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2015年2月18日水曜日
中国の住宅の特徴
近くのスーパーで何故か美濃焼の特設販売があったので上の丼碗と小皿を速攻で購入しました。どちらも質感といい絵柄といい気に入っています。中国は明日が旧暦の元旦に当たり、大晦日に当たる今日から長期連休となっておりますが、どこの飲食店も正月休みで閉まっているため最近は上の丼でうどんばっかり食っています。
さて気になる人がいるのかはまだわかりませんが、上の写真はお世辞にもいい構図ではありません。できれば斜め上から碗の中の絵柄と共に撮影したかったのですが、ちょっと止むに止まれぬ事情があって真上から撮る構図となりました。一体何でこうなったのかというと、室内が異常に暗いせいでありました。
中国に来て長期滞在した人ならわかると思いますが、中国の住宅は日本の住宅と比べて室内が異常なまでに暗いことが多いです。一体なんで暗いのかっていうと室内面積の広さに対して照明」の数が極端に少なく、またその照明器具も光線量が小さく照らし切れていないことが多いです。具体例を挙げると、小さなベッドルームなどでは電球数本しか設置されていないこともざらです。
第三国と比べたわけでもないので中国の住宅が異常に暗いのか日本の住宅が異常に明るいのかまではわかりませんが、日中で比べるなら中国は圧倒的に部屋の中が暗いことは確かです。そのため夜に室内を撮影しようものなら暗く写ってしまい、かといってフラッシュ焚くと今度は反射がきつかったりしてこの美濃焼を撮影するのにもひと手間かかっています。最終的に電気スタンドのあるパソコンデスクの上で撮影することでまだ見られる写真に仕上げていますが、そもそもパソコンを使用する際に電気スタンドもセットにならざるを得ない環境というのも考えてみれば変なもんです。そういえば以前上海にいた時も電気スタンドを常備していたなぁ。
照明に関してはこのように日本人の私からするとやや不満の感じるところがありますが、それ以外の面だと意外と中国の住宅の方が勝っている部分も少なくありません。まず第一に言えるのは天井の高さで、こっちへ出稼ぎにやってきた当初は空調の機器が悪くなるなと思ってあまりいい感じがしませんでしたが、慣れてくるとやっぱり部屋が広く感じられ、逆に日本へ帰国した際は天井が低くて狭く感じるとともに圧迫感を覚えました。
私の目算だと中国の住宅の天井高さは3m程度あり、日本の住宅は2.5m程度ではないかと思います。さっきさくっとググってみましたが日本の住宅はやはり2.4~2.5mが主だそうで、私の見間違いというわけでもないようです。
天井の高さと並んで中国の住宅で優れていると思うのは壁の厚さです。最近だと日本の住宅はども工費を削り、防音材などを敷き詰めることで壁を薄くしようとあの手この手を講じていますが、そういう先端素材を使う、使わない以上に単純に壁の厚みを厚くする以上に防音性は高める手段はないでしょう。中国の住宅は基本、どこも壁が異常に分厚く、試しにDQ6のハッサンみたいに正拳突きしてみたところ明らかに日本の住宅より分厚い重みというか拳に強い痛みを覚えました。とびひざ蹴りはやめておこう。
この傾向はこれまで住んだことのあるどの中国の部屋でも共通しており、一種スタンダードになっているのではないかと思えます。壁が分厚いので隣の音はほとんど聞こえず、聞こえるとしてもドア越しに洩れてくる音の方が大きいです。ただ断熱材に関しては恐らくほとんど使ってないものと思われ、冬場においては壁からリアルに冷気を感じるため、この辺は改善点として中国のデベロッパーに考えてもらいたいものです。
そのほか中国の住宅の特徴を述べると、以前にも書いたように単身用の住宅が少ないということと、トイレの中蓋を締めるネジがほぼ確実に緩んでいることと、北方地域は暖器があることといったところです。
暖器に関しては後輩も書いていますが、北京を始めとした中国の北方地域の住宅は建物内にスチーム管を張り巡らせて冬季は建物全体を一括して温めています。日本も北の方にはあるかもしれませんがなかなかこれが便利なもので、慣れてくるとこういった暖器のない上海とかの方が北京より寒く感じるようになってきます。
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2 件のコメント:
いつか上海の高級マンションを購入して頂きませんか?お待ちしております。
日本の欠陥マンションなら考えてあげてもいいよ。
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