・プロポーズ成功直後…男性が橋から転落死(日テレ)
一見して、「逆じゃね?」と思いました。何かとは言いませんが。
・月197時間残業も…運送会社「大宝運輸」で違法残業 全国初の社名公表 名古屋(東海テレビ)
一見して、「全国初?」と思いました。というのも厚生労働省は昨年に過労自殺を招いたに電通を差し置いて私もバイトしたことのある「エイジス」という会社を筆頭に、これまでに何度もブラック企業を公表しているからです。限定表現として「名古屋初」という言葉もなければ「運送業界初」という言葉もなく、何を以って「全国初」という見出しを付けたのか理解に苦しみます。
テレビ局の記者とは直接関わったことはありませんが、ブラック企業の社名公表が何度も行われている現状を知らずにこんなニュース原稿書いたとしたら、言っては悪いですがお粗末すぎるにもほどがあるでしょう。私が尊敬する清水潔氏は日テレ所属なので人によるのかもしれませんが。
ただこのニュースに関してはさすがに捨ておくことができないと感じたので、先ほど東海テレビに「ほんまかいな」と尋ねるメールを送りました。いくつか罠はったメールにしておいたので、素直に認めない限りどんな回答が来ても追い打ちかけられるようにしているので、一つ遊んでみようかなと考えています。
それにしても、最近忙しいにもほどがあるのにこんなニュースにもいちいち反応していて自分でもやや馬鹿々々しさを感じます。昨日も散々友人らに、「本気で今会社休みたい」と洩らすほどの状態ですが、休んだら休んだで周りに負担来るため休めないという状況ってのが笑えてきます。弱音ばかりで情けないですが、早く体調戻してまたバリバリ記事書きたいです。
おまけ
昨夜友人と夕食した際に向こうがふざけて、「悪い、財布忘れたからお金払って」と言ってきましたが、「てめぇ携帯持ってるだろ。中国なら携帯で何でも払えるから財布なんて不要!」と言い返し、「財布忘れた」という言い訳が通じないほど中国の電子決済化は進んでいるのだなと二人(プラスワン)してしみじみ思いました。なお夕食代は結局三人でワリカンです。
ここは日々のニュースや事件に対して、解説なり私の意見を紹介するブログです。主に扱うのは政治ニュースや社会問題などで、私の意見に対して思うことがあれば、コメント欄にそれを残していただければ幸いです。
2017年9月4日月曜日
2017年9月1日金曜日
異常な記事投稿数
表立って言いませんでしたが、実は先月の時点でこのブログの投稿件数が3000件の大台を突破していました。突破したとはいっても過去にいくつか、私が記憶する限りだと一桁に留まっていますがいくらか削除した記事もあるので実際投稿数量とはやや差があり、それもあってか3000件目の記事を出した際も特にアピールしようという気にはなりませんでした。
もっともこのブログ自体も今年12月で10周年を迎えるので長くやってれば投稿数もそれだけ増えるのでそこまで自慢するような数量だとは思いません。ただ、記事一つ一つの分量は明らかに他のブロガーと比べても私のは異常な量で、尚且つこのハイペースな投稿数を維持するのは我ながら凄いとかそういうのではなく、ただただ異常だと思います。
先日にJBpressの編集長と会って話をした際にも向こうから、「どうしてもっと外部から執筆オファーが来ないのですか?」と言われましたが、正直私もなんでもっと来ないのか内心不思議です。メディア業界というのは内容以上にともかく記事を大量に書ける人間が重宝されやすく、それこそ私の場合だと中国、歴史、政治、マンガ・ゲームなどであれば、内容の深さを問わないのであれば時間が許す限りほぼ無限に書くことができると自負しており、このブログがそれを証明しているとも考えています。
実際にというか、一回あまりにも体調おかしくなった際にブログの投稿を不意に一週間ほど停止したことがありましたが、その時期は夜の時間が有り余って仕方なく、いったい自分はどれだけの時間をこのブログ執筆に費やしているのだと我が事ながら意外な事実に気が付いたものです。
それでもかつては勤務先の仕事が割かし暇すぎるものが多くてそれほど負担にはなっていませんでしたが、現在就いている本業の仕事(最近何が自分の本業かなにかわからなくなってきたが)は繁忙期になるとリアルで忙しく、こっちのブログ書くのも素直に負担に感じるようになってきました。現実に今も準繁忙期で尚且つ自宅でどうもダニなのかどうなのかわからないですが変な虫が湧いてて、突然腕に数センチの切り傷ができるなど夜中の睡眠がえらく妨害されてふらふらな日々が続いてて、対策に布団乾燥機買ったら数分で電源が切れる不良品で、しかもタイミング悪く自分者修理できない部屋の特殊な電灯がぶっ壊れて、神経がガリガリ削られる状態でもこうして書いています。三日前に至っては、リアルに一睡もできなかった……。
そうした状況もあって最近やたらと周りに愚痴を述べる機会が多く、「俺と同じ生活、最低でも同じ投稿数でブログを運営し続ける奴なんているのか?」などとぼやいては自分がどれだけバイタリティに溢れているのかを遠回しに自慢することが増えてきました。自分でいうのもなんですが体力に関してはそんなに自信がなく、土日に平気で10時間以上寝続けるなど割と打ち込まれやすい方です。にもかかわらず負担の大きい活動を繰り返しているように見えるのは、単純に無鉄砲さがひどいからであるように思え、また土日でJBpress用の記事を一から取材して執筆しなければならないというのに、日用に100㎞サイクリングの予定を組むなど我ながらいい加減にしろと思えてきます。
そんな自分の無鉄砲さに、このブログは支えられてます。
もっともこのブログ自体も今年12月で10周年を迎えるので長くやってれば投稿数もそれだけ増えるのでそこまで自慢するような数量だとは思いません。ただ、記事一つ一つの分量は明らかに他のブロガーと比べても私のは異常な量で、尚且つこのハイペースな投稿数を維持するのは我ながら凄いとかそういうのではなく、ただただ異常だと思います。
先日にJBpressの編集長と会って話をした際にも向こうから、「どうしてもっと外部から執筆オファーが来ないのですか?」と言われましたが、正直私もなんでもっと来ないのか内心不思議です。メディア業界というのは内容以上にともかく記事を大量に書ける人間が重宝されやすく、それこそ私の場合だと中国、歴史、政治、マンガ・ゲームなどであれば、内容の深さを問わないのであれば時間が許す限りほぼ無限に書くことができると自負しており、このブログがそれを証明しているとも考えています。
実際にというか、一回あまりにも体調おかしくなった際にブログの投稿を不意に一週間ほど停止したことがありましたが、その時期は夜の時間が有り余って仕方なく、いったい自分はどれだけの時間をこのブログ執筆に費やしているのだと我が事ながら意外な事実に気が付いたものです。
それでもかつては勤務先の仕事が割かし暇すぎるものが多くてそれほど負担にはなっていませんでしたが、現在就いている本業の仕事(最近何が自分の本業かなにかわからなくなってきたが)は繁忙期になるとリアルで忙しく、こっちのブログ書くのも素直に負担に感じるようになってきました。現実に今も準繁忙期で尚且つ自宅でどうもダニなのかどうなのかわからないですが変な虫が湧いてて、突然腕に数センチの切り傷ができるなど夜中の睡眠がえらく妨害されてふらふらな日々が続いてて、対策に布団乾燥機買ったら数分で電源が切れる不良品で、しかもタイミング悪く自分者修理できない部屋の特殊な電灯がぶっ壊れて、神経がガリガリ削られる状態でもこうして書いています。三日前に至っては、リアルに一睡もできなかった……。
そうした状況もあって最近やたらと周りに愚痴を述べる機会が多く、「俺と同じ生活、最低でも同じ投稿数でブログを運営し続ける奴なんているのか?」などとぼやいては自分がどれだけバイタリティに溢れているのかを遠回しに自慢することが増えてきました。自分でいうのもなんですが体力に関してはそんなに自信がなく、土日に平気で10時間以上寝続けるなど割と打ち込まれやすい方です。にもかかわらず負担の大きい活動を繰り返しているように見えるのは、単純に無鉄砲さがひどいからであるように思え、また土日でJBpress用の記事を一から取材して執筆しなければならないというのに、日用に100㎞サイクリングの予定を組むなど我ながらいい加減にしろと思えてきます。
そんな自分の無鉄砲さに、このブログは支えられてます。
2017年8月30日水曜日
日中の時間の流れの早さ
もう誰も読む人はいないでしょうがこのブログでは過去に私が北京に留学していた時の体験記をアップしています。といっても留学していたのは2005~2006年のため「今は昔」の話となり参考になる話はもうほとんどないのですが、その一連の体験記の中で中国における時間の流れの早さを取り上げていました。
その体験記の中では、「中国ではゆったりと時間が流れ、1日が日本よりも長く感じる」といった内容が書かれてあるのですが、結論から言うと現在はこれが逆転し、今だと中国にいる方が時間の流れが早く感じて、逆に日本だと遅く感じます。
どうしてこんな逆転が起こったのかというと、今日もやたら疲れてるというか昨夜また突然ダニが大発生して一睡もできなかったのでもう理由も書いちゃいますが、中国社会はめまぐるしく変化が起きてるのに対し、日本は何も変わらないからだというのが私の意見です。車窓風景一つとっても、中国では日々刻刻と建物などが壊されたり、新しく建てられたりと変わっていくのに対し、日本なんかマッドシティ(松戸)のあたりを常磐線で通っていると10年、下手すりゃ20年くらい前と何も変化ない風景が続き、いくらなんでもこれはと逆に引きます。
またこの前取り上げたサービスの面でも、中国では割と画期的なサービスが出てきては普及し、生活スタイルが一変したりするのに対し、日本はあんまりそういった新たなサービスがここ数年登場せず、昔ながらの光景がそのまま続いてしまっている気がします。変化がないことも決して悪いことではないのですが、日本の場合で問題なのは悪いところがそのまま残って続いてしまっているところで、新卒一括採用といい、歪な給与構造、歪んだ女性の社会進出状況、あとはたまに騒いでは続かないいじめ問題など。
はっきり言えば社会問題の面でいえば中国の方が圧倒的に多いです。しかし中国はあまり日本では言われはしませんが、徐々にではあるもののあらゆる社会問題が改善に向かっているというケースが多いです。例を挙げれば賄賂文化、市民マナー、大気汚染などで、特に最後の大気汚染なんか今年の夏は快晴となり青空が見える日が非常に多く、北京の方でも空気指数は年々よくなっているとも聞きます。
昔のCMのキャッチフレーズですが、「変わらなきゃも変わらなきゃ」というのも昔懐かしいです。こうした変化を求める人間が日本に果たしてどれだけいるのか、誇張ではなくこの頃不安です。
2017年8月28日月曜日
朝令暮改内閣
個人的に何故世間はこの点を追求しないのかなと思う点として、現在の安倍内閣の朝令暮改ぶりが私の中で浮かびます。他の政権でも全くないわけではないものの、大々的に政策を発表しておきながらその後さしたる成果もなければ途中からまるでなかったかのように口にしなくなる政策が多く、具体名を挙げるとわざわざ特命大臣まで設けた「地方創生」と「一億総活躍」です。
どちらも耳聞こえのいい政策でこんな政策名を出されたわざわざ反対する人はまずいないでしょう。しかしどちらも特命大臣設置から数年が経過しておきながらさしたる具体的施策が出ていないどころか成果も何も出ておらず、むしろ就任した大臣が余計な発言や問題行動を繰り返すなど「大臣を置く意味あるのか?」と私からすれば疑問を感じずにはいられません。
私の推測で述べると、どちらも安倍首相は支持率アップを狙って大々的に発表したものの当初から具体的な中身については何も考えてなかったんじゃないかと思います。どうせ後で中身を考えればいいとしていたらそのまま何も案が出てこず今に至るというか、石破氏もそういう状態を見越して初代の地方創生担当相をすぐやめて続投要請も断ったんじゃないかという気がします。実際、この大臣職はしがみつくだけ時間の浪費にしかなりません。
さらに続けると、安倍首相はどうもこの二つについてはもう完全に興味を失っているようにしか見えず、口にすることすらもなくなりました。一億総活躍については作った当初はまだ言及したりその意味とかを国会でも答弁していましたが、現在に至っては本人も「あったっけそんなの?」といいそうな雰囲気です。第一、キャッチフレーズを大臣職にするのは無理があるでしょう。
これらに限らず、安倍政権ではその場限りの思い付きのような政策ばかりが目立ちます。インフレ目標も毎年のように達成時期が延長されながら日銀総裁は一切責任を取らず、実効性が低く無責任な政策ばかりが乱発されているように見えてなりません。そして無意味となった政策は一切顧みられずまた新しい政策が出されることから私の中では「朝令暮改」こそが安倍内閣を表すキーワードだと密かに見ており、予想で述べるとまた次の臨時国会か来年初頭には新たなキャッチフレーズとともに変な職を設けるのではないかという気がします。
・ 「ニッポン一億総活躍プラン」フォローアップ会合(首相官邸)
書き足りないので一億総活躍の中身についてもう少し触れると、上記広報サイトで掲げられている政策目標は以下の通りとなっています。
1.成長と分配の好循環メカニズムの提示
2.一億総活躍社会の実現に向けた横断的課題である働き方改革の方向
3.「希望出生率1.8」に向けた取組の方向
4.「介護離職ゼロ」に向けた取組の方向
5.「戦後最大の名目GDP600兆円」に向けた取組の方向
6.10年先の未来を見据えたロードマップ
・ 希望出生率1.8の実現
・ 介護離職ゼロの実現
・ 名目GDP600兆円の実現
最後にこの件について安倍首相に私が求めたい点としては、「検証」のただ一つに尽きます。何故数年たって何も成果を上げられないのか、無駄に予算を食った関係者を数人消すくらいはやってもらいたいものです。
2017年8月27日日曜日
日本の競争力があるサービス
先日のある記事で日本がとうとう中国からサービスを輸入する現実についてツッコミを入れておきましたが、ああ今日昼食後に3時間昼寝したから頭痛い……、改めてサービスという第三次産業の国際競争力というのはどんなものかと少し考えさせられました。
・(第33回)国際競争力がない日本のサービス産業(東洋経済)
上のリンク先は2010年の記事ですがまさにこうした点について具体的データとともに論じており、個人的に意外だったのはサービス貿易全体の3分の1を占める輸送業で日本は大赤字(当時)であったこと、またサービス業の現状について、「日本のサービス産業が、小売り、飲食など国内対人サービスを中心としており、国際競争力を持つサービスを提供できないことの表れだ。」と指摘している点です。なかなか考えさせられるというか、頭痛くて文章がまとまらないというか。
もう文章荒れたままで進めますが、日本のサービスで国際競争力が高い分野というのはどんなものかと考えたところ、まず上記の輸送に関して国内輸送に関してはクロネコヤマトを筆頭に効率化は高いと思う反面、その高い効率性が急に話題にならなくなってきた過重労働を招き、また残業代不払いを考慮すると、意外と競争力はなかったのかなと思えてきました。クロネコは中国でも宅配サービスを展開していますが、果たしてどうなることやら。
逆に間違いなく国際競争力が高い、っていうか間違いなく世界最強といえるのはコンビニチェーンサービスでしょう。米国で生まれ日本で発達した形態のサービスですが、実質的日本の手法がそのまま世界の手法に発展し、どの国でも日本のコンビニの形態が輸入されフランチャイズも展開されていることを考えると、地味に大きな輸出分野だと言えます。ドーナツはこけた感じ見えるけど、コーヒーサービスは今や中国でも一般的なほど日本からの発信力は桁違いです。
一方、圧倒的な輸入超過だと思うサービス分野はインターネットを介したネットサービス全般です。国内サービスに関しては日系企業がやることも多いですがどのサービスも基本的には米国の模倣から始まり、日本から出発したネットサービスは、韓国との合弁ではありますがLINEくらいしか浮かびません。また国内では圧倒的な普及を遂げたiモードは結局海外では普及せず、スマホへの移行とともにすべての投資が無に帰し、それどころかスマホサービス移行も遅らせたことを考えると結果的にはかなりダメージでかかったなぁと今は思います。
最初に引用した記事にもある通り、日本のサービスは小売や飲食など消費者向けサービスだけが極端に発達して、中集団や企業向けのサービスが極端に弱くなった印象があります。ただその飲食サービスの中で密かに私が注目しているのはファミレスチェーンサービスです。
今月の文芸春秋(最近活字読むスピードが極端に上がってて、通勤途中の3日で大半を読めてしまい逆の意味でショック)にすかいらーく創業者の話があってそれに影響されたのかもしれませんが、こちらも地味に日本で独自発達を遂げ、洋食メニューやドリンクバー、そして何よりカット野菜など食材の集中購買と調理レス化は物凄い競争力を秘めているのではと最近気になります。昔カット野菜卸大手に取材しましたが、このノウハウは意外と他の国ではありそうでまだない気がしますし。
上記のすかいらーく一つとってもガストへのモデルチェンジやバーミヤンやジョナサンなど別ブランドの設置などがあり、私しかこんなこと言わないと思いますが、日本で洋食が現在のように普及する上で物凄く大きな貢献を果たしたのはファミレスだと思います。現在、中国ではサイゼリヤの店舗拡大がものすごい勢いで進んでいますが、中国における洋食のスタンダードとなるのはこのサイゼリヤの味と形態だとすでに私は予言しています。何気に昨日も、エスカレーターで前に乗った人もサイゼリヤのテイクアウト用のピザ持ってたし。
あってないような結論ですが、B2Bやネットサービスではものすごい後進国ではあるものの、対人系サービスにはやや強みがあるのだからもっとこの方面に着目してサービス輸出と国際競争力の強化を図るべきだといいたいです。でもって蛇足ですが、何度もこのブログで書いているように「おもてなし」という言葉はもう使うべきではないし、対人サービスでは強みがあると言いつつも観光関連のサービスはホテル業を中心に日本は話にならないレベルで、外国に勝てとは言わないまでもせめて海外から学ぶべきだとも言いたいです。
・(第33回)国際競争力がない日本のサービス産業(東洋経済)
上のリンク先は2010年の記事ですがまさにこうした点について具体的データとともに論じており、個人的に意外だったのはサービス貿易全体の3分の1を占める輸送業で日本は大赤字(当時)であったこと、またサービス業の現状について、「日本のサービス産業が、小売り、飲食など国内対人サービスを中心としており、国際競争力を持つサービスを提供できないことの表れだ。」と指摘している点です。なかなか考えさせられるというか、頭痛くて文章がまとまらないというか。
もう文章荒れたままで進めますが、日本のサービスで国際競争力が高い分野というのはどんなものかと考えたところ、まず上記の輸送に関して国内輸送に関してはクロネコヤマトを筆頭に効率化は高いと思う反面、その高い効率性が急に話題にならなくなってきた過重労働を招き、また残業代不払いを考慮すると、意外と競争力はなかったのかなと思えてきました。クロネコは中国でも宅配サービスを展開していますが、果たしてどうなることやら。
逆に間違いなく国際競争力が高い、っていうか間違いなく世界最強といえるのはコンビニチェーンサービスでしょう。米国で生まれ日本で発達した形態のサービスですが、実質的日本の手法がそのまま世界の手法に発展し、どの国でも日本のコンビニの形態が輸入されフランチャイズも展開されていることを考えると、地味に大きな輸出分野だと言えます。ドーナツはこけた感じ見えるけど、コーヒーサービスは今や中国でも一般的なほど日本からの発信力は桁違いです。
一方、圧倒的な輸入超過だと思うサービス分野はインターネットを介したネットサービス全般です。国内サービスに関しては日系企業がやることも多いですがどのサービスも基本的には米国の模倣から始まり、日本から出発したネットサービスは、韓国との合弁ではありますがLINEくらいしか浮かびません。また国内では圧倒的な普及を遂げたiモードは結局海外では普及せず、スマホへの移行とともにすべての投資が無に帰し、それどころかスマホサービス移行も遅らせたことを考えると結果的にはかなりダメージでかかったなぁと今は思います。
最初に引用した記事にもある通り、日本のサービスは小売や飲食など消費者向けサービスだけが極端に発達して、中集団や企業向けのサービスが極端に弱くなった印象があります。ただその飲食サービスの中で密かに私が注目しているのはファミレスチェーンサービスです。
今月の文芸春秋(最近活字読むスピードが極端に上がってて、通勤途中の3日で大半を読めてしまい逆の意味でショック)にすかいらーく創業者の話があってそれに影響されたのかもしれませんが、こちらも地味に日本で独自発達を遂げ、洋食メニューやドリンクバー、そして何よりカット野菜など食材の集中購買と調理レス化は物凄い競争力を秘めているのではと最近気になります。昔カット野菜卸大手に取材しましたが、このノウハウは意外と他の国ではありそうでまだない気がしますし。
上記のすかいらーく一つとってもガストへのモデルチェンジやバーミヤンやジョナサンなど別ブランドの設置などがあり、私しかこんなこと言わないと思いますが、日本で洋食が現在のように普及する上で物凄く大きな貢献を果たしたのはファミレスだと思います。現在、中国ではサイゼリヤの店舗拡大がものすごい勢いで進んでいますが、中国における洋食のスタンダードとなるのはこのサイゼリヤの味と形態だとすでに私は予言しています。何気に昨日も、エスカレーターで前に乗った人もサイゼリヤのテイクアウト用のピザ持ってたし。
あってないような結論ですが、B2Bやネットサービスではものすごい後進国ではあるものの、対人系サービスにはやや強みがあるのだからもっとこの方面に着目してサービス輸出と国際競争力の強化を図るべきだといいたいです。でもって蛇足ですが、何度もこのブログで書いているように「おもてなし」という言葉はもう使うべきではないし、対人サービスでは強みがあると言いつつも観光関連のサービスはホテル業を中心に日本は話にならないレベルで、外国に勝てとは言わないまでもせめて海外から学ぶべきだとも言いたいです。
2017年8月26日土曜日
記憶に残ったRPGゲーム
・中日新聞社説「一日も速く時給1000円に到達すべき」 自社のアルバイトは910円で募集だと話題に(ガジェット通信)
上のニュースは友人が教えてくれましたが、相変わらず中日新聞はど汚いことをやってるようです。それにしてもここのガジェット通信はかなり昔、事前に許諾を取ってから私の記事を引用したことがありましたが、もうそういうオファーは私には来ないのかな?JBpressにも、「あれだけの記事を毎日ブログに書いておきながらどうしてもっとオファーこないの?」といわれましたが自分でもそう思います。
話は本題に入りますがこのところ激務とストレスでやばいので気分転換とばかりにまたゲームの話題ですが、これまでそこそこいろんなゲームを遊んできた中で敢えてRPGというジャンルにくくった場合、印象に残るゲームが二本あります。
ひとつは、プレイステーションで出された「リンダキューブアゲイン」です。システムとか画像は発売された当時を考えてもやや古いですが、その分シンプルな作りで遊び勝手は悪くありませんでした。ただそうした点以上に、このゲームを特徴づけているのはその気違いじみたストーリーの数々でしょう。上の動画もその一つですが、これだけにとどまらず「(;゚д゚)えぇ?」となるような展開や登場人物が多く、ほかでも言われていますがよくも当時にこんなゲームを発売できたものだと思えます。
もう一つは、こちらはPS2で出てた「グローランサー3」です。このシリーズは6まで出ており、私は4まで遊んではいるのですが、その4でシリーズを見限りました。世間では4こそがシリーズ最高傑作だと言われていますが、私がプレイした感じだと4はお使いイベントが多くて主体的に物事を進められず、序盤に決められたとおりにイベントこなさないとその系統のイベントは途中から全く進まなくなり、終いにはボリュームというか内容が結構冗長でプレイしている間はガチで「はよ終わらんかな」とずっと思いながらやってました。
もうすこしシリーズについて話すと、プレイステーションで出された1は間違いなく傑作で、フィールド画面がそのままシームレスに戦闘画面へ移るという特徴に加え、イベントを終えるごとにすぐまた新たなイベントに続くという展開のスピーディーさから単純にRPGゲームの歴史においてもまごうことなき傑作といえます。そんな偉大な1の次に出された2はまごうことなき失敗作で、ストーリーボリュームが異常に短く、主人公を含め出てくるキャラクターみんな全く魅力がなく、前作に引き続き出てくるキャラクターもなんか中途半端で、「なにしにきよってんお前」といいたくなるような登場の仕方でした。おまけにゲームシステムもかなり破綻していたし。
その2の発売からわずか数ヶ月で、今回取り上げる3が発売されました。何故そんな短期間に2と3が発売したのかというと、この両作品はバトルをはじめとしたゲームシステムが完全に共通しており、同時並行で作られたと言われています。ただフィールドの移動は2は地図マップを指定するだけだったのに対し、3は1と同じくフィールド画面を自由に動くことができ、戦闘画面もそのままシームレスにつながるというシステムに戻りました。想像ですが、多分2で不評過ぎたからメーカー側も戻したのではないかと思います。
では何故そのグローランサー3が印象に残っているのかというと、その洗練されたバトルシステムに加え、ストーリーと世界設定が特別よかったからです。簡単に世界観を説明すると、太陽の光が徐々に弱くなっていくという世界が舞台となっており、その影響で世界の北部を中心に段々と食料が得られなくなり、食料を巡って国々で戦争し合っているという世界となっています。こうした状況から一部の人間は時空転送装置を使って別の世界へと旅立ち、元の世界に残った主人公たちは他国との戦争を継続しつつ、太陽が輝きを失った理由を追いかけていくという展開になります。
この太陽のくだりはシンプルながら考えさせられる内容で、太陽といわずとも世界気温が下がったら現実の世界でも同じことが起こりうるだけに妙なリアルさがありました。また主人公は会話で選ぶ選択肢によって性格が変わるため感情移入しやすく、その周囲のキャラクターも割と魅力あるキャラが揃っており、個人的には主人公の相棒に近いヒューイという男性キャラが飄々としつつもものすごい責任感で動く人間であったため気に入りました。
唯一惜しむらくは、1同様に展開が非常にスピーディーであるため息切れせずストーリーが楽しめる一方、あまりにも早すぎてエンディングまで一気に到達してしまう所です。決してボリュームは少なくないものの、やってみればわかりますがあれよあれよという間に最終決戦へたどり着いてしまいます。
そのせいか、もしくは製作途中で間に合わず削られたのかもしれませんが、ラスボスが何故太陽が輝きを失わせる行為をやったのかという動機については全く触れられず、あいまいなまま「個人の野望のため」で片づけられてしまいます。でもって進め方によってはこのゲーム、主人公側がめちゃくちゃ強くなるため、やりようによっては最終戦でラスボスに一切何もさせることなく投げナイフでハメ倒すことすらできてしまうほど楽勝となってしまい、終わった後には「なんやったんねんこれまでの騒動は?」と拍子抜けしてしまいます。実際、ラスボス戦より中盤の山場の方がきつかったです。
とはいえゲーム全体としては完成度が非常に高く、特にBGMに関してはかねてから定評ある人が作っており、またエンディングテーマは声優の南央美氏が歌ってて、シングルCDが手に入らなかったからゲームのサウンドトラックを買うほど聞きほれました。ちなみに南央美氏はゲーム中でヒロインの一人を演じていますが、そのヒロインが上記の投げナイフの達人で、ぶっちゃけこのキャラ一人でこのゲームクリアできてしまいます。あと性格といい容貌といい、完全に「機動戦艦ナデシコ」で南央美氏が演じた「ホシノルリ」まんまなキャラです。悪くはないけど。
最後にもう一つこのグローランサー3が特別印象に残った点として、上記にも述べた通りゲームストーリーの主軸は、「段々と崩壊へと向かっていく世界を救うこと」であり、古き良き日本のRPGらしい王道な展開とシステムだったことが大きいと考えています。個人的にほんの少しおまけ要素つけてPSVitaとかでリメイクし、古い日本のRPGを求めている人たちに手に取ってもらいたい作品です。
上のニュースは友人が教えてくれましたが、相変わらず中日新聞はど汚いことをやってるようです。それにしてもここのガジェット通信はかなり昔、事前に許諾を取ってから私の記事を引用したことがありましたが、もうそういうオファーは私には来ないのかな?JBpressにも、「あれだけの記事を毎日ブログに書いておきながらどうしてもっとオファーこないの?」といわれましたが自分でもそう思います。
話は本題に入りますがこのところ激務とストレスでやばいので気分転換とばかりにまたゲームの話題ですが、これまでそこそこいろんなゲームを遊んできた中で敢えてRPGというジャンルにくくった場合、印象に残るゲームが二本あります。
ひとつは、プレイステーションで出された「リンダキューブアゲイン」です。システムとか画像は発売された当時を考えてもやや古いですが、その分シンプルな作りで遊び勝手は悪くありませんでした。ただそうした点以上に、このゲームを特徴づけているのはその気違いじみたストーリーの数々でしょう。上の動画もその一つですが、これだけにとどまらず「(;゚д゚)えぇ?」となるような展開や登場人物が多く、ほかでも言われていますがよくも当時にこんなゲームを発売できたものだと思えます。
もう一つは、こちらはPS2で出てた「グローランサー3」です。このシリーズは6まで出ており、私は4まで遊んではいるのですが、その4でシリーズを見限りました。世間では4こそがシリーズ最高傑作だと言われていますが、私がプレイした感じだと4はお使いイベントが多くて主体的に物事を進められず、序盤に決められたとおりにイベントこなさないとその系統のイベントは途中から全く進まなくなり、終いにはボリュームというか内容が結構冗長でプレイしている間はガチで「はよ終わらんかな」とずっと思いながらやってました。
もうすこしシリーズについて話すと、プレイステーションで出された1は間違いなく傑作で、フィールド画面がそのままシームレスに戦闘画面へ移るという特徴に加え、イベントを終えるごとにすぐまた新たなイベントに続くという展開のスピーディーさから単純にRPGゲームの歴史においてもまごうことなき傑作といえます。そんな偉大な1の次に出された2はまごうことなき失敗作で、ストーリーボリュームが異常に短く、主人公を含め出てくるキャラクターみんな全く魅力がなく、前作に引き続き出てくるキャラクターもなんか中途半端で、「なにしにきよってんお前」といいたくなるような登場の仕方でした。おまけにゲームシステムもかなり破綻していたし。
その2の発売からわずか数ヶ月で、今回取り上げる3が発売されました。何故そんな短期間に2と3が発売したのかというと、この両作品はバトルをはじめとしたゲームシステムが完全に共通しており、同時並行で作られたと言われています。ただフィールドの移動は2は地図マップを指定するだけだったのに対し、3は1と同じくフィールド画面を自由に動くことができ、戦闘画面もそのままシームレスにつながるというシステムに戻りました。想像ですが、多分2で不評過ぎたからメーカー側も戻したのではないかと思います。
では何故そのグローランサー3が印象に残っているのかというと、その洗練されたバトルシステムに加え、ストーリーと世界設定が特別よかったからです。簡単に世界観を説明すると、太陽の光が徐々に弱くなっていくという世界が舞台となっており、その影響で世界の北部を中心に段々と食料が得られなくなり、食料を巡って国々で戦争し合っているという世界となっています。こうした状況から一部の人間は時空転送装置を使って別の世界へと旅立ち、元の世界に残った主人公たちは他国との戦争を継続しつつ、太陽が輝きを失った理由を追いかけていくという展開になります。
この太陽のくだりはシンプルながら考えさせられる内容で、太陽といわずとも世界気温が下がったら現実の世界でも同じことが起こりうるだけに妙なリアルさがありました。また主人公は会話で選ぶ選択肢によって性格が変わるため感情移入しやすく、その周囲のキャラクターも割と魅力あるキャラが揃っており、個人的には主人公の相棒に近いヒューイという男性キャラが飄々としつつもものすごい責任感で動く人間であったため気に入りました。
唯一惜しむらくは、1同様に展開が非常にスピーディーであるため息切れせずストーリーが楽しめる一方、あまりにも早すぎてエンディングまで一気に到達してしまう所です。決してボリュームは少なくないものの、やってみればわかりますがあれよあれよという間に最終決戦へたどり着いてしまいます。
そのせいか、もしくは製作途中で間に合わず削られたのかもしれませんが、ラスボスが何故太陽が輝きを失わせる行為をやったのかという動機については全く触れられず、あいまいなまま「個人の野望のため」で片づけられてしまいます。でもって進め方によってはこのゲーム、主人公側がめちゃくちゃ強くなるため、やりようによっては最終戦でラスボスに一切何もさせることなく投げナイフでハメ倒すことすらできてしまうほど楽勝となってしまい、終わった後には「なんやったんねんこれまでの騒動は?」と拍子抜けしてしまいます。実際、ラスボス戦より中盤の山場の方がきつかったです。
とはいえゲーム全体としては完成度が非常に高く、特にBGMに関してはかねてから定評ある人が作っており、またエンディングテーマは声優の南央美氏が歌ってて、シングルCDが手に入らなかったからゲームのサウンドトラックを買うほど聞きほれました。ちなみに南央美氏はゲーム中でヒロインの一人を演じていますが、そのヒロインが上記の投げナイフの達人で、ぶっちゃけこのキャラ一人でこのゲームクリアできてしまいます。あと性格といい容貌といい、完全に「機動戦艦ナデシコ」で南央美氏が演じた「ホシノルリ」まんまなキャラです。悪くはないけど。
最後にもう一つこのグローランサー3が特別印象に残った点として、上記にも述べた通りゲームストーリーの主軸は、「段々と崩壊へと向かっていく世界を救うこと」であり、古き良き日本のRPGらしい王道な展開とシステムだったことが大きいと考えています。個人的にほんの少しおまけ要素つけてPSVitaとかでリメイクし、古い日本のRPGを求めている人たちに手に取ってもらいたい作品です。
2017年8月25日金曜日
おろしはんばーく
見出しは内容と全く関係ないですが今日の私の晩飯です。先週、数年ぶりに以前通ってた喫茶店寄って、思い出したこともあって今晩も寄って食べてきました。何に驚いたのかというとお値段が数年前のまま据え置きで、かつて金のなかった頃はものすごい贅沢だと感じたりしたのがいろいろ去来しました。
そうした私の貧乏時代エピソードをこのまま語ってもいいですが、敢えて内容と全く関係ないタイトルにしたのはこの記事の中身を敢えて読み取られないようにするためで、ここだけの話を展開するためです。なんでそんなことするのかというと、そこまで危険じゃないけどあまり耳触りがよくないなと考えたからです、特に日本人には。
・自転車シェア中国「モバイク」、日本で10カ所展開へ (日経新聞)
上の記事は読んでいる人も多いと思いますが、中国の都市部ではもはやインフラとなりつつあるレンタサイクルサービス「モバイク」の日本での導入を伝えるニュースです。このモバイクについては周りからもJBpressとかで君も紹介しないのかと何度か言われましたが、メジャーなサービスで自分以外にも紹介する人が多くいて、私でなければ書けない話題ではないと思って断ってきました。逆を言えばこの記事はそうでもないということです。
まだ疲労が抜けないので結論を述べると、関連ニュースはどれもモバイクの内容や中国の実績、日本でも普及するかなどを論点にして語っていますが、本当に論ずべき内容は中国からサービスを輸入したという点だと私は思います。続けざまに述べると、日本から中国へ輸出したサービスは最近あるのか、そしてとどめに、ここ最近日本で新たに始まり普及したサービスはあるのかといったところです。強いてあげれば「LINE」がこれに当たりますが、中国は普及してきた途中でLINEを排除してWeChatを代わりに引き上げています。
サービス輸入となると、基本的に日本はネットサービスを中心に米国からの一方的な輸入が続いてきましたが、今回のこのモバイク上陸について私はとうとう中国からも輸入する時代が来たかと感じました。そして今後、上記のWeChatも日本は受け入れざるを得なくなるのではないかと予期しています。
モバイクにしろWeChatにしろ、何故中国で普及したのかいろいろ分析してもったいぶった理由をつけるアナリストが多いですが、はっきり言えばどっちも「使ってて便利」だからという一言に尽き、その利便性の高さについて言及が少なすぎるように私は思います。何故少ないかって、日本のサービス検証では利便性は案外着目されないからだとも見ています。
さらに言えば、日本は人材不足なのかここ数年で新しい便利なサービスというのがほとんど生まれてないのではとひそかに見ています。かつてはiモード、あとETCシステムなどを作り、後者に関して私はかつて批判的に見ていましたが中国でも導入されているのを見ると自分が間違っていたということが分かりました。しかし、サービスを輸出するという観点で見て、今の日本のサービスにどれだけ価値があるのかとそういうことに疑問を持つ人間はいないのだろうかと、今回のモバイク騒動を見ていて私は感じました。汚い言葉でいえば、まだ「おもてなし」という言葉に一人で酔ってんじゃないのかと。
そうした私の貧乏時代エピソードをこのまま語ってもいいですが、敢えて内容と全く関係ないタイトルにしたのはこの記事の中身を敢えて読み取られないようにするためで、ここだけの話を展開するためです。なんでそんなことするのかというと、そこまで危険じゃないけどあまり耳触りがよくないなと考えたからです、特に日本人には。
・自転車シェア中国「モバイク」、日本で10カ所展開へ (日経新聞)
上の記事は読んでいる人も多いと思いますが、中国の都市部ではもはやインフラとなりつつあるレンタサイクルサービス「モバイク」の日本での導入を伝えるニュースです。このモバイクについては周りからもJBpressとかで君も紹介しないのかと何度か言われましたが、メジャーなサービスで自分以外にも紹介する人が多くいて、私でなければ書けない話題ではないと思って断ってきました。逆を言えばこの記事はそうでもないということです。
まだ疲労が抜けないので結論を述べると、関連ニュースはどれもモバイクの内容や中国の実績、日本でも普及するかなどを論点にして語っていますが、本当に論ずべき内容は中国からサービスを輸入したという点だと私は思います。続けざまに述べると、日本から中国へ輸出したサービスは最近あるのか、そしてとどめに、ここ最近日本で新たに始まり普及したサービスはあるのかといったところです。強いてあげれば「LINE」がこれに当たりますが、中国は普及してきた途中でLINEを排除してWeChatを代わりに引き上げています。
サービス輸入となると、基本的に日本はネットサービスを中心に米国からの一方的な輸入が続いてきましたが、今回のこのモバイク上陸について私はとうとう中国からも輸入する時代が来たかと感じました。そして今後、上記のWeChatも日本は受け入れざるを得なくなるのではないかと予期しています。
モバイクにしろWeChatにしろ、何故中国で普及したのかいろいろ分析してもったいぶった理由をつけるアナリストが多いですが、はっきり言えばどっちも「使ってて便利」だからという一言に尽き、その利便性の高さについて言及が少なすぎるように私は思います。何故少ないかって、日本のサービス検証では利便性は案外着目されないからだとも見ています。
さらに言えば、日本は人材不足なのかここ数年で新しい便利なサービスというのがほとんど生まれてないのではとひそかに見ています。かつてはiモード、あとETCシステムなどを作り、後者に関して私はかつて批判的に見ていましたが中国でも導入されているのを見ると自分が間違っていたということが分かりました。しかし、サービスを輸出するという観点で見て、今の日本のサービスにどれだけ価値があるのかとそういうことに疑問を持つ人間はいないのだろうかと、今回のモバイク騒動を見ていて私は感じました。汚い言葉でいえば、まだ「おもてなし」という言葉に一人で酔ってんじゃないのかと。
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