・崖っぷちサマンサ「平成人気ブランド」3つの転機(東洋経済)
・なぜ「サマンサタバサ」はここまで追い詰められたのか 「4°C」との共通点(ITmediaビジネス)
上の記事をはじめ、最近女性物バッグメーカーのサマンサタバサが落ちぶれているというニュースをよく見ます。これらニュースを私の感想はというと、もはや死語だけど昔のネット用語に言う「メシウマ状態(^ω^)」で、非常に気分いいことこの上ないです。なんでかっていうと、このサマンサタバサって会社は昔から大嫌いだったからです。
かつてこのブログにもその経緯の記事を書いていますが、私は記者時代にこのサマンサタバサに何度か取材をしていますが、毎回といっていいくらいその取材態度は非常に最悪で、マジで喧嘩売ってんじゃないかと思うくらいひどいものでした。これは私に限らずほかの同僚に対しても同じで、その態度の悪さは編集部内でも話題になるほど呆れたものでした。
具体的に述べると、ニュースリリースを出したのでそのリリース内容を確認するため電話をかけると、「担当者はいません」と、何故か自分が出したリリースへの説明や回答を拒んだ上、
「では担当者が戻ってきたら折り返しお電話くれませんか?」
「はいわかりました。それでは失礼します」
「まだ私の連絡先をお伝えしていませんよね?」
という感じで、露骨に早く電話を切ろうとすることが多かった、っていうか毎回でした。ちなみにその後、連絡先を伝えたものの折り返しの電話は10年以上経た今も鳴らされていません。
またこれは同僚の話ですが、ある会社意思決定に関するリリースが出されたのでその内容について取材して記事化した後、しばらく経ってそのリリースとはほぼ真逆のリリースが出されたので改めて取材をかけたところ、「前回リリースの内容はなかったことになりました」とおくびもなく言ってのけ、なんか記事にして報じたうちの媒体がガセ流したような感じにさせられたこともありました。
これに限らずこの会社はリリース内容について一貫性がなく、昨日言ったことを翌日否定するような広報体制だったので、その後は具体的な動きをはっきり見せるまでは取材も記事化もしない風になりました。
以上の実体験を踏まえて言うと、東洋経済やITメディアはその落ちぶれた背景についてあれこれもっともらしく分析していますが、私に言わせれば単純に経営者、従業員の質がとんでもなく低かったこと以外に理由が見つかりません。それでも昔は違ったのかもしれず、なんか変にブームに乗って一時は大きくなったのかもしれませんが、かえってそれが彼らを勘違いさせたというか、大企業病に陥って余計におかしくなっていった可能性もあります。どちらにしろ、高い人気を得ていた時代において既に、サマンサタバサは崩壊への序曲を奏で始めていたと私には思えます。
なおサマンサタバサ以外に取材態度が悪かったのは毎日放送で、あと当たりはずれがあるけど電通もそうでした。逆に取材対応がいい、というより広報の人の質が異常に高いと感じたのはファミリーマートとDeNAで、今でもこの二社は一目置いています。