2014年6月25日水曜日

電子書籍価格の戦略なき変動

 いきなり本題に入りますが、このところAmazonで販売される電子書籍の価格が恐ろしいほど激しい変動を繰り返しております。電子書籍といっても私が買ってるのは恥ずかしながら漫画が主なのですが、誇張ではなくここ数ヶ月は毎月と言っていいほど値段が変わっています。
 具体的な金額を挙げると、たとえば「ヤングジャンプ」などといった集英社の青年コミックだと今年三月までは一冊368円だったのが、四月に入ると何故か300円に下がり、そして五月のGW明けにはこれがまた368円に戻ると、六月になったら想定外の500円に値上がりました。この流れを矢印で書くと以下の通りです。
 
 三月 → 四月 → 五月 → 六月 
368円→300円→368円→500円
 
 同様に角川書店の角川コミックスも、五月までは一冊378円だったのが六月に入った現在だと432円に値上がりしています。ちなみに買っているのは「新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画」という漫画ですが、ちょっと記憶があいまいではっきりしないものの、六月前半には一時500円になってたのを見たような……。もしかして六月中にまた値段下げたのかもしれません。
 
 これら電子書籍の値段の決定権は販売しているAmazonではなく出版社側であるため、この激しい変動振りは出版社の作為によるものと見て間違いないでしょう。ただAmazonに対しても不信感が全くないというわけではなく、というのもこれらの価格改定を事前に全く通知してくれないからです。念のためこの記事を書く前に何度もサイト内を調べましたが価格改定を事前に通知するようなページはついぞ見当たりませんでした。
 読んでてわかるでしょうが、正直に言ってこの一連の値段変更は私にとって不快です。恐らく4月中は販促キャンペーンかなんかで一冊300円にして売り出してたのでしょうが、もしこの価格が四月限定であるとあらかじめ通知されていればこの時期にまとめて買っていただろうし、同様に六月から価格を実に35.9%も引き上げるということがわかっていたら、ひとまず今欲しいものに関してはあらかじめ購入していたでしょう。それ以前というか予告なしに30%超もいきなり値段引き上げるなんて消費者をちょっと軽んじすぎやしないか。
 
 一体何故出版社はこのように値段を、それこそ猫の目のようにころころ変更するのか。結論を言えば特に戦略など持っておらず適当に設定して適当に変えているようにしか見えません。しかしほぼ毎月値段を変更するというのは株や生鮮品でもないというのに如何なもののように思え、またキャンペーンで一時的に値段を下げるという戦術はまだ理解できるものの、それを周知しようとしないというのは一体何のためにキャンペーンをやっているのか中途半端もいい所でしょう。
 私の予想だとそう遠くないうちに出版社はまた値段を変えてくると思います。これで七月に入ってまた変えたら傑作ですが、多分出版社は確固たる販売戦略を持ってないと思えるだけに、また適当な気分で変えてくるのは目に見えています。それだけに大きく値段を引き上げられた状態である今、消費者はどう行動するかというとそれもまた明白。少なくとも私に限ればまた値段を下げるまで買わないの一点に尽きます。
 
 自分ほど細かく価格をチェックしてなおかつ文句垂れるのは珍しいにしろ、なんだかんだ言いながら消費者はこういう売り手のあいまいな態度をちゃんと見透かして消費行動にきちんと反映させてくると私は思います。なので今後も出版社がころころ値段を変えようものなら虻鉢取らずな結果に陥ると思うだけに、価格を引き上げるにしろ引き下げるしろもうチョイはっきりとした戦略を持てよというのが今日の私の意見です。

2 件のコメント:

  1. 買わなくてええじゃないですか?

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    1.  まぁそうなんだけどね。

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コメント、ありがとうございます。今後とも陽月秘話をよろしくお願いします。

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