先程やってた「ダンガンロンパ2」というゲームのアナグラムが要求されるシーンで「破壊神暗黒四天王」と回答するべきところを何度も「暗黒破壊神四天王」としか浮かばず、なかなか突破できなくてちょっくら荒れてました。この前出た会合で初対面の人から何度も「声が物凄くきれい」と誉められましたが、多分たまにでかい声出すからじゃないかなと最近マジで思います。
話しは本題に入りますが、このほど結果の出た東京都知事選は小池百合子氏が見事当選されました。この結果は私にとっても望ましい結果であり、なおかつ後だしジャンケンになりますが選挙戦が始まった段階から予想していたものでした。むしろこの選挙で小池氏以外の候補が勝つと予想してた人はちょっと見識に問題があるんじゃないかと疑うくらい簡単な選挙だったでしょう。
・東京都知事選 都知事に小池氏 分裂選挙「知名度」で制す 初の女性都知事(産経新聞)
上の産経の記事では小池氏の勝因を「知名度」と分析していますが、あくまで私個人の意見として言わせてもらえばこの分析は都民を馬鹿にしたいい方ではないかと思います。確かに知名度抜群であったことは小池氏を支える大きな原動力であったものの、決め手となったのはやはり他の主要候補と比べて小池氏が「マシ」と思われたからで、いわばさしたる欠点のなさが評価されて票が集まったように見えます。
自民党都議連が推していた増田候補については例の「小池氏を応援した都議は一族郎党含めて追放」というあのビラが出てた時点で「ヤバイ候補」だと思われて当たり前ですし、しかも一番わからないのは世論が動いているというのにあのビラを出した事実関係について自民都議連が否定せず、むしろ無言の肯定までしてしまう当たりこいつら政治センスないなぁとつくづく思いました。センスがないんだから議員としても能力不足なのは明らかだし、そんな連中に支えられる増田候補も当選後は期待できないとここまで分析せずともぼんやりした感じでこんなことを有権者も考えたのではという気がします。
もう一人の鳥越候補の敗因については解説するのも馬鹿馬鹿しいくらいですが、非難される覚えもないのではっきり言いますが完全に正気を失っている人間に投票する人間なんているわけなく、投票しろと言われた野党系列団体の人くらいしか投票してなかったんじゃないでしょうか。報道ベースでしか見てませんが選挙中は都政に関する内容はほぼ全く触れずに国政とか妙な精神論ばかり主張していたとのことで、この選挙の最大の疑問は小池氏が勝ったという事より、何故野党はこんな人間を候補として立てたのかに尽きるでしょう。真面目に、石田純一氏の方がまだマシだった可能性すら覚えます。
真剣な話に戻すと今回の都知事選は進め方によっては野党候補が勝つ可能性もなかったわけではなく、むしろ高かったのではと考えています。言うまでもなく自民党は小池候補、増田候補で組織票は分裂しており、また前の舛添前都知事は自民党出身ということもあって辞任間際も自民党都議連が変に庇い立て、公明党都議連からも不信感を覚えられていました。こうした点を考慮するとまともな候補を立ててまともな政策を打ち出せば勝つ可能性はいくらでもあり、また前回の都知事選にも出馬した宇都宮健児氏であれば高齢であるのがややネックであったものの二回目の選挙ということもあってかなりの票を期待できたと思えてなりません。その宇都宮氏ですが、そこそこ良くわかっているというか鳥越候補の応援には出向かなかったそうです。
言うなれば、野党は今回の都知事選について勝てる選挙をみすみす落としたようなもので、鳥越氏を候補に選んだ人間はもう政治に関わらない方がいいでしょう。というより、恥を知るべきだ。
最後に小池氏について言えば今後は自民党都議連との対立がより先鋭化することが目に見えており議会対策の面で苦労はするでしょうが、なんだかんだ言いつつ女性政治家としては私が見る限り最優秀な判断力と決断力を持つ人なだけに、意外とうまく切り回すんじゃないかと楽観的に見ています。特に自民と公明の連立政権なだけに公明党都議を上手く取り込むことに成功すれば都議連も逆らい辛く、現に小池有利と選挙中に出るや勝ち馬に乗ろうとする都議も出てきたことを考えると追い風は彼女に吹いているでしょう。
一方で、石原伸晃氏について言えばこれを機に政界から追放されれば本当に、素晴らしい結果と言えるでしょう。かなり若い頃から見ていますがあれほど決断力がなく口の軽い男はそうはいない。
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2016年7月31日日曜日
2016年7月30日土曜日
リクルートスタッフィングがマージン率を公開
先日、知人よりこれまでホームページ上でマージン率の公開をしてこなかったリクルートスタッフィングが公開するようになったと連絡してくれました。
・労働者派遣法に基づく情報公開のご案内(リクルートスタッフィング)
連絡してくれた知人は、「花園さんがブログでプレッシャーかけたのが効いたんじゃないですか?」と言ってくれて私も満更ではなかったものの、真偽はどうであれ派遣大手の一角がこうして公開に転じたことによる影響は小さくないでしょう。日本人というのは法律の内容がどうこうよりも同業他社がどうしているかの方を気にするだけに、そこそこ名の知れたリクルートスタッフィングが動いたことにより中小企業も公開に転じようと動くのではないかと見ています。マージン率の公開企業率はこれまでが大体20%弱だっただけに、来年は25~30%辺りに落ち着くのではないかと早くも予想しています。
それにしてもこのリクルートスタッフィングのマージン率ですが前回調べた際に豊田事業所のマージン率がやけに高いなと思っていましたが、今回改めて最新データを確認したら58.7%と、私がこれまでに直接調べた限りでは過去最高値を記録してのけました。エンジニアとかの特定派遣であるでしょうがいくらなんでも高過ぎじゃね?
でもってこっからが本題なのですが、折角マージン率を公開したのだからちょっとその背景について聞いてみてもいいかもしれないと思い、ここのお問合せフォームから以下のようなメッセージを送ってみました。
<メッセージ本文>
私は「陽月秘話」というブログを運営している者で、派遣業界のマージン率についてここ三年ほど調査、分析を行っております。今年一月に執筆した記事は以下のアドレスに掲載しています。
http://imogayu.blogspot.jp/2016/01/blog-post_30.html
この記事にも書いてある通り今年一月、私は貴社へ直近のマージン率データを公開、渡すよう要求しましたが、貴社からは何の返信すらありませんでした。なお後日、知人が同じ方法でデータを要求したらすんなりもらえています。
過去の件は水に流すとして、私の把握する限り過去三年間に渡りホームページでのマージン率データ公開をされてこなかった貴社がこのほどデータを公開するに至った理由、またこれまで公開してこなかった理由について教えていただければ幸いです。ついでに、改正派遣法に反して私の要求を無視した理由も出来れば教えていただけると嬉しいです。
<メッセージ終了>
「過去の件は水に流す」と言っておきながら、「私の要求を無視した理由も出来れば教えて」と言う当たりが私らしい、もといジャーナリストらしい気がします。このメッセージを送ったのは三日前の水曜日深夜でしたが、営業日二日を挟んだ現在までに何の返信すらありませんでした。っていうかさ、今年一月にも返信なかった件といいもしかして俺って無視されてんの?(;Д;)
他の派遣大手にも一部で無視されはしましたが、こうも何度も連絡してるのに無視されるってのはちょっとひどくないかと思うし、なんとなく小学校でハブられる感覚ってこうだったのかなとか妙なの思い出しちゃいました。自分も今までいろんなところにそこそこ取材かけてきましたがこんな舐めた態度繰り返してきたのってサマンサ・タバサくらいしか思い出せません。来週あたり、覚えてろよこのリクルートスタッフィングめ(´Д⊂ヽウェェェン
<追記>
その後のリクルートスタッフィングとのやり取りはこちら。
・リクルートスタッフィングへの取材とやり取り
・労働者派遣法に基づく情報公開のご案内(リクルートスタッフィング)
連絡してくれた知人は、「花園さんがブログでプレッシャーかけたのが効いたんじゃないですか?」と言ってくれて私も満更ではなかったものの、真偽はどうであれ派遣大手の一角がこうして公開に転じたことによる影響は小さくないでしょう。日本人というのは法律の内容がどうこうよりも同業他社がどうしているかの方を気にするだけに、そこそこ名の知れたリクルートスタッフィングが動いたことにより中小企業も公開に転じようと動くのではないかと見ています。マージン率の公開企業率はこれまでが大体20%弱だっただけに、来年は25~30%辺りに落ち着くのではないかと早くも予想しています。
それにしてもこのリクルートスタッフィングのマージン率ですが前回調べた際に豊田事業所のマージン率がやけに高いなと思っていましたが、今回改めて最新データを確認したら58.7%と、私がこれまでに直接調べた限りでは過去最高値を記録してのけました。エンジニアとかの特定派遣であるでしょうがいくらなんでも高過ぎじゃね?
でもってこっからが本題なのですが、折角マージン率を公開したのだからちょっとその背景について聞いてみてもいいかもしれないと思い、ここのお問合せフォームから以下のようなメッセージを送ってみました。
<メッセージ本文>
私は「陽月秘話」というブログを運営している者で、派遣業界のマージン率についてここ三年ほど調査、分析を行っております。今年一月に執筆した記事は以下のアドレスに掲載しています。
http://imogayu.blogspot.jp/2016/01/blog-post_30.html
この記事にも書いてある通り今年一月、私は貴社へ直近のマージン率データを公開、渡すよう要求しましたが、貴社からは何の返信すらありませんでした。なお後日、知人が同じ方法でデータを要求したらすんなりもらえています。
過去の件は水に流すとして、私の把握する限り過去三年間に渡りホームページでのマージン率データ公開をされてこなかった貴社がこのほどデータを公開するに至った理由、またこれまで公開してこなかった理由について教えていただければ幸いです。ついでに、改正派遣法に反して私の要求を無視した理由も出来れば教えていただけると嬉しいです。
<メッセージ終了>
「過去の件は水に流す」と言っておきながら、「私の要求を無視した理由も出来れば教えて」と言う当たりが私らしい、もといジャーナリストらしい気がします。このメッセージを送ったのは三日前の水曜日深夜でしたが、営業日二日を挟んだ現在までに何の返信すらありませんでした。っていうかさ、今年一月にも返信なかった件といいもしかして俺って無視されてんの?(;Д;)
他の派遣大手にも一部で無視されはしましたが、こうも何度も連絡してるのに無視されるってのはちょっとひどくないかと思うし、なんとなく小学校でハブられる感覚ってこうだったのかなとか妙なの思い出しちゃいました。自分も今までいろんなところにそこそこ取材かけてきましたがこんな舐めた態度繰り返してきたのってサマンサ・タバサくらいしか思い出せません。来週あたり、覚えてろよこのリクルートスタッフィングめ(´Д⊂ヽウェェェン
<追記>
その後のリクルートスタッフィングとのやり取りはこちら。
・リクルートスタッフィングへの取材とやり取り
2016年7月28日木曜日
水原希子氏の謝罪騒動について
・水原希子 天安門中指写真に「いいね!」で謝罪の背景(NEWSポストセブン)
久々に前置きなしで本題に入りますが、女優の水原希子氏(変換し辛い名前だ)が中国に関わる件で謝罪を発表し、その謝罪の仕方を巡って日中両国でヒートアップしています。結論から言うと水原氏の対応の仕方が私にはいまいち理解できず、正直この人はもう顔も見たくなくなったいうのが率直な感想です。
騒動の発端は水原氏二つの写真からでした。問題となった写真の片方はネット上で、「これ水原じゃね?」という感じで流布されたもので、中国人からしたら目の敵にされる靖国神社らしきところで水原氏らしき女性が歩いている写真なのですが、この写真について当の水原氏は写真の人物は自分ではないとして(ネット上の一説では妹ともいう声もあるが真偽不明)否定しています。
この写真について一部メディアとかでは靖国神社だから中国人を色々刺激したとか書いていますが、私の感覚で言うと中国でももう靖国神社は旬を過ぎてやや飽きられたコンテンツ、例えて言うなら「イナズマイレブン」みたいなもんでそこまで反応するようなものでもなくなっている気がします。まぁ本人がわざわざ否定してるんですから何も言いませんけど、これは別に無視してもよかったんじゃないかと考えています。
次にもう一枚の写真ですがこちらこそがある意味本題で、これは水原氏のSNSに掲載された写真です。それはどんな写真かというと、中国にとってある意味国家的シンボルの一つである天安門広場に向け中指を立てた手が写っている写真でした。これは何も水原氏が撮影したものではなく北京オリンピックのメインスタジアム、通称「鳥の巣」を設計した艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏が撮影したものです。
「鳥の巣」を設計しておきながらと言ってはなんですが、アイ氏はかなり反体制派なアーティストで過去にも政府を挑発するような行動を取っては政府からいろんな妨害を受けたり、ビビった欧州の会社(レゴ)がアイ氏への協力を拒否したりするなどかなり激しい活動を繰り広げています。件の写真も下品な行動というよりは、「自由にピース、共産党にファック」みたいなメッセージ性が込められていると考えていいでしょう。ちなみに私は上海で以前、目の前で地下鉄に乗り損ねた際に「ファック」と呟いたら前にいたおっさんがやけにビビりながらこっち振り返ってきたことがありました。
話を戻すと友人がアップしたこのアイ氏の写真に対し水原氏はどうも、「いいね!」をクリックしたそうで、その画像がネットに流出したそうです。これを見て中国のネットユーザーは反応して怒ったそうですが前後関係の説明なしだと、また仮にあったとしても中国人からしたらそりゃ起こるのも当然だと思え、仮に皇居に向かって中指立てた写真がアップされたら尊王派じゃないけど私もカチンとは来ます。鳩山元首相や舛添前都知事に向かって中指立てるのなら「いいね!」押しますが。
件の写真はアップしてからすぐ消去されましたが流出した画像は今もネットの海をさまよっており、こうした事態を受けて水原氏は今回謝罪動画をアップロードしたわけなのですが、この謝罪の仕方が逆に新たな議論を引き起こすこととなりました。
詳細はニュース記事にも書いてありますが、まず中国の人を侮辱するつもりもなく友人から送られてきた写真になにも考えずに「いいね!」を押してしまったと述べており、これはまぁわかります。全く理解できないのはその後に続けられた言葉で、元動画は見てないのですが報道などによると、「私は英国人と日系韓国人(在日韓国人)のハーフで日本人ではありません」というような内容をやけに強調してきたそうです。恐らく私だけでなく、これを聞いて不信感と共に「だからなんやねん?」という疑問を大半の方が覚えたことでしょう。
敢えて好意的に解釈するというのであれば、水原氏としては自分の出自は多国籍でありグローバル的な価値観を持っているため、特定の人種や民族、国家に対し偏見のような見方は持っていない言いたかったのかもしれません。しかし仮にそうだとすると、単一国籍の出自を持つ人間だと偏見を持ちやすいとでも言うのか、また多国籍な出自だからといって偏見がない人間だと言い切れる根拠はどこにあるのかという疑問を覚えます。
次に穿った見方ですが、靖国神社の写真の件も合わせて謝罪していることもあるだけに、自分は日本人じゃないからこの手の問題とは関係ないとでも水原氏は言いたかったのでしょうか。何を考えて何を言うのはもちろん各人の自由ですが、同じ行為でも人種や民族によって免罪符が付されるか変わると考える価値観こそ偏見に満ちたものであるように私には感じられます。
またどちらの意図、もしくはこれ以外の意図で言ったのかもしれませんが、何故この問題でわざわざ出自をピーアールしようとするのかがそもそも理解できません。お仕事の関係もあるから理不尽だと思うものの中国に対して謝罪するのはわかりますが、素直に「はい、ごめんない」とだけ言えばいいのに出自をわざわざ語ろうとするなんて、全く関係ない問題について何故言おうとするのかその神経を疑います。それこそ私が同じようなことをやって謝罪する羽目になった際、「生まれは葛飾柴又……」と言っても渥美清のファン以外は許してもらえるはずなどありません。
念のため言っておきますが、近くには住んでたけど別に生まれも育ちも柴又ではありません。この手の問題とは関係ありません。
以上のような観点から今回の騒動を見て水原氏はつくづく見下げた野郎だと思ったわけですが、果たして中国のネットユーザーはどういう反応しているのか少し調べてみました。百度で検索していろいろ見たところ、もしかしたら事務所などが火消しにもう動いていたのかもしれませんが騒動の内容と謝罪動画の内容を伝えるニュース記事は数多く見られるものの、中国のネットユーザーが批判するコメントを並び立てるような掲示板はなかなか見つかりませんでした。まぁ、ニュースに対するワンクリック感想では「怒」が圧倒的に多かったけど。
むしろ気になったのは水原氏とちょうど同じ台湾映画に出演するはずだった戴立忍(レオン・ダイ)も同時期、台湾独立運動に関わっていたと槍玉に挙げられて謝罪文を発表していたことの方が扱いが大きく、彼とセットで水原氏がニュース記事に取り上げられていることが多いように感じました。
・水原希子とレオン・ダイはなぜ謝罪したのか?:垣間見えた「文革の亡霊」(フォーサイト)
最後にこの騒動は水原氏が最初に謝罪動画を出した数日前から徐々に大きくなっている気がしており、最初にリンクを付けたNEWSポストセブンの記事もどちらかといえば水原氏を擁護する論調ではあるものの、逆にこの記事から騒動を知る人も多いだろうということを考える記事を出したこと自体が逆効果だったのかもと思うところがあります。自分も最初にこのニュースを見た時は別に記事化するつもりなかったけど、Yahooニュースに取り上げられたのを見てやっぱ一発書いておかなきゃと思ったし。
久々に前置きなしで本題に入りますが、女優の水原希子氏(変換し辛い名前だ)が中国に関わる件で謝罪を発表し、その謝罪の仕方を巡って日中両国でヒートアップしています。結論から言うと水原氏の対応の仕方が私にはいまいち理解できず、正直この人はもう顔も見たくなくなったいうのが率直な感想です。
騒動の発端は水原氏二つの写真からでした。問題となった写真の片方はネット上で、「これ水原じゃね?」という感じで流布されたもので、中国人からしたら目の敵にされる靖国神社らしきところで水原氏らしき女性が歩いている写真なのですが、この写真について当の水原氏は写真の人物は自分ではないとして(ネット上の一説では妹ともいう声もあるが真偽不明)否定しています。
この写真について一部メディアとかでは靖国神社だから中国人を色々刺激したとか書いていますが、私の感覚で言うと中国でももう靖国神社は旬を過ぎてやや飽きられたコンテンツ、例えて言うなら「イナズマイレブン」みたいなもんでそこまで反応するようなものでもなくなっている気がします。まぁ本人がわざわざ否定してるんですから何も言いませんけど、これは別に無視してもよかったんじゃないかと考えています。
次にもう一枚の写真ですがこちらこそがある意味本題で、これは水原氏のSNSに掲載された写真です。それはどんな写真かというと、中国にとってある意味国家的シンボルの一つである天安門広場に向け中指を立てた手が写っている写真でした。これは何も水原氏が撮影したものではなく北京オリンピックのメインスタジアム、通称「鳥の巣」を設計した艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏が撮影したものです。
「鳥の巣」を設計しておきながらと言ってはなんですが、アイ氏はかなり反体制派なアーティストで過去にも政府を挑発するような行動を取っては政府からいろんな妨害を受けたり、ビビった欧州の会社(レゴ)がアイ氏への協力を拒否したりするなどかなり激しい活動を繰り広げています。件の写真も下品な行動というよりは、「自由にピース、共産党にファック」みたいなメッセージ性が込められていると考えていいでしょう。ちなみに私は上海で以前、目の前で地下鉄に乗り損ねた際に「ファック」と呟いたら前にいたおっさんがやけにビビりながらこっち振り返ってきたことがありました。
話を戻すと友人がアップしたこのアイ氏の写真に対し水原氏はどうも、「いいね!」をクリックしたそうで、その画像がネットに流出したそうです。これを見て中国のネットユーザーは反応して怒ったそうですが前後関係の説明なしだと、また仮にあったとしても中国人からしたらそりゃ起こるのも当然だと思え、仮に皇居に向かって中指立てた写真がアップされたら尊王派じゃないけど私もカチンとは来ます。鳩山元首相や舛添前都知事に向かって中指立てるのなら「いいね!」押しますが。
件の写真はアップしてからすぐ消去されましたが流出した画像は今もネットの海をさまよっており、こうした事態を受けて水原氏は今回謝罪動画をアップロードしたわけなのですが、この謝罪の仕方が逆に新たな議論を引き起こすこととなりました。
詳細はニュース記事にも書いてありますが、まず中国の人を侮辱するつもりもなく友人から送られてきた写真になにも考えずに「いいね!」を押してしまったと述べており、これはまぁわかります。全く理解できないのはその後に続けられた言葉で、元動画は見てないのですが報道などによると、「私は英国人と日系韓国人(在日韓国人)のハーフで日本人ではありません」というような内容をやけに強調してきたそうです。恐らく私だけでなく、これを聞いて不信感と共に「だからなんやねん?」という疑問を大半の方が覚えたことでしょう。
敢えて好意的に解釈するというのであれば、水原氏としては自分の出自は多国籍でありグローバル的な価値観を持っているため、特定の人種や民族、国家に対し偏見のような見方は持っていない言いたかったのかもしれません。しかし仮にそうだとすると、単一国籍の出自を持つ人間だと偏見を持ちやすいとでも言うのか、また多国籍な出自だからといって偏見がない人間だと言い切れる根拠はどこにあるのかという疑問を覚えます。
次に穿った見方ですが、靖国神社の写真の件も合わせて謝罪していることもあるだけに、自分は日本人じゃないからこの手の問題とは関係ないとでも水原氏は言いたかったのでしょうか。何を考えて何を言うのはもちろん各人の自由ですが、同じ行為でも人種や民族によって免罪符が付されるか変わると考える価値観こそ偏見に満ちたものであるように私には感じられます。
またどちらの意図、もしくはこれ以外の意図で言ったのかもしれませんが、何故この問題でわざわざ出自をピーアールしようとするのかがそもそも理解できません。お仕事の関係もあるから理不尽だと思うものの中国に対して謝罪するのはわかりますが、素直に「はい、ごめんない」とだけ言えばいいのに出自をわざわざ語ろうとするなんて、全く関係ない問題について何故言おうとするのかその神経を疑います。それこそ私が同じようなことをやって謝罪する羽目になった際、「生まれは葛飾柴又……」と言っても渥美清のファン以外は許してもらえるはずなどありません。
念のため言っておきますが、近くには住んでたけど別に生まれも育ちも柴又ではありません。この手の問題とは関係ありません。
以上のような観点から今回の騒動を見て水原氏はつくづく見下げた野郎だと思ったわけですが、果たして中国のネットユーザーはどういう反応しているのか少し調べてみました。百度で検索していろいろ見たところ、もしかしたら事務所などが火消しにもう動いていたのかもしれませんが騒動の内容と謝罪動画の内容を伝えるニュース記事は数多く見られるものの、中国のネットユーザーが批判するコメントを並び立てるような掲示板はなかなか見つかりませんでした。まぁ、ニュースに対するワンクリック感想では「怒」が圧倒的に多かったけど。
むしろ気になったのは水原氏とちょうど同じ台湾映画に出演するはずだった戴立忍(レオン・ダイ)も同時期、台湾独立運動に関わっていたと槍玉に挙げられて謝罪文を発表していたことの方が扱いが大きく、彼とセットで水原氏がニュース記事に取り上げられていることが多いように感じました。
・水原希子とレオン・ダイはなぜ謝罪したのか?:垣間見えた「文革の亡霊」(フォーサイト)
最後にこの騒動は水原氏が最初に謝罪動画を出した数日前から徐々に大きくなっている気がしており、最初にリンクを付けたNEWSポストセブンの記事もどちらかといえば水原氏を擁護する論調ではあるものの、逆にこの記事から騒動を知る人も多いだろうということを考える記事を出したこと自体が逆効果だったのかもと思うところがあります。自分も最初にこのニュースを見た時は別に記事化するつもりなかったけど、Yahooニュースに取り上げられたのを見てやっぱ一発書いておかなきゃと思ったし。
2016年7月26日火曜日
相模原障害者施設殺傷事件について
深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている
近くのスーパーでゴザ買ってベッドに敷いてたらダニに噛まれまくるので200元(約3000円)もしたけど捨てることにしました。やっぱニトリで買えばよかった。
そんなことはさておき、既に知っておいででしょうが本日神奈川県相模原市の障害者入所施設で大量殺人事件が起きました。こうした犯罪事件については私の専門領域とは異なるため本来は解説などしないので、大きな事件であるだけに日記として残すために書いてみます。
事件の概要などは既にあちこちで報じられているため説明するまでもありませんが、未明に19人を殺害と聞いた際の第一印象は日本記録になるかなという妙な内容でしたが、改めて調べてみたら津山事件が二時間で30人だったので生憎この記録は破られることはなかったようです。ただそれでも19人を一度に殺害するというのは近年ほとんどなく、中国のネット記事にも書かれていましたが2001年の大阪池田小事件、2008年の秋葉原連続殺傷事件がこれに類するもののその被害者数を比較すると今回の相模原の事件が桁違いに多いというのがよくわかります。
犯人の特徴については今後徐々に報道されていくことでしょうがよくわからないプロファイリングだとかで犯人にはどういう特徴があるかなどと言う議論はそんなに好きではなく、米国のシリアルキラーとか見ていても簡易的な分類こそできるもののそれが何の対策に役立つのか全く分からず、おかしい人間を変に理解しようとすること自体が不毛だと私は考えています。
ただ今回の事件で一点だけ述べると、普通人を殺していると段々疲れてくるというか殺害のストレスから手の動きが収まってくるということを聞きますが、今回の犯人は19人も連続して殺害しておりそういうためらいというか呵責が極端に低いなということを覚えました。もっとも事前予告ではほかの施設にも赴いて600人殺すと言ってましたが結局は舞台となった施設を襲った後で自ら出頭してきており、一呼吸ついたところでストレスを感じたのかもしれません。
最後どうでもいいですが「自首」と「出頭」という言葉は意味合いが大きく異なります。自首とは事件発生が認知されない段階、殺人事件で言えば死体が見つかっていない段階で自ら犯人だと名乗り出ることでこの場合は減刑が認められます。逆に出頭は事件が認知され捜査が始まっている段階で犯人が名乗り出ることを指し、この場合はほとんど減刑が認められません。大抵の場合は出頭が自首と言い間違えられますが普通の人なら別に何も言わないものの、なんかニュース見てると普通に大手メディアも出頭なのに自首と平気で書いてくることがあり、誰か出稿前に教える奴いないのかよ、それで社会部記者なのかといろいろ不安を覚えさせられます。
2016年7月25日月曜日
Kindleの無限ダウンロード及びエラー
いろいろと埒が明かないのでこのブログで書くことにします。
海外生活をする上で日本の書籍を見ることは非常に困難ですが、電子書籍の登場以来この状況は大分緩和されてきています。私もご多分に漏れずAmazonのKindleを使って日本の漫画をよく購入し、ダウンロードしてみているのですが、実は今月頭にバージョンアップしてからこれがとんとうまくいかなくなったという厳しい状況に追い込まれています。
実は今月初め、密かに日本へ入国してその際にKindleものバージョンをアップグレードしました。一体何故日本でアップグレードしたのかというと中国ではスマホのOSはほとんどアンドロイドなのに、Googleの活動が禁止されているため「Google Playストア」には一切アクセスできないという矛盾した環境にあります。代替としてTencentがアンドロイドアプリの配布サイトなりアプリを提供していますがこれがまたいい加減な代物で、以前はKindleアプリも配布してバージョンアップにも対応していたくせに何故か途中でやめ、パズドラも以前はアップグレードに対応していたのに今月のアップグレードの際には何故か4月にでた古いバージョンしか提供しなくなり、おかげで今パズドラも遊べなくなっています。責任者いたらまな板が割れるくらい思い切り頭殴りたい。
それで話はKindleに戻りますが、日本に帰ってバージョンアップした後、「こりゃマズイ」と一目見て気が付きました。というのも古いバージョンでは購入した電子書籍のダウンロードが完了するまで中身を読むことが出来なかったのですが、最新のバージョンだとダウンロード途中でもダウンロード済みの箇所であれば読めるようになっています。
私はこの新機能を見て、恐らくダウンロード中になにがしかの障害が発生したら即エラーとなるのではと直感しました。ただでさえ国境跨いでダウンロード速度が遅くなる中国での使用を考えたら余計な機能以外の何物でもなく、願わくば何も変化が行らないことを祈って中国に戻りましたが、
案の定ダウンロードに大幅な障害が発生するようになりました。
以前のバージョンでも通信速度が不安定な状況であればダウンロードエラーが起こり一切ダウンロードができませんでしたが、利用者の少ない午前中であれはスムーズにダウンロードすることが出来て不便はそれほど感じなかったし、夜間帯でもよっぽど重たくなければ時間をかけることによって確実にダウンロードすることが出来ました。
しかしアップグレード後はさにあらず。まず何が起きたかというと見出しに掲げた「無限ダウンロード」で、Kindleアプリの表示上ではダウンロードプロセスが100%に達しているにもかかわらず実際にはエラーが発生してほとんどダウンロードされて無かったりということが頻発、っていうかほぼ確実に起こっています。以前であれはエラーが発生すればそこでダウンロードは中断されて再ダウンロードにすぐ踏み切れましたが今の状態ではその見極めも出来ないばかりか、エラーが起こっているのにもかかわらず延々とダウンロードし続け、ほっといたらダウンロードプロセスが250%を越えてて、30MBの書籍に対し100MB以上ダウンロードしていたということもあった、というか今でも起こそうと思えば余裕で再現できます。
勝手な想像ですが、ダウンロードエラー発生時にエラーの起きた個所へ再ダウンロードする指定が上手くいってないからではないかと思います。どちらにしろこうした状況だとまともにダウンロードする術はなく、通信状況のいい土日の朝方に何度もダウンロードチャレンジして奇跡的にノーエラーでダウンロードしきらないと端末に保存できないという状況に陥っています。
もちろん既にAmazonにメールで問い合わせましたが、「最新のバージョンをダウンロードしてください」というお決まりの文句しか言われませんでした。っていうか、最初の問い合わせ時に中国だからバージョンアップできないと書いたはずだというのに……。
もしかしたら前のバージョンに戻せばうまくいくかもしれませんが、前のバージョンを手に入れるのもまた一苦労だし、インストールによって現在保存済みのデータをすべて失うことを考えるとちょっとバクチ過ぎます。またAmazonに対しても、中国という特殊な環境を考慮したらここでの対応を求める方がやや酷過ぎるとも思えるため、自然と環境が変わることを祈りつつ今の状況を堪えるよりほかないと我慢しています。
なお文字だけの書籍であれば容量も少ないためトラブルなくダウンロード効きます。しかし漫画本となると容量も大きく、エラーも起こりやすいためまずうまくいきません。
っていうかGoogleが早く中国でも解禁されればこの手の問題全て解決されるんだし、悪いのは全部中国共産党です。当事者双方の合意がなければ訴訟を起こせない国際仲裁裁判所に自信満々で乗り込んでったら南沙諸島問題で全面敗北の判決食らうくらいなんだしもう少し現実見て行動しろよコミュニストどもめと言いたいですが、多分同年代でも屈指のアカっぽさを誇る自分(赤軍派メンバーの名前を空で何人も言える)が言うのも色々とアレな気がしてなりません。もっとも中国共産党員ほど資本主義と欲望に染まりきった政党はそんなないでしょうが。
ちなみにこの土日は頑張って、「Dead Tube」の5巻はダウンロードしてのけました。多分原作者も先の話をもう作れないほど追いつめられてる感じがして、テーマは悪くなかったけど駄作と言わざるを得ないひどいレベルになってきてますが。むしろ最近読んだ中だったら、「渡君のXXが崩壊寸前」のがキャラがイキイキしてて面白かったですがこの漫画を一目見て、「あぁ、ガンガン系だな」と思ったら案の定作者はその通りでした。
海外生活をする上で日本の書籍を見ることは非常に困難ですが、電子書籍の登場以来この状況は大分緩和されてきています。私もご多分に漏れずAmazonのKindleを使って日本の漫画をよく購入し、ダウンロードしてみているのですが、実は今月頭にバージョンアップしてからこれがとんとうまくいかなくなったという厳しい状況に追い込まれています。
実は今月初め、密かに日本へ入国してその際にKindleものバージョンをアップグレードしました。一体何故日本でアップグレードしたのかというと中国ではスマホのOSはほとんどアンドロイドなのに、Googleの活動が禁止されているため「Google Playストア」には一切アクセスできないという矛盾した環境にあります。代替としてTencentがアンドロイドアプリの配布サイトなりアプリを提供していますがこれがまたいい加減な代物で、以前はKindleアプリも配布してバージョンアップにも対応していたくせに何故か途中でやめ、パズドラも以前はアップグレードに対応していたのに今月のアップグレードの際には何故か4月にでた古いバージョンしか提供しなくなり、おかげで今パズドラも遊べなくなっています。責任者いたらまな板が割れるくらい思い切り頭殴りたい。
それで話はKindleに戻りますが、日本に帰ってバージョンアップした後、「こりゃマズイ」と一目見て気が付きました。というのも古いバージョンでは購入した電子書籍のダウンロードが完了するまで中身を読むことが出来なかったのですが、最新のバージョンだとダウンロード途中でもダウンロード済みの箇所であれば読めるようになっています。
私はこの新機能を見て、恐らくダウンロード中になにがしかの障害が発生したら即エラーとなるのではと直感しました。ただでさえ国境跨いでダウンロード速度が遅くなる中国での使用を考えたら余計な機能以外の何物でもなく、願わくば何も変化が行らないことを祈って中国に戻りましたが、
案の定ダウンロードに大幅な障害が発生するようになりました。
以前のバージョンでも通信速度が不安定な状況であればダウンロードエラーが起こり一切ダウンロードができませんでしたが、利用者の少ない午前中であれはスムーズにダウンロードすることが出来て不便はそれほど感じなかったし、夜間帯でもよっぽど重たくなければ時間をかけることによって確実にダウンロードすることが出来ました。
しかしアップグレード後はさにあらず。まず何が起きたかというと見出しに掲げた「無限ダウンロード」で、Kindleアプリの表示上ではダウンロードプロセスが100%に達しているにもかかわらず実際にはエラーが発生してほとんどダウンロードされて無かったりということが頻発、っていうかほぼ確実に起こっています。以前であれはエラーが発生すればそこでダウンロードは中断されて再ダウンロードにすぐ踏み切れましたが今の状態ではその見極めも出来ないばかりか、エラーが起こっているのにもかかわらず延々とダウンロードし続け、ほっといたらダウンロードプロセスが250%を越えてて、30MBの書籍に対し100MB以上ダウンロードしていたということもあった、というか今でも起こそうと思えば余裕で再現できます。
勝手な想像ですが、ダウンロードエラー発生時にエラーの起きた個所へ再ダウンロードする指定が上手くいってないからではないかと思います。どちらにしろこうした状況だとまともにダウンロードする術はなく、通信状況のいい土日の朝方に何度もダウンロードチャレンジして奇跡的にノーエラーでダウンロードしきらないと端末に保存できないという状況に陥っています。
もちろん既にAmazonにメールで問い合わせましたが、「最新のバージョンをダウンロードしてください」というお決まりの文句しか言われませんでした。っていうか、最初の問い合わせ時に中国だからバージョンアップできないと書いたはずだというのに……。
もしかしたら前のバージョンに戻せばうまくいくかもしれませんが、前のバージョンを手に入れるのもまた一苦労だし、インストールによって現在保存済みのデータをすべて失うことを考えるとちょっとバクチ過ぎます。またAmazonに対しても、中国という特殊な環境を考慮したらここでの対応を求める方がやや酷過ぎるとも思えるため、自然と環境が変わることを祈りつつ今の状況を堪えるよりほかないと我慢しています。
なお文字だけの書籍であれば容量も少ないためトラブルなくダウンロード効きます。しかし漫画本となると容量も大きく、エラーも起こりやすいためまずうまくいきません。
っていうかGoogleが早く中国でも解禁されればこの手の問題全て解決されるんだし、悪いのは全部中国共産党です。当事者双方の合意がなければ訴訟を起こせない国際仲裁裁判所に自信満々で乗り込んでったら南沙諸島問題で全面敗北の判決食らうくらいなんだしもう少し現実見て行動しろよコミュニストどもめと言いたいですが、多分同年代でも屈指のアカっぽさを誇る自分(赤軍派メンバーの名前を空で何人も言える)が言うのも色々とアレな気がしてなりません。もっとも中国共産党員ほど資本主義と欲望に染まりきった政党はそんなないでしょうが。
ちなみにこの土日は頑張って、「Dead Tube」の5巻はダウンロードしてのけました。多分原作者も先の話をもう作れないほど追いつめられてる感じがして、テーマは悪くなかったけど駄作と言わざるを得ないひどいレベルになってきてますが。むしろ最近読んだ中だったら、「渡君のXXが崩壊寸前」のがキャラがイキイキしてて面白かったですがこの漫画を一目見て、「あぁ、ガンガン系だな」と思ったら案の定作者はその通りでした。
2016年7月24日日曜日
無人戦闘機の時代
今日友人二人とお昼に日本食食べ放題に言って帰ってきたら猛烈な頭痛で倒れ夜七時まで寝込んでいました。今も鈍痛がしますが、友人一人も同じ症状だったのにもう一人はピンピンしていて、私の中ではその日本料理屋かその友人が毒を盛ったに違いないとじっちゃんの名に懸けて推理しています。あぁ、まだ気分悪い。
話は本題に入りますが、このところドローンの話題が持ちきりですがドローン以上に注目すべきはやっぱりAIだと思います。この前プロ棋士をAIが破ったことが話題になりましたが今後は軍事用AIの研究もますます盛んとなり、結論から言えば戦闘機に人が乗る時代は遠からず去ることでしょう。というのも、戦闘機に人が乗ること自体デメリットが多いからです。
昔のゼロ戦とか紫電改の時代ならともかく現代の戦闘機はマッハ1以上の航行は当たり前という高性能機で溢れており、これだけの性能となると載せるパイロットへの負荷も非常に高くなります。具体的には慣性的な負荷から訓練なしだとパイロットは一発で気絶してしまうし、また判断力や操作に関しても音速航行いくらか落ちざるを得ず、また対応するための訓練も長時間且つ超ハイコストなものとなるわけです。
極論を述べてしまうと、戦闘機にとってパイロット自体がお荷物で、仮に載せずに済むなら物凄いメリットが得られてしまいます。なもんだからあるSFシューティングゲームに至っては、パイロットの脳味噌だけ戦闘機に搭載して出撃させるという設定を用いてましたが、真面目な話でこれは理に適っていると思います。
仮に戦闘すらこなせるAIが開発できるなら、人間のパイロットを乗せるよりずっとローコストで尚且つ有用性が高く、さらには「人を乗せない設計」で戦闘機を新たに作ることによって今までの概念からしたら有り得ないほど強力な機体も作れるようになる可能性すらあります。もしかしたら実際にもう開発が始まっているかもしれませんが、こうした点を考慮すると遠からず、「昔戦闘機には人が直接乗っていたんだよ」と子供へ昔話みたいに聞かせる時代がすぐ近くに来ているのではと思うわけです。
ただ無人戦闘機にも弱点はあります。具体的に言えば暴走やハッキングに対する危険性で、人間パイロットでもベレンコ中尉みたいに突然突拍子もない行動をされる可能性は有りますが、無人戦闘機の場合だとそれが人為的なハッキングによって行われる可能性が潜みます。そのため高度なハッキング対策並びに遠隔操作方法が必要になると共に、対抗策としてハッキング、ジャミングを行うサイバー部隊の価値が今後ますます高まっていくと予想します。以前にも一回書いていますがサイバー部隊というのは決して冗談ではなく、次の大規模な戦争においては戦局を左右させるほど重要な中核部隊となる可能性が高いでしょう。空中戦から地上戦を含め実際の戦闘自体はAIに任せ、それをバックアップするのが人間となるわけですから。
そういう意味では中国がサイバー部隊を育成、強化しているのは非常に理に適っていると私は思うと同時に、日本の自衛隊もこうした専門部隊を早く設置、育成するべきだと考えています。実際に戦闘を行うかどうかは置いといて、国家としてこのような部隊を育成することによってカウンターハッキング能力を持つ人材の育成にも繋がり、育成した人材が後々民間にも流れていけば国全体としてサイバーセキュリティの向上にも繋がり、この手の人材は民間企業や自然発生に期待するのはやや酷なだけに国としてしっかり育成すべきではないかと前々から考えていました。
結論としてはAI兵器同士が戦う時代はもうすぐそこまで来ていると思われるだけに、軍事AIの開発と共に人がその手とその頭脳を以って唯一関与する領域となるサイバー部隊を強化すべきだというのが私の意見です。最後にほんとどうでもいいですが、どんなAI兵器だろうとターミネーターが来ようとも、日本は吉田沙保里選手がいれば何となるんじゃないかという妙な安心感があります。真面目にターミネーター位だったらきっと余裕で倒してくれるでしょう。
話は本題に入りますが、このところドローンの話題が持ちきりですがドローン以上に注目すべきはやっぱりAIだと思います。この前プロ棋士をAIが破ったことが話題になりましたが今後は軍事用AIの研究もますます盛んとなり、結論から言えば戦闘機に人が乗る時代は遠からず去ることでしょう。というのも、戦闘機に人が乗ること自体デメリットが多いからです。
昔のゼロ戦とか紫電改の時代ならともかく現代の戦闘機はマッハ1以上の航行は当たり前という高性能機で溢れており、これだけの性能となると載せるパイロットへの負荷も非常に高くなります。具体的には慣性的な負荷から訓練なしだとパイロットは一発で気絶してしまうし、また判断力や操作に関しても音速航行いくらか落ちざるを得ず、また対応するための訓練も長時間且つ超ハイコストなものとなるわけです。
極論を述べてしまうと、戦闘機にとってパイロット自体がお荷物で、仮に載せずに済むなら物凄いメリットが得られてしまいます。なもんだからあるSFシューティングゲームに至っては、パイロットの脳味噌だけ戦闘機に搭載して出撃させるという設定を用いてましたが、真面目な話でこれは理に適っていると思います。
仮に戦闘すらこなせるAIが開発できるなら、人間のパイロットを乗せるよりずっとローコストで尚且つ有用性が高く、さらには「人を乗せない設計」で戦闘機を新たに作ることによって今までの概念からしたら有り得ないほど強力な機体も作れるようになる可能性すらあります。もしかしたら実際にもう開発が始まっているかもしれませんが、こうした点を考慮すると遠からず、「昔戦闘機には人が直接乗っていたんだよ」と子供へ昔話みたいに聞かせる時代がすぐ近くに来ているのではと思うわけです。
ただ無人戦闘機にも弱点はあります。具体的に言えば暴走やハッキングに対する危険性で、人間パイロットでもベレンコ中尉みたいに突然突拍子もない行動をされる可能性は有りますが、無人戦闘機の場合だとそれが人為的なハッキングによって行われる可能性が潜みます。そのため高度なハッキング対策並びに遠隔操作方法が必要になると共に、対抗策としてハッキング、ジャミングを行うサイバー部隊の価値が今後ますます高まっていくと予想します。以前にも一回書いていますがサイバー部隊というのは決して冗談ではなく、次の大規模な戦争においては戦局を左右させるほど重要な中核部隊となる可能性が高いでしょう。空中戦から地上戦を含め実際の戦闘自体はAIに任せ、それをバックアップするのが人間となるわけですから。
そういう意味では中国がサイバー部隊を育成、強化しているのは非常に理に適っていると私は思うと同時に、日本の自衛隊もこうした専門部隊を早く設置、育成するべきだと考えています。実際に戦闘を行うかどうかは置いといて、国家としてこのような部隊を育成することによってカウンターハッキング能力を持つ人材の育成にも繋がり、育成した人材が後々民間にも流れていけば国全体としてサイバーセキュリティの向上にも繋がり、この手の人材は民間企業や自然発生に期待するのはやや酷なだけに国としてしっかり育成すべきではないかと前々から考えていました。
結論としてはAI兵器同士が戦う時代はもうすぐそこまで来ていると思われるだけに、軍事AIの開発と共に人がその手とその頭脳を以って唯一関与する領域となるサイバー部隊を強化すべきだというのが私の意見です。最後にほんとどうでもいいですが、どんなAI兵器だろうとターミネーターが来ようとも、日本は吉田沙保里選手がいれば何となるんじゃないかという妙な安心感があります。真面目にターミネーター位だったらきっと余裕で倒してくれるでしょう。
2016年7月23日土曜日
暴力的支配者を望む日本人
これまでこのブログではたくさんの日本人論を語ってきましたが、個人的に一番盲点を上手く付いたと思うのはこの記事に書いている「相手が逆らえないとわかるや途端に狂暴になる」という特徴だと自己評価しています。こうした日本人論を色々考えたり書くようになったのは別に特別意識しているわけでなく、パッと思い浮かんでは大した検証なしに「こう思ったんだけ」と書いてるだけでそこそこの量となり体系化できるようにまで至ったというのが本音なのですが、今日書く奴もその延長です。適当にインスピレーションを受けて作ったものなので異論反論は受け付けますが、そこまで議論するようなものでもないかもしれません。
結論から述べると、日本人は暴力的な支配者を望む傾向が少なからずあるような気がします。これは何も私が言い出したわけではなく日本人論の原典ともいうべきルース・ベネディクトの「菊と刀」において「家父長的政治体制」という言葉と共に「どんな暴君であろうとも支配者の地位に就雲のに対して盲目的な服従をする」と指摘されています。実際、支配者がどんな資質かはこれまでの日本の歴史でもそれほど大衆は問わないような気がしますし。
この指摘を思い返した際にふと思い出したのが、私の中学校の頃の部活でした。その時は運動部にいたのですが入学したばかりの一年生の我々に対して二年、三年の先輩はもちろん異なる態度を取ってくるのですが、今思い返してみると親切にいろいろと話を聞いてくれたり同じ目線に立ってくれた先輩に対し、何故だか周囲の一年生は見くびり始める態度を取っていたような気がします。逆に暴力的と言ってはなんですが口調も荒く要求も厳しい先輩に対して一年生たちは、「あの人はキツイけど俺たちのことを思って言ってくれている」などと言っては尊敬の念を持ち、慕いだすという有様だったように思います。
所属していたのが運動部という環境、あとたまたま私が所属したクラブがそういう環境だったかもという可能性は有りますが、成人した後の会社社会においても割と同じような光景を見てるような気もしないでもありません。具体的には優しい年配の人だったり先輩が舐められて、逆に粗野な感じの人が「あの人はキツイけど俺たちの~」なんて言われたりしてるような。実際私も、相手に優しい態度を取れば取るほどなんだか邪険にされ始めたので、嫌われることも覚悟の上である日突然牙を剥くというか厳しい態度で臨み始めたら逆に慕われ始めて自分でやっときながら、「なんじゃこりゃ?」と思うことが過去に何度かありました。ほんと、今でもよく意味がわからない。
こうした傾向は何も日本だけでなく他の国や地域でもあるかもしれないですが、それでもその程度は日本が突出しているように感じます。比較例として私からしたら身近な中国人を例にとると、彼らはきつい態度を取ると即反抗してきます。もちろん優しい態度を取り続けたら舐められることも多いので日本人以上に塩梅が難しいというかそれで失敗する日本人経営者も少なくなく、かなり古い話ですが以前にこんな事件もありました。
・日系工場でストライキ。日本人管理職の差別的な罵倒に抗議。「やる気がないならやめろ」と叱責された(哲学ニュース)
ワンポイントアドバイスとして中国人スタッフをてなづかせるのに一番いい方法は、実力差を見せつけ自分が上の立場にいることの正当性を証明することが何よりです。なんていうか犬のしつけっぽいですが、実力を持つ技術者への憧憬は非常に強いのでこれが何よりも一番だと思います。
話は戻りますが、全員が全員というわけではありませんが優しくすると舐めはじめ、きつく当たると逆に尊敬し始める妙なタイプの割合が日本人には一定比率存在する気がするというのが今日書きたいことです。こういうタイプはやはり体育会系に多く、一言でいえばマゾっぽい性格してるようにも見え、何故彼らがそういう性格しているのかというとやはり「家父長的価値観」なのかなと考えると少し納得します。
最後に蛇足かもしれませんが、昔ある友人が日本人は大衆に迎合しやすいから独裁者にとっては非常に扱いやすい国民かも知れないと言っており、上記の内容を踏まえるとあながち間違いではないなと私も思います。
結論から述べると、日本人は暴力的な支配者を望む傾向が少なからずあるような気がします。これは何も私が言い出したわけではなく日本人論の原典ともいうべきルース・ベネディクトの「菊と刀」において「家父長的政治体制」という言葉と共に「どんな暴君であろうとも支配者の地位に就雲のに対して盲目的な服従をする」と指摘されています。実際、支配者がどんな資質かはこれまでの日本の歴史でもそれほど大衆は問わないような気がしますし。
この指摘を思い返した際にふと思い出したのが、私の中学校の頃の部活でした。その時は運動部にいたのですが入学したばかりの一年生の我々に対して二年、三年の先輩はもちろん異なる態度を取ってくるのですが、今思い返してみると親切にいろいろと話を聞いてくれたり同じ目線に立ってくれた先輩に対し、何故だか周囲の一年生は見くびり始める態度を取っていたような気がします。逆に暴力的と言ってはなんですが口調も荒く要求も厳しい先輩に対して一年生たちは、「あの人はキツイけど俺たちのことを思って言ってくれている」などと言っては尊敬の念を持ち、慕いだすという有様だったように思います。
所属していたのが運動部という環境、あとたまたま私が所属したクラブがそういう環境だったかもという可能性は有りますが、成人した後の会社社会においても割と同じような光景を見てるような気もしないでもありません。具体的には優しい年配の人だったり先輩が舐められて、逆に粗野な感じの人が「あの人はキツイけど俺たちの~」なんて言われたりしてるような。実際私も、相手に優しい態度を取れば取るほどなんだか邪険にされ始めたので、嫌われることも覚悟の上である日突然牙を剥くというか厳しい態度で臨み始めたら逆に慕われ始めて自分でやっときながら、「なんじゃこりゃ?」と思うことが過去に何度かありました。ほんと、今でもよく意味がわからない。
こうした傾向は何も日本だけでなく他の国や地域でもあるかもしれないですが、それでもその程度は日本が突出しているように感じます。比較例として私からしたら身近な中国人を例にとると、彼らはきつい態度を取ると即反抗してきます。もちろん優しい態度を取り続けたら舐められることも多いので日本人以上に塩梅が難しいというかそれで失敗する日本人経営者も少なくなく、かなり古い話ですが以前にこんな事件もありました。
・日系工場でストライキ。日本人管理職の差別的な罵倒に抗議。「やる気がないならやめろ」と叱責された(哲学ニュース)
ワンポイントアドバイスとして中国人スタッフをてなづかせるのに一番いい方法は、実力差を見せつけ自分が上の立場にいることの正当性を証明することが何よりです。なんていうか犬のしつけっぽいですが、実力を持つ技術者への憧憬は非常に強いのでこれが何よりも一番だと思います。
話は戻りますが、全員が全員というわけではありませんが優しくすると舐めはじめ、きつく当たると逆に尊敬し始める妙なタイプの割合が日本人には一定比率存在する気がするというのが今日書きたいことです。こういうタイプはやはり体育会系に多く、一言でいえばマゾっぽい性格してるようにも見え、何故彼らがそういう性格しているのかというとやはり「家父長的価値観」なのかなと考えると少し納得します。
最後に蛇足かもしれませんが、昔ある友人が日本人は大衆に迎合しやすいから独裁者にとっては非常に扱いやすい国民かも知れないと言っており、上記の内容を踏まえるとあながち間違いではないなと私も思います。
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