上映時間は二時間半とやや長く、家のソ連人民の敵である親父をはじめ、周囲の座席の人は上映中に何度もトイレに立ってたりしました。私は上映時間の長さからあらかじめ水分を取らなかったため立つことなかったですが、膀胱には注意が必要な映画です。
それで内容に関してですが、まずこの上映時間の長さからみても制作側は原作の内容をなるべく詰め込んで一本の映画にしようという意思が感じられ、その影響もあって序盤から中盤にかけては早く展開させるためテンポよく進みます。やや終盤に間延びする展開が見られ正直ここ削って2時間に納めりゃいいじゃんと思いましたが、ミステリーというジャンルながら早い展開でも飽きずに見られます。
俳優陣の演義も主演の本木雅弘氏をはじめみんな悪くなく、残念ながら時代劇風の発音がきちんとできているように見えたのは本木氏くらいでしたが、オダギリジョー氏をはじめそれぞれ存在感を演じる演技をしていて見栄えが良かったです。ヒロインの吉高由里子氏を除いて。
見出しにも掲げていますがこの映画の最大の欠点は吉高氏でした。出演する場面がどれも見ていてなんやねんと思う場面にそぐわぬ演技で、特に終盤においては興ざめを覚えました。監督の演技指示によるものなのかもしれませんが、見ている側としては「何故出演させた?」と感じるような出番でした。
なおその終盤の吉高氏のシーンに出てくるお寺は、上映中でも「む、これは万福寺……」だと撮影場所に気が付きました。床が石畳のお寺ってかなり限られるし。
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