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2019年11月3日日曜日
ドラマはその後
昨日、中山公園のニトリに言ったら、ニトリが入っている商業施設で剣道試合のイベントが行われていました。個人的には前掛けに漢字の個人名が入っているのが印象的で、中国人でも剣道やる人いるんだなとなかなか興味深く思ってみてました。
試合を見ながら写真を撮って、これで今夜のブログもバッチリだと思って帰宅しましたが、ドラマはその後に待っていました。
今回、ニトリで私は発泡スチロールみたいな素材でパズルピースみたく組み立てるフロアマット一畳分を購入しました。何に使うのかと言ったら部屋に敷くためで、スリッパ脱いで動くスペースにこれ敷いておけば冬も床から熱奪われなくて超いいじゃんとか思ったからでしたが、結構サイズが大きく、ナップザックには入らなかったのでビニール袋をもらい、そのまま片手運転の自転車で帰宅しました。
そしたら案の定というか自転車の前輪が袋を巻き込み、それだけだったら全然余裕だったけど、フロアマットが変に柔らかい素材もあってめっちゃ前輪に食い込み、袋ごと右腕が引っ張られ、そのまま見事に自転車から転げました。自分にしては非常に珍しいのですが、袋とともに右腕引っ張られたところまでは覚えているものの、転げ落ちた瞬間の記憶は何故か曖昧で、具体的にどうどのように転んだのかは今も覚えていません。
幸い、コケた場所は車の少ないところで、コケた直後にすぐ立ち上がることができたのですが、周りから「大丈夫か?」とすぐ中国人男性二人が駆け寄ってきました。最初はなんで寄ってくるのかわかりませんでしたが、改めて気がつくとかなり激しく顔面から流血しており、よってきた二人以外にも周りの人たちがえらい表情して自分を見ていて事は深刻だと気が付きました。
その後、声をかけてくれた二人に「大丈夫だから安心して」と言って路肩に寄り、身なりを正しましたが、ようやく段々と痛みが湧いてきて、特に右肩を強く打ったようで流血以上にこっちのがきになりました。そのようにしていたらさっき駆け寄ってきた二人のうち一人が、近くのコンビニから水とティッシュを買ってきてくれて、「これ使いなよ」と言って渡してくれました。お金を払おうとしたものの断られ、何度もありがとうと言って別れましたが、この時は心底「中国に来てよかった」と思いました。
早速その水とティッシュで顔を拭いたところ、自分でもドン引きするくらいティッシュが真っ赤になってちょいビビりました。幸い流血自体はすぐ止まったのですが、傷口を見るのはなんとなく気分的に嫌だったのであえて見ず、このあとどうやって帰るかについて思案にくれました。
前輪に巻き込まれたビニール袋は激しく破れていたため、フロアマットは手で持つしかありませんでした。幸い、サイズ自体は極端にでかくなく、片手でこんどはしっかり持てば前輪に巻き込むことはないものの、右肩強打の影響で右手の握力が極端に落ちており、果たして家まできちんと握ってられるかが不安でした。また習近平が来るということで上海市内のあちこちに警官が立っており、片手運転くらいで咎められることは中国の警察にはないものの、流血の痕とのコンボだったらちょっとまずいかもという懸念がありました。
とはいえ自転車をほっぽって置くわけにも行かないし、強打した右肩と顔面がやや痛むものの、右手にフロアマット、左手にハンドルを持って再び片手運転に漕ぎ出しました。漕ぎ出してすぐ、案の定握力が弱っててちょっとした段差にぶつかるやフロアマットを落としましたが。
ともかく握力がやたら弱くなってたので段差の振動でもやばく、速度も比較的低めで漕ぎ出しました。そして警察が立っている十字路とかでは、予め距離を置いて信号待ちし、信号が変わるやさっと素知らぬふりして通り抜けるということを繰り返して進みました。案の定、片手運転については中国の警官は何も咎めませんでした。前に両手手放し運転した時は流石に怒られたけど。
そんな感じで約30分間走り、無事に家まで辿り着きました。最後の自宅アパート階段を自転車持って登るのが結構辛かったし。ちなみに自宅に着くまでの間は何故か、グランド・ジョラスでのビカール・サンな気分をしてました。
家着いて、嫌だと思いつつも頑張って鏡を見たところ、擦り切れたというよりかは強打して皮膚が破れた感じの右頬はともかく、眼鏡金具で切れた鼻の頭付近と、左耳の付け根が切れてて、ここから激しく流血した痕が見られました。あと右肩は出血していないものかなり内出血しており、しばらくは肩上げるのも痛かったです。それと痛みのある左手首には血がべったりついていたので裂傷下かと思ってましたが、水で洗い流すと傷口はなく、ただ単に打ち身してただけでした。逆を言えば裂傷したと勘違いするほど血がついてたんだけど。
各傷口から判断するに、おそらく自転車が右斜めに傾いて倒れ、まず右肩を地面にぶつけた後で右頬をうち、その後倒れた自転車の金具でも左耳に当たって切れたのだと思います。真面目に記憶力に自信のある自分でありながら、こうも転倒時の記憶がないのは不思議です。
幸いだったのはこの前買ったばかりの眼鏡は落としたり、ぶつけたりせず、レンズも傷一つなかったことです。っていうか耳切るよりレンズに傷つくほうが嫌でした。
一夜明けた今日は傷口もそこまで深くなかったことから、今日会って話しした人にも説明しないと出血した痕だと気づかれないくらい目立たず、また右肩もまだ触ると痛むものの、肩自体は問題なく可動するようになり、事後は比較的順調です。また午前中には、恐らく倒れた影響からか目視でもはっきりわかるくらい前輪が左右に歪んでいたことから、自転車屋まで乗っていき直してもらいました。スポークを調整するだけで済みましたが(20元=約300円)、倒れた事以外にも経年劣化による長年の歪みの影響もあったでしょう。
あと少し汚い話ですが、今日出した尿は毎回非常に濃くなっており、なんとなく体直すのに細胞がフル稼働しているのが見て取れました。
何気に今回の転倒で地味に痛かったのは、本当は昨日の夜に次のJBpressの原稿を書こうと考えていたのですが、流石に自転車で転倒して、耳切って流血したあとに書く気にはなれず、すぐに寝ちゃって、ついさっきまで急いで書く必要に迫られたことです。スケジューリングはマジ大事。
それにしても、自転車で顔から突っ込んだのは約10年ぶりです。これだけあっても普通に今日、部屋の模様替えとか買い物、原稿執筆するあたり落ち着きがないと自分でも思います。
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