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2008年3月27日木曜日

北陸旅行記

 ここ数日更新があきましたが、実はちょっと時間もあったので、前から行こうと思っていた北陸に昨日まで行っていました。

 最初の行き先は金沢で、東京から4400円で高速バスを使っていきました。金沢は両親が昔に住んでいたことがある場所で、北陸の観光地としても有名なことから前から行こうと思っていたのがようやく実現しました。
 で、その中身ですが、まず朝早くにレンタサイクルを借りて金沢中を観光しました。金沢自体は小さい街なので、郊外に行かなければ意外とこれで十分見て回れました。ただ、借りたレンタサイクルがえらくぼろぼろで、ブレーキパッドも完全に磨耗しておりガクンガクンと停止するので、ちょっと難儀でしたね。
 一番面白かったのは妙立寺という、通称忍者寺というところで、加賀藩のいざというときので白として作られたため、寺中に仕掛けがたくさん施してある建物で、それこそ案内なしに入ったらいきなり落とし穴にはまってしまいそうな面白い所でした。

 そんな金沢は半日である程度堪能したので、この次は富山へと電車で向かい、そこで富山城跡を見学し(佐々成正の説明があってよかった)、夕方には今度は新潟行きの高速バスを拾い、新潟までの途中にある、燕三条駅で降りました。このバスの料金は4500円なり……。
 そこのビジネスホテルで一泊し、その次の朝には電車で今回のメインターゲットにしていた長岡へと向かいました。この長岡は河合継之助や山本五十六の出身地ということもあり、前々から興味を持っていて望んだ場所でしたが、先に結論を言うと、町全体の区割りが非常によく出来た街で、また市民団体と行政による連携がある程度なされており、町全体をパッケージとしてよくまとめられたところでした。特に感心したのは、一筆書きのように長岡駅から主要な観光地(山本五十六記念館など)を回るルートが作られており、同時に商店街などもさりげなく通るように工夫されてました。ちょっとシャッター街っぽかったけど。

 以前に「国家の品格」で有名な藤原正彦氏が、「天才が生まれる場所には法則がある。それは自然にあふれ美しい景観が必要なのだ」と、出身人物には地域性が現れるようなことを言っていましたが、確かに何かしら面白い人材が生まれそうな場所だと、この長岡に関して私も思いました。あ、河合継之助の墓はうわさ通り、ぼろぼろでしたよ。あと観光案内所で一緒になったおっさんが案内書の人に、「来年の大河が直江兼次に決まって、忙しいんじゃないか」といったので、「っても、主演が妻夫木ですからどうですかね」と私が返したところ、「いや、謙信は美少年好みだったからいいんじゃないの」と返された。やるなぁおっさん。

 その後、昼過ぎに長岡を出て、ゆっくり鈍行列車を使って東京に帰ってきました。新幹線なら一時間半くらいのところを六時間もかかったよ、しかも料金も4500円くらい。最初のバス代は安かったなぁ。

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