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2022年5月6日金曜日

救いようのないドクズ

 いちいちリンクは貼らないですが、かねてから注目していた秀岳館高校サッカー部の暴行事件で、問題となった生徒の謝罪動画を監督は当初「俺は知らない」と言ってましたが、実際には顔出し名前出しで撮るよう指示していたとのことです。私に限らず彼のことをドクズと呼ぶ声があちこちから聞こえますが実際その通りで、なんでも保護者らに泣いて謝罪したと言いますが、泣かなくていいから早く死ねよとすら思います。

 名目上は教育者でありながら、首尾一貫して生徒のことはガン無視で保身のためにしか動いていません。暴行に関して学校側は問題となったコーチのみが20件以上過去に起こしているほかは生徒同士の暴行しかないと言っていますが、この学校の発表を鵜呑みにすることはできず、また監督がああいう人間であることを考慮すると、実際には監督自身を含め、もっと多くの他の人間が暴行に係っているのではないかと自分は見ています。

 一部まとめ掲示板でも書かれていましたが、事件発生直後に監督とコーチを即クビにしておけばまだつながった首もあったでしょうが、事ここに至ってはもうどうにも止まらないでしょう。極端なこと言うと、変に改革とかするくらいならいっそ廃校にしたほうが手間が省けるのではないかとすら思います。未だに学校のホームページではこの事件に関するリリースが出されていない点と言い、危機管理状況に至るや自分から地雷をガンガン踏んでいくタイプに思え、恐らくサッカー部以外でもこれからボロボロ事件が出てくるのではないかという気もします。

 それにしてもほんとこれだけのクズを見るのはなかなか久しぶりです。

2022年5月5日木曜日

上海封鎖における検査不備


 上の漫画はまたグループチャットで回ってきたものですが、セリフを日本語に翻訳すると以下の通りです。

「師匠、解放しに来てくれたんですか?」
「PCR検査に来たんだよ」

 見ての通りこれは西遊記で孫悟空と三蔵法師が出会う有名なシーンをモチーフにしており、今の上海の封鎖状況をうまいこと落としこんでいます。さりげなく馬が2コマ目で目線そらしてるのもポイント高い。

“恐怖の2ランクダウン”で犯人探し、ドアには“御札”…ロックダウンが上海市民にもたらしたココロの傷(FNNプライムオンライン)

 それで本題ですが、先日の記事で私はANNの上海封鎖に関する報道は全然実態に則していないし、ちょっと真偽の怪しい政府発表をそのまま垂れ流しているなど、マジでこいつ記者なのかと正直疑わしいレベルにあると書きました。その反対にとばかりに、上のFNNの記事はよくできており、論点や現場の混乱状況などをやや長文ですがその分しっかりと報道しています。ANNの報道見てテレビ局記者は質が低いのかと思いましたが、これはANNだけに当てはまるようです。

 特にFNNの報道にあって他にない点として、PCR検査ミスに関する言及です。これは実際に非常に多く、上海市民もかなりいら立っている話題です。
 具体的にはPCR検査、抗原検査で陽性という結果が出たものの、その後何回やっても陰性にしかならず、陽性と出た検査キットに問題が多いという内容です。うちの小区でも先日配られた抗原検査キットで、毎回陽性などおかしな結果が出るため、不良品と推定されることからこのメーカーの検査キットは使うなというお触れが出されました。またマンゴーなど果物を食べた直後に抗原検査すると、高い確率で陽性と誤表示されることが多いため、検査前には何も食べないか、最低限口をゆすぐようにという連絡も回ってきています。

 このような偽陽性で封鎖されたらたまったもんじゃないと住人もピリピリしており、陽性が出たとしても「本当にそれ陽性か?」と訝しむ声もすぐに出てきます。こんな感じだから恐らく一部の団地や住民の間では、陽性が出ても検査キットをごまかすなどしてきちんと申告していない人も少なからずいるのではないかと密かに疑っています。まぁPCR検査は医療従事者によって実施されるので、ごまかしづらいのですが。

 あともう一つFNNの報道について触れると、感染者が出たら一時は外出許可となった団地も再び封鎖対象になると報じていますが、この点について一部団地は陽性者が出ても上にきちんと報告せず、外出許可を維持しようとしているところもあるという噂を聞きます。一方、私の団地もそうですが感染者が出ても、その人が住んでいる建物のみ封鎖して、団地自体は団地外への外出は認めないものの(元からだが)、団地内の外出はこれまで通りOKという例もあります。
 この辺は途中から封鎖の基準や方式が変わったというリリースも来ていますが、なんか運用方法が団地によってまちまちであるような印象を受けます。あんま他の人は言いませんが、この上海封鎖の最大の問題は、政府の指針や発表がその通りに実施されていないという点で、住民もお上の言うことに対しほとんど信用しなくなってきています。中国は元からと言えばそうなのですが。

2022年5月4日水曜日

ASTLIBRAというフリーゲームが凄すぎる:(;゙゚''ω゚''):

 前回のブログ記事にも書きましたが、この連休中は封鎖中のため外に遊びに行けないため、マジで家の中でずっとASTLIBRA(アストリブラ)というフリーゲームを朝から晩まで遊んでいました。

ASTLIBRA

 このゲームは個人が作った同人ゲームで、現在無料で配信されています。インタビュー記事などによると、何と14年もの歳月をかけて作られたとのことです。

 具体的にどんなゲームかというと、水平横向き画面のオーソドックスなアクションRPGで、自分のイメージで言えばファルコムの「イース」にかなり近いです。実際、作者もイースなどが好きで、最近(14年前?)こういうゲームが出ないから自分で作ったとのことです。
 それこそプログラミングすら全くの素人状態から始めたとのことで、途中何度も制作中断があったとのことですが、制作途中のバージョンを公開したり、作成済みのデータで外伝作ったりしながら、最終的に完成まで持ってこれたとのことです。その完成版が配信されるやあちこちから非常に高い評価を得て、私も「なんかすごいフリーゲームがある」と聞いたことからダウンロードしましたが、実際に遊び出すまでは時間がかかり、これまでずっと放置していました。

 まずこのゲームで驚くべきは、グラフィックの美麗さ、そして完成度です。大半の同人ゲームはフリー素材をかき集めて作られるため、そこそこ遊んでいると聞きなれたBGMや、見慣れた2Dドットモンスターの画像が出てくるのですが、このアストリブラではほとんどそういうことはありません。それどころか、下手な市販ゲームなどよりも流麗なグラフィックでキャラクターたちが描かれており、背景画像一つとっても本当にこれが同人ゲームなのかと疑うほど綺麗なものが使われています。

 そうした映像面のみならず、アクションゲームとしての面白さも群を抜いています。ゲーム開始当初でこそ、「殴る」、「走る」、「ジャンプする」というごく一般的なアクションしかできませんが、ストーリーが進むにつれて2段ジャンプや空中ダッシュなど使用できるアクションが増えていき、最終的には下手な操作だと必殺技が誤爆したりするくらい複雑になっていきます。この辺の難易度調整も実に素晴らしいです。
 またストーリーもよくできており、まだ自分はクリアまで到達していませんが、途中公開版の最終章にあたる5章の展開は度肝を抜かれるとともに、最後のボスがそこそこ手ごわく熱戦となるため、かなり熱く盛り上がりました。作者も5章が思い入れがあると言っていますが、サモアリナンでしょう。カナカナにするのもありだなさもありなん。
 ただPC用のゲームですが、かなり高度なアクション操作が要求されるため、プレイにおいてはゲーム用コントローラーはほぼ必須です。一部の敵なんかには素早く操作しないと、何が起きたのかわからないうちに瞬殺されるし。

 既にその人気ぶりからSteamでの配信も決まって今準備されているようですが、恐らく今後、ニンテンドースイッチやPS5とかにも移植されると思います。正直言ってこれだけのゲームが無料というのがいろいろおかしく、私なら5千円以上の価格がついてもこの内容なら満足して支払ってもいいくらいです。逆を言えば、市販のゲームはなにやってんだと、これプレイした後だと思えてしまいます。

 正直に言って、欠点を探す方が難しいくらい完成度が高く、質の高いゲームだと思います。ボリュームも半端じゃなくクリアまで40時間くらいかかるとされていますが、熱中度が激しいため、ほっとあっという間にプレイ時間が溜まっていくのであんまこの点も気にならない気がします。
 真面目にこのゲームのおかげで上海封鎖を乗り越えたという気すらします。興味のある方は是非ダウンロードしてみることをお勧めします。

2022年5月2日月曜日

上海封鎖に関して気になった報道

 この前ブログに書いた焼売のおかげでこのところは楽しく過ごせています。まぁ今夜はまたとろろかけご飯だったけど。
 あと地味に、ASTLIBRAというフリーゲームが面白いのもストレスの軽減で大きい、これが無料ってかなりおかしい水準(;´・ω・)


 さて本題ですがこのところの上海封鎖に関する方でいくつか目についたものを取り上げると、まず上野ANN上海支局長の現地報道ですが、厳しい言い方するとあんままともに取材していないのが見て取れます。言っては何ですが中国政府の発表を鵜呑みにしてそのまま報じているところがあり、自分の住んでいるところ以外の団地の状況をきちんとつかめていないように見えます。
 またコロナ死者に関しては、この報道はよくないです。もうすこし、グラフなどを疑ってみるべきでしょう。


  逆に目を見張ったのがこちらの記事。専門科学者のインタビューですが内容が非常によくまとめられていることに加え、ワクチン接種者と非接種者の重症化率などを数字とともに取り上げ、論点をきちんと集中している点は見事です。

【悲報】上海ロックダウンの影響がつくば市指定のゴミ袋在庫に直撃してしまう(暇人速報)

 最後がこれですが、日本はゴミ袋すらまともに作れない国になっていたのかという点で結構衝撃でかいです。もちろん探せば作れるところあるのでしょうが、ごみ袋みたいに単価の低い商品ですらわざわざ中国から輸入するほど国内競争力はないのかという点でいろいろ思うところがあります。そもそも、指定ゴミ袋にしなけりゃいいじゃんとか内心思うのですが。

 さて、アストリブラの続き始めないと。

2022年4月30日土曜日

世界の合言葉は「焼売」( ;∀;)

 連休に入っても相変わらず封鎖が続く上海ですが、今日は待ちに待った、団体購入で申請していた冷凍焼売セットが届きました。6種の焼売(あとマントウ)が届けられ、これにより夕食だけ使うとした場合は1週間程度はかなり楽しみな内容になります。

 早速今日、エビ焼売の袋を開けて、電子レンジがないためさらに載せた上で中華鍋で蒸しましたが、うまいこと過熱出来てかなり満足げな夕食が取れました。これでインスタントの味噌汁もあればさらに良かったですが。

 このところの夕食は本当に野菜を塩コショウで炒めるだけの毎日だったので、こういうちょっとした加工品のおかずが来るとかなりうれしく感じます。っていうか行政も、無駄に野菜ばかり配ってないでこういう加工食品こそ配れよと言いたいです。

 なお細かく見ているわけじゃないのですが、グループチャットによると各地から大量の支援物資が上海に届けられていることもあり、野菜などの生鮮品の価格は普段と比べてもかなり下がっているそうです。一方で、配達の運賃は10倍くらいに跳ね上がっており、「個人配達人はこの封鎖明け後に家を買うだろう」という冗談も飛び交っています。だからこそ偽造外出許可証も出回るわけだ。

2022年4月29日金曜日

まだ息してる?

 相変わらず封鎖中ですがお昼ご飯は毎回お粥でもストレス感じなくなる当たり人間っていいなとか思えてきます。ちなみに仕事中に同僚とインスタントメッセージ交わす時、「まだ生きていたんですね( ;∀;)」などと無駄に戦場っぽくやり取りしてます。

 それで話は本題ですが、団体購入、物々交換ができるよう、封鎖が始まってしばらくした頃にボランティアから団地内住民が参加するグループチャットに入れてもらいました。このグループチャットでいろいろ情報取り交わしますが、どちらかというと若者が中心で、スマホの操作に慣れない老人はあんま使ってないように見えます。
 そのせいか、「ジジイやババアどもは外ででかい声で話し過ぎなんだよ。感染広がったらどうなる」などという苦言もたまに見られます。まぁ言ってることには間違いないけど。

 書かれている内容は結構深刻なものもあり、現場業の若者などは封鎖によって収入が一切立たれて、「解雇補償金(日本にはないが中国には法律で義務付けられてある)でここの家賃払ったら、故郷に帰るしかない( ;∀;)」という、可能ならばなんとかしてやりたくなるような嘆きもみられたりします。真面目に1ヶ月間、ほぼすべての経済が止まっており、再稼働に当たっても起ち上げに時間もかかるだけに、この後のことを考えるといろいろ複雑です。
 なおこのまえ、「放置されたケンタッキー店舗」の画像なども回ってきて、バイオハザードな光景になってました。

 そんなグループチャットですが、団地外に知り合いなどがいる人などからは別の団地の状況や動画などが回ってきます。そんな外の団地という動画でこの前回ってきたものに、見出しに掲げた「まだ息してる?」という問いかけで終わる動画がありました。どんな動画かというと、団地内で首吊った中年女性らしき人を木から下ろす動画でした。なのでさっきのセリフは、「まだ生きてるか?」と意訳することも可能です。

 ぱっと見、比較的綺麗な状態で排泄物とかも見られませんでしたが、動画は下ろしたところで終わってたので実際どうだかはわかりません。もしかしたらフェイクの動画の可能性もあるものの、周辺には同じ団地の住人がたくさん集まっており、首吊った木から降ろす作業もノンストップで撮影されており、何より素人臭い撮り方だったため、あんまフェイクだとは思っていません。
 もっとも首吊なんてどこの世界でも日常茶飯事な行為なだけに別段珍しがる必要はないのですが、少なくともこうした動画がそうしたアングラ系サイトとかではなく、不特定多数が見られるグループチャットとかで平気で流れているのを見るのは、自分はこれが初めてでした。

 正直に言って、現況の封鎖下に鑑みるに首吊る人が出てもおかしくないと思うし、首吊る人を動画で見ても、激しく腐乱しているわけでもないから見てもなんとも感じませんが(飛び降り直後の動画とかならさすがに驚くかも)、こういう動画が当たり前のようにグループチャット程度で共有されるということに、改めて自分は今、非日常にいるんだなと思いました。
 でもって、さっきも書いたように封鎖下でストレスが凄いから自殺する人が出てもおかしくないと思うように、知らず知らずのうちに認識が歪んできている可能性もあります。まぁ前から人の死に対する意識が低いとかよく言われますし、嫌いな人間死んだときに平気で関係者にざまぁとか言ったこともあるので、元からだと思いますが。

 ただ現状の本音で言えば、今の上海での封鎖に関しては自殺者がいくら出てきてもおかしくない状況だと思います。外に出られず、補給が得られず、手元の物資が徐々に減っていくというのはかなりストレスの感じる環境で、その上で外部に懸念(家族が取り残されているなど)があったりすれば、本当に思い悩むことになると思います。
 自分の場合はリモートワークでなんとかなる仕事で雇用の不安がないし、一人暮らしなため物資の減少量は小さく、比較的まだ封鎖下ではストレスの小さい環境にあります。逆にそうでなかったら、正常な意識を保てるか若干自信がありません。

 なお外部の懸念と言っては何ですが、グループチャット内ではこのところ、「株価やべぇ(´・ω・`)」といった声がよく見られます。株式保有者はこのところの元安や株価下落に打撃を受けており、みんなして、

「俺はこんだけ負けたぜ!」
「甘いな、俺の損失はその倍だ……」

 などとお互いを慰め合っているのか損失を競い合うかのようなやり取りが見られます。またさりげなく、「小区の外で喫茶店開いているから封鎖明けたら来てね♪」と宣伝を盛り込む人もいて、こうしたユーモアある人は本当に強いなって感じします。

2022年4月28日木曜日

詐欺師に騙され続ける老人(鈴木宗男)

一にも二にも対話をすべし…鈴木宗男「私がガルージン駐日ロシア大使に話したこと」(プレジデント)

 かねてからウクライナ戦争を引き起こしたのはウクライナ側に非があると主張しては顰蹙を買い続けている鈴木宗男議員ですが、やはり彼の言動を見ていると、既に戦火が起きているにもかかわらずプーチンなどに話せばわかる(でも話に行かない)と主張するなど、何か信念があってロシア外交を担当していたわけじゃないんだなということがよくわかりました。
 率直に言って、詐欺師に騙された後も自分が騙されたという事実を認めたくない一心で、詐欺師を庇い続ける老人にしか見えず、ただただ無様としか思えません。

 そもそも彼の言う通りウクライナがNATO加盟に動いたことが戦争のきっかけだとするならば、今加盟に動いているフィンランドやスウェーデンに対してはどう思うのかなど、いろいろ聞きたいものです。このような意見を述べる人はいますが、実際にこうして戦火が起きたことを考えると、ウクライナがもっと早くNATO加盟に成功していたら戦火は起きなかったのではないかと私自身は思えるし、このところ工作が繰り広げられているモルドバの件を見ても、ロシアは自国の安全保障ではなく、単純な領土拡大野心にのみ動いていると考えて間違いないでしょう。
 まぁその範囲に関しては、私が前主張した旧東ドイツも含まれるかまでは議論の余地がありますが。

 改めて鈴木議員とその取り巻きの発言を見ていると、やはりなんというか未だに冷戦構造の概念で外交を語っているようにしか見えません。具体的には米露対立を軸にして何でもかんでも話すのが特徴で、中国の台頭やブレクジットを経た英国や欧州は完全度外視する話し方で、特に欧州に関しては米露の陣取りゲームのフィールドにしか見ていない話し方をします。
 まぁ他のメディアに関しても、エネルギー価格高騰における中東諸国の動き方とかあんま報じてくれないのが不満ですが。

 元傭兵の高部正樹氏がそのインタビュー漫画にて、「国同士の外交や話し合いも非常に重要だと思いますが、今戦火に晒されている地域の人々には、明日を生き抜く力(軍事)が必要なんです」といったことを口にしていました。平時なら確かに話し合いは何より重要だと私も思いますが、上記の高部氏の話の様に、今現在既に戦火に晒されているウクライナに関してはそのロシアによる軍事的脅威に対抗する力が何よりも求められており、プレッシャーを弱めかねないロシアに対する話し合いは最低限、ウクライナとの停戦が実現してから考えるべきでしょう。
 今第一なのは、日本の反戦の理念的にも国益的にもウクライナを支えることだと思え、やはり私は鈴木議員の考えには同調できません。

 ちょっと汚い言葉を吐けば、こんな人間に外交を任せてたんじゃ、上手くいく交渉も上手くいかないでしょう。