズン中の、絶対的ピンチにおける毎回の火消しぶりがめちゃしびれます。巨人に残ったままでもきっと活躍されてたでしょうが、ヤクルトにきてくれて本当に良かったと日々感じます。


 それで今フィリピンの広域犯罪容疑者とともにホットな話題の同性婚に関してですが、上野官房長官の発言に関しては「だからなんやねん」といったところです。そもそも「陸、海、空、その他の軍隊はこれを保持せず」と書いてあるのに読売巨人軍やたけし軍団が存在する国の憲法を盾に取ること自体価値がないと私は思います。
 まぁそれ以前に記事にもある通り、「憲法で禁止はしてないよね?」という問いに言葉を濁すあたり、いかに今の政府が同性婚を禁止する根拠を持っていないことがはっきり表れています。

 この同性婚に関しては岸田も「ネガティブなことは言っていない」と釈明してましたが、じゃあ何が言いたかったんだよと逆に聞きたいです。またその後に続く「私もマイノリティ」発言もだからなんやねんと言いたくなるような内容で、根本的に論拠のないことばかり口にしている気がします。上の官房長官の発言同様、同性婚を禁止する明確な根拠は恐らくなく、この前更迭された秘書官のように単純に同性愛者が嫌いか、支持者に嫌いな人が多いだけで禁止し続けているとみられます。
 あと若干眉唾と思いつつも統一教会の指示というのも、あまりの回答の拙さからなんか信じちゃいそうです。

 私自身はハードゲイとTDNネタは好きだけど同性愛嗜好は全くない人間ですが、同性愛嗜好を持つ人間は社会に一定層いるのは事実だし、どうせ日本人全体の婚姻率自体も下がっていて同性婚を認めたところで少子化が加速することもまずないだろうから、同性婚については認めるべきなのではという立場を取っています。単純にそれでやる気を出す人もいるでしょうし、社会全体の利益でいえば認めないより認める方が国家として有利だと考えています。
 ついでに言えば選択的夫婦別姓制度も早くやるべきだと思うし、反対する奴こそ社会から排除すべきだと思っています。

 先の更迭された秘書官は同性婚を認めると日本から離れる人間が現れると言っていたそうですが、そもそも他国の方が同性婚を認めている国が多いことを考えると、そんな逆の動きが起こるわけないと普通は分かるはずです。それでもなお上記のような価値観を口にした当たり、単に差別的な感情を論理的にことすることすら放棄しているとしか言えず、そもそも議論が成り立つ人間ではなかったのでしょう。
 まぁそんな人間が上にきてしまう日本の制度や風土の方が問題ってのは、今回は話題にしませんが。


 上のまとめ記事にもありますが、そもそも歴史的に言えば日本は伝統的に同性愛バンザイ大国であり、今の価値観の方が歴史的に言ってもマイノリティに属します。もっともその現代においてもBL系ジャンルの隆盛をはじめ、ほかの国よりもかなり同性愛に対する意識が緩いというか激しさを持っていると感じる点もあり、岸田の「社会が変わってしまう」発言はむしろ歴史も現実も捻じ曲げた意見でしかないでしょう。
 関係ないけどBL好きの中国人女性の同僚に、「日本の本屋にはBL漫画のコーナーがあるよ」と教えたらやたら興奮してましたヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

 それにしても先の更迭された秘書官がいなければこの同性婚議論はここまで盛り上がらなかったことを考えると、なかなかに皮肉な事態に発展したものだなと感じます。後本当に偶然だけど、この前偶々急に聞きたくなって、百合物作品の「神無月の巫女」のEDテーマのAgonyをYotubeで聞いてましたが、なんか無駄にタイミングいいなとか思っ足りしました。
 この「Agony」は今聞いてもすごくいいと感じるとマジ名曲だと思うけど、歌ってるKOTOKOのアルバムは毎回、アニメやゲーム作品とのタイアップ曲以外の収録曲がどれもひどいと感じるほど質の悪い曲ばかりで、ファンになりかけて結局なり切れませんでした。っていうかアルバム曲は明らかに手を抜きすぎてたと今でも思います。なおKOTOKOの曲の中で傑作だと思うのは上の「Agony」と「We Survive」だと思っています。

2023年2月7日火曜日

ゼロコロナ規制の不便がなくなった生活

 今日の上海は最高気温が11度くらいになり、最低気温もそれほど下がらなくて春めいた日和となりました。室温も15度以上を維持していて非常に楽である一方、気候の変わり目からかやや体がだるく、天気のように陽気にはなんかなれませんでした。

 話を本題に移すと去年12月にゼロコロナが解禁され、それ以前に敷かれていたあらゆる規制ももう完全に解除されています。具体的には、以前は3日に1度はPCR検査を受けないと公共交通機関が使えなかったり、また施設や公共交通機関に入る際にはそのPCR検査記録を見せなければならないなどといった規制がありました。また都市を跨いで移動する人にはまた専用のアプリが必要で、空港などでいちいち記録を見せたり、アプリ内で移動申請を出さなければなりませんでした。
 また街中でも、マスクを外して外を歩く人も増えてきました。

 それが1月以降はこういうのがまったくなくなり、市内の移動をはじめあらゆる不便が一掃された感じです。楽っちゃ楽ですがその一方、あの規制は一体何だったんだと思うと同時に、規制実施中はそれが当たり前と思うほど受け入れていた自分の心の変化にいろいろびっくりするような気持ちを覚えます。
 言うまでもなく規制期間中の弊害はすさまじく、特に小売店などは多かれ少なかれ打撃を受けています。市内中心部もショッピングモールでもテナントの空いたスペースが目立つなど、その影響は今も垣間見ることができます。

 とはいえこうして規制がなくなり、恐らく今後はまた日中間の航空便もまた増便されると予想され、コロナ以前の状態に徐々に戻っていくかと思います。それはそれでありがたい一方、過去の規制を経験した立場から言えば恐らく今後、もしまた同じような規制が敷かれようものなら市民の拒否感、反発は相当なものになるのではないかと予期します。
 上海ロックダウンの時も十分に感じましたが、もうあんなのこりごりだというのが本音です。自分なんかよりももっと心に正直に生きる中国人だったらもっとそうした気持ちを持っていると思えるし、もし政府が何かの理由で同じように市民の行動を規制しようものなら、恐らくゼロコロナ解除直前に行われたデモなんかよりもっと激しいものが起こる気がします。

 起こる気がすると書いて、自分でやろうとはしないあたりはさすが日本人だと少し思います(∀`*ゞ)エヘヘ

 それはさておき、今この状態になって改めて自分は歴史的なコロナ規制を経験したのだという実感を覚えます。日本国内でも一定の規制はあったでしょうが、せいぜいマスク着用が強制されたくらいで、中国における規制と比べたら鴻毛の如しだと内心思っています。それなのにマスク着用すら拒否して捕まる大学講師とか棋士とかいて、お前ら一回中国来てみろよ、どれだけ自分がちっちゃい人間かってすぐわかるぞと言いたくなってきます。
 まぁこの手の連中は、自分が殺されないとわかった上で反抗してるだけなのであって、中国での規制にはあっさり言いなりになる気がしますが。

2023年2月6日月曜日

トルコ・シリアの地震について

M7.8の地震、死者1600人以上 国境越え建物倒壊―トルコ・シリア(時事通信)

 各所でも報じられている通り、トルコ・シリア方面の地域でマグニチュード7.8という大規模な地震が発生しました。既に死者数は千人を超えているとされますがまだ混乱から実態がはっきりしないとみられ、今後被害者数はさらに増加していくと思われます。もともとトルコも地震の多い地域ですが、同じ地震大国の日本出身者としては他人事ではないだけに、深い同情感を覚えます。

 その地震に関してですが少なくともこの直近3ヶ月間程度の間、「大地震が起こるのでは?」という観測を何度か見ていました。一体その根拠は何なのかというと、端的に言えば海洋生物絡みです。
 大阪をはじめこのところ日本でクジラが湾内に迷い込み、そのまま衰弱死する事件が相次ぎました。自分が知らないだけでこういうことは何度も起きているのかもしれませんが、あまりにも時期が連続していたことから私も「何かの災害の前触れなのでは?」と思っていた矢先でした。

 もっとも日本近海とトルコでは全然場所も異なっており、その関係性を疑うのは果たしてどうかという気持ちも覚えますが、地球上で地中に最も近いと言えるのは海、それも深海であり、地底に変動があればリュウグウノツカイが浮上すると言われるなど深海魚は地震の影響を受けるという人もいます。この辺も実際どうなのかと思いますが、少なくとも東大の地震学の連中は見ている限りだと若干オカルト入っているようなことしていて、私はあんま彼らを信用していません。
 東海地震も2003年に自分が調べたときは2005年までに起こると断言しておきながらまだ何も起こらず、その間に東日本大震災も発生しています。むしろ現代の知見では予想は無理とはっきり言えばまだ信用できますが、未だに南海トラフはいついつまでになどと予想しているあたり、やっぱ信用置けないなと感じます。

 そういうことで何が言いたいのかというと、地震予知を目指す研究に価値がないとは思わないものの、少なくとも現在のアプローチはあまり資するように思えないので、判断を鈍らせるような余計な予想は避けて天才の登場をただ待った方がいいのではないかと前から思っています。
 でもって自分としては前に遊んだ「デイグラシアの羅針盤」以降、深海生物と珪素生物に妙な憧れを持っているので、前述の通り地震と関与していると思われる余地があるので、深海をこの際もっと必死になって研究してもらいたかったりします。ついでに珪素生物を屠れる重力子放射線射出装置も開発すれば中国や米国だってイチコロだ(・∀・)

2023年2月4日土曜日

米国上空の中国気球事件における中国の墓穴

アメリカ上空に飛来の偵察気球、中国政府「民間の研究用が風の影響で航路を外れた」(読売新聞)

 さて昨夜一気に話題となったこの事件ですが、結論から言うと米国の主張通りに中国の軍事偵察気球で間違いないと私は見ています。理由はごく単純で、「中国がこんなこと言うわけがない」からです。

 米国側の指摘を受け中国政府は当初は明確な回答を避けた後、夜になって「中国の民間が上げた気球がコースを外れたものだった」ということを認め、遺憾の意を示しました。ただこの回答ですが、自分の知る中国であれば絶対にこんなこと言うわけありません。
 もし実際に中国側の主張通りであれば中国政府ならきっと、「話題となっているのは民間企業の気球で中国政府は無関係だ。なのにこの問題で中国政府を批判する米国は恥知らずで、意図的に中国を悪者にしようとしている!」などと、被害者意識丸出しで米国を逆批判していたに違いありません。

 っていうか実態はどうあれ、中国はこういう風に逆ギレしてこの問題を乗り切ろうとするだろうと私は思っていましたが、意外とあっさり中国が関与していることを認めたことにびっくりしました。あっさり認めたあたり、米国に相当な証拠を握られていたか、米国以外でも相当手広くやっていたか、何かもう一つ背景があるような気がします。

 以上のような見方から、今回の中国側の弁明は正直墓穴を掘ったと私は見ています。普段の中国なら絶対にしない「民間だから……」という発言からすると、完全に軍事目的の気球だったのだろうと逆に推測できます。この墓穴は覚悟の上なのか判断ミスによるものなのかまでは分かりかねますが、少なくとも米国の主張通りという可能性が高いことだけは予想されます。

 今後の影響ですが、恐らくファーウェイをはじめとした中国企業への防諜対策としての規制がますます強化されるのではないかと思います。まぁ今回こうした歴とした証拠を握られたあたり、規制かけられてもしょうがない立場でしょうが。
 また米議会の対中半導体規制も、確実に強化されるでしょう。中国側は抗弁するでしょうが、今回の事件が仮にほかの国でも観測された場合、中国に賛同する国は減ると思います。そういう風に考えた場合、やっぱほかの国でもやってた可能性が高いのかもしれません。

2023年2月3日金曜日

日野ラグビーチームの不祥事報道について

酒席トラブルで活動停止のリーグワン日野 会見で謝罪 計600万円の支払いは否定「業者の見積もりに基づき支払い」 口止めも否定(デイリースポーツ)

 先に文春の報道で大方のあらましは知っていましたが、本日ほぼ文春の報道の通りに酒席トラブルがあったことをラグビーチームのスポンサーである日野自動車が認めました。トラブル内容の詳細については割愛しますが、これだけの大トラブルを起こしておきながら報道されるまでリーグに報告もせず黙ってたあたり、会見では口封じを否定していますが、果たして誰がこの言葉を信じるのかはなはだ疑わしい限りです。

 また文春の取材に対し日野自動車は、「本件については、解決済みであり、守秘の関係もございますため、積極的な公表は差し控えておりました」と語っていたと報じていますが、不祥事をリーグに報告しないまま解決済みと判断していた辺り、まともな価値観じゃないという気がします。素直に「隠蔽してました👻」と認めていたなら、まだ救いはあると思えるのですが。
 最近は甲子園に参加する高校野球部ですら一部を除きちゃんと協会に不祥事を報告するようになっています。それに対し高校生どころか成人の団体であり、そこそこの大企業の傘下チームであるにもかかわらず最低限の報告すらしないとは、これほどまでにコンプライアンス意識に欠けているということには正直絶句する思いがあります。それこそ文春の報道がなければこの件は一切表に出さずのうのうと活動を続けていたであろうことを考えると、異常極まりない価値観を平然と有しているように見えます。

 仮にトラブルに関わった選手はすでに解雇処分済みというのであれば公表していなかったということもまだ理解できるものの、今回の対応を見る限り、きっと無罪放免で何の内部処分も課してないでしょう。っていうかこの会見でも、トラブル当事者や隠蔽主導者への処分について一切触れないあたり、まだ何か致命的な勘違いをし続けているような気がします。

 私自身は日野自動車に対して何も因縁はなく、恨みとかそういうものも全く持っていませんが、以前に書いた「大企業病であるとはっきり感じた会社」の記事でも触れているように、今の今までにはっきりと「ちょっとおかしな会社ではないか?」と感じたのはこの会社しかありません。先のエンジン不正事件、そして今回のこのラグビーチームの不祥事発覚を見るにつけ、あの時の自分の直感は正しかったと思え、なんか無駄に自分の直感に対して自信が湧いてきますσ(゚∀゚ )オレ
 それにしてもエンジン不正事件といい、なんかわざと株価下げるような行為を繰り返しているように見えます。どっかがM&Aを仕掛けるためにいろいろ画策でもしてるのだろうか?