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2022年3月10日木曜日

上海で感染者続出(;´・ω・)

 ウクライナ問題ばかり書くのもなんだしたまには箸休めに歴史記事でも書こうと思っていましたが、このところ上海で感染者が続出しているのでこっち書くことにします。

 続出していると言っても日本とは違って新規感染者数は一桁単位ですが、これまで上海を含む中国の各都市は、新規感染者が出ても1週間程度で収まるというか感染者が出なくなっており、感染がそのまま拡大し続けるということはありませんでした。しかし気温が上がって暖かくなってきた先週から数日ごとに新規感染者が出続け、今日も新たに感染者が出たと発表されたほか、市内各地で隔離措置が行われています。

 この隔離措置ですがかなりえぐく、感染者が寄っていた飲食店は確実に閉店にされ、また感染者が済んでいる団地は全住民が外出を規制されます。この規制というのは文字通り、入口から一歩も出られないという措置です。
 この間、団地の住人や感染者が寄っていた店に同じくらいの時間に来ていた人たちにはPCR検査が強制されます。何気に自分の同僚もこの巻き込まれ隔離にあって、ある日突然「団地から出られません(;´・ω・)」と連絡が来ました。当初は2日のみの隔離予定でしたが、その後のPCR検査で同じ団地から二次感染者が出たこともあり、同僚も含む全住人がそのまま2週間の隔離と相成りました。

 なお同僚によると、隔離1日目は団地内は出歩くことができたそうですが、二次感染者が出た二日目からは自宅のドアから出ることも禁止されたそうです。

 また先ほど回ってきた連絡によると、今夜12時から上海市と隣の蘇州市の通行は禁止されるとのことです。都市間移動を止める準ロックダウン的な措置が上海市でも行われるそうで、これは今までの上海にはなかった措置です。それだけ新株の感染力はこれまでと比べると強いんだなとか感じます。

 もっとも感染がどれだけ広がろうが対策がどれだけ行われようが仕事は待ってくれないので、昨日も今日も明日も自分はひたすらキーボードを叩き続ける毎日が続きます。昨日はまた扁桃腺が軽く腫れて鼻かむと血も混じっているくらい体調悪く、くっそ重たい仕事振られてめちゃブルーになり、会社で仕事中に「ふざけんな殺すぞこの野郎(#^ω^)」とぼやくくらい追い詰められてました。隣の中国人の女の子とか「なにこの日本人……(;゚Д゚)」とか思ってたろうな。

 ただその重たい仕事は今日見事に片づけ、増援(追加の仕事)も来なかったためちょっと状況は落ち着き、なんか今めちゃハッピーな気分です。明日も頑張って仕事しよう(´・ω・`)

2022年3月8日火曜日

ロシアの衝撃の弱さとまさかの台湾国家認定

 一部報道でプーチンはKGB出身なため軍事には疎く、それが今回のウクライナ戦争での展望判断を誤った原因だと指摘するものがありましたが、正直それはないなと思います。というのも開戦以前、現時点までウクライナがこれほど持ちこたえると予想していた軍事専門家は皆無に等しく、当事者であるロシアの軍人を含め、ここまでロシア軍が弱かったとは誰も考えていなかったでしょう。
 無論、ウクライナ人の想像を超えた粘り強さがロシアを大いに苦しめている点が最も大きいでしょうが、それでも軍事だけなら米国に次ぐとみられてきたロシアが、ウクライナ一国、しかも自らが戦端を開きキエフに距離的に違いベラルーシから進軍するという優位もアリながらこんな苦戦するなんて、下手すりゃ地球上の誰も想定していなかったでしょう。そういう意味ではプーチンが自軍の弱さに気づけなかったのも、二重の意味で同情心が湧きます。

 なんていうかイメージ的に、ドラゴンボールで言うとベジータくらい強いと思われていた奴が天津飯相手に大苦戦するような感じに思えます。いやまぁ天津飯は自分、好きだけどさ。

 あまり相手を侮り過ぎるのもよくないとは思うものの、軍事というのは「相手にしたらヤバイ」と思わせる恐怖感が非常に重要視されるだけに、今回のロシア軍評価の失墜はそれ一つとってもロシアにとっては大きな痛手でしょう。何気に自分もプラモで作ったSu-34(フルバック)がスティンガーでバカスカ落とされていると聞き、ロシア製航空機はイーグル以下という話もなんか信じちゃいそうです。
 と同時に、ロシアからフランカー(Su-27とSu-35)を買ってて実質的に主力戦闘機としている中国も、このロシアの惨状にかなり驚いているんじゃないかと思います。このウクライナ戦争の教訓をもとに、台湾にスティンガーをあらかじめたくさん配備しておけば意外と防空行けるんじゃないかと自分も思えてきました。

 その中国ですが、このロシア軍のあまりの弱さにロシア本国以外で恐らく最も衝撃を受けている国ではないかと思います。そもそも中国は今回のロシアのウクライナ侵攻をあらかじめ知っていたとされ、ロシアがウクライナを併合するムードで台湾にプレッシャーをかけることが織り込み済みだったからこそ、開戦当初に公式で「強い相手にケンカは売るべきじゃない( ー`дー´)キリッ」と発表し、露骨に日本や台湾に圧力をかけてきていました。
 ところが国際社会が文字通り一致団結してロシアを非難して制裁に動き、ロシア軍も当初想定していた作戦を全然遂行できずになってくると、変にロシアの立場に立って中国も批判の矢面に立たされる可能性が出てきたためか、ここにきてロシアとウクライナに仲裁をやろうかと申し出るなど、露骨にひよった態度に切り替えてきました。ロシア側に大きく寄り、ロシアに正当性があるようなことを言っていた開戦当初の態度と比べると明らかに今の中国は動揺しているように見えます。さっきの仲裁提案を見る限り、当初はロシアが一方的な勝利をすると確信していたようでしたが、今となってはロシアへの過度な肩入れは避け、一定の距離を置く方針に切り替えたように見えます。

 っていうかさっきの「( ー`дー´)キリッ」な発言とか今見るとロシアに対する皮肉にしか見えません。この発言についてなんかうまい返しをする人があまりいませんが、「弱い相手を頼みとしてはならない(・∀・)ニヤニヤ」くらいに日本とかも言い返していいと思う。

 その台湾ですが、ウクライナに支援金を送ったためかロシア側から日本同様に「非友好リスト」にリストアップされました。何気にこれ見て「え、いいの?(;´・ω・)」と自分は思ったのですが、中国は台湾は中国の一地域であると主張し、国家として認めていません。そしたらロシア側が「非友好リスト」に入れてまさかの台湾の国家認定をし始めてきたもんだから、「何なんだこの熱い展開は(・∀・)」などと楽しんでみています。
 ちなみにこの「非友好国」という言葉が元のロシア語でどう書かれているかはわかりませんが、英語では「Unfirendry Nations」と記事などでは書かれてあり、どう読んだって「国家」としか読めないです。

 何気にこのロシアの空気読まない暴挙は中国側もガチで焦っているのか、関連報道の中国語記事を見るとやっぱり「不友好名単」とか「不友好国家和地区名単」などと無理やり「地域(Region)」って単語を突っ込んだりしてかわそうとしています。ほんとこうという時こそ、真の友情は試されるもんだなぁ。

 なおこの非友好国リストに上げられた国に対しロシアは、基軸通貨での対外債務返済を拒否し、ルーブルで直接返済するなどと言っています。ただ、そもそも制裁によって外貨が払底していると言われるだけに、非友好国に限らずとも基軸通貨での返済は今のロシアにはほぼ不可能で、例え友好国相手でも対応は同じでしょう。
 そう考えると基軸通貨の返済拒否をあらかじめ伝えておいてくれているだけに、非友好国の方が友好国より親切に対応してもらっている気すらします。っていうかこの点についても、「友好国だろうと非友好国だろうと借りた金を返せない点で扱い同じじゃん(・∀・)ニヤニヤ」くらい日本政府は言い返してもいいでしょう。全体として今の日本は、こういう皮肉の利いた煽りがなんか下手だと思えます。

2022年3月6日日曜日

中国人大学生の就活での重視ポイント

就活より先に「イン活」 厳しい中国の就職事情(東方新報)

 上の記事で中国人大学生の就活、もといインターン活動事情が紹介されていますが、ちょうどタイムリーなことにうちの部署にも一人インターン生が来ており、業務を少し手伝ってもらっています。

 個人的にも興味があって話をする機会もあったことから、「最近の大学生は就職先を選ぶときに何を重視するの?やっぱお金(。´・ω・)?」と聞いてみました。その返事としては、

「高給与が目当てな学生は最初から稼げるということでIT系の学部に進んでます。僕は教育学部なので、周りの学生はみんな各地の学校にアプローチかけてますね(´・ω・)」

 と答えるので、「じゃあなんでお前、学校でもないのにうちにインターン来てんだ?(;´・ω・)」と続けて尋ねたら、「僕、子供嫌いなんで(´・ω・)」と答え、じゃあなんでお前教育学部に進学してんだよというツッコミ入れました。

 そんな妙なやり取りした上で、じゃあそのほかで選択基準となるようなポイントはあるのかとさらに尋ねたところ、「やっぱ戸籍ですね(´・ω・`)」という返答が返ってきました。

 この辺、事情がわかってる人には早いですが、中国は日本の住民票みたく、自ら帰属する自治体を任意に変更することができません。例えば北京市で生まれ育ってそのままそこに就職したものの、家庭の事情で上海で仕事する羽目となったとしても、戸籍を上海に切り替えることは特別な理由がなければできません。そのため、仮にこの人に子供がいたら義務教育は北京市で受けなければなりません。また公的医療保険も自治体によって内容が変わるため、戸籍地域が変われば保険適用が効く薬や治療も変わってきます。
 端的に言って、上海みたいな金持ち都市なら多くの医療で支援が得られるものの、他の地方はそうでもありません。

 そんな変更し辛い戸籍を変える唯一のチャンスというのが、大卒時の就職先です。卒業後の就職先であれば戸籍をその地域に変えることができるため、上海などの大都市の戸籍を前から欲しい人などは何が何でも上海市内の就職先を確保する必要があります。
 そのためさっきのインターンも、「マジで人生で戸籍変える唯一のチャンスだから(´・ω・`)」と述べ、周りの学生も福祉などが手厚い都市の企業に的を絞って活動していると教えてくれました。こうして感敢えて見ると、日本なんかより中国の就活の方がいろいろと影響が深いだけに大変な気がします。

2022年3月5日土曜日

ウクライナ情勢に絡む中国企業への制裁予測

 開戦から一週間超経ったロシアによるウクライナ侵略戦争ですが、大方の予想を裏切り、ウクライナが今も尚持ちこたえています。一方、互いに激しいアピール合戦も繰り返しており真実性に関しては一定程度警戒する必要があるもの、先日の原子力発電所や民間人への攻撃なお、ロシアの国際法に反する過激な攻撃行動に対する注目が高まっています。
 ただでさえ正当性なき侵略行為に対し銀行取引の凍結など経済制裁が強められていますが、仮にこの戦争がロシア側の目的達成に終わったとしても、これらの制裁により戦後にロシアは過酷な経済情勢が待っていることは必至です。

 そのロシアにとって、唯一大きな後ろ盾と言えるのが中国です。開戦直後の対応の混乱ぶりから、中国外交部はもしかしたら本当に知らなかったのかもしれませんが、開戦前にロシアの天然ガスを購入することを約束したり、去年から小麦をはじめとする食料の輸入を増やしていた点といい、中国トップに関してはこの開戦を事前にロシア側から通知されていたとみてほぼ間違いないでしょう
 なお開戦時期については北京冬季オリンピックの時期は避け、ロシアの想定だと48時間で決着つける予定であったことから、パラリンピック開催までには終了する予定だったのでしょう。その目算が崩れたことにより、中国外交部とかも対応をどうすべきか迷っているのだと見えます。

 中国は現在までに国連のロシアに対する非難決議に反対または棄権を続け、直接的な批判を避け続けています。従って経済制裁後も、ロシアに対しエネルギー輸入をはじめとする経済的支援を続けることはほぼ確実だと私は見ています。

 こうした中国の態度について、現時点でリスク要素と私が見ているのは米国から中国に対する経済制裁です。冒頭に書いた通り、現時点でロシアは明らかに国際法、特に平和維持に対する冒涜ともいえる行為を繰り返しており、ロシアに対し制裁を課すことに、反対する国は現在世界中でほぼ皆無です。しかしロシアに経済制裁をかけたところで、抜け道を用意する国が現れるとなると、まぁその制裁は効果をやや落とします。
 はっきり書けばロシア側が中国に期待している点はそこで、中国がロシアから天然ガスを買うだけでなく、ロシアが諸々の貿易を禁止された後、中国経由で貿易できるようなパイプライン的役割を求めているはずです。それに対し、米国はどう出るかと言ったら言わずもがなで中国にも経済制裁を課してくると予想しています。

 具体的には、「人道、平和に対する冒涜を行った勢力(ロシア)へ支援を行っている」ことを口実にするとみられ、ロシア政府、企業と取引を続ける中国企業をターゲットにした経済制裁を行い、同盟国にも同調を求めてくるのではないかと見ています。この場合、真っ先にターゲットになるのはかねてから米国が潰そうとしているファーウェイ、そしてエネルギー関連として中国の国有石油会社が挙がってくるでしょう。
 私見として述べると、米国としてはかなり都合のいい口実ができるように見えます。中国がロシア側に立つことはほぼ確実であり、中国を弱らせるのに願ってもない制裁口実です。また中国そのものとの取引をすべて禁止するのではなく、「ロシアとつながりのある企業」に狙って制裁を課せることとなり、高い恣意性が持てます。実際につながりがあるかどうかは不問でしょうし。

 また既に世界中でエネルギー価格が高騰していますが、仮にこの制裁を大きく広げられるシナリオなら、中東の産油国に対しても中国への原油供給を止めてくる可能性もあります。その結果、他の同盟国向けの供給量が増えることとなり、価格高騰にもブレーキをかけられるので一石三鳥です。

 上記のような見方から、自分は日系企業の中国ビジネスに関しても国家リスクがかなり高まってきているように見えます。既に対策と化している企業があるなら具体的な内容を指導してもらいたいものです。

2022年3月2日水曜日

ヤフコメの違法コメント削除を体感

 この世のすべてが自分を殺しにかかってくるかと思うくらい忙しく、昨夜は左手の指が中指辺りで動きがおかしくなって、後半はミスタイプを延々と繰り返していました。もう少し広いキーボードとかに変えようかな。
 っていうか毎日1万字は軽く超えるほどタイプすんのっておかしいと思う。

 話は本題ですが一昨日の中国人マフィア記事、内容がとっつきやすいこともあってそこそこアクセスで健闘し、ヤフコメも結構つきました。自分も仕事中ながら逐一コメントを確認していましたが、「カス記者」とか書いてくるコメント見て、「マスコミは嘘ばかり言う!」と激怒していた元プシャーの友人なんかが今の自分の立場になったら、やばいくらい怒っていたんじゃないかと思い、そういう意味では自分は彼より忍耐あるなと思えてきます。
 まぁ次辺り、「どうもカス記者です(´・ω・)」と返信してみようかと思ってますが。

 話を戻すと記事公開から約30分後くらいに、自分のことを中国工作員認定するコメントが入ってました。昔はこういうコメント多かったのに最近はすっかり見なくなってたよねなどと懐かしく思ってみていたら、投稿から約5分後くらいにブラウザ更新してみたところ、当該コメントは消えていました。
 恐らくですがこれは最近になってヤフーが力入れて来た、誹謗中傷コメントの排除によるものだと思います。というのもそれ以外のコメントはしっかり残っており、その工作員認定だけのコメントがぽっかり消えていたからです。

 コメント内容の否定的反応のクリック数が極端に多ければ自ら下げる人もいますが、さっきのコメントは投稿されたばかりで、また内容からしても自ら下げてくるようなコメント内容でもありません。やはり私に対するいわれのない誹謗中傷とヤフーがとったために消されたのだと思いますが、やはり以前と比べると自主規制が強くなっていると感じます。
 で、実際に保護してもらった立場からすると、私自身は別にとやかく言われてもあんま気にしませんが、さっきのプシャーな友人などの様に怒りやすかったり、傷つきやすい人もいることを考えると、この手のヤフーの対応は極端じゃなければありなのかなと思います。少なくとも根拠なく「こいつは何人だ」とか「肥溜めのクソみたいなところの出身だ」などというコメントだったら消したところで言論統制にはまずならないでしょう。

 ただこの手の誹謗中傷コメントの問題点は、こういう根拠ない中傷でしか発散できないほどストレス抱えた人が割とたくさんいるっていう点こそが、一番根が深い問題だと個人的に思います。やはり中国と比べると今は日本の方が鬱屈した人に溢れているように思え、例え貧しくても楽しく暮らせるような社会をもっとみんなで考えて構築していく方が前向きです。
 もっとも中国人の友人は、「お金イコール幸せじゃないけど、最低限、お金ないと幸せに離れない」と昔言ってましたが。

2022年2月28日月曜日

中国人マフィア記事の裏側


 というわけで今日出したこの記事ですが、時期も時期なだけにウクライナ関連記事の方が注目されてアクセスは伸びないだろう、タイミングが悪かったなどと当初予想していたのですが、今日日中は並み居るウクライナ関連記事を抑えてJBpress内のアクセスランキングで1位を守り続け、恐らく日間ランキングでも首位だと思います。マジでこれは意外でした。

 記事内容についてはかつてこのブログでも取り上げた蛇頭はいずこという観点から、最近の歌舞伎町で中国人マフィアについて聞かなくなったことを書いています。ヤフコメでは「なに当たり前のこと書いてんの?」といったコメントも散見されますが、その一方で「不夜城もみていたし当時の中国人マフィア関連の話は聞いていたが、この記事を読むまでそのことはすっかり忘れていた。この記事で一気に思い出した」と書いてくれている人もいて、自分としてはまさに後者のような方へ娯楽を提供する目的で書いています。

 なお歌舞伎町を舞台にした中国人マフィア抗争を題材に撮った作品として今回、「不夜城」を例に挙げていますが、これはもっとも有名で代表的作品だと考えたためです。もし好きに選んでいいってんなら、ホスト漫画の「夜王」を入れたかったです。
 この「夜王」でも中国人マフィアとヤクザが抗争起こすのですが、いざ前面衝突というところで何故か無関係なホストである主人公が自分の顔に傷を入れて、「この俺の顔の傷に免じて手打ちにしろー」と叫んで実際に収まり、あるヤクザだけが、「何なんだこの展開は?」と全読者の気持ちを代弁してたのが印象的でした。

 話を戻すとこの記事、各直前まで中ロ関係の歴史みたいなのを書く予定でしたが、あまり専門家でもないのにその辺書くのもどうかと悩んでいた矢先、電子書籍サイトで無料キャンペーンが行われていたので購入して読んだヤクザ漫画の「ザ・ファブル」を見て、「せや、時代はこれから中国マフィアや」みたいにハッと気が付いて記事書くに至りました、マジで。人間、やはり追い詰められた時ほどいいネタが浮かぶ。

 この辺の中国人マフィア、というか歌舞伎町関連の話は高校生の頃によく溝口敦氏のルポを読んでおり、ある意味国際関係の縮図ともいう話にかなりのめり込んで読んでました。もっとも当時、まさかこんな中国とかかわりのある人生を歩むとは夢にも思っていませんでしたが。
 ただこの辺の外国マフィアが絡む裏社会の話は表社会も無縁ではなく、外国人の受け入れや多様性社会、そしてビジネスの国際化という観点からももっと深堀りできる分野じゃないかと思います。今回のこの中国人マフィアも今は大陸出身はすっかり減りましたが、日本育ちの「怒羅権」などは活発ですし、今後どういった対策を採るのかなどはもっと話題になってもいいと思います。海老蔵だけのネタにはせず。

 それにしても今回のこの記事で、裏社会系のネタというのは随分と求心力があるんだなと心底感じ入りました。JBpress編集部もこの記事にはかなり大喜びで、「反社ネタが他にもあったら( `・∀・´)ノヨロシク」と言われています。

2022年2月27日日曜日

セリカXXのプラモ


 何故かよく行くプラモ屋に、また古い車種のキットが置いてあったので衝動買いしました。でもってパーツ数も少なくすぐ作れそうなので作ったのが、この「トヨタ・セリカXX」のプラモです。

ライト閉じ

ライト開き

 なんでこのキットを買ったのかというと、上記の様にリトラクタブルライトの開閉が操作できるからと書かれてあったからです。最も、自分の組立が悪かったせいか全部閉じにすると少し開きづらくなったため、やや薄目空けるみたいな感じで少し目を開けた状態にとどめていますが。


 このキットを今回選んだ理由はもう一つ、古い車種(1980年代初頭)なだけあって車体が角ばっているのが魅力的だったからです。なんかこの前にどっかの自動車メディアも記事出していましたが、当時の技術力ではボディの板金をきれいな曲面に仕上げることができなかったため、ボディは必然的に角ばった表面にせざるを得なかったそうです。ただ板金同士の組み合わせ方を工夫するなどして、なるべく全体としては曲面に見えるようにする工夫が行われていました。


 時代が下った現在においては、対衝突安全性への考慮からもボディは可能な限り曲面となるように仕上げられています。しかしその結果、全体として丸っこいフォルムの車ばかりとなり、かえって四角い角形なイメージする車は絶滅危惧種となってしまいました。
 私自身はコンパクトカーが好きで丸っこいデザインは嫌いなわけではないものの、あまりにも丸っこい車ばかりな現代において、かえってこうした角形なデザインがそのレア度からも魅力的に映り、一時期は角形な車をやたら探していました。

 なおその際、ソ連人民の敵であるうちの親父からは「四角いのがええんやったら日産のキューブがあるやんけ」と言われました。確かにあれは四角かったが、「違う、そうじゃない」という言葉が出そうになりました。
 まぁキューブはキューブで、非シンメトリカルですごくいいデザインだと現在においても高く評価しています。平たいせいで高速乗るとフロントガラスでやたら虫潰すけど。


 話をこのセリカXXに戻すと、ウィキペディアによると北米での「フェアレディZ」の成功を見て、セリカをベースにフロントノーズの長いスポーツカーとして開発されたそうです。ただこの車自体はベース車の「セリカ」の系譜というより、北米での名前に使われた「スープラ」の系譜に入るかもしれません。プラモ屋が今回入荷していたのも、新しいスープラが出たからその影響を考えて入荷したのではないかとも見ています。
 なおこのタミヤのキットは恐らく古い金型をリファインしたものだと思いますが、説明書の日付は2020年となっており、タミヤ自体も新スープラの発売に合わせてこちらのセリカXXを再版したのかもしれません。


 現代からするともはや旧車というよりクラシックカーに近いくらい古い車ですが、上記の角ばったデザインのほか、サイドミラーの位置とかに時代を感じさせられます。このごついくらいの角張りは一目見てかなり目を引き、インテリアとしてはかなり悪くなく、上の写真の様に財布やスマホ、腕時計などのお出かけセットを置いている小机の天板に配置するほど気に入っています。まぁただ単に他にプラモ置くところがもはやないというのもありますが。

 それにしても昨日今日と上海は暖かく、このプラモ組立ての最中もちょっと前までと違って寒さに震えることもなく作れました。前回なんか寒さで指震えながら組み立ててたし……。
 明日からまた仕事がやばいくらい忙しくなり残業もがっつり入る見込みなだけに、今日このプラモ組立てが自分の生きてた中で最後の楽しい思い出になるかもしれません(´;ω;`)ウッ…