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2022年6月20日月曜日

やっぱつれぇわ( ;∀;)

52歳の創業で大繁盛、三井創業者の非凡な商才とは(JBpress)

 今日から3週連続で配信される夏の歴史特集ですが、1発目の上の記事はぶっちゃけほとんど読まれてません。内容は見ての通り三井財閥の歴史を追う内容なのですが、テーマがやや地味なのか、目に見えてアクセスが悪いです。個人的には楽しんで書いた記事なんですが。

 裏話的にすると、この連載を書こうと思ったきっかけは漫画の「AZUMI」です。同じ作者で且つ主人公がほぼ同じキャラな江戸時代が舞台の「あずみ」と違って、こちらの「AZUMI」は幕末を舞台にした女暗殺者の話ですが、冒頭から井伊直弼を刺したり、徳川斉昭を殺したりとビッグネームをざくざく殺してく点で「あずみ」より面白かったです。
 また主人公の「あずみ」自身も、江戸時代編では言われるがままに何の疑問も持たずに対象を殺していく殺人マシーンに対し、明治時代編では時代ゆえか任務の意味を考えたり、作者も描き慣れているであろう坂本龍馬との邂逅から時代の行く末を案じたりするので、ずっと人間味があってこっちのが良かったです。

 そんな明治時代のあずみですが、ネタバレになりますが所属は何と大阪の豪商ギルドだったりします。開国を機に時代がどう動くのか、またその政策面で邪魔になりそうな要人がいたら暗殺に仕向けたりするなど、時代の転換期における生き残りをかけて手塩に育てた暗殺者のあずみを使い裏から政治に干渉していたというのが舞台裏だったりします。
 もちろん漫画の話はフィクションで井伊直弼もあずみに殺されてるわけじゃないですが、ここまで大っぴらじゃなくても、実際に江戸時代の豪商たちは間者などを用いて、あれこれ幕府や薩長に工作を仕掛けていただろうなとは私も思います。その際、どういった思惑だったのか、また旗印をどのように見せていたのかが気になり、幕末の豪商たちについてかれこれ10年近く前に興味を持つようになりました。

 そうした背景から今回、江戸時代の代表的豪商として三井組を選び、その明治における産業革命期の動きと合わせて財閥としての歴史を追おうと今回書いてみたわけですが、見出しに掲げた通り「やっぱつれぇわ( ;∀;)」な結果となりました。単純に私の力不足によるものです。
 去年の元寇と比べるとやっぱ地味なのと、このところヒットする記事が出せず自分の実力が落ちてきているのかもしれません。どちらにしても辛いですが、三井グループ関係者の方々にはせめて読んでもらいたい、っていうかこの人らが読むだけでPV数は跳ね上がるんだからもっと読めと、内心思っています。

 っていうか記事読まれないことより仕事が辛い。遅ればせながらようやく今年のピークシーズン入って、マジで10分単位で自分の作業量を常に測りつつ状況呼んで仕事割り振らないといけないから、MPを激しく消費させられている感じがします。イメージ的には、隣で「ふしぎなおどり」を延々と踊られ続けてるような感じです。

2022年6月19日日曜日

90年代日系スポーツカーで人気のない奴

 このところ日本にいるビン・ラディン似の親父や友人と野球の話題でたまに話しますが、今年セリーグはヤクルトが反則なくらい強く、今日もアラフォーの青木・石川コンビで連勝決めました。マジでどこを見ても穴がなく、本当にここぞというところでホームラン打つ村上選手に、やばい満塁を悉く0封する田口選手といい、近年稀に見る完成度なチームに見えます。
 やっぱ見ていてすごいと思うのは、点差がほとんどない接戦にもつれ込むとほぼ確実に勝利を拾っている点で、勝負強さというか高津監督の指揮が単純に優れているのかと思わせられます。ヤクルトは野村監督門下では古田氏や宮本氏が監督候補と長らく言われてきましたが、まさか高津監督がこれほどの指揮力を持つとは誰も思わなかったでしょう。

 話は本題に入りますが、例のビン・ラディン似の親父床の前電話した際、前に作ったスープラのプラモの話題に触れました。このスープラは前の記事にも書きましたが今現在中古価格がプレミアム化しており、状態が良ければ1000万円は下らず、5000万円の値がついたものすらあると言われています。この人気急騰の背景は映画「ワイルドスピード」のおかげといわれていますが、それ以前にこの映画に出るほどのポテンシャルがあったことに尽きるでしょう。

 このスープラに限らず、90年代の日系スポーツカーの多くが今プレミアかしており、ランエボ、インプレッサ、GT-Rを始め、まだ価格が高騰する前の15年くらい前に中古車かっときゃよかったと思うくらい値段が上がっています。
 この時代のスポーツカーがなんでこんな人気なのかというと、一つは年数が経って自動車関税がなくなる米国市場が先の「ワイルドスピード」で人気が高まってきているのが最大の背景ですが、このほかにも「頭文字D」の影響も間違いなく大きいでしょう。主役者の「ハチロク」ことAE86スプリンタートレノに至ってはもはや伝説めいた車となっているほか、それ以外の主役車ももれなくプレミア化しています。

 またこの時代の車の特徴として多くが90年代初頭のバブル期に開発されており、割ととんがったデザインなのと車両価格がまだ低く、当時実際に運転していたユーザーが多いことも人気の背景とみています。

 ただ、大量のプレミア車が出る一方、この時代のスポーツカーでありながら全く人気のない車も少なくありません。いくつか挙げると、「FTO」とか「GTO」など、三菱系のスポーツカーはランエボ以外はほぼ全滅みたいな感じです。何気に、当時の大学自動車部ご用達といわれた「ミラージュサイボーグ」なんか自分は好みなんだけど、この車の中古価格が高騰しているなんて噂どころか、存在自体が世の中で語られることはありません。「ギャランVR-4」に至っては言うに及ばずです。

 同じく見ていて不人気だと感じるのが、トヨタの「スターレット」です。サイボーグ同様に自分好みのハッチバック車ですが、やはりハッチバックゆえか人気が出ているとは聞きません。乗ってた人は割とみんないい車だったと好調なのですが。

 あと、人気がないわけじゃないけど一段劣ると感じるのが、「S14シルビア」です。ひとつ前のS13が爆発的に売れたのに対し、販売当時も人気がなかったこの車ですが、なんか今中古車価格見てもいまいちさえません。一方、最後のシルビアことS15はFRという駆動方式もあって、今後プレミア化するという予測も出ており、中古車価格もなんか段々上がってきているアゲアゲムードを感じます。

 このほかマツダ車で見ると、こっちも現状最後のロータリーこと「RX-8」が、神の領域にまで入りつつある「RX-7」とは対照的にそんな中古車価格は高騰していないように見えます。ぶっちゃけ「RX-8」に関してはスポーツカーとして売り出した割にはややパワーが弱いスペックに見え、レースでもそんな活躍しておらず、この辺が印象悪くしている気がします。
 またデザインも、知り合いなんか「ゴキブリみたい」と酷評してましたが、自分も当時のマツダみたく中途半端な印象があり、はっきり言って好きじゃありません。単純に車両としての魅力に欠けるていることが今の中古車価格に反映されているように見えます。まぁ今気が付いたんだけど、出たのは90年代じゃなく2003年でしたが。

 あと今回調べてちょっと意外だったのが、「シビック」のEG6とEK9がどちらも、R-32とかにまではいかないまでも結構いい中古車価格になっています。EK9の方は割と前から人気だとは聞いていましたが、さっき書いたようにハッチバックはやや人気が落ちやすい中でやはり検討しているように見えます。
 同じくそのハッチバックで尚且つ年代もかなり古くなっているEG6に至っては、弾数も減っているはいえ中古車サイトで見たら200万円以上がゴロゴロあり、正直驚きました。まぁすっきりしたデザインなのは私も前から好きだったりしますが。

 一方、自分が一番好みのダイハツ「ストーリア」に至ってはもはや市場にもあまり出てこなくなり、尚且つ価格も昔と同じく低水準です。自分と同じ感覚の持主は少ないと思うし、人気の出る車じゃないってのもわかってますが、マジで日本に残っていたらこの車買いたかった。

2022年6月18日土曜日

貨幣政策について誰も言及しない参院選

 夕食にごはんと小籠包食べたらやけに腹が張って苦しいです。今週バーガーキング食べ過ぎたせいか?

 話は本題ですが公示された参院選を前に各地で選挙活動が展開されて、もうとっくに終わっているはずの猪瀬氏などが出馬するなど、つまらない話題に事欠きません。ちなみに猪瀬氏が都知事を失職するきっかけとなった融資未報告問題について猪瀬氏が釈明した際、数千万円の現金をこのカバンに入れて持ち帰ったと言いながら、数千万円の代替見本とした詰め物がカバンに入らないというコントを見せてくれてました。でもってNHKニュースでは、猪瀬氏がカバンに入れようとしてなかなか入らない映像を流しながら「終わり」という番組終了テロップを表示してたのが最高に面白かったです。

 そんな猪瀬氏の話題はおいといてですが、いま日本で最も議論すべき話題は何かといえば、自分はやはり日銀の貨幣・物価政策だと思います。現在、ウクライナ情勢などの影響もあって原油を代表に世界単位んでインフレが急加速しており、このインフレ、言い換えれば物価高の勢いを抑えるために、米国など世界各国の中央銀行は利上げこと金融引き締め政策を採っています。
 それに対し我らが日本の日銀は、もう10年近くやっていて何が異次元だよと突っ込みたくなる、公定歩合を全く上げない金融緩和政策を今後も続けるという姿勢を打ち出しています。理由としては物価は多少上がっているけど賃金はまだ上がっておらず、価格上昇が不徹底であることと、黒田目線で家計も許容しているからです。

 ただこうした日銀の姿勢について、世界各国との共同歩調を乱すとか、すでに多方面で物価が上昇しているのに何もせずに手を加えてみているのかと、批判も起きています。こうした日銀政策、要するに物価対策としての金融政策を今後どうするべきかが選挙のホットトピックになると自分は思っているのですが、ネットでニュースを見ている限りだと誰も言及しないというか話題にもしていません。調べ方が悪いのだろうか。

 私個人の意見を述べると、実は日銀の方針に賛成です。物価が上がればそりゃ誰だって消費的に厳しくなりますが、現時点においても日本の物価は世界的に見てもまだまだ低すぎる水準にあると思え、デフレを根治する上ではまだまだインフレを進めさせる必要があると思っています。
 とはいえ物価が上がりながら賃金も一緒に上がらないとという声もありますが、私に言わせれば日本は物価が安いのに対し賃金が高過ぎるという風に見えており、数ヶ国語を操って朝から晩までガチで働き続ける中国人エリートの給与などと比べると、日本のサラリーマンの給与は「正気か?」と言いたくなるくらい無駄に高いです。家計が許容何の以前に、日本の物価と賃金は他国と比べてもアンバランスであるように見えてならず、であればもっと物価が上がったとしてもそこまで問題はないと思っています。

 何気にその物価でこの前思ったこととして、ユニクロがフリースの値段を千円引き上げたそうですが、需要が高まる冬じゃなく夏に引き上げるのはイメージ的にグッドだなと思うと同時に、やっとこれで価格の逆転が解消されるのかと思いました。
 というのもユニクロ製品の大半は中国とか東南アジア諸国で作られているそうですが、何故か中国の値段の方が日本よりも高くなってました。店舗賃料はともかく人件費とか運送費などを考えると中国の方が低いと思うのになんで中国のが高いんだとか思ってましたが、日本側での値上げに対し中国側ではまだ値上げされてないため、この価格逆転は今ちょうど解消されたような感じに見えます。

 もちろん値段設定は各社が自由に決めていいものですが、日本人の自分からすると中国でユニクロの服買うとなんか納得いかない感がこれまでかなり強くありました。ただ意外とこういう風に、原価で言えば中国のが低いのに、売価は中国のが高い商品というのは他にもあるのかもしれません。そうした目線を持っていて、尚且つ日本国内で消費していないからこそ、日銀の緩和政策維持を指示しているのかもしれません。

2022年6月17日金曜日

中国の3隻目の空母について

 週末の残業が決まってブログ書く予定でなかったけど暑くて他にやることもないので書きます。

 さてメディアでも大きく取り上げられていますが、今日上海の造船所で中国にとって3番目となる空母の「福建」が浸水したとのことです。電磁カタパルトを備えた甲板については覆いがなされて公開されていませんが、外見からまずはっきり言えることは先の二つの空母と違い、滑走路がスキージャンプ方式ではなく平坦なものとなっています。
 先の二つの空母は発艦能力が低かったことから戦闘機がきちんと離陸できるよう、先がつんのめったようなスキージャンプ台と呼ばれる形状をしていましたが、福建は明確に平坦となっています。これはカタパルトで発艦をアシストできるようになったからと言われていますが、肝心の艦載機がはっきり言って無駄にでかすぎるフランカーをベースにしたJ-15なため、素人ではあるものの正直、その空母運用能力についてはかなり疑問視しています。少なくとも、もう少しサイズの小さい艦載機じゃないと発着艦でかなりもたつくんじゃないかな。

 あとこれも個人的な意見ですが、艦名と言い、この福建は台湾有事を強く意識したものと報じられていますが、果たして中国が台湾を攻め込むに当たり、そもそも空母が必要かという点で前から疑問を持っています。

 というのも、福建省と台湾を隔てる台湾海峡の距離は約300㎞で、増槽なしで半径2000㎞を飛べる中国のフランカー系統の戦闘機であれば、行って帰ってくるにはそもそも問題にならない距離です。わざわざ発着艦が不安定で作戦中に攻撃にさらされる空母から飛び立たなくても、沿岸の陸地から飛び立って攻撃する方が安全安心確実です。上陸作戦に使う揚陸艇とか沿岸砲撃に使う巡洋艦、潜水艦とかならまだしも、台湾有事における空母の役割って何なのか、自分にはいまいちメリットというか運用方法が浮かびません。

 台湾有事に当たってやはり一番問題というか課題となるのは上陸です。如何に確実に兵員を上陸して台湾を占領できるかが肝心ですが、防御設備を攻撃するに当たっては、大陸本土からのミサイルと航空機で行うのが常道だと考えています。
 では上陸では何か秘策はあるのか。ぶっちゃけて言うとアッシマーが一番効果的なんじゃないかと密かに考えています。

 飛行形態で台湾島まで飛んできて、そのまま上陸できたりしたら、台湾から見たらかなり脅威です。中国本土から台湾海峡を無数のアッシマー(飛行型)が飛んでくる光景を想像したらなんか壮観な気がしますが、こうした海を挟んでの上陸作戦であればアッシマーのような変形モビルスーツが一番厄介というか使われたらいやな感じします。そういう意味では今後、変形できる大型ドローン兵器とか出てくるのかも。

2022年6月16日木曜日

やたら強い今年の蚊

 上海は梅雨ですがあんま雨は降らず、割と五月晴れな晴天が多いです。でもって晴天の日になると、やばいくらい蚊が飛んで、外出ると蜂の巣にされます。

 気のせいかもしれませんが、今年の蚊はやたらと強い、っていうか刺されたりするとめちゃ痛いです。それこそ夜中ったら目が覚めるくらいの痛さでなのですが、ベープマットを炊いてはいるもののあまり効果がなく、しかも窓とかちゃんと占めてるのにスパイの如くどこかからか入ってきては刺してきたりします。
 全体的な印象としては、サイズはかなり小さいものが多い気がします。小さい癖に刺されるとやたら痛いのだから始末に負えません。なおベープマットは去年頃からあまり効かなくなり、とぐろ巻いた蚊取り線香をこれから買おうかなと検討しています。割とあの匂いは前から好きだし。

 何で今年の蚊は厄介なのが多いのかについて同僚は、封鎖期間中に人間の血を吸えなかったから、解禁されて蚊業界もフィーバーしているのではと、経済通のような解説をしてきましたが、あながちそうなんじゃないかって思うくらい封鎖解禁以来、蚊が飛んでいる気がします。

 なおさっきベープマットが効かないと書きましたが、案外これは事実らしく、かつてと比べて殺虫剤に対し抵抗性を持つ虫が世界中で増えているそうです。体内に入ったウイルスについても、昔は抗生剤がほとんどすべてに効いたのに対し、抗生剤が聞かなくなるウイルスがその後続々と増えているとのことで、この辺は豪というものを若干感じたりします。MMRで言ってたスーパーモスキートも、他人事じゃなくなってきた。

 あと昨日の記事で書いたニトリのベッドマットですが、今日無事に届きました。これでやっと冬用マットからおさらばできる( ´Д`)=3 フゥ

2022年6月15日水曜日

ニトリ、再び……

 恐らく覚えている人はいないかもしれませんが、先月まで続けられた上海の封鎖の最中、封鎖が終わったらニトリの夏用マットレスを買おうと考えていました。いつもは毎年GWごろに冬物と夏物の入れ替えをするのですが今年5月は封鎖の真っ最中でそれが出来ず、夏用マットレスも買い換えたいと思いながら買いに行くことすらできませんでした。

 そんなわけで封鎖が明けた最初の週末に早速ニトリへ向かったものの、まだ封鎖明け直後とあってニトリ、っていうかニトリが入っている商業施設丸ごと営業しておらず、購入はできませんでした。しばらく待てば営業は再開するだろうとは思ってたものの、何とかならんかなと思ってネットで見たら直営サイトで通販もやってるとのことだったので、思い切ってその場で会員登録して夏用マットレス(200元=4000円)をすぐ注文しました。

 それから1週間が経ちました。

 注文して翌日には出荷したとのメールが送られ、荷物の追跡番号もつけられたのですが、出荷地から一切動かないまま1週間が経過しました。まぁ封鎖明けということもあって物流も混乱しているのだし、この辺はしょうがないだろうと思って気にせず待つこととしました。

 それから1週間が経ちました。

 1週間+1週間、つまり注文から2週間が経過しましたが、荷物は依然届かず、追跡番号で見てもびた一文動いていません。物流も大分回復してきているというのに、さすがに2週間何も動かないってのはおかしいだろうと思い、昨夜めちゃ腹立ちまぎれに「おのれニトリめ……」などと呪詛の言葉を吐きながら眠りましたが、このまま何も動かなかったら金だけとられて商品はずっと来ないと思い、今朝思い切ってニトリに連絡してみました。

 連絡方法は直営サイトにあるカスタマーセンターへの文字チャットで、中国語で2週間経ちながら未だに商品が届かないということを注文番号などとともに連絡しました。担当者側もすぐ商品が出荷されながら動いていないということを把握したようで、追って連絡するからと返事しました。
 その後正午になって、日本語が話せる中国人スタッフから電話が来ました。ニトリの倉庫や運送会社などに確認したとのことで、結論から言えば私が発注した商品は行方不明になっているということでした。

 さすがにニトリ側もこの件に関しては申し訳ないのか何度も謝りつつ、すぐに別の倉庫から、別の運送業者に任せて今日出荷し直すと話しました。実際その後夕方になって、ニトリのサイトからのメールで出荷連絡とともに、また追跡番号が送られてきました。何事もなければ明後日には届くとのことです。

 先週あたりからなんかおかしいは思ってはいましたが、まさか自分が頼んだ商品が行方不明になっているとは思いもしませんでした。電話してきたニトリの人によると、やはり封鎖明けの影響から物流がやや混乱気味とのことらしいですが、出荷して、貨物番号も割り振られているのに追跡できなくなるほど行方不明になるって何なんだとか思います。誰かが途中でパクったのだろうか。

 まぁこっちとしてはちゃんと金払った商品が届けばいいのと、カスタマーサポートの人を責めるのはお門違いだろうと思い、カッカした性格な自分にしては珍しく、「ご対応ありがとうございます」的に紳士な態度で発送遅延に対する向こうの謝罪を受け入れました。

 それにしても今回の件と言い、なんか中国でニトリが絡むとやたらトラブルが多く発生している気がします。これまでも、価格が最も近くにある値札と異なっていたとかニトリからの帰り道に自転車で転倒して耳切って大量出血したりとか、組立椅子のねじピッチが明らかに違うとか、敷パッドが宣伝内容と違ってズレまくるとか、自分のブログで検索するとやたらニトリネタが多いです。
 もっともこれらのトラブルに関しては、今回の配送はどちらというとニトリというより運送を任された宅配業者の責任の方が重いし、自転車でこけたのもニトリとは無関係で自業自得です。まぁそのほかは、ニトリ側に若干問題があったと思うトラブルでしたが。

 ぶっちゃけ中国にはホームセンターが少ないのと、自転車でちょっと走りに行くのにいい距離なためよく通っているせいでこういうことが多いのだとも思いますが、それにしてもなんかニトリの買い物にはトラブルが付きまとってくる気がします。自分にとってニトリは鬼門か何かなのかなどという風にふと思ったところ、改めて考えてみたら実際にというか、自分の自宅からみてニトリの店舗がある方向がガチで鬼門に当たるという事実に、今日気が付きました。これって偶然?

 そんなクーロンズゲートな友人みたく風水信じているわけじゃないですが、ニトリ=鬼門説に関してはこれまでがこれまでなだけに、ちょっとビビってます。でもって、ニトリに関しては少し付き合い方を考えてみた方がいいのかもしれません。っていうか今まで鬼門舐めてたけど、これからはちょっと避けるようにしよう。

2022年6月14日火曜日

プレサンス前社長の冤罪事件について


 日本で上のニュースに関心を持っている人がどれだけいるのか、そもそもこの裁判がどれほど知られているのか、中国にいる立場からいまいち把握していませんが、密かに自分はこの裁判に深く注目しています。一体この裁判は何なのかというと、明浄学院事件に纏わる大阪地検特捜部の冤罪事件の第2ラウンドといったところでしょう。

明浄学院事件
山岸忍(Wikipedia)

 今回の裁判のきっかけとなった明浄学院事件については上の二つの記事に詳しく書かれていますが、簡単に自分の方からも説明します。

 事のきっかけは2016年、後に明浄学院の理事長となる大橋美枝子がデベロッパー企業、プレサンコーポレーションの社長だった山岸氏から18億円を借り入れたことでした。この借入について山岸氏は、大橋が勤めていた学校法人明浄学院への貸付だと認識していたと述べていますが、後に特捜部から大橋個人への貸付と認識されたことで、冤罪事件に巻き込まれます。

 大橋はこの借りた18億円を明浄学院への寄付に使ったり、当時の理事長に配ったりと、端的に言って理事長の座を得るための運動資金として使い、その甲斐あって理事長に就任します。ただこんな金の使い方するだけあって頭のねじは吹っ飛んでおり、校舎建て替えのため売却した用地代金21億円をそのまんま流用し、関係者に配ったり、上記の山岸氏への借金返済に使ったりとまるまんま着服してのけたそうです。

 その後も大橋は学校法人の金を1億円ちょろまかして仮想通貨につぎ込んだものの、仮想通貨の暴落で穴が出たところで内部告発され、理事長の座を下ろされることとなりました。なお告発した理事はその後、大橋の取り巻きの理事らによって辞めさせられたそうです。
 大橋はこの後、この1憶円の横領だけでなく21億円の着服の件もバレたことで、大阪地検特捜部に背任や業務上横領の罪で立件され、一審で執行猶予なしの懲役5年6ヶ月の判決が下されています。

 ここで話をプレサンス元社長の山岸氏に向けます。
 上記の通り、山岸氏は社長時代に大橋に18億円の貸し付けを行っていますが、この貸付を山岸社学校法人に対するものだと認識しており、大橋に貸したつもりはなかったそうです。しかし結果的にこの金は学校法人には直接渡らず、大橋の私的目的のため使われてしまいました。

 また18億円の貸付後に行われた、明浄学院による校舎建て替え目的で売却した用地は、仲介会社を通じてプレサンスが購入することとなりました。こうした経緯からどうも大阪地検特捜部は、

山岸氏が大橋に個人融資を行って機嫌を取る
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山岸氏のお金で大橋が見事理事長になる
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理事長となった大橋が見返りとして学校用地を山岸氏(プレサンス)に売却
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ついでに用地売却金から最初に個人融資された18億円を返済する計画だった

 といったような構図を立てたのか、山岸氏を逮捕するに至ります。なお学校用地の売却に関しては事件発覚後に契約解除となり、21億円は返金という形で清算されることとなりました。もっとも支払われた21億円の現金は行方不明なため、負債のまんまでしょうが。

 話を戻すと、検察は他にも逮捕したプレサンスの子会社社長や仲介会社らに、「山岸氏は大橋に個人的に(利益誘導を目的に)18億円を貸した」と証言させ、これで山岸氏を有罪に追い込めると思ってたようです。
 ところがどっこい、実際の裁判で山岸氏は無罪を勝ち取りました。

 何故山岸氏が無罪となったのかというと、まず18億円の貸付時の書類にはっきりと、借手が「学校法人明浄学院」であり、大橋個人への貸し付けでないことが明記されているという確固たる証拠がありました。また「大橋個人へ貸し付けた」と証言したその他逮捕者らは捜査中、大阪地検特捜部に「そう言え」と証言を迫られていたこともわかりました。
 特に滑稽なのはある逮捕者の録画録音された取り調べシーンで、その逮捕者が「山岸氏には学校法人への貸付だと説明した」と証言したら検事が、「そうじゃないだろう」的に特捜の見立て通りの証言をするよう強要するシーンがばっちり映ってたという点です。

 こんな風に客観的証拠がある上に他の逮捕者の証言が全く信用できないことから、一審の段階で山岸氏には無罪判決が下りることとなりました。さらにその後、検察も控訴を断念しており、恐らく特捜側も無理やりな逮捕で有罪に追い込もうとしたことを認識していたのでしょう。でなきゃ控訴しない選択肢を連中がとるとは思えません。

 こうした無罪判決を経て、冤罪に対し山岸氏が補償を求めたのが冒頭の記事に報じられた裁判です。山岸氏のWikiページによると弁護士は大阪地検特捜部を「厚生労働省の村木厚子氏の冤罪時から何も変わっていない」と批判したそうですが、実際その通りだと私も思います。この批判に対し検察側は「反省はするけど、ちゃんと改革はしている」と返事したそうですが、何も変わってないからまた冤罪引き起こしたというのに、本当に反省感のない呆れた発言だと感じます。

 最初の18億円の貸付に関して、もしかしたら山岸氏に何かしらの裏心とかそういうものがなかったのかもという可能性は、人の心に関することなので私には断定できません。しかしこの件は上記の通り不法なやり取りではない明確な証拠がはっきりある上、証言者も当初は山岸氏が共犯ではないとする証言を行っていたことからすると、証拠捜査的には絶対にあってはならない逮捕であったということは断言できます。

 この逮捕の結果、山岸氏はプレサンスの社長から降りることとなったそうですが、それ以上にも逮捕による社会的打撃はきっと大きなものがあると推察します。この点に深く同情する一方、前述の弁護士の発言の通り大阪地検特捜部が未だに証拠を無視した見立て捜査で無関係な人間を無理やり有罪に追い込もうとする姿勢を持っているという点は、一個人としては見ていて許せない怒りを覚えます。
 なお村木氏の冤罪事件で証拠を捏造した元検事は、今したり顔でYahooの刑法関連ニュースにオーサーコメントを書いたりしており、個人的に呆れています。こんな厚かましい人間だからこそ平気で証拠を捏造して無実の人を苦しめられるのだなと思うととに、こんな最低な人間にオーサーコメントを許するYahooニュースに対しても管理が緩いのではと密かに見ています。