さてさてまた余談から。ちょっと更新が遅れていたのと、北陸行っている間にあれこれ考えたので今日は書くことが多いです。それと北陸行ってたもんですからホームページも全然進まず。ただ、ホームページの方でやろうとすることで、一部の友人には伝えていますが、政治家やらマスコミの格付けなんかをやってみたら面白いんじゃないかと試行錯誤して考えています。
アメリカなんかでは個人がそういう格付けやら数学的データに基づいた分析をしており、レッドソックスはある野球好事家が個人で作ったプロ野球選手の成績分析を元に、表向きはぱっとしないけどその分析計算で優秀な成績を出したことから岡島投手の獲得に動いたといいます。最近好調の日ハムも、外には出せないらしいですがチーム内で独自の評価方法というものがあり、そこからマイケル中村を獲得したようです。そんな風なホームページが出来たらいいなぁ。
それでここからが本題です。この相続税についてですが、多分自分を含めた若い世代はほとんど意味がわからないと思います。実際に以前に自分が関わった調査でも、「日本は相続税の税率を上げるべきでしょうか?」という質問で、回答率が一割強程度と、無回答に近い回答が続出しました。
その相続税ですが、単純に言って格差是正に最も強い効果を出す税率でしょう。なにせ生前の財産を丸ごと国が持っていくのですから、どうせ取られるならとしてそういった財産は消費に使われますし、また一部の特権階級が長続きしないようになります。日本ではこれで華族が没落し、聞くところによるとインドのマハラジャも大部分やられたといいます。
そしてこの相続税、詳しい税率やら計算方法も私は知らないのですが、これも人づてに聞いたところ日本では三代続けて相続した際、元の財産はすべてなくなるというほど高い税率で、ヘタすれば世界で最も厳しいのではないかという声すらあります。
私自身、周囲も認めるくらい金に頓着がない人間で、格差是正論者ということもありこの高い相続税を日本人としてこれまで誇ってきたのですが、どうもこのところは疑問を持つようになりました。
きっかけはまた内輪ネタになりますが、労働経済学の某K先生と話をした際にイタリア人の生活について聞いたことでした。イタリアというとGDPでみると日本の半分以下、確か東京一つ分と同等くらいで、個人の月収も日本人と比べて確実に低いらしいのですが、その先生によると、イタリア人は持ち家率が高いため、彼らの資産などを考慮して生涯の生活水準を計ると、どうも日本人と同等になるらしいというのです。
言われてみると、日本は姉歯騒動の際でも取り上げられましたが、日本の家屋は基本的にはビルト&スクラップで、将来壊すことを前提にして造られており、それがこの事件を生んだ原因だと専門家が指摘していました。確かに、日本は地震が多くて徒然草の頃から家屋は仮の住まいとして、何世代に渡って同じ家を使用し続けるという感覚が現代では希薄な気がします。高度成長期は夢のマイホームと言っては住宅ブームにもなりましたが、冷静に考えると、壊して何度も造り直すより、丈夫で何世代も住める家を作った方が社会的にはプラスなのではないかと思いました。そりゃ確かに造る時に金はかかりますし、出来た直後に火災にあったり地震にあったら災難ですが、壊しては建てを繰り返すより資源の有効活用にもつながるし、なにより無駄な労働力を割かずにすみます。そしたら土建屋が苦しくなるという反論もありますが、イタリアをはじめとしたヨーロッパで土建屋達は、どちらかというと新築よりリフォームで生計を立てる人が多いと聞きます。そのように、リフォームを繰り返して何世代に渡って住める家の方がどうもよさそうな気がします。
そこで今日の本題です。恐らく、相続税がかかる際に最も費用負担が大きいのはこの家屋でしょう。それこそ東京の土地家屋を親から引き継いだら、いきなり数千万近い費用を国税局から徴税されるでしょう。もちろんそんな現金をすぐ用意できる人なんてそういませんから、大抵は物納、つまり土地と家屋を国、もしくは不動産屋に差し出して税金を納めるそうです。
まぁこうすれば確かに格差是正に効果はあると思いますが、やはり子供の頃からずっと育った家などを税金のために差し出すというのは少し酷な気もしますし、そうして差し出した家は大抵はその後壊されて、新しい家が建つかビルが建つかになります。で、出てった人はまた別の家に住む。なんか馬鹿馬鹿しくないでしょうか。
結局はそうして新しい家に入る為にまた莫大なお金を費やすのです。まぁ借家という手もありますが、これだって元の家に住み続けられれば財産税はかかりますが、借家の家賃より安い場合はその分はそのまま生活費に回せます。しかも高齢者の場合は働くことが出来ないため、借家で家賃を払い続けていると、生活が困窮する可能性すらあります。
そうして考えると、この相続税というのは果たして格差是正につながるのかどうか怪しく思えてきました。特に生活保護受給者が増えている現代、衣食住の一角を担う家屋については若干の議論が必要なのではないでしょうか。そして何世代に渡って使える耐久力のある家屋を造る事によって、うまくすれば防災に役立つかもしれませんし、単純に家屋倒壊が起こらなければ、被災生活を送らずにすみます。しかしそんな家を造ろうとすると最初にお金がかかるし、また将来の相続税も高くなる。そんなの、誰も造りやしませんよ。
なので、防災の観点から高い価値のある家については相続税を減免するのは一つの手だと思います。というより、この家屋については相続税からはずすべきかもしれません。実際に欧米では、「家庭に国家が介入すべきでない」として、相続税を取っ払っている国が増えてきているそうです。
この相続税は下手をしたら個人の安定した生活を壊してしまう可能性すらあるので、ひとまず改正すべきだと思います。私なら、格差是正は守るため、相続税の範囲を家屋などの固定資産を控除して、証券や現金などの流動資産に限って税金をかけるようなのでいいと思います。結局はそれで消費は促されるのだし。
今日のはトピックスが決めづらいので複合です。たまにはありかな。
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2008年3月27日木曜日
くどいけどガソリン税問題
内輪ネタですが、この前友人に別の友人が自分のことをZガンダムのパプテマス・シロッコだと言っていたと教えたら、彼ってまんまシロッコやんと納得してました。
そんなどうでもいいネタはともかく、ガソリン税を代表とした暫定税率問題です。今日先ほど、福田首相が来年から一般財源化すると記者会見で明言しましたが、はっきり言って遅きに失した判断といわざるを得ません。それこそまだガソリン代がリッター130円くらいにまで下がっていれば現状維持でも国民はなぁなぁで納得したかもしれませんが、現在に至っても原油価格は上昇する可能性を孕んだままで、特に運輸業者は倒産ぎりぎりまで追い込まれ、一般消費者に至っても各商品の値上がりを受けてこの問題に対して注目をはずしませんでした。
それこそ、日銀総裁問題でガタガタしている暇があったら、こちらの一般財源化の約束をせめて三月上旬にまで行っていれば、民主党が協議に応じなくとも専門家や解説家などから逆批判が起こり、自民党側に風が吹いた可能性もあったと思うのですが、なにも期限切れまで一週間切ってからこうして動くなんて、昔好きだっただけに福田首相にはつくづく残念な思いがします。まるで初恋のあの人に振られるみたいだ……。
もっとも、この段階になって福田首相が動いたには各所からも言われているように理由はあると思います。一つは間違いなく支持率の低下です。最終的には協議の応じようとしない民主党へ逆批判が起こるとにらんでいたのが全然逆の結果になり、焦りを覚えたという、以前にも紹介した理由ですがこれは間違いない事実でしょう。現在のまま支持率が低下し続ければ、選挙さえしなければ議席は減ることはないにしても、かつての森喜郎元首相のように自民党内部から福田降しが起こりかねないところまで来てしまいます。
もう一つの理由が、最後まで古賀誠を筆頭とする自民党の道路族議員を説得できなかったという話です。福田首相自体は支持率低下を防ぐために一般財源化を考え始めたにもかかわらず、道路族議員がそれなら降ろすぞと言わんばかりに圧迫をかけて、それでなかなか言い出せなかったという話がちらほらされています。これも信憑性のある話で、私が思うに今月中旬の政治家のパーティーにて小泉元首相が、「首相が一声挙げれば党はそれに従わざるを得なくなる。一般財源化すべきだ」と発言したのは、福田首相へのメッセージだったのかと思います。実際に今日このように動いたことを考えると、背に腹はかえられなかったということですかね。
最後に私の考えを披露すると、やはり現段階で税金を廃止していきなりガソリン代25円値下げをすれば、各所で大混乱になると思います。実際にガソリンスタンドは値段の高い状態で仕入れたにもかかわらず、四月一日からは値下げしないと競争に負けるとして戦々恐々し、自動車の所有者達も、値下げを待っているのかこのところガソリンを入れるのをわざと控え、運送会社に至っては今週中は仕事をしないで値下げをひたすら待つというところまで出ているそうです。
ですから、多少問題はあるとしてもいきなり廃止するべきではなく、税率を維持したままでできれば今年度中から一般財源化、もしくは目的外に金を使った官僚への厳正な処分と引き換えに福田首相案の来年度からの一般財源化が望ましいと思います。その上で、この異常な原油高に配慮してこの税率を徐々に下げていくのも一考の価値があるでしょう。たとえば、来年度から一般財源化する際に現率25円を20円にするとか、徐々に下げていくことにより社会への混乱を防ぐ方法もあるので、そういった案を民主党が提案すれば、それなりに有用な協議になると私は思います。
にしても、桑田が引退か……。ちょうど去年、かなり身の回りの状況が悪かっただけに、彼のメジャー昇格がすごい励みになったので、さびしい限りです。しかしコーチなどが向いてそうなので、これからはそちらの方面でがんばってほしいですね。
そんなどうでもいいネタはともかく、ガソリン税を代表とした暫定税率問題です。今日先ほど、福田首相が来年から一般財源化すると記者会見で明言しましたが、はっきり言って遅きに失した判断といわざるを得ません。それこそまだガソリン代がリッター130円くらいにまで下がっていれば現状維持でも国民はなぁなぁで納得したかもしれませんが、現在に至っても原油価格は上昇する可能性を孕んだままで、特に運輸業者は倒産ぎりぎりまで追い込まれ、一般消費者に至っても各商品の値上がりを受けてこの問題に対して注目をはずしませんでした。
それこそ、日銀総裁問題でガタガタしている暇があったら、こちらの一般財源化の約束をせめて三月上旬にまで行っていれば、民主党が協議に応じなくとも専門家や解説家などから逆批判が起こり、自民党側に風が吹いた可能性もあったと思うのですが、なにも期限切れまで一週間切ってからこうして動くなんて、昔好きだっただけに福田首相にはつくづく残念な思いがします。まるで初恋のあの人に振られるみたいだ……。
もっとも、この段階になって福田首相が動いたには各所からも言われているように理由はあると思います。一つは間違いなく支持率の低下です。最終的には協議の応じようとしない民主党へ逆批判が起こるとにらんでいたのが全然逆の結果になり、焦りを覚えたという、以前にも紹介した理由ですがこれは間違いない事実でしょう。現在のまま支持率が低下し続ければ、選挙さえしなければ議席は減ることはないにしても、かつての森喜郎元首相のように自民党内部から福田降しが起こりかねないところまで来てしまいます。
もう一つの理由が、最後まで古賀誠を筆頭とする自民党の道路族議員を説得できなかったという話です。福田首相自体は支持率低下を防ぐために一般財源化を考え始めたにもかかわらず、道路族議員がそれなら降ろすぞと言わんばかりに圧迫をかけて、それでなかなか言い出せなかったという話がちらほらされています。これも信憑性のある話で、私が思うに今月中旬の政治家のパーティーにて小泉元首相が、「首相が一声挙げれば党はそれに従わざるを得なくなる。一般財源化すべきだ」と発言したのは、福田首相へのメッセージだったのかと思います。実際に今日このように動いたことを考えると、背に腹はかえられなかったということですかね。
最後に私の考えを披露すると、やはり現段階で税金を廃止していきなりガソリン代25円値下げをすれば、各所で大混乱になると思います。実際にガソリンスタンドは値段の高い状態で仕入れたにもかかわらず、四月一日からは値下げしないと競争に負けるとして戦々恐々し、自動車の所有者達も、値下げを待っているのかこのところガソリンを入れるのをわざと控え、運送会社に至っては今週中は仕事をしないで値下げをひたすら待つというところまで出ているそうです。
ですから、多少問題はあるとしてもいきなり廃止するべきではなく、税率を維持したままでできれば今年度中から一般財源化、もしくは目的外に金を使った官僚への厳正な処分と引き換えに福田首相案の来年度からの一般財源化が望ましいと思います。その上で、この異常な原油高に配慮してこの税率を徐々に下げていくのも一考の価値があるでしょう。たとえば、来年度から一般財源化する際に現率25円を20円にするとか、徐々に下げていくことにより社会への混乱を防ぐ方法もあるので、そういった案を民主党が提案すれば、それなりに有用な協議になると私は思います。
にしても、桑田が引退か……。ちょうど去年、かなり身の回りの状況が悪かっただけに、彼のメジャー昇格がすごい励みになったので、さびしい限りです。しかしコーチなどが向いてそうなので、これからはそちらの方面でがんばってほしいですね。
北陸旅行記
ここ数日更新があきましたが、実はちょっと時間もあったので、前から行こうと思っていた北陸に昨日まで行っていました。
最初の行き先は金沢で、東京から4400円で高速バスを使っていきました。金沢は両親が昔に住んでいたことがある場所で、北陸の観光地としても有名なことから前から行こうと思っていたのがようやく実現しました。
で、その中身ですが、まず朝早くにレンタサイクルを借りて金沢中を観光しました。金沢自体は小さい街なので、郊外に行かなければ意外とこれで十分見て回れました。ただ、借りたレンタサイクルがえらくぼろぼろで、ブレーキパッドも完全に磨耗しておりガクンガクンと停止するので、ちょっと難儀でしたね。
一番面白かったのは妙立寺という、通称忍者寺というところで、加賀藩のいざというときので白として作られたため、寺中に仕掛けがたくさん施してある建物で、それこそ案内なしに入ったらいきなり落とし穴にはまってしまいそうな面白い所でした。
そんな金沢は半日である程度堪能したので、この次は富山へと電車で向かい、そこで富山城跡を見学し(佐々成正の説明があってよかった)、夕方には今度は新潟行きの高速バスを拾い、新潟までの途中にある、燕三条駅で降りました。このバスの料金は4500円なり……。
そこのビジネスホテルで一泊し、その次の朝には電車で今回のメインターゲットにしていた長岡へと向かいました。この長岡は河合継之助や山本五十六の出身地ということもあり、前々から興味を持っていて望んだ場所でしたが、先に結論を言うと、町全体の区割りが非常によく出来た街で、また市民団体と行政による連携がある程度なされており、町全体をパッケージとしてよくまとめられたところでした。特に感心したのは、一筆書きのように長岡駅から主要な観光地(山本五十六記念館など)を回るルートが作られており、同時に商店街などもさりげなく通るように工夫されてました。ちょっとシャッター街っぽかったけど。
以前に「国家の品格」で有名な藤原正彦氏が、「天才が生まれる場所には法則がある。それは自然にあふれ美しい景観が必要なのだ」と、出身人物には地域性が現れるようなことを言っていましたが、確かに何かしら面白い人材が生まれそうな場所だと、この長岡に関して私も思いました。あ、河合継之助の墓はうわさ通り、ぼろぼろでしたよ。あと観光案内所で一緒になったおっさんが案内書の人に、「来年の大河が直江兼次に決まって、忙しいんじゃないか」といったので、「っても、主演が妻夫木ですからどうですかね」と私が返したところ、「いや、謙信は美少年好みだったからいいんじゃないの」と返された。やるなぁおっさん。
その後、昼過ぎに長岡を出て、ゆっくり鈍行列車を使って東京に帰ってきました。新幹線なら一時間半くらいのところを六時間もかかったよ、しかも料金も4500円くらい。最初のバス代は安かったなぁ。
最初の行き先は金沢で、東京から4400円で高速バスを使っていきました。金沢は両親が昔に住んでいたことがある場所で、北陸の観光地としても有名なことから前から行こうと思っていたのがようやく実現しました。
で、その中身ですが、まず朝早くにレンタサイクルを借りて金沢中を観光しました。金沢自体は小さい街なので、郊外に行かなければ意外とこれで十分見て回れました。ただ、借りたレンタサイクルがえらくぼろぼろで、ブレーキパッドも完全に磨耗しておりガクンガクンと停止するので、ちょっと難儀でしたね。
一番面白かったのは妙立寺という、通称忍者寺というところで、加賀藩のいざというときので白として作られたため、寺中に仕掛けがたくさん施してある建物で、それこそ案内なしに入ったらいきなり落とし穴にはまってしまいそうな面白い所でした。
そんな金沢は半日である程度堪能したので、この次は富山へと電車で向かい、そこで富山城跡を見学し(佐々成正の説明があってよかった)、夕方には今度は新潟行きの高速バスを拾い、新潟までの途中にある、燕三条駅で降りました。このバスの料金は4500円なり……。
そこのビジネスホテルで一泊し、その次の朝には電車で今回のメインターゲットにしていた長岡へと向かいました。この長岡は河合継之助や山本五十六の出身地ということもあり、前々から興味を持っていて望んだ場所でしたが、先に結論を言うと、町全体の区割りが非常によく出来た街で、また市民団体と行政による連携がある程度なされており、町全体をパッケージとしてよくまとめられたところでした。特に感心したのは、一筆書きのように長岡駅から主要な観光地(山本五十六記念館など)を回るルートが作られており、同時に商店街などもさりげなく通るように工夫されてました。ちょっとシャッター街っぽかったけど。
以前に「国家の品格」で有名な藤原正彦氏が、「天才が生まれる場所には法則がある。それは自然にあふれ美しい景観が必要なのだ」と、出身人物には地域性が現れるようなことを言っていましたが、確かに何かしら面白い人材が生まれそうな場所だと、この長岡に関して私も思いました。あ、河合継之助の墓はうわさ通り、ぼろぼろでしたよ。あと観光案内所で一緒になったおっさんが案内書の人に、「来年の大河が直江兼次に決まって、忙しいんじゃないか」といったので、「っても、主演が妻夫木ですからどうですかね」と私が返したところ、「いや、謙信は美少年好みだったからいいんじゃないの」と返された。やるなぁおっさん。
その後、昼過ぎに長岡を出て、ゆっくり鈍行列車を使って東京に帰ってきました。新幹線なら一時間半くらいのところを六時間もかかったよ、しかも料金も4500円くらい。最初のバス代は安かったなぁ。
2008年3月23日日曜日
広告の価値とは
まず最初にお詫びです。作るといっていたホームページはまだ出来ていません。なんせ初めて作るし、それ以上に「三山木会」で具体的に何をするかを決めていないというのも、ホームページの方向性が定まらない原因かもしれない。
そんな前置きをしておいて、今日のネタです。その名もずばり広告の価値です。
実は今日テレビを見ていたら、現在公開中の映画「ライラの冒険」のテレビコマーシャルがありました。内容は多分言えばわかると思いますが、例の映画館から出てくる人のインタビューをして、「面白かったです」とか、「ちょーわくわくしたっ」と観客が感想を言うのを写したCMでした。この手の話題は以前からある友人と何度もやっているのですが、正直言ってこの手のCMを見るたびに、余計にその映画を見たくなくなることの方が多い気がします。
しかしこれはあくまで私個人の感情だと思っていたら、もう結構前ですが確か七年位前の調査で実際に街を歩いている人に聞いてみると、私と同じように見たくなくなると答える人が多かったらしいです。にもかかわらず、この「ライラの冒険」に限らず映画内容より観客を写すCMが未だに続けられるのは何故なのでしょうか。
一つの理由が、広告効果がはっきりしないということです。たとえば、なにも広告するまでもなくその映画が非常に優れた作品だった場合、口コミでその内容が広まり、実際のCMなどがクソであったとして売れてしまいます。その場合CMで逆効果を生んだとしてもセールス的には大成功になってしまうので、そのCMが失った観客数は結局わからずじまいです。
同様に、複数の広告を利用した場合もあります。たとえばCMが逆効果を生んだとしても、その他の評論などでそれを穴埋めする効果が生まれ、結果的には作品が売れる。これでも、たとえ駄目なCMだったとしても誤解を生む原因になります。
実際にテレビコマーシャルが完璧な逆効果を生んでしまった例として、テレビゲームの「ワンダープロジェクトJ2」の例があります。このゲームのCM内容はなんと、プレイヤーの俳優が画面の上のヒロインにキスをしようとする、いわゆる「ギャルゲー」を連想させる内容だったらしく、実際のゲーム内容は高く評価されているにもかかわらずそのCMにドン引きした人が多かったのか、売り上げ面で非常に低迷してしまったらしいです。
とこのように、広告はただ商品を広める一方で、逆にその作品に対して嫌悪感を生むといった逆効果も作る可能性があることについて語ってきました。最近では失言騒動を起こした幸田クミ関連でCMの自粛騒動が生まれましたが、ここで一つ槍玉に挙げてみたい、というよりも現実にテレビ業界で起こっているCMの費用対効果及びテレビのスポンサー料についてさらに言及しておきます。久々に今日は長くなりそうだ。
最近、テレビをよく見ていて気づく人は気づいたかもしれませんが、以前はCMの花であったお菓子業界のCMが一時期と比べ随分減っています。これは実際に広告会社に勤務している人間から聞いた話ですが、以前と比べてテレビでCMを打っても売り上げ上昇につながることが少なくなったらしく、テレビ局側に支払う広告料に見合わなくなったとお菓子会社が見切りをつけたことが原因らしいです。
この動きはなにもお菓子会社だけに限定されるわけでなく、各企業で同様の見解がもたれているらしいです。この動きに拍車をかけたのは言うまでもなくインターネットで、昔と比べて電話番号やら料金説明をいちいちCMの短い時間で目いっぱいやるまでもなく、ホームページを持つことで十分に代替出来るようになったのが、このような変化を生んだといわれています。
そしてこれは確か2005年の12月にどっかのブログで書かかれていた内容なのですが、そこではもっと極論を言って「テレビコマーシャルはもう何も効果を生まない」とまで言っていました。その人の根拠はこうで、当時松下のガスファンヒーターのガス漏れ問題が起こり、松下側が年末商戦を控えた時期に回収を行う旨だけをCMで延々と訴えて他の商品の紹介などは全くしていなかったのに、松下製の他の家電売り上げが上昇したからだと言っていました。また、実際にそのブログの作者自体も、テレビCMを見て買い換える車を選ぶことはないとして、実際にはカタログやらディーラーに行って買うのだから、やっぱりCMはいらないんだと言ってました。まぁ案の定というか、コメント欄はこれらの内容に対して批判するものが多かったです。
すこしCMの専門的な話をすると、CMには大別して二種類あり、商品を視聴者に告知するアピールCMと、その商品もしくは販売製作している企業のイメージをよくするイメージCMの二つに分けられます。それぞれ例を出すと、お菓子会社とか旅行会社がしているのはアピールCMで、先ほどの松下の例などはイメージCMに当たります。もちろん、中には両方を兼ね備えているのも少なくありません。
そういう目で見たら先ほどの松下のCMの場合、会社のイメージアップが商品売り上げに影響したので実際には広告効果があったと言えます。ほんと、あのブログの人は広告の基本すら知らなかったんだろうな。
しかしそのブログの作者を弁護するなら、テレビコマーシャルは費用対効果で見たら薄いという点を考慮すると、やはり一部の商品についてはCMの価値はないと私も思います。私もこの辺りは詳しくはありませんが、一回15秒のCMを番組の間に挟むのにそれこそ一回数百万単位、場合によれば数千万単位のお金が必要になります。果たしてそんだけ払っていて実際に数千万円以上に商品の売り上げが増加するかといったら、いまどきのひねくれた世の中じゃちょっと期待できません。そういう風に思い切っちゃう企業が増えた結果、スポンサー企業はこのところ減少の一方で、その分の穴埋めをちょっと前は消費者金融、最近はパチンコ屋がやっているのが現在の構図です。
ではなぜこのような費用対効果が薄くなってしまったのでしょうか。もちろん先ほどに挙げたインターネットの普及が最大の原因ですが、もう一つの大きな原因といわれているのが、テレビ局側の価格設定にあると私は考えています。それこそ昔ならともかく、テレビ局は未だにCMの広告効果は大きいと主張し、なんでもスポンサー企業相手に高い価格設定で迫ってくるといううわさを聞いたことがあります。しかしスポンサー側も馬鹿じゃないので段々とテレビ局から離れていき、かといって振り上げた拳を下げきれず、テレビ局側は未だに高い広告料を設定しているという話らしいです。それこそ、国からの保護がなければ民法はとっくに潰れているという、先ほどの広告会社の人の分析です。
ではテレビ局の経営は未だに安定しているのでしょうか。どうも遠くから見ていると、私はそうは見えません。これからデジタル放送にするための設備投資に資金がなお必要ですし、それによる多チャンネル化でただでさえネットの影響で下がっている視聴率はさらに下がります。そしてその高いプライドをかげながら支えてきた消費者金融はグレーゾーン金利廃止でゴールデンから撤退し、パチンコ屋の天下もいつまで続くことから。
今本当にテレビ局がなすべきことは経営のスリム化だと思い、今日の投稿は終わりです。あぁ、本当に長かった。
そんな前置きをしておいて、今日のネタです。その名もずばり広告の価値です。
実は今日テレビを見ていたら、現在公開中の映画「ライラの冒険」のテレビコマーシャルがありました。内容は多分言えばわかると思いますが、例の映画館から出てくる人のインタビューをして、「面白かったです」とか、「ちょーわくわくしたっ」と観客が感想を言うのを写したCMでした。この手の話題は以前からある友人と何度もやっているのですが、正直言ってこの手のCMを見るたびに、余計にその映画を見たくなくなることの方が多い気がします。
しかしこれはあくまで私個人の感情だと思っていたら、もう結構前ですが確か七年位前の調査で実際に街を歩いている人に聞いてみると、私と同じように見たくなくなると答える人が多かったらしいです。にもかかわらず、この「ライラの冒険」に限らず映画内容より観客を写すCMが未だに続けられるのは何故なのでしょうか。
一つの理由が、広告効果がはっきりしないということです。たとえば、なにも広告するまでもなくその映画が非常に優れた作品だった場合、口コミでその内容が広まり、実際のCMなどがクソであったとして売れてしまいます。その場合CMで逆効果を生んだとしてもセールス的には大成功になってしまうので、そのCMが失った観客数は結局わからずじまいです。
同様に、複数の広告を利用した場合もあります。たとえばCMが逆効果を生んだとしても、その他の評論などでそれを穴埋めする効果が生まれ、結果的には作品が売れる。これでも、たとえ駄目なCMだったとしても誤解を生む原因になります。
実際にテレビコマーシャルが完璧な逆効果を生んでしまった例として、テレビゲームの「ワンダープロジェクトJ2」の例があります。このゲームのCM内容はなんと、プレイヤーの俳優が画面の上のヒロインにキスをしようとする、いわゆる「ギャルゲー」を連想させる内容だったらしく、実際のゲーム内容は高く評価されているにもかかわらずそのCMにドン引きした人が多かったのか、売り上げ面で非常に低迷してしまったらしいです。
とこのように、広告はただ商品を広める一方で、逆にその作品に対して嫌悪感を生むといった逆効果も作る可能性があることについて語ってきました。最近では失言騒動を起こした幸田クミ関連でCMの自粛騒動が生まれましたが、ここで一つ槍玉に挙げてみたい、というよりも現実にテレビ業界で起こっているCMの費用対効果及びテレビのスポンサー料についてさらに言及しておきます。久々に今日は長くなりそうだ。
最近、テレビをよく見ていて気づく人は気づいたかもしれませんが、以前はCMの花であったお菓子業界のCMが一時期と比べ随分減っています。これは実際に広告会社に勤務している人間から聞いた話ですが、以前と比べてテレビでCMを打っても売り上げ上昇につながることが少なくなったらしく、テレビ局側に支払う広告料に見合わなくなったとお菓子会社が見切りをつけたことが原因らしいです。
この動きはなにもお菓子会社だけに限定されるわけでなく、各企業で同様の見解がもたれているらしいです。この動きに拍車をかけたのは言うまでもなくインターネットで、昔と比べて電話番号やら料金説明をいちいちCMの短い時間で目いっぱいやるまでもなく、ホームページを持つことで十分に代替出来るようになったのが、このような変化を生んだといわれています。
そしてこれは確か2005年の12月にどっかのブログで書かかれていた内容なのですが、そこではもっと極論を言って「テレビコマーシャルはもう何も効果を生まない」とまで言っていました。その人の根拠はこうで、当時松下のガスファンヒーターのガス漏れ問題が起こり、松下側が年末商戦を控えた時期に回収を行う旨だけをCMで延々と訴えて他の商品の紹介などは全くしていなかったのに、松下製の他の家電売り上げが上昇したからだと言っていました。また、実際にそのブログの作者自体も、テレビCMを見て買い換える車を選ぶことはないとして、実際にはカタログやらディーラーに行って買うのだから、やっぱりCMはいらないんだと言ってました。まぁ案の定というか、コメント欄はこれらの内容に対して批判するものが多かったです。
すこしCMの専門的な話をすると、CMには大別して二種類あり、商品を視聴者に告知するアピールCMと、その商品もしくは販売製作している企業のイメージをよくするイメージCMの二つに分けられます。それぞれ例を出すと、お菓子会社とか旅行会社がしているのはアピールCMで、先ほどの松下の例などはイメージCMに当たります。もちろん、中には両方を兼ね備えているのも少なくありません。
そういう目で見たら先ほどの松下のCMの場合、会社のイメージアップが商品売り上げに影響したので実際には広告効果があったと言えます。ほんと、あのブログの人は広告の基本すら知らなかったんだろうな。
しかしそのブログの作者を弁護するなら、テレビコマーシャルは費用対効果で見たら薄いという点を考慮すると、やはり一部の商品についてはCMの価値はないと私も思います。私もこの辺りは詳しくはありませんが、一回15秒のCMを番組の間に挟むのにそれこそ一回数百万単位、場合によれば数千万単位のお金が必要になります。果たしてそんだけ払っていて実際に数千万円以上に商品の売り上げが増加するかといったら、いまどきのひねくれた世の中じゃちょっと期待できません。そういう風に思い切っちゃう企業が増えた結果、スポンサー企業はこのところ減少の一方で、その分の穴埋めをちょっと前は消費者金融、最近はパチンコ屋がやっているのが現在の構図です。
ではなぜこのような費用対効果が薄くなってしまったのでしょうか。もちろん先ほどに挙げたインターネットの普及が最大の原因ですが、もう一つの大きな原因といわれているのが、テレビ局側の価格設定にあると私は考えています。それこそ昔ならともかく、テレビ局は未だにCMの広告効果は大きいと主張し、なんでもスポンサー企業相手に高い価格設定で迫ってくるといううわさを聞いたことがあります。しかしスポンサー側も馬鹿じゃないので段々とテレビ局から離れていき、かといって振り上げた拳を下げきれず、テレビ局側は未だに高い広告料を設定しているという話らしいです。それこそ、国からの保護がなければ民法はとっくに潰れているという、先ほどの広告会社の人の分析です。
ではテレビ局の経営は未だに安定しているのでしょうか。どうも遠くから見ていると、私はそうは見えません。これからデジタル放送にするための設備投資に資金がなお必要ですし、それによる多チャンネル化でただでさえネットの影響で下がっている視聴率はさらに下がります。そしてその高いプライドをかげながら支えてきた消費者金融はグレーゾーン金利廃止でゴールデンから撤退し、パチンコ屋の天下もいつまで続くことから。
今本当にテレビ局がなすべきことは経営のスリム化だと思い、今日の投稿は終わりです。あぁ、本当に長かった。
2008年3月21日金曜日
走れ、たいやきくん
この前ぼーっとしていたら、なぜだかこんな文章が浮かんできた。
たいやきくんは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の店のおじさんを除かなければならぬと決意した。
たいやきくんには経営がわからぬ。たいやきくんは、純朴な屋台菓子である。あんこを食べ、鉄板の上で焼かれて暮して来た。けれども嫌になっちゃうことに対しては、人一倍に敏感であった。
なんか、疲れているのだろうか。
たいやきくんは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の店のおじさんを除かなければならぬと決意した。
たいやきくんには経営がわからぬ。たいやきくんは、純朴な屋台菓子である。あんこを食べ、鉄板の上で焼かれて暮して来た。けれども嫌になっちゃうことに対しては、人一倍に敏感であった。
なんか、疲れているのだろうか。
2008年3月19日水曜日
99年の社会
昨晩、前から読み返そうと思っていた公民の資料集を読み返しました。この資料集は1999年に発行されたもので、なにげにこういった時勢を読むのに非常に適した資料でもあることから、かねてより保存していました。
まず一読してみて目に付いたのは、この時期すでにトヨタのプリウスについて記述がありました。このプリウスはハイブリッドエンジンの実現により、他の車と比べて劇的に燃費効率を向上させた車ですが、このプリウスを環境問題と絡めてすでに言及していたのがなかなかに印象的でした。ちなみに、プリウスの発売当初のキャッチフレーズは、「20世紀に間に合いました」ですが、個人的には「ハイブリッド車が量産の暁には、米ビッグスリーなど一瞬で叩きのめしてくれるわ!」と、ドズル閣下ばりの勇ましさがほしかったです。
資料集全体で見ると、なんかやたらと人権に関する記述が多かったのも目に付きました。まぁそういうところが出しているのかもしれませんが、「部落出身だということで内定を反故にされた」とか、成田闘争について書かれているとか、全体的に左傾な記述が多いです。といっても、問題があるほどでもないですが。
また日本の問題点として、低い投票率や過労死なども取り上げており、なかなか当時の社会問題がうかがえます。
逆に、今じゃ全く評価が変わってしまった記述で、わざわざ元社長の藤田田のインタビューをのっけて、マクドナルドのハンバーガー半額キャンペーンも取り上げていました。この時、マクドナルドが全盛期だったからなぁ。
総括として、まぁ生徒向けに簡単に作っているというのもあるでしょうが、当時問題だとされた部分は、案外今になってもかわらず問題であり続けているような気がします。十年近くも問題を何も解決してこなかったということなのでしょうかね。
まず一読してみて目に付いたのは、この時期すでにトヨタのプリウスについて記述がありました。このプリウスはハイブリッドエンジンの実現により、他の車と比べて劇的に燃費効率を向上させた車ですが、このプリウスを環境問題と絡めてすでに言及していたのがなかなかに印象的でした。ちなみに、プリウスの発売当初のキャッチフレーズは、「20世紀に間に合いました」ですが、個人的には「ハイブリッド車が量産の暁には、米ビッグスリーなど一瞬で叩きのめしてくれるわ!」と、ドズル閣下ばりの勇ましさがほしかったです。
資料集全体で見ると、なんかやたらと人権に関する記述が多かったのも目に付きました。まぁそういうところが出しているのかもしれませんが、「部落出身だということで内定を反故にされた」とか、成田闘争について書かれているとか、全体的に左傾な記述が多いです。といっても、問題があるほどでもないですが。
また日本の問題点として、低い投票率や過労死なども取り上げており、なかなか当時の社会問題がうかがえます。
逆に、今じゃ全く評価が変わってしまった記述で、わざわざ元社長の藤田田のインタビューをのっけて、マクドナルドのハンバーガー半額キャンペーンも取り上げていました。この時、マクドナルドが全盛期だったからなぁ。
総括として、まぁ生徒向けに簡単に作っているというのもあるでしょうが、当時問題だとされた部分は、案外今になってもかわらず問題であり続けているような気がします。十年近くも問題を何も解決してこなかったということなのでしょうかね。
2008年3月18日火曜日
チベット暴動事件の報道について
今盛んに取り上げられているチベットの暴動事件ですが、事件本体については今だ情報不足の勘が否めないので取り扱いません。もう少し報道の様子を見るべきでしょう。
その報道のされようですが、当初ダライ・ラマ14世の声明が日曜日に至るまでなかなかでなくてやきもきしてましたが、最後には出てきてほっとしました。その日曜日の新聞ですが、これが結構面白く、新聞によって差がありました。
まず読売新聞、ここは一面にでかでかと写真つきで報道。事実、今回の事件は五輪前を控えた中国における人権問題に関わる事件なので、これくらいの扱いが必要でしょう。それに対して朝日新聞、一面は一面だが、センターをはずしてちょっと端の方で並に報道。一番でかく、真ん中に持ってきた記事はどうでもよさそうな社内調査の結果だった。調査内容は各自治体の温暖化に対する姿勢調査だったが、はっきり言ってこんなのいつでも出せるじゃん……。普段は人権人権ってうるさいくせに、中国にはやけにやさしいよね朝日って。
さらに書くと、確か先週の水曜日だったと思いますが、これまで人権侵害国と名指して批判してきた米国がその日になって中国を侵害国リストからはずしてました。その背景には五輪前に刺激しないようにという配慮があったようですが、なんか見事に裏目に出た気がします。ちょっとアメリカさんはが可哀想です。
ついでに書くと、もうロンドンでは市民団体が中国大使館前でシュプレヒコールをしていたそうです。この問題に限らず、日本人ももっと行動力があってもいいような気がする。
その報道のされようですが、当初ダライ・ラマ14世の声明が日曜日に至るまでなかなかでなくてやきもきしてましたが、最後には出てきてほっとしました。その日曜日の新聞ですが、これが結構面白く、新聞によって差がありました。
まず読売新聞、ここは一面にでかでかと写真つきで報道。事実、今回の事件は五輪前を控えた中国における人権問題に関わる事件なので、これくらいの扱いが必要でしょう。それに対して朝日新聞、一面は一面だが、センターをはずしてちょっと端の方で並に報道。一番でかく、真ん中に持ってきた記事はどうでもよさそうな社内調査の結果だった。調査内容は各自治体の温暖化に対する姿勢調査だったが、はっきり言ってこんなのいつでも出せるじゃん……。普段は人権人権ってうるさいくせに、中国にはやけにやさしいよね朝日って。
さらに書くと、確か先週の水曜日だったと思いますが、これまで人権侵害国と名指して批判してきた米国がその日になって中国を侵害国リストからはずしてました。その背景には五輪前に刺激しないようにという配慮があったようですが、なんか見事に裏目に出た気がします。ちょっとアメリカさんはが可哀想です。
ついでに書くと、もうロンドンでは市民団体が中国大使館前でシュプレヒコールをしていたそうです。この問題に限らず、日本人ももっと行動力があってもいいような気がする。
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