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2024年3月15日金曜日

血栓との決戦(;゚д゚)ゴクリ…

 またくだらないダジャレを見出しにしていますが、実際の内情は結構笑えないものがありました……。

 事の発端は今週火曜の夜、パソコンを閉じてそろそろ眠ろうと立ち上がったその瞬間、右足の太ももに鋭い痛みが走りました。感覚的に血管の中で毒が広がるような感じで、血流に合わせて痛みが広がっていく感覚でした。先週に熱は出なかったものの喉がいがらっぽく、風邪でも引いてその影響で足が痛みだしたのだろうと思い、寝れば治ると思ってその日はそのまま就寝しました。
 しかし翌朝目覚めたところ、依然として痛みが引かない、っていうか昨夜よりも痛いという状態となっていました。中国度には「酸痛」という言葉がありますがまさにこんな感じで、酸性の液体をかけられたかのようなヒリヒリした痛みが右足太ももにずっとして、歩くのも辛いくらい痛みが激しく会社を休もうかと思ったものの、若干仕事が溜まってたので痛いのを我慢して、足を引きずるような感じで会社に行きました。

 ひいこらしながら会社にはたどり着いたものの、椅子に座った状態ても痛みが続き、この日は勤務中はずっと痛くてあまり集中できませんでした。この間、原因は何かといろいろと考え、上記の熱による関節痛にしては風邪の症状がないだけに、なんかいろいろ疑いました。

 まず一つはヘルニアで、椅子とかに変な姿勢で座りっぱなしだったために腰の神経がはみ出て痛んでるのではないかと疑いました。片足だけ痛むケースでこのヘルニアが多く、最初は犯人間違いなしだと思っていたものの、腰を動かして姿勢を変えても痛みが変わることなくかったっため、若干自信が揺らいでいきました。
 次に疑ったのはビブリオ菌などの人食いバクテリアなどの影響です。これなんか感染した後に四肢から痛み出してほぼ確実に切断処置に至ると聞いているのでもしそうだったら嫌だなと、冷汗かきながら疑っていました。ただビブリオ菌に感染する経路、具体的には生ものの飲食はこのところ覚えがなく、そこまで変なものも食べていないことから、こっちも途中からないなと見送りました。

 そんな感じで過ごしつつも時間とともに痛みは薄れ、昨日の木曜日の午後になると軽くしびれる程度まで落ち着き、やっぱり風邪による炎症だったんだなと思うようになっていきました。一番ひどい時は服が皮膚に擦れるだけでも痛みがあっただけに、これで今夜はゆっくり眠れると安心しきっていました。
 そんな安心が打ち砕かれたのは今日金曜の朝で、目が覚めて寝返りを打ち、右半身が下になる形となったとき、急に再び右足太ももがまた痛み出してきました。それと同時に、急に心臓の鼓動も激しくなりはじめ、血流があわただしくなったのを感じた瞬間、「そうかこれ血栓だ」と初めて気が付きました。

 血栓とは言うまでもないですが、血流が悪くなることで血が血管の中であまり流動せず、そのまま固まって血流を阻害する症状を指します。代表的なのはエコノミークラス症候群で、座ったままなど同じ姿勢で足をずっと動かさない状態が続くと血栓ができやすく、その血栓が肺や心臓など重要な臓器の血流に回って流れを止めると死にも至ります。
 あくまで自己診断ですが、こう判断したのは右足太ももだけずっと痛みがあったことと、右半身をベッドに押し付ける形になったときに再び痛み出した、そして心臓の鼓動も早くなったためです。実際、また寝返りを打って背中を下にしたところ痛みは治まり始め、また鼓動も小さくなっていきました。

 結局今日も昼くらいまではまた右足が痛かったですが、屈伸やもんだりすることで徐々に痛みは薄れ、午後にはほぼ痛みなく尻のあたりを抑えればしびれを感じる程度となりました。またもんでる最中、恐らく血栓、とまではいかずとも血流を阻害する程度にドロドロとなった血液が回ってきたのか、短時間ながら右手首が急に痛み出すことがありました。ここに至り、やはり血栓が原因だったという確信が持てました。

 では何故血栓ができたのか。実は結構思い当たるというか、元々体質的にかなり痩せているにもかかわらず血中コレステロールの血が高く、血栓ができやすい体質でした。そこへきて仕事中も家でもずっと座りっぱなしでパソコンに向かっていることの多い生活をしており、むしろ今までよく血栓ができなかったなと思うライフスタイルを送っています。
 そこへきて先週日曜はちょっとガチな経済記事を書くのに集中していて、マジで10時間くらい記事を執筆しており(うち5時間はゲーム)、熱中するあまり(ゲームに)トイレ休憩とかもほとんどとらず、自分でも引くくらい座りっぱなしでした。なお自分のパソコンデスクは現在座卓なため、座る姿勢は座布団の上での胡坐でした。

 さらに翌日月曜は会社で昼休み中、無駄に深く足組んで昼寝していました。恐らくこの足組み昼寝が留めとなって血栓ができて、火曜の夜に発現したのではないかと推測しています。今回痛風かと思うくらい本気で痛みが激しく、マジで切断に至るのではと一人で焦って車いすに乗る自分の姿とか想像するくらいでしたが、今こうして痛みが引いたので心底ほっとしています。でもって姿勢には気を付けて、明日からの週末は自転車こぐなどして足を動かそうと思います。

2024年3月13日水曜日

キーボードの叩き過ぎによる腱鞘炎対策


 前に作ったバイキングという対潜水艦攻撃機です。戦闘機は作り飽きたので割とこういう攻撃機をよく作っています。個性があって(・∀・)イイ!!

 話は本題ですが、昨年の秋ごろから仕事でもプライベートでもキーボードを叩き過ぎたせいか、左手の腱鞘炎がひどくなり、マジ日中ずっと痛みが治まらない日々が続いていました。もっとも真の原因はキーの叩き過ぎというより、「Ctrl+C」など、コピペのキーボード操作が一番ダメージを与えていたと推測しています。パソコンの作業、特に文書を扱うものだとこういったキーボードショートカットを使うことの方が多く、またCtrlキーを抑えながら手のひらを広げるため、こちらの方がダメージが明らかにでかいです。実際腱鞘炎の時も、この操作の時のがビリっと来てました。

 冬に入ってから仕事のピークシーズンも終わったので腱鞘炎も徐々に安らいできましたが、ぶっちゃけ今の自分の仕事効率はこの手の状態に左右されることが多いように思え、心技体じゃないですが、体を良くすればもっと効率挙がると思って先月になって急に腱鞘炎対策に取り組み始めました。具体的には何したかというと、手のケアグッズを買っては色々試していました。
 その際に購入したのは以下のグッズです。

・ハンディマッサージャー
・電熱手袋
・指ぬき手袋

 一番上のハンディマッサージャーは5000円くらいでネット通販で中国メーカー製を購入しました。使ってみた感じとしては、まず温め機能がついてはいたもののオンにしてもそんな温まらず、全く使い物になりませんでした。一方、マッサージ機能については細かいシリコン製の突起が膨らんで、機械に突っ込んた手をぐいぐい押すような感じのマッサージ器なのですが、そこまで使ってて気持ちいいとは感じませんでした。ただ使ってからは腱鞘炎らしき痛みは完全に消え今も感じることはなく、快感度は低いものの効果はあるんじゃないかと思います。

 次に、先のハンディマッサージャーの温め機能が全く温まらないため、ポカポカしたいと思って電熱器で中を温めてくれる電熱手袋を購入しました。こちらは2000円くらいでした。
 この電熱手袋ですが、ホットカーペットの手袋版と思ってくれればいいです。コンセントにつないでオンにすると温めだすので、寒い日なんかは突っ込んでるだけでそこそこ気持ちよかったです。ただ高温設定でずっと突っ込んでると皮膚が少しやけどしており、あまり使いすぎると乾燥肌になる可能性があるように思えます。

 ハンディマッサージャーと電熱手袋はほぼ並行して使っていましたが、前述の通りこれらを使ってからは腱鞘炎を感じることは完全になくなりました。どちらかが効いたのか、どちらも効いたのかわかりませんが、使ってて両方とも手の筋肉のケアとしては悪くない商品だと思え、Youtubeとか見ながら使うにはなかなかいい気がします。
 個人的には電熱手袋のが快感度も高くていい気がしましたが、今後夏に入ったら多分使わなくなると思え、そしたらハンディマッサージャーがまた復権してくるかもしれません。

 最後に書いた指ぬき手袋ですが、これは例の、中二病の中学生とかがつけてそうな指の部分だけ切り取られ手の平だけ覆う手袋です。値段は1200円くらいでした。なんでこんなの買ったのかというと前述の電熱手袋がずっと使っていると肌が乾燥しそうだと思ったのと、指ぬき手袋ならゲームとか記事書くといった作業中でもつけづけられるし、単純に手を温めることで血行良くなってケアになるかなと思ったからです。
 で使ってみたところ、最初こそ微妙になれずキーボードも打ちづらかったですが、慣れるといい感じに指と指の感覚をうまく離してキーボードを叩けるようになり、今もこの手袋付けながらこの記事書いています。でもって寒い日なんかはマジこれで手を冷やさずにパソコンを使い続けられるので、若干指先は冷えるものの、いい感じに手を温めながら自宅でパソコンで遊んでられます。まさかこの年になって、こんな中二病グッズを買うことになるとは思いませんでしたが。

 そのうえで、やはり腱鞘炎は手の冷えが誘発するように思えます。私は夏場に仕事が忙しく手も酷使しますが夏の間は手の痛みが気になることはなく、空気が冷え込んだ秋とか冬の方が痛みを感じることが多いです。
 こうした寒い時期に手を温める、なおかつ温めて血行を良くすることで回復を促せているように思えるので、手が痛いって人は室内でも敢えて手袋をつけ続ける、日常動作に影響するなら自分みたく指ぬき手袋をつけるのがベターなのではないかという気がします。それでも痛いなら、私が買ったようにハンディマッサージャーや電熱手袋を買うのもお勧めです。

 それにしても最近消費が激しくなっているというか、なんか敦煌の文様入りの茶碗とかも買ってたりします。中国は今絶賛不景気ですが、だからこそお金に余裕ある状態なら積極的に消費した方がいいのかなと思うのと、ほかの人が消費を控える中だからこそ思いきり消費すると逆に楽しいという思いから、積極的にこのところ物買うようになっています。

2024年3月10日日曜日

神との対面



 なんかJBpressの方で自分が3年前に書いた元寇の連載記事がリバイバル無料公開されており、昨日からずっと1位から3位までの表彰台を独占し続けています。二次配信は許諾しているので別に問題ないのですが、こんなにアクセス稼いでるなら自分にもおこづかい分けてほしい(´;ω;`)ウッ…
 ちなみにこの記事は書く前の段階からガチで3打席連続ホームランを狙っており、1本目はやや力んでのシングルホームラン、2本目は完全に待ち構えての満塁ホームラン、3本目はやや変化球に泳がされながらも調子の良さで合わせての2ランホームランっていう印象でした。

 話は本題ですが最近特にほしい本はないけど漫画が読みたいってときに、藤子・A・不二雄の「まんが道」を少しずつ買っています。非常に巻数が多いのでまとめ買いし辛いためこのような形式としていますが、第2巻では藤子不二雄両名が手塚治虫の家をたずねに行くエピソードが載せられてあります。
 この回ですが、ぶっちゃけ宗教画のようでした。登場してきた手塚治虫は後光が差すかのようにやたら神聖視して書かれてあり、作中でも初めてブッダかキリストにあったかのように終始感激、圧倒される様がそのまま描かれてあります。ただこれは恐らく誇張しているわけではなく、実際こんな感じだったんだろうなというのも見て取れます。

 というのも当時二人は高校生で、生前から漫画界の神様と呼ばれていた手塚治虫との対面とくれば、文字通り神様を見るような出来事だったのでしょう。そういう意味では宗教画のようなタッチであの場面を書くのはあながち間違いじゃなさそうです。

 そんな神こと手塚治虫ですが、彼がいなければ日本の今のマンガ、アニメ産業は間違いなくなかったと言えます。というのも手塚治虫がいなければ上記の藤子不二雄をはじめ多くのフォロワーは多まれず、そして彼らフォロワーが作った名作も存在しえないからです。
 主だったフォロワーとしては、恐らく一番心酔し切って信仰していたのは藤子不二雄でしょうが、このほかにも劇画で異なる分野に進んだとはいえ、さいとうたかをも手塚漫画を見て漫画家を目指したと言われます。また松本零士や大友克洋氏らも完全な手塚フォロワーであり、アニメ界においても虫プロからガンダムの富野監督などが出ており、その影響度は総理大臣よりデカい気がします。

 手塚治虫が神様と呼ばれるのは、その優れた作品群もさることながら、多くの後進作家に影響を与え、育てていったことも大きいでしょう。このフォロワーの多さこそ漫画界への影響力の大きさともいえますが、手塚治虫に次ぐフォロワー数で言えば、やはり先日亡くなった鳥山明が上がってくるのではないかと思います。
 画風や作風に関しては、手塚治虫と違って鳥山明は継承したとみられる作家はあまり見られないものの、ドラゴンボールを見て漫画家を目指そうと思った人間の数は相当なものだと思われます。すでに一部の現役作家がそのようなことを話していますが、自分がブログを見ている絵師も、休み時間に書いたドラゴンボールの絵が誉められたことがすべての始まりだったと書かれてあり、改めて鳥山明の影響力の大きさを感じました。

 私を含め、自分くらいの世代なら恐らく手塚治虫よりも鳥山明の方がその存在感がでかいと思います。でもってもし自分が子供の頃に鳥山明に対面することがあったとしたら、恐らく本当に神と対面したような印象を覚えたであろうとも思います。こうした身近な神の存在というのは、やはり世の中にとって非常に重要なのだなと再確認した次第です。

2024年3月9日土曜日

うなぎ発電

 現在、世界中でクリーンエネルギーによる従来型エネルギーの代替が検討、進められていますが、日本では欧米諸国に比べあまり進んでいません。背景としてはこの手のクリーンエネルギーの代表格である風力発電で、安定的に風が得られる場所が少なく、立地的に弱いという弱点があるためです。
 まぁ何気に、風力発電機に使うベアリングで日系ベアリングメーカーは強いっていう皮肉はあるのですが。

 なら日本の立地的に何が強いかというと地熱発電を挙げる人がいますが、実際にこれをやろうとなると高い投資が必要で、なおかつ実際に安定的且つ大容量のエネルギーが得られるかというと確証はありません。またその開発過程、具体的には地中を掘る過程で地下水をはじめ環境にダメージを与える可能性もあり、今後の研究次第とはいえ短期的にはあまり期待するべきものではないと私は見ています。

 ならこのほかに日本は画期的なクリーンエネルギーはないのか。潮汐発電とかどんな感じなどといろいろ思案を5秒ほど巡らしたところ不意に、「そうだ、日本にはうなぎがあるじゃないか!」と閃きました。


 うなぎ、といっても一部の種類だけですが電気うなぎは自らの体内器官を使って発電することができます。このうなぎに発電させることで電力を賄えばめっちゃエコやんと思い調べてみたところ、上の記事にて一般財団法人エネルギー総合工学研究所がすでに検証していることがわかりました。
 それによると、うなぎの発電は電圧は最高800Vと非常に高いものの、発電時間は1000分の1秒と短いそうです。1軒の家庭での電力を賄う場合、仮に発電し続けられるのならば16匹のうなぎが1時間発電し続けられば賄えるですが、発電時間が1000分の1秒の場合だと、5760万匹のうなぎが必要になるそうです。なので、さすがにうなぎでまともに発電することは不可能という結論となっています。

 ただ仮にうなぎを大量に養殖できるのなら、エネルギー問題と食糧問題を同時に解決できる可能性もあるってことです。そう考えるなら、日本はもっとうなぎに力を注ぐべきなのではないかと週末にもかかわらず妙な妄想を広げていました。っていうか、5760万匹のうなぎが一堂に会す場面とか見てみたい(´・ω・)
 あと「うなぎ注意」の看板のお店にも行ってみたい(´・ω・)

2024年3月8日金曜日

鳥山明の逝去と平成の終わり

 記事リンクを引用するまでもなく、本日「ドラゴンボール」の作者である鳥山明が亡くなっていたことが報じられました。彼の功績は言うに及びませんが、結末の見えない連載中にあのドラゴンボールをリアルタイムで視聴できた自分は本当に幸福だと思えるだけに、今回の逝去はどうしても早すぎると思えてしまいます。さすがに水木しげるの時ほどのショックは覚えませんでしたが、それでも近年の著名人の逝去報道の中でも特に強い衝撃を感じた報道でした。

 恐らく漫画界への影響度で言えば、鳥山明はオリジネーターともいうべき手塚治虫に匹敵する立場ではないかと思います。ほかに伍す人となれば藤子不二雄くらいですが、鳥山明の場合は欧米でも非常に高い人気を得ているだけに、世界全体への影響力で見た場合は間違いなく歴代トップになってくるでしょう。それだけに中国でも今回の逝去は大きく報じられ、その死を惜しむ声は絶えず、まさか政府広報官の毛寧まで言及するとは思いませんでした。

 漫画ばかりではなく、ゲーム業界への影響度も言うに及びません。ドラクエのキャラデザでおなじみですが、明らかにドラクエの前後でゲームキャラクターの造形は変化しています。それまでの魔物とくればおどろおどろしいのしかなかったのに対し、ドラクエ以降はかわいらしさやユーモアを持ったキャラクターが生まれ、後進への影響度なら鳥山明と、ストリートファイターの安田朗からなる「ダブルアキラ」が最も強いように見えます。

 このほかには鳥山明については他の方も書いているようなことしか書けないので特に言及しませんが、今回の逝去で一番感じたこととして、自分の中で初めて平成が終わった気がしました。

 平成は上皇もまだご存命とあり、元号が令和となった現在においても何となく地続きというか時代の区切り感を覚えてきませんでした。一応、令和となってすぐにコロナが流行しましたが、これは「令和の始まり」であって平成の終わりを感じるイベントではありませんでした。
 それが今回の鳥山明の逝去で、あの平成期、特に自分が小学生時代において最も熱狂したコンテンツはドラクエ、ドラゴンボール、ガンダムの3つであり、このうち二つを担っていた鳥山明が亡くなったことで、平成という時代はもう帰ってこないということを強く意識させられ、あの時代が終わったとなんか踏ん切りがついた気がします。時代の終わりを象徴する上でも、やはりドラゴンボールは偉大だったと感じさせられます。

2024年3月7日木曜日

中学生による美人局事件報道について

東日本大震災の危機に駆けつけた巨大ポンプ車「大キリン」は中国企業の無償提供…処理水海洋放出に当時の担当者は「お互いに大切な国家」(福島中央テレビ)

 上の記事はかつて自分もJBpressで記事にしたことのある、福島原発事故において巨大ポンプ車を無償で提供された三一重工のエピソードを報じたものです。当時の記事にも書いていますがこのエピソードは日本人なら誰もが覚えておくべきだし、あの緊急事態にこれだけの機材を無償で提供してくれたことに対して感謝を絶やしてはならないと思えるだけに、こうして折に触れ当時を振り返る記事が出てくるのは本当に大事だと思います。
 ただヤフコメで「こんなことがあったなんて知らなかった」というコメントを見るたびに、「その感動は前に俺が書いた記事を読んで覚えてほしかった(´;ω;`)ウッ…」などという邪な気持ちを覚えざるを得ません。


 それで話は本題ですが、結論から言うと上のニュースに関しては正直驚いたというか非常に呆れた気持ちを覚えました。
 ニュース内容は上のまとめ記事にもありますが、なんでも中学生三人組が大学生に美人局を行い、動転したのかその大学生はその場から逃げる際にビルから転落して亡くなったことで警察が動き、この三人がそのまま検挙されたとのことです。逮捕されたうちの一人は美人局を組織的に行っていたことや、大学生が飛び降りに至った経緯について話しているとされ、事件状況と、嘘をつくにしても美人局って単語はまず出てこないだろうということから、この供述が事件内容と一致するのではないかとみています。

 何に驚いたかって言うまでもないですが中学生が美人局という、やや複雑な詐欺行為を行っていたという事実です。先日の小学生の90万円搾取という最近の小中学生は進んでるななどと皮肉めいたことを覚えるどころか、一体何故こういう犯罪行動をこんな小さなうちから行えるんだという点が理解できません。
 自分が中学生だった頃なんて、プレイステーションの「逆襲のシャア」を買ってきて、同じシステムの前作「Ζガンダム」に比べて面白くなくてなんやねんとか言ってたのに……。っていうかあのゲーム、1年戦争の機体と第2次アクシズ戦争の機体を一緒に並べるってのは無理があるだろう。

 話を戻すと、犯罪の低年齢化とか少年犯罪の増加などというトピックについてはこの事件ではあまり感じない、というか大人ですらカッとなって人殺したりするのだから子供でも傷害致死とか十分起こりうるだろうし、窃盗に関しても欲望に抗えないのは大人も子供も一緒と思っているので、近年になって子供が急に悪くなったとかは思いません。
 ただ今回の事件で言うと、比較的複雑な犯罪手口を常習的に行っている中学生がいたという点で、色々感じるところはあります。それこそヤクザの黒幕がいて彼らが中学生にやらせていたとかならまだ救いは感じますが、もしも今回の中学生らが自ら主導していたとしたらいったいどこからそんな知識を得たのか、またそこまでして金が欲しいのかなどといった点を本気で聞いてみたいです。

 前述の通り、子供がカッとなって他人を傷つけたりするのは日常茶飯事だと思いますが、他人をだます行為をこの年齢で呵責なく行えるという点には、すごい違和感というか不気味さを感じます。この点に関してもサイコパスがどうとかこうとか語るつもりはないものの、この年齢にしてこれほどの行為に対し抵抗感を覚えず、何人も騙すというのにはいったいどういう思考だという疑念を感じます。

 率直に言って、こんな子供が大人になったらどうなるのかという点で不安を感じます。極論を言えば今のうちに殺した方がいいのではないかという考えもなくはなく、そう思う大人もいるのだということをこの事件の犯人らはしっかり自覚した上で、まともな大人になってくれという気持ちを持っています。

2024年3月6日水曜日

また毎日がクソ記事出した

 例の小学生の90万円搾取事件の報道を見ていて、これに出てくる名古屋港水族館のメダルが欲しくなってきました。価値上がりそうだし。

東証4万円超え 「好景気の実感ない」「投資に興味」「一切しない」(毎日新聞)

 最近あまり目につくこともめっきり減っていましたが、久々に書いた人間、通した人間の正気を疑う毎日のクソ記事を見つけたのでここに紹介します。記事内容を一読した上でこの後をお読みください。

 この記事の何がクソなのかというと、市井の景況感を問う記事でありながら、インタビュー対象がどれも景気を実感する立場にないということです。具体的には、

・23歳チラシ配りの人
・20歳女子学生
・20歳男子学生
・77歳投資詐欺被害女性

 敢えて緩めに見れば一番上の23歳の方はぎりぎり入れてもいいかなとは思いますが、ほかのどの人物もフルタイムで就業しているわけではなく、景気はどうかと聞かれてもわかるわけがない立場です。むしろ何故現役世代である30代や40代に話を聞かなかったのか、また学生に対してはせめてアルバイト代などに変化があったのかどうか位は聞かなかったのかと、一見して疑問に感じる記事内容でした。
 敢えて穿った見方で言えば、実際は30代や40代にも話を聞いたり、アルバイト代に関しても聞いていたのではないかと思う節があります。ただその際の回答が「実感できない」というバイアスに応えたものではなかったので、敢えて載せなかったのではないかと疑っています。

 どちらにしろこの内容で記事を通して出稿する辺り、毎日にはまともな編集者がいないってことだけはよくわかります。景況感ではなく株価上昇に絡めた投資話にするにしても、実際に投資をやっている人や証券関連の人物に話を聞かなければ全く意味をなさないでしょう。記事書いた人間も書いた人間ですが、掲載を決めた編集の人間は一体何をしているのか。自分がこの記事を出されたら、「てめぇふざけてんのか?」は必ず言うし、物投げる可能性もあるでしょう。それくらいふざけ切った記事にしか私には見えません。

 ちなみにこの手の景気がいいのに「実際はそんなに景気良くない!」的に無駄な主張する記事でよく多いのは、「倒産件数が増えている」というトピックです。ただこれ知ってる人には早いですが、企業の倒産件数は世界的にも実は好景気の時期の方が不景気の時より多いということが多くのデータから傾向として得られています。
 よく考えれば当たり前ですが、好景気の中であろうと陳腐化した技術やビジネスは淘汰されていくし、また好景気に乗っかろうと起業する人も増えるため、好景気シーズンの方が倒産は基本多くなります。少なくとも、好景気に入る直前よりは確実に積み増されるでしょう。

 まぁ今回の毎日の記事は、こんなクソみたいな内容でしか不景気感を煽れないあたり、日本は相当好景気なんだなっていうことはまだわかります。もっとも好景気といってもさっきも触れたように業界によっては斜陽となっているところもあるので、万人が好景気の恩恵にあずかれるというわけではなく、どの業界が波に乗ってて、どの業界が波に飲まれているのかをきちんと分析した記事ほど経済記事としては価値を持つでしょう。