さて月曜にJBpressで出した記事ですが改めてこちらは非常によく当たり、昨日一昨日もJBpressサイト内でアクセス稼いでたようです。当てるつもりで書いた記事ですが、計算通りに記事を当てるよりも予想外に当たることの方が実際には多いため、今回は上手いこと自分の想定通りに事を運んで満足しています。
その記事の反応ですが、ヤフコメを見ていて二つほど気になったコメントがあります。一つのコメントは、私が有識者を招いて国としてしっかりと強化すべき産業分野を定めるべきだと書いたことについて、そんな将来当たる技術や産業なぞ不確実だから予想できるものかって反論です。
これについては見ていて物悲しさを正直覚えました。というのも、中国は少なくともこの10年でしっかり金になる産業をあらかじめ選んで、強化して、市場化に成功させています。リチウム電池やドローン、AIが代表格で、太陽電池や3Dプリンタという白骨と化した産業もあるものの、辺りを引く確率で見ればそこそこなものだと私は思っています。このようにすぐ横に国家ぐるみの強化方針が当たっている例があるというのに、初めから日本にできっこないと信じ切っている人がいるほど日本人の視野は狭くなっているのかと思いました。
二つ目は、上記コメントにも重なりますが、具体的にどのような分野を強化すべきなのかっていうコメントです。これは確かに重要な論点であり、記事中で私は少なくとも優位のある分野として素材系と自動車を挙げていますが、これら以外にも挙げるとしたら、っていうか開発を強化すべきものがないかと自分もいくつか考えていました。
1、個体電池
既にあちこちで挙げられていますが、逆に私は不安を持っています。というのもこの手の電池系は中国も強化していて、少なくとも市場製品分野においては間違いなく今は中国が世界最強です。その逆転の切り札とばかりに最近日本でやたらと持ち上げられていますが、大抵こういう期待値の高い奴は後で裏切られるというか、できないか、できあがっても普及しないかというパターンが多い気がします。
第一、日本だけが研究開発しているわけでもないのに、「これさえあれば日本は最強」と言い張る人がいるのが不思議です。開発価値はあるものの、三元系リチウムイオン電池すら10年前はほとんど知られてなかったことを考えると、電池の世代更新は速いんだから過度な期待はしない方がいいと思います。
ご存じガンダムSEEDに出てくる夢の技術。どういうものかと言うと、核分裂を阻害する周波を出す装置で、これにより作中では核ミサイルが世界中で無力化しています。
世界唯一の被爆国として、核のない世界を作るために日本はこの技術を現実化する使命があるのではと密かに思っています。もっともこれ実際にできたら、原子力発電所すら一発で沈められるため、核ミサイル以上にインフラ面で恐ろしい兵器となりうるのですが、それだけにこれ開発出来たら日本はかなり夢が広がる気がします。
3、ビームライフル
歩兵用携行火器は1世紀前のジョン・ブローニングのガス圧による自動排莢・装填装置の確立以降、そこまで極端な進展は見られません。いくら航空機や空母が主力とはいえ、歩兵用の兵器でもっと革命的なものを作れないかとなると、やはりビームライフルに至る気がします。っていうか、これ本当に出来たらアメリカにも勝てるんじゃないか?
冗談はさておき昔、「太閤立志伝5」で自分の作った火縄銃に「ビームライフル」と名付けたら、知らない間に流通していて山賊からがめた火縄銃を鑑定士に鑑定させたら「これはビームライフルでござるな」とテキストが表示されてビビりました。
4、強化人間
前々から私はこれから日本が開発すべき技術として脳波感応装置ことサイコミュを挙げていますが、仮にサイコミュが出来てもそれを使える人間がいないと話になりません。となるとやはり開発を優先すべきは強化人間ということとなります。
目指すはギュネイ・ガスのような水準ですが、彼はある意味強化人間の最高峰(中の人は声優界での演技力が最高峰)ともいえる水準であり、一気にここまで求めるのはさすがに高望みしすぎかもしれません。となると一段レベルを落とさざるを得ないのですが、そうなるとエルピー・プルことプルシリーズが妥当なラインとなります。
もっともプルシリーズでも十分というか、下手すりゃエヴァシリーズより頼りになりそうです。真面目に、プルシリーズが量産の暁には中国なぞ一瞬で叩きのめせるような気すらして、何故今まで日本は強化人間を作ろうとしなかったのだろうかと疑問にすら思えてきました。ちなみに量産されたら12号は戦争には出さず、そっと静かに暮らさせてあげたい(´;ω;`)ウッ…
なおふざけ半分な一方、真面目な意見として、仮に強化人間の量産に成功した暁には、日本のガチな課題と言うか少子化の解決にもつながるんじゃないかとすら考えています、マジで。国家として強化人間をクローンでもいいからたくさん作って、兵力化、産業化していけば、国として軍事、経済力が強まるだけでなく、少子化問題もこれで解決できる一石二鳥なベストプランであるように思え、なぜ日本は強化人間を今作ろうとしないのかさらに疑問に思えてきました。
以上から、私個人の意見として日本が今後開発を強化すべきは強化人間だという結論に至ります。中にはフォウ・ムラサメみたく記憶をなくしちゃう強化人間も出てくるかもしれませんが、「カガクノハッテンニハギセイガツキモノデース」という人もいることだし、迷わずやれよ、やるしかないんだというつもりで誰かチャレンジしてほしいです。
2 件のコメント:
強化人間はスポーツ業界的にはドーピングになってしまうのがハードル高いんですよね。どっちかと言うとコーディネーターの方が可能性高いかもしれません。
実際スポーツで言うと学生世代は帰化黒人や黒人ハーフがかなり台頭してますし。
頭脳の方はどういう混血が良いのはよくわかりませんが、そのうちクオーターだらけの国になるかもしれません。
強化人間の下りは書いている最中、結局この辺は技術問題以前に倫理観との戦いで、どっか一つが始めたら一気に広がるんじゃないかなという風に思いました。旧共産圏がスポーツ選手のドーピングやらかしまくったのもそうだし、意外と戦争での有効性が証明されたら一気に広まるような気もします。
ハーフなどの混血児は明らかにスポーツで強いものの、「なんかやたらスポーツばかり期待されるのが嫌」というハーフの方々のインタビューを以前みました。一見華やかそうに見えて悩みも多いようです。
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