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2022年5月9日月曜日

中国クリエイター記事の裏側

キモキャラから「カワイイ!」へ、中国人クリエイターの実力が急成長した理由(JBpress)

 今日配信された上の記事ですが、なんか配信時間がいつもより遅かったようなΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)

 内容は書いた通りのまんまで、最近中国でかわいい系のキャラクターが本当に増えてきている状況について触れています。割と前から準備していた内容で、紹介している「もし猫」など、今後日本にも進出してきそうなクリエイターが確実に中国で育ってきています。

 ただこうしたキャラクターで、いわゆる萌え系だと未だ大きなハンディキャップが存在します。具体的には性的露出部分で、素肌を出している部分が多いと中国では検閲喰らうようです。そのため女性キャラなんかだと胸元や太腿の露出が引っかかりやすく、胸元はきちっとし締め、太腿にはタイツ履かせる厚着修正がよく加えられますが、将来的に中国ではタイツフェチが増えるのではと早くも懸念しています。

 これ以外はそんな追加で書く話もないのでこれだけです。さてアストリブラミニをやらなきゃ。

2022年5月8日日曜日

日本のBLの起源とは?

 最近「男装の麗人」の対義語は「女装の変態」になるのかなどと思い悩んでいます。

 それで本題ですが、以前は「べ、別に興味あるわけじゃないんだからね(*ノωノ)」と言っていたけど最近は隠すことなく「週末はBLドラマ見て過ごした(´・ω・`)」と突然語りだすBL好きの中国人同僚と何故かその方面の話となり、日本の現代におけるBLの概念は、「ポーの一族」などをはじめとする昭和期の少女漫画の影響が大きいと独自理論を解説しました。これに対し同僚は、「日本はかくも先を行っていたのか。中国でBLの概念できたのは早くても90年代なのに(;゚Д゚)」などとおののいていました。

 上記の通り、現代日本におけるBLことボーイズラブの概念について自分は、昭和期の少女漫画がその原型を作っていると考えています。ただその少女漫画も遡れば宝塚少女歌劇団の影響があると考えられ、そこら辺を突き詰めていくと日本のBLの起源とは何なのだろうかという疑問がもたげてきます。

 BLというと、少女漫画などでは線の細い少年たちがメインですが、仮にこの少年たちにジャンルを絞らなければ、日本における男色文化はかなり深いものがあります。代表的なのは戦国時代で、この時代の主だった武将たちはほぼ全員が男色癖を持っており、むしろそういうのなかった秀吉が逆に「特殊な性癖だった」と書き残されるくらいでした。

 その男色文化は江戸時代も通じて続き、阿国が始めた歌舞伎が途中からストリップショーになったことから出演者は男に限定したところ、今度は男のハッテン的な演目が主となり(若衆歌舞伎)、これまた禁止喰らって現代のガチムチ男限定の野郎歌舞伎へと至っています。
 また男色向けのサービスも大っぴらであったと言います。有名な「東海道中膝栗毛」の弥二さん喜多さんもそういう関係ですし、3代目将軍の徳川家光も露骨にそういう趣味があったと言います(だから直径男子が少ない)。

 あくまで自分が知る限りですが、イスラム世界を除くと、日本ほど男色が大っぴらだった社会はあまり知りません。中国でもここまで露骨だったとは聞かないし、ヨーロッパもなかったわけじゃないものの、イエズス会の連中も日本のありようにビビったというくらいなため、日本ほどではなかったのではないかと思います。
 逆を言えばそうしたギャップもあって、明治維新以降に男色はやや鳴りを潜めるようになります。時代ごとに比較するなら、戦国時代が一つのピークで、江戸時代を通じて高水準が続いたものの明治期以降に一気に熱が冷めるというグラフになるでしょう。

 翻って現代の日本のBL文化ですが、漫画や小説を中心に結構低年齢、っていうか中学高校女子がメインターゲットとなっているように見える点からすると、やっぱこの辺の感覚は世界的に見てもかなり特殊なんじゃないかなという気がします。中国なんかだとBLは厳しく取り締まられるため、上述の同僚も韓国やタイのドラマをよく見ると言いますし。
 よく考えてみたらタイのが日本より凄いな、忘れてた。

 この日本のBL文化は江戸時代以来の男色文化の系譜を引いているのか、それとも明治に一旦リセットされた後で新たな形として生まれた文化なのか、ちょっとこの辺が気になります。かつて友人が「マツコの知らない世界」でBL漫画研究家が出演した回を紹介してくれましたが、あの時の先生に聞いたらヒントとか出るのだろうか。
 なお自分はBLそのものについては全く興味がなく、一部そういう要素のある作品は手に取ったことがあるものの、ガチBLな作品はほとんど触ったことがないです。しいて言えば桃栗みかん(河下水希)のメジャーデビュー前の作品を姉貴が買ってきたのを読んだくらいです。

 なおその作品(高校男子)を友人に何も言わず貸したところ、「お前何とんでもないものを渡してくんだよ!」と怒られました。河下水希の昔の漫画あるよといったら貸してくれと向こうから言ってきたのに。

2022年5月6日金曜日

アマビエどこいった?

 昨日ふと家で仕事している最中、2020年前半に日本でコロナが最初に流行った頃、やたらとあちこちで報じられていたアマビエという妖怪がどこに行ったのか気になりました。

 アマビエに関しては当時自分は日本にいないので実はあんま詳しくないですが、なんか絵を描いて奉るると疫病が消えるという伝説から、コロナ流行時に日本で一部流行ったと聞きます。それから約2年が過ぎた現在ですが、コロナは数度の変異を経て未だ流行し続けている一方、アマビエについては一切その言及を見なくなり、一体どこに消えたのか、何故人々は彼を忘れてしまったのかがアニメの氷菓並に気になります。

 何故アマビエが消えたのかいくつか仮説を立てると、

・単純に飽きられた
・コロナが全然治まらなくて効果ないことがばれた
・アマビエ個人の事情でいなくなった

 順当に考えれば上二つでしょうが、当時やたらとその名が出てきてブームだったことを考えると、本当に流行というのは去るのが早いんだなという印象を覚えます。実際ネットで検索すると2020年のページばかりしかヒットせず、コロナが依然と猛威を振るっていた2021年の段階で早くも消えていたと考えられます。

 その上で言うと、やはりこういう自然災害に対して神仏に頼るというのは安易であるということでしょう。科学的かつ怜悧な思考出の対策が必要で、神仏に頼ったからと言って何か状況が変わるわけではないということを、アマビエは教えようとしてくれたのかもしれません。

救いようのないドクズ

 いちいちリンクは貼らないですが、かねてから注目していた秀岳館高校サッカー部の暴行事件で、問題となった生徒の謝罪動画を監督は当初「俺は知らない」と言ってましたが、実際には顔出し名前出しで撮るよう指示していたとのことです。私に限らず彼のことをドクズと呼ぶ声があちこちから聞こえますが実際その通りで、なんでも保護者らに泣いて謝罪したと言いますが、泣かなくていいから早く死ねよとすら思います。

 名目上は教育者でありながら、首尾一貫して生徒のことはガン無視で保身のためにしか動いていません。暴行に関して学校側は問題となったコーチのみが20件以上過去に起こしているほかは生徒同士の暴行しかないと言っていますが、この学校の発表を鵜呑みにすることはできず、また監督がああいう人間であることを考慮すると、実際には監督自身を含め、もっと多くの他の人間が暴行に係っているのではないかと自分は見ています。

 一部まとめ掲示板でも書かれていましたが、事件発生直後に監督とコーチを即クビにしておけばまだつながった首もあったでしょうが、事ここに至ってはもうどうにも止まらないでしょう。極端なこと言うと、変に改革とかするくらいならいっそ廃校にしたほうが手間が省けるのではないかとすら思います。未だに学校のホームページではこの事件に関するリリースが出されていない点と言い、危機管理状況に至るや自分から地雷をガンガン踏んでいくタイプに思え、恐らくサッカー部以外でもこれからボロボロ事件が出てくるのではないかという気もします。

 それにしてもほんとこれだけのクズを見るのはなかなか久しぶりです。

2022年5月5日木曜日

上海封鎖における検査不備


 上の漫画はまたグループチャットで回ってきたものですが、セリフを日本語に翻訳すると以下の通りです。

「師匠、解放しに来てくれたんですか?」
「PCR検査に来たんだよ」

 見ての通りこれは西遊記で孫悟空と三蔵法師が出会う有名なシーンをモチーフにしており、今の上海の封鎖状況をうまいこと落としこんでいます。さりげなく馬が2コマ目で目線そらしてるのもポイント高い。

“恐怖の2ランクダウン”で犯人探し、ドアには“御札”…ロックダウンが上海市民にもたらしたココロの傷(FNNプライムオンライン)

 それで本題ですが、先日の記事で私はANNの上海封鎖に関する報道は全然実態に則していないし、ちょっと真偽の怪しい政府発表をそのまま垂れ流しているなど、マジでこいつ記者なのかと正直疑わしいレベルにあると書きました。その反対にとばかりに、上のFNNの記事はよくできており、論点や現場の混乱状況などをやや長文ですがその分しっかりと報道しています。ANNの報道見てテレビ局記者は質が低いのかと思いましたが、これはANNだけに当てはまるようです。

 特にFNNの報道にあって他にない点として、PCR検査ミスに関する言及です。これは実際に非常に多く、上海市民もかなりいら立っている話題です。
 具体的にはPCR検査、抗原検査で陽性という結果が出たものの、その後何回やっても陰性にしかならず、陽性と出た検査キットに問題が多いという内容です。うちの小区でも先日配られた抗原検査キットで、毎回陽性などおかしな結果が出るため、不良品と推定されることからこのメーカーの検査キットは使うなというお触れが出されました。またマンゴーなど果物を食べた直後に抗原検査すると、高い確率で陽性と誤表示されることが多いため、検査前には何も食べないか、最低限口をゆすぐようにという連絡も回ってきています。

 このような偽陽性で封鎖されたらたまったもんじゃないと住人もピリピリしており、陽性が出たとしても「本当にそれ陽性か?」と訝しむ声もすぐに出てきます。こんな感じだから恐らく一部の団地や住民の間では、陽性が出ても検査キットをごまかすなどしてきちんと申告していない人も少なからずいるのではないかと密かに疑っています。まぁPCR検査は医療従事者によって実施されるので、ごまかしづらいのですが。

 あともう一つFNNの報道について触れると、感染者が出たら一時は外出許可となった団地も再び封鎖対象になると報じていますが、この点について一部団地は陽性者が出ても上にきちんと報告せず、外出許可を維持しようとしているところもあるという噂を聞きます。一方、私の団地もそうですが感染者が出ても、その人が住んでいる建物のみ封鎖して、団地自体は団地外への外出は認めないものの(元からだが)、団地内の外出はこれまで通りOKという例もあります。
 この辺は途中から封鎖の基準や方式が変わったというリリースも来ていますが、なんか運用方法が団地によってまちまちであるような印象を受けます。あんま他の人は言いませんが、この上海封鎖の最大の問題は、政府の指針や発表がその通りに実施されていないという点で、住民もお上の言うことに対しほとんど信用しなくなってきています。中国は元からと言えばそうなのですが。

2022年5月4日水曜日

ASTLIBRAというフリーゲームが凄すぎる:(;゙゚''ω゚''):

 前回のブログ記事にも書きましたが、この連休中は封鎖中のため外に遊びに行けないため、マジで家の中でずっとASTLIBRA(アストリブラ)というフリーゲームを朝から晩まで遊んでいました。

ASTLIBRA

 このゲームは個人が作った同人ゲームで、現在無料で配信されています。インタビュー記事などによると、何と14年もの歳月をかけて作られたとのことです。

 具体的にどんなゲームかというと、水平横向き画面のオーソドックスなアクションRPGで、自分のイメージで言えばファルコムの「イース」にかなり近いです。実際、作者もイースなどが好きで、最近(14年前?)こういうゲームが出ないから自分で作ったとのことです。
 それこそプログラミングすら全くの素人状態から始めたとのことで、途中何度も制作中断があったとのことですが、制作途中のバージョンを公開したり、作成済みのデータで外伝作ったりしながら、最終的に完成まで持ってこれたとのことです。その完成版が配信されるやあちこちから非常に高い評価を得て、私も「なんかすごいフリーゲームがある」と聞いたことからダウンロードしましたが、実際に遊び出すまでは時間がかかり、これまでずっと放置していました。

 まずこのゲームで驚くべきは、グラフィックの美麗さ、そして完成度です。大半の同人ゲームはフリー素材をかき集めて作られるため、そこそこ遊んでいると聞きなれたBGMや、見慣れた2Dドットモンスターの画像が出てくるのですが、このアストリブラではほとんどそういうことはありません。それどころか、下手な市販ゲームなどよりも流麗なグラフィックでキャラクターたちが描かれており、背景画像一つとっても本当にこれが同人ゲームなのかと疑うほど綺麗なものが使われています。

 そうした映像面のみならず、アクションゲームとしての面白さも群を抜いています。ゲーム開始当初でこそ、「殴る」、「走る」、「ジャンプする」というごく一般的なアクションしかできませんが、ストーリーが進むにつれて2段ジャンプや空中ダッシュなど使用できるアクションが増えていき、最終的には下手な操作だと必殺技が誤爆したりするくらい複雑になっていきます。この辺の難易度調整も実に素晴らしいです。
 またストーリーもよくできており、まだ自分はクリアまで到達していませんが、途中公開版の最終章にあたる5章の展開は度肝を抜かれるとともに、最後のボスがそこそこ手ごわく熱戦となるため、かなり熱く盛り上がりました。作者も5章が思い入れがあると言っていますが、サモアリナンでしょう。カナカナにするのもありだなさもありなん。
 ただPC用のゲームですが、かなり高度なアクション操作が要求されるため、プレイにおいてはゲーム用コントローラーはほぼ必須です。一部の敵なんかには素早く操作しないと、何が起きたのかわからないうちに瞬殺されるし。

 既にその人気ぶりからSteamでの配信も決まって今準備されているようですが、恐らく今後、ニンテンドースイッチやPS5とかにも移植されると思います。正直言ってこれだけのゲームが無料というのがいろいろおかしく、私なら5千円以上の価格がついてもこの内容なら満足して支払ってもいいくらいです。逆を言えば、市販のゲームはなにやってんだと、これプレイした後だと思えてしまいます。

 正直に言って、欠点を探す方が難しいくらい完成度が高く、質の高いゲームだと思います。ボリュームも半端じゃなくクリアまで40時間くらいかかるとされていますが、熱中度が激しいため、ほっとあっという間にプレイ時間が溜まっていくのであんまこの点も気にならない気がします。
 真面目にこのゲームのおかげで上海封鎖を乗り越えたという気すらします。興味のある方は是非ダウンロードしてみることをお勧めします。

2022年5月2日月曜日

上海封鎖に関して気になった報道

 この前ブログに書いた焼売のおかげでこのところは楽しく過ごせています。まぁ今夜はまたとろろかけご飯だったけど。
 あと地味に、ASTLIBRAというフリーゲームが面白いのもストレスの軽減で大きい、これが無料ってかなりおかしい水準(;´・ω・)


 さて本題ですがこのところの上海封鎖に関する方でいくつか目についたものを取り上げると、まず上野ANN上海支局長の現地報道ですが、厳しい言い方するとあんままともに取材していないのが見て取れます。言っては何ですが中国政府の発表を鵜呑みにしてそのまま報じているところがあり、自分の住んでいるところ以外の団地の状況をきちんとつかめていないように見えます。
 またコロナ死者に関しては、この報道はよくないです。もうすこし、グラフなどを疑ってみるべきでしょう。


  逆に目を見張ったのがこちらの記事。専門科学者のインタビューですが内容が非常によくまとめられていることに加え、ワクチン接種者と非接種者の重症化率などを数字とともに取り上げ、論点をきちんと集中している点は見事です。

【悲報】上海ロックダウンの影響がつくば市指定のゴミ袋在庫に直撃してしまう(暇人速報)

 最後がこれですが、日本はゴミ袋すらまともに作れない国になっていたのかという点で結構衝撃でかいです。もちろん探せば作れるところあるのでしょうが、ごみ袋みたいに単価の低い商品ですらわざわざ中国から輸入するほど国内競争力はないのかという点でいろいろ思うところがあります。そもそも、指定ゴミ袋にしなけりゃいいじゃんとか内心思うのですが。

 さて、アストリブラの続き始めないと。