2012年11月1日木曜日

東電OL殺人事件の検察による無罪請求について

 なんかあまり突っ込む人がいないので、自分がやるまでもないと思っていましたが一応記録のために触れておくことにします。

東電OL再審 誤判の検証も欠かせぬ(10月31日)(北海道新聞)

 本音を言うとほかの所から記事を引用したかったけど、ちょうどいいのがないので警察には厳しいけど部落には優しい北海道新聞にします。それにしても言うねぇ私も。
 書かれている内容は先日にネパール人、ゴビンダ・マイナリ氏の冤罪が認められた東電OL殺人事件で、ゴビンダ氏を無実の罪で刑務所に追いやった検察が当初はあくまでゴビンダ氏が犯人だと主張しようとしていたものの、被害者の女性の爪から別人のDNA、それも同じ室内にあった遺留物から検出されたDNAと一致するものが出てきたことから白旗を挙げ、再審で無罪請求をしたということに触れております。至極当然な判断と言えばそれまでなのですが、真に注目すべきは検察が白旗を上げたということではなく、何故今の段階で被害者の爪から別人のDNAが出てきたのかということです。

 別に刑事をしているわけでもないので本当かどうかわかりかねますが、よく推理小説とかで殺される際に被害者が暴れるため、爪の中から犯人のDNAが出てくるという記述をよく見かけるのですが、もし仮にこれが事実だとしたらまず真っ先に痕跡が調べられる箇所ではないのかと個人的に思います。私が何を言いたいのかというと、検察、そして警察は事件が起こった当初の段階でこのゴビンダ氏とは異なるDNAが被害者の爪の中から検出されていたのを知っていたのではないかということです。そもそもなんで事件から十年以上も経って突然出てくるのか、どう考えたって初めからわかっていたことを敢えて隠し、ゴビンダ氏が犯人でないとわかっていながら無理矢理罪を着せたようにしか思えません。もっとも、これ以外の証拠でもゴビンダ氏の無実は明らかにわかりきっていたことなのですが。

 仮定の話が続きますが、もし本当に初めから爪の中のDNAの事実を検察が知っていたとするならば、何故検察の中で処分者が現れないのかが私には不思議です。厳しいことを言えば無実の人間に罪を着せるような行為をしていたのであれば、ゴビンダ氏と同じように15年くらい刑務所に入るくらいの処分が必要かと思います。
 それにしても近年の日本の司法は足利事件の冤罪発覚以降、未だひどい状態とはいえ徐々にではありますがマシになってきたなと思います。個人的な印象論で語らせてもらうと、司法に対して目が行くようになった最初のきっかけはいわゆる痴漢冤罪で、その後に足利事件の再審が起こり、そして郵便の障害者割引制度が続いたことが大きい気がします。この東電OL事件なんて、完全に闇に葬られると5年くらい前は私も考えていましたし。

 最後にこれまた踏み込んだことを言うと、うちのお袋は冤罪ではないというものの2000年に起きたというか発覚した筋弛緩剤点滴事件も、犯人とされる男性の逮捕直後の報道のされ方を見ると冤罪の可能性があるのではと考えています。この事件も仮に冤罪なら不幸だろうがひっくり返ることはないだろうと今まで思っていましたが、昨今の状況を見るともしかしたらと少し考えることがあります。

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