多少ネタバレになりますが、前の12巻から登場しているルマジュールというキャラクターがこの13巻でも出てくる、っていうかほぼ主役級にずっと出続けています。12巻で登場した時から思ってましたが、ルマジュールはこの作者にしてはやたらキャラ要素が盛り盛り入ったキャラだと思っており、それもあってかネットでの反応も見ているとなかなか人気高そうです。実際自分も読んでて、このキャラいるから面白いんだろうなと感じたりします。
ではこのキャラの要素には何があるのかというと、リストアップすると以下の通りです。
・ツンデレ
・ツインテール
・アイパッチ
・殺し屋
・普段着がスーツ
・小柄な体格
・妹キャラ
・変なところで義理堅い
・っていうか性格が完全ヤクザ系
・妙なところで図々しい
・背中が○○
決して誇張ではなく、以上の要素がこのルマジュールという一人のキャラに内包されています。割とブラックラグーンのキャラって「フライフェイス」ことバラライカ女史をはじめ単独のとんでもない個性が造形をはっきりさせているキャラが多いと思っていたのですが、ルマジュールに限っては要素、っていうか美少女系萌え要素をかなりふんだんに盛り込まれていると感じ、ここにきてまたすごいキャラを作ってきたなという印象を覚えます。狙ってこういうキャラに仕立てたとしたらかなりすごい。
なお13巻のほかの内容ですが、粛清シーンはまたかなりどぎつい描写になっています。まぁブラックラグーンの世界では日常ですが、今まであまりこういうはっきりと殺害する、それも女性キャラでああいうシーンを書くのはなかったなという気がします。幼児では前からあるけど。
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