本題と関係ないですが上記記事について、なんでこんなことに朝日もいちいち目くじら立てるのか見てて呆れます。第一、こんなこと指摘する朝日の記者どもは自分の記事内容とかに「いいね」とか押してないのかってんだ。
なおここだけの話、自分がJBpressに書いた記事のYahoo配信記事のコメントとか見て、まともな批判ならともかく頓珍漢に記事内容を批判するコメント書く奴に対して何度も×マークをクリックしたくなりますが、さすがに筆者本人がやったらそれはまずいと思って我慢してます。同様に、〇マークについても一切クリックしていません。
話は本題に入りますがこの前の記事で私は、日本が自殺が大きな社会問題であるかのように仕立て上げようと厚生労働省が統計操作をしているということを指摘しました。私自身は自殺者は死にたがってるんだから素直に死なせてやれよと思うのですがそれはさておき、こうした自殺を過剰に煽り立てる世論操作は今に始まることではなく十年以上前からこういったことは盛んで、今日はそういった際に用いられる代表的フレーズを紹介します。
「日本は先進国の中で自殺が最も多い」
これなんかもっとも代表的なフレーズですが、結論から言えば間違いです。自分は十年以上も自殺統計見ていますが日本の自殺率がロシアを超えたことは一度もなく、厚生労働省の価値観ではロシアは先進国ではないようです。
なお最近だと韓国にも抜かれており、どうも抜かれたあたりからこのフレーズが使われる機会は減っていった気がしますが、今でもよく知らない人がそのまま引用しているのを見るので個人的になんとなく不満です。
「日本の若者の死因一位は自殺」
日本に限りません。病気することが少ない若者は、よっぽど治安が荒れてて殺人が多いところでなければ世界中どこでも死因の一位は自殺です。むしろこれは治安がいい、感染症が少ないということを意味するので「日本の若者の死因一位は自殺なんだよ。やったね!」と喜ぶべきフレーズでしょう。
「日本では若者の自殺が増えている」
これは事実で、少子化にもかかわらず自殺数、率ともに確か増えていたと思います。ただ、それでも自殺者の圧倒的多数は50台以上の高年齢層によって占められているのですが、政府の自殺対策はやたらと若者向けアピールが多く、なんとなくですが「若者に自殺されたらまずいけど高齢者はこのまま減っていってほしい」なんていう思惑があるのではないかと疑っちゃいます。
っていうかこういうこと平気で書くあたり自分って怖いな。
「日本は昔から切腹など自殺に対する意識や習慣が強く、自殺大国だ」
上位30位には入りますが上に上がいくらでもおり、自惚れるなと言いたいところです。第一、切腹の習慣がなかったロシアやリトアニアは常に上位をキープしているあたり、あんまこういった思想や習慣は関係ない気がします。自殺大国と名乗るからにはせめてトップテン入りしてから言うべきでしょう。
以上が主たるフレーズでいくらかは見たことがある人も多いのではないかと思います。なお厚生労働省が自殺率を引き上げて今後世界トップテン入りを目指すというのならいい方法があり、検死もっとしっかりすれば一気に跳ね上げられる可能性があります。というのも日本は異常死に対して検死医が不足していることもあってほとんど検死を行っておらず、相当件数の自殺が病死として片づけられているという現状をよく耳にするからです。
逆に検死によって自殺件数が減る要素もあり、いわゆる「エクストリーム自殺」に分類されるケースがそれで、誰がどう見たって他殺にしかみえない案件が警察が捜査に乗り気でない、っていうかサボる目的で無理やり事故死に分類されることもあります。それだけに日本の世界自殺トップテン入りはまだまだ遠そうです。
なおこの記事は敢えてふざけた文体で書いています。自殺に関しては深刻にとらえて社会問題と認知すればするほど増えていくという傾向があり、変に自殺対策とかで真剣に議論するよりかは、「どうやったら自殺が増えるのか?」という逆の観点から少しふざけて議論した方が減少に効果があると個人的に考えるからです。