先日、ふと一式戦闘機こと隼のプラモが欲しくなり、中国で手に入らないかタオパオで検索してみました。しかし検索で出てくるのはスズキ・ハヤブサとか「ファイティングファルコン(中国語名:戦隼)」ことF-16の模型ばかりで、自分の望む隼はとうとう出てこず仕舞いでした。
それから大体二週間くらいたったころ、Yahooのポータルサイトを開いたところサイト右下にある広告欄にYahooショッピングが映り込み、そこでなんとおすすめ商品として隼のプラモが表示されていました。正直面くらうとともに、「何故?」という疑問が強くもたげました。
というのも私はこれまで隼についてYahooで検索したことはなく、そもそもYahooショッピングすら一度も使ったことがありませんでした。にもかかわらず何故ダイレクトに隼のプラモをお勧めに挙げてきたのか、自分の知らないところで日本の成人男性の間で空前の隼ブームでも起きているのかと一瞬疑いましたがそんなの「永遠のハヤブサ」なんて小説でもヒットしない限りありえないでしょう。
となると考えられるのは、Yahooショッピングとタオパオは顧客情報を共有しあっているのではないかという疑念です。結構笑えないというか、こうしたマーケティングデータの共有はかなり幅広く行われていると言われ、ビジネス的にも企業側にもメリットが大きいという点です。しかし私自身はタオパオにしろYahooにしろ、自分の個人情報を他社に共有することを許可した覚えは一切ありません。
この点、日本は知らないですが中国では個人情報保護法というのがあり、結構厳しく規制されています。国が個人情報を一切許可なく吸い上げるのは中国では全くおとがめはないですが、企業がこの手の個人情報を取り扱うにはいろいろ手続きがあり、退会手続きなどの情報もわかりやすいところに表示するよう義務付けられています。無論、取得した個人情報を許可なく第三者へ提供することはご法度です。
私自身は同じ企業グループ内でこの手の個人情報を共有することは、ビジネス的にも仕方ないかなと考えてあまり気にしていません。しかしこれが第三者となると話は別で、それこそ犯罪組織などにわたる場合、高額な商品を購入している人の情報なんて流行りの強盗のターゲッティングに使われる恐れがあるだけに、規制して当然だし、そもそも無断でそんなことやるなと言いたいです。
そういう意味で上記の疑念に関しても割と真剣に見ており、実際どうなのか確認したいとも考えています。
仮にタオパオを使用した同じPCならば、ブラウザなどから情報が抜き取られていたという可能性も考えられます。ぶっちゃけこれもアウトっちゃアウトですが、可能性としてはあり得ます。
しかし今回の私のケースではそれは当てはまりません。というのも隼がおすすめ商品として表示されたのは会社で使っている業務用PCで、そのPCではタオパオは一切使ってないというか、そもそもアクセスできないように設定されているからです。その会社PCではYahooアカウントを接続してメールなどを見ていたりはしますが、タオパオとの接続は一切ないにもかかわらずお勧め商品にかなりニッチな、タオパオでしか接点のない商品が出てきたから深く疑問に思っているわけです。
そこへきて昨日、疑念が確信に変わったというかまたおすすめ商品にハニカム座布団ことゲルクッションが突如また表示されてきました。それもまた会社用PCに。
これもまた私がタオパオで検索していた商品で、割とケツに重心かけるために座布団がすぐケツ型の跡ができるため、なるべく変形しない低反発の座布団を1週間くらい探していました。最終的にはやや硬めの素材を使った座布団を購入して今も座っているのですが、購入候補というかタオパオではこのゲルクッションがたくさん表示され、「こういうのもあるんやな」と眺めていました。
先ほどのハヤブサといい座布団といい、一体何故タオパオで検索した商品を悉く私におすすめ商品に表示してくるのか。最初は記憶ないけどプライベートPCでGoogleとかで検索していたかもしれないと思い、Googleとの情報共有を疑いましたが、タオパオで検索して大体1~2週間くらいでダイレクトに表示してきた辺り、やはりタオパオとの共有の方が可能性として高い気がします。
この辺、王の面倒くさいのでどっかのメディアに情報売ってもいいですが、先にYahooあたりに一回くらいは聞いてみようかと思っています。さすがに自分の商品購入情報を知らないところで共有し、変な風におすすめとして表示されるのは気分がよくないです。
それ以上に、自分の個人情報持ってるなら何故アッシマーをおすすめに出さないのか。日々「飛ばないアッシマーはただのアッシマーだ」をスローガンに生きている自分にアッシマーをおすすめしないなんて、逆に馬鹿にされている気がして腹立ちますヽ(`Д´)ノプンプン