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2020年10月24日土曜日

ハリアーⅡできた(∩´∀`)∩

 何かとは言わないけど戦犯は岩下。


 そういうわけで今日、ハセガワのハリアーⅡのプラモを作りました。


 知ってる人には早いですが「ハリアー」はトヨタのSUVではなく、英国が開発した世界初のVTOL機、即ち垂直離発着ジェット機です。端的に言えば、ヘリコプターの様に長い滑走路なしに真上への離陸、真下への着陸が可能で、尚且つヘリコプターより速い速度で飛ぶことができるジェット機です。


 もちろん垂直離発着+ジェット機を実現するに当たっていろいろな構造的課題が多いことから、「ジェット機としては最高速度はそれほど速くない」、「搭載重量が少なくあまり爆弾とか詰めない」などの弱点を持っています。


 ジェット機としての弱点は多いものの、垂直離発着という他のジェット機にない機能は戦術応用の面で高く評価され、「搭載重量少ないならエンジン強くすればいいじゃない」的に、米国によって中身を魔改造されたのがこのハリアーⅡです。


 そういうわけでこのハリアーⅡは英国生まれ米国育ちみたいな機体ですが、魔改造が聞いたことから英国も逆輸入して採用しています。外見こそ初代ハリアーとほとんど差はないものの、中身はかなり大きく異なった仕様になっているそうです。
 そうした逸話から前から構造に興味があって作ってみたいなと思っており、たまたまプラモ屋覗いたら何故か置いてあったので、その日は何も買うつもりなかったのに衝動買いしてしまいました。ちなみにソ連人民の敵であるうちの親父も昔からこのハリアーに、何故か強い興味を持っていました。

ノズル後ろ向き

ノズル下向き

 その垂直離発着を可能とする最大の機能を実現する特殊なエンジン配置とノズルはきちんとこのキットでも再現されています。見ての通り、ノズルは組み立てた後でも向きを変えることができます。
 なおこのキットですが、パーツ数が少ないにもかかわらずこうしたノズル可変機構も再現されており、かなりおすすめです。組立だけなら2時間程度あれば十分可能で、プラモ組立てに慣れていない初心者にも向いています。

正面図、どことなく「命」っぽい

左からハリアーⅡ、F-14トムキャット、J-20(殲-20)

 例によって大きさ比較のために前回作ったトムキャットと、久々にJ-20を引っ張ってきて並べました。比較対象二つがとんでもなくでかい機体ということもありますが、ハリアーⅡ自体は戦闘機としてはかなり小型です。やはり小型なだけあって、大型のトムキャットと比べてもデカール(シール)貼りはやりやすかったです。
 さっきにも書いた通り、非常に組み立てやすく、尚且つプロポーションも悪くなくて、作ってて非常に楽しいキットでした。ハセガワはタミヤと比べるとディテールにこだわるところがあってこれまで難しいという印象が強かったですが、このハリアーⅡに関しては全くそんなことなく、単純で且つ楽しく組めるキットでした。値段も安かったし。

2020年10月22日木曜日

三菱製ジェット機の開発凍結について

三菱国産ジェット、事実上凍結へ 開発費巨額に、コロナで需要消滅(共同通信)

 やっぱりという結果でした。

 そもそも、「三菱」の名を冠した「MRJ(ミツビシリージョナルジェット)」から「スペースジェット」に名前を変えた時点で、三菱の名を汚すまいという最後の意地だろうと感じたため、この報道に関してもそんな驚きはありません。一部コメントでも指摘されている通り、「コロナがきっかけ」と報じられているものの、実際には「コロナを言い訳」にしただけで、凍結は基本路線だったのだと思います。

 もちろんこの結果自体は私自身も残念ですしどっかで再起とかかけてほしいですが、現実面として既に激しくスケジュールが遅延し、設計自体がもはや陳腐化する中で、リリースにこぎつけても損益分岐を超えることはまずないだろうから、計画が再開されることもまずないと思います。

 それにしても三菱グループもこのところ多方面でミソつけてて、いろいろと大変な気がします。応援したい気持ちはあるものの、三菱自動車の惨状とか見ていて、「俺の方があいつらより三菱車愛してんだよ!(# ゚Д゚)」と叫びたくなります。
 その上で、前から言っていますが次期国産戦闘機のF-3の開発は三菱重工で本当にいいのか。ここはやはり川崎重工にもあたってみて、「飛燕マーク2カスタムリファインZアサルトバスター」とか作らせる方がいいのではと、心の中でずっと祈っています( ˘ω˘)スヤァ

2020年10月21日水曜日

歴史シミュレーションゲームの能力表示の不自然

 いちいち突っ込んだらきりがないですが、信長の野望とかで地味に不自然だと感じる点として、能力値が数値として全部表示される点が気になっています。それこそ戦闘100だとか魅力86など、前キャラクターの能力値が一つのもれなく誰でも簡単に閲覧できる状態とされており、この時代の人達は全員もれなくスカウターを標準装備してるのかというくらいこまごまと能力値が序列化されて表示されています。

 もちろん現実には戦闘力を測るスカウターなぞ存在せず、社内の同僚がどれだけ戦闘力を持っているかを把握することなぞできません。その上で、身内のスタッフがどれほどの能力を持っているのかを手探りで探り、それぞれに適した仕事を割り振ったりするのはマネジメントの醍醐味というか非常に重要な構成部分です。これは何も現代に限らず戦国時代、というより戦国時代の方がこうした能力の見極めが重要だったと思われます。
 具体的には優秀な人材の選抜や、割り当てる軍隊の人数、あとは工事予算の管理や運営など、各人の適性や能力を見極めることは自身の浮沈を大きく左右する要因であったことに間違いありません。しかしそうした能力の見極め作業は、少なくとも私が知る限り、歴史シミュレーションゲームの中で反映された例は一つとしてありません。

 何故ないのかというと、表示済みの能力値をベースにやりくりすることがゲームの大前提(面白味)となっていることと、能力値まで完全にマスクデータ化したらゲームプレイが非常に困難になるという配慮からだと考えられます。ただその辺も最近の技術だったらある程度克服できるように思え、なんとなく気になっていることからもやはり能力値をマスクしたゲームが出てこないかと最近思います。

 一応というか、部分的にマスクデータにしたゲームはこれまでにも出ています。先ほどの信長の野望などは「裏切りやすさ」を左右する義理度というデータがマスクデータになっています。ただこのデータは後々公開もされていることから斉藤道三や藤堂高虎を始め「義理ワン」武将がかなり有名となってて、もはやマスクにする必要あんのかって疑問もありますが。
 また能力値に関しては、現在の能力値はきちんと表示するものの、今後の成長度合いというか成長の早さに関してはマスクデータにしているゲームはいくつか見られます。現在は能力値は低いけど、使っていくうちに呂蒙みたくぐいぐい能力を高めていって頼りがいのあるナイスガイへと変貌していくキャラなどはまさにその恩恵を受け、またプレイしている側も「今はパーだけど将来性を見込んで……」などと考えて使えるので、割かし感情移入も強まります。

 この成長度合いをマスクデータにしている「ギレンの野望」シリーズではこのほか、ガンダム作品の代表的概念である「ニュータイプ」という特殊能力についても完全にマスクデータにしています。このニュータイプはゲーム上で確認できる情報からは全く分からないようになっていますが、見分ける方法はないわけでもなかったりします。具体的には、ニュータイプだと表示されている能力値以上にその実力を発揮するため、戦闘アニメーションを見ると他のキャラの倍くらいビームライフル打ち込んだり、サーベルで切りかかったりするため、こうした実際の現場での戦いぶりからニュータイプであるかどうかがわかるようになってて、この辺は憎い演出だと思います。
 なお昔パワプロのマイライフモードで作ったプロ野球選手の名前は「旧型」と書いて「オールドタイプ」と読ませていました。ゲーム中で生まれた子供は「新型」、「最新型」、「未来型」、「究極型」としていって、後半は段々追い詰められていきました。

 話を戻すと、そこまでリアルに徹する必要があるか議論の余地はあるものの、通常の能力値もマスクにしたシミュレーションゲームもあっていいんじゃないかと思います。では各キャラクターの能力をどうやって判別するかですが、先ほどのギレンの野望みたく実際にコマンドを割り振ってその働きぶりや実績からそれとなく判断させるというのが最もストレートです。
 ただ信長の野望みたいなゲームだったら、同僚同士の評価などを聞くコマンドを設けてみるのもいいような気がします。「あいつについてどう思う?」的なコマンドがあって、それによってキャラクター同士に能力を評価させあって、みんなから評価が高い奴はやっぱり使える的に判断材料としてみたら面白いかもしれません。

 もっともキャラクター全員が正しい評価したら結局意味がなくなるので、キャラによっては自分より能力が高い相手に対して、「あいつなんて大した奴じゃないですよ」みたいなことを言う奴も入れておくとなお楽しくなるでしょう。っていうかこういう奴、現実にもいてリアルだし。
 逆に、どんなキャラに対しても公平に評価するようなキャラクターとかいれば、人材運営面では非常に重宝することになります。こういうシステムがあったら、三国志の闞沢みたく人相見系キャラはもっと輝く気がします。逆に諸葛亮や石田三成とか元々優秀過ぎるキャラには敢えて、どんなキャラにも「あいつは大した人物じゃありません」と言わせたりすればなおいいでしょう。真面目にこういうゲーム、作ってくれるとこないかな。

2020年10月20日火曜日

ベガルタ仙台の女性暴行選手の解雇について

仙台、暴行傷害で逮捕報道のMF道渕諒平を契約解除(日刊スポーツ)

 ついさっきに上記ニュースに関するまとめ記事を読みましたが、またこんな危機管理のない組織があったのかと思え呆れてなりません。事件内容についてはいちいち紹介しませんが、JCASTが書いてある通り所属球団のベガルタ仙台は選手が逮捕されたにもかかわらず事情をしっかり把握しなかった、若しくは把握していながら対処しなかったということで、いくらなんでも世の中舐めているだろうと思えてなりません。

 一応、謝罪公告はサイトに出してはいますが、びっくりしたのは公式ブログの方で、タイトルが「傷心」となっています。書かれている内容は「ブログの更新は今日はお休み」ということだけですが、「いやそれ自体が更新じゃねーか」と思うのと、「それならタイトルは『更新お休みのお知らせ』でいいじゃん」と率直に思いました。
 多少意地悪な見方をしているという気がしますが、「傷心」というタイトルと今回の騒動に対する球団の対応を見るにつけ、「(バレちまって)傷心」にしか私には見えません。っていうかこんなタイトルつけるくらいならDV被害者を案じるような内容でも書けばいいのに。

 そもそも今回の騒動に関しては、JCASTが大体おかしいところ全部つついていますが、逮捕されてから日数も経っているのに球団側は該当選手に対して何の措置も行わなかったばかりか、平常通りに試合にも出場させ続けています。指摘されている通り、球団側は「ここまで大ごとだとは知らなかった」と言ってはいるものの、実際には知ってて黙認していたとしか思えません。知らなかったとしてもそれで済むレベルの話ではなく、厳しい言い方をすれば球団を経営する能力が経営陣にないと言わざるを得ません。
 もっとも一部掲示板を見ると、なんかやたらとベガルタ仙台の球団経営幹部の名前リストを何度もあちこちに貼り付けている人が見かけますが、こっちはこっちでああはなりたくないなと思います。

 ただ、コロナの影響でただでさえ経営が傾いているのにこの隠蔽騒動ときたもんだから、真面目にこれが蜂の一刺しになってこの球団は潰れる可能性もありうる気がします。そう考えると該当選手は、ヴァンフォーレ甲府時代にも女性暴行で逮捕されたことから球団から処分を受け、その後でベガルタ仙台に移ってきているのだから、まるで球団を潰すためだけに移籍してきたような奴だなと思え、つくづく救えない人間のように見えます。

千葉のマッドシティ~消えてゆく店舗

 さっき松戸にあったプラモ屋の「わらそう」についての記事を更新しましたが、わらそう近くにあったカプリチョーザという洋食屋が閉店したとのことでした。そのままこの情報を掲載していた「松戸つうしん」という誰得なんだよと思いつつ俺得なサイトを見ていたら、私が日本に行くたびに定宿にしていた漫画喫茶のマンボー松戸駅前店もついこの前に閉店していたことがわかりました。
 ちなみにどれくらい定宿にしていたのかというと、松戸に3日間滞在した時は2日日ここに泊まり、1日だけ北松戸のルートインに泊まったことがありました。また1日だけ滞在するときは、ほぼ100パーセントの確率でマンボーで過ごしました。なお前に一回空港で旅行目的に関する調査を受けた際に松戸に滞在していたと話して、

「なんで松戸に行ったの(。´・ω・)?」
「いつも泊まっている漫画喫茶があるから(´・ω・`)」
「!!( ;゚;ж;゚;)゙」

 っていう表情をリアルにされたことがあります。

 ちなみにマンボーは松戸駅東口にあるのですが、西口にあるまんがランドもほぼ同時期に閉店しており、東西の漫画喫茶両雄が揃って共倒れともいうべき様相を示しています。さすが松戸、これが松戸。っていうかこの松戸つうしん、閉店情報が多いな(;´・ω・)

 友人曰く、コロナで漫画喫茶は受難の時代だそうで、実際この状況は何も松戸だからというわけじゃなく全国各地で起こっているのでしょう。この辺、「コロナ関連倒産が○○件」などとあまり宛てにならない抽象的なデータばかりマスコミも報じてくるのであまり実感がわきませんでしたが、上記の漫画喫茶はどちらも少なくとも十年くらい前から営業が続いていたお店であることと、私自身が実際に何度も言っていたお店であることから、一気にリアル感というかコロナの影響を感じるに至ります。
 なおコロナ関連倒産数が全く宛てにならない理由を述べると、コロナの影響がない時と比較する倒産数データがないからです。また法人の倒産件数も従業員数など法人規模別で最低限でも出さないと意味がなく、あの手の報道している記者はいくら何でも手を抜き過ぎだし、こんなクソみたいなデータなら報じない方がマシでしょう。

 そういうわけで今後、といっても再来年までは隔離なしで日本に行くことは出来ないだろうから杞憂に終わるでしょうが、もしまた松戸に行くことあったらどこに泊まろうか悩む次第です。普通に北松戸のルートイン泊まればいいだけですが、なんていうかスリルさが足りない。
 ちなみに漫画喫茶で寝泊まりすることについて「この会社で漫画喫茶で寝泊まりするのは自分くらいだ(^ω^)」などと一時名乗っていたことがありましたが、今の職場は体力自慢がやけに多くて、「いや、それくらい平気やで(´-ω-`)」とこともなげに言う連中が多いので名乗るのやめました。

2020年10月18日日曜日

次々となくなる行きつけのお店

 今更ながら新版の「ダイの大冒険」のアニメで、主演声優が「Because種崎」こと種崎敦美氏だと知り、ちゃんと見てみようかなとビリビリ動画で検索したところ、出てきたのが下の画像です。


 上の新版はいいとして下記の旧版のタイトルが常用漢字に直すと「神龍之謎」と、あの伝説のクソゲーと同じ名前になっています。っていうかダイの大冒険に神龍は出てこねぇ

 話は本題ですが先週、ほぼ週一で通っていたラーメン屋にまた行こうと訪れたところ、「契約満期」と書かれた貼り紙とともに閉店していました。中国は2月または10月前後に賃貸契約などを結ぶことが多いことからこの時期となったのですが、それこそ上海の新聞記者時代から通っていた店だっただけに非常に残念でした。
 そのラーメン屋だけでなく、上海市内でもそこそこ名の知れていた日系ラーメン屋の「維心」もこの8月に閉店しています。そのほか細かい行きつけの店を挙げるときりがないですが、コロナ前後で私の外食先はかなり狭くなってきており、変に肩身の狭い思いをするようになってきました。

 コロナの影響に対する中国全体の景気で言うならば、国内旅行も活発に行われている、消費も意外と高級品が売れるなど日本と比べればマシであるものの、外食や小売を中心に営業を取りやめるところが多くなってきています。特に先ほども言った通り契約更新時期である10月1日を過ぎてからというものの、街中でシャッターを下ろした店舗や、ショッピングモールでぽっかり空いたスペースが極端に目立つようになってきており、これら産業は今も非常に苦しい状態にあることが窺えます。
 なお思い出した「しまむら」もこの前上海市内のショッピングモールに出してた店舗を畳んでいましたが、ここに関してはコロナ以前からあまりやる気が見られず、商品もまるで倉庫の様にただハンガーにかけて並べるだけ、ズボンの裾合わせなどのサービスもやってなかったことから、コロナがなくてもいずれ畳むことになっていただろうと私は思います。

 この辺はまたいずれ何か機会があれば書こうかなと考えているのですが、コロナ以前と以後で、なんというか消費習慣が大きく変わってきたような感じがします。具体的には、外食などは回数が減る一方で、嗜好品や高級品などには以前よりも遠慮なくお金をかける人が増えている気がします。
 私の周りでも、「この前○○買っちゃたんだけど」などと、大きい買い物をしたことを話す人が増えており、貯蓄に回すくらいならこの際買っちゃえ的な意識が広がっているのではないかと思っています。自分を含め。

 その辺、データで立証できればまた記事化できますが、もう少し時間を置かないと確認することもできません。ただ単純に考えても、コロナ流行以前と以後で消費習慣が変わることは当然と言えば当然です。
 それこそ毎年海外旅行に行っていた人なんかは今年は全くいけず、その分浮いたお金が貯蓄に回るかと言ったらそうではなく、別のところに回ってくるでしょう。ただその一方で、閉店などにより職を失った人は給与収入を失うこととなり、そうした人たちの失った消費はどのあたりにあるのかなども考慮する必要はあります。とはいえ、これからの消費行動の変化に関しては産業に係らず誰もが注意してみておく価値があると思います。

2020年10月17日土曜日

Youtuber再逮捕事件を見て懸念したこと

 他の人はあまり言いませんが、GP-03デンドロビウムのコンセプトを完全な意味で実現したのが、ある意味V2アサルトバスターなのではないかという気がします。後者に乗っていたパイロットの感想を結論とするなら、「どちらも乗り手のことを無視したモビルスーツ」といったところでしょうか。っていうか改めて考えると複座式のモビルスーツってほぼないな。

店員に奇声、罵声、恫喝...へずまりゅう逮捕の問題動画、警察との口論シーンも  同行のわたきん「安易な考えだった」と懺悔(J-CASTニュース)

 ネット界隈はおろか世間一般でも話題になっている上記ニュースですが、これを見て私は率直に言って懸念を感じました。どういう懸念かというと、「これで自分は処罰、逮捕されないと勘違いするYoutuberが出てくるのでは」という懸念でした。

 今回の逮捕容疑ははっきり言って、件のお店を恫喝したことが直接的な原因ではないというのは誰の目から見ても明らかです。なら何故逮捕されたのかというと、単純に7月に逮捕されたへずまりゅうという人物の逮捕拘留期限を引き延ばすための再逮捕目的が大きいと断言できます。
 聞けば先の逮捕容疑の初公判が10月15日に予定されていたということで、何らかの後半スケジュールにおけるトラブルがあったのかもしれず、それに対応するための再逮捕なんだと私は見ています。逆を言えば、なんで7月の窃盗容疑の後にすぐこちらも逮捕立件しなかったのかが、私には理解できません。

 そもそも今回の逮捕容疑は事件発生当日、お店へ根拠のないクレームをつけていた時点で巡回中の警察官もその場に立ち会っていたそうです。正直、その時点で何故逮捕しなかったのか、少なくともその一連のやり取りをネットにアップロードした時点で動かなかったのかが理解できません。担当が悪名高き大阪府警だったからしょうがないかも知れませんが、今回こうして後になって別件逮捕となったことを見て、「あの程度なら他に大きな問題を起こさなければ逮捕されない」というような、間違ったメッセージをこの手の輩に出すこととならないか、その点を私は懸念しました。
 じゃあどうすればいいかってことですが、このへずまりゅうは叩けば他にもいろんな騒動や脅迫事件を起こしており、それをわざわざネットに動画証拠として残しているので、これらをほぼすべて逮捕立件処分して、犯罪予備軍らにはっきりと警察の方針を示すべきだと思います。途中リンクしたAERAの記事にも書かれている通り、俳優の伊勢谷氏にペットボトルとメントスを手渡そうとした勘違いした人間が公にも映るようになってきており、いちいち言わなきゃいけないというのなんですが、こうした行為は犯罪となるという姿勢を示すべきでしょう。

 その上で、この手の輩が逮捕処分したところで果たしてその後、迷惑行為をやめるかと言ったらそれもまた疑問です。恐らくですが出所後などに名前などを変えてまた同じような行為を繰り返す可能性の方が高いと私は見ており、上記のような摘発が果たして抑制となるかについては議論の余地があります。
 敢えて妥協案を出すならば、よくある三振ルールのようなものを導入するのが手かもしれません、具体的には、こうした迷惑行為によって一度処分されたにもかかわらずその後も同様の行為を繰り返す場合、ネットアカウントのアクセス禁止……は現実不可能でしょうから、真面目に強制収容所などに監禁したりした方がいいのではと思います。本当に何でもしていいというのなら死刑の方が後腐れもなくていいのですが、さすがに今の日本でやろうものなら処刑台の数が足りなくなるだろうし、落としどころとしては刑務所とはまた異なる役割のそういった収容所じゃないかと思います。

 自分でも過激なことを主張している自覚はありますが、こうして実際に事件化していながらも同様の悪目立ちを目的とした追従者が出てきている現状を考えるなら、効率よく叩き潰す方法を果断なくしなければ、無辜の人間が巻き込まれることを防ぐことはできないでしょう。