2012年11月28日水曜日

白酒の可塑剤混入問題

 このところ中国の新聞では連日、こっちのやばいほどアルコール度数の高い酒「白酒(バイチュウ)」に可塑剤が混入していたという事件が報じられております。恐らく毒餃子、メラミン牛乳に続く中国食品史の1ページとなること請け合いなので、私もこのブログに書き記しておくことにします。

 この問題を興した会社は「酒鬼酒」という、日本人からしたら「えっ?(;゚Д゚)」と思うような名前の会社です。ちなみに「酒鬼」は中国語で酔っ払いという意味です。
 事の起こりは先週、恐らくタレコミがあったのでしょうがある新聞社がここの会社の白酒を第三者検査機関に持って行って分析を依頼したところ、中国の基準値の2.4倍に当たる可塑剤、具体的にはDBP(フタル酸ジブチル)が検出されました。先に歴史を紐解くとこのDBPの食品含有量に対する規制が始まったのは去年で、というのも台湾の食品メーカー大手の統一集団が作っている清涼飲料から同じように大量に検出されたことがきっかけです。

 話は戻って酒鬼酒についてですがこの報道が出るや型通りに事実無根だ、国の検査機関に鑑定を依頼していると反論したのですが、中国の検査機関でも基準値の2.6倍のDBPが検出され、事ここに至って可塑剤が入っていることを認めました。ただその後の対応が問題というか日本企業も人のこと言えないけど危機管理が弱いというかで、「DBPは食品に対する基準値はあっても、白酒に対する基準値はないから違法ではない」と言い出して、「白酒も食品に入るだろが(#゚Д゚)ゴルァ!!」といろんなところから至極真っ当なツッコミを受ける羽目となりました。さらに製造過程でどうも問題があったらしくて工場の設備を一部取り替えるなどして対応は取るものの、既に流通している商品の回収は行わないとこれまたツッコミがいのある行動を取ってきました。こんな感じなのでこちらの新聞でも、このまま倒産するだろうと書かれています。

 私は元々アルコールに弱いのもあって白酒なんて飲まないので気になりませんが、ここの会社の白酒飲んでた人からするとまたショッキングな内容でしょう。なおこのDBPは相当量を摂取しないと身体に影響は出ませんが、どうもホルモンバランスを崩させる作用があるようです。
 ただ同じ問題がほかの白酒メーカーにも起こっていないのかが少し気になっていたのですが、発覚から一週間たった現在に至っても特にニューカマーは現れていないので、この酒鬼酒の単独の問題だったのかなと考えています。恐らくマスコミも他社製白酒を検査機関に持って行っているでしょうし。

 最後に蛇足ですが、以前にやっていた「太閤立志伝5」という歴史シミュレーションゲームで自分オリジナルの武将が作れるのですが、私はこの武将エディットでその武将の説明乱の末尾に、「毒餃子の食べ過ぎで死亡」、「メラミン牛乳の飲み過ぎで死亡」、「段ボール肉まんの食べ過ぎで昇天」などとよくわからない末路にいつも仕立てあげておりました。中国のこういう食品事件を見る度に毎回思うけど、よくもまぁこうもいろんなことを思いつくなぁとつくづく感じます。この前なんか鴨肉を複雑な工程を経て羊肉に偽装して売ってた人が捕まったし、そんな努力するなら真っ当な方向に使えばいいのにと思わずにはいられません。

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