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2017年8月26日土曜日

記憶に残ったRPGゲーム

中日新聞社説「一日も速く時給1000円に到達すべき」 自社のアルバイトは910円で募集だと話題に(ガジェット通信)

 上のニュースは友人が教えてくれましたが、相変わらず中日新聞はど汚いことをやってるようです。それにしてもここのガジェット通信はかなり昔、事前に許諾を取ってから私の記事を引用したことがありましたが、もうそういうオファーは私には来ないのかな?JBpressにも、「あれだけの記事を毎日ブログに書いておきながらどうしてもっとオファーこないの?」といわれましたが自分でもそう思います。

 話は本題に入りますがこのところ激務とストレスでやばいので気分転換とばかりにまたゲームの話題ですが、これまでそこそこいろんなゲームを遊んできた中で敢えてRPGというジャンルにくくった場合、印象に残るゲームが二本あります。


 ひとつは、プレイステーションで出された「リンダキューブアゲイン」です。システムとか画像は発売された当時を考えてもやや古いですが、その分シンプルな作りで遊び勝手は悪くありませんでした。ただそうした点以上に、このゲームを特徴づけているのはその気違いじみたストーリーの数々でしょう。上の動画もその一つですが、これだけにとどまらず「(;゚д゚)えぇ?」となるような展開や登場人物が多く、ほかでも言われていますがよくも当時にこんなゲームを発売できたものだと思えます。

 もう一つは、こちらはPS2で出てた「グローランサー3」です。このシリーズは6まで出ており、私は4まで遊んではいるのですが、その4でシリーズを見限りました。世間では4こそがシリーズ最高傑作だと言われていますが、私がプレイした感じだと4はお使いイベントが多くて主体的に物事を進められず、序盤に決められたとおりにイベントこなさないとその系統のイベントは途中から全く進まなくなり、終いにはボリュームというか内容が結構冗長でプレイしている間はガチで「はよ終わらんかな」とずっと思いながらやってました。
 もうすこしシリーズについて話すと、プレイステーションで出された1は間違いなく傑作で、フィールド画面がそのままシームレスに戦闘画面へ移るという特徴に加え、イベントを終えるごとにすぐまた新たなイベントに続くという展開のスピーディーさから単純にRPGゲームの歴史においてもまごうことなき傑作といえます。そんな偉大な1の次に出された2はまごうことなき失敗作で、ストーリーボリュームが異常に短く、主人公を含め出てくるキャラクターみんな全く魅力がなく、前作に引き続き出てくるキャラクターもなんか中途半端で、「なにしにきよってんお前」といいたくなるような登場の仕方でした。おまけにゲームシステムもかなり破綻していたし。

 その2の発売からわずか数ヶ月で、今回取り上げる3が発売されました。何故そんな短期間に2と3が発売したのかというと、この両作品はバトルをはじめとしたゲームシステムが完全に共通しており、同時並行で作られたと言われています。ただフィールドの移動は2は地図マップを指定するだけだったのに対し、3は1と同じくフィールド画面を自由に動くことができ、戦闘画面もそのままシームレスにつながるというシステムに戻りました。想像ですが、多分2で不評過ぎたからメーカー側も戻したのではないかと思います。

 では何故そのグローランサー3が印象に残っているのかというと、その洗練されたバトルシステムに加え、ストーリーと世界設定が特別よかったからです。簡単に世界観を説明すると、太陽の光が徐々に弱くなっていくという世界が舞台となっており、その影響で世界の北部を中心に段々と食料が得られなくなり、食料を巡って国々で戦争し合っているという世界となっています。こうした状況から一部の人間は時空転送装置を使って別の世界へと旅立ち、元の世界に残った主人公たちは他国との戦争を継続しつつ、太陽が輝きを失った理由を追いかけていくという展開になります。
 この太陽のくだりはシンプルながら考えさせられる内容で、太陽といわずとも世界気温が下がったら現実の世界でも同じことが起こりうるだけに妙なリアルさがありました。また主人公は会話で選ぶ選択肢によって性格が変わるため感情移入しやすく、その周囲のキャラクターも割と魅力あるキャラが揃っており、個人的には主人公の相棒に近いヒューイという男性キャラが飄々としつつもものすごい責任感で動く人間であったため気に入りました。

 唯一惜しむらくは、1同様に展開が非常にスピーディーであるため息切れせずストーリーが楽しめる一方、あまりにも早すぎてエンディングまで一気に到達してしまう所です。決してボリュームは少なくないものの、やってみればわかりますがあれよあれよという間に最終決戦へたどり着いてしまいます。
 そのせいか、もしくは製作途中で間に合わず削られたのかもしれませんが、ラスボスが何故太陽が輝きを失わせる行為をやったのかという動機については全く触れられず、あいまいなまま「個人の野望のため」で片づけられてしまいます。でもって進め方によってはこのゲーム、主人公側がめちゃくちゃ強くなるため、やりようによっては最終戦でラスボスに一切何もさせることなく投げナイフでハメ倒すことすらできてしまうほど楽勝となってしまい、終わった後には「なんやったんねんこれまでの騒動は?」と拍子抜けしてしまいます。実際、ラスボス戦より中盤の山場の方がきつかったです。

 とはいえゲーム全体としては完成度が非常に高く、特にBGMに関してはかねてから定評ある人が作っており、またエンディングテーマは声優の南央美氏が歌ってて、シングルCDが手に入らなかったからゲームのサウンドトラックを買うほど聞きほれました。ちなみに南央美氏はゲーム中でヒロインの一人を演じていますが、そのヒロインが上記の投げナイフの達人で、ぶっちゃけこのキャラ一人でこのゲームクリアできてしまいます。あと性格といい容貌といい、完全に「機動戦艦ナデシコ」で南央美氏が演じた「ホシノルリ」まんまなキャラです。悪くはないけど。

 最後にもう一つこのグローランサー3が特別印象に残った点として、上記にも述べた通りゲームストーリーの主軸は、「段々と崩壊へと向かっていく世界を救うこと」であり、古き良き日本のRPGらしい王道な展開とシステムだったことが大きいと考えています。個人的にほんの少しおまけ要素つけてPSVitaとかでリメイクし、古い日本のRPGを求めている人たちに手に取ってもらいたい作品です。

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