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2022年7月18日月曜日

円安と暗殺

不況の最中に規模拡大、三井財閥トップを襲った血盟団事件(JBpress)

 というわけで泣かず飛ばずに終わったこの連載の3本目ですが、目下の問題はこの仕事でクソ忙しい中でどうやって次の記事を書くかです。強気に出て言うと、今の自分の作業内容と作業時間をぶつければ、人一人廃人にせしめることも可能だと思います。しかも身内の裏切りによって、本来不要な作業を増やされていたことが今日分かるし。

 文句ばっか言っていてもしょうがないので記事について少し触れると、この記事では昭和期における金本位制復帰に纏わるドタバタで、財閥がドル買いしてしこたま儲けたエピソードを載せています。この辺りの内容を書いてた最中、ちょうど今の日本の空前の円安が続いていただけに、なんか現実と被るよね的に一人で思ってました。
 その後、血盟団事件の団琢磨暗殺について書きましたが、タイミングが重なったというか、安倍元総理の銃撃事件がこの前起きて、世相的になんか当時と被るところがあるのかと思うところがあります。まぁ偶然だろうけど。

 もっとも昭和前期は文字通り餓死者も出るほど経済の混乱が極まってたことを考えると、現代は円安とはいえまだまだ余裕のある状態です。っていうか今の日本の物価上昇率は中国だと例年レベルなだけに、これくらいでガタガタ言うなとか内心思います。

 一例を挙げると、今住んでいる部屋は6年前に借りてずっと住んでますが、家賃は月4300元(8.6万円)でした。大家に言われたわけではないものの、周りの家賃も上がり続けていることから2年経過ごとに200元ずつ自主的に引き上げており、現在は4700元(9.4万円)です。部屋によってはもっと上昇率の高い部屋もあると思われるし、家賃に限らず飲食費もどんどん上がってます。
 もちろん中国全体の所得も上がってはいますが、日本の場合はなんか中抜き業者の実入りだけが上がっているように見え、この辺でスタグフってるのかなとか見ています。真面目に日本経済を見る上で、尼崎市を始め、中抜きエコノミーは語らずにはおけないくらいでかくなっている気がします。

2 件のコメント:

ルロイ さんのコメント...

日本の中抜きの根深いところは、単に中間搾取してるやつが悪どいというだけではなくて、元請けがもろもろの手間を面倒くさがって丸投げしたがるのと、自社で下請けを買い取ればいいところを独立関係を保つことで経営責任を負わなくて済むとか、下請けの社長が社長という身分をキープできるとか、上層の責任逃れ体質と下層のお山の大将願望にも問題があるってとこですかねぇ。
みずほ銀行なんて典型ですが、上層が知識のない経歴だけエリートばかりになっちゃって中抜き企業がいないと経営が成り立たないレベルになってる側面ありますからね。
昭和に就職した世代がいなくなる頃にはもう少し変わってくると思うのですが…。

花園祐 さんのコメント...

 おっしゃる通りというか、中抜きはコスト面でもマイナスなだけじゃなく、品質管理方面でも水準を大きく下げる要素があると自分も思います。何も自社でやれとは言いませんが、尼崎市の件といい、サプライヤー管理が確実に疎かになります。これまたおっしゃられている通り、なんでこんなマイナスばかりなのに間に業者挟むのかって、やはり発注側が責任取りたくない、業務をわかってないってのが最大の原因でしょう。
 もはや日本経済のガンともいうべき悪弊なだけに、今度自分も記事書こうかなぁ。