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2016年1月29日金曜日

日本仕様のステルス機

国産初のステルス実証機公開 2月、初飛行へ 防衛省(朝日新聞)

 Yahooニュースのヘッドラインに載っていた上記ニュースですがこの見出しを見た際に私は何故か、機体全体に般若心経が書かれた飛行機を想像してしまいました。でもってキャノピーだけが書かれてなくてここを狙われると弱いみたいな解説記事を期待したのですがリンク先の実機写真はさにあらず、やっぱそんなことないかと思いつつ少し残念に思いました。

 しかし実際問題、般若心経を魂込めて書けばレーダーくらいどうにかなるんじゃないかという気がしますし、日本政府は予算懸けてでもこうした霊能力に満ちた戦闘機の開発を試してみるべきでしょう。試作機の型番は敢えてつけるとしたら「Hei-K ホーイッチ」なんかだと具合がよく、どうせ予算じゃ米国に勝てるわけないんだし、斜め向いた方向の兵器開発にチャレンジしてみるのも日本らしくてありかもしれません。

池内博之、20代美女との三軒茶屋焼き肉店デートを目撃(週間女性PRIME)

 また全然先の内容とは関係ない話題ですがこの記事中にある、「そんな池内が、なぜ三軒茶屋で飲んでいたのだろうか。」という記述について、「なんで三軒茶屋で飲んじゃいけないんだよ」という突っこみコメントがYahooに入れられてあってちょっと笑えました。確かになんでだよなぁ。
 それこそ誰か芸能人がマッドシティこと松戸で飲んでたら、「なぜ松戸で飲んでいたのだろうか。」と書かれてしまうのでしょうか。でもまぁ書いていて、確かにマッドシティで飲んでいたらなんでだろうって気が湧いてきます。

2016年1月27日水曜日

甘利大臣の献金疑惑について

 なんかこう政治記事書いてないなと思うので今ホットな政治話題なので甘利大臣への献金というか収賄疑惑について私の所見を述べます。結論から言えばクロじゃないかと考えています。

金銭授受疑惑 甘利大臣秘書の“UR威圧録音”入手!(週刊文春)

 この事件もネタ元はベッキー不倫と同じ「センテンススプリング」ですが、一体文春はどうしてこうもスクープを物にするのかこのところの取材力には目を見張るばかりです。ちなみに上海の日本人社会の間でもベッキー肯定派と否定派がきっかり分かれているのが笑えます。この前会った以前お世話になった人なんかは全力でベッキーを擁護して、「一番悪いのはあの男の方だ」と主張してやみませんでした。

 話は戻りますが今回の疑惑は建設会社からお金を受け取った甘利大臣、もしくはその秘書がURに口利きをして仕事をあっせんしたというわかりやすい構図です。中国だとこんなのは日常茶飯事なので最初見た時はリアルに、「え、これの何が悪いの?」と本気で思ってしまった私ですが、日本だったらもちろんいけないことです。
 受け渡したとする金額は直接が100万円で、関連費用を含めるならさらに1200万円が上積みされると報じられており、近年の特捜を見ていると1000万円を超えるか超えないかが一つのボーダーとなっている節があるだけにこの金額だと確実にそれに引っかかるラインなので認め辛い金額といったところでしょう。

 で、この件について何故私がクロだと思うのかというと、大した根拠ではありませんが甘利大臣の態度です。はっきり言って物凄い動揺ぶりで、「あ、痛い所突かれてるんだ」と見て取れた気がしました。また言い訳の仕方もしどろもどろで、逆に時間が経つにつれどんどんと不利な証拠が現れ続けるなど完全な防戦を強いられており、安倍首相は一応庇ってはいますが恐らく現段階でもう次の人間を誰にするか選抜しつつ身体検査をしているんじゃないかと思います。

 一応、甘利大臣に関しては身内の自民党からも批判されながらTPPの交渉担当としてよく頑張ってまとめたと私は評価していますが、まぁこの件が本当ならTPPもひと段落したことだしそろそろ引いたら、体調も良くないらしいしと声をかけてあげたいです。仮に授受された金額の合計が1000万円以下ならその実績と能力を買って残ってほしいと考えたでしょうが、この金額なら世論は許さないだろうし、さっきも言ったように健康問題を抱えていることもあるので政権運営的には切った方がプラスじゃないかというのが私の見方です。安倍首相には以前、松岡農水大臣の例もありましたし。

 それにしても疑惑を突き付けられてああもしどろもどろになる態度は政治家としてちょっとどうか、やはり昔の政治家は悪いことをたくさんやってましたが、「だからなんだ」と言わんばかりのふてぶてしい態度は人物的には今の政治家より上だったでしょう。もちろん悪いことはやらないに越したことはありませんが、いかんせん政治家が小粒になってきているというのは残念な話で、何事にも動じないような政治家がもう少し増えてもらいたいというのが密かな希望です。

女性が見る視点

 人知れず私が読んでて気に入っている漫画の中に、「森田さんは無口」という四コマ漫画があります。この漫画は、「このままでは過労死するのでは」とガチで心配されるほどここ数年アニメやゲームに出演しまくっている「ざーさん」こと花澤香奈氏の主演でアニメ化も果たしておりそこそこ人気な漫画なのですが、この前ふと読む機会があってそれから非常にはまっており、つい先日も新しい単行本を買いました。
 この漫画はどういう内容なのかというと、言ってしまえばありていな女子高生のゆるふわ系四コマですが、最も特徴的なのはタイトルの通りに主人公の森田さんが極端に無口で、実際に漫画の中でも一言も発声することがなく、あっても声にならない悲鳴などしかありません。全くしゃべらない主人公でありながらきちんと話はオチがつき、そこそこリズム感よく読めるので手持無沙汰になるとすぐ開いて読むほど(電子書籍で)気に入っているのですが、この漫画の二巻にちょっと気になった内容というかセリフがありました。

 森田さんとその友達が初詣に神社へ訪れたところ、たまたまそこで巫女さんのバイトをしている同級生と鉢合わせになります。森田さんらを前にその同級生は、「こういうバイトしてるとよく写真撮られるのよ。男って、本当に夢見てるよね」と話し、「ところで、なんでこのバイトにしたの?」と森田さんの友人に聞かれると、「時給が良いから」って即答します。
 そんな同級生を見て口には出さないけどあれこれ考える癖のある森田さんは、

(女って本当に現実見てるよなぁ……)

 と、心の中だけで思うわけでした。

 ほかにも見ていてなるほどと思う話はたくさんありますが、二巻を読んでて一番印象に残ったのはこの話でした。この漫画を読んでて作者の方は本当に観察力のある人だとよく思わさせられるのですが、まさにこの話の言う通りに男は夢を見て、女は現実を見るってのは凄く納得します。
 などと思っていたら、すいかさんが自分のブログでまさにそれを象徴するかのような話を書いていたので読んでて爆笑したわけです。

人はそう簡単には変わらない。(すいかのブログ)

 内容については是非皆さんの目で読んでもらいたいのですが、これ読んでやっぱ女は現実しか見てないんだなって再確認できました。逆に男はやっぱりロマンとか誇りを追っかけちゃうもんだからしばしば自滅しちゃうんだなぁって気がします。

 などとしょうもない話でまたブログを埋めたわけですが、紙幅が余ったのですこし豆知識というか私が女性と会話する際に使うある必殺技を披露しようと思います。そんな大したものではないですが女性と話す時に、「どの芸能人が整形をしているのか?」という話題を振ると女性の側は半端なく盛り上がり、大体30分は一方的に誰が怪しいとか、あいつは目元を絶対改造しているなどとずっと話し続けてくれます。特に話す話題がない時はこの話題を振ればそこそこ相手できるので密かに重宝してたりします。
 ちなみに、男の私は別に誰がどんな整形してようが実はあんまり気にしなかったりします。逆を言えば女性は気になるというか整形する人を腹の底で許さないというか認めないのかなぁ。

2016年1月26日火曜日

基礎教育と高等教育

 たまたまなのかもしれませんがこのところ、やけにお店で釣銭を間違えられることが多いです。以前はこういう事は中国だとほとんどなかっただけに、なんか詰め込み過ぎてかえって基礎教育レベルを落としているのではないかと邪推しています。
 あまり他に言っている人は多くないですが中国が近年に大幅な経済成長を遂げられた理由として、基礎教育レベルが地味に高かったという点は非常に大きかったと私は考えています。ほかの国、特にヨーロッパ辺りに行くと外国人は本当に暗算が出来る人がほとんどいなかったり、割り算すらおぼつかないような場所も珍しくはないのですが、こと中国に限ればこの手の計算は非常に早いだけでなく正確で、身なりの汚い店員ですら卒なくこなしてたりするのを見ると世界的に見て基礎教育レベルが高いのではと留学時代に強く印象に残りました。またそうした暗算だけでなく、割と学ぶ姿勢もよく出来てるというか技術指導に対して熱心に聞く姿も結構大したレベルだと考えています。

 このまま中国の基礎教育について書き続けてもいいのですが少し話題を変えると、よく友人が米国について、「基礎教育を放棄しておきながら、一番うまみのある高等教育を独占している」と非難しています。具体的に言うとハーバード大学などの事を指しており、ここに世界中から優秀な留学生がやってくることを言っています。

 前提として話すと、基礎教育と高等教育はその目的や目標はまるで別です。基礎教育が社会一般で求められる知識を教えるのに対して高等教育はイノベーションを生み出す発見力、観察力、想像力を鍛えるものです。国家として旨味が大きいのはもちろん後者で、技術革新や発明が起こればそりゃもう願ったりかなったりです。しかし高等教育に耐えられる人材を生むため、拾うためには基礎教育を疎かにしてはならず、こちらの方面にも一程度の予算を振り分ける必要があるわけです。

 米国の基礎教育レベルは断言してもいいですが日中よりも下です。三角関数も高校では教えないというし、多分ほかの分野でもいろいろ見ている限りだとおぼつかない感じがします。しかしそうであるにもかかわらず何故各研究分野で最先端を走るのか、世界的にも名門とされる大学を持ち続けられるのかというと、才能のある人間を飛び級などで拾い上げる制度があることも大きいですが、それ以外にも先程述べたように自国で高水準の基礎教育を受けてきた優秀な人材を留学生として取り込むという、おいしい所だけ独り占めにする手法を取っていることも見逃せないでしょう。
 そうした米国の現状について先程の友人は、「ハーバードは貧しく優秀な留学生と、彼らのスポンサーとなる裕福な白人の出会いの場なんだよ」と、皮肉っていますが、あながち間違えじゃないし昔の日本もそういう場所があったよなぁと私も思います。

 何故それだけ優秀な留学生が米国に集まるのかという理由は説明を省略してもいいとは思いますが念のため触れておくと、最高水準の研究費と予算、そしてスタッフが集まっているからです。ノーベル賞を取った江崎江玲於奈氏もやはり研究環境の理由から米国に渡ったと言いますし、この点で米国を抜き返すのは並大抵のことではないでしょう。

 話しは日本に戻しますが、日本の場合は戦後なんか特にそうですが上質な研究環境を用意することが出来なかったため、高等教育よりも基礎教育に力を入れていたことは歴史を見る限り間違いありません。その結果、日本は全体で高い教育水準を持つに至りそれが優秀な従業員を生み出して高度経済成長のサイクルを作ったと言えますが、自分が思うにこれは人件費がまだ低く大量生産が要求される発展途上過程において機能したサイクルであって、先進国となった現代においてはもはや機能しないサイクルだと見ています。同様に、中国もこれまでは通用したもののもはや基礎教育レベルの高さは経済に貢献しないかもと言いたいわけです。

 言うまでもなく、人件費が上昇し経済も大きくなった後の国家において求められるのはイノベーションであり、それを生み出すためには高等教育が非常に重要です。基礎教育よりも高等教育にもっと重心を移すべきというのを結論にしたいところですが、果たしてアメリカさんに人材を引っ張られないような環境を作れるのか、そう考えるとなかなか不安というかうまくいかなそうだというのが本当の結論です。

2016年1月25日月曜日

今日気になったニュース

 ちょっと現実逃避したくなってきたので、今日見ていて印象に残ったニュースを紹介します。

わが家は地獄に変わった…「太陽光パネルで熱中症」”室温52度”(産経新聞)

 当事者の方には申し訳ないですが、リアルなソーラ・システム(ガンダムに出てくる兵器)じゃないかと思いました。ただこのニュースに限らず太陽光発電関連だとどれもこれもバッドニュースしか見ないような気がしますし、何気に私自身も山肌にあんな黒々としたものが並んでると景観的に不快感を覚えるため、あまりいい印象を持っていません。

【悲報】女子大生、飼い亀を氷漬けにする(アルファルファモザイク)

 この記事見て、今日本気で腹抱えて笑い続けました。また亀さんも見事なまでに氷漬けになってるし……。氷漬けになっても死なないんだからやっぱ亀ってタフだなと思います。

2016年1月24日日曜日

猫一族の悪夢

猫戦闘機(アンサイクロペディア)

 猫一族とは上記のアンサイクロペディアの記事に紹介されているように、太平洋戦争を中心に活躍した猫の猫による猫のための艦上戦闘機シリーズを指します。記事中の記述を引用すると、

「猫をベースにした理由は、愛らしい外見が兵士の精神をリラックスさせる効果があること、方向感覚や上下感覚に優れ必要とあれば飛行中にすぐに足を下に向けることができるということ(猫は常に足を下に向けて落ちる)、夜目が利き夜間戦闘に向いていること、九つの命を持つため被弾してもすぐ復活して飛行を継続できることなどが挙げられている。」

 とあり、このような特徴を備えた猫戦闘機は日本のゼロ戦相手に健闘しました。

 というのはもちろん冗談ですが、太平洋戦争時に米海軍が運用したグラマン社製の戦闘機には実際に「〇〇キャット」という愛称が付けられ、これらの戦闘機を総称して「猫一族」と呼ぶのはミリオタの間では一般的だそうです。
 この猫シリーズには以下の機種が分類されています。

・F4Fワイルドキャット
・F6Fヘルキャット
・F7Fタイガーキャット
・F8Fベアキャット
・F-14トムキャット

 実際に日本の戦闘機と主に戦ったのはF4FとF6Fの二機種です。開戦当時はF4Fが主力として使われたものの旋回性などといった格闘性能においてゼロ戦に遠く及ばなかったことから出撃しては毎回やられて返ってくるという惨憺たる有様だったそうです。ただ性能では及ばなかったF4Fですが持ち前の頑丈なボディ、並びにパイロットを守る防弾装甲のおかげで被弾こそしてもパイロットが戦死に至る確率はゼロ戦より低く、素人から熟練パイロットまで細く長く生きる秘訣となりました。

 そして後からやってきたのがF6F。こちらは「ヘルキャット」と言われるだけあって格闘性能でもゼロ戦に大きく劣ることなく、またF4Fの時代から定評のあった頑丈さがさらにパワーアップされて機銃で少しくらい撃たれてもビクともしないという恐ろしい性能となり、いくらか誇張はされてはいるでしょうがゼロ戦とのキルレシオは1:19と、一機のF6Fの撃墜に対しゼロ戦は十九機の撃墜が必要だったというデータも出ています。
 F6Fの特徴は先にも述べた通りにF4Fからさらに装甲が頑丈になったという点ですが、装甲が増した分だけ重量も増えているものの、そこはアメリカさんらしく大馬力のエンジンを取って付けてカバーしています。装甲といいエンジンといい技術的にもコスト的にもハイレベルな仕様ですがそんな戦闘機ですら量産して運用してしまうあたり、当時のアメリカの工業力がどれだけ進んでいたかが伺えます。実質、二次大戦においては兵士や将軍の質以上に工業力の差が勝敗を大きく分けるキーだった言っていいでしょう。

 ほかの猫一族については実はそんなに知らず、せいぜいF-14がトム・クルーズの出世作である「トップガン」に出てくるという事しか知りません。

 なのになんでこんな記事書き始めたのかというと、実は単純にF6Fが好きだったからにすぎません。昔書いた「ダイハツ ストーリア」に関する記事にも書いていますが、無駄を徹底的に省き必要最低限な機能を厳選した製品にこそ美は宿る、「シンプルイズベスト」という美的信仰を私は持っており、このF6Fも「頑丈」、「よく飛ぶ」の二つ以外の要素を全部切り捨てたかのような無骨なデザインが自分の感性に物凄き響き渡ります。
 実物の写真を見てもらえばわかりますがF6Fはレシプロ機としてはかなりずんぐりむっくりしたデザインになってて、見ていて「ほんとにこれ飛ぶの?」という疑問すら湧いてきます。実際重すぎて着艦時によく主脚折ったらしいけど。

 なもんだからこの前取り上げた「零式艦上戦闘記弐」というゲームでもしょっちゅうこのF6Fを日本軍側で使って米軍と戦ってます。時に英軍とも。
 逆にというか、ゼロ戦は優秀な戦闘機だったということはもちろんわかってますがあのデザインはそんなに好きじゃないというか、薄っぺらい装甲を見ていて非常に不安に駆られるデザインのように感じます。秋水は大好きだけど。

 最後に、日本ももっと兵器に愛称をつけるべきじゃないかと思います。軍艦などは古い地名を使ってそれなりに格好いいですが戦闘機は型番で呼んでばかりなので、アメリカが猫なら日本は犬とか使ってみてはどうかと思いさりげなく候補を集めてみました。

・秋田
・土佐
・柴
・豆柴
・十石
・日本狼
・紀州

 っていうかほとんど地名そのまんましかありませんでした……。
 無理矢理かっこよくするなら、「紀州ワイルドドッグ」、「土佐ヘルドッグ」、「豆柴ミニチュアドッグ」、「秋田ブリザードドッグ」とするべきかなと思いつつ、なんかどれもあんま強そうに感じられないからやっぱ無理か……。

2016年1月23日土曜日

一週間ぶりの更新

 緊急でメールによるアップロードを行った前回記事でも書いてあるように、引越し先でネットトラブルに見舞われたために一週間も更新が空きました。これほど空くのって何年振り?

 結論から述べると、引越し先にはシャレや冗談ではなくネット回線が存在しませんでした
 今回私は昔上海に住んでた頃に使ってたサービスアパートメントを再び契約して先週土曜に引っ越しをしたのですが、ネット回線を引くため通信会社を訪れたところ住所を見せるだに、「こちらの住所はサービス外です」と断られてしまいました。
 中国の通信会社は中国電信、中国聯通、中国移動の三社があり、上海市内であればこれとは別にケーブルテレビサービスをしている東方有線という会社がネット回線サービスも行っています。最初に私は引っ越し前に中国聯通を訪れたところここはのっけから、「ここの住所には回線がないから無理」と断られ、引っ越しをした当日になって今度は中国電信に行ったら同じ回答で、その後行った中国移動も無理と言われる始末。唯一、東方有線だけが「2M/bpsの回線なら引けるけどあまりにも遅いのでお勧めできません」と言われ、私もそりゃそうだと思い、ひとまず部屋の管理を担当する不動産屋に相談へ行きました。

 その不動産屋(個人)からは知り合いの業者に頼めば4M/bpsの回線を年間1200元で引けると教えてもらいました。東方有線の契約なら2Mで500元、4Mなら600元なのでその知り合いの業者は市場価格の二倍と極端に割高ですが背に腹は代えられず頼み、この回線は先の月曜に接続できるはずでした。
 しかし月曜当日になって不動産屋から連絡があり、「身分証の関係で引けなくなった」と言われました。身分証がどう影響するんだよと文句を言いたかったものの、「10M/bpsなら明日引ける。料金は年間2000元だ」と今度は言ってきたので、マジ忙しい状態でもあったのでもう一回頼みました。

 そして明くる火曜日、「回線の問題で今日は繋げられない。明日なら大丈夫」とまた言ってきたので、もういいと断り支払った2000元を返すよう伝えたところ散々向こうからは文句言われました。出来ると言って二度も出来なかった分際なんだから、コップでも頭めがけて投げつけてやればよかったなと思います。きっとあのまま頼んでも、回線自体ないんだから永久に繋がらなかったでしょうし。
 ついでに書いておくと、2000元払えばほかの通信会社なら100M/bpsが契約できます。どう考えたって10M/bpsであの値段は法外過ぎるし、そのくせ仕事は遅いときたもんだ。

 もうここまで来たらしょうがないから入居してまだ一週間も経ってないけど引っ越そうと決意はしたものの、ネット回線は一時的とはいえ繋げておかないとなりません。となると残された選択肢は東方有線の2M/bpsです。腹くくって水曜日に仕事終わった後直接営業所行って、土曜日に開線工事に来るよう依頼して、でもって土曜の今日に工事の人間が来ました。そして、接続作業を終えずに帰っていきました。
 一体何があったのかというと契約時に東方有線の人間が私の住所を間違えて入力していたようで、私の手元にある自筆の契約書には正しい住所が書いてあったものの工事の人間がシステムに指示された住所の部屋番号はそれとは異なっており、間違った住所だと工事が出来ないというお役所事情で何もせず帰っていきました。さすがにこの事実を知った際は全身で、「何故だっ!」と三越の元会長みたいに中国語で叫びました。こんな例え引用した所で、同年代で意味分かるのはマッドシティの友人だけだろうけど。

 もうさすがに今日つながないとヤバいので急いで東方有線の、契約した所とは別の営業所行って理由を説明し、登録住所を修正した上で今日中に工事をしてくれとかなり粘りました。向こうの窓口の人も困ってましたが粘って粘って、最初に工事に来た人間に無理やり電話させてもう一回自宅へ来てもらうまで何とか事を運びました。そこまで取り付けた後で営業所から自宅まで走って戻りましたが、5~6kmくらいの距離を時間にして35分でかなりフルに走り切って息も絶え絶えに自宅に戻り、どうにかネットを繋げさせました。
 ちなみに先週の土曜も通信会社三社の営業所を一日で全部回りましたが、途中途中で携帯で地図を見ながら走って回ったので合計して10km位は歩いたり走ったりを繰り返しました。我ながら無駄に体力が有り余っているなと思います。

 そして現在、覚悟はしてたもののやっぱり通信速度はシャレにならないほど遅いです。しかもなぜかタブレットPCだと接続できないのが不思議で、WIFIルーターは以前から使ってるのと同じものなのだから信号拾えないはずないのにミステリーです。
 でもって今日は半端なく寒いので暖房をつけましたが、空調の真下ならあったかい風来るけど、部屋の中全体だと1℃たりとも室温が上がってません。自分もこれまでいろんな中国の部屋入ったけど、ここまでひどい部屋は今までありませんでした。また金かかるし大家も敷金返してくれないだろうけど、なるべく早く引っ越したいものです。今年ものっけからこういう自分とは関係ない所でやたらとトラブルに巻き込まれる当たり、あまり運気はよくないかもしれません。

  補足
 以前このサービスアパートメントに住んでいた時はネット回線があり、東方有線で確か20M/bpsの回線を入れていました。今日来た工事の人間はLanケーブルではなくケーブルテレビに使う回線をルーターにつけてた当たり、どうやらマジでネット回線設備をこのサービスアパートメントは取っ払った模様です。何を考えてそんなことしたのやら。

  補足2
 暖房をつけたと書きましたが、今冬に暖房つけるのはこれで多分二回目です。知ってる人には早いですが私は極端に寒さに強く、出勤時もスーツの上にコートは絶対に着ません。そんな私でも今日の寒さはさすがに応えるのでつけてみたのですが、さっき確認したらこの暖房、勝手に停止してるし……。