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2013年1月23日水曜日

続、大阪市立桜宮高校の事件について

 このところ本業が忙しく、ようやく今日ひと段落してまたブログ復帰です。どうでもいいけど先週は知り合いに借りた「永遠の0」を一週間弱で読まないといけなかったのが地味に忙しかった。

 前にも一回さらりと書いたし部外者があまり口出すべき内容ではないと思ってこの件にはもう触れないでおこうと考えていましたが、なんかちょっとメディアの報道でこの点誰か突っ込まないのと思うところが多いので、また桜宮高校について差し出がましいとわかっていながらも意見を書こうかと思います。

 前回記事でも書いたように、といっても前は学校名を敢えて書きませんでしたが、この学校のスポーツ科に通うバスケ部の男子生徒が顧問教師からの体罰を苦に自殺しました。この自殺を巡って体罰と教育について非常に多くの議論が交わされるようになりましたが、私としては体罰云々以前に学校からの聞き取り調査にこの顧問教師が明らかな嘘をついていた一点をとっても教育者としてふさわしくないと主張しました。
 私が見る限り産経新聞だけが唯一言いたいことを言ってくれたのですが、どうしてこの顧問教師自身の謝罪文などが未だに出てこないのが不思議でしょうがありません。また発覚当初ならともかく懲戒免職なり明確な処分もまだ出ておらず、それでいてスポーツ課の入試をどうするとか議論になるのは順番が違うような気がします。重ねて言いますが、この顧問教師は謹慎中だそうですが一日も早く懲戒免職した上で教員免許を剥奪してから今後の検討をするべきです。

 それで入試の件に移りますが、既に奉じられているようにスポーツ科は普通科に統合で結局やるようです。順を追って私の意見を解説すると、まずスポーツ科はやはり廃止にし、このまま潰した方がいい気がします。というのも仮にこのバスケ部だけの問題であればこの顧問教師一人がおかしかったで済みますが、この学校はバスケ部以外にもバレー部の顧問が体罰を行っていたことが発覚しており、しかもその問題で謹慎を受け田にもかかわらずバレー部顧問はまた体罰を行っていたと聞きます。それ以外にも結構怪しい話がちらほら聞こえ、顧問教師個人ではなく学校それ自体の体質にやはり問題があるように感じるからです。
 そして今回この記事を書こうと思ったきっかけにもなった、下記のニュースの件も見逃せません。

尾木ママ怒り心頭「誰がこんなことやらせたの!」 桜宮高生徒が記者会見
「ええ加減にせぇ はしもと、殺すぞ」「部落民がいきんな」 桜宮高校生徒がツイッターで暴言(J-Castニュース)

 上のニュースにある、生徒が入試中止に反対を主張した記者会見は私も見ていて強い違和感を覚えました。仮に生徒全員、または生徒を代表する生徒会長の様な人間が行うならともかく、運動部の主将8人だけというのはこの学校の生徒の総意とはとても思えませんし、また記事にも書かれている通りに誰かの入れ知恵でやらされているのではないかという疑念も覚えます。その上で言えば、人が一人死んでいるにもかかわらず具体的な対策案を出さずまた新たに生徒を募集しようとすることに何とも思わないのか、また同じことが起きた場合にどう責任を取るのかとも聞いてみたいです。
 下のニュースについては細かく語る必要もありませんが、これ以外にも問題と思える発言をする生徒がおり、それこそ試合に勝てば人間性はどうでもいいという、教育の前提がひっくり返る勝利至上主義が学校全体にはびこっているのではとも思わせられます。

 また繰り返しになりますがスポーツ教育というのは運動を通して人間性を育てるのが本意であって、人間性を捨ててまでも運動能力を鍛える形であってはならないのです。大学での運動部であれば年齢もそこそこ上がり本人の責任でもあるので多少は勝利至上主義に走っていいとは思いますが、高校の段階ではやはり人間性に重きを置いた部活動でなくてはなりません。聞けば桜宮高校はスポーツ科があるということで受験生を集めているらしく、より実績を高めて受験生を集めようとする風潮、勝利至上主義があったのではないかとも思えます。
 そういったことを踏まえると、今回のこの事件は一人の顧問教師が引き起こしたのではなく桜宮高校という構造が起こした事件とも思え、さすがに教員全員を交代すべしという橋下市長の主張は極端すぎると思いますが、問題の禍根を立つという意味でスポーツ科は廃止し、今後一切募集するべきではないというのが私の意見です。

 最後に蛇足ですが、スポーツ科が廃止されることについて桜宮高校の入学を希望していた中学生が不条理だ、ひどいなどと言っているとよく報じられていますが、子供相手にやや大人げない気がするものの、この程度の不条理で音を上げているようであれば先が知れません。それこそ今の時代、就業で言えば内定切りもあればリストラだってありますし、友人の言葉を借りればこの世の中は不条理が蔓延して不条理によって成り立っていると言っても過言ではありません。はっきり「たかだか」この程度の問題でと言わせてもらいますが、まだ受験校を選べるこの時期でこんなことを言っていてはならず、事情が変わったのだからとパッと切り替えて次善の策をすぐに実行しないのはただ弱いだけだと思います。
 やや極端な話に持って行くという気もしますが、一番最初に上げた「永遠の0」という小説は特攻隊の話です。自分が今のモチベーションを持つようになったきっかけはこの特攻隊の手記と大坂の陣に臨む浪人の願掛けからですが、特攻隊の人はある日突然上官によって指名されて、ほかに選択肢のない中で死なざるを得ませんでした。たとえ現在がどれだけ苦しい環境であるとしても、ほかに選択肢があるというだけでも自分は恵まれていると強く感じます。

2013年1月21日月曜日

自らを欺くなる時

 自分でかくのも少し気が引けますが、自分はやや馬鹿正直と言ってもいい性格をしているかと思います。一昨日も利用したラーメン屋で会計を済ませた際に半熟卵のトッピング代(8元=112円)が含まれていなかったので店員に指摘して差額をわざわざ自分から支払いましたが、なんか店員の方が驚いた顔していました。恐らく友人なら向こうの落ち度なのだから気づいたとしても余分に支払う必要はないと言うでしょうが、私自身もそういう行動を取ったとしても何も咎められることはないと考えています。なんかこういう書き方をすると、さもその友人が悪人みたいに見えますが……。

 なんでこんな性格するようになったのかというと、一つの原因は子供の頃に失敗しでかした際に嘘ついてごまかそうとして、余計に事態を悪化させることが多かったことがあります。実際にこれでかなり痛い目に遭っており、「たとえ立場を危うくさせることになっても、ミスった時は正直に言った方が最終的にはお徳だ」といつも肝に銘じています。
 こうした経験のほかもう一つ理由を上げると、やはり嘘をついた時に自分自身に感じるあの違和感がどうにも慣れないというのがあります。これは直接的な嘘というより表面的な嘘を言う際、たとえば本当は好きでもない食べ物を「花園君もあれおいしいと思うでしょ」と言われて周囲に合わせて「うん、まぁね」などと言う時に腹の中で感じる、「本当は違うんだけどなぁ」っていうあの感覚です。更に話を深く落とすとこういう風に違和感を感じられる間ならばまだいいですが、「違和感を感じなくなる」ところまで行きたくないという拒否感をはっきり持っております。

 諺にも「うそから出たまこと」という言葉がありますが、人間というのは基本的にそれほど思考が自立しているわけではなく、周囲や環境、果てには自分が出す言葉にまで影響され思考が変わっていくと聞きます。先程の例ですと元々おいしいと思っていなかった食べ物を周りに合わせておいしいものだと言い続けているうちに、本当にそれをおいしいと感じるようになっていくという具合です。
 仮にこう言った思考の変化が意識的でかつポジティブなものだったらそれほど問題ではないですし、スポーツのメンタルトレーニングなどでは困難な練習を敢えてイージーなものだと自ら思い込むことに負担を下げたりすることもあるそうです。ただこれが無意識的にかつネガティブなものだとしたら、やはりそれは嘘を言う本人にとっていい結果を生むことはないでしょう。また嘘を多用することによって思想が変わるにとどまらず、思想自体なくなるということもあり得るのではないかとも考えています。

 こう考えるのも、やっぱり嘘ついても平気な人に自立した思考が感じられないからです。自分もこれまでに息を吐くかのように嘘をつく人に何度か出くわしたことがありますが、そういう人たちは利己的な判断で嘘をついていると自分自身では考えているのかもしれませんが、その実本当は自分が今一体どんな内容の言葉を発しているのか、真実を言っているのか嘘をついているのかすらも理解できていないのではないかと思う時がありました。言ってしまえば、その場その場で思考が変わるので本音というものが何も存在しないような人間です。

 嘘をつくというのは結局はこうなることだと思います。利己的な判断から適当にごまかす嘘を重ねるうちに最終的には自分自身の本音すら消し去ってしまう、自らをも欺く結果になるのだと思います。もっともこんなこと書いておきながら自分自身も、正直な方ではあるものの一つも嘘をつかない聖人というわけではありません。ただ曲げてはならない点、譲ってはならない点では、それこそリアルファイトに発展しそうな瀬戸際でも絶対に折れることはなく、見方によれば頑固に見えるでしょうが自分自身の価値観はまだほかの人よりは見えやすいと考えている次第です。

2013年1月18日金曜日

今日の中国紙一面

 書かなくてもいいかなと思うけど知り合いに借りた「永遠のゼロ」を今日中に読まないといけないので、短くまとめる感じで書きます。

鳩山由紀夫元首相「日本兵の犯した犯罪行為についておわび申し上げる」(人民日報日本語版)

 説明するのも馬鹿馬鹿しいですが、鳩山元首相がまたイランことしてくれて、中国に来てわけのわからない行動を取っております。リンク先は人民日報の日本語版ですが今日の中国紙の一面はどれも例外なく鳩山元首相の写真で、あまりにも頭に来るから記事は結局読みませんでした。それくらい読めよと自分でも思いますが、同僚が頭痛起こして出社が遅れたのもあるし……。

 長々書くような話題じゃないし言いたいことだけ書くと、今からでも遅くないから検察は無実の村木さんを捕まえるくらいなら早くこいつを脱税容疑で逮捕しろといいたいです。結局あの事件では秘書を含めて誰も逮捕されてませんが、これはいくら脱税しても逮捕はあり得ないと受け取っていいのかといいたくなります。この際、国策捜査でもなんでもいいから、二度とシャバに出すなと本気で言いたいです。
 あと本人には中国なんか行く暇あったら自分の思い付きで散々振り回した沖縄県の普天間と鹿児島県の徳之島に行けよと言いたいです。それにしてもこのニュースのせいで2012年の中国のGDP成長率が7.8%だったのは全然話題になってないな。話題にしているところはところで見当はずれなこと言っているのばっかりだし。

2013年1月17日木曜日

ばらまきの矛先

 本題と関係ありませんが、先週日曜日はNHKが大王イカの映像を世界で初めて公開して大きな話題となったようです。ただ大王イカの裏に隠れて映画「アバター」のロードショーがあったのですが視聴率をすっかり食われて、配給元の20世紀FOXホームエンターテイメントがツイッターで、

「(´-`).。oO(ダイオウイカ・・・絶対許さない」

 などと発信していたのがおもしろかったです。でもってこんなこと言いながら、「(´-`).。oO(ダイオウイカの好物がイカってどうなんだろう・・・」とも言ってたそうですから、結局見てたようです。
 それにしてもこういう余談、発信したいのはやまやまだけどブログ本題とはずれることが多いし、そろそろ別発信も検討しなきゃ。

 それでは真面目な本題に入りますが、自民党に政権交代していこうというものの日本は円安が進んで株価も上がり、その変化の大きさに非常に驚いております。特に円安に関しては日本の貿易額がマイナス成長したり経常収支が赤字になったりしたのも原因でしょうが、安倍首相のインフレ目標2%発言が最も大きいと私も認めます。正直に言ってインフレ目標は確かに一つの手段ではあってもどれだけ効果があるのかと考えておりましたが、短期間とはいえここまで円安に誘導できたのであれば価値ある発言といえるでしょう。自分の見識もまだまだ甘かったようです。
 ただこうした方面は評価できる一方で、過去最大級の補正予算を組んでまた無駄なばらまきをするのではないかと懸念もしております。

現金給付、1万円超検討=消費増税8%時の低所得者対策―自民(時事通信)

 上記の時事のニュースはまだ真偽を取っておりませんが、仮に報道が事実でまた現金給付をしようというのであればちょっと呆れます。小渕、麻生内閣の時にもはっきり言って何の効果もなかったにもかかわらず、一体何故またこのような行為に出るのか理解に苦しむ、というか公明党を引きつなぐ手とはいえいい加減にしろと言いたいです。
 また現金給付だけでなく、どうもこの前のトンネル事故を契機に道路建設にも手を出しそうな雰囲気です。耐震補修が必要な道路の工事はまだ理解できますが今までの自民党のパターンから言うと津軽と函館の間に橋を作ろうとか言い出しかねず、実際に道路以外への公共投資話が一切見えてこないため無駄な箱物投資は確実に増えていくかと思います。安倍首相自身は無駄なばらまきはやらずに精査した上で必要な方面へ投資すると言っていますが、本当に有言実行できるのかは私個人として信じたい一方、やはり疑わしいです。

 念のため、愚痴になりますが自分の周囲の人間相手ならこういうこともいちいち言う必要ないんだけど、ばらまきというか公共投資自体は否定しません。私は財政規律派ではあるもの何もテコ入れなしじゃ今の状況が続くし、無駄な支出を削減してからという意見もありますが必要な投資は果断に実行するべきだと思っております。そう踏まえた上で言うと、道路やダム建設は果たして今必要なのかというと疑問です。ではどこに公共投資すればいいのかですが、恐らく同じ意見を言う人はほかにいないでしょうが、いま日本が何よりも投資すべきなのは送電網だと思います。

 なんでこんなところに着目したのかというと、実は今日、私の住んでいるサービスアパートメントで電力メーターの付け替え工事がありました。別に私が立ち会うわけじゃなく昨日に告知があって今日に完了の連絡が会っただけですが、どうもアナログ式からデジタル式に切り替えられたそうです。実際の性能を見たわけじゃないですが、多分以前より検測コストとか下がってるんじゃないかと思います。
 あまり日本で報じられていませんが、中国ではこのところこのようなスマートメーター、スマートグリッドと呼べるような送電網設備の交換が政府主導で進められています。機器を交換することによって電力消費量をより細かく調べ、効率よく供給できるようになるのですが、中国は去年はそうでもありませんでしたが経済成長が激しいから電力が不足しがちで、この方面にはかなり気を配っております。

 中国の状況は日本も同じです。日本も原発を止めて電力供給がシビアになってきており、こういう時期だからこそスマートグリッドの推進し電力メーターなり送電線、変圧器などをより効率の高い機器に交換していくべきです。それこそ交換にかかる費用なんかは全部税額負担でも、長期的に見ればプラスじゃないかと考えています。
 そしてなにより今やらなければいけないのは、東日本大震災時にも問題となった東日本と西日本で異なる周波数の統一です。周波数が一ヶ国で異なるのは先進国でも日本だけですし、東日本大震災直後もこの妙な違いが残っているせいで西日本から東日本へ電力の融通が出来なくなるという、かなり笑えないお粗末な事態を招いております。今後も大地震なり火山噴火なりで一部地域で電力が停止することもあり得るのだし、一刻を争うくらいに急いで統一化を果たすべきです。それこそ繰り返しになりますが、どれだけ税金を使ってでも。

 喉元過ぎれば熱さを忘れるとは言いますが、それにしたってスマートグリッドも日本では死語となっている感があります。重ねて言いますが今日本に必要なのは送電網効率化への投資であって、道路ではありません。そして周波数統一は今このチャンスを逃したら問題を先送りするだけで、ガンダムファンにしかわからないけどアムロ・レイばりに、人は……同じ過ちを繰り返してしまいます。全く。

 最後にスマートグリッドを推進する上で進めたい政策ですが、夜間電力の割引を日本はもっと広くやるべきだと思います。というのも上海では電力消費量が少ない夜10時以降であれば電気料金は昼間の半分になるため、私もこの時間に敢えて洗濯機とか回しています。なかなか面白いことをしているなと親父に紹介したらしたり顔して、「日本でももうやっとるやろ」と言ってましたが、自分が調べてみると日本で夜間電力割引を受けるには電力会社との契約が必要で、しかもその契約、一度結んだら今度は昼間の電気料金が契約前より上がるというわけのわからない仕組みです。
 基本的に電力というのはピークが低ければ低いほどいいので、もっと夜間電力を振興するべきです。電力会社もわけのわからない料金設定なんかせず、どんどん押していけばいいのに全く。あと発送電分離も、自民はなかったことにするんじゃないかと警戒中です。今日は割と筆のノリがいいなぁ( ´ー`)

2013年1月15日火曜日

ジャンプを久々に読んで

 先日知り合いが、正月に日本から持って返ってきたからといってジャンプをくれました。私はジャンプを小学校高学年の頃から大学3回生の頃まで毎週購読していたのですが、北京留学から帰ってきてからは単独の作品をコミックスで読むことはあっても雑誌で読むことはほとんどありませんでした。
 それだけにえらく久しぶりに今回読んでみたのですが、まず真っ先に読もうと思った漫画は松井優征氏による「暗殺教室」でした。この人の以前の漫画の「魔人探偵脳噛ネウロ」を気に入ってて、なんか新連載を始めたということだったので気になっていたのですが、期待に違わず面白い作品だと思いました。ネウロの方もまた読みたいと思っているだけに、機会があったらコミックスを前漢買い集めてみたいと考えております。

 その次に読んだのはこちらは購読していた頃から連載していた「銀魂」です。はっきり言って昔と全く変わらない絵柄と展開でそれなりに楽しめたのですが、この漫画の最大の欠点である「一コマにおける膨大なセリフ量」がやや気になりました。ある意味この漫画の長所でもあるのですが雑誌ならともかくコミックスになると文字が小さくて非常に読みづらくなるきらいがあるにもかかわらず、どうも前よりひどくなっているような印象を受けます。この点を解消できたらもっとよくなると思うのですが。

 そのほかの連載作品はもはや全く知らない作者ばかりだったのですが、唯一面白いと思ったのは「烈!!!伊達先パイ」という漫画です。非常にベタなギャグ漫画ながらキャラクターの表情が豊かでなおかつ一話完結もののショートストーリーなので読みやすかったです。ぜひ応援したいと言いたいところなのですが掲載順が最後の方でネットでも、「打ち切り候補ナンバー1」とまで書かれており、どうも危うい立場のようです。

 あとこれは全体の感想ですが、どうも連載漫画がマガジンの作品っぽい漫画が多いような気がします。マガジンっぽいとは如何にと自分でも問いたくなるのですが、絵柄や構図、ストーリーなどが往年のマガジンを連想させる、具体的には細い線にスクリーントーンを多用しベタが少ない絵の漫画が多いように思え、さっきの「伊達先輩」のように太い線に濃い絵柄のジャンプらしい漫画が減っている気がします。考えてみればもう「ジョジョ」も連載してないんだし。
 逆にというか、今マガジンで一番勢いのある「進撃の巨人」という漫画は系統的には明らかにジャンプ系列に属すんじゃないかと前から考えてます。お互いに前ほど雑誌のカラーにこだわらなくなっているからこんな風になっているのかなというのが、今日の私の意見です。意見も何もという気もするが。

2013年1月13日日曜日

平成史考察~ノストラダムスの予言(1999年)

 昨日もブログ休んでおきながら今日もあまりテンション上がらない、というか午後2~5時の間に昼寝したせいで肩とか痛いので、ささっとかけるノストラダムスを仕上げて今晩またゆっくり寝ようかと思います。それにしても我ながら眠り過ぎ。

 中国では昨年、12/22あたりがマヤの暦が終わるやらなんやらで世界で終末の日になるというデマが流れましたが、この手の話で日本で最も大きかったのは1999年7月に世界が滅亡するというノストラダムスの予言でしょう。もっともこの噂が最も流れたのは日本の高度経済成長期絶頂期の1970年代ごろだと言うので、先ほどのマヤの暦といい終末論というのは景気のいい時代に流れるものなのかもしれません。

 では1999年7月の日本の状況はどうだったのか。はっきり言ってノストラダムスの名前自体もそれ以前と比べてあまり大きく取り扱われることなく、「予言?そんなのあったね」というような雰囲気だったと思います。唯一盛り上がっていたのは伊集院光氏をして「マガジン史上最高のギャグ漫画」と言わしめた、オカルト内容を毎回強引な解釈で「つまり、人類は滅亡する」という結論に持ってきていた「MMR マガジンミステリー調査班」が最後の追い上げというか悪あがきを見せただけでした。今でも覚えているのは当時の朝日新聞に、実際に1999年の7月を目前に控えたけれどもサブカルチャー業界では盛り上がっておらず、ゲームでもドリームキャストで「JULY」というゲームが出ただけだと書かれていました。その「JULY」というゲームはやったことないのですが今回の記事を書くに当たってAmazonのレビューを見てみると、こんなのが書かれてありました。

“「1999年7の月、空から恐怖の大王が降りてくるのじゃ~」というノストラダムスの大予言は今ではすっかり風化してしまいましたが、その予言への恐怖がこんなゲームを生んだのかもしれません。内容は濃いキャラクターが繰り広げるサスペンス・ホラー・アドベンチャー。
 システムに斬新な点は見られないし、選択肢総当り作戦でクリアできるので、結論としてチープなソフトなのですが、個人的に、物語後半に登場するクリーチャーが「こんな姿で生き続けるのには疲れた。もう十分生きたから殺してくれ…」という台詞に、モテない街道まっしぐらの自分自身がオーバーラップして思わず涙してしまいました。
 ドリキャスで何かやり残したゲームはないかと探している濃いキャラクターが平気な御仁は是非。”

 まぁ読んでみて、やってみようとは思えないレビューです。

 話はノストラダムスに戻りますが、先程のマヤの暦の所でも書いたようにこういう噂は景気のいい頃に流れやすい傾向があり、逆を言えば1999年にあまり盛り上がらなかったのは日本の景気が非常に悪く、気分的にも悪かったことが一つの原因ではないかとみています。当時は中高年の早期退職ことリストラという言葉が流行ってうちの親父も会社側の募集に応じようとしてましたし、若年層にとっては就職氷河期の真っただ中で、世の中を明るくさせるようなニュースが確かに少なかった気がします。
 じゃあ今はどうなのかって話ですが、上海で生活しているせいかもしれませんが今の方が1999年よりまだ日本のニュースは明るい気がします。さすがに一昨年の東日本大震災の時は自分も少しブルーを感じましたが、景気が悪いからって気分まで悪くなる必要性は本来ないはずです。お金がなくても気分だけは明るい状態を維持する、そういう姿勢こそが今の日本にとって大事なんじゃないかと思います。それにしても、ノストラダムス関係ないな最後のオチ。

2013年1月11日金曜日

中国地下鉄の恐怖

 昨日は「南方週末」という中国の新聞と現在怒っているその騒動について記事を書きましたが、仕事柄、毎日読む中国語の新聞の数は多いです。今度あたり各新聞のレビューをしてもいいのですが、数ある中で最も評価しているのは「毎日経済新聞」という新聞で、独自取材記事が多いこともさることながら解説がしっかりしているので、同じ話題を取り扱っていてもほかの新聞の記事は読まずにこちらを読むことが多いです。
 ただこの毎日経済新聞は会社が契約している新聞屋では取り扱っていないのでいつもネットで読むのですが、今日サイト上で見たら「荊楚網」というニュースサイトからの転電ではあるものの、えらく目を引き付けられる記事というか写真が載ってました。


 一目見て、「なにこれ怖ぇΣ(゚Д゚;)」と会社で声出しそうになりました。最初は心霊写真か何かかと思ったのですが、その後の解説を見るとどうやら地下鉄壁面に貼られている広告写真がちょうど車両ドアの窓にうまい具合に入り込んだだけの写真だったようで、別角度での写真も貼られておりました。


 右の写真の女性がこの広告のモデルらしく普通の立ち姿ならまだ綺麗な人だと思えるのですが、この地下鉄の広告は明らかに貼り方というか写真の撮り方を間違ってるでしょう。まだ自分はこの広告が貼られている地下鉄に乗り込んだことないですが、駅に停車するたびに一番最初の写真のように覗きこまれたら心臓に悪いです。


 写真ネタということでついでに、中国のオンラインショッピングサイト最大手のアリババグループを率いる馬雲(ジャック・マー)についても前から言いたかったことを書きます。この人は元英語教師という異色の経歴ながら成長著しい中国IT業界の中でも大御所的な人物で、日本で言えばソフトバンクの孫正義に当たるほどの大物です。そんな大物に対して一体何が言いたいのかというと、「この人、顔のパーツが真ん中に寄り過ぎじゃね?( ゚Д゚)」という素朴な疑問です。検証のため、正面向いた写真も貼っときます。


 明らかに寄ってるとしか言いようがありません。見方によっては宇宙人っぽくも見える。
 そのためほかの人は誰ひとり言ってませんが私だけ、「中国版顔面センター」、「中国の前田敦子」などと呼んでおり社内の業務時間中も、「顔面センターがまたなにか発表したようですよ」などとニュースが出る度に呼んでますがあまり浸透しておりません(´・ω・`)ガッカリ…