相変わらず封鎖中ですがお昼ご飯は毎回お粥でもストレス感じなくなる当たり人間っていいなとか思えてきます。ちなみに仕事中に同僚とインスタントメッセージ交わす時、「まだ生きていたんですね( ;∀;)」などと無駄に戦場っぽくやり取りしてます。
それで話は本題ですが、団体購入、物々交換ができるよう、封鎖が始まってしばらくした頃にボランティアから団地内住民が参加するグループチャットに入れてもらいました。このグループチャットでいろいろ情報取り交わしますが、どちらかというと若者が中心で、スマホの操作に慣れない老人はあんま使ってないように見えます。
そのせいか、「ジジイやババアどもは外ででかい声で話し過ぎなんだよ。感染広がったらどうなる」などという苦言もたまに見られます。まぁ言ってることには間違いないけど。
書かれている内容は結構深刻なものもあり、現場業の若者などは封鎖によって収入が一切立たれて、「解雇補償金(日本にはないが中国には法律で義務付けられてある)でここの家賃払ったら、故郷に帰るしかない( ;∀;)」という、可能ならばなんとかしてやりたくなるような嘆きもみられたりします。真面目に1ヶ月間、ほぼすべての経済が止まっており、再稼働に当たっても起ち上げに時間もかかるだけに、この後のことを考えるといろいろ複雑です。
なおこのまえ、「放置されたケンタッキー店舗」の画像なども回ってきて、バイオハザードな光景になってました。
そんなグループチャットですが、団地外に知り合いなどがいる人などからは別の団地の状況や動画などが回ってきます。そんな外の団地という動画でこの前回ってきたものに、見出しに掲げた「まだ息してる?」という問いかけで終わる動画がありました。どんな動画かというと、団地内で首吊った中年女性らしき人を木から下ろす動画でした。なのでさっきのセリフは、「まだ生きてるか?」と意訳することも可能です。
ぱっと見、比較的綺麗な状態で排泄物とかも見られませんでしたが、動画は下ろしたところで終わってたので実際どうだかはわかりません。もしかしたらフェイクの動画の可能性もあるものの、周辺には同じ団地の住人がたくさん集まっており、首吊った木から降ろす作業もノンストップで撮影されており、何より素人臭い撮り方だったため、あんまフェイクだとは思っていません。
もっとも首吊なんてどこの世界でも日常茶飯事な行為なだけに別段珍しがる必要はないのですが、少なくともこうした動画がそうしたアングラ系サイトとかではなく、不特定多数が見られるグループチャットとかで平気で流れているのを見るのは、自分はこれが初めてでした。
正直に言って、現況の封鎖下に鑑みるに首吊る人が出てもおかしくないと思うし、首吊る人を動画で見ても、激しく腐乱しているわけでもないから見てもなんとも感じませんが(飛び降り直後の動画とかならさすがに驚くかも)、こういう動画が当たり前のようにグループチャット程度で共有されるということに、改めて自分は今、非日常にいるんだなと思いました。
でもって、さっきも書いたように封鎖下でストレスが凄いから自殺する人が出てもおかしくないと思うように、知らず知らずのうちに認識が歪んできている可能性もあります。まぁ前から人の死に対する意識が低いとかよく言われますし、嫌いな人間死んだときに平気で関係者にざまぁとか言ったこともあるので、元からだと思いますが。
ただ現状の本音で言えば、今の上海での封鎖に関しては自殺者がいくら出てきてもおかしくない状況だと思います。外に出られず、補給が得られず、手元の物資が徐々に減っていくというのはかなりストレスの感じる環境で、その上で外部に懸念(家族が取り残されているなど)があったりすれば、本当に思い悩むことになると思います。
自分の場合はリモートワークでなんとかなる仕事で雇用の不安がないし、一人暮らしなため物資の減少量は小さく、比較的まだ封鎖下ではストレスの小さい環境にあります。逆にそうでなかったら、正常な意識を保てるか若干自信がありません。
なお外部の懸念と言っては何ですが、グループチャット内ではこのところ、「株価やべぇ(´・ω・`)」といった声がよく見られます。株式保有者はこのところの元安や株価下落に打撃を受けており、みんなして、
「俺はこんだけ負けたぜ!」
「甘いな、俺の損失はその倍だ……」
などとお互いを慰め合っているのか損失を競い合うかのようなやり取りが見られます。またさりげなく、「小区の外で喫茶店開いているから封鎖明けたら来てね♪」と宣伝を盛り込む人もいて、こうしたユーモアある人は本当に強いなって感じします。