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2023年4月10日月曜日

TACTICS FAMILY FANTASIA(戦略的家族幻想)

 意味わかんない見出しですがこれはゲームのタイトルです。どんなゲーム化というと、横スクロールシューティングで、宇宙生物殺しまくって、フォースとかいう攻防一体兵器を操りながら波動砲打つゲームです。わかる人にはわかるでしょうが、本当の名称は「R-Type FINAL 2」というゲームです。

 R-Type自体はアーケードの頃から存在する三大横スクロールシューティングゲームの一つですが、ほかのグラディウスなどと同様、ゲームハードの進化とともにひっそりと消えていったゲームシリーズでした。ただ制作していたアイレムはその後もゲームを作っていたこともあり、2000年代前半に「R-Type FINAL」というシリーズ最終作をPS2で出して一旦はこのゲームシリーズは完結ましたが、アイレムから独立したグランゼーラというゲーム会社が再びこのゲームを復刻して去年出したのが「R-Type FINAL 2」でした。

 元々、アイレムのゲームは「パチンコパラダイス」や「絶体絶命都市」は遊んでいたので交換持っていたのと、R-Typeはパイロットの四肢を切り離してむりくり機体に乗せているとか、大ボスを倒して地球に戻ってきたら宇宙生物に寄生されてて、味方だった仲間たちに撃ち殺されるとかえげつない設定から興味があり、ファイナル2が出た際もSwitch版があると知り、興味を持っていました。
 そんなシューティングゲームを遊んでいるわけではないものの、このファイナル2でも前作同様に100種類くらいある機体を自由に選んで遊べるということから、そこそこ長く遊べそうだと思い、先日の40%オフセールの時に自分へのご褒美として買っちゃいました。

 実際遊んでみた感想としては「激ムズ系シューティング」の名の通りになかなか攻略できず、最低難易度でも何度も死に続けました。延々とコンティニュー繰り返して2種類のエンディングを見ることはできましたが、期待通りに多くの機体を徐々に解放しながら使えるというのは楽しく、持続波動砲とかで雑魚一掃するのはかなり快感です。
 一方で2種類目の最終面は当たったら即死な障害物と無害な背景の区別が見た目で突き辛く、かなり何度も死に続けました。あとで攻略法見たら左上が安全地帯になってるらしく、知らなければかなりストレスフルな面構成で若干不満を覚えました。とはいえ、全体としては名作シリーズの名に恥じず楽しく遊べています。やはりフォースという、防御にも攻撃にも使い分けられるオプションの存在がでかいです。

 それでこの記事の見出しについてですが、このファイナル2は1回エンディングを見ると、なんとゲームタイトルを自由に編集することができます。通常は「R-Type FINAL 2」となっているのですが、順番を入れ替えて「FINAL 2 R-Type」みたいにすることもできれば、ほかの既存単語を組み合わせて全く別のタイトルにすることもでき、作り替えたタイトルはそのままオープニング画面やエンディングのスタッフロールにも反映されます。
 いろいろいじくった結果、「FINALFANTASIA TACTICS」などと某有名PSのシミュレーションゲームタイトルに近いのも試したりしましたが、最終的に自分が行き着いたのが「TACTICS FAMILY FANTASIA」でした。ただこれ作った後、無駄に長いなとも感じたので再び「893」ってタイトルにまた変えました。

 関係ないけど会社でテンプレ文章とか作るときに適当な数字を入れる際、3桁なら「893」、4桁なら「2971(つぐない)」か「2943(にくしみ)」にしています。

読まれないけどスパイ記事

諜報活動を厳しく摘発、それでも中国ではスパイドラマが大人気(JBpress)

 というわけでまた今日の自分の配信記事ですが、全く読まれていません。中国ネタのためYahooとかにも配信されていないってのもありますが、記事的に反省点が多く、単純につまらなかっただけでしょう。

 元々、この会は別のネタで記事を書こうとしていたものの、例のアステラス社員のスパイ容疑逮捕事件が起きて、尚且つ以前に中国人がスパイ好きだということを書こうと準備していたこともあったのでこの際これで行ってしまおうと思ったのが運の尽きでした。内容的に全体としてちぐはぐなのと、独自の情報とかもなく、川島芳子を「闇堕ちしたダークヒロイン」と表現しただけの記事となり下がりました。
 またこの記事書いた当時、仕事の方がシーズン迎えてラッシュかけて処理してかなりスケジューリングはうまくいったものの、疲労で結構参っていたのも記事に影響したかと思っています。完全な言い訳に過ぎませんが。

 基本的に自分が記事を書く場合は自分で面白いと思わなければ他人もまず面白いと思わないだろうと考えます。今回の記事は自分自身では決して面白くはないとは思わないものの、内容はかなりちぐはぐに感じる点があり、反省すべき点は非常に多いです。次の記事から本気出す(´・ω・)

2023年4月9日日曜日

ムキンクスの罠

 いきなりですがかなり太ってきています。原因は非常にはっきりしていて、去年秋に日本で滞在していた時にほとんど動かず食事もずっとソ連人民の敵である親父に作らせ、どこのお嬢様かよというくらいな生活を送っていたせいです。ただそれ以上に大きかったのは中国に戻ってからのホテル隔離で、隔離中にやたら大盛な弁当を毎日出され、尚且つホテルの部屋に閉じ込められていたこともあり、隔離明け後に同僚からリアルに「太った?」と言われました。

 実際、自宅にないのでスーパー銭湯で体重測ってみたらどう頑張ってもこれまでずっと超えられなかった60㎏を優に越しており、自分でもはっきりわかるくらい腰とか太くなっていました。さすがにこれだと不格好だし何より運動していない自負があったので今年に入ってから運動量とか増やして絞りましたが、先週風呂屋行ってまた体重測ったらいまだに62㎏ありました。
 ちなみに自分の体重は中学生以降からずっと55~60㎏の間にあり、平均で58㎏をずっと維持していました。そのため実質的に4㎏プラスなのが現状です。

 ただ体重こそ4㎏プラスであるものの、そこそこ体絞ったこともあり腰回りは元通りに、顔もほっそりしたのか同僚からは「体重減らしたようだね(´・ω・)」と言われるに至りました。つまり、増えた脂肪分をきちんと筋肉に変えており、実際腕周りとかも前より太く逞しくなっていると自分でも感じます。
 実際に自転車に乗ってみると、サドルを変えて体重がかかりやすくなったのもありますが、明らかに以前より強いパワーを出してペダルを漕げるようになっています。以前では重たくてほとんど使用することのなかった重たいギアでも軽々と踏み込め、普通に乗って意識しないうちに最大のギアに切り替わってて、乗ってて一人で驚いたりしています。元々筋肉がつきやすい体質ながらこれまでは体重が増えずにパワーアップできなかったのが、隔離生活での肥満をばねに一気にパワーアップを果たせた感じです。

 しかし、そこに罠があった。

 確かにパワーは確実に以前より出るようになった一方、依然と比べて極端に持久力が落ち込みました。自転車乗ってても前より高いスピードを出せるようになった一方、一定時間こぐとすぐ息切れし、昨日もなんか耳の奥から顎の先までしびれるくらい息キレて苦しかったです。このところが運動不足なだけかもしれませんが、自分の実感としては増えたパワーを引き換えに持久力が落ちている、というより持久力は以前のままでパワーが増えた分だけ活動時間が減少したような感じがします。

 以上のような状態に陥った私が思い浮かべたのは、ムキムキのトランクスことムキンクスでした。ムキンクスとはドラゴンボールにてトランクスがパワー偏重で変身したスーパーサイヤ人形態で、パワーこそ圧倒的であるものスピードは極端に落ち、且つ消費が激しいことから長く戦えないなどの弊害が大きく1回こっきりの登場で終わった形態です。

 上記のムキンクスじゃないですが私の実感で語ると、体重が増えると明らかに単位消費が増え、活動時間も目に見えて短くなる気がします。よく中年男性が若いころに比べて体力が落ちたと言いますが、実際には体力、持久力はそのままながら体重が増えたことによって消費が増え、長く持たなくなっただけではないかとも思います。太ったマラソン選手なんていないように、やはり体重の大きさは持久力に直結するのでしょう。

 そういうわけで自分としては現在二択に迫られており、体重を落とすか、今の体重で持久力をあげるかで悩ましいところです。個人的には長い間同じ形態でいたので60㎏以下に戻したいなというのが本音で、もう少し筋肉付けて基礎代謝上げた後で体重減らしたいところです。

2023年4月8日土曜日

撮影できるから迷惑行為が行われる?

 本題と関係ないけど自分市場過去最高のフィット具合だった、眼鏡市場で買ったメガネのフレームの塗装が剥げてきました。あまり風采にこだわらない私でもさすがにこれはまずいと思い、予備のために去年秋に日本で買っておいたZoffのメガネをマークⅡからΖガンダムに乗り換える気分で装着しなおしました。
 眼鏡市場のメガネとサービスが凄い良かったので予備も当初は眼鏡市場で買う予定でしたが、Zoffは以前上海でフレーム曲げた際に直してもらった恩があり、その借りを返すために前回はZoffで購入しました。ただ店員のサービス面、特に出来上がった眼鏡のフィッティング調整などは眼鏡市場の方が抜群に良かったなぁ。

 改めて本題に映ると、迷惑行為動画がなぜ起きたのかに関する自分の妄想を話すネタも3本目の今回が最後です。改めて話を切り出すと、このところの飲食店などにおける一連の迷惑行為動画について私は、何故このような馬鹿らしい事件が起きるのかという背景にはタブー破りの快感が最大の要因ではないかと睨んでいます。このタブー破りの快感については前回記事で詳しく解説していますが、要するに禁止されているからこそやりたくなるという行動原理を指しており、タブー破りに伴う制裁や代償の度合いが大きければ大きいほど破った時の快感もでかくなるという謎理論を提唱しました。
 その上で迷惑行為動画を撮影、投稿した連中に関しては、普段から飲食店で不衛生な行為を繰り返し行っていたとは思えない様子から、「注目を浴びたかった」に関してはまだ理解できるものの、彼らが供述する「周囲に受けたかった」という動機はほんとのところどうなのか、むしろ自分自身が上記のタブー破りの快感を自制できなかっただけではないかという見方を最初の記事で提唱しています。

 それでそもそも何故ああした行為を流出する、バレるリスクがあるにもかかわらず動画で撮影したのかという疑問が発覚当時によく溢れていましたが、私に言わせればむしろ逆で、動画で撮影できるからこそああした不衛生な行為を率先して行ったのではないかと考えています。

 前述の通り、一連の迷惑行為動画で槍玉に挙げられた人たちについて私は、普段からああした不衛生な行為を繰り返し行っていた可能性は低いとみています。こう考える理由としては普段からやれていれば余罪がドバドバ出てくるだろうし、また実際の動画を見ていてもああした行為に不慣れというか気恥ずかしさを明らかに見せていて、いかにもタブーを破ってやったぞ的な印象をはっきり覚えたからです。っていうか繰り返して行っていたら、多分普通の生活していないだろうし。

 では何故彼らは急に不衛生な行為を行ったのか、私の言葉で言い換えればタブー破りの快感を求め始めたのか。言ってしまえば、同じようなタブー破りをほかにも行う機会はあったでしょうが、前述の通り彼らは繰り返しああした行為を行っていた素振りはあんま見られません。見えないところで程度の小さいタブー破りはやってたかも知れませんが、少なくともああした大それたリスキーな行為をしょっちゅうやっていたようには見えません。
 回りくどくせず結論言ってしまうと、動画で撮影できるという環境があったからああした不衛生な行為をやろうという気になったのではないかとみています。それは何故かというと、動画で撮影することで、流出した場合の代償が極端に大きくなるからです。代償が大きくなるということはつまり、タブー破りで得られる快感もでかくなります

 仮に動画を撮影するツールがなければ、少なくとも話題になった連中はああした行為は行わなかったのではないかと思います。動画で撮影し、また身内にだけ見られる範囲でアップロードすることで流出リスクは飛躍的に高まり、いうなればスリルも高まります。それによって得られる快感もでかくなるわけだからこそ、わざわざ証拠となる動画を撮影して、アップロードしたりしたんじゃないかと考えているわけです。

 もちろん彼らも流出した場合の代償を全く考慮しなかったわけではないでしょう。ただ実際に流出するかと言えば公開範囲を制限すれば大丈夫という正常性バイアスが働いて、「流出しない」確率の方が高い、っていうか流出する確率はゼロと見込みを誤っていたのだと思います。動画ファイルがある限り、永遠に流出するリスクがあるというのに。

 以上のように、動画で撮影することで流出時の代償が高まり、タブー破りの快感も高まるけれど、実際に流出することはないだろうからやってみよう的に、ああした行為に走ったのではないかというのが自分の見方です。中には動画なしでもやってたやつもいたかもしれませんが、私的には動画で撮影できないのであれば、ああした行為はタブー破りの度合いが小さくなるため、実行しなかった連中が多いのではないかとも見ています。
 そのように考えると、ああした動画の撮影は非常にリスクが伴うと警鐘したところで、逆にスリルを感じてそうした行為に走る連中も出てくるかもしれません。重要なのはタブーを破ることで被る代償よりも、動画に関しては流出確率が意外に高いと意識させることが、ああした行為の抑止につながるのではないかとも思います。

 どちらにしろ、そもそもタブー破りの快感に負けないだけの自制心を身に着ければいいだけの話です。悪ふざけに通じますが、度が過ぎると手痛いしっぺ返しを食らうことを教えるとともに、しょうもないタブー破りで悦に入るような小さい人間になるなと子供には教えるべきでしょう。まぁでっかいタブー破りだったらいいわけでもないですが。

2023年4月7日金曜日

万引きを例としたタブー破りの快感の計算式

 前回記事で私はこのところの迷惑行為動画事件の犯人らは動機を「周りに受けるため」などと言っているものの、実際にはタブー破りの快感を自制できなかったゆえの結末じゃないかという主張を説明しました。

 ここでいうタブー破りの快感という言葉ですが、これは自分がこの前適当に作った造語で、意味としては「禁止されているからこそやりたくなる、でもってやると快感を覚える」といった心理を指します。正式な用語はないのかなと探してみたところ「カリギュラ効果」という単語があるそうですが、この言葉の正式な学術用語でないらしく、また字面から内容がぱっと連想できないので、自分の造語のままこのまま突っ走ります。まだ「見るなのタブー」の方がカリギュラ効果よりも通りがいい気がする。

 さてそのタブー破りの快感ですが、自分はこれを人間の本能に近い心理現象だと考えています。そう考えるのもアダムとイブのリンゴ丸かじり事件や、イザナギによるイザナミのすっぴんノーメイク目撃事件をはじめ、世界中のどの神話にも「禁止されている、だからこそ破りたい」的な話が存在するからです。また日常生活においても「押すなと言われているボタンほど押したくなる」のは誰もが経験あるし、子供であるほどいわゆるいたずら行為が見られることからも、原始的な本能に近い心理または行為と考えています。

 では具体的にこのタブー破りの快感ですが、どういった状況で起こるのかと言えば割と簡単に数式化できる気がします。具体的には

・タブー破りで得られる快感>タブー破りで支払うこととなる代償

 この計算式が成り立った瞬間、人はタブーを破ることになると私は思います。でもって「タブー破りで得られる快感」は、その支払う代償にある程度連動するというか比例する、言い換えればタブーの禁止度合いが大きければ大きいほど「やっちまったぜ(・∀・)ヘヘヘ」的に得られる快感がでかくなる気がします。
 この数式でもう少し掘り下げると、「タブー破りで支払うこととなる代償」はまさしく主観的なものであり、絶対的な基準は存在しません。具体例を出すと、万引き行為に対して過去に何度か企図して成功している人物に対し、一度も企図したことがない、または企図したものの捕まったことがある人物からすれば、その「支払う(と見込まれる)代償」は当然大きくなり、実行に至る確率も低くなるでしょう。
 まぁ人によっては、何度も捕まることで「どうせ捕まってもあの程度で済む」と思うようになり、逆に予想する代償を低く見積もるようになるかもしれませんが。

 またこのタブー破りで支払うこととなる代償ですが、実際にはタブー破りで負う代償というより、「タブー破りが発覚した際に追う代償」と言った方がより正確です。先ほどの万引きの例でいうと、100%捕まるとわかっているお店で万引きやる馬鹿はいないでしょう。いるとしたら、精神にかなり重篤な障害があると言ってもおかしくないと思います。
 やはり万引きが行われるのは、「バレずに済む」確率が存在するからに尽きます。仮にバレずに済むならタブー破りで支払う代償はゼロになるわけで、上記数式に当てはめるなら確実にタブー破りで得られる快感が代償を上回ることになります。

 もっとも、全くリスクを考慮しないでやるというわけではなく、実際は各人が見積もる捕まる確率が分かれており、その確率で代償を乗算した期待値で比較されるのではないかと思います。適当な数字を当てはめると、

<万引きを実行に移す人と移さない人のリスク計算モデル>
万引きで得られる快感(≒スリル):100
万引きで捕まることによる代償:500
Aさんが見積る万引きで捕まる確率:50%
Bさんが見積る万引きで捕まる確率:10%

万引きに対するAさんの見方:100<250(=500×0.5)
万引きに対するBさんの見方:100>50(=500×0.1)


 こんな感じの損得勘定して、万引きを実行に移すか否かが分かれるんじゃないかなと考えています。もっとも最初に書いたように得られる快感も固定ではなく変動的であり、代償に連動すると思うので、

万引きに対するAさんの見方:125(=100+10×2.5)<250(=500×0.5)
万引きに対するBさんの見方:95(=100-10×0.5)>50(=500×0.1)
※得られる快感=ベース値(100)+係数(10)×代償ベース値の変動倍率

 の方がより実態に近いかもしれませんが。

 仮に上記計算式の通りとなる場合はBさんは、よくスリルと表現されるタブー破りの快感を求めて万引きを実行に移すわけですが、Bさんの万引きを止めるにはどうするかとなると、最も直接的なのはBさんが予想する代償を大きくさせるのが一番です。
 具体的な手段としては、万引きによって失うもの(社会的評価など)をより意識させる、または防犯対策を行って捕まると考える確率を引き上げるというのが有効打になるわけです。回りくどい方法使うならタブー破りの快感そのものを引き下げる、具体的には「万引きしてもスリルを得られない」ように思わせるというのもありますが、これはさすがに回りくどすぎるやり方です。

 その上で万引き、もとい迷惑行為をやる人間というのを上記数式をベースにして分析するなら、リスクを低く見積もる傾向のある人物が当てはまる気がします。悪いことしても自分は捕まらない、捕まってもそんなに失うものはないと低く見積もるからこそ予測快感が上回り、ああいう行為をしでかしてしまうんじゃないかと思います。
 子供であればこうしたリスク見積りが甘くなるのはまだ理解でき、教育によって矯正することも十分可能でしょう。しかし一定の年齢にもなってリスク評価がまともにできずタブー破ってしまうのであれば、まぁぶっちゃけあまり仕事は任せたくない迂闊な人間だと言えそうです。

2023年4月5日水曜日

迷惑行為を敢えて行おうとするのは何故なのか

 最近ちょっと落ち着いてきましたが、今年に入ってから飲食店などで不衛生な行為をわざと行った上に動画で配信し、捕まったり裁判起こされたりするケースが頻発しました。後に人物特定された犯人らはこうした行為を行った理由として、「悪ふざけだった」、「周囲に受けると思ったから」などと動機について言及しているのですが、正直言ってこれらの供述を鵜呑みにしていいのか、密かに疑問に感じています。

 同じ動画を配信した理由については「ここまで大ごとになるとは思わなかった」、「身内だけにしか見られないようにしているつもりだった」と話しており、これらに関しては特に疑問を持ちません。特に後者に関しては、単純な設定ミスにより流出するケースが多いことが裏付けています。ただ身内にしか見られないようにしていたということは、流出した場合、公の目に映った場合は非難されることがわかっていたということの証左になるでしょう。

 話を戻すと、行為を行った動機についてはちょっとしっくりきません。犯人らが嘘をついているというわけはなく、恐らく正直に話しているとは思うのですが、「本当にこうした行為が周囲に受けると思っていたのか?」という点で疑問を感じます。
 仮にその通りだとしたら、犯人らは普段から不衛生な行為や後ろ指さされるような行為をして、周りの人を楽しませていたのかと聞きたくなります。程度の差はあるかもしれませんが、勝手な想像でいえばそこまで頻繁に事件となるような行為は起こしていないのではないかと思います。これまでの悪ふざけがエスカレートして、臨界点を超えたところでたまたま動画を撮影して配信してしまっただけなのかもしれませんが、それが「周囲に受ける行為」なのかという点で不思議に感じるわけです。

 またこうした不衛生な行為が、本当に周囲の人間を面白がらせていたのか。少なくとも多くの人は不快感を感じたからこそ大事になっているわけで、身内間だからとはいえ、こうした行為が面白く映るというのはかなり異常な価値観だと私は思っています。まぁそういう異常な価値観を持ち合う者同士しか周りにいなかったという理解もできなくはないですが。

 回りくどく書かずに言いたいことを書くと、犯人たちの供述は本人も嘘をついているつもりではないのでしょうが、私は彼らがこうした不衛生な行為を行った本当の理由というのは、タブー破りの快感が最大の原因じゃないかと思っています。


 こういうのは心理学の「見るなのタブー」でおなじみですが、禁止されているからこそ人はかえってその行為を働きたくなるのは、間違いなく真実だと私は思っています。でもって、禁止されている行為を規則を破って実行したり、一定の基準を満たして解禁されたりすると、やっぱめちゃ気持ちいいと思います。上の現場猫なんか、まさにそうした心理を最大限に反映するキャラでしょう。

 改めて一連の迷惑行為動画について話を戻すと、ああした不衛生な行為を普段から彼らはやっているのかと言ったら、多分そうではないと思います。更に言えば、絶対に人目につかないような場所ではああした行為はやらなかっただろうし、人目に付く、ばれたら後ろ指さされるというリスクがあるからこそ、彼らは実行したのだと思います。
 もちろんこうしたリスクある行為を敢えてやることで周囲が面白がることはあると思いますが、本質的には周囲を楽しませるというより、本人が「タブー破り」の快感を求めて、ああした行為を実行に移したのではないかという風に見ています。こう考える根拠というのも、先に述べた通りにああした不衛生な行為を普段から繰り返しているのかという点で疑問なのと、敢えて人目に尽きそうなギリギリのラインを狙ってやっているからです。

 以上の観点に立つと、事件発覚時に犯人らについて人の迷惑を考えない連中だと非難する声がありましたが、むしろ逆で、人に迷惑となる行為だからこそタブーとなり、それを破るからこそ快感になるのであって、迷惑行為だということを彼らははっきり認識していたと私は考えます。では何故彼らはああした行為を行ったのかというと、単純にあの程度のタブー破りの快感を我慢できないほどに自制心が欠けていたに尽きると思います。更に言えば、あの程度のタブー破りで快感を感じるほどつまらない人生送っていたのでしょう。

 敢えて話を発展させると、お笑い芸人というのは多かれ少なかれ、このタブー破りの限界を探るというのが彼らの仕事だと思います。世の中でやっちゃいけないということを敢えてやることで笑いに昇華させるというのが自分の理解で、それが臨界点を超えた場合、この前のスッキリのペンギン池飛び込み事件みたいになるものだと考えます。政治や社会風刺も、こういった「タブーのギリギリを攻める」というところがあるでしょう。

 話をまとめると、犯人らは周りを笑わせようとしていたなどと他人本位な動機を語っていましたが、私の見立てでは実際の動機は自分本位であり、しょうもないレベルのタブー破りの快感すら自制できなかっただけだと思います。
 その上で、何故彼らは自分の動機を上記のように他人本位な理由で語ったのか。仮に私の解釈が正しいとしたら、単純に自分の心理すら分析できなかったとも考えられますが、「タブー破りを我慢できなかった」という自分の浅はかさを認めることができなかったのではないかと疑っています。あくまで周りに影響された風にして、この期に及んでも自分を守ろうとしているのではないかと私は見ており、本当にしょうもない連中だなぁと思えてなりません。

紅旗のミニチュア模型


 模型ネタが続きますがひとつ前の記事に書いた「宏光ミニ」と一緒に、中国のVIP用高級車である「紅旗(H9型)」の組立済み模型も購入しました。なんで買ったのかというと紅旗に興味があるというわけではなく、友人の上海人がやたらこの車を好きだったのを思い出し、プレゼント用に送ろうと思ったからです。


 広東料理屋で友人に渡したのですが、なんか窓際の席だったので無駄にいい感じな写真とか取って遊んでました。上海に詳しい人ならこの背景だけでおおよその場所が見当つくでしょう。


 予想に違わずというかプレゼントしたら友人はやたら喜び、値段を聞かれて本当は78元(1500円)なのにふざけて1万元(19万円)と嘘言ったら、マジ信じそうなくらい冷静さを失っていました。喜ばせるのが安上がりですごくいい。

 ただ送ったその場で開封してこうして写真撮ってみたりしたところ、思ってた以上にきりっとしたデザインで、悪くないなという印象を覚えました。もっとドイツ系高級車の影響が強いかと思っていましたが、意外や意外に独自性もしっかり醸し出しており、普通にいい車だと思います。
 そんなことから興味を持ってネットで調べたところ、値段は日本円で大体600万~1000万円くらいで、価格帯としてはレクサスに近いでしょう。また自分も知らなかったのですがEVモデルもすでに発売されていました。

 日本では大阪に輸入総代理店があるというので、うちのソ連人民の敵である親父にも購入を進めてみたところ、「習近平の真似はしたくない」などとよくわからない断りのメッセージを送ってきました。その親父は先日、現在最もホットな兵器というかドイツ戦車のレオパルト2のプラモを組み立てて写真送ってきましたが、相変わらずドイツ戦車ばかりでソ連戦車は一切作ろうとしないあたり、自分が適当に付けた二つ名はあながち間違っていなかったと思えます。