前々から少しずつ匂わせてきましたが、ようやく著作の本を読んだのでここでも取り上げようと思います。その著者の名前は武田邦彦氏、関西在住の方なら「たかじんのそこまで言って委員会」という番組ですでに見かけているかもしれませんが、中部大学の大学教授です。
この人がどういう人なのかというと一言で言って、「世の中の環境対策なんて全部嘘っぱちだからやるな、信じるな」という人です。その考え方や主張は先ほどの番組の中や、彼の著作「環境問題はなぜ嘘がまかり通るのか」の一巻、二巻で思う存分展開されています。
実はここで謝罪を兼ねて書きますが、前回京都市のごみ行政について書いた時に友人が、分別回収の方が実は環境負荷が大きいのではと指摘してくれたのですが、どうもそうらしいです。というのも、この武田邦彦氏の著作の中で、分別回収されたペットボトルはどこに行くのかというと、一旦廃棄物請負業者に金を払って受け取ってもらった後、大半は他のごみ同様焼却場に持っていかれるそうです。それならば単純に行政がぺっどボトルを回収した後そのまま焼却場に持っていけば、無駄なお金は必要なくなるだけです。なぜこんなことが起こっているかというと、それはいわゆる利権団体などのせいだと武田氏は指摘しています。今まで分別回収をサボってきたと前回私は非難しましたが、私のが間違っていました。
もっとも調べてみると武田氏への逆批判も少なくないようです。特に先ほどのペットボトルの回収率、リサイクル率の数字結果は偏向があると強く言われています。しかし著作全体で見ると割と根拠よく欠いてある上に、言われてみるとなるほどと思うこともあるので、ひとまずは私は武田氏を支持していこうかなと現状で考えています。
その武田氏の著作の内容を部分紹介していこうと思うのですが、それよりやはりこのブログを読んでいる方にはぜひ本を手にとってみて、自分の目で読んでもらいたいです。良くも悪くも一読の価値はあると思います。
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2008年3月29日土曜日
学問をするとは何を指す?
先日、本屋で「昭和陸海軍の失敗」という新書を買いました。中身は文芸春秋で特集が組まれたときにすでに読んでいるけど、面白かったのでまた買いました。
今日、本屋で佐藤優と田中森一の対談本を買いました。自分も好きだなぁと思います。
さて今日のお題の学問をするとはということですが、結構ダイレクトにこれを聞いてもわからないという人が非常に多いです。たとえば、「君は何で社会学をやっているの? 何を持って社会学を学んだといえるの?」と聞いても、大抵はきょとんとして何も言い返してきません。その中で最も多い答えは、「社会学の知識を覚えることが、社会学を学ぶということかな」というのです。
今日は短くまとめるつもりなのでいきなり結論ですが、学問を学ぶということはその学問領域ごとの考え方を見につけるということだと、私の中国語の恩師が教えてくれました。たとえば経済学だと、いわゆる貨幣の流通過程を中心に社会を見ていき、社会学だと人間集団の行動動機から社会を見ていくようになります。さらに付け加えるなら法学は法の影響力、拘束力から、政治学は権力からで、このように思考の着眼点や組み立て方、そういったものをどこにおくかという考え方の習慣を身に着けることすなわち学問をすることと話を聞きました。その上で言ってしまえば、各学問領域の専門知識というものは後付のようなものです。もちろん、こちらも疎かにしてはいけませんけど。
そうして考え方によって分かれる学問領域なのですが、これについて別の恩師は、ある程度その学問の大家となると、別の学問の大家にもなってしまっていることが多いとも言っていました。それこそマックス・ヴェーバーなどは社会学、政治学両方の大家ですし、マルクスも経済学、社会学、哲学の大家です。ゆえに、究極的には学問領域というのはあってないようなものらしいですが、ひとまずはそれぞれの専門を身に着けることからはじめないと、どうもピンときませんね。
……短くまとめすぎたかな。
今日、本屋で佐藤優と田中森一の対談本を買いました。自分も好きだなぁと思います。
さて今日のお題の学問をするとはということですが、結構ダイレクトにこれを聞いてもわからないという人が非常に多いです。たとえば、「君は何で社会学をやっているの? 何を持って社会学を学んだといえるの?」と聞いても、大抵はきょとんとして何も言い返してきません。その中で最も多い答えは、「社会学の知識を覚えることが、社会学を学ぶということかな」というのです。
今日は短くまとめるつもりなのでいきなり結論ですが、学問を学ぶということはその学問領域ごとの考え方を見につけるということだと、私の中国語の恩師が教えてくれました。たとえば経済学だと、いわゆる貨幣の流通過程を中心に社会を見ていき、社会学だと人間集団の行動動機から社会を見ていくようになります。さらに付け加えるなら法学は法の影響力、拘束力から、政治学は権力からで、このように思考の着眼点や組み立て方、そういったものをどこにおくかという考え方の習慣を身に着けることすなわち学問をすることと話を聞きました。その上で言ってしまえば、各学問領域の専門知識というものは後付のようなものです。もちろん、こちらも疎かにしてはいけませんけど。
そうして考え方によって分かれる学問領域なのですが、これについて別の恩師は、ある程度その学問の大家となると、別の学問の大家にもなってしまっていることが多いとも言っていました。それこそマックス・ヴェーバーなどは社会学、政治学両方の大家ですし、マルクスも経済学、社会学、哲学の大家です。ゆえに、究極的には学問領域というのはあってないようなものらしいですが、ひとまずはそれぞれの専門を身に着けることからはじめないと、どうもピンときませんね。
……短くまとめすぎたかな。
2008年3月28日金曜日
犯罪は何から生まれるのか
先日、夜のニュース番組にてある犯罪がアジアに波及しているという特集が組まれていました。その犯罪というのも、オレオレ詐欺です。
場所は台湾ですが、なにもここだけに限らず他のアジア国家にてこの手の犯罪が横行しているらしく、どうもその根源は日本らしいです。実際、日本でこの犯罪の手法が確立されたことは間違いないでしょうし、文字通り犯罪が輸出されたと見るべきでしょう。
と、そんな状況を憂うのが今回の本題ではありません。実は社会学の中には逸脱論というものがあり、何をもって社会の逸脱、いわゆる犯罪行為が発生、実行されるのかを研究する科目があります。
自分はあまり詳しくはないのですが、一つの推論として犯罪者予備軍があります。たとえば不良の集団に年齢の若い層が新たに入ることで、すでに確立された犯罪方法(万引きや引ったくり)を先輩が教え、犯罪が継続されるというような、言っててどうでもいいくらい当たり前ですけどね。
自分がちょっと注目しているのは、犯罪に流行性はどの程度影響するかです。たとえば、欧米からストーカーがという言葉が始めて日本にやってきたのは確か93年か94年くらいです。私が始めてこの言葉を聴いたのは「世界まるみえテレビ特捜部」という番組にて、海外で異常な犯罪があるぞというばかりに紹介され、その後ドラマが作られたり実際に桶川ストーカー殺人事件が起こりましたが、最近はめっきり死語の部類に入ってきましたね、これも。
私が何を言いたいかは勘のいい人ならもうお分かりでしょう。要するに、犯罪方法や犯罪名が報道されるたびにその手法の犯罪が流行するのではないのかというのが私の仮説です。もちろん私自身、真面目に信じているわけじゃありません。それこそ単にその犯罪が注目されるようになり、それ以前からあった犯罪が急にテレビで報道される回数が増えるとか、何度も起こるから社会で一般化して逆に報道されなくなるとか。前者だと先ほどのストーカー、後者のだと集団自殺という例があります。
しかしそれでも注目される当初はかつてあったピッキングや今回のオレオレ詐欺のように模倣犯が続出することは間違いないでしょう。問題はすでに一般化した犯罪が何かの拍子に大きく取り上げられ、それが波及するかどうかです。時間と資金があれば、あれこれ私も研究できるのですがね。
敢えて今挙げるとすれば、一家心中と通り魔がこのところよく報道されています。別に報道するなとは言いませんが、どのように報道するかは、今回挙げた話を研究することでわかってくるのではないかと思います。
場所は台湾ですが、なにもここだけに限らず他のアジア国家にてこの手の犯罪が横行しているらしく、どうもその根源は日本らしいです。実際、日本でこの犯罪の手法が確立されたことは間違いないでしょうし、文字通り犯罪が輸出されたと見るべきでしょう。
と、そんな状況を憂うのが今回の本題ではありません。実は社会学の中には逸脱論というものがあり、何をもって社会の逸脱、いわゆる犯罪行為が発生、実行されるのかを研究する科目があります。
自分はあまり詳しくはないのですが、一つの推論として犯罪者予備軍があります。たとえば不良の集団に年齢の若い層が新たに入ることで、すでに確立された犯罪方法(万引きや引ったくり)を先輩が教え、犯罪が継続されるというような、言っててどうでもいいくらい当たり前ですけどね。
自分がちょっと注目しているのは、犯罪に流行性はどの程度影響するかです。たとえば、欧米からストーカーがという言葉が始めて日本にやってきたのは確か93年か94年くらいです。私が始めてこの言葉を聴いたのは「世界まるみえテレビ特捜部」という番組にて、海外で異常な犯罪があるぞというばかりに紹介され、その後ドラマが作られたり実際に桶川ストーカー殺人事件が起こりましたが、最近はめっきり死語の部類に入ってきましたね、これも。
私が何を言いたいかは勘のいい人ならもうお分かりでしょう。要するに、犯罪方法や犯罪名が報道されるたびにその手法の犯罪が流行するのではないのかというのが私の仮説です。もちろん私自身、真面目に信じているわけじゃありません。それこそ単にその犯罪が注目されるようになり、それ以前からあった犯罪が急にテレビで報道される回数が増えるとか、何度も起こるから社会で一般化して逆に報道されなくなるとか。前者だと先ほどのストーカー、後者のだと集団自殺という例があります。
しかしそれでも注目される当初はかつてあったピッキングや今回のオレオレ詐欺のように模倣犯が続出することは間違いないでしょう。問題はすでに一般化した犯罪が何かの拍子に大きく取り上げられ、それが波及するかどうかです。時間と資金があれば、あれこれ私も研究できるのですがね。
敢えて今挙げるとすれば、一家心中と通り魔がこのところよく報道されています。別に報道するなとは言いませんが、どのように報道するかは、今回挙げた話を研究することでわかってくるのではないかと思います。
福田発言から一夜明けて
今日はちょっと風邪気味でやけに今眠いです。今日はこの記事の後にまたもう一本書く予定なのになぁ。
それで本題のガソリン税問題です。今とっているのが朝日新聞なのでそれしか見ていませんが、社説にて朝日は今回の福田首相の一般財源化発言を肯定的に評価しています。停滞した議論を復活させるいい契機で、今度は民主党の側が答える番だとまとめていましたが、的確な評論だと私も思います。
しかし肝心の民主党は今日の夕方に小沢代表が記者会見にて今回の提案を拒否し、あくまでガソリン税の完全撤廃を求めると主張しており、早くも暗雲が垂れ込めています。
その一方で、ガソリン税を含む暫定税率法の中の、ガソリン税をのぞいた資産種痘税の減免措置などの付随した内容については夕方、与野党が協議してひとまずはさっさと通すことを決めたようです。これもなかなか評価できる内容でしょう。
昨日はこの一般財源化の言及が色々理由はあったにせよ遅すぎたと私は批判しましたが、ひとまずこうして自体が動くようになったという意味では福田首相を評価できそうです。ですが昨日も指摘したように、自民党内部でもこの発言に疑問を呈す議員が数多くいるようで、自分が見た限り、幹事長の伊吹文明氏は中立的で首相に言われればまぁ支持するという立場で、逆に谷垣と古賀は真っ向から反対するようなそぶりを見せています。なんでも今回の発言はこうした自民党役員に無断で、官房長官を排しての異例な記者会見で首相自らが発表するというものだったらしく、発表の最中に谷垣などにも連絡が行って相当連中も慌てたそうです。この後、確か明日か明後日にもまた福田首相は国民に向けて説明する予定があるということから、小泉元首相のやり方を踏襲するのかと思います。
対する民主党は小沢代表や鳩山氏がやはり完全撤廃でないと協議に応じられないとしながらも、若手議員の間では一般財源化の方が地方財政にも情報の透明性についても望ましいという議員も多く、こちらも一枚岩ではなさそうです。またこれも昨日に言及しましたが、何でもかんでも突っぱねていると民主党への逆批判、早くも朝日新聞がちくりと突いてきているのですが、そういった今度の選挙にも影響しかねない反動が予想されるので、まだまだ動きを注視する必要があるでしょう。
最後にとりとめもないことをいくつか。
スポーツ新聞の見出しは大体が「殿、ご乱心か」といったようなものばかり。小新聞とは言え、もう少し頭のよさそうな見出しは考えられないものでしょうかね。
それと、まぁ取材しても何も出てこなかったとか何もしゃべってくれなかったからかもしれないですけど、自民党のほかの大物議員の反応をどのマスコミも取り上げてくれなかったのは残念です。たとえば一般財源化を推進してきた安倍前首相、そしてそれにくっついていた麻生氏、最初に主張した小泉元首相。まぁ公明党の幹部の反応を取り上げてくれただけでもまだマシか。
それで本題のガソリン税問題です。今とっているのが朝日新聞なのでそれしか見ていませんが、社説にて朝日は今回の福田首相の一般財源化発言を肯定的に評価しています。停滞した議論を復活させるいい契機で、今度は民主党の側が答える番だとまとめていましたが、的確な評論だと私も思います。
しかし肝心の民主党は今日の夕方に小沢代表が記者会見にて今回の提案を拒否し、あくまでガソリン税の完全撤廃を求めると主張しており、早くも暗雲が垂れ込めています。
その一方で、ガソリン税を含む暫定税率法の中の、ガソリン税をのぞいた資産種痘税の減免措置などの付随した内容については夕方、与野党が協議してひとまずはさっさと通すことを決めたようです。これもなかなか評価できる内容でしょう。
昨日はこの一般財源化の言及が色々理由はあったにせよ遅すぎたと私は批判しましたが、ひとまずこうして自体が動くようになったという意味では福田首相を評価できそうです。ですが昨日も指摘したように、自民党内部でもこの発言に疑問を呈す議員が数多くいるようで、自分が見た限り、幹事長の伊吹文明氏は中立的で首相に言われればまぁ支持するという立場で、逆に谷垣と古賀は真っ向から反対するようなそぶりを見せています。なんでも今回の発言はこうした自民党役員に無断で、官房長官を排しての異例な記者会見で首相自らが発表するというものだったらしく、発表の最中に谷垣などにも連絡が行って相当連中も慌てたそうです。この後、確か明日か明後日にもまた福田首相は国民に向けて説明する予定があるということから、小泉元首相のやり方を踏襲するのかと思います。
対する民主党は小沢代表や鳩山氏がやはり完全撤廃でないと協議に応じられないとしながらも、若手議員の間では一般財源化の方が地方財政にも情報の透明性についても望ましいという議員も多く、こちらも一枚岩ではなさそうです。またこれも昨日に言及しましたが、何でもかんでも突っぱねていると民主党への逆批判、早くも朝日新聞がちくりと突いてきているのですが、そういった今度の選挙にも影響しかねない反動が予想されるので、まだまだ動きを注視する必要があるでしょう。
最後にとりとめもないことをいくつか。
スポーツ新聞の見出しは大体が「殿、ご乱心か」といったようなものばかり。小新聞とは言え、もう少し頭のよさそうな見出しは考えられないものでしょうかね。
それと、まぁ取材しても何も出てこなかったとか何もしゃべってくれなかったからかもしれないですけど、自民党のほかの大物議員の反応をどのマスコミも取り上げてくれなかったのは残念です。たとえば一般財源化を推進してきた安倍前首相、そしてそれにくっついていた麻生氏、最初に主張した小泉元首相。まぁ公明党の幹部の反応を取り上げてくれただけでもまだマシか。
2008年3月27日木曜日
相続税についての考察
さてさてまた余談から。ちょっと更新が遅れていたのと、北陸行っている間にあれこれ考えたので今日は書くことが多いです。それと北陸行ってたもんですからホームページも全然進まず。ただ、ホームページの方でやろうとすることで、一部の友人には伝えていますが、政治家やらマスコミの格付けなんかをやってみたら面白いんじゃないかと試行錯誤して考えています。
アメリカなんかでは個人がそういう格付けやら数学的データに基づいた分析をしており、レッドソックスはある野球好事家が個人で作ったプロ野球選手の成績分析を元に、表向きはぱっとしないけどその分析計算で優秀な成績を出したことから岡島投手の獲得に動いたといいます。最近好調の日ハムも、外には出せないらしいですがチーム内で独自の評価方法というものがあり、そこからマイケル中村を獲得したようです。そんな風なホームページが出来たらいいなぁ。
それでここからが本題です。この相続税についてですが、多分自分を含めた若い世代はほとんど意味がわからないと思います。実際に以前に自分が関わった調査でも、「日本は相続税の税率を上げるべきでしょうか?」という質問で、回答率が一割強程度と、無回答に近い回答が続出しました。
その相続税ですが、単純に言って格差是正に最も強い効果を出す税率でしょう。なにせ生前の財産を丸ごと国が持っていくのですから、どうせ取られるならとしてそういった財産は消費に使われますし、また一部の特権階級が長続きしないようになります。日本ではこれで華族が没落し、聞くところによるとインドのマハラジャも大部分やられたといいます。
そしてこの相続税、詳しい税率やら計算方法も私は知らないのですが、これも人づてに聞いたところ日本では三代続けて相続した際、元の財産はすべてなくなるというほど高い税率で、ヘタすれば世界で最も厳しいのではないかという声すらあります。
私自身、周囲も認めるくらい金に頓着がない人間で、格差是正論者ということもありこの高い相続税を日本人としてこれまで誇ってきたのですが、どうもこのところは疑問を持つようになりました。
きっかけはまた内輪ネタになりますが、労働経済学の某K先生と話をした際にイタリア人の生活について聞いたことでした。イタリアというとGDPでみると日本の半分以下、確か東京一つ分と同等くらいで、個人の月収も日本人と比べて確実に低いらしいのですが、その先生によると、イタリア人は持ち家率が高いため、彼らの資産などを考慮して生涯の生活水準を計ると、どうも日本人と同等になるらしいというのです。
言われてみると、日本は姉歯騒動の際でも取り上げられましたが、日本の家屋は基本的にはビルト&スクラップで、将来壊すことを前提にして造られており、それがこの事件を生んだ原因だと専門家が指摘していました。確かに、日本は地震が多くて徒然草の頃から家屋は仮の住まいとして、何世代に渡って同じ家を使用し続けるという感覚が現代では希薄な気がします。高度成長期は夢のマイホームと言っては住宅ブームにもなりましたが、冷静に考えると、壊して何度も造り直すより、丈夫で何世代も住める家を作った方が社会的にはプラスなのではないかと思いました。そりゃ確かに造る時に金はかかりますし、出来た直後に火災にあったり地震にあったら災難ですが、壊しては建てを繰り返すより資源の有効活用にもつながるし、なにより無駄な労働力を割かずにすみます。そしたら土建屋が苦しくなるという反論もありますが、イタリアをはじめとしたヨーロッパで土建屋達は、どちらかというと新築よりリフォームで生計を立てる人が多いと聞きます。そのように、リフォームを繰り返して何世代に渡って住める家の方がどうもよさそうな気がします。
そこで今日の本題です。恐らく、相続税がかかる際に最も費用負担が大きいのはこの家屋でしょう。それこそ東京の土地家屋を親から引き継いだら、いきなり数千万近い費用を国税局から徴税されるでしょう。もちろんそんな現金をすぐ用意できる人なんてそういませんから、大抵は物納、つまり土地と家屋を国、もしくは不動産屋に差し出して税金を納めるそうです。
まぁこうすれば確かに格差是正に効果はあると思いますが、やはり子供の頃からずっと育った家などを税金のために差し出すというのは少し酷な気もしますし、そうして差し出した家は大抵はその後壊されて、新しい家が建つかビルが建つかになります。で、出てった人はまた別の家に住む。なんか馬鹿馬鹿しくないでしょうか。
結局はそうして新しい家に入る為にまた莫大なお金を費やすのです。まぁ借家という手もありますが、これだって元の家に住み続けられれば財産税はかかりますが、借家の家賃より安い場合はその分はそのまま生活費に回せます。しかも高齢者の場合は働くことが出来ないため、借家で家賃を払い続けていると、生活が困窮する可能性すらあります。
そうして考えると、この相続税というのは果たして格差是正につながるのかどうか怪しく思えてきました。特に生活保護受給者が増えている現代、衣食住の一角を担う家屋については若干の議論が必要なのではないでしょうか。そして何世代に渡って使える耐久力のある家屋を造る事によって、うまくすれば防災に役立つかもしれませんし、単純に家屋倒壊が起こらなければ、被災生活を送らずにすみます。しかしそんな家を造ろうとすると最初にお金がかかるし、また将来の相続税も高くなる。そんなの、誰も造りやしませんよ。
なので、防災の観点から高い価値のある家については相続税を減免するのは一つの手だと思います。というより、この家屋については相続税からはずすべきかもしれません。実際に欧米では、「家庭に国家が介入すべきでない」として、相続税を取っ払っている国が増えてきているそうです。
この相続税は下手をしたら個人の安定した生活を壊してしまう可能性すらあるので、ひとまず改正すべきだと思います。私なら、格差是正は守るため、相続税の範囲を家屋などの固定資産を控除して、証券や現金などの流動資産に限って税金をかけるようなのでいいと思います。結局はそれで消費は促されるのだし。
今日のはトピックスが決めづらいので複合です。たまにはありかな。
アメリカなんかでは個人がそういう格付けやら数学的データに基づいた分析をしており、レッドソックスはある野球好事家が個人で作ったプロ野球選手の成績分析を元に、表向きはぱっとしないけどその分析計算で優秀な成績を出したことから岡島投手の獲得に動いたといいます。最近好調の日ハムも、外には出せないらしいですがチーム内で独自の評価方法というものがあり、そこからマイケル中村を獲得したようです。そんな風なホームページが出来たらいいなぁ。
それでここからが本題です。この相続税についてですが、多分自分を含めた若い世代はほとんど意味がわからないと思います。実際に以前に自分が関わった調査でも、「日本は相続税の税率を上げるべきでしょうか?」という質問で、回答率が一割強程度と、無回答に近い回答が続出しました。
その相続税ですが、単純に言って格差是正に最も強い効果を出す税率でしょう。なにせ生前の財産を丸ごと国が持っていくのですから、どうせ取られるならとしてそういった財産は消費に使われますし、また一部の特権階級が長続きしないようになります。日本ではこれで華族が没落し、聞くところによるとインドのマハラジャも大部分やられたといいます。
そしてこの相続税、詳しい税率やら計算方法も私は知らないのですが、これも人づてに聞いたところ日本では三代続けて相続した際、元の財産はすべてなくなるというほど高い税率で、ヘタすれば世界で最も厳しいのではないかという声すらあります。
私自身、周囲も認めるくらい金に頓着がない人間で、格差是正論者ということもありこの高い相続税を日本人としてこれまで誇ってきたのですが、どうもこのところは疑問を持つようになりました。
きっかけはまた内輪ネタになりますが、労働経済学の某K先生と話をした際にイタリア人の生活について聞いたことでした。イタリアというとGDPでみると日本の半分以下、確か東京一つ分と同等くらいで、個人の月収も日本人と比べて確実に低いらしいのですが、その先生によると、イタリア人は持ち家率が高いため、彼らの資産などを考慮して生涯の生活水準を計ると、どうも日本人と同等になるらしいというのです。
言われてみると、日本は姉歯騒動の際でも取り上げられましたが、日本の家屋は基本的にはビルト&スクラップで、将来壊すことを前提にして造られており、それがこの事件を生んだ原因だと専門家が指摘していました。確かに、日本は地震が多くて徒然草の頃から家屋は仮の住まいとして、何世代に渡って同じ家を使用し続けるという感覚が現代では希薄な気がします。高度成長期は夢のマイホームと言っては住宅ブームにもなりましたが、冷静に考えると、壊して何度も造り直すより、丈夫で何世代も住める家を作った方が社会的にはプラスなのではないかと思いました。そりゃ確かに造る時に金はかかりますし、出来た直後に火災にあったり地震にあったら災難ですが、壊しては建てを繰り返すより資源の有効活用にもつながるし、なにより無駄な労働力を割かずにすみます。そしたら土建屋が苦しくなるという反論もありますが、イタリアをはじめとしたヨーロッパで土建屋達は、どちらかというと新築よりリフォームで生計を立てる人が多いと聞きます。そのように、リフォームを繰り返して何世代に渡って住める家の方がどうもよさそうな気がします。
そこで今日の本題です。恐らく、相続税がかかる際に最も費用負担が大きいのはこの家屋でしょう。それこそ東京の土地家屋を親から引き継いだら、いきなり数千万近い費用を国税局から徴税されるでしょう。もちろんそんな現金をすぐ用意できる人なんてそういませんから、大抵は物納、つまり土地と家屋を国、もしくは不動産屋に差し出して税金を納めるそうです。
まぁこうすれば確かに格差是正に効果はあると思いますが、やはり子供の頃からずっと育った家などを税金のために差し出すというのは少し酷な気もしますし、そうして差し出した家は大抵はその後壊されて、新しい家が建つかビルが建つかになります。で、出てった人はまた別の家に住む。なんか馬鹿馬鹿しくないでしょうか。
結局はそうして新しい家に入る為にまた莫大なお金を費やすのです。まぁ借家という手もありますが、これだって元の家に住み続けられれば財産税はかかりますが、借家の家賃より安い場合はその分はそのまま生活費に回せます。しかも高齢者の場合は働くことが出来ないため、借家で家賃を払い続けていると、生活が困窮する可能性すらあります。
そうして考えると、この相続税というのは果たして格差是正につながるのかどうか怪しく思えてきました。特に生活保護受給者が増えている現代、衣食住の一角を担う家屋については若干の議論が必要なのではないでしょうか。そして何世代に渡って使える耐久力のある家屋を造る事によって、うまくすれば防災に役立つかもしれませんし、単純に家屋倒壊が起こらなければ、被災生活を送らずにすみます。しかしそんな家を造ろうとすると最初にお金がかかるし、また将来の相続税も高くなる。そんなの、誰も造りやしませんよ。
なので、防災の観点から高い価値のある家については相続税を減免するのは一つの手だと思います。というより、この家屋については相続税からはずすべきかもしれません。実際に欧米では、「家庭に国家が介入すべきでない」として、相続税を取っ払っている国が増えてきているそうです。
この相続税は下手をしたら個人の安定した生活を壊してしまう可能性すらあるので、ひとまず改正すべきだと思います。私なら、格差是正は守るため、相続税の範囲を家屋などの固定資産を控除して、証券や現金などの流動資産に限って税金をかけるようなのでいいと思います。結局はそれで消費は促されるのだし。
今日のはトピックスが決めづらいので複合です。たまにはありかな。
くどいけどガソリン税問題
内輪ネタですが、この前友人に別の友人が自分のことをZガンダムのパプテマス・シロッコだと言っていたと教えたら、彼ってまんまシロッコやんと納得してました。
そんなどうでもいいネタはともかく、ガソリン税を代表とした暫定税率問題です。今日先ほど、福田首相が来年から一般財源化すると記者会見で明言しましたが、はっきり言って遅きに失した判断といわざるを得ません。それこそまだガソリン代がリッター130円くらいにまで下がっていれば現状維持でも国民はなぁなぁで納得したかもしれませんが、現在に至っても原油価格は上昇する可能性を孕んだままで、特に運輸業者は倒産ぎりぎりまで追い込まれ、一般消費者に至っても各商品の値上がりを受けてこの問題に対して注目をはずしませんでした。
それこそ、日銀総裁問題でガタガタしている暇があったら、こちらの一般財源化の約束をせめて三月上旬にまで行っていれば、民主党が協議に応じなくとも専門家や解説家などから逆批判が起こり、自民党側に風が吹いた可能性もあったと思うのですが、なにも期限切れまで一週間切ってからこうして動くなんて、昔好きだっただけに福田首相にはつくづく残念な思いがします。まるで初恋のあの人に振られるみたいだ……。
もっとも、この段階になって福田首相が動いたには各所からも言われているように理由はあると思います。一つは間違いなく支持率の低下です。最終的には協議の応じようとしない民主党へ逆批判が起こるとにらんでいたのが全然逆の結果になり、焦りを覚えたという、以前にも紹介した理由ですがこれは間違いない事実でしょう。現在のまま支持率が低下し続ければ、選挙さえしなければ議席は減ることはないにしても、かつての森喜郎元首相のように自民党内部から福田降しが起こりかねないところまで来てしまいます。
もう一つの理由が、最後まで古賀誠を筆頭とする自民党の道路族議員を説得できなかったという話です。福田首相自体は支持率低下を防ぐために一般財源化を考え始めたにもかかわらず、道路族議員がそれなら降ろすぞと言わんばかりに圧迫をかけて、それでなかなか言い出せなかったという話がちらほらされています。これも信憑性のある話で、私が思うに今月中旬の政治家のパーティーにて小泉元首相が、「首相が一声挙げれば党はそれに従わざるを得なくなる。一般財源化すべきだ」と発言したのは、福田首相へのメッセージだったのかと思います。実際に今日このように動いたことを考えると、背に腹はかえられなかったということですかね。
最後に私の考えを披露すると、やはり現段階で税金を廃止していきなりガソリン代25円値下げをすれば、各所で大混乱になると思います。実際にガソリンスタンドは値段の高い状態で仕入れたにもかかわらず、四月一日からは値下げしないと競争に負けるとして戦々恐々し、自動車の所有者達も、値下げを待っているのかこのところガソリンを入れるのをわざと控え、運送会社に至っては今週中は仕事をしないで値下げをひたすら待つというところまで出ているそうです。
ですから、多少問題はあるとしてもいきなり廃止するべきではなく、税率を維持したままでできれば今年度中から一般財源化、もしくは目的外に金を使った官僚への厳正な処分と引き換えに福田首相案の来年度からの一般財源化が望ましいと思います。その上で、この異常な原油高に配慮してこの税率を徐々に下げていくのも一考の価値があるでしょう。たとえば、来年度から一般財源化する際に現率25円を20円にするとか、徐々に下げていくことにより社会への混乱を防ぐ方法もあるので、そういった案を民主党が提案すれば、それなりに有用な協議になると私は思います。
にしても、桑田が引退か……。ちょうど去年、かなり身の回りの状況が悪かっただけに、彼のメジャー昇格がすごい励みになったので、さびしい限りです。しかしコーチなどが向いてそうなので、これからはそちらの方面でがんばってほしいですね。
そんなどうでもいいネタはともかく、ガソリン税を代表とした暫定税率問題です。今日先ほど、福田首相が来年から一般財源化すると記者会見で明言しましたが、はっきり言って遅きに失した判断といわざるを得ません。それこそまだガソリン代がリッター130円くらいにまで下がっていれば現状維持でも国民はなぁなぁで納得したかもしれませんが、現在に至っても原油価格は上昇する可能性を孕んだままで、特に運輸業者は倒産ぎりぎりまで追い込まれ、一般消費者に至っても各商品の値上がりを受けてこの問題に対して注目をはずしませんでした。
それこそ、日銀総裁問題でガタガタしている暇があったら、こちらの一般財源化の約束をせめて三月上旬にまで行っていれば、民主党が協議に応じなくとも専門家や解説家などから逆批判が起こり、自民党側に風が吹いた可能性もあったと思うのですが、なにも期限切れまで一週間切ってからこうして動くなんて、昔好きだっただけに福田首相にはつくづく残念な思いがします。まるで初恋のあの人に振られるみたいだ……。
もっとも、この段階になって福田首相が動いたには各所からも言われているように理由はあると思います。一つは間違いなく支持率の低下です。最終的には協議の応じようとしない民主党へ逆批判が起こるとにらんでいたのが全然逆の結果になり、焦りを覚えたという、以前にも紹介した理由ですがこれは間違いない事実でしょう。現在のまま支持率が低下し続ければ、選挙さえしなければ議席は減ることはないにしても、かつての森喜郎元首相のように自民党内部から福田降しが起こりかねないところまで来てしまいます。
もう一つの理由が、最後まで古賀誠を筆頭とする自民党の道路族議員を説得できなかったという話です。福田首相自体は支持率低下を防ぐために一般財源化を考え始めたにもかかわらず、道路族議員がそれなら降ろすぞと言わんばかりに圧迫をかけて、それでなかなか言い出せなかったという話がちらほらされています。これも信憑性のある話で、私が思うに今月中旬の政治家のパーティーにて小泉元首相が、「首相が一声挙げれば党はそれに従わざるを得なくなる。一般財源化すべきだ」と発言したのは、福田首相へのメッセージだったのかと思います。実際に今日このように動いたことを考えると、背に腹はかえられなかったということですかね。
最後に私の考えを披露すると、やはり現段階で税金を廃止していきなりガソリン代25円値下げをすれば、各所で大混乱になると思います。実際にガソリンスタンドは値段の高い状態で仕入れたにもかかわらず、四月一日からは値下げしないと競争に負けるとして戦々恐々し、自動車の所有者達も、値下げを待っているのかこのところガソリンを入れるのをわざと控え、運送会社に至っては今週中は仕事をしないで値下げをひたすら待つというところまで出ているそうです。
ですから、多少問題はあるとしてもいきなり廃止するべきではなく、税率を維持したままでできれば今年度中から一般財源化、もしくは目的外に金を使った官僚への厳正な処分と引き換えに福田首相案の来年度からの一般財源化が望ましいと思います。その上で、この異常な原油高に配慮してこの税率を徐々に下げていくのも一考の価値があるでしょう。たとえば、来年度から一般財源化する際に現率25円を20円にするとか、徐々に下げていくことにより社会への混乱を防ぐ方法もあるので、そういった案を民主党が提案すれば、それなりに有用な協議になると私は思います。
にしても、桑田が引退か……。ちょうど去年、かなり身の回りの状況が悪かっただけに、彼のメジャー昇格がすごい励みになったので、さびしい限りです。しかしコーチなどが向いてそうなので、これからはそちらの方面でがんばってほしいですね。
北陸旅行記
ここ数日更新があきましたが、実はちょっと時間もあったので、前から行こうと思っていた北陸に昨日まで行っていました。
最初の行き先は金沢で、東京から4400円で高速バスを使っていきました。金沢は両親が昔に住んでいたことがある場所で、北陸の観光地としても有名なことから前から行こうと思っていたのがようやく実現しました。
で、その中身ですが、まず朝早くにレンタサイクルを借りて金沢中を観光しました。金沢自体は小さい街なので、郊外に行かなければ意外とこれで十分見て回れました。ただ、借りたレンタサイクルがえらくぼろぼろで、ブレーキパッドも完全に磨耗しておりガクンガクンと停止するので、ちょっと難儀でしたね。
一番面白かったのは妙立寺という、通称忍者寺というところで、加賀藩のいざというときので白として作られたため、寺中に仕掛けがたくさん施してある建物で、それこそ案内なしに入ったらいきなり落とし穴にはまってしまいそうな面白い所でした。
そんな金沢は半日である程度堪能したので、この次は富山へと電車で向かい、そこで富山城跡を見学し(佐々成正の説明があってよかった)、夕方には今度は新潟行きの高速バスを拾い、新潟までの途中にある、燕三条駅で降りました。このバスの料金は4500円なり……。
そこのビジネスホテルで一泊し、その次の朝には電車で今回のメインターゲットにしていた長岡へと向かいました。この長岡は河合継之助や山本五十六の出身地ということもあり、前々から興味を持っていて望んだ場所でしたが、先に結論を言うと、町全体の区割りが非常によく出来た街で、また市民団体と行政による連携がある程度なされており、町全体をパッケージとしてよくまとめられたところでした。特に感心したのは、一筆書きのように長岡駅から主要な観光地(山本五十六記念館など)を回るルートが作られており、同時に商店街などもさりげなく通るように工夫されてました。ちょっとシャッター街っぽかったけど。
以前に「国家の品格」で有名な藤原正彦氏が、「天才が生まれる場所には法則がある。それは自然にあふれ美しい景観が必要なのだ」と、出身人物には地域性が現れるようなことを言っていましたが、確かに何かしら面白い人材が生まれそうな場所だと、この長岡に関して私も思いました。あ、河合継之助の墓はうわさ通り、ぼろぼろでしたよ。あと観光案内所で一緒になったおっさんが案内書の人に、「来年の大河が直江兼次に決まって、忙しいんじゃないか」といったので、「っても、主演が妻夫木ですからどうですかね」と私が返したところ、「いや、謙信は美少年好みだったからいいんじゃないの」と返された。やるなぁおっさん。
その後、昼過ぎに長岡を出て、ゆっくり鈍行列車を使って東京に帰ってきました。新幹線なら一時間半くらいのところを六時間もかかったよ、しかも料金も4500円くらい。最初のバス代は安かったなぁ。
最初の行き先は金沢で、東京から4400円で高速バスを使っていきました。金沢は両親が昔に住んでいたことがある場所で、北陸の観光地としても有名なことから前から行こうと思っていたのがようやく実現しました。
で、その中身ですが、まず朝早くにレンタサイクルを借りて金沢中を観光しました。金沢自体は小さい街なので、郊外に行かなければ意外とこれで十分見て回れました。ただ、借りたレンタサイクルがえらくぼろぼろで、ブレーキパッドも完全に磨耗しておりガクンガクンと停止するので、ちょっと難儀でしたね。
一番面白かったのは妙立寺という、通称忍者寺というところで、加賀藩のいざというときので白として作られたため、寺中に仕掛けがたくさん施してある建物で、それこそ案内なしに入ったらいきなり落とし穴にはまってしまいそうな面白い所でした。
そんな金沢は半日である程度堪能したので、この次は富山へと電車で向かい、そこで富山城跡を見学し(佐々成正の説明があってよかった)、夕方には今度は新潟行きの高速バスを拾い、新潟までの途中にある、燕三条駅で降りました。このバスの料金は4500円なり……。
そこのビジネスホテルで一泊し、その次の朝には電車で今回のメインターゲットにしていた長岡へと向かいました。この長岡は河合継之助や山本五十六の出身地ということもあり、前々から興味を持っていて望んだ場所でしたが、先に結論を言うと、町全体の区割りが非常によく出来た街で、また市民団体と行政による連携がある程度なされており、町全体をパッケージとしてよくまとめられたところでした。特に感心したのは、一筆書きのように長岡駅から主要な観光地(山本五十六記念館など)を回るルートが作られており、同時に商店街などもさりげなく通るように工夫されてました。ちょっとシャッター街っぽかったけど。
以前に「国家の品格」で有名な藤原正彦氏が、「天才が生まれる場所には法則がある。それは自然にあふれ美しい景観が必要なのだ」と、出身人物には地域性が現れるようなことを言っていましたが、確かに何かしら面白い人材が生まれそうな場所だと、この長岡に関して私も思いました。あ、河合継之助の墓はうわさ通り、ぼろぼろでしたよ。あと観光案内所で一緒になったおっさんが案内書の人に、「来年の大河が直江兼次に決まって、忙しいんじゃないか」といったので、「っても、主演が妻夫木ですからどうですかね」と私が返したところ、「いや、謙信は美少年好みだったからいいんじゃないの」と返された。やるなぁおっさん。
その後、昼過ぎに長岡を出て、ゆっくり鈍行列車を使って東京に帰ってきました。新幹線なら一時間半くらいのところを六時間もかかったよ、しかも料金も4500円くらい。最初のバス代は安かったなぁ。
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