・日本人女子学生に性的暴行、インド警察が25歳男逮捕 懸賞金かけ追跡(産経新聞)
リクエストが来たのと、自分もインドに行ったことがあって多少は自分の体験談を話せると思うので、今日はインドでこのところ起こっている邦人女性の被害について少しだけ述べます。
事件概要については説明するまでもないでしょうが、このところインドで邦人女性が暴行の被害に遭うという事件が頻発しております。もっとも私の印象だと最近になって急激に増えたというよりは報じられる機会が増えただけで、以前からもインドでこのような事件は数多く起こってたのではないかと見ています。インドではそのような女性の暴行事件は何も邦人女性だけでなく同じインド人の女性に対しても非常に多く、インド国内でもようやくと言ってはなんですが社会問題として広がりを見せてき始めた段階にあるようにも思えます。
知ってる人には有名ですが、私自身も一度インドには旅行に行ったことがあります。現在の日本での潜伏先は「千葉のマッドシティ」こと松戸市でこのところ激ヤバな犯罪都市であるかのようにこの街が語られますが、松戸市なんて実際はそんなに治安が悪いとは思えません。なんでそう言い切るのかというと実は、インドの首都であるニューデリーは本気でヤバい所だと感じた経験があるからです。
私が旅行で回ったインドの都市はニューデリー、アグラ、バラーナシィーの三都市で、三都市それぞれで治安悪そうだなぁと感じましたがこの中でも格段にヤバそうだと感じたのはニューデリーでした。ただ私の場合は日本で予約した旅行会社のインド人ガイドがずっと付き添ってくれたため特に危険に陥ることは一切ありませんでしたが、それでも観光中にちらちらと見る街の風景はこれでもかと犯罪の臭いがプンプンしており、実際同じツアーで来てた女の子二人組がここで非常に怖い体験をしたと話していました。
その女の子二人組は確か従弟同士で一緒にインドへ旅行に来たのですが、ガイドを同行せず二人でタクシーに乗り買い物に出かけたところタクシー運転手がやけに暗い路地へ連れて行き、「支払う料金を増やさないとここで降ろすぞ」と脅して来たそうです。この時要求された追加料金は法外なものではなかったそうなので素直に従ってきちんと目的の場所に付けたそうですが、さすがにあの時はちょっと怖かったねと列車での移動中に自分と自分に同行した友人に話してくれました。
なおそんな怖い思いしてまで女の子が買ったサリーはまがい物で、次の日からつけている最中に色落ちし始めていました。
このようにインドでは想像もつかないようなところから犯罪に巻き込まれやすく、また昼間でも路地裏は映画に出てくるような暗く怖い場所が多く、「ここからいきなり飛び出されてはどうにもならんだろうな」という印象を覚えました。旅行中に被害らしい被害は一切ありませんでしたが、夜は夕食に出かける以外はずっとホテルに入ったままで、昼間ですらあんな怖いのに出歩くなんて考えは思いつきませんでした。
それとこのところの邦人女性の被害事件についてもう一つ思い出話を書くと、昨年11月に邦人女性が誘拐されたガヤという町ですが、実はここは旅行中に私も訪れています。ガイドブックなどでは「ブッダーガヤー」などと書かれ、ブッダが悟りを開いた場所として日本人向け観光地としてはそこそこ人気がある場所です。
訪れたのはもちろん昼間ですがどこ行っても人だかりでごみごみしていてうるさいインドの町でこのガヤという町だけは不思議な静けさがあり、明らかに一線を画す聖域のような印象を当時覚えました。それだけにあのガヤでもこんな事件が起こるのかと事件の一報を知った際は軽いショックのような気持ちを感じると共に、やはりどこ行っても油断ならない国なのかという感想を持ちました。
おまけ
インドでは上記の通りに夜中は一切出歩くことはありませんでしたが、私が行ったことのある海外の都市で一番安心して夜中歩けたのは意外でしょうが中国の北京です。北京だと人がいきなり飛び出してきそうな隠れる場所が街中に少ないですし、また警察の人数と力がどちらも半端じゃないため治安に関しては非常にいいです。ほかの中国の沿岸部都市も大体似たりよったりで、総じて治安のいい所ばかりです。
あとマッドシティの松戸駅前では夜になるとちょっと粋がった格好した若者とかおっさんが歩いたりするものの、なんかやたらと周りを気にするかのように目が泳いでたりするので見てるこっちが不安になってきます。
2 件のコメント:
もしchanceが有れば、キミはインド駐在を考えていますか?
インドだけはさすがにお断りしたい。逆にロシアや東欧行けるなら喜んでいくけど。
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