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2023年2月14日火曜日

中国がロシアから天然ガスを買って世界は救われた?

 本当に関係ないけどWeChatの自分のプロフィールにある職業がなぜか「おどりこ」になっていました。Bloggerのプロフィールも職業がいつの間にか「ふしぎなおどり」になっており、もしかして深層心理的に自分はダンサーになりたかったのではと今更ながらやきもきされます。

 話は本題ですが本格的な冬季に入って以降は比較的おとなしかったウクライナ戦争ですが、ここにきてロシア側が攻勢をかけてきているという報道が出るようになりました。ただ報道以前にすでに1月から攻勢は始まっており、しかもウクライナ側が悉く撃退に成功してロシア軍に大きな被害を与えていたという報道が昨日あたりから出始めてきました。
 これまでを振り返るとウクライナは「うっ、もう駄目だ……」的に弱気な発表を対外的に出した直後に大きな戦果を挙げており、意図的に苦しむふりしてロシアの攻撃を誘っては準備万端で反撃するという前振りであることが多くありました。先月もウクライナ政府はレオパルド2の供給を受けつつも「弾薬が足りない」、「一部戦線の状況は厳しい」などとやたら弱気な発言を繰り返していただけに、ロシアを油断させるための報道だったのではないかと密かに睨んでいました。実際に戦果を挙げているのかは今後の検証を待つ必要がありますが、今の季節でいえば圧倒的なほどに防御側が有利なだけに、攻勢をかけていつつもこれという戦線突破が見られないだけに、ロシア側の打撃が大きいのではないかと推察しています。

 そうした戦況分析をやりつつ昨日にふと、「あれ、もしかして中国がウクライナ、ひいては世界を救ったのでは?」という発想が急に出てきました。これは一体何故かというと、中国がロシアから大量の天然ガスを買っているからです。

 欧米だけでなく日本でもこのところ、「あり得ない(;´・ω・)」とった感じの電気代の高騰に関する報道や嘆きがネット上で見られます。それもこれもロシアが欧米に天然ガスをこれまでみたく供給せず、また欧米側も上限価格を設けたりして制限をかけ、エネルギー市場の流通が大きく混乱しているためです。各国は中東を中心に代替輸入先を設けたりしていますがそれでも追っつかず、各国で電気代が従来の数倍に上ったりと家計を大きく直撃しています。

 それに対し我らが中国は欧米のロシア制裁なんておっぱっぴーとばかりに我関せず、むしろ戦費調達に苦しむロシアの足元見ながらインドとともにロシアから大量の天然ガスを買っていると言われています。実際その辺はどうなのか詳しい貿易統計までは見ていませんが、少なくとも中国国内では電気代の引き上げは行われておらず(価格は政府が完全統制)、エネルギー不足とは全く無縁に暮らせています。
 もっとも自分は冬に一切に暖房使わないので冬の電気代は極端に少ないです。また水道光熱費をいつも大家に肩代わりしてもらって、毎年1回にまとめて清算しているためあんま細かく価格の変動とかも確認してないのですが。

 そうした脱線は置いといてなんで最初の発想に至ったのかというと、仮に中国が欧米のロシア制裁に乗っかったりしてロシアからの天然ガス輸入を増やしていなかったらどうなったのか、こんな風に考えてみてさっきの発想に至りました。
 言わずもがなで中国は世界最大のエネルギー消費大国であり、その消費量比較をこちらのサイトから引用すると以下のようになっています。



 見ての通りかなりぶっちぎりで首位をひた走っており、日本の9倍にも相当する量になっています。中国の消費量が変動すると世界のエネルギー価格も変動すると言われていますが、この比較を見ると(´ー`*)ウンウンと頷きたくなります。

 そんな中国が仮に昨年、ロシアからの天然ガス輸入を増やしていなかったらどうなったのか。まず間違いなく、現実での値動き以上に石油価格などが大きく高騰していたのではないかと思います。その場合、ただでさえ高騰している電気代などがもっと高騰していた可能性もあり、下手すりゃエネルギーが各国で足りなくなって停電も頻発していたかもしれません。

 そう考えるとロシアに戦費をもたらすという側面もあったものの、エネルギー不足により欧米各国のウクライナ支援を躊躇させるというロシアの戦略を中国が陰で打ち砕いていた、というふうに考えられる気がします。むしろロシアが上記戦略を果たすためには、中国(あとインド)向け天然ガス供給量を従来から増やさず、彼らにこれまでと同じく中東などから石油をガンガン調達させてエネルギー価格を無限に高騰させる必要があったでしょう。それが皮肉なことに、中国のエネルギー消費をロシアが支えてしまったことで、世界のエネルギー価格高騰は抑えられてしまったように見えます。

 結果的に言えば確かに世界中でエネルギー価格は大きく高騰したものの、ロシアの思惑ほどには高騰し切ることはありませんでした。実際にブレント原油価格の推移を見ても、6月に120米ドル台まで高騰しましたが、それ以降は下がり続けて現在は80米ドル台で推移するようになっています。冬も峠を越えていてあと1ヶ月もすれば家庭用暖房消費はさらに減少していくだけに、最悪のエネルギー危機はすでに回避されたも同然です。このように考えると、中国はロシアから天然ガスを買って、本人らも気づかぬうちに世界をエネルギー危機から救っていたと言えるかもしれません。
 いやまぁエネルギードカ食いしている国ってことには変わりありませんが。

 以上をまとめると、中国はロシアから天然ガスを買って、ロシアの野望を間接的に打ち砕いていたってわけです。まぁ戦費調達とはいえ中国にほいほい天然ガス売ってたロシアがある意味アホなんだけど、本当に1年以内にウクライナを下すつもりだったのなら、どんだけ苦しくても中国には天然ガスを売らず、世界をエネルギー危機に陥れるべきだったように思えます。
 なんとなくですが、エネルギー危機の懸念が去ったからこそ各国もウクライナ支援を再び強めているような気がこのところするし、ロシアの本当の地獄はこれから始まるかもしれません。

2023年2月13日月曜日

火鍋記事の裏側

「火鍋」から人気が飛び火、中国でファン急増中の日本料理メニューとは(JBpress)

 今回は本当にほっとしたというのが本音です。

 このところ出す記事がどれもアクセス稼げておらず、ちょっと危機感を感じていたので今回の記事はかなり戦略を練って望みました。もともとは経済統計記事書きたいと思って、人件費上がっているし中国の物流業界とか今大変だろうと思って調べてみたら、確かに人件費上がっているけどそれ以上にどの中国の物流会社も儲けに儲けてて、「次何に投資しよっかな?(´・ω・`)」という余裕風吹かしまくっている記事しか出てこなかったので、物流業界はあきらめました。
 そんで代わりのネタとしていろいろ考えあぐねたところ、意外とこの火鍋について中国でめちゃくちゃ消費されているのに、日本ではあまり認知されていない現況があるということにはっと気が付き、市場データも簡単に取得できたので一気にこれで書き上げることにしました。

 こうしてネタは決まり、また市場データもすごく簡単に手に入れられたものの、ちょっとこの記事書いてた頃は調子悪くて筆が乗らなかったため、なんか執筆に当たっては非常に苦労しました。記事を書くにあたって表紙の写真を撮るために友人を誘って火鍋屋にも行きましたが、当初入ろうと思っていたチェーン店がやたら人気で混雑しており、6時半の時点で数時間待ちが確実だったため、ちょっと安めの小さいお店に入りなおしたのが少し残念でした。
 なおその後口直しとばかりにPRONTO行ったら記事にもある通りすき焼きを出していることを初めて知り、一昨日にその友人と今度はすき焼きを食べに行きました。110元(約2000円)で2時間食べ放題で、めっちゃリーズナブルでした。

 こうした目には見えない努力(食べてるだけだが)もあってか、今回の記事はJBpress内のアクセスランキングでさすがに1位ではないものの上位を維持し、またヤフコメも30件以上集まっているのを見ると、そこそこ読まれてあるなという手ごたえを感じます。やはりコメントを見ると火鍋というと激辛な味しかないと思っていた人が多いようで、その点の誤解を解くうえでもこの記事を出してよかったと思います。

 記事内容についてほかに解説する点は特にありませんが、JBpressについて言えばこのところはウクライナ戦争の影響もあってかロシア記事の天下が続いており、中国記事はおろか、一時絶頂を誇った韓国、というかムンジェイン記事ですら前ほどアクセスを稼げてないように見えます。こう考えると驕る平家も久しからずといったところですが、世の中の関心というのは本当に流動的なのだなと思います。
 もっとも中国系記事でも例の気球関連記事は他メディアを含めやたら大人気で、自分も書いちゃおうかなという欲に駆られたりします。あんまこの方面は専門じゃないのでさすがに控えますが。

2023年2月12日日曜日

日本人はニッチに強い?


 上の画像は去年日本に言っている最中に目撃した商品ですが、一目見てマジビビりました。こんなものまで日本は所品化するのかと驚くとともに、「せっかくこういう商品もあるんだし(;´・ω・)」などと、一瞬「退職」の二文字が頭をよぎりました。
 なお中国人の友人にこれ見せたら。、「今時退職願なんてメールでやるのが普通じゃん。日本はまだ紙で出してんの?(´・ω・`)」と言われ、なんかFAXを未だに使っているようなローテクぶりを揶揄されたような気持ちを覚えました。

 話は戻りますが上の退職願レターセット、こうして店舗に並ぶ辺りは一定の消費があると見込まれます。それだけ今日本では退職が横行している、とまではいかずとも、こうした商品の需要は一定程度あり、でもってそのニーズを汲み取って商品化した業者がいたということになります。
 実際にというかこの写真を同僚の日本人に見せたところ、「こうした以上に小さなニーズを汲み取る辺り、日本人のニッチ市場に対する感覚って実はすごいのでは?」というコメントを受けました。この時に自分も初めて気づいたというか、このレターセットに限らず、日本人は「こんなん誰が買うんだよ?」と思うようなものを商品化して、収益化している例が実際かなりある気がします。

 自分の知っている例を一つ出すと、ワコールが出している「胸が小さく見えるブラ」があります。世の中の女性はほとんどみんな胸を大きく見せようとするのですが、なんでもアンケートしたところ10%程度の割合で胸を小さく見せたいと思っている層が存在するとわかり、ワコールは商品化を決断したとのことです。
 この分析は見事に当たり、購買層のレンジ自体は狭いものの競合商品が全く存在しない分野商品だっただけに、ワコールはこの胸が小さく見えるブラでかなり成功を収めたというニュースを以前見ました。先ほど検索したところこの商品はまだ販売が続いており、また別企業も参入しているあたり、報道の通りに当たったと窺われます。

 基本的に私はこれまで、日本人はマーケティングが下手だと考えていました。家電が特に顕著ですが、売る気があるのかよくわからない商品を開発したり、またポテンシャルを秘めながらターゲッティングなどを誤り全く売れなかったなどという例が多く、市場ニーズを汲み取るのは日本人は下手だと思っていました。
 ただ改めて見つめなおしてみると、市場規模が大きく大衆狙い商品を売りこむマスマーケティングはともかく、前述の「こんなん誰が買うんだよ?」と思うくらいのニッチな商品を売り込むニッチマーケティングに関しては、少なくとも商品化に至るまでのニーズ汲み取りは的確であることが多い気がします。また発売後も、そうしたニッチ分野の認知を徐々に拡大させ、売り上げを増やす方面でも結構上手な感じがします。

 そう考えると単純に日本人、っていうか日系企業はマスマーケティングが下手な一方、ごく限られた層をピンポイントで打ち抜くニッチマーケティングに関しては実は感覚が鋭いのかという仮説が出てきます。
 この点について元広告屋で名古屋に左遷されたうちの親父に話を聞いたところ、日系企業は予算がかかるのを嫌ってマスマーケティングを避ける一方、あんま予算のかからないニッチマーケティングは割と積極的というかきちんと金出して行うことが多いという話を聞きました。間接的ではあるものの、仮に親父の言う通りなら日系企業がニッチマーケティングを得意とするのは実態に則しているかもしれません。

 そもそもというか日本人の性格的にも、バーンと売り出すよりもごく限られた層をターゲットにする方がマーケティングとかでも力が入りそうです。そういう意味では今後、変にマス商品とかを開発するよりも特定層に高いニーズのある商品をより絞る感じで開発していった方が案外物事がうまく回るかもしれません。

2023年2月10日金曜日

現代のアヘン貿易

 日本の近現代の始まりと言ったらペリーの黒船来航からで、ここから幕末も始まります。では中国ではどうかというと、いくつか候補はありますが一番メジャーなのはやはり欧米列強と戦争して初めて負けたアヘン戦争とされています。何気にやってきたペリーに対し幕府が開国を決断した最も大きな理由とされるのはアヘン戦争の中国敗北とされているだけに、日本にとっても非常に大きな事件です。
 さてそのアヘン戦争は英国が中国に対する貿易赤字を解消するために、中国港内では禁制のアヘンを流通させたことに端を発する戦争でした。現代でも麻薬は違法なだけに、いかに英国が鬼畜な国かを表すエピソードとして使われていますが、現代においてもこれに類する貿易構造が中国にはあると密かに見ています。

 中国港内で流通が禁止されているのに外国が一方的に売りつけ、中毒性を持ち、中国国内で多量に消費される商品が上記のアヘンに相当するわけですが、現代においてこれに相当するのは日本のアダルトビデオだなどと説明しては、「さすが花園さん!( ゚Д゚)」とこのところ周りからやたらと持ち上げられています。
 もちろん冗談で私も言っていますが、実際に上記の条件をすべて満たしており、中毒性もかなり高い水準で備わっているだけに、「現代のアヘン貿易」と呼んでも遜色ないと気がします。惜しむらくは基本的に違法な無料配信が横行していて、日本の対中貿易赤字を解消していないという点ですが。

 この辺の話は中国人男性と知り合いの方ならすぐわかるでしょうが、マジで中国の男は日本のアダルトビデオ、というかAV女優に対して異常に詳しいです。流通が禁止されているのに一体どこから情報を得るのか見ていて不思議なくらいですが、時代ごとに流行った女優をしっかり覚えていたりします。
 ちょこっと興味持ったことから背景事情について一回調べたことがありますが、その過程であるAV女優の紹介記事についたコメントで、

「俺、この人の全シリーズ作品持ってるぞ!」

 と誰かが書き込んだら、

「求。」
「求。」
「求。」

 と、マジで「くれ!」というコメントがその下にずらっと並んでいたのを見て、妙な迫力感を覚えました。

 大分前にも書きましたが最近のアニメ作品のようにAV作品も中国で正規流通するようになったら、日本の貿易に半端ない貢献を果たすことは間違いなしなだけに、日本政府はマジこの辺の規制緩和と貿易協議を中国政府と真剣にすべきだと思います。でもって中国と関係悪化した際には配信ストップをちらつかせることで、中国国内の世論に物凄い影響を及ぼすことも可能なんじゃないかと思います。
 でもマジで中国での違法配信対策に日本が動いたら、かなり大事になるでしょう。中国の大衆がどう動くのか、また中国政府がどう反応するのかが実際マジ楽しみですが。

2023年2月9日木曜日

ブログサービスの栄光から衰退に至った背景

【悲報】スバル「新型インプレッサ」、ガチで誰も興味が無い(暇人速報)

 ちょっとスバルは本当に大丈夫かとみていてマツダ以上に心配になってきました。このデザインでインプ名乗るって、どうなん?

 話は本題ですがこのブログはGoogleのbloggerというブログサービスでずっと書き続けています、中国に最初移った当初はGoogleへのアクセス禁止を受けて一時はgooブログに移行したこともありましたが、日本に一回戻った際に再びbloggerに復帰し、現在は中国ですが前と違ってきちんとVPNを契約してアクセスできることからそのまま使っています。
 ただ正直に言って、あまり使い勝手が良くないです。bloggerは確かにサイトデザインなどの方面で自由度は高いものの、いわゆるブログパーツというアクセスカウンターをはじめとするガジェットが明らかにほかのブログサービスより少なく、またこの10年くらい新規に開発、配布されたものは一切ありません。FC2などにあるブログランキングといったそういう類もなく、シンプルな点はいいものの発展性に徐々に乏しくなってきています。

 とはいえ、存在し続けるだけまだbloggerはマシと言えるところがあります。というのもほかのプロバイダーがやっているブログサービスは、この10年でどんどんと消えていったからです。

 ブログサービスが人気となったのは自分の記憶する限りだと00年代後半で、芸能人がブログをやり始めたのがきっかけで広まっていったと覚えています。当時はmixiもありましたがまだTwitterはなく、ネットを介した事故発信ではmixiのほかにはブログと、掲示板くらいしかありませんでした。とはいえ掲示板は個人が延々と発信できるものではないだけに、必然的に同一性を保って長文をフルオープンに配信し続けるとしたらブログ一択でした。
 そんなこともあってブログサービスは各プロバイダーで重要なサービスになり、ぶっちゃけ当時はほとんどのプロバイダーが無料ブログサービスを運営していました。自分が試したのだけでもライブドア、FC2、gooブログと結構ありますが、芸能人の暴露話などブログ発のニュースも当時は結構ありました。

 それがTwitterが現れ、Lineとかが現れてくると、途端にブログ発のニュースを見ることがなくなりました。一応、閲覧者はアンチのが多いと言われる辻希美氏のブログのように続いているのもありますが、依然と比べると芸能人も大半が自己発信ツールでTwitterに移行しており、前ほどのブログの隆盛は今や見られません。それどころか、Yahooブログのようにブログサービスを終了するところもどんどんと出てきており、ブログ市場としてはどんどん縮小し続けている気がします。

 私の場合は昔にも書きましたが、Twitterだと文字数上限が小さすぎて話にならないためブログを書き続けていますが、多分私みたいなのは岸田首相みたくマイノリティで、普通の人にとってはTwitterとかの方がいいんだろうなってのはよく思います。またあっちの方が関連ワードとかで同好の人たちとつながりやすいだけに、自己発信ツールとしては優れている気がします。
 その点を踏まえると、ブログの衰退理由は大量の文字、画像情報を一記事で一気に配信できることと、広告を自由に配置できるという点くらいになってきます。もっともその優位も最近はWordpressにとってかわられつつありますが、私自身としてはWordpressはソフト自体の更新が頻繁なのと、編集画面が使いづらいと感じることからあんま好きじゃなかったりしますが。

 さてなんで急にこんなこと書いたのかというと、あからさまにblogger、っていうかGoogleもブログサービスの拡張に不熱心であり、このままいくとほかのところみたくブログサービスやめるんじゃないかと思って今のうちに将来性があって、運営会社がやる気のある所へ移ろうかなとこの前考えたからです。その場合は過去記事ともども引っ越せるのがベターですが、一応bloggerもアーカイブ機能があって過去のデータを抽出できるものの、あんま日系のブログサービスではbloggerのアーカイブに対応しているところが少なかったりします。まぁ過去記事捨ててもいいっちゃいいけどさ。
 もちろんbloggerがこのままサービスが続いてくれるというのなら移行する理由もないのでなんも問題ないわけですが、やっぱバックアップはいざというときに備えて作っておくべきものです。でもってブログ自体が明らかに斜陽なだけに、いろいろ考えてしまいます。

2023年2月8日水曜日

日本政府の同性婚否定姿勢に関して

ヤクルトの投手主将・田口麗斗が考案「くじ引きキャッチボール」 石川も絶賛「面白い」(サンスポ)

 本題と全く関係ないけど、今一番好きな投手を挙げるとしたらこの田口麗斗選手が挙がってきます。上の取り組みも面白いですがそれ以上にシーズン中の、絶対的ピンチにおける毎回の火消しぶりがめちゃしびれます。巨人に残ったままでもきっと活躍されてたでしょうが、ヤクルトにきてくれて本当に良かったと日々感じます。


 それで今フィリピンの広域犯罪容疑者とともにホットな話題の同性婚に関してですが、上野官房長官の発言に関しては「だからなんやねん」といったところです。そもそも「陸、海、空、その他の軍隊はこれを保持せず」と書いてあるのに読売巨人軍やたけし軍団が存在する国の憲法を盾に取ること自体価値がないと私は思います。
 まぁそれ以前に記事にもある通り、「憲法で禁止はしてないよね?」という問いに言葉を濁すあたり、いかに今の政府が同性婚を禁止する根拠を持っていないことがはっきり表れています。

 この同性婚に関しては岸田も「ネガティブなことは言っていない」と釈明してましたが、じゃあ何が言いたかったんだよと逆に聞きたいです。またその後に続く「私もマイノリティ」発言もだからなんやねんと言いたくなるような内容で、根本的に論拠のないことばかり口にしている気がします。上の官房長官の発言同様、同性婚を禁止する明確な根拠は恐らくなく、この前更迭された秘書官のように単純に同性愛者が嫌いか、支持者に嫌いな人が多いだけで禁止し続けているとみられます。
 あと若干眉唾と思いつつも統一教会の指示というのも、あまりの回答の拙さからなんか信じちゃいそうです。

 私自身はハードゲイとTDNネタは好きだけど同性愛嗜好は全くない人間ですが、同性愛嗜好を持つ人間は社会に一定層いるのは事実だし、どうせ日本人全体の婚姻率自体も下がっていて同性婚を認めたところで少子化が加速することもまずないだろうから、同性婚については認めるべきなのではという立場を取っています。単純にそれでやる気を出す人もいるでしょうし、社会全体の利益でいえば認めないより認める方が国家として有利だと考えています。
 ついでに言えば選択的夫婦別姓制度も早くやるべきだと思うし、反対する奴こそ社会から排除すべきだと思っています。

 先の更迭された秘書官は同性婚を認めると日本から離れる人間が現れると言っていたそうですが、そもそも他国の方が同性婚を認めている国が多いことを考えると、そんな逆の動きが起こるわけないと普通は分かるはずです。それでもなお上記のような価値観を口にした当たり、単に差別的な感情を論理的にことすることすら放棄しているとしか言えず、そもそも議論が成り立つ人間ではなかったのでしょう。
 まぁそんな人間が上にきてしまう日本の制度や風土の方が問題ってのは、今回は話題にしませんが。


 上のまとめ記事にもありますが、そもそも歴史的に言えば日本は伝統的に同性愛バンザイ大国であり、今の価値観の方が歴史的に言ってもマイノリティに属します。もっともその現代においてもBL系ジャンルの隆盛をはじめ、ほかの国よりもかなり同性愛に対する意識が緩いというか激しさを持っていると感じる点もあり、岸田の「社会が変わってしまう」発言はむしろ歴史も現実も捻じ曲げた意見でしかないでしょう。
 関係ないけどBL好きの中国人女性の同僚に、「日本の本屋にはBL漫画のコーナーがあるよ」と教えたらやたら興奮してましたヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

 それにしても先の更迭された秘書官がいなければこの同性婚議論はここまで盛り上がらなかったことを考えると、なかなかに皮肉な事態に発展したものだなと感じます。後本当に偶然だけど、この前偶々急に聞きたくなって、百合物作品の「神無月の巫女」のEDテーマのAgonyをYotubeで聞いてましたが、なんか無駄にタイミングいいなとか思っ足りしました。
 この「Agony」は今聞いてもすごくいいと感じるとマジ名曲だと思うけど、歌ってるKOTOKOのアルバムは毎回、アニメやゲーム作品とのタイアップ曲以外の収録曲がどれもひどいと感じるほど質の悪い曲ばかりで、ファンになりかけて結局なり切れませんでした。っていうかアルバム曲は明らかに手を抜きすぎてたと今でも思います。なおKOTOKOの曲の中で傑作だと思うのは上の「Agony」と「We Survive」だと思っています。

2023年2月7日火曜日

ゼロコロナ規制の不便がなくなった生活

 今日の上海は最高気温が11度くらいになり、最低気温もそれほど下がらなくて春めいた日和となりました。室温も15度以上を維持していて非常に楽である一方、気候の変わり目からかやや体がだるく、天気のように陽気にはなんかなれませんでした。

 話を本題に移すと去年12月にゼロコロナが解禁され、それ以前に敷かれていたあらゆる規制ももう完全に解除されています。具体的には、以前は3日に1度はPCR検査を受けないと公共交通機関が使えなかったり、また施設や公共交通機関に入る際にはそのPCR検査記録を見せなければならないなどといった規制がありました。また都市を跨いで移動する人にはまた専用のアプリが必要で、空港などでいちいち記録を見せたり、アプリ内で移動申請を出さなければなりませんでした。
 また街中でも、マスクを外して外を歩く人も増えてきました。

 それが1月以降はこういうのがまったくなくなり、市内の移動をはじめあらゆる不便が一掃された感じです。楽っちゃ楽ですがその一方、あの規制は一体何だったんだと思うと同時に、規制実施中はそれが当たり前と思うほど受け入れていた自分の心の変化にいろいろびっくりするような気持ちを覚えます。
 言うまでもなく規制期間中の弊害はすさまじく、特に小売店などは多かれ少なかれ打撃を受けています。市内中心部もショッピングモールでもテナントの空いたスペースが目立つなど、その影響は今も垣間見ることができます。

 とはいえこうして規制がなくなり、恐らく今後はまた日中間の航空便もまた増便されると予想され、コロナ以前の状態に徐々に戻っていくかと思います。それはそれでありがたい一方、過去の規制を経験した立場から言えば恐らく今後、もしまた同じような規制が敷かれようものなら市民の拒否感、反発は相当なものになるのではないかと予期します。
 上海ロックダウンの時も十分に感じましたが、もうあんなのこりごりだというのが本音です。自分なんかよりももっと心に正直に生きる中国人だったらもっとそうした気持ちを持っていると思えるし、もし政府が何かの理由で同じように市民の行動を規制しようものなら、恐らくゼロコロナ解除直前に行われたデモなんかよりもっと激しいものが起こる気がします。

 起こる気がすると書いて、自分でやろうとはしないあたりはさすが日本人だと少し思います(∀`*ゞ)エヘヘ

 それはさておき、今この状態になって改めて自分は歴史的なコロナ規制を経験したのだという実感を覚えます。日本国内でも一定の規制はあったでしょうが、せいぜいマスク着用が強制されたくらいで、中国における規制と比べたら鴻毛の如しだと内心思っています。それなのにマスク着用すら拒否して捕まる大学講師とか棋士とかいて、お前ら一回中国来てみろよ、どれだけ自分がちっちゃい人間かってすぐわかるぞと言いたくなってきます。
 まぁこの手の連中は、自分が殺されないとわかった上で反抗してるだけなのであって、中国での規制にはあっさり言いなりになる気がしますが。