2014年3月10日月曜日

「デスレス」の乙金まどかについて

 日本全国そうでしょうが今夜はやけに冷えて指も動かしづらく、ブログを書くモチベーションもやや低めです。なのでどうでもいい話でもと思いつつ日露戦争後に日本人が勘違いしてしまったというむちゃくちゃ重いテーマを書こうとしましたが、やっぱり神経が持たないのでどうでもいい話をちょこっと書きます。

 ついさきほど別の記事に頂いたコメントの返信文に、「驕る平家も」という文言を入れたのですが実はこのフレーズ、最近現実世界でも使うことが増えています。なんで増えているのかというと、「エクセル・サーガ」を代表作に持つ漫画家の六道紳士氏が現在、「デスレス」というまた別の漫画作品を書いているのですがこの中に出てくる「乙金まどか」というキャラクターがまさに最新刊で、「驕るがいいこの平家ども!いずれ壇ノ浦の空の下で……」なんていうセリフを述べていたのがやけに印象に残り、すっかり影響されてしまったのか無意識に自分も何故か使ってしまいます。

 先に「デスレス」について簡単にあらすじを紹介すると、この作品は法学部に通う女子学生の主人公がひょんなことからヤクザに刺殺されたところ時間を巻き戻す能力のある妖怪に命を救われ、命を救った代わりに残りの寿命分の時間をいただくとばかりに食べられそうになったら逆にその妖怪を取り込んでしまい、その後もハプニングが続いていくという書いてて自分もなんだかよくわからなくなってくるようなストーリーです。
 こういうドタバタ系のストーリーは今時珍しくとも何ともないでしょうが、六道氏は「エクセル・サーガ」の連載後半期から顕著になってきましたが頭身の高い女性キャラクターを描くのが非常に上手く、やややセクシーすぎるきらいもありますがそうした絵柄面で一般の萌えマンガと一線を画す出来となっています。なお「エクセル・サーガ」の連載初期に私が読んでて「何これ?」と思った点を今述べると、一話ごとにキャラクターが着る私服デザインが毎回変わっており、当時は今ほど絵が上手でなかったもののこの作者は独特なセンスがあると当時から見ていました。

 話は戻りますがこの「デスレス」は当初こそ絵は一流でもストーリーは並の萌えマンガとみて高をくくっていましたが、連載が進むごとに段々伏線が貼られていって今現在だとストーリーも楽しめるようになってきました。またそれ以上にというか、元々六道氏の漫画キャラクターはどれもテンションが異様に高いキャラばかりで、セリフ回しも読んでてためらうような毒の強い物が多い(昔の作品で、「20世紀中盤にニューメキシコで実験が上手くいくよう陰で働いてやった」なんてセリフも)のですが、この「デスレス」でもみんなぶっ飛んでて、その中でも際立っているのが今日槍玉に挙げる「乙金まどか」というキャラです。


 このキャラがどういう人物かというと、当初は主人公の敵役としての立場で登場してくるのですが、実際に絵を見てもらえばわかりますが顔のパーツは揃っていて美女として描かれているものの、どのシーンでも目の焦点が常に合っていないというか常に瞳孔が全開みたいな異様な風貌で、その風貌に負けず劣らず口から出るセリフも常軌を逸しているものばかりです。今覚えているのを片っ端から挙げると、

(夜中に電話に出て)「イエス、グッドミッドナイ!乙金、乙金でございます!」
(両人差し指をこめかみに当てながら)「来ました、電波が!」
(主人公宅に物乞いに来た際)「ところで私、お腹がすきましたわパ〇ラッシュ!」
「あんな~に一緒だったのに~!」(ガンダムSEEDのED曲の歌詞をそのまま引用している)
(両親指を地面に向けながら)「ざ~んね~んしょ~!」

 文面では非常に伝え辛いのですが、どのセリフも瞳孔全開でかつ妙なポーズを取りながら発するので、見ていて有り得ないくらいにインパクトが強いです。っていうかこれだけインパクトを受けた漫画キャラクターは「餓狼伝」に出てくる「泣き虫サクラ」以来と言っても過言じゃありません。私はこの「デスレス」を今は漫画喫茶で読んでいる状態ですが、六道氏の漫画なだけに一冊当たりのセリフ量が多くてコンテンツ量が多いし、あとこの乙金まどかがやけに気に入ったのでもうこの際だから電子書籍で買っちゃおうかなと検討しております。
 それにしてもというかこの記事を書くきっかけにもなっているのですが、この乙金まどかに関するレビューがネットを見ていてやや少ない気がしました。もうちょっとこの作品は評価されてもいいと思い、なら自分が書いちゃえとばかりに30分でサラリと仕上げた次第です。

  おまけ
 六道氏のキャラクターは女性キャラクターのセクシーさばかり注目されがちですが、「デスレス」を読んでて、「ごつい男キャラもいけるやん」とちょっと思いました。女の子ばっか書いてないでもうちょっとカッコいいおっさんキャラも増やしたらいいようなと一ファンとして思います。


2 件のコメント:

  1. 間もなく60歳のオジサンですがはまってます。

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    1.  まさかこの記事にコメントが来るとは……。
       六道氏のこのところの漫画は「紅殻のパンドラ」を筆頭にあんまり好きじゃないのですが、この「デスレス」は確かに面白くて私もはまりました。単行本だと大分終盤にかかってきておりこのまま変に間延びせず完結してもらいたいなと思ってますが、武蔵のじいちゃんといい、女キャラで媚び売ったりせず正統派な漫画も描いてほしいのになぁ。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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